【NTTデータ】選考フロー別対策|ES・Webテスト・面接まで
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最終更新日:2024年11月15日
本記事では、NTTデータ選考前の準備・選考中の心構え双方について、内定獲得に向けた戦略を提示します。
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【本記事の構成】
・NTTデータが掲げる、求める人物像
・NTTデータのビジネスモデル
・NTTデータにおいて求められる素養
・NTTデータの本選考フロー、採用数
・NTTデータの本選考エントリーシート対策
・NTTデータの本選考Webテスト対策
・NTTデータの本選考グループディスカッション・面接対策
・最後に
NTTデータが掲げる、求める人物像
SIerと言われてまず真っ先に思い浮かぶ必要なスキルは、システム開発における技術力が挙げられると思います。
ここでは新卒採用メッセージを参照し、求める人物像を探ります。
NTTデータでは、現在「Global IT Innovator」というビジョンを掲げ、国内はもとより世界規模での新たなる成長を目指しています。
更なる挑戦と飛躍に向けてNTTデータが求める人財とは「本質を見極める探究力」、「自ら踏み出す行動力」、「最後までやり抜く遂行力」を持った方です。そして何よりもあなたの「強い意志と情熱」がその力を発揮する原動力として不可欠です。
NTTデータは可能性とやりがいに満ち溢れた様々なフィールドを持っています。国境を意識せずに世界規模でのビジネスに携わる「グローバル」のフィールド。業務知識や専門技術を身に付け、高付加価値なシステム開発業務に従事する「テクニカル」のフィールド。そして、新しいマーケットの開拓や、自ら事業やサービスの立ち上げに従事する「事業創造」のフィールド。
ここでは「テクニカル」という言葉がいわゆる技術力に紐づく記述だと考えられます。
しかし、どうやら技術力さえあればそれでよいわけではないようです。
「グローバル」というワードを除けば、上記の2つの記述で採用メッセージの文言はある程度網羅されていると思います。
では次に、NTTデータが求める2つの素養について、ビジネスモデルをもとに具体化していきます。
NTTデータのビジネスモデル
ここでは収益源・扱う商材・サービスの提供方法、の3つの観点からNTTデータのビジネスモデルを説明していきます。
NTTデータの収入源、扱う商材
SIer=システムインテグレーターとは、SI=システムインテグレーションに接尾辞"er"をつけた造語です。
"integration"は直訳すると「統合」という意味であることから、まとめると「システムを統合する人」という意味を持つことになります。
技術やノウハウを統合し生み出されたシステムをクライアントに納入し、その対価を得ることがSIerの簡単なビジネスモデルになります。
システムはそれ単体を売るというよりは、PCや携帯電話といったハードウェア・通信プロバイダー等と統合された形で提供していくことになります。
「文系だけどモノづくりに携われる仕事」といった言葉をSIer業界の志望動機や社員の声でしばしば耳にしますが、厳密には有形財そのものではなく、それを支えるサービスを提供していく業界であることは認識しておくべきでしょう。
NTTデータの商材・サービスの提供方法
「NTT東日本の選考フロー別対策|ES・Webテスト・面接まで」でも述べた通り、NTTグループでは近年"BtoBtoX"と呼ばれるビジネスモデルを推進しています。
中でもNTTデータはエンドユーザーに価値提供をしていく間にあらゆる業界・分野を通して事業を展開していくことになります。
そのため、グループの中でも典型的なBtoBtoXを推進する企業と言うことができます。
また、システムをエンドユーザーに届ければそれでプロジェクトを完遂したということにはならず、仕様通りに不具合なく働くか検証・テストを行ったり、納入後の保守・運用まで一貫して顧客と向き合うことが求められます。
トータルソリューションと言われるとナビゲーション×ソリューションを掲げる野村総研の方が大々的に示しているような印象がありますが、全工程に一貫して携わるという点ではNTTデータにも同様のことが言えるでしょう。
「NTTデータ新卒採用サイト SI業界とは?」を参考にunistyle独自作成
上図を参照すればわかるように、エンドユーザーにサービスを届けるためにはグループ他社や情報サービス産業に携わる各プレイヤーと共に事業を遂行していく必要があります。
クライアントとなり得る業界・分野は非常に多岐に渡り、あらゆる角度から社会へ価値提供している点が特徴と言うことができます。
朝起きて電車に乗って企業の面接に向かう。
そんな典型的な就職活動の一コマにおいても、交通系電子マネーや地図アプリを始めとしたあらゆる局面でICTの力が活用されています。普段の学生生活においても、例えばアルバイトの勤怠管理や給与振り込みにおける銀行のATMなど、今やICTの力なしに我々の生活は成り立たないと言っても過言ではないでしょう。
ビジネスモデルに基づく仕事内容
