自己PRで”オタクな部分”を語るべし!なぜ今の時代”オタク”が評価されるのか
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最終更新日:2024年05月17日
「宇宙戦艦ヤマト」などの人気作品の誕生によりアニメブームが巻き起こり、1960年代からオタクというワードが浸透し始めました。
近年では「鉄道オタク」「アイドルオタク」「漫画オタク」など、様々なオタクが存在します。
そこで本記事では一般的にオタクと言われる人たちのエピソードは、就活に強いのかについて解説していきたいと思います。
オタクとは
世間では「オタク」という言葉が浸透していますが、実際オタクとは何なのでしょうか。
実はオタクの定義は人によって解釈が違うので、未だに確立していません。しかし辞書的には以下のように説明されています。
ある趣味・事物には深い関心をもつが、他分野の知識や社会性に欠けている人物
引用:ウィキペディア
つまりオタクとは表現を言い換えると、"一つのことを突き詰める能力が優れている人材"だと言うことができます。
例えば、アニメファンの中でも特に知識が深かったりフィギュアやグッズをたくさん持っている人を「アニメオタク(アニオタ)」と呼びます。
オタクと言うとあまり良い響きではないかもしれませんが、実は就活市場においてオタクは今や評価される人材になってきています。
では、なぜオタクが評価される時代になってきているのか、解説します。
オタクが評価される理由
日本経団連が発表した「2018年度 新卒採用に関するアンケート調査結果」では企業が選考で重視した点は16年連続で「コミュニケーション能力」が1位でした。
このことからコミュニケーション能力は常に必須とされていることがわかります。
しかし企業の考え方も年々変わってきており、林修の「林先生が驚く初耳学!」では超有名企業の採用担当者が「今はシュッとした優等生よりも、オタク気質を持った学生を採用する」と名言していました。
なぜかというと広く浅くより、狭く深くが評価される時代に変化しつつあるからです。
例えば、以下は狭く深くの経験の例になります。
面接官はこの文章を読んで、この就活生に対して良い印象を受けるはずです。
なぜなら月に20冊もの本を読んでいるということから、仕事においても何かわからないことに遭遇した際に自分から本を読み、改善しようと試みてくれるだろうと予想することができるからです。
仕事をしていくとわからないことは必ず出てきます。そういった時にわからないことをそのままにせず、自分から行動してくれる人材は企業にとって必要となります。
そのため、このような読書好きをアピールできている文章は評価されると言うことができます。
今までは浅くても幅広い情報や知識を得ている方が良いとされていましたが、インターネットなどの進化に伴い、浅い情報や知識しかない人はインターネットが簡単に代替できる人材にしかなれなくなってしまいました。
インターネットが代わりを務められる人材をあえて欲しがる企業なんてありません。
オタクは一つのことに対してとことん深く追求することができるため、企業にとって必要な人材となる可能性を秘めています。
こういった時代の変化によって、就活にオタクが評価されやすくなっていると言うことができます。
オタクエピソードが評価されたES
上記で述べたようにオタクは評価されやすくなっていると言われていますが、どのようなエピソードが実際に評価されているのか気になりますよね。
今回は「一つのことを突き詰めることができる」という軸に焦点を当てて、大手企業で実際に評価されたESを紹介していきたいと思います。
本選考ES:NHK(ヒッチハイク・サーフィンオタク)
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本選考ES:三菱商事(スキー・将棋オタク)
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最後に
本記事では「一つのことを突き詰めることができる人材」という観点でオタクは就活に有利なのかについて解説してきました。
企業側の求める人材像の変化に伴い、オタクエピソードでも就活に十分役立てることがわかります。
本記事で最も大切なことは「突き詰めた経験」を語るということです。
部活やアルバイトなどでアピールできる強みがないという人は趣味の延長線上でも良いので、何か突き詰めた経験がないか振り返ってみてください。