関関同立から外資コンサルを受ける際の3つの関門と対処法

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最終更新日:2023年10月26日

関関同立から外資コンサルを受ける際の3つの関門と対処法

はじめまして。16卒の外資コンサル内定者です。

今回は、私大文系学部生が外資コンサルを受ける際にぶつかる3つの関門とその対処法についてご紹介したいと思います。

本選考とインターンの締め切り情報

ロジカルシンキングで戦わない

ESとテストを通過すると次はグループディスカッション。私の時は、学生6人に対し社員1人がつき45分間でケース課題をプレゼンするというものでした。

すでに6人のうち半数以上が旧帝理系博士、学士も旧帝だけという状態。ここで私は、あえて前半部分に発生する定義設定のロジカルの戦いを捨て、後半部分の施策の検討で戦うことにしました。

理由は単純で、理系院生が多い以上ファクトベースの話をもとにした論理性のみの戦いになると、圧倒的に文系学士には不利だと感じたからです。

新たな視点や考え方を提供し続けることに注力することで、叩き台を提供する役割を担うことができます。自分の発言に論理性さえ担保しておけば、他の部分をアピールしても問題ないので、自分の得意な分野で勝負しよう。

課題を自分ゴト化しよう

次は外資コンサル名物の「ケース面接」。ここが最大の難関、と思われがちですが実はそうではありません。

絶対に抑えておかなければならないのはプラン至るまでの論理性。しかし裏を返せば、論理性の評価だけでは院生と戦えないため、自分の得意分野をしっかり意識したプランにする必要があります。

ここでは、実際に出題された問題を例に考えます。

問題
「昨年、小売業大手が一般向けに学童保育サービスへ開始した。そこで、さらに他業界が学童保育へ参入する場合どこが良いか具体的に述べ、そのメリットとシナジーについて答えよ。」

アプローチ方法はいくつかありますが、私は地元の商店街をフィールドに活動していたので、先に提供場所を商店街に決定しました。これで実店舗型のビジネスになったので、ある程度考えやすくなりました。

次に実店舗型ビジネスへの展開を求めている企業を考え、当時ダイレクトメールでのビジネスから脱却を図ると宣言していたベネッセの教材を利用し、商店街の客足が減る夕方に子どもを商店街のスペースで受け入れるプランで大枠を決定しました。

実際はここから緻密にロジックツリーを作ったのですが、ここで大切なことは、宙に浮かんでいる一見難解なケース課題をわかりやすく「自分ゴト化」したことです。

問題をすぐに自分のフィールドである商店街に置き換えたことで、非常にわかりやすく考えることができました。また、自分のフィールドで生まれたものは独自性のあるアイデアであることが多く、論理性以外で勝負することができます。

会話の瞬発力を磨く

最終関門は役員面接。おそらくすべての選考の中で最も時間が短く、最も運要素が強い選考だと思います。

最初に確認されることは、「ファーストキャリアに外資コンサルを選ぶ理由」です。ここは前もって準備することができるので、どの角度から聞かれても対応できるレベルまで詰めておくと安心です。

消去法で志望動機を作り上げると論理的に説明できるのでオススメです。

さて、なぜここが最も難関なのか。それは志望動機以外の雑談で選考のほとんどの時間が費やされるからです。

内定後に選考基準を聞いたところ、「会話の切り返し」、いわゆる「瞬発力」を見ており、質問に対して間を置いて返答した場合評価が下がりやすいとまで言っていました。

こう書くと「質問次第で、運じゃないか!」と思われそうですが、瞬発力が必要になる切り返しは、ほとんど「働くイメージができているか」という部分に関わります。実際に評価された切り返しを例にご説明します。

例1
役員「仕事で一徹二徹するけど大丈夫?」
自分「一徹二徹で解決するなら喜んでします。」
例2
役員「失敗したときに折れちゃいそうだね。そういう時どうするの?」
自分「助けてくださらないんですか?ひたむきに頑張っている人は、助けてもらえる世界だと思っています。」

言葉はその時々で適切なものをチョイスすれば問題ないですが、発言の内容は根本的にコンサルという仕事をどう捉えているかが如実に現れます。

なぜ外資なのか、なぜコンサルなのか、コンサルの仕事のイメージはできているのか。前始末をしっかりしていればある程度対応できますので、恐れずに自信をもって挑んでください。

