三菱UFJモルガン・スタンレー証券の志望動機対策|事業内容の理解なくしてES通過なし
23,398 views
最終更新日:2023年09月26日
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は三菱UFJフィナンシャルグループの子会社でありモルガン・スタンレー日本法人投資銀行部門と2010年に統合した比較的新しい証券会社です。出来て間もない会社であるものの日系証券会社の中では上位の売上高を誇っています。
証券会社でイメージするのはリテールへの営業といったものかもしれませんが、実際は投資銀行、リサーチ部門などを抱えており営業だけでなくさまざまな業務を行うことができます。
では三菱UFJモルガン・スタンレー証券の志望動機は事業内容から照らし合わせてどのような志望動機が適切なのでしょうか。考えてみましょう。
因みに、unistyleには他にも三菱UFJモルガン・スタンレー証券の記事があるので是非参考にしてみてください。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券のビジネスモデル
証券会社といえば基本は投資信託、国債などの金融商品をうってその手数料を得ています。ただ、その際に営業の方が関わったり、金融商品を開発する人が関わったり、個人投資家に向けて情報を提供する人が関わったりするなど様々な人が関わっています。他にも、M&A、IPOに関わって手数料を得たりと金融に幅広く関わっています。
では実際三菱UFJモルガン・スタンレー証券はどのようなビジネスを行っているのでしょうか。見ていきましょう。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、日本を代表する総合金融グループ「三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFGグループ)」の中核総合証券会社であり、三菱東京UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行などMUFGグループ各社と協働して、お客さまの多様な金融ニーズに対し、多角的で質の高い総合金融サービスをご提供しています。MUFGグループの各企業は、グループとしての価値観や使命、目指す姿を共有し、グループ力を最大限に発揮しています。
MUFGグループの国内フィールド 国内1,093拠点
例えば、企業が資金調達するにあたっては、①株式を発行して投資家に出資してもらう(資本)、②債券を発行して投資家に購入してもらう(債務)、③銀行から融資を受ける(債務)、のいずれかの方法が考えられますが、当社は、三菱東京UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行と連携の上、調達目的・財務状態・調達条件などに合わせ、お客さまにとって最良な資金調達方法をワンストップでご提案します。 また、個人・法人の投資家が資産運用をご検討される際には、お客さまの資産・リスク許容度などをお伺いした上で、近い将来に必要な資金は流動性の高い銀行預金、余剰資金は株式や債券での運用など、三菱東京UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行と連携し、お客さまにとって最適なポートフォリオをワンストップでご提案します。
これは三菱UFJモルガン・スタンレー証券の業務紹介のページにあった記述です。顧客には様々な金融に関するニーズがあります。その際に最適な金融商品を提案し顧客のニーズを満たしたものを販売するというのが仕組みとなっています。また、MUFGグループとして三菱東京UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行のメンバーとともにお客様の提案を行っています。ですが、そのメンバーたちとは得意分野や知識に違いがあります。すなわち異なった知識や考え方を持つ人と協力して働いていく必要があります。
他にも特に営業の面で言うと周りの人とも協力はしますが、個人の営業力というのが重要になっていきます。だから、個人の営業力というのが大切になり、個人の努力が結果に反映されることがわかると思います。
以上のことを踏まえ、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の志望動機を考えると、
・個人に成果が強く紐付く仕事がしたい
・相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたい
・価値観やスキルの異なるメンバーと一つの目標を実現したい
という志望動機が適当だと考えられるでしょう。
では実際の内定者はどのような志望動機を挙げていたのでしょうか。見ていきましょう。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券のES通過者の志望動機解説
こちらが三菱UFJモルガン・スタンレー証券の内定者の志望動機です。