企業によって名称は異なりますが、SIer業界の主たる働き方はシステムエンジニア(SE)職と営業職の2つです。
中でもNTTデータは新卒から職種別採用を行っていますが、多くの方がSE・営業コースでの採用になると考えられます。技術で課題解決を行うSIer業界では、自社のノウハウや技術力 が提案の幅に大きく影響するため、要件定義から検証・テストまで行う開発職のパフォーマンスが競争力の鍵を握ります。
もちろん、案件を創出する営業側のスキルも重要にはなりますので、質の高いトータルソリューションを実現するには関係者の力を結集して課題解決に取り組んでいくことが求められるでしょう。
NTTデータが求める素養
上記で説明したビジネスモデルと働き方に基づき、採用メッセージから抽出した2つの素養について解釈を加えます。
①顧客のニーズ・課題の本質を突き止め、解決に向けて最後まで任務を遂行する高い志・行動力
先述した通り、SIer業界では直接のクライアント自体が非常に多岐に渡っています。
一方、自社が開発したシステムは、直接のクライアントだけでなく最終的にエンドユーザーにまで影響を与えていくことになります。直接のやり取り相手以上に、その先にいるエンドユーザーの抱える課題やニーズを潜在化していくことが求められます。
そして、納期までにシステムを創り上げるだけでなく、その後のアフターフォローも含め、相手方に寄り添いつつ最後までやり切る姿勢が求められているのではないでしょうか。
②「事業創造」から成長を果たすうえで、新たなしくみを提案し実行に向けて周囲から協力を得る力
システムという「しくみ」を創り出すうえであらゆる事業に踏み込んでいくSIerのビジネスには、事業創造という言葉にも一定の意味を感じ取れます。メーカーのようにモノ自体を提供するのではなく、それを支えるシステムには時に相手方の要求以上のものを創り出す可能性が秘められていると考えられます。
それを実現するにはアイデアを捻り出すことだけでなく、企画→営業→開発→保守運用と続く複数の知見が異なる関係者から協力を得ることが必須になります。
特に同業の中でも海外進出に積極的なNTTデータでは、海外関係者とのやり取りからより広いフィールドへ自社サービスを届ける環境が備わっているとも考えられるでしょう。
NTTデータの本選考フロー、採用数
ここでは、NTTデータの採用に関する基本情報について、確認していきたいと思います。
本選考フロー
それでは、まず本選考フローを確認しましょう。
NTTデータでは総合職しか募集していませんが、その中で職種別採用をしており6種類に分かれています。そのコースによって、選考フローが大きく変化することはないようです。
下記のフローが一般的なフローとなります。
【本選考フロー】
ES+Webテスト(2種類)
▼
グループディスカッション
▼
一次面接
▼
最終面接
学生によっては面接回数が変化することもあるようです。
各フローの対策については後ほど詳しく記述するため、こちらでは簡単な概要について紹介します。
こちらは年度によって変化すると思われますので、参考程度にお願いします。
◆ES
例年4問程度200~300字の設問が課されます。2018年卒ではそれに加えて、50字程度の設問が2問課されました。
◆Webテスト(2種類)
SPIとTALの2種類が課されます。どちらも自宅で受験する形式です。
◆グループディスカッション
こちらの選考では、学生6~7名でグループディスカッションを行います。またグループディスカッションの後に、反省や志望動機などの簡単なグループ面接が入るようです。
◆一次面接
社員2~3名の個人面接で、時間は1時間程度です。オーソドックスな質問が多くされるようです。
◆最終面接
社員1~2名で30分程度の個人面接です。志望動機について詳しく聞かれるようです。
採用人数
就職四季報によると直近の採用実績は下記の表の通りでした。
NTTデータでは職種別採用をしていますが、こちらはそれを合計した人数となっています。
また、こちらは男女・文理別の採用実績になります。
SIer業界ということもあり、やはり理系の人数が多くなっています。全体の採用人数と男女比については毎年ある程度統一しようという方針が窺えます。
なお、IT業界を志望する就活生には就職エージェントneoの利用がオススメです。
アドバイザーから、IT業界を志望する理由を基に、受けるべき企業の紹介や選考対策に関するアドバイスが受けられます。
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NTTデータの本選考エントリーシート対策
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最後に
先日、Amazonが開発したAI「アレクサ」がトヨタ自動車の「アバロン」に搭載されるというニュースが流れるなど、モノとシステムが絡んだソリューションは今後ますます話題となることが予想されます。
NTTデータの選考突破としてはもちろん、「グローバル」「テクニカル」「事業創造」といった言葉はあらゆる産業でキーワードになっていくはずです。
是非本記事を通して、あなたの考える「グローバル」「テクニカル」「事業創造」とは何か、考えるきっかけにしてみてください。