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【22卒締切速報】3月中旬(3/12~20)に本選考のエントリー締切を迎える大手企業一覧|計50社の情報を掲載 【22卒締切速報】3月中旬(3/12~20)に本選考のエントリー締切を迎える大手企業一覧|計50社の情報を掲載 本記事では「3月中旬(3/12~20)に本選考のエントリー締切を迎える大手企業」を掲載しています。「3月下旬(3/21~31)・4月に本選考のエントリー締切を迎える大手企業」を確認したい方は以下からご確認ください。2021年も3月に入り、各社の本選考情報が出揃いました。22卒は例年にも増して各社のエントリー締切日が早いと言われているため、志望企業の締切日を的確に把握し、しっかりとスケジューリングをする必要があります。そこで本記事では、これから就活が本格化していく22卒の皆さんに向け、"3月中旬(3/12~3/20)にエントリー締切を迎える大手企業"をギュッとまとめました。締切順に約50社の情報を掲載し、本記事からそのままエントリーページに遷移することも可能となっていますので、スケジュール管理にお役立ていただければと思います。注意点情報の精度には最大限注意していますが、本記事の掲載情報には誤りがある可能性があります。新型コロナウイルス等の影響で選考内容に変更があるかもしれないため、本記事の掲載情報だけでなく、必ず"各社から発表されている一次情報"を確認していただくようお願い致します。3月に本選考のエントリー締切を迎える企業※締切日順に掲載3/12(金)締切の企業日本生命NTT東日本(東日本電信電話)あいおいニッセイ同和損害保険3/13(土)締切の企業AGC※技術系3/14(日)締切の企業農林中央金庫信金中央金庫JFEスチールJR東海(東海旅客鉄道)AGC※事務系ダイキン工業北陸電力DMG森精機ユニ・チャーム※ペットフード商品開発職コース三井化学Strategy&(PwCコンサルティング合同会社)3/15(月)締切の企業シグマクシスジョンソン・エンド・ジョンソン協和キリン読売新聞東京本社横浜銀行三井不動産住友不動産第一生命島津製作所住友化学※事務系長瀬産業3/16(火)締切の企業オリエンタルランド味の素日本郵船東映3/17(水)締切の企業アサヒビール竹中工務店武田薬品工業※総合職JR東日本(東日本旅客鉄道)3/18(木)締切の企業ロッテ三菱UFJモルガン・スタンレー証券東レ※事務系NTT都市開発野村不動産日本食研ホールディングス住友重機械工業住友化学※技術系東京ガスユニ・チャーム※パーソナルケア商品開発職コース、設備開発職コース3/19(金)締切の企業三菱UFJ銀行富士通SMBC日興証券東京海上日動火災保険武田薬品工業※開発職、生産技術職日本郵政グループオリックス東レ※技術系東宝東急エージェンシー川崎汽船中部電力JFE商事3月中旬(3/12~3/20)にエントリー締切を迎える大手企業一覧本記事のポイント以降の会員限定コンテンツでは、各社のエントリー締切日・募集職種に加え、"本記事からのマイページ登録・各社の企業研究ページへの遷移"が可能となっています。まだ会員登録をされていない方は会員登録をしていただき、本記事をより効果的に活用して下さい。日本生命◆エントリー締切(二次〆切)3/12(金)12:00◆募集職種総合職エリア総合職本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら日本生命の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちらNTT東日本(東日本電信電話)◆エントリー締切2021年3月12日(金)正午◆募集職種総合職(事務系/技術系)本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちらNTT東日本(東日本電信電話)の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちらあいおいニッセイ同和損害保険◆エントリー締切一次募集:2021年3月12日(金)13:00まで二次募集:2021年5月10日(月)13:00まで◆募集コースアクチュアリー・データサイエンスコース本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちらあいおいニッセイ同和損害保険の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちらAGC◆エントリー締切1回目受付締め切り:2021年3月13日(土)2回目受付締め切り:2021年3月22日(月)3回目受付締め切り:2021年4月30日(金)◆募集職種技術系本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちらAGCの企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら農林中央金庫◆エントリー締切(第2回締切)3/14(日)23:59◆募集職種全国転勤型:総合職(キャリアB)本店勤務型:特定職(キャリアD)本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら農林中央金庫の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら信金中央金庫◆エントリー締切3月14日(日)23:59◆募集職種総合職本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら信金中央金庫の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちらJFEスチール◆エントリー締切第1回締切:3月14日(日)第2回締切:4月4日(日)第3回締切:5月9日(日)◆募集職種事務系技術系本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちらJFEスチールの企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちらJR東海(東海旅客鉄道)◆エントリー締切3月14日(日)◆募集職種総合職事務系統本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちらJR東海(東海旅客鉄道)の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちらAGC◆エントリー締切1