【難関突破】三菱商事のインターン選考対策|商社の選考突破のコツ

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最終更新日:2019年05月29日

三菱商事のインターンシップES一覧はこちらから

本選考・インターンシップのESいずれにおいても、企業はESの設問から応募者の価値観や人格を判断し、それが企業の求める人材と合致しているかどうかを判断していると考えられます。

そのため、まずは応募しようとしている企業がどのような人材を求めているのかを考え、その人材に自分が合致していることを各設問から伝えるというのが基本中の基本になるでしょう。そこで、まずは三菱商事がどのような人材を求めているかを確認する必要があります。

総合商社は自社の製品を持っていないため、いかに顧客のニーズを引き出し、総合商社のビジネスに結びつけていくがが重要となるので、関係者からニーズを引き出し、それに対する解決策を提示する能力は必要となります。

また、総合商社の事業は複数の企業が関わるプロジェクト型のものが多く、異なる企業を結びつけるコーディネーター役として1つのプロジェクトを主導していく立場にあります。そのため、総合商社で働く上ではリーダーシップは重要な資質と言えるでしょう。

さらに、総合商社は様々な業界に属する企業と協力し、また時には外国人などの価値観の異なる関係者と共同で仕事を行い、成果を出すことが求められるので、価値観の異なる関係者と協力する能力も求められます。

以上から、結論として三菱商事は
①関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行までを行える
②リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる
③価値観や立場を異なる人と協力して成果をあげることができる
ような人材を求めていると判断できます。今回のエントリーシートの設問においては、自分は以上①〜③に示したような人材であることをアピールできればよいということになります。

三菱商事をはじめとする総合商社が求める人材に関しては以下のような参考記事もあるので、ご活用下さい。

三菱商事の社風や事業、求める人材については以下の記事でまとめています。同業他社との比較にもなると思いますのでぜひご覧ください。

参考:三菱商事の事業・選考・社風・内定者の自己PRと志望動機解説【unistyle企業研究】 

   三菱商事のESと採用HPから考える三菱商事の求める人材

以上を念頭に、今回の三菱商事のインターンシップのESの設問を見ていきましょう。

本選考とインターンの締め切り情報

エントリーシート設問内容

・設問1:これまでに最も成長を実感したエピソードについて、何が成長のカギであったかを含めて、教えて下さい。(400文字以下)


・設問2:あなた自身、または身近な存在の経験や行動を踏まえて、ご自身が考える「リーダー像」について説明してください。(400文字以下)

【設問1の解説】

この設問では、自分が最も成長を実感したエピソード自体の内容と、そのエピソードにおける「成長のカギ」が見られていると考えられます。

つまり、「学生時代のエピソードからうかがえるその人の人格が三菱商事の求める人材に合致しているか」ということと、「そのエピソードから学んだ『成長のカギ』が三菱商事に入っても使えるかどうか」ということが見られていると思われます。

前者に関しては、記述するエピソードから導かれる自分の価値観や人格が前述の①〜③に合致していることを示し、後者では、記述した「成長のカギ」が総合商社のビジネスに携わる上で再利用できるものであることをアピールすればよいでしょう。

16卒三菱商事のインターンのESの設問の中で「本インターンシップを通じてどのように成長したいかを教えてください」という設問があり、「成長」という観点で今回の設問と共通する部分もあるので、参考にしてください。

参考:「16卒三菱商事のインターンESで書くべき内容」

【設問2の解説】

総合商社の事業は複数の企業が関わるプロジェクト型のものが多く、異なる企業を結びつけるコーディネーター役として1つのプロジェクトを主導していく立場にあります。

そのため、総合商社で働く上ではリーダーシップは重要な資質と言えます。この設問で言われている「リーダー像」というのは一義的に定まったものではなく、過去の記事「総合商社を志望する大学1・2年生が今のうちから意識すべきこと」の中でも触れられている通り、様々な種類の「リーダー像」が考えられます。

例えば、自らの考えを基に周りをグイグイ引っ張っていくタイプのリーダー、周囲の人の意見を取り入れながら成果を出すタイプのリーダー、周囲の人を下から積極的に支えるタイプのリーダーなど様々にあるでしょう。

この設問では、部活やサークル、ゼミ、アルバイトなどの学生時代の経験から導き出された自分なりの「リーダー像」を記述すればよいでしょう。学生時代の経験から導き出されたものであれば、一般に言われているようなリーダー像にはぴったりとは当てはまらないような特殊な「リーダー像」でも良いと思われます。

インターン選考に向けて

17卒対象の三菱商事インターンシップでは、1班8〜9人という比較的多めの人数構成でグループワークが行われており、大人数の意見をまとめてワークを進めなければならない、なかなか骨の折れる内容のものだったようです。

このことを踏まえると、インターンシップの段階でもグループをまとめるリーダーシップは重要であると考えられ、ESの設問で問われている「リーダー像」はしっかり記述すべきものであるように思われます。

また、昨年度はインターン選考が書類選考のみであったのに対し、今年は書類選考に加えてグループディスカッションも課されています。グループディスカッションでは「他人の意見をよく聞く」「笑顔を絶やさない」などマナー面に気を使うよりも、「与えられたお題に対して一人で結論を導く能力」が何よりも重要です。

そのためには、以下の参考記事にもあるように、コンサルティングファームで課されるようなケース面接対策が有効です。16卒、17卒の三菱商事の本選考の二次面接ではケース面接も課されていることから、早いうちにケース面接対策をしておくことに越したことはないでしょう。

以上のように総合商社でもケース面接を課す場合が増えてきているのでコンサル志望者以外にも対策が必要となって来ています。詳しくは以下の記事を参考にして下しさい。

参考:「総合商社・日系大手企業志望でもケース面接対策は必須になってきている」

最後に

いかがだったでしょうか。名目上は就業体験とはいえ、インターンシップも選考活動の一部分であることを考えると、インターンシップで求められている人材は本選考で求められている人材と一致しているでしょう。今回の記事が三菱商事のインターン選考において役立つことを願っています。

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photo by Martin Thomas

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