アビームコンサルティング|志望動機の考え方と内定者ES

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最終更新日:2024年05月22日

アビームコンサルティングは、日本のコンサルティングファームです。

日本発ではありますが、海外にも積極的に進出しておりアジア、欧米でのコンサルティングも行っています。

また、2017年Great Place to Workの2017年日本における「働きがいのある会社」ランキングで9位を獲得するなど、やりがいのある会社としても知られており、人材育成に力を入れている、社内コミュニケーションが充実している点でも評価されているようです。

また、コンサルティング業務だけではなく、CSR、スポーツ支援にも力を入れており、途上国の教育支援、レーサーの佐藤琢磨選手の支援などを行っています。これらの点は他のコンサルティング会社と違う特徴と言えるかもしれません。

では、アビームコンサルティングは事業内容を照らし合わせると、どのような志望動機が適当なのでしょうか。見ていきましょう。

本選考とインターンの締め切り情報

アビームコンサルティングのビジネスモデル

アビームコンサルティングはコンサルティング会社なので、クライアントの抱える事業課題に対してソリューションを提供する、そして依頼料として収入を得るというビジネスモデルです。

アビームコンサルティングでは、ITコンサルティング、ビジネスプロセスコンサルティング、マネジメントコンサルティングなどのサービスを提供しており、様々な事例を抱えています。

では、具体的にはどのような事業を行っているのでしょうか。見ていきましょう。

世界でも類を見ない、コンサルティングファームとプロサッカーチームの挑戦。

 

アビームコンサルティングは、2013年からJリーグのクラブチーム「モンテディオ山形」経営を支援しています。

 

モンテディオ山形は、山形市、天童市、鶴岡市を中心とする山形県全県をホームタウンとするJリーグのクラブチームです。

 

加えてJリーグ加盟クラブの中でも唯一、公益社団法人が運営母体という珍しいチームです。

 

Jリーグの各クラブチームは、「Jリーグ百年構想」のもと、地域密着型の経営を進められてきました。

 

しかしながら、地域のクラブではスポンサーや興行収入を確保することが難しく、財政基盤が脆弱なケースが多く見られます。

 

また、公益社団法人は税制面で優遇を受けられる半面、公共性を有さない収益事業を行うことができないという経緯から、モンテディオ山形の母体である山形県スポーツ振興21世紀協会は、株式会社化を視野に入れ、2013年に事業パートナーとしてアビームを選定しました。

 

私たちはモンテディオ山形のクラブチーム運営から、ホームスタジアムを含む山形県総合運動公園やその他の公園を管理する事業・指定管理事業に取り組み、トップチームの運営だけでなく、スタジアムも運営していくことで、事業拡大を図っています。

 

長期間の収益事業形成にじっくりと取り組むため、株式会社に49%の資本を出資し、株主とアビームのメバーは経営企画室という組織を担い、社員や監督、選手、チームスタッフと連携・協力して様々な施策を行っています。

 

世界的に見てもコンサルティングファームがプロサッカークラブの経営改革に取り組む事例は珍しく、アビームにとっても新たなチャレンジです。

参考:アビーム(スポーツ支援)

これはコンサルティング会社ではあまりない事例にはなりますが、アビームコンサルティングがスポーツチームの経営を行っているという記事です。

基本的にコンサルティングファームというのは、先程述べたように経営課題の解決を行っている会社ですが、経営まで行うというのはかなり珍しい事例だと思います。

この事業では収益を挙げる、チームの勝利、地方創生といった目標があり、その目標に対してチームのサポーター、地域自治体、選手など様々な価値観をもった人々とともに向かっていかなければなりません。

また、この事業はコンサルティング会社ではあまりなかった出資をおこない経営までするものです。

そのため、この事業が新しいビジネスモデルとして、今後もアビームコンサルティングがスポーツクラブに出資し経営を行っていく可能性があると考えられます。

そのため、アビームコンサルティングは新たな事業に挑戦していけるような会社であるといっても良いかもしれません。

また、採用HPでは次のようなことが書かれています。

求める人材
1、自ら考え行動できる人
2、周りを巻き込んで前に進める人
3、チャレンジを楽しめる人
4、負けない人

引用:アビームコンサルティング 求める人物像

以上のことを基に「【就活における7つの企業選びの軸】自身の軸に合った業界を知ろう」に基づいてアビームコンサルティングの志望動機を考えると、

・相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたい
・新たに事業や仕組みを生みだす仕事がしたい
・価値観やスキルの異なるメンバーと一つの目標を実現したい