回目受付締め切り:2021年3月14日(日)2回目受付締め切り:2021年3月22日(月)3回目受付締め切り:2021年4月30日(金)◆募集職種事務系本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちらAGCの企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちらダイキン工業◆エントリー締切3月14日(日)◆募集鞘腫技術系事務系本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちらダイキン工業の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら北陸電力◆エントリー締切一次締切:3月1日(月)~3月14日(日)二次締切:3月15日(月)~4月14日(水)◆募集職種事務職技術職本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら北陸電力の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちらDMG森精機◆エントリー締切(第4回締切)2021年3月14日(日)23:59本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちらDMG森精機の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちらユニ・チャーム◆エントリー締切2021年3月14日(日)23:59◆募集職種ペットフード商品開発職コース(理系の方のみ)本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちらユニ・チャームの企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら三井化学◆エントリー締切1次締切:3月14日(日)23:592次締切:3月30日(火)23:59◆募集職種事務系本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら三井化学の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちらStrategy&(PwCコンサルティング合同会社)◆エントリー締切2021年3月14日(日)23:59本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちらStrategy&(PwCコンサルティング合同会社)の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちらシグマクシス◆エントリー締切2021年3月15日(月)AM9:00本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちらシグマクシスの企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちらジョンソン・エンド・ジョンソン◆エントリー締切2021年3月15日(月)11:00本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちらジョンソン・エンド・ジョンソンの企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら協和キリン◆エントリー締切2021年3月15日(月)正午12:00◆募集職種コーポレートスタッフ職(人事)本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら協和キリンの企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら読売新聞東京本社◆エントリー締切3月15日(月)正午◆募集職種メディアエンジニア(技術総合職)本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら読売新聞東京本社の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら横浜銀行◆エントリー締切1次締切:2021年3月15日(月)17:002次締切:2021年4月12日(月)17:00◆募集職種総合職本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら横浜銀行の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら三井不動産◆エントリー締切第2回締切:2021年3月15日(月)18:00最終締切:2021年3月31日(水)18:00◆募集職種総合職本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら三井不動産の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら住友不動産◆エントリー締切第二次受付期間:3/15(月)20:00第三次受付期間:3/25(木)20:00本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら住友不動産の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら第一生命◆エントリー締切3月15日(月)23:59◆募集職種基幹総合職(R型/G型)スペシャリティコース→アクチュアリー→クオンツ・データサイエンティスト)本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら第一生命の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら島津製作所◆エントリー締切3月15日(月)23:59◆募集職種事務系本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら島津製作所の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら住友化学◆エントリー締切3月15日(月)23:59◆募集職種クリエイティブスタッフ(総合職)※事務系本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら住友化学の