KDDI関連のテクニック
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- KDDIの志望動機対策|事業内容の理解なくしてES通過なし 25,898 views unistyleでも以下にあるように複数の関連記事で紹介されている国内通信キャリア大手のKDDI。「J:COM」をはじめとした固定通信市場にも力を入れている点・それらとメインの事業であるモバイル通信事業を組み合わせて幅広い提案ができる点など、同業の中でも差別化を図っており、その点を魅力に感じ志望している方も多いかと思われます。そんな施策のかいもあってか、2016年度の通期決算では過去最高益を更新するなど近年の業績自体も順調なようです。最近ではノキアソリューションズ&ネットワークスと共同して5Gシステムの実証実験を行うなど、我々の生活にも影響を与えるようなニュースも耳にするようになりました。このように商品についてはイメージがわきやすいKDDIではありますが、志望理由としてはどのような内容が適切と言えるのでしょうか?事業内容から考察し、実際のESを見てどのような内容が書かれているか見ていきましょう。参考:KDDIの求める人材や内定者ES・面接設問についてはunistyle上に記事がありますのでそちらも併せて御覧ください。KDDIの事業・選考・社風・内定者と自己PRと志望動機解説【unistyle企業研究】KDDIの面接過去問リスト26選KDDIのESと採用HPから見るKDDIの求める人材KDDIのビジネスモデル先述の通り、KDDIでは事業領域が多岐にわたることから、紹介されている事例もバラエティーに富んだ内容になっています。近年、スマートフォンの端末販売は市場全体として頭打ちの傾向があり、大手3社からMVNOの乗り換えが進んでいる傾向にあります。そんな状況の中でも最高益を更新している一因としては、MVNO事業への進出といった新規事業への進出で成功を遂げている点が挙げられます。大きな施策を打たなくても一定の収入を確保できるビジネスである既存の移動通信事業に固執することなく、社会の状況に応じて新規事業を開拓していく環境がKDDIにはあると言うことができるでしょう。メインとなる通信キャリア事業では、利用者への端末販売・通信料支払いにより収入を得るというビジネスモデルになっており、この点に関してはNTTドコモ・ソフトバンクといったキャリア他社と比較しても大きな違いはありません。まずはその通信キャリア事業について事例を見ていきましょう。従来の携帯電話は、運用に専用システムが必要であるなどコスト効率に課題があった。また、一人で約60店舗を担当する営業統括マネージャーは、携帯電話とパソコン、データ通信端末の3台体制であったため、外出先でのメール確認や、各店舗の運営状況に関する情報にアクセスするにはパソコンを立ち上げなくてはならず、業務の負担になっていた。(中略)本社役員など約400名が利用していた従来の携帯電話をKDDIのスマートフォンに切り替えたことで、専用の運用システムが不要になりコストも管理負担も大幅に軽減できた。営業統括マネージャーは、スマートフォンのテザリング機能の活用でスマートフォンとパソコンの2台体制に移行。移動中にスマートフォンでメール送受信や本社からの連絡事項確認、各店舗の稼働状況の閲覧が可能となり、劇的に業務効率が向上した。さらに『KODO』アプリケーションでお客さまの声をリアルタイムに店舗指導に生かすことも可能になった。営業統括マネージャーである西村氏は「従来、店舗巡回後に自宅やオフィスで行っていた事務業務も移動中にできるようになり、生産性が大幅に向上した」と導入効果を語る。また、KDDIを選んだ理由について、通信デバイスなどの管理を担う藤原マネージャーは「サービスやサポートについての柔軟な対応力が決め手になった」と説明する。参考:日本マクドナルド株式会社様導入事例こちらは大手企業である日本マクドナルドに対して、店舗運営のシステム面の非効率的な状況を改善するためにKDDIのスマートフォンを導入した事例について紹介されています。「KDDIのESと採用HPから見るKDDIの求める人材」にも書かれているように、KDDIは総合通信サービス事業者として扱える商材の種類がとても多いため、営業担当はしっかりと顧客が求めるサービスが何であるかを見極めることが求められます。実際、引用の最後に「サービスやサポートについての柔軟な対応力が決め手になった」と述べられていることからも、自社が持つソリューション技術をどう活用し・どう顧客に対してアプローチしていくべきなのか。相手のニーズを的確に先読みしつつ、課題解決のために働きかけていく必要があると言えるでしょう。続いて、海外での事例について見ていきます。KDDIは、日本国内で培った携帯電話、固定通信、インターネットなどの通信サービス全般の事業経験とノウハウ、信頼の技術力をもとに、新興国をはじめとする海外のお客さまへの取り組みを積極的に進めています。2014年には、住友商事、ミャンマー国営郵便・電気通信事業体(MPT)との共同事業により、ミャンマー通信事業に参入し、成長著しいミャンマーのNo.1総合通信事業者としてネットワークの拡大・品質向上に取り組んでいます。また、1995年には、モンゴルのMobiComCorporationLLCに設立当初から出資し、2016年3月に連結子会社化しました。モンゴルにおけるNo.1総合通信事業者として、お客さまに喜ばれる通信サービスを提供しています。KDDIは、今後も通話・通信品質の向上やエリアカバレッジの拡大などに取り組み、参入国の経済発展に貢献するとともに、新たな成長市場に参入することで確実な事業成長を実現していきます。参考:海外でのコンシューマー事業への取り組みこちらはKDDIが近年力を入れているミャンマーにおけるモバイル通信事業の参入の取り組みについて紹介された事例です。近年、主に途上国を対象としたインフラ事業の取り組みは国策として政府も推進しており、通信インフラを担うKDDIも以下の国交省の方針に近い形で海外展開を進めています。モバイル通信だけでなく、多彩な事業領域を持っているKDDIでは、その分ミャンマーのような途上国に対して提案できる可能性は大きいと言えるでしょう。「KDDIのESと採用HPから見るKDDIの求める人材」の冒頭で述べたベトナム2番手の通信キャリアとの提携からも、KDDIの途上国の発展に寄与するような取り組みを伺うことができます。参考:国土交通省「インフラ海外展開についての行動計画」以上よりKDDIの志望動機を考えてみると・新たに事業や仕組みを生み出す仕事がしたい・相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたい・途上国の発展に貢献したい上記のような軸がKDDIの志望動機を構築するうえで適切であると導けるでしょう。KDDIのES通過者の志望動機解説設問:KDDIでやりたいこと・実現したいことを教えてください。私は、まずコンシューマ営業部で働き、代理店に出来る工夫や施策は何かを考え実行していく中で、「相手目線に立った細やかな営業活動が出来る能力」を身に付けたい。お客様目線から物事を考える事は、最良のサービスを提供する上で重要であると考えているからだ。その後、ソリューション営業部で働き、これまでに培った営業ノウハウと御社が提供出来る様々な分野の商材を用いて、お客様の課題解決をしていきたい。ここでは、最もお客様に近く、様々な役職の方や社内の様々な部門の方々と関われる機会があり、自己成長に繋がって行くはずだ。これらの経験を活かし、最終的には今までに無い新しいビジネスをお客さまと一緒に提供する事が目標だ。参考:エントリーシート(総合職)この年度の志望動機は「やりたいこと・実現したいこと」ということで、「内定レベルの志望動機が10分で書けるフレームワーク」では⑤取り組みたい仕事を中心に問われていたようです。こちらの書類通過者は「相手目線に立った細やかな営業活動が出来る能力を身に付けたい」という思いからKDDIを志望しているようです。幅広い事業や自社の技術から最適な解決策を考えそれを実行するという点から先述の軸のうち「相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたい」というアプローチから書かれている志望動機であると言うことができます。具体的なキャリプランが描けていて実際に働くイメージがつかめていること・その内容が「お客様に近い」という理由付けから実現したいことと整合性が取れていることが評価できます。一点、「相手目線に立つ」ことは確かにニーズの引き出しにおいて重要ではありますが、以下の記事にあるようにそれだけでは評価されない可能性が考えられます。ある意味多くの就活生が述べるありがちな内容とも言えますので、それを実現するための方法論などにまで面接に向けて自分なりに深掘りを加えていく必要はあるでしょう。参考:「相手の立場になって考える」だけのアピールは面接官に評価されにくい事実→一例として参考記事筆者が「相手思考」をどのように評価のされていたのかということと実際の集団面接で「他人の立場になって考える」ことを秀逸にアピールしていた内定者事例を提示します。続いて、もう一人の志望動機を見ていきましょう。設問:KDDIで実現したいことを自身の今後のキャリアパスを踏まえて、お書きください。私は貴社にて、誰もが情報を楽しめる世界を実現したい。日本とは異なり、通信インフラが整っていない国が世界には存在する。しかし通信工学を専攻している私には、先代の方々が幸福のために生み出した通信技術を、そのような地域でも享受して欲しいという思いがある。そこで私は、貴社の移動通信と固定通信を築き上げてきたノウハウを活かし、金銭的に貧しい国でも、最小限のコストで最大限の満足が得られるサービス開発を行っていきたい。そのためには、貴社のジェネラリストとしてのキャリアパスを通じて、さまざまなユーザの潜在的欲求を見極める力を身に付け、より満足度の高いサービスを提供できるよう成長していく必要があると感じている。参考:【内定】エントリーシート(総合職)やや質問の言い回しが変更されていますが、基本的には書くべき内容は変わりません。こちらの内定者は「誰もが情報を楽しめる世界を実現したい」という成し遂げたいことを実現することが大枠としての志望動機のようです。そのために、通信インフラが十分に整備されていない国に対して通信技術を提供することを取り組みたい仕事として挙げています。先述の通り、近年KDDIはミャンマーを始めとして途上国の通信インフラ整備に力を入れており、「途上国の発展に貢献したい」という軸からKDDIのビジネスプランとして実現妥当性がある内容に仕上げている点が評価できます。その理由として自身の専攻内容と結びつけることもできています。途上国への貢献の仕方が複数ある中で、なぜ「情報」というアプローチから解決を図りたいのかについては考えておく必要があると思います。さらに一人志望動機を見ていきましょう。設問:KDDIで実現したいことを自身の今後のキャリアパスを踏まえて、お書きください。御社で実現したいことは、世界で最も災害に強いネットワークを構築することです。東日本大震災の時、私は被災地の宮城県にいました。地震直後、電気をはじめ、全てのインフラが止まりました。今を生きるのに必死で、全く未来が見えなかったのを覚えています。通信網も使えなかったため、何が起きているのか、津波が来るのか、食料は届くのか、友人がどんな状況にあるのか全く分かりませんでした。私はその時初めて、「通信」が生活になくてはならないものだと痛感しました。私はミャンマーをはじめ、世界で通信サービスを提供されている御社で、どんな災害にも屈しない強靭な通信網を構築し、日本、ないしは世界中の人々の生活を支えたいです。参考:【内定】エントリーシートこちらの内定者の実現したいことは「世界で最も災害に強いネットワークを構築する」ことのようです。通信ネットワークが十分に構築されていない「途上国の発展に貢献したい」というだけでなく、国内の通信ネットワークにも貢献したいという形で述べています。そのきっかけとなる経験として東日本大震災での被災経験を挙げており、他者から見ても共感できるような経験に根付いた理由が述べられている点が評価できるでしょう。最後にKDDIの志望動機を考えるうえでは業界軸のアプローチも有効ではありますが、「KDDIの面接過去問リスト26選」にもあるように、「同業(特に他社通信キャリア)の中でもなぜKDDIか」という点も考えておく必要があります。今回はフレームワークでは①成し遂げたいこと②きっかけとなる経験⑤取り組みたい仕事について該当する部分を中心に考察していきましたが、面接の場では⑥同業比較まで考えておく必要があるでしょう。「NTTドコモ・KDDI・ソフトバンクの事業・社風・選考比較【unistyle業界研究】」といった記事も参考に、「なぜ通信キャリアか」「なぜKDDIか」という点について納得のいく回答ができるよう準備を重ねていってください。photobyMartinThomas