貴社に入社し、より多くの人に豊かな暮らしをもたらしたいと考えています。私は信頼関係を大切にして学生生活を過ごしてきました。4年間打ち込んでいるチアリーディングとは命に関わる危険があり、選手同士の信頼が必要不可欠なスポーツです。証券会社では命の次に大切なお客様の資産を扱います。
特に営業においては、お客様からいかに信頼して頂けるかが重要と考えています。チアリーディングでの経験を生かし、お客様との信頼関係を構築した上で、メガバンクである三菱東京UFJ銀行との連携やモルガン・スタンレーの豊富な商品力によって「貯蓄から投資へ」という流れの中で貴社の強みを最大限に発揮し、日本経済の発展に寄与したいです。
参考:【内定】エントリーシート
この方は「より多くの人に豊かな暮らしをもたらしたい」ということを志望動機として挙げられています。
この方はチアリーディングの経験を基に信頼関係を構築してお客様にあわせた金融商品を販売したいということを挙げられていますが、これは「相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたい」ということに近しいものであると思います。
また、この方は自らの経験を基に志望動機が書かれているので説得力がもてるものとなっています。他にも三菱東京UFJ銀行との連携やモルガン・スタンレーの豊富な商品力というのも挙げられていますがこれは実際にホームページでもアピールされています。なので整合性がとれている、自身の経験を基に書いていることから説得力のある良いES担っているとも思います。
法人のお客様のパートナーとして資産運用の提案を行い、企業が成長し世の中に大きな価値を生みだしていく姿を見届けたいです。私は過去の経験から高い目標を定め計画し成果を出す事、発見から自分を見つめ直し成長できる事が、情熱を持ち仕事ができる条件になると考えています。
結果「人から企業へそして世の中へずっと記憶に残るような価値を提供し続けられる人間」になりたいです。貴社は世界の金融情報・商品に強く総合金融サービスの展開をしているため、お客様のニーズに合った幅広い提案ができます。また社員の方々の「会社を成長させたい」という姿勢、仕事に対する真剣な向き合い方から情熱を持ち仕事ができる環境があると感じています。
この方は「法人のお客様のパートナーとして資産運用の提案を行い、企業が成長し世の中に大きな価値を生みだしていく姿を見届けたい」と言うことを志望動機としてあげられています。
この方は他にも「人から企業へそして世の中へずっと記憶に残るような価値を提供し続けられる人間」にもなりたいと言っていることから自身の努力の結果で大きな成果を残したいと思っていることがわかります。ですので、「個人に成果が強く紐付く仕事がしたい」という志望動機に近しいものがあると思います。
志望理由は大きく分けて2点ある。1点目は、日本の企業の成長を後押し出来るからである。私は、ゼミで中小企業論を専攻し、どの企業も自社の技術や人に誇りを持ち、今後の成長をどう描くか真剣に考えていることを知り、その成長の手助けが出来る仕事がしたいと思った。
投資銀行では、M&Aや増資、IPOといった企業の成長の大きな鍵となるソリューションを提供している。投資銀行で働くことで、企業の成長を肌で感じ、日本企業の後押しという目標を最も果たせると思った。
2点目は、若いころから専門性を身に付け、大きく成長できることに魅力を感じているからだ。投資銀行で提供しているソリューションは、今後の経営を大きく左右することで、それらのアドバイザリー業務は最も経営の近くで行われる。それ故に、大きな責任を伴い、求められるクオリティも高いはずだ。そのような環境に身を置くことで大きく成長できると考えている。
この方は志望動機として2点あげており「日本の企業の成長を後押し出来るから」「若いころから専門性を身に付け、大きく成長できることに魅力を感じているから」ということを挙げられています。この方はアドバイザリー業務に興味をいだいており相手が成長したい、業務を拡大したいといった相手のニーズを把握してよりよい提案がしたいということがわかります。ですから、「相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたい」という志望動機が近しいものとなっています。
また、ゼミの経験を踏まえて志望動機が書かれているので説得力の持てるESとなっています。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は三菱UFJモルガン・スタンレー証券の志望動機について事業内容から考えていきました。
事業内容から適している志望動機を考えてみると「個人に成果が強く紐付く仕事がしたい」、「相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたい」、「価値観やスキルの異なるメンバーと一つの目標を実現したい」という志望動機が適していることがわかりました。
証券は営業だけでなく様々なことができることから営業の志向性を持っている人だけでなく他の志向性を持っている人にも興味の持てる業界と言えるでしょう。
photo by Martin Thomas