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら長瀬産業◆エントリー締切3月15日(月)23:59◆募集職種総合職本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら長瀬産業の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちらオリエンタルランド◆エントリー締切2021年3月1日(月)~3月16日(火)午前10:00◆募集職種専門職(技術)本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちらオリエンタルランドの企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら味の素◆エントリー締切2021年3月16日(火)正午◆募集職種Research&Development、ProductionSales&MarketingCorporate(DX)Corporate(財務・経理/法務・知財/人事・コミュニケーション)本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら味の素の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら日本郵船◆エントリー締切2021年3月16日(火)23:59◆募集職種事務系技術系本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら日本郵船の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら東映◆エントリー締切3月16日(火)◆募集職種総合職本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら東映の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちらアサヒビール◆エントリー締切3月17日(水)AM11時◆募集職種事務系(通常選考/NO.1選考)本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちらアサヒビールの企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら竹中工務店◆エントリー締切3月17日(水)12:00◆募集職種事務系総合職本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら竹中工務店の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら武田薬品工業◆エントリー締切2021年3月17日(水)12:00(正午)◆募集職種総合職本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら武田薬品工業の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちらJR東日本(東日本旅客鉄道)◆エントリー締切第1回締切:2021年3月17日第2回締切:2021年4月12日第3回締切:2021年5月10日◆募集職種総合職エリア職本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちらJR東日本(東日本旅客鉄道)の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちらロッテ◆エントリー締切【第一回】営業系・管理系:3月18日(木)正午【第二回】※若干名募集全職種:5月28日(金)正午【第三回】※若干名募集全職種:8月18日(水)正午◆募集職種営業系管理系本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちらロッテの企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら三菱UFJモルガン・スタンレー証券◆エントリー締切1次締切:3/18(木)13:002次締切:4/16(金)13:00◆募集職種総合職(リサーチコース)本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら三菱UFJモルガン・スタンレー証券の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら東レ◆エントリー締切3月18日(木)13:00◆募集職種事務系本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら東レの企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちらNTT都市開発◆エントリー締切(第1クール)3月18日(木)17:00◆募集職種総合職本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちらNTT都市開発の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら野村不動産◆エントリー締切(二次締切)3月18日(木)18:00◆募集職種総合職(全域型勤務)総合職(地域型勤務)本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら野村不動産の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら日本食研ホールディングス◆エントリー締切2021年3月18日(木)23:59◆募集職種営業職デザイナー職本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら日本食研ホールディングスの企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら住友重機械工業◆エントリー締切(第2ターン)3月1日~3月18日◆募集職種事務系本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら住友重機械工業の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら住友化学◆エントリー締切3月18日(木)23:59◆募集職種プロフェッショナルスタッフ(総合職)※技術系本