- KDDIの採用情報から考えるES・テスト・面接対策 16,072 views こちらは、NTTドコモ・ソフトバンクと共に国内通信キャリア大手3社の一角を担う人気企業、KDDIの選考対策の核となる記事になります。参考:KDDIの4~12月期、純利益4%増格安スマホ好調(日本経済新聞)ここ最近では主力となるauの通信事業だけでなく、"UQmobile"を始めとしたMVNO事業の好調もあり、堅調な業績を見て取ることができます。一方、好調の要因は見出しに書かれているMVNO事業だけでなく、自動運転など「携帯電話を売っている会社」にとどまることない事業展開にもあると述べられています。身近な商材を扱っているぶん、文理問わず毎年一定の人気を集めるKDDI。その選考対策について、以下のアウトラインに沿って順番に解説していきたいと思います。【本記事の構成】・KDDIが掲げる、求める人物像・KDDIのビジネスモデルから考える、求められる素養・KDDIの本選考フロー、採用数・KDDIの本選考エントリーシート対策・KDDIの本選考Webテスト対策・KDDIの本選考面接対策KDDIが掲げる、求める人物像KDDIが私たちは、世のため人のために役立つ事業を行っていくことを経営の方針とし、社是に「心を高める」と掲げています。企業理念は、私たちの使命を表したものであり、KDDIフィロソフィは、企業理念に謳われた使命を果たしていくために、私たちが持つべき考え方、価値観、行動規範です。私たちは、心をひとつにして、これらを共有し実践していくことにより、お客さまに感動をお届けし、コミュニケーションを基盤とする豊かな社会の実現へ全力を尽くしていきます。出典:KDDI企業情報トップメッセージ高い志を抱き、具体的な目標を立てる。絶対に達成するという強烈な願望を持ち、成功するまであきらめずにやり抜く。そして、達成した喜びを分かち合う出典:KDDI企業情報仕事の流儀ホームページに記載されている企業情報より、求める人物像を抽出すると以下の2点にまとめられると思われます。では、KDDIはなぜこういった人材を求めているのか。続いて、ビジネスモデル→そこから導かれる仕事内容からその理由について考えていきます。KDDIのビジネスモデルKDDIでは近年、「通信企業から『ライフデザイン企業へ』」という方針を掲げ、携帯電話の販売に限らない事業領域を展開しています。この項目では、KDDIのビジネスモデルの全体像を把握します。KDDIの収入源、扱う商材KDDIはauを始めとした通信サービスを提供することにより収益を得ています。中でも、通信キャリア業界の最大の収入源は通信料収入になります。通信料収入は契約時だけで収益が発生するものではなく、毎月(勝手に)一定額の収入が入ってくる点が強みと言えます。2016年に総務省が「スマートフォンの端末購入補助の適正化に関するガイドライン」を発表しいわゆる「0円携帯」の禁止命令が出た背景があるのにも関わらず、実際は各社安価な端末価格をある程度維持している印象があります。これにも、契約の障壁を下げて契約数を増加させ、通信料で稼ぐという大枠の方針の不変性を窺うことができるでしょう。KDDIの商材・サービスの提供方法通信キャリア各社の中でもKDDIは、同一企業内で固定通信・移動通信を総合的に提供している点に特徴があります。この強みを活かし、近年ではau経済圏という概念から事業領域の拡大をはかっています。au経済圏とは、auをご契約のお客様が、KDDIが提供する通信以外のサービスを利用されることにより新たに創出される成長領域を表す概念。出典:KDDI用語集au経済圏例えば、引っ越しの際にインターネット回線の契約と同時に「auでんき」を提案する・電子マネー「auWALLET」の利用者にはECサイト「auWALLETMarket」でポイント還元等で優遇を与えるなど、人々の生活のあらゆるフェーズでKDDIのサービスが利用されるような体制を目指しています。法人向けのサービスでは、IOT(InternetOfThings)を一つのキーワードに、通信サービスで得たノウハウを活用して様々なソリューションを提供しています。「KDDIIoTクラウド~トイレ空室管理~」では、マグネットセンサーをトイレ(個室)の各扉に取り付けることで扉の開閉状態を検知し、開閉情報をゲートウェイ経由でクラウドに通知し、トイレの利用状況を可視化します。ユーザーは実際にトイレに行かずとも、パソコンやスマートフォンのウェブ画面からトイレの利用状況を確認でき、空いているトイレを使用することで待ち時間の効率化が図れます。また、施設管理者は専用の管理画面から、トイレ(個室)ごとの利用率や利用時間を把握でき、利用実態の把握やトイレ清掃間隔の適正化など、効率的な運用に貢献します。出典:KDDIIoTクラウド~トイレ空室管理~例えばこちらの事例では、本来設置場所に「行かないとわからない」トイレの個室の空き室状況を、Wi-Fi・LTEといった通信技術と掛け合わせて遠隔でも把握できるような運用を実現させています。今や「遠方の人と口頭でコミュニケーションを取ること」という意味をはるかに超えたつながりを生み出す通信技術。トイレという一見つながりとは関係ない分野に効率性を生み出したということで、個人の生活・法人としての事業双方に貢献した事例と言えるでしょう。ビジネスモデルに基づく仕事内容参考:KDDIの12職種紹介KDDIでは上記にあるように12の職種が存在していますが、大きく分ければ営業系・技術系の2つに分類されます。営業系はコンシューマ営業とソリューション営業が核となり、お客満足度の向上やビジネスサポートを目的に提案活動を行います。ストック型のビジネスでは契約時を除き直接消費者と向き合う機会は相対的に少ないものの、クライアントとはアフターフォローも含め長期的に携わることも多く想定される職種と言えるでしょう。技術系は通信インフラを支えるSE職を始め、ネットワークインフラの開発を行う技術開発職など営業系以上に業務内容が多岐にわたります。直接クライアントと接する機会はそこまで多くないにせよ、最終的に商材が提供されるユーザーへの価値享受を目指し、他職種と協力して開発成果を出すことが求められるでしょう。KDDIが求める素養ここまで見てきたビジネスモデルと仕事内容から、企業情報に掲載されていた2つの素養について具体的な解釈を加えていきます。①チーム一丸となって社会の豊かさに貢献できる12もの職種が存在するKDDI。各職種の仕事内容が異なるぶん、全体最適を達成するには共通の目的意識を持ち、各役割が持つ知見をうまく結集して事業活動を行うことが求められます。また、au経済圏の構築により人々のライフデザインに働きかけるという事業方針から、一貫して人々の生活を豊かにしようというビジョンを感じとることができます。先ほどのトイレの事例は直接のクライアントは法人にはなりますが、最終的に利用者の時間待ちを減らすという形で日常生活に貢献していると言えるでしょう。職種によって貢献の仕方は異なるにせよ、部分最適だけの視点に陥ることなく、他者と協力する姿勢・エンドユーザーの生活に貢献する姿勢という意味が、一つ目の素養に込められていると考えられます。サークルやバイトではお互いの立場ってほぼ同じだけど、会社には各部署の目標があったり、任務や利害関係が違ったりする。自分の要求ばかり通しても話が進まないときもあるし、相手の意図を汲むことも重要だね。出典:KDDI採用ホームページTALKSESSION②目標に向けて最後までやり抜く強い意思KDDIは、変化を続ける市場環境に応じて、さまざまなパートナー企業と連携し、お客さまのビジネスに貢献するサービス・ソリューションをワンストップで提供します。出典:KDDIについて法人サービス通信キャリア事業では通信料を生み出す契約を締結することが一つ大きな目標になります。一方で、豊かなライフデザインを提供・実現するうえで、上記のようなワンストップの価値提供方針が掲げられています。その際、契約・納入すればよしではなく、途中で投げ出すことなく最後までやり切る姿勢が、KDDI自体の価値を高めるうえでも必要という考えに基づいているのではないでしょうか。KDDIの本選考フロー、採用数本選考フローKDDIの選考は営業系と技術系で分かれており、それぞれのフローは以下の通りです。営業系エントリーシート+WEB適性検査▼模擬面接▼一次面接▼二次面接(+インハウスCBT)▼最終面接各面接の所要時間は15〜20分となっており、短い時間の中でアピールしたいポイントを的確に伝える必要があるでしょう。「模擬面談」というのは単なる練習の場ではなく、この時点から選考は始まっていると考えていいようです。また、最終面接は意思確認の場で、二次面接までが実質的な選考だったというケースも多く報告されています。技術職エントリーシート+Web適性検査▼研究所見学▼1次面接▼2次面接▼最終面接unistyleの体験談によると、研究所見学の段階からリクルーターがつくそうです。いかにリクルーターの評価を得るかが選考突破の鍵となりそうです。採用数就職四季報によると、KDDIの全体(総合職+技術職)の採用人数は表の通りです。また、学部と修士の内訳は以下の通りです。KDDIの本選考エントリーシート対策2018年卒のKDDIの本選考エントリーシートは以下のような設問でした。(1)KDDIで実現したいことを、ご自身の今後のキャリアパスを踏まえて、お書きください。300文字以下(2)組織の中で人との関わりにおいて経験した「失敗」のエピソードをお書きください。300文字以下(3)を踏まえ、ご自身の弱みは何だと思いますか。そしてそれをどのように改善しましたか。300文字以下以下、各設問について、先ほど紹介した求められる素養をもとに回答方針を考えていきます。求められる素養を踏まえたエントリーシート回答方針考察◆全体の設問感これといって特異な設問はなく、(1)志望動機に関する設問(2)学生時代頑張ったことに関する設問(3)あなた自身に関する設問と、頻出の内容が1問ずつ課されています。漠然とした「やってみたいこと」ではなく、キャリアパスを述べる必要がある・漠然とした「弱み」ではなく、それが失敗要因となった経験と合わせて問われているように、全体的に回答内容に具体性を持たせるような誘導が付いている点が、ポイントになるような気がします。