といった志望動機が適していると考えられます。

では、内定者は実際どのような志望動機を書いているのでしょうか。見ていきましょう。

内定者の志望動機 ES解説

以下が内定者のESです。

設問は「アビームコンサルティングを志望する理由と、入社後、何を実現したいかを教えてください。(400文字)」でした。

これを『【例文6選】エントリーシート(ES)の志望動機の書き方!独自調査を基に人気業界ごとに解説』を参考に考えると、①成し遂げたいことは書かれていたいところです。

アビームコンサルティング内定者の回答その1

私は経営コンサルタントとして日本企業を多角的に支援したいと考えています。

 

私はアイルランド留学中に日本の豊かさを再認識したことで、このように考えるようになりました。

 

一般的に豊かとされるヨーロッパでも、アイルランドでは低品質かつ高価格なものばかり売られており、あらゆる場所に物乞いもいました。

 

様々な国の友人にこのことについて話しましたが、彼らにとっては不思議ではなさそうでした。

 

その時私は日本が実は非常に豊かであると気づかされました。

 

そしてこの豊かな日本を守り成長させるため、あらゆる日本企業を支援したいと考えました。 

 

その点において私は、貴社が日本発の大規模な総合ファームであるため、場所や分野を問わず一貫して企業をサポートできると考え志望しています。

 

また貴社はチームワークを重視しているため、提供する様々なサポートは他の外資系ファームよりも一貫性を持つという点も魅力的だと思います。

参考:アビームコンサルティング エントリーシート

この方は、アビームコンサルティングを志望する理由として「日本発の大規模な総合ファームであるため、場所や分野を問わず一貫して企業をサポートできる」ことを志望動機として挙げられています。

これは先程取り上げた志望動機の中でも課題解決という面から「相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたい」という軸に近しいものがあると思います。

またアイルランドでの経験を述べていましたが、この方のESの他の設問でも述べられているようにアイルランドでかなり主体的な経験を行っており、また今回の軸もその場で感じた経験から導いていることから、説得力のあるものだと思います。

また、実現したいことは日本企業を支援することができる、ということは実現できるものではあるので、ビジネスモデルから考え整合性があると言えるでしょう。

冒頭で述べた「経営コンサルタントとして日本企業を多角的に支援したい」がフレームワークの①成し遂げたいことに該当します。

アビームコンサルティング内定者の回答その2

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アビームコンサルティング内定者の回答その3

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最後に

いかがでしたでしょうか。

今回はアビームコンサルティングをとりあげて志望動機を考えていきました。

そして志望動機としてふさわしいのは相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたい、新たに事業や仕組みを生みだす仕事がしたい、価値観やスキルの異なるメンバーと一つの目標を実現したい、という3つでしたがコンサルティングファームという性質上課題解決を掲げた内定者が多かったように感じます。

実際アビームコンサルティングは、いわゆるコンサルティング業務だけでなく様々な事業を行っていることから、他のファームと差別化するためにもその点を挙げて志望動機を書いてもよいのではと思いました。

同業比較をするうえではこのアプローチも念頭に置きつつ志望動機を構築していけるといいでしょう。

参考:アビームコンサルティングのインターン内容から考えるES&選考対策
→アビームコンサルティングのインターンESの設問解説に加え、インターンの選考ステップやプログラム概要についても解説しています。インターン参加志望者の方必見の記事です。

参考:アビームコンサルティングのインターンES・面接対策|インターン徹底攻略
→上記事同様、アビームコンサルティングのインターンに焦点を当てていますがこちらはES&面接対策に重点を置いています。併せてご覧下さい。

photo by Ryosuke Yagi

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