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら住友化学の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら東京ガス◆エントリー締切一次〆切:3月18日(木)23:59最終〆切:4月12日(月)23:59◆募集職種文系職本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら東京ガスの企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちらユニ・チャーム◆エントリー締切2021年3月18日(木)23:59◆募集コースパーソナルケア商品開発職コース(文理問わず)設備開発職コース(理系の方のみ)本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちらユニ・チャームの企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら三菱UFJ銀行◆エントリー締切3月19日(金)午前9:00◆募集職種(総合職)1.オープン2.グローバル3.ファイナンシャル・テクノロジー(FT)4.戦略財務会計5.システム・デジタル6.ウェルスマネジメント本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら三菱UFJ銀行の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら富士通◆エントリー締切第二回:3月19日(金)お昼12:00第三回以降:4月以降は毎月21日お昼12:00◆募集職種(自由応募)ビジネスプロデューサーソリューション&サービスエンジニアソフトウェア開発ハードウェア開発コーポレート(サプライチェーンマネジメント、購買、知的財産、経理、総務・人事)本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら富士通の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちらSMBC日興証券◆エントリー締切3月19日(金)12:00(正午)◆募集職種事務コース本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら◆募集職種(総合コース:部門別採用)グローバル・マーケッツ部門クオンツ部門システム部門コーポレート部門本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら◆募集職種(総合コース:オープン採用)全国型(転居を伴う異動あり)地域型(転居を伴う異動なし)本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちらSMBC日興証券の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら東京海上日動火災保険◆エントリー締切3月19日(金)正午12:00◆募集職種総合職SPECグローバルコース(アクチュアリー・金融工学)本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら東京海上日動火災保険の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら武田薬品工業◆エントリー締切3/19(金)12:00(正午)◆エントリー締切開発職生産技術職本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら武田薬品工業の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら日本郵政グループ◆エントリー締切第1回締切:3月19日(金)正午第2回締切:4月9日(金)正午第3回締切:5月7日(金)正午◆募集職種総合職本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら日本郵政グループの企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちらオリックス◆エントリー締切3月19日(金)12:00◆募集職種総合職本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちらオリックスの企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら東レ◆エントリー締切3月19日(金)13:00◆募集職種技術系本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら東レの企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら東宝◆エントリー締切3月19日(金)15:00本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら東宝の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら東急エージェンシー◆エントリー締切3月19日(金)17:00◆募集職種ビジネスイノベーションデータスペシャリスト本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら東急エージェンシーの企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら川崎汽船◆エントリー締切3/1917:00◆募集職種陸上総合職本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら川崎汽船の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら中部電力◆エントリー締切3月19日(金)23:59◆募集職種事務職本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちら中部電力の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちらJFE商事◆エントリー締切3月19日(金)23:59◆募集職種総合職本選考へのエントリー/エントリーの詳細はこちらJFE商事の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちらまとめ本記事では、"3月中旬(3/12~3/20)にエントリー締切を迎える大手企業"を締切日順にまとめました。