◆求められる素養と結びつけた回答方針①チーム一丸となって社会の豊かさに貢献できる②目標に向けて最後までやり抜く強い意思という2つの強みを経験に落とし込むと、「周囲の人々と協力して、何らかの形で他者へ向けた価値を創出した経験」「困難が伴うなかで、自らの働きかけでそれを乗り越え最後までやりきった経験」のようにまとめられると思います。(2)で「組織の中で人との関わりにおいて」という指定があるのも「①チーム一丸となって」という部分に紐付いていると考えられます。失敗談を述べる際にも、「失敗して残念だった」で終わらせるのではなく、しっかりと自身の弱みと向き合って克服し最後までやり切った旨を伝えるべきでしょう。志望動機・学生時代頑張ったことを書く際は以下の記事を参考にしましょう。参考:KDDIの本選考Webテスト対策両職種ともにエントリーシート提出時にWebテストが課されます。形式は玉手箱と一般的ではありますが、英語が課される企業はそこまで多くないため特徴と言えるでしょう。また、総合職では二次面接後に、インハウスCBTという形式のテストが課されるようです。形式はSPIですが、場所がテストセンターや自宅ではなく、企業に出向いてその場でPC上で受験するというタイプはかなり珍しいと言えます。昨年度の体験談によると、内容は四則演算で時間は10分程度のようです。SPIや玉手箱は以下の記事を参考にすることをおすすめします。参考:KDDIの本選考面接対策次に、KDDIで課される面接を突破するための対策法について説明します。本項目では模擬面談の後の個人面接について取り上げています。一次面接過去問◆過去の経験についての質問・エントリーシートに記載していない経験を述べる・失敗経験について・環境が大きく変わった経験について◆あなた自身に関する質問・強みは何か◆志望動機に関する質問・他に受けている業界・採用ホームページで一番印象に残った事例・説明会で印象に残ったこと・現状抱いているキャリアパスについて◆学業に関する質問・語学力はどれぐらいかエントリーシートには失敗エピソードについての設問が課されていましたが、「環境が変わった経験」など複数エピソードが問われる傾向にあるようです。もちろんエントリーシートに書いた経験自体の深掘りもなされますので、量・質ともに経験と深く向き合っておくことが必要になります。志望動機に関しては、「印象に残った事例」や「説明会で印象に残ったこと」など、意欲的に情報収集に励んでいるかを見て志望度をはかろうという意図が窺えます。「他に受けている業界」も同時に問われていることから、業界研究→企業研究に流れは一次面接の前にある程度精度を高めておく必要があると言えるでしょう。また、語学力について玉手箱で英語科目が課されるだけでなく面接で話題になることもあるようですので、海外経験や公的資格を持っておくとプラスの評価を受けやすいことが推測できます。ちなみにKDDIでは配属・異動の基準スコアとして800点を設定しています。二次面接過去問◆過去の経験についての質問・絶対に失敗できないところで踏ん張った経験◆あなた自身に関する質問・周囲からどのような人だと言われるか・健康状態は問題ないか◆志望動機に関する質問・入社してからやりたい仕事・弊社のCMを観た感想◆その他の質問・1÷1/2を小学生に教えるにはどうするか二次面接でも引き続き複数経験について述べることが焦点になります。受験者によっては「一次面接で述べた以外の」経験という指示がなされた方もいたようです。また、二次面接からは「健康状態」を始め意思確認の即面がある質問がなされたという受験者も一定数いるようです。これより、模擬面談と一次面接の評価から二次面接以降の質問内容が変化することが推測できます。「1÷1/2」の質問のように、オーソドックスな質問の中にその場で考えさせるような質問を織り交ぜることも特徴として挙げられます。こういった質問に対しても、曖昧な回答で乗り切るのではなく、上記素養から多少時間を要しても最後まで自分の中で思考し考えを伝える姿勢を見せることが肝心だと思われます。最終面接過去問◆過去の経験についての質問・リーダーシップを発揮した経験→やる気がない人は放っておけばいいのでは?全員で行うことにこだわる理由は?・チーム力を発揮した経験◆あなた自身に関する質問・長所と短所◆志望動機に関する質問・KDDIの改善点は何か・他社の選考状況・どの企業と悩んでいるのか・NTTドコモではダメな理由は何か・希望通りの配属でない場合はどう対処するのか◆その他の質問・リーダーシップとは何か最終面接も先ほどと同様、意思確認で5分で終了したというケースもあれば、「やる気がない人は放っておけばいいのでは?」のような厳しい深掘りを受けた方もおり、受験者のこれまでの評価による差が大きいようです。志望動機は「なぜKDDIか」という点が重視されるようで、NTTドコモ・ソフトバンクといった競合と比較した志望度の優位性について論理的に説明することが要求されます。また、「リーダーシップ」に関する質問が複数あることから、「チーム一丸となって」物事に取り組む際に、周囲を巻き込む力・周囲と自身の考えを共有し協力を引き出せる力が同時に見られていると言えるでしょう。一般的な面接対策に関してはこちらの動画でわかりやすく解説していますので、本記事と併せてぜひご覧ください。最後に採用活動解禁前の模擬面談から評価がなされているということから、KDDIの場合はある程度早い時期から「」にある「やるべきこと」をこなしていく必要があると言えると思います。その際、同社にフォーカスした対策として本記事をお役立てください。KDDIの企業研究ページ(内定者ES・選考レポート・選考対策記事)はこちら
- KDDIの採用大学・文理・男女別採用人数|合格者ES付き 24,852 views KDDIの合格者ESはこちらから「NTTドコモ・ソフトバンク」と並び、国内大手通信キャリアの中の1社であるKDDI。従来の通信事業だけでなく、最近では「J:COM」や「auスマートパス」などの事業を数多く展開しています。本記事では、KDDIの内定者実績を採用大学・男女別・文理別の3つの観点でまとめていきます。本記事の構成KDDIの採用大学内訳KDDIの男女別採用人数KDDIの文理別の採用人数KDDIの選考レポートKDDIの本選考合格者ESさいごにKDDIの採用大学内訳KDDIの採用大学は次のようになっていました。※採用実績校は人数上位の大学のみ抜粋をしています。各大学からの詳細な人数は各大学のホームページをご参照ください。採用実績校:早稲田大学、明治大学、慶應義塾大学、東京理科大学、横浜国立大学、東京大学、立教大学、北海道大学、京都大学ほか参考:就職四季報2020・2019・2018東大京大を始めとした上位大学が中心であることが伺えます。KDDIの男女別採用人数KDDIの過去3年分の男女別採用人数は次のようになっています。参考:就職四季報2020KDDIの文理別の採用人数KDDIの過去3年分の文理別採用人数は次のようになっています。参考:就職四季報2020KDDIは通信・IT企業ですが、理系・文系の比率がほとんど同じであることが伺えます。KDDIの選考レポートここでは、KDDIの事務系総合職に合格した20卒の体験記を一部抜粋して紹介します。KDDIの選考レポートはこちらから本選考のフローについて結果連絡を含めてお答えくださいエントリーシート+玉手箱→1次面接→2次面接→最終面接本選考のためにした準備についてお答えくださいなぜNTTではなくKDDIなのかについて答えられるように業界研究をすすめました。KDDIについての理解については、エントリーシート提出後、面接前に大学のOBOGに2回会わせてもらう機会に深めるようにしました。また、大学別採用の場合は1次面接でフィードバックや業界研究のアドバイスがもらえる為、そのアドバイスに沿って2次面接に向けた5Gに対する理解を日経新聞や5Gコンテストなどに目を通すことで準備をしました。それぞれの面接およびGDについて、社員の人数および役職、面接を受ける学生の人数、面接会場、面接時間、質問内容、面接の雰囲気、面接の感想についてご記入ください。面接がない場合は「なし」とお答えください1次面接:1対1で行われました。面接官が大学の0Bのためフィードバックが手厚くもらえます。2次面接:面接官2対学生1で行われます。面接官は大学のOBで、和やかな雰囲気でした。最終面接:面接官3対学生1で、和やかな雰囲気の中で基本的な質問のみされました。本選考において評価されたと感じたポイントや選考において重視されていたと思う点についてお答えください通信業界についての業界理解と企業比較ができていたこと、面接で緊張することなく答えることができたことが評価されました。実際に自分自身がKDDIで働く姿をイメージしてもらえるように心がけていましたが、そのイメージの掴みやすさは内定につながったと感じています。面接において印象に残った・回答に困った質問をお答えください2次面接の際に、「最近お札が変わるというニュースがありましたが、あなたなら5000円札に誰を選びますか。」と聞かれました。面接・GDなど各選考フローにおいて心がけていたことをお答えください実際に自分自身がKDDIで働く姿を面接官にイメージしてもらえるように心がけていました。また、熱意が伝わりやいよう、想いをぶつけるだけでなく、具体的に行いたいことや企業比較をした上でKDDIでしか行えない夢を伝えるようにしていました。また、ここの面接では毎回フィードバックが頂けるので、そのアドバイスを確実に次回に活かすようにしていました。KDDIの本選考合格者ESここでは、KDDIの合格者ESを3つ紹介します。闇雲に内定者のESを真似するのではなく、どのような書き方であれば評価され、反対にどのような書き方は評価されないのかを自身でよく考えることが重要です。参考:その企業に合格したESを読むことで、単純にESの書き方を学ぶだけでなく、その企業がどのような人物を求めているのか、設問からどのようなことを聞きたいのかを学ぶことができます。ここで紹介する3つ以外のES以外も読んで是非参考にしてみてください。KDDIの合格者ESはこちらから20卒KDDI(総合職)この合格者のESはこちらから・KDDIで実現したいこと「通信×◯◯で、一人ひとりの新たな当たり前」を創ることです。アルバイトの経験から、お客様により近い距離で、ニーズに応え、お役立ちできることに喜びを感じてきました。そこから、一人ひとりのお客様に密着したサービスを届けたいという強い思いがあります。「KDDIDIGITALGATE」の見学を通じて、通信と多様な業種とのマッチングを肌で感じ、一消費者として、一体どんなサービスが生まれてくるのか心躍らされました。そして同時に、この体験をお客様と共有したい、新たな当たり前にしていきたい、そんな考えを持つようになりました。ライフデザイン事業本部で、自分の仕事の先にいるお客様に対して「新たな当たり前」を届けていく、心躍る体験を実現する、そんな人を目指します。ただ、他の事業部においても、それぞれに求められる資質を貪欲に吸収し、自分のなりたい将来像と現状のギャップを確実に埋めていこうと強く思っています。・あなたがチームで力を入れて取り組んだ経験について、ご自身の役割も含めて教えてください「ビアガーデンのアルバイトでコスト削減をし、営業利益率を上げた」ことです。3年目の去年は、90人のアルバイトから私を含め4人がチーフに選ばれ、営業利益率の増加に取り組みました。