本記事では「3月中旬(3/12~20)に本選考のエントリー締切を迎える大手企業」を掲載しています。「3月下旬(3/21~31)・4月に本選考のエントリー締切を迎える大手企業」を確認したい方は以下からご確認ください。本記事を参考に志望企業のエントリー締切日を管理し、「効率的なエントリー・自身の就活スケジュール設計」に役立てていただければと思います。→unistyleオリジナルの「本選考エントリー企業管理シート」になります。Excel版とスプレッドシート版がありますので、ご自身の用途に応じてそれぞれ活用していただき、エントリー管理に役立ててもらえればと思います。また、unistyleでは業界別にLINEオープンチャットグループを運営しています。匿名で様々な就活生と情報交換をすることができるという便利な機能になりますので、"最新の選考状況や選考結果連絡の有無等をリアルタイムで確認したい"という方は、ぜひご活用ください。→unistyleでは、22卒就活生向けに計30個グループのグループを運営し、9万人を超える就活生にご参加いただいています(3/10時点での数値)。上記記事に各グループの参加用URLを掲載していますので、興味のある方は記事からご参加ください。本記事は3月中旬の締切情報を掲載していますが、今後も各月ごとに締切情報を公開していく予定です。まだ会員登録を済ませていないという方は、以下から早めに会員登録をしていただき、本サイトを有効的に役立ててもらえればと思います。 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就活はゼミ選びから始まっている?ゼミというコミュニティーはどこまで就職活動結果を左右するか 就活はゼミ選びから始まっている?ゼミというコミュニティーはどこまで就職活動結果を左右するか 「ゼミに入っていないと就活で詰む」「〇〇ゼミに入れば就活は楽勝」「〇〇ゼミは教授のコネで〜〜に就職できるらしい」「〇〇ゼミは就活のコスパがいい/悪い」こんにちは、18卒就活生です。"2018年"が始まってしばらく経ちました。"18卒"という言葉は就活用語としてもはや他人事のように使っていたのですが、迫り来る卒業の二文字がようやく現実味を帯びてきたという感じで残りの学生生活を過ごしています。さて、年が明けて19卒の皆さんは、3月の本選考解禁に向けて、そろそろ身の引き締まる思いでいる時期かも知れません。一方で、20卒の皆さんの多くは大学・学部によっては入ゼミ試験が近づいてきたという方も多いのではないでしょうか。このゼミ選びは、就職活動と紐付けてあれこれ意見が出されることが多い気がしています。中でもよくあるのが以下のような冒頭のような噂だと思います。代表的なのは、慶應義塾大学法学部の小林良彰ゼミが挙げられるでしょう。同ゼミはゼミ員の内定先についてネット上の掲示板等でも話題にされ、OB・OGが有名企業ばかりに就職していることが有名なところだと思います。参考:慶應義塾大学法学部小林良彰ゼミOBOG本来学術的な専門性を高めるために所属するゼミ・研究会。しかしその入る目的は、「単位のため」「就職活動のため」など人それぞれだと思います。では、「就職活動のためのゼミ選び」という姿勢についてはどこまで妥当なものと言えるのでしょうか。以上を踏まえ、今回は「ゼミと就職活動」をテーマに、就職活動における所属コミュニティーの影響と両者の関連性について考察していきたいと思います。人気ゼミと不人気ゼミの内定実績まずは「優秀ゼミは就職活動の結果も優秀なのか?」という点について考えます。ここでは、ゼミの「優秀」と就職先の「優秀」を以下のように定義します。「優秀」なゼミ...学部内で比較して入るのが難しいゼミ。入ゼミ試験の倍率が高い。「優秀」就職先...就活生にとって一般に入るのが難しい就職先。入社難易度が高い。もちろん、「優秀ゼミならゼミ生活も充実」「優秀就職先なら今後の人生も幸せ」かどうかという議論はまた別の話であり、本記事ではあくまで難易度にフォーカスしているという点はご理解ください。ここでは、筆者が所属する大学・学部の友人8名に協力を依頼し、筆者のゼミも含め計9ゼミの17卒の就職先のデータを集めました。なお、筆者の大学はいわゆる上位校と呼ばれる大学で、学歴フィルターで落とされる可能性はまずないレベルと考えていいと思います。【用いるデータ】・入社難易度:「2017卒用文系就職偏差値ランキング」を参考にする。・入ゼミ難易度:各ゼミの2015年度入ゼミ試験(=2016年4月入ゼミ)の倍率を参考にする。(平均値は1.36)(「就職偏差値」はあくまで目安に過ぎませんので参考程度と考えていただければと思います)※就職偏差値のリストにない企業はカウントしない。以上のデータを基に、入ゼミ倍率と就職偏差値の平均値の相関を求めました。※縦軸:就職偏差値横軸:入ゼミ倍率当然完璧にとまではいきませんでしたが、入ゼミの難易度と就職先の「優秀さ」に関しては何となく相関があるような気もします。参考までにこのデータの相関係数は約0.482ということで、ある程度の相関は確認できると言えるでしょう。もちろんこの数値は完全に信頼できるものではなく、・サンプリングサイズが9と少ないため信頼性(Reliability)の面で疑問が残る。・就職偏差値に記載されている企業はあくまで限定的であり、最小値も55と大きい。・あくまで単年データであり、たまたまこの代が就職活動がうまくいった/いかないという可能性を考慮していない。といった統計上の問題が存在します。あくまで目安としてこんなデータもあるんだなぐらいに軽く捉えていただければと思います。また、上位大学の場合はある程度学生の学問に対する意識も高い(はず)ですが、大学によっては学生のレベルが高いゼミが人気である傾向が薄れる可能性もあり、大学・学部によって分析結果は異なると思います。入ゼミ活動と入社活動の共通点これだけ就職活動とゼミが関連付けられることが多いのは、何もコミュニティーの質に限った話のためだけではないと考えます。ゼミに入るその前の過程の段階から、就職活動といくつか共通点があるとも言えるでしょう。なお、見出しにはゴロ合わせで「入社」と示しましたが、厳密には「就社」になります(日本の採用は「こういった仕事をする」ではなく「この企業に就職する」という意識即面が強いため「就職」ではなく「就社」活動と呼ばれることがあります)。ゼミ試験と採用試験は選考フローが近いことが多いもちろんゼミや大学によって異なりますが、入ゼミ試験のフローは就職活動と近しいことが多いと思います。