当初私達4人は、各自で現状分析、各自で社員に提案するような状態でした。私は、4人のまとめ役として、単独行動では成果は残せないと強く発信していきました。元々、信頼のおける間柄だったので、自分の思いを伝えていけば、必ず手を貸してくれる、そして、4人で一緒にやり遂げたいそんな思いでした。私の粘り強い協力要請と私生活の交流も相まって、4人で分担・連携して調査することに成功しました。私達は、「全食材の原価率」と「時間帯別の料理人気度」を見える化し、食材の種類・提供時間の変更を行いました。その結果、施策の前後で営業利益率が約3%増加しました。この経験から、1人の粘り強い姿勢で周りを巻き込み、目標達成に繋げられることを学びました。20卒KDDI(企画)この合格者のESはこちらから・KDDIで実現したいことを教えてください貴社の顧客データや通信技術を用いて、医療介護分野のプラットフォームを確立することで、医療介護に携わる従業員や患者、家族にとって暮らしやすい世の中を実現させたいです。私は中学生の頃から、祖父が寝たきりになって以来、祖母が主に毎日介護し、また母が外で仕事をしながら、家では介護をする姿を見てきて、介護に専念できないが介護をしなければならない人達の負担を減らしたいと思うようになりました。医療介護現場で進展する通信技術を用いることで幅広く貢献できると思いました。貴社は「スマホdeドック」などを展開し、医療×ITの分野を推進しております。私は貴社に入社し、まずは営業部門に所属し、社会や顧客のニーズを把握できるように努め、その後商品サービス部門に所属し、介護医療に貢献できるサービスを生み出したいです。具体的には現段階ではテレワークの技術、介護ロボット技術推進による介護者の働き方支援や健康データを集め、予防医療を推進したいです。・あなたがチームで力を入れて取り組んだ経験について、ご自身の役割を含めて教えてくださいガム会社の学生向け販促施策を全国20チームの大学で競うコンペに参加し、優勝を目指して3か月間5人で取り組みました。当初、インターネット上の調査を基にチームで検討を進めていましたが、ありきたりなアイデアしか出ず議論が停滞していました。負けず嫌いで優勝したい私は危機感を感じ、「インターネットにない独自の情報こそ価値がある」と考え、街頭インタビューをメンバーに呼びかけ決行しました。街頭インタビューについて反対するメンバーがいましたが、「他チームがしないからこそするべき」と考え、メンバーを説得しました。1週間毎日4時間ターゲットに対する街頭インタビュー調査を実施し、声をかけた8割の方には素通りされましたが「新たな発見を得たい」と思い粘り強く続け、最終的に15人の回答を得ることができました。そこで得た新しい気づきにより議論は活性化、発表に取り入れることで若者独自の視点が企業に評価され優勝できました。20卒KDDI(事務系OPENコース)この合格者のESはこちらから・KDDIで実現したいこと世の中のあらゆるものを通信でつなぎ、人々の身近な暮らしを便利に幸せにできるようなサービスを実現したい。特に、自分が関心を寄せ研究を行っている学校教育を通信の力で変革し、学校教育のICT化を進めることで、子供たちにより良い教育の場を与えたい。具体的には生徒の成績管理や学習状況などをデジタル化することで教師の労働時間削減をはかり、他にも紙媒体の教科書を電子化することでより生徒が興味を持って学習に打ち込める様なサービスを生み出していきたい。そのためには様々な企業と連携し新たな教育サービスを生み出すことや高速で快適な通信環境を整えることが必要である。これは移動系ネットワーク事業だけでなく固定系ネットワーク事業を展開している貴社だからこそ可能である。また、ライフデザイン企業を掲げ、お客様に通信以外も含めた最適なソリューションを提供するため未知の領域へ積極的に挑戦している貴社だから実現できると考える。・チームで頑張ったこと、自分の役割男性向けWebメディアを運営する企業で長期インターンを行い、周りを巻き込みながらWebメディアを大きく成長させた。ファッション関連の業務に取り組む中で、既存のWebメディアと比べ、自社の記事は魅力が少なく、自分も含めみな漠然と記事を執筆しているだけだと感じた。そこで、週に何度も会社に足を運び、社員の方や他のインターン生と話合いを行い、閲覧数を伸ばすための提案を二つ行った。一つは企業から直接プレス情報を頂き、プレス情報をいち早く発信すること。そして、もう一つは積極的にSNSを見て、トレンドを把握し、記事に反映させることだ。その結果、自社のコンテンツの中ではファッションが最も閲覧数を集めるようになり、Webメディアとして大きく成長をとげた。この経験から私は経歴や年齢が違う人々が集まるチームで結果を残すためには何よりも積極的にコミュニケーションをとり、協力体制を構築することが重要だと学んだ。さいごに今回は「NTTドコモ・ソフトバンク」と並び、国内大手通信キャリアの中の1社であるKDDIの内定者を大学別・男女別・文理別の観点から分析しました。ある程度の規則性はあるものの、該当年度でのデータであるためここでの数値が絶対であるということはありません。KDDIはスマートフォンなどの個人向けサービスだけでなく、その高い技術力を活かし、通信を通じてあらゆる「社会課題の解決」に取り組んでおり、これからの成長が期待される企業です。ぜひ本記事をもとにKDDIへの対策を進めていっていただけたらと思います。【参考記事】・・・・・・・
- KDDIのインターン選考(webテスト・ES・面接)対策|合格者ES付 32,771 views KDDIのインターンシップES一覧はこちらから「NTTドコモ・ソフトバンク」と並び、国内大手通信キャリアの中の1社であるKDDI。スマートフォンだけでなく、最近では「J:COM」や「auスマートパス」などの事業を数多く展開しています。本記事では、KDDIのインターン内容から具体的な選考対策までを紹介します。【本記事の構成】●KDDIとは●KDDIのインターン内容について●KDDIの求める人材像●KDDIのインターン選考内容●KDDIのインターン選考:webテスト対策●KDDIのインターン選考:ES対策●KDDIのインターン選考:面接対策●最後にKDDIとはKDDIは1984年(昭和59年)に「国際電信電話株式会社(KDD)」として創業しました。その後2000年(平成10年)に「DDI、KDD、IDO」が合併し、KDDIが発足しています。現在は本社を東京都千代田区に構え、社員数は2019年3月31日現在で「41,996人(連結ベース)」となっています。KDDIと聞くと「携帯電話やスマートフォンの会社」というイメージを持たれがちですが、様々な事業を展開しています。その事業は主に3つに分類することができ、詳細は以下の通りです。個人向けサービススマートフォン、携帯電話、インターネット回線、auスマートパス・コンテンツサービス、auWALLET企業向けサービスクラウドやIoT技術を最大限活用した最適なソリューション提案、IoTソリューション海外事業の展開ミャンマー通信事業、モンゴルにおけるMobiComCorporationLLC、600社以上の海外通信事業者とのパートナーシップ【参考】KDDI企業HP:事業概要そして、KDDIの「社是・経営理念」は以下の通りとなっています。社是「心を高める」~動機善なりや、私心なかりしか~企業理念KDDIグループは、全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、お客さまの期待を超える感動をお届けすることにより、豊かなコミュニケーション社会の発展に貢献します。【引用】KDDI企業HP:企業理念また、事業ビジョンの「KDDIの中期経営計画(2019~21年度)」において、以下の7つの"事業戦略"を掲げています。①5G時代に向けたイノベーションの創出②通信とライフデザインの融合③グローバル事業のさらなる拡大④ビッグデータの活用⑤金融事業の拡大⑥グループとしての成長⑦サステナビリティ【引用】KDDI企業HP:事業ビジョン「通信とライフデザインの融合」を実現するとともに、社会課題の解決に取り組んでいる企業がKDDIになります。KDDIのインターン内容についてここでは、KDDIの21卒向けインターン内容について具体的に紹介します。21卒向けのサマーインターンに関しては、以下の6つのコースで募集しています。(「セキュリティコース」と「ファシリティコース」に関しては、詳細が判明次第記載します。)【ネットワークコース】●実施期間1クール:8/26(月)~8/30(金)の5日間2クール:9/2(月)~9/6(金)の5日間●会場東京都内のKDDIオフィス●応募締め切り6/25(火)●募集人数数十名【クラウド・アプリケーションコース「サービス・業務課題解決のための要件定義体験」】●実施期間8/26(月)~8/30(金)または9/2(月)~9/6(金)の5日間を予定●会場東京都内のKDDIオフィス●応募締め切り6/30(日)●募集人数若干名●応募条件(以下のような方を歓迎)経営システム工学やビジネス工学・システムズエンジニアリング・プロセスモデリング・データモデリング・ビジネス構想スキルを専攻または独習している学生、活発にコミュニケーションができる方、協調性とリーダシップのある方【クラウド・アプリケーションコース「アジャイル開発体験」】●実施期間9/2(月)~9/6(金)の5日間●会場東京都内のKDDIオフィス●応募締め切り7/2(火)●募集人数若干名●応募条件(以下のような方を歓迎)エンジニアと会話しながら技術向上を図りたい学生、チームでの開発経験に興味がある学生、プログラミング経験(趣味でも研究室でもプログラミング経験があれば可)、AWS利用経験、Git利用経験、活発なコミュニケーションを好む方【クラウド・アプリケーションコース「サービス検討・開発体験」】●実施期間9/9(月)~9/13(金)の5日間●会場東京都内のKDDIオフィス●応募締め切り7/4(木)●募集人数若干名●応募条件(以下のような方を歓迎)個人・研究室・ゼミ等で開発経験のある方、多様な視点(お客さま、KDDI、世の中の視点)で物事を捉えられる方、アウトプット意識のある方【UI・UXデザインコース】●実施期間9/9(月)~9/13(金)の5日間●会場東京都内のKDDIオフィス●応募締め切り7/4(木)●募集人数若干名●応募条件(以下のような方を歓迎)ユーザーの体験価値を考えたサービスの作り方に興味のある方、人間中心設計プロセスやデザイン思考に興味のある方【新規事業開発コース】●実施期間9/9(月)~9/13(金)の5日間●会場東京都内のKDDIオフィス●応募締め切り7/7(日)●募集人数若干名●応募条件「サービス企画・開発」、「マーケティング」、「アライアンス営業」の各部門によって異なるコースが6つと複数あり、かつそれぞれのコースによって「応募条件」が異なるため、各プログラム内容を理解した上で応募しましょう。【参考】KDDIインターンシッププログラム2021KDDIの求める人材像ここでは、「KDDIの求める人材像」について紹介します。KDDIは自社として「求める人材像」を明記していません。しかし、"KDDIフィロソフィ"として以下のように掲げています。第1章目指す姿●つなぐのは思い、つなぐのは笑顔●365日、守るのが使命●驚きを超え、感動をお客さまに届ける●一人ひとりがKDDI●真のグローバル化へ●お客さま第一に考える●夢を描き、追い続ける●ダイバーシティが基本第2章経営の原則●社会への責任を果たす●公明正大に利益を追求する●売上を最大に、経費を最小に●リアルタイムで経営する●事業の目的、意義を明確にする●ガラス張りで経営する●筋肉質の経営に徹する第3章仕事の流儀高い志を抱き、具体的な目標を立てる。絶対に達成するという強烈な願望を持ち、成功するまであきらめずにやり抜く。そして、達成した喜びを分かち合う第4章行動の原則●自ら燃える●ジブンゴト化する●スピード感をもって決断し行動する●目線を上げる●チャレンジ精神を持つ●どんな仕事も地道に一歩一歩、たゆまぬ努力を続ける●原理原則に従う●フェアプレイ精神を貫く●闘争心を燃やす●本気、本音でぶつかる●一丸となってやり抜く●外を見て内を知る●常に創造的な仕事をする●能力は必ず進歩する●現地現物で本質を見極める●小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり第5章人生の方程式●人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力●利他の心で考える●常に謙虚に素直な心で●人間として何が正しいかで判断する●感謝の気持ちを持つ●常に明るく前向きに取り組む【引用】KDDI企業HP:企業情報求める人材像に関しては、特に「第3章仕事の流儀」、「第4章行動の原則」、「第5章人生の方程式」が関連していると考えられます。そこで「KDDIフィロソフィ・KDDIの事業・通信という業界」などを踏まえ、を参考に考えると、以下の2点がKDDIの求める人材像に合致するのではないかと考えました。①関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる人材②価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる人材KDDIは通信業界に属しているという特性上、他業種の企業や数多くの消費者、つまり"社外の人々"と関わる機会が非常に多いため、上記の2つの素養は必要となります。以下に「KDDIの求める人材像」の理解に役立つ記事を載せておきますので、こちらも併せてご覧ください。【参考】KDDIのインターン選考内容ここでは、KDDIの21卒向けサマーインターンの選考内容を紹介します。各コースの選考フローは以下の通りとなっています。ネットワークコースwebテスト▶エントリーシート(以下、ESと明記)▶面接▶インターン参加クラウド・アプリケーションコース「サービス・業務課題解決のための要件定義体験」webテスト▶ES▶面接▶インターン参加クラウド・アプリケーションコース「アジャイル開発体験」webテスト▶ES▶面接▶インターン参加クラウド・アプリケーションコース「サービス検討・開発体験」webテスト▶ES▶面接▶インターン参加UI・UXデザインコースwebテスト▶ES▶面接▶インターン参加新規事業開発コースwebテスト▶ES▶面接▶インターン参加◆その他情報・複数コースの併願受験が可能。・併願受験される場合はwebテストは1回のみの受検で応募が可能。・各コースの応募締め切りに関しては「KDDIのインターン内容」内に記載。【参考】KDDIインターンシッププログラム2021選考フローは「webテスト・ES・面接」の3段階ということで、それぞれについて詳しく確認していきます。KDDIのインターン選考:webテスト対策ここでは「webテストの対策」を紹介します。「21卒向けサマーインターン」のwebテスト形式は以下の通りです。●時間:1時間半●形式:玉手箱●科目:言語・非言語・英語・性格検査●時間配分:言語(25分)・非言語(35分)・英語(12分)・性格検査(20分)玉手箱とは玉手箱は日本SHL社が作成している適性検査の一つです。SHL社は他にも「GAB・CAB」という適性検査も利用しており、玉手箱の問題の一部はGABと同じ形式となっています。受験形式はwebテスト形式となっており、自宅等のPCで受験する形となっています。科目は「言語・計数・英語・性格検査」で構成されています。性格検査以外の3科目に関しては、「言語3種類・計数3種類・英語2種類」の計8種類のパターンがあり、以下の通りとなっています。【言語】●論理的読解/GAB形式(32問/15分または52問/25分)●趣旨判定/IMAGES形式(32問/10分)●趣旨把握(10問/12分)【計数】●四則逆算(50問/9分)●図表読取(29問/15分または40問/35分)●表推測(20問/20分または35問/35分)【英語】●論理的読解/GAB形式(24問/10分)●長文読解/IMAGES形式(24問/10分)この中から企業ごとに「各科目1形式ずつ」選択され、出題される形式となっています。(英語は課されない場合もあります。)そのため、各科目ごとに1つの形式の問題が最後まで続いて出題されることになります。例えば、計数で最初に表推測の問題が出題されたのであれば、最後まで表推測の問題しか出題されないということになります。また、対策に関して最も重要となることは"素早く正確に解く"ことです。選考前に問題集を1冊買っておき、しっかりと練習をしておきましょう。【参考】KDDIのインターン選考:ES対策ここではESの対策を紹介します。21卒向けサマーインターンでは、各コースで以下の設問が課されます。ネットワークコース●下記について研究または、学んだことがあるものを選択してください。→選択肢:5G・IoT・AI(機械学習/深層学習/データ分析)・サイバーセキュリティ・ブロックチェーン・情報セキュリティ・VR・AR・仮想化技術・学んだことがない●選択したものについてどのようなことを研究または、学んだかを具体的にご説明ください。(200文字以下)●現在あなたが、他人には負けない、最も力を入れて取り組んでいることをお答えください。また、その取り組みの中で、あなたが課題だと感じていることも併せてお答えください。(300文字以下)クラウド・アプリケーションコース「サービス・業務課題解決のための要件定義体験」●あなたがキャリアショップ(auショップ、ドコモショップ、ソフトバンクショップ等)に行ったとき、接客や事務手続きで、システム化して改善すべきと感じたことを挙げてください。(200文字以下)●あなたの日常生活の中で、「システム化するといいのに・・・」と思う場面・ビジネスがあれば、それはどんな場面で、どうすれば良いと思いますか?(200文字以下)クラウド・アプリケーションコース「アジャイル開発体験」●これまでの開発成果(GitHub/Webサイト/Blog/Qiita等)などが公開されている場合は、ご回答ください。(100文字以下)●各プロジェクトやコードについて、力を入れた点や、特に強調して伝えたいご自身の活動について自由にご回答ください。(200文字以下)クラウド・アプリケーションコース「サービス検討・開発体験」●好きなアプリやWEBサービスについて教えてください。(100文字以下)●本インターンシップに参加してやってみたいこと、知りたいことを教えてください。(100文字以下)●最近気になる技術や技術系のニュースについて教えてください。(100文字以下)UI・UXデザインコース●下記について、研究課程または授業やセミナー等で学んだことがあるものを選択してください。(複数回答可)→選択肢:UXD(UXデザイン)・デザインシンキング・HCD(人間中心設計)プロセス・学んだことがない●選択したものについて、どのようなことを研究または学んだかを具体的にご説明ください。(200文字以下)●ご自身がデザインに関わった、現在公開されている成果物がある方は、URLをご回答ください。なお、他の方と共同で制作された場合、ご自身の取り組んだ箇所を補足でご記載ください。(200文字以下)新規事業開発コース●組織で取り組んで成功した経験と、その中の自身の役割について教えてください。(200文字以下)●自己PRを記載してください。(200文字以下)ガクチカ●選択したものについてどのようなことを研究または、学んだかを具体的にご説明ください。(200文字以下)●現在あなたが、他人には負けない、最も力を入れて取り組んでいることをお答えください。また、その取り組みの中で、あなたが課題だと感じていることも併せてお答えください。(300文字以下)●これまでの開発成果(GitHub/Webサイト/Blog/Qiita等)などが公開されている場合は、ご回答ください。(100文字以下)●各プロジェクトやコードについて、力を入れた点や、特に強調して伝えたいご自身の活動について自由にご回答ください。(200文字以下)●ご自身がデザインに関わった、現在公開されている成果物がある方は、URLをご回答ください。なお、他の方と共同で制作された場合、ご自身の取り組んだ箇所を補足でご記載ください。(200文字以下)●組織で取り組んで成功した経験と、その中の自身の役割について教えてください。(200文字以下)この設問では、研究などの学生時代力を入れている(入れた)こと、つまり「ガクチカ」を問われています。企業がガクチカを質問する意図としては、"経験自体のレベル・スペックの把握”と"自社に合う・マッチする人材か知るため”という2つが挙げられます。また、その上で評価基準として以下の3つが主に用いられます。①実績自体のインパクトがどれだけあるか②書いてある内容から思考力・考えの深さ・人柄を示すことができているか③企業で活かせる学びを得ているかつまり、上記の2つの意図に沿い、その上で3つの評価基準を満たすことが「高く評価されるガクチカ」となります。一般的にガクチカは、以下のフレームワークに沿って書くと論理的な文章になると言われています。これらの設問の中でも特に「研究内容・開発成果・デザイン成果」に関するものは、単純に「内容」だけを書くのではなく、"このテーマを選択した理由と背景"・"ひと目見て分かるような具体的な研究(成果)内容"を書くように心掛けましょう。以下に「ガクチカ作成」に役立つ記事・動画を載せておきますので、こちらも併せてご覧ください。【参考】以下、20卒向けサマーインターンES通過者のESになります。組織で活動して成功した体験とその役割予備校バイトの募集活動においての入学者数増加です。なぜなら、自分がリーダーとなり、成果を出すために活動をしたからです。意識したことは論理的思考力と課題解決です。五人のチームを結成し、月に二回ミーティングを行いました。その中でどの子が入学しそうなのか、ネガティブ要因に対する対応を共有し、実行に移しました。このような活動の結果、入学者数が前年よりも三十名以上増加しました。【通過者ES】インターンエントリーシート:2020卒志望動機●本インターンシップに参加してやってみたいこと、知りたいことを教えてください。(100文字以下)この設問では、いわゆる「志望動機」を聞かれています。企業が志望動機を質問する目的としては、①自社への志望度を知りたい・②入社の際のモチベーションを知りたいという2つが主に挙げられます。そのため上記2つの目的を網羅する論理的な志望動機を伝え、志望している理由を、選考官に納得してもらう必要があります。また、今回の設問は「インターン参加への志望動機」となります。そのため、"このインターンで何を学びたいのか・このインターンに参加することによってどのような姿になりたいのか"等を書けると、高い評価を得ることができます。志望動機の大まかな構成については以下のフレームワークを参考にしてみてください。以下に「志望動機に関するES作成」に役立つ記事を載せておきますので、こちらも併せてご覧ください。【参考】自己PR●自己PRを記載してください。(200文字以下)この設問では、「自己PR」を聞かれています。