課題レポートに関しては採用試験ではあまり課せれませんが、ES・面接・GDあたりは両者で共通して頻出のフローになります。ゼミ試験と採用試験共に早くからの接触で有利に進められる「接触回数」も両者の共通点を語るうえでポイントになります。接触対象は、ゼミ試験であれば先輩のゼミ員や教授。採用試験でしたら人事やそこで働く社員が挙げられるでしょう。ゼミ試験当日や採用活動解禁まで何も準備や動き出しをしていなかった学生よりは、早くからオープンゼミやインターンなどに参加し、多くの接触と持った学生の方が選考でも有利になることは明らかでしょう。ゼミ試験の場合は知り合いの先輩がいたから即内定ということもありますが、採用試験で"コネ"はそうそう機能するわけではありません。そのため程度の違いこそありますが、「足を運んで自ら情報を掴む」姿勢は両者に共通して重要だと言えます。入ゼミ活動と入社活動の相違点このような共通点もある一方で、入ゼミ偏差値と就職偏差値が完璧に正の相関があるという状況にはなり得ません。完全に一致しない以上、両者には共通点もあれば相違点も存在します。学業がどこまで評価されるかゼミに入ってから行うのは研究活動、企業に入ってから行うのは事業活動です。「」でも述べた通り、学業とは典型的なインプットの取組みである一方、会社に入って求められるのはアウトプットの能力です(もちろん共同論文執筆などでゼミ活動中にアウトプットの要素が発生することは大いにあり得ます)。学業成績についてはこれまで在学中に真面目に学業に取り組んだ証として入ゼミ試験で評価されることは多いでしょうが、採用試験では上記理由によりそれ単体で評価されるケースは少ないと考えています。選考相手が違う当たり前ですが、入ゼミ試験はゼミに入るための試験で、採用試験は企業に入るための試験です。選考相手は、前者がゼミ生か教授、後者が人事か面接官の社員になります。これまでクラスやサークルといった内輪の環境でちやほやされて過ごしていた学生が、いざ面接を始めとした改まった環境に置かれると全く自分を表現できないというのはよくある話です。それが同じ大学に通う学生・教授と、社会経験を積んだ大人では程度が大きく異なると考えます。まず、自分はそこそこできるという驕りを捨てること。これが重要だと思います。参考:選考基準が違う「」でも述べたように、営利組織である企業が欲しい人材とは会社の利益に貢献できる人材です。一方、ゼミはあくまで営利を目的としない学術集団であるため、「ゼミの利益に貢献できるか」という指標からはやや外れるでしょう。そもそも何を「利益」と考えるかはゼミによって異なります。「仲間とうまくやれる組織にマッチした人材か」という点では両者に共通点はありますが、やはり賃金という対価を払う/払わないで採用スタンスに相違が発生するのは自然な成り行きだと言えるでしょう。教授の"コネ"入社って存在する?「〇〇ゼミに行けば就活にも有利だ」の風潮として、「教授の力(≒人脈)によりどこかの企業にコネ入社できるのでは?」という考え方があると思います。結論、このような教授の力が働くことはゼミによってはゼロではありません。事実私の大学では、あるゼミで某政府系金融の内定者が毎年ゼミ員から必ず1名ずつ(しかもそこはその教授の出身企業)というゼミも存在します。しかし、入ゼミ試験のコネと比べれば教授からのそれなんてものは遭遇可能性はかなり低く、理系研究室の推薦と比べても同様のことが言えます。また、そういった事例があるゼミに入ったとしても教授からのお墨付きをもらえるとも限らないため、教授のコネ狙いのゼミ選びは避けた方が無難でしょう。なぜ優秀ゼミは就活結果も優秀な傾向にあるのか内定実績で示したデータはあくまで筆者の大学におけるサンプリングサイズ9の情報ですが、多くの学生は、人気が高いゼミが何となく就職活動も強い傾向について何となくでも感じていると思われます。ここでは以下の優秀ゼミあるあるに沿った形で、その理由について両者を比較しながら推測していきます。【優秀ゼミあるある】・活動日数が多い。活動時間外で集まることも多い・ゼミ内でディスカッションを多く実施・〇〇学会といった外部コンテスト・及びインゼミに積極的に参加・「私たちは、勉強も遊びも全力です!」みたいな方針のところが多い※インゼミ...「インターゼミナール」の略。複数のゼミ同士が合同でゼミ活動を行うこと優秀ゼミが就活でも強い理由1:難関のゼミ試験フローを突破してきた強者が集まるため先述した通り入ゼミ試験と採用試験は選考フローが近しいことが多く、近いフローを突破した人材ならば、就職活動でもES・GD・面接といった選考通過率が高い傾向も推測できるでしょう。人気が高いゼミはこういった複数の選考を通してしっかりと後輩を選別しようという傾向も強く、就職活動のフローでも実力を発揮する人は相対的に多くなると考えます。優秀ゼミが就活でも強い理由2:ゼミ試験だけでなくゼミ活動も選考フローに近いため優秀ゼミの特徴として、とにかくディスカッション系のコンテンツに多く取り組んでいる傾向がある気がします。ディベートのような典型的な形式だけでなく、例えば輪読のようなインプット要素が強いものでもゼミ員同士で議論を交わす機会が多いです。また、インゼミや外部コンテスト等でゼミ内の内輪に留まらない活動が多いのも特徴として挙げられます。優秀な学生同士が集まったとしても、ただの内輪での馴れ合いになってしまうようでは効果は発揮されにくいと考えます。「就活ではコミュニケーション能力(コミュ力)が大切」と言われることも多いですが、就職活動で活かされるようなコミュニケーション能力は、やはり自分の慣れない環境で積極的にコミュニケーションを取っていくことで培われる面も多いと考えています。入ゼミ試験からにゼミ活動に至るまで就職活動に近しいことをこなす優秀ゼミでは、外部的に選考突破力を高める環境が備わっていると言うことができるでしょう。優秀ゼミが就活でも強い理由3:OBが充実かつプライドが高いため冒頭で述べた小林良彰ゼミのような先輩が人気企業にバンバン内定を獲得するゼミの場合、先輩たちに続いて自分たちも上位企業を目指そうという意識が働きます。[先輩が人気企業に行っている→自分たちもと就職活動への意識が高まる→同期同士でも情報共有をしつつ切磋琢磨する環境が備わる]というように、環境面での正のスパイラルが働いているとも考えられます。また、そもそもそういった人気企業に入った卒業生がいることで、OB訪問がしやすいなど体育会に近いようなメリットも発生します。また、「自分たちは優秀だ」という意識から人気ゼミでは就職活動でもプライドが高い学生が多く、就活偏差値が高い世間が「すごい」と言ってくれそうな企業を目指す学生の割合も高い気がしています。(その反面SNSでリア充アピールをして承認欲求を示しているようなゼミは優秀ゼミに多いような気も...)