就活生が企業にPRすべきことは、「自身が企業にとって”採用しなかったら損をする人材である”ということ」です。そのため、正しい自己PRをするためにはその企業のビジネスモデルを理解した上で、「その企業がどのような"強み"を求めているか」を明らかにする必要があります。「求める人材像」の紹介の際にも述べましたが、KDDIであれば、"①関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる人材②価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる人材"であるという素養を意識して書くことを心掛けましょう。自己PRの構成については以下のフレームワークを参考にしてみてください。以下に「自己PRに関するES作成」に役立つ記事・動画を載せておきますので、こちらも併せてご覧ください。【参考】その他●あなたがキャリアショップ(auショップ、ドコモショップ、ソフトバンクショップ等)に行ったとき、接客や事務手続きで、システム化して改善すべきと感じたことを挙げてください。(200文字以下)●あなたの日常生活の中で、「システム化するといいのに・・・」と思う場面・ビジネスがあれば、それはどんな場面で、どうすれば良いと思いますか?(200文字以下)●好きなアプリやWEBサービスについて教えてください。(100文字以下)●最近気になる技術や技術系のニュースについて教えてください。(100文字以下)これらの設問では「企業・業界理解」、「周囲のニュースやサービスへの関心度」などが問われています。具体的に意見を述べたり、ニュースやサービスの内容を詳細に伝えるには、"こういった情報に普段からアンテナを張っておく"ことが必要になります。しっかりと情報をインプットし、その上で"自分自身の意見を述べる"ことができると、高い評価を得ることができるのではないでしょうか。KDDIのインターン選考:面接対策最後に面接の対策を紹介します。20卒向けインターンの面接選考参加者によると、以下のような面接形式だったようです。●面接時間30分~45分程度●面接官と学生の人数2人:2人また、以下のような質問がされたようです。(一部抜粋)●学生時代に力を入れたこと●インターンへの応募理由●自身の研究内容(理系学生)上記の質問に関しては「学生時代に力を入れたこと・自身の研究内容(理系学生)」はガクチカ、「インターンへの応募理由」は志望動機に分類できます。これらの質問に関しては先ほどの「ES対策」の際にも紹介しているため、そちらのフレームワークなどを参考にしてみてください。基本的にはESの内容に沿って面接が行われるため、質問自体はオーソドックスなものがほとんどです。しかし、その分「ESの内容に関する深掘り」がかなりされるそうなので、"なぜ?・どうして?・どうやって?"など、詳しく深掘りされても答えることができるように準備しておきましょう。以下に面接対策に関するunistyleの記事・動画を載せておきますので、こちらも併せてご覧ください。面接対策に有効なunistyleの記事最後に今回は「NTTドコモ・ソフトバンク」と並び、国内大手通信キャリアの中の1社であるKDDIのインターン内容と選考対策を紹介しました。KDDIはスマートフォンなどの個人向けサービスだけでなく、その高い技術力を活かし、通信を通じてあらゆる「社会課題の解決」に取り組んでいます。そんなKDDIのサマーインターンは、コースが多種多様であり、自身の希望に沿ったコースを選択することができるのが特徴です。本記事を通してKDDIのインターン内容についての理解を深めていただき、「webテスト・ES・面接」の対策を入念に行った上で選考に臨んでいただければと思います。最後にKDDIの企業研究、通信業界の業界研究に役立つunistyleの記事を記載しておきますので、こちらも併せてご覧ください。関連記事KDDIの選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
- 【KDDIの面接過去問26選】就職活動での頻出質問と選考意図とは 27,797 views KDDIはソフトバンク・NTTドコモといった通信キャリア大手3社を担う有名企業です。スマートフォンを始めとし、扱っている商材が身近なものが多いということもあり、文理問わず就活生の間でも人気の企業となっています。例年の選考フローは「ES・Webテスト→面接(3回)」とオーソドックスなものになっているようです。それでは、そんなKDDIの面接で出題された質問について見ていきましょう。参考:KDDIのES・選考情報→KDDIの本選考ES・レポート、インターンES・レポートを掲載しています。学生時代の経験に関する質問学生時代に力を入れたことについて教えてください。なぜそれに力を入れたのですか。(サークルでの経験について話した学生に対して)なぜそのサークルに所属しようと思ったのですか。(留学経験について話した学生に対して)なぜその国を選んだのですか。高校時代に力を入れたことについて教えてください。ESに記載された一番大きい失敗についてあなたの言葉でもう一度述べてください。2分で自己紹介してください。チーム力を発揮した経験はありますか。「」を参照すると、上記の1つ目と2つ目の質問は「(1)結論・(2)動機」にそれぞれ該当します。特に後者の「なぜ取り組んだか」については他の企業でも必須の当然考えていくべき内容ではありますが、KDDIの場合はその「なぜ」の捉え方が若干異なるようです。例えば、テニスサークルにおけるエピソードを話した場合は、「なぜ取り組んだか」以前の「なぜそのサークルに所属したのか」といった根本の面から問われたり、留学先におけるエピソードを話した場合は、「なぜ留学したのか」に加えて「なぜその国を留学先に選んだのか」というやや視点が変えられた尋ねられ方がなされることが多いようです。ESに記載した学生時代頑張ったことについて、あらゆる観点から自分なりに解釈を加えておくことが高い水準で求められているといえるでしょう。大学以前の経験についても尋ねられるようですので、自分史を作成するなどして自分自身の価値観についてしっかりと振り返っておく必要があります。チーム力をテーマにした経験について尋ねられることもあるようです。「」に記載されているように、「皆で一丸になって考える」ことが求められるKDDIらしい質問であると言えます。自己PRで伝える強みについても、個人としての強みだけでなく組織の中で発揮する強みについておく方が有効であると考えられます。自己PRに関する質問あなたの強みをどうKDDIで活かすことができますか。長所・短所を教えてください。短所をどう克服しようと考えていますか。先輩・後輩それぞれからどのような人だと言われますか。今の大学を選んだ理由は何ですか。あなたにとってのリーダーシップとは何ですか。人を巻き込む上で大切なことは何ですか。1つ目~4つ目の質問は「」が参考になる典型的な質問です。特に一番上の「強みをどう活かすか」については「」の「(6)強みの活かし方」にあたる自己PRの核となる部分なので、自分が企業の利益に貢献できる人材であることをしっかりと伝える必要があります。また、一番下の質問に代表されるように自らの強みを発揮するうえで必要なことは何かという質問がなされることもあるようです。この手の質問は先ほどの「」では「(4)方法論」に該当します。「」にもあるように、自己PRにおいて方法論について述べることは論理性・説得力を増すうえで重要な要素になってきます。面接の場ではあなたが本当にその強みを発揮することができる人材かこのような形で問われることが想定されますので、以下の記事も参考に方法論についての理解を深めておきましょう。「あなたにとってのリーダーシップとは何ですか」という一つ上の質問でも、「リーダーシップを発揮するうえで大切なことは」何かという方法論を聞きたいという意図もあると考えられます。参考:→方法論を論理的に答えている内定者の回答事例を提示します。志望動機に関する質問あなたが将来成し遂げたいことを教えてください。なぜ通信業界に身を置きたいのですか。弊社に入社された場合、具体的に何がしたいか教えてください。他社と比較してなぜKDDIを志望するのか教えてください。海外転勤となる可能性も大いにありますが問題ないですか。あなたのキャリアプランについて教えてください。具体的に何を何年間やり、どのように成長し、どう事業を推進していきたいかにまで触れてください。配属が希望通りでなかった場合どう対処しますか。弊社のCMを見たことはありますか。それに対して何か意見はありますか。弊社の改善点を教えてください。弊社が取り組むミャンマーへの拡販ではどのような販売戦略を取るべきですか。どうすれば利益を上げることができるとお考えですか。逆質問1つ目から4つ目の質問は「」では「(1)成し遂げたいこと・(4)業界比較・(5)取り組みたい仕事・(6)同業比較」に該当します。当然、成し遂げたいことを語るうえではその「(2)きっかけ」について述べる必要があり、業界比較をするうえでは「(3)企業選びの軸」を明確に設定しておく必要があります。ESの段階からフレームワークに沿った形で整理しておくことで、こういった質問に対しても対応することができるでしょう。同業比較については、同業のソフトバンクでは「」にもあるようにかなり厳しく問われるようですが、KDDIの場合は面接官にとって大きく異なるようです。下記の選考体験者の話にもあるように、この傾向は他の質問でも同様のようです。そのため、どのような切り口で志望動機について尋ねられても対応できるよう幅広い想定をした準備が求められると言えるでしょう。また、企業のプロモーションや事業戦略についての意見を求められる質問もいくつかあるようです。この手の質問は事業に対する理解が進んでいるか、鋭い洞察ができるか知りたいという意図が込められています。答えの内容自体もそうですが、なぜその結論を出したのかについての思考力が問われているという見方もできます。しっかりとした企業分析がその前提となります。文系であり、専門的な知識がまったく無いため、深いことは聞かれない。聞かれたことに元気よく答えられるかが必要であると思う。自社のサービスや他社との比較も聞かれなかった。参考:本選考情報印象に残った質問は特にはなかったが、やはり競合他社との比較が一番大事であると思った。相手側も一番気にする(興味のある)質問なので、ネットや人に聞いたような情報だけではなく、しっかり自分で考えて答えることが大事。参考:本選考情報(総合職)基本的にはESに書いてある内容の深堀とKDDIで何がしたいか、将来の夢を聞かれた。取り立てて難しい質問はなかったが、面接官によって聞くことが全然違うと後から聞いた。参考:本選考情報(総合職)参考:→面接でも聞かれる頻度の多い質問の一つのキャリアビジョンについての内定者回答を掲載します。最後に本選考情報を見る限り、KDDIでは学業に関する質問やその他発想系などの質問は見受けられないという結果になりました。就職活動において最も問われる志望動機・学生時代頑張ったこと・自己PRについてどこまで自分の中で深掘りができているかがポイントになるようです。「なぜ」の掘り下げについては他の企業においても重要であり、様々な切り口でそれを問いてくるKDDIの選考についての情報は他社の選考でも応用できると思います。志望度の有無に関わらず、皆さんの就職活動に本記事を役立てていただければ幸いです。【関連記事】こちらの動画では面接の全体像についてわかりやすく解説しています。ぜひご覧ください。【通信業界完全版】1.2.3.4.5.6.7.
- KDDIのES対策!求める人材を理解して採用レベルの志望動機・自己PR・ガクチカへ 24,360 views KDDIは国内第2位の規模をもつモバイル事業市場を中心に安定した収益を上げている有名企業です。投資案件といえば同業のソフトバンクが積極的に行っているイメージがあるかと思いますが、KDDIも先日ベトナム2番手の通信キャリアと提携するなど、国内の安定的な収益だけでなく海外事業に目を向けた姿勢をとっています。最近ではスマートフォンだけでなく「J:COM」・「auスマートパス」などの事業も数多く行っているため、同社のことを身近に感じている就活生も多いのではないでしょうか。このように我々の生活に直接的に関わっている事業が多い分、KDDIを始めとした通信キャリア業界は文系・理系問わず就活生にとって例年人気の企業となっています。今回は「」も参考にしつつ、KDDIのESと採用HPからどのような人材が求められているかについて説明していきたいと思います。「ジブンゴト化」を常に意識するようにしています。私たちの部門は、自分たちが何かサービスを作るということはほとんどありません。サービス企画開発部門が作ったサービスを、お客さまセンターを介してお客さまへ伝えていくことが仕事です。お客さまセンターの担当者にただ単純にサービスの内容だけを伝えるのではく、どのようにご案内すればそのサービスの魅力が伝わるかをサービス企画開発部門と一緒になって考えることを心がけています。自分もそのサービスを作っているつもりで考えるという、まさに「ジブンゴト化」だと思います。サービス企画開発部門も、お客さまの対応はお客さまセンターの担当者に任せておけばいい、とは誰も言いません。KDDIには、皆で一丸となって考える風土があると感じます。参考:KDDIの社員紹介(カスタマーサービス)KDDIではどのような人材が求められているのか、「」と上記の営業系社員の働き方を参考に考えていきましょう。上記の文章では具体的にはカスタマーサービスという仕事の中で重視していることについて述べられています。開発部門とお客様センターの仲介役という立場から、それぞれ異なる環境や要求におかれている人々としっかりとした連携をとることが求められているようです。また、「ジブンゴト化」という言葉から関係者が常に当事者意識を持つことで、周囲との協力関係をとりながら「皆で一丸となって」取り組むことが求められているといえます。以上の点から「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」人材をKDDIは求めているといえるでしょう。また、KDDIは総合通信サービス事業者として扱える商材の種類がとても多いため、営業担当はしっかりと顧客が求めるサービスが何であるかを見極めなければなりません。そのニーズを引き出したり異なる部門間で対話をする上では、信頼関係の構築が前提となってきます。それに加え、1つ目の「ジブンゴト化」という主体性に準ずる記述、「ただ単純にサービスの内容だけでなく、どのようにご案内すればそのサービスの魅力が伝わるか考える」という能動的な提案が求められていることについての記述から、「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」人材も求められていると考えられるでしょう。KDDIのES設問(1)KDDIでやりたいこと、実現したいことを教えてください。(300文字以下)(2)あなたは他人から、どのような人に見られていると思いますか。また、その理由を教えてください。(300文字以下)(3)これまで高い目標を立てて、諦めずにそれを達成したエピソードを具体的に教えてください。(300文字以下)設問(1)「KDDIでやりたいこと、実現したいことを教えてください。」について志望動機と関連する質問ですが、そのなかでも「やりたいこと」「実現したいこと」と一歩踏見込んだところまで問われています。を見てみると、「成し遂げたいこと」についてはなぜ働くのかというモチベーションの根源としてまず述べるべき内容として書かれています。記述する内容が志望企業と的外れになっていないかを注意して回答するようにしましょう。どのような仕事があるかについては、OB訪問などを積極的に活用して触れる機会を増やすことが重要になります。参考:→仕事を通して成し遂げたいことを述べるための思考方法を提示します。基本的な志望動機の書き方を確認したいという方は下記の動画も参考にしてもらえればと思います。志望動機の書き方のポイントが端的にまとめられているので、動画でサッと確認したいと思っている方にオススメです。設問(2)「あなたは他人から、どのような人に見られていると思いますか。また、その理由を教えてください。」について自己PRについての質問の一種です。ただ単に自身の強みや裏付けのエピソードを述べるだけでなく、それが周囲からの評価と相違がないかどうかにまで踏み込まれた質問となっています。自己評価と他者評価に違いがあること自体は問題ないのですが、その場合はなぜその差が生じたのかにまで触れることが求められるでしょう。一方、両者に相違がない場合でも、面接における表情や立ち振舞いといった面接官があなたから受ける印象ともズレがないかどうかにまで意識する必要があります。先述の通り周囲との協力関係をとることが求められるKDDIでは、組織の中で自分を客観視できているかどうか見るためにこの設問が置かれていることも考えられるでしょう。参考:→自己PRを述べる際に「リーダーシップ」をあげた回答事例を提示します。設問(3)「これまで高い目標を立てて、諦めずにそれを達成したエピソードを具体的に教えてください。」について学生時代頑張ったことについて「高い目標とそれを達成した経験」についてと条件づけされた設問です。学生時代頑張ったことはその経験から導かれる強みが志望企業と合致しているかどうかが重要となります。例えば、この設問は個人として努力し成果をあげられる人材か尋ねている以下のP&Gの設問と文面的には類似した内容となっていますが、「皆で一丸となって考える」ことが求められるKDDIの場合は、何か集団の中で目標を立てそれを実現したエピソードについて述べた方が評価できる内容となります。あなたが、これまでに著しい結果(学校、コミュニティー、仕事などを含む)を出したときのことを教えてください。参考:P&Gエントリーシートその中で、なぜその目標を立てたのか、目標達成においてあなたのどのような性格が生かされたかという点にまで。以下の記事や動画で説明しているフレームワークに沿って記述できるといいと思います。参考:→「ガクチカ」を述べる際のフレームワークを提示します。最後にKDDIのような私達の生活に身近な企業では、なんとなくその商品を知っているから・その商品が好きだからという理由で志望する就活生が多いように思われます。しかし、消費者としての「好き」と生産者・提供者としての「好き」は本質では異なり、そのような志望動機は一般になかなか評価されません。是非、インターンやOB訪問を通して、仕事を積極的に体感し、単なる「スマートフォンが好きだから」ではなく、自身がKDDIに入社することのメリットを論理的に企業側に伝え、評価されるようになっていただければと思います。そのうえで、この記事がKDDIを志望する方にとって少しでも参考になれば幸いです。参考:→「好きだから」といういう理由の志望動機の評価される場合とそうでない場合を提示します。photobyMartinThomas
- KDDIのES徹底解説!選考通過者の志望動機・ガクチカ分析 20,271 views KDDIはNTTドコモ、ソフトバンクと並ぶ国内大手通信キャリアの1社です。auWALLETやJ:COMなど通信事業以外のビジネスも幅広く行っているため、学生の中でも認知度が高い会社となっているでしょう。本年度のESは、KDDIで成し遂げたいことという志望動機に加え、学生時代にチームで頑張ったことというオーソドックスな内容になっています。この記事ではKDDIが求める人材、事業内容を参考にしつつ、本年度の設問について解説していきます。選考の全体像について把握するにはまずは以下の記事からご参照ください。参考:→ビジネスモデルの分析、求める人材像の考察、選考フローなど、KDDIの選考を突破するために最低限必要な情報を網羅した記事です。本記事のコンテンツ・KDDIの本選考ES設問┗設問1、2┗設問3・最後にKDDIの本選考ES設問◆KDDIであなたが実現したいことを教えてください。(100文字以内)◆なぜKDDIで実現したいか、入社後のキャリアパスを踏まえて教えてください。(300文字以内)◆あなたがチームで力を入れて取り組んだ経験について、自身の役割を踏まえ教えてください。(300文字以内)上記3つの設問について順番に解説していきます。設問1、2◆KDDIであなたが実現したいことを教えてください。(100文字以内)◆なぜKDDIで実現したいか、入社後のキャリアパスを踏まえて教えてください。(300文字以内)設問の意図志望動機に関する設問ですが、入社後に実現したいことを述べさせることで学生が自分のキャリアプランをしっかり描けているか、どの程度企業理解ができているかを探ろうという意図が窺えます。何故その成し遂げたいことは他の通信会社ではなくKDDIでしか出来ないことなのかまでをはっきりと示すことが求められると言えるでしょう。意図を踏まえた回答方針KDDIは安定的な通信料収入を用いて様々な新規事業(auでんき、auWALLETなど)を創出しており、人々の生活の当たり前としてKDDIのサービスを浸透させようとしています。このことから、通信事業だけでなくライフデザイン事業にも積極的に進出して行こうという狙いが見て取れます。このような事情を踏まえて志望理由では、通信関係のみならず人々の生活に貢献したいという軸で書くと良いでしょう。