優秀ゼミが就活でも強い理由4:忙しい中での時間の使い方に長けている優秀ゼミでは一般にゼミの活動内容が充実(というかエグい)しているところが多く、学生生活のうち多くの時間をゼミに費やします。一方、そのようなゼミで忙しい学生に限って、サークルなど他のことを疎かにはせず、自分で時間を作りだしてうまくスケジュールをやりくりしているケースが多い印象があります。就職活動中にも、スケジュールを確保しつつ限られた時間内で行動量を増やすことは重要であり、優秀ゼミの学生の多くがそれができる素質を持っていることも一因だと思います。参考:優秀ゼミが就活でも強い理由5:努力ができる主体性を持った人材が育ちやすい個人的にはこれが最大の要因ではないかと考えています。就職活動では自身の過去の経験に基いて質問が投げかけられることが多いのですが、ゼミという一コミュニティーでの活動を意欲的に取組み、その環境で努力し(エグっ)ている人はそうでない人より魅力的に感じられるのは自然な捉え方だと思います。また、課題の多さや共同論文の執筆といった活動が目立つゼミでは、何らの形でゼミ全体として成果を残そうとしているところが多い印象があります。一人ひとりが自身の役割を明確にして、ゼミという組織に対してどう貢献できるかを考え、それに対して主体的に行動できる。この素質は仕事をしていくうえでも重要であるため、学生時代から組織のメンバーとしての役割を果たす経験をしてきた人は就職活動でも評価されやすいと考えています。また、人気ゼミの話からはやや逸れますが、"あえて"ゼミに入らない層も就職活動で強い傾向にあると考えています(勉強したくないからといった理由は別です)。実際多くの学生が「みんなが入るから」「就活での学業のネタ作り」程度の理由でゼミに入るという選択をしており、そのような何となくの選択よりも在学中に打ち込めるものがある人は評価が高まりやすいでしょう。では、倍率の高いゼミに振り込むべきなのか?このような話をしていると人気ゼミに入るインセンティブが働いているような気がするのですが、多くの大学・学部では全員が希望したゼミに入れるわけではないと思います。当然人気ゼミは入ゼミ倍率が高く、場合によっては一度・二度と落ちたらほとんど"いい"ゼミが残っていない、もしくはそもそもゼミに所属できない"ノンゼミ"状態になってしまうというところもあるでしょう。では、そのリスクを負ってまで倍率の高いゼミに振り込むべきなのか。もちろんそのゼミに対する思い入れも含め人それぞれといってしまえばそれまでですが、筆者は自信が無ければ高倍率のゼミは避けた方が無難というスタンスを取っています。人気ゼミを避けた方がいいケース1:ゼミ試験の"採用基準"の曖昧さ入ゼミ試験であれ採用試験であれ、受け入れる側は採用基準を設け入ゼミ/入社の可否を判断しています。もちろん企業の採用基準はそれぞれなわけですが、総合職に求められる素質はある程度共通しており、一社内定した人が次々と他社の内定を勝ち取っていくということが往々にしてあります。新卒採用担当の方の話を聞くと、外資系コンサルや外資系投資銀行の内定を持っているような優秀な学生が欲しいということをよく聞きます。このように他業界で評価された人材であれば優秀なはずとして、内定があることをさりげなく伝えると高く評価されることがあります。参考:一方、営利団体である企業とは異なり、目標やゼミとしての成功に対する考え方はそれぞれであることから、採用基準が満たせるかどうかはより運要素が強いと考えています。そもそも、「女子だったら全員合格」「〜〜団体に入っていればコネで絶対に入ゼミできる」といったように、就職活動ではまずあり得ない採用基準を設けているところも多いと思っています。対策してもどうしようもない要素が多いぶん根拠なしに高倍率のゼミに振り込むことはリスクが高い選択と言えるでしょう。参考:人気ゼミを避けた方がいいケース2:「どのゼミか」よりも「ゼミに入っているか」所属ゼミについては就職活動でエントリーシートでも書く欄があることは多いのですが、そのゼミ名自体で評価をしている企業はほぼないと言っていいと思います。先述した小林ゼミぐらい有名になれば何か有利に働くことはもしかしたらあるかもしれませんが、基本的にゼミ名が採用に直結するということはありません。それよりも、所属ゼミ欄が空欄だと面接でそこを突っ込まれることがあります。人気ゼミに入っているというプラスよりもゼミに所属していないというマイナスの方が大きかったりもします。もちろん、ゼミに所属していない理由を採用側が納得するよう説明できれば問題はありません(ゼミに所属していることがスタンダードだという捉え方にもやや問題がある気もしますが)。人気ゼミを避けた方がいいケース3:生存者バイアスに基づくアドバイス人気ゼミに所属する先輩から入ゼミについてアドバイスを求めると、「倍率なんか気にせず入りたいゼミを受けなければ後で絶対後悔するよ」といったように、高倍率でも気にせず受けることを勧める人の方が多いと思います。しかし、こういったアドバイスはあくまで入ゼミ試験を突破したもの、すなわち生存者バイアスに基づくアドバイスに過ぎないという事実は認識しておくべきでしょう。ゼミ員からすれば志願者を増やし自分が所属するゼミをより人気にしたいと考えるでしょうし、アドバイスされた人が仮にゼミ試験に落ちたとしても何か責任を問われるというわけではありません。「誰が」そのアドバイスを述べたのかを相手方の立場・意図に沿って把握することはゼミ試験に限らず就職活動でも重要です。アドバイスを鵜呑みにするのではなく、あくまで参考として自分の頭で考えるためにも、特にこの生存者バイアスについては認識しておくべきだと考えます。最後に所属するコミュニティーは就職活動結果に影響を与える面は多いのですが、先述の通り「このコミュニティーに所属していれば即内定」ということはほとんどなく、過度にそれを気にし過ぎることは無いと思っています。ゼミであれ企業であれ、「どこに行くか」以上に「そこでどう活躍していくか」という方が大事だったりもするため、結局は自分自身の行動次第でよりよい結果に導くことは可能です。本記事を皆さんのゼミ選びの考え方として役立てていただければと思います。なお、就職活動に不安があるという方には就職エージェントneoがおすすめです。アドバイザーからは、自分の就活の軸に合った企業選びを手伝ってもらえるだけでなく、その企業のエントリーシート・面接といった選考対策のサポートを受けることができます。少しでも興味のあるという方は、下記の画像をクリックしてサービスを利用してみてください。 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