また、KDDIではチャレンジ精神を重んじる企業風土でもあるようですので、積極的に新しいサービスや企画提供に関わりたいと述べると評価を得られると考えます。(もちろんなぜ関わりたいのかの説明は面接時に必須になるでしょう)キャリアパスに関しては、企業HPの社員インタビューやOBOG訪問を行い自分が将来こうなりたいと思う社員が辿ってきた経歴を参考にすると現実味があり、説得力があるものになるでしょう。内定者の回答事例私は「新しい当たり前」を創り、人々の生活基盤から豊かにしたい想いがある。それはビジネスコンテストの企画運営経験で、参加者の成長に紐づく企画を基盤から思案した経験に基づく。そこで固定通信と移動体通信の両方を扱い、ライフデザイン企業を目指すフロンティア精神溢れる貴社でこそ、制約が少なく幅広く価値を生み出すことができると考えた。上記の想いを実現するために、ソリューション営業として世の中のニーズを肌で感じ、社会課題に敏感な人間を目指したい。その後、チャレンジローテーションの年次には、自身で社会の課題をピックアップし、「商品・サービス企画」に明確な目的と強い意志をもって志願できるようになりたい。参考:KDDIエントリーシート大枠の志望動機が人々の生活基盤から豊かにしたいとなっているため、KDDIの企業理解がしっかりされていると見受けられます。また、同社のチャレンジ精神を理解した上で入社後にまず何をしたいのか、数年後に何をしたいのかが明確に記載されているため、この学生がどういうビジョンを持ってどういうキャリアを描きたいのかがイメージしやすいものになっています。同社を志望する理由についての記述は薄いところは気になりますが、入社後の働くイメージが明確になっているため、人事担当もこの学生の活躍がイメージしやすかったのでしょう。参考:→多くの学生を悩ませる志望動機の作り方について、企業の意図を踏まえながら解説してた記事です。上記のフレームワークの活用法についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。動画を通じて志望動機の書き方を確認したいという方は下記の動画も参考にしてもらえればと思います。志望動機の書き方のポイントが端的にまとめられているので、動画でサッと確認したいと思っている方にオススメです。設問3◆あなたがチームで力を入れて取り組んだ経験について、自身の役割を踏まえ教えてください。(300文字以内)昨年度とは違った内容の設問になっていますが、突飛な内容のものではないので書きにくいというものではないと考えます。設問の意図学生時代に頑張った経験を尋ねている設問ですが、チームで力を入れて取り組んだこと、その中での役割を記載するよう指定されているため、設問の意図としては周りと協働しながらどのような立ち回りで動けるのかを見ていると言えるでしょう。具体的には、KDDIでは多くの事務系社員が営業職に就きます。そこでは、開発部門とお客様の仲介役という立場上、異なる環境にいる人々や彼らの要求を把握し、まとめる力が求められていると考えられます。そのため、チームワークを発揮した経験について知りたいという思惑があるのでしょう。意図を踏まえた回答方針KDDIには12もの職種があり、職種の数だけ仕事内容やミッションがあります。とはいえ、全体で目標を達成するには共通の目的意識を持ち各関係者が一丸となって仕事に取り組むことが求められます。そのため価値観や異なる立場にいる人々と協力し成果をあげることが出来る人材をKDDIは欲していると考えられます。また、自身の役割を明確にすることで、集団の中でどのような働き方をするのかを見ようとしていると考えられます。このような類の設問に関して、リーダーシップを発揮した経験でなければいけないと思っている学生もいるかと思いますが、大事なのはリーダーといった肩書ではなく、あくまで組織の中で自分の役割は何なのかを理解し、最大限組織に貢献できるのかを考え行動に移せる人材を企業は欲しいと考えているでしょう。これらを今一度考えた上で、以下の記事や動画で紹介されているフレームワークに沿って書いていくと良いでしょう。参考:→学生時代に頑張った経験の書き方について解説しています。回答を作成する際に活用できるフレームワークの紹介もしています。内定者の回答事例ゼミの班での論文執筆の際に班を統率しました。ここでは全員での協力が不可欠な状況にある一方で班員のモチベーションが低いという課題に向き合いました。班員の様子を見るうちに、真の課題は班員にゴールまでの道のりが見えていないことにあると気づき二つの対応策を講じました。まずは完成までのビジョンが見えていなくても取り組めるよう、作業の細分化と分担を行いました。またモチベーション向上のため、各々が論文における要検討事項を考え共有する時間を設定し危機感を煽りました。これらの施策が論文改善に寄与したと考えています。グループワークの難しさを実感しつつも状況に応じた施策を試し続けることの重要性を学びました。参考:KDDIエントリーシートこちらの内定者はリーダーシップを発揮し、チームに良い影響を与えたことをまとめています。具体的な対応策やそこから得た学びについても言及できているため、読む側にとって理解しやすい内容となっています。しかし、役割が少し分かりづらいため、もう少し具体的だと説得力が増すと考えられます。最後にKDDIは日々の生活に身近な企業なため多くの学生が志望するでしょう。ただ馴染みのある会社で通信に興味があるから、といった志望理由では中々評価されないと感じます。入社後に何をしたいのか、どのように会社に貢献していきたいのかはっきりと思い描いている学生は評価されると思います。unistyleでは先輩のESが多く閲覧できるので、それらを参考にESを書いていきましょう。参考:KDDIの企業研究こちらのページからKDDIの選考レポートやESをご覧になれます。ぜひ参考にしてください。
- KDDIの特徴を解説|業績や社風から見る就活対策・企業研究 29,976 views 「」の記事でも紹介したとおり、多くの学生が志望する通信キャリア業界。今回は業界の中でも契約者数で現在第2位に位置しているKDDIについて紹介したいと思います。KDD(国際電信電話)とDDI(第二電電)が合併して2000年に誕生した同社。同業他社であるNTTドコモとは長年のライバルです。国内で唯一移動通信と固定通信の両方を持ち合わせた総合通信会社であり、その特徴を活かした幅広いソリューション力を強みにしています。今回はそんな同社について、得意事業や社風、そして求められる人材にいたるまで幅広く考察していきます。今後KDDIを志望する学生はもちろん、多くの学生にとっても非常に役に立つと思われるので、ぜひ参考にしてください。KDDIの業績分析、事業の詳細まず通信キャリア企業の収益力に大きく影響する契約数に関して同社の2016期決算説明会資料を参考にしながら確認していきましょう。固定通信サービスの契約でau携帯電話の利用料金が割り引かれるauスマートバリューにより、auの契約数は2016年3月末時点で1155万、世帯数は572万に到達しました。また、auスマートパス会員は前期末から158万人増の1447万人になりました。3M戦略の推進による事業成長が功を奏し、サービス契約数の増加につながったのだと予想できます。(KDDI2015年度決算説明会資料より引用)また、連結の決算数値についても確認していきましょう。下の表からも読み取れる通り、12年度から安定して営業利益が増加していることが分かります。2013年3期から3年連続で10%以上、対前年比で営業利益の成長を継続しています。2016年3月期までの目標として掲げていた「持続的な利益成長と株主還元の強化」、そして「3M戦略(マルチユース、マルチネットワーク、マルチデバイス)の推進による事業成長」の戦略が功を奏したようです。(KDDI2015年度決算説明会資料より独自に作成)また今後の戦略としては、「国内通信事業の持続的成長と新たな成長軸の確立」を掲げており、その具体的戦略として①「国内通信事業の持続的成長」、②「au経済圏の最大化」、③「グローバル事業の積極展開」の以上3つを軸にして、顧客体験価値を提供するビジネスに注力することを当面の目標にしていくようです。特に、国内通信事業に関してはこれまで継続してきた3M戦略を引き続き行っていくようです。参考:KDDI決算説明会2016年3月期事業内容から考えるKDDIが求める人材ここからは、KDDIが求める素質について、「」を参照しながら考えていきましょう。新卒採用HPにて紹介されている社員紹介のインタビューを通して、業務においてどのようなスキルが求められているのかを考えていきますのでぜひ参考にしてください。仕事内容を聞かせてください。コンシューマ営業として、千葉県内のauショップを運営する代理店さまを担当しています。代理店さまの店長やスタッフに、新しいサービスや施策を速やかに伝え、実績を最大化するための販売方法や効果的な訴求方法を提案していくのが仕事です。代理店さまとKDDIをつなぐパイプのような役割として、ただお願いしたり指示したりするのではなく、一緒になって取り組むというスタンスを心がけています。例えば日々の営業訪問の際にも店内が混雑していれば自分が店頭に立つこともありますし、週末の販売営業でも店頭で実際に販売することがあります。参考:KDDI新卒採用HPKDDIの社員紹介(コンシューマ営業)仕事内容を聞かせてください。500人から1,000人規模の企業さまをターゲットとして、直販営業を担当しています。携帯電話や固定電話、インターネットなど様々なサービスを提案する仕事です。最近ではクラウドサービスといった商材も扱うようになってきました。KDDIは総合通信事業者という側面があるので、お客さま一社につきすべてのサービスの提案から構築、アフターフォローまで、営業担当として責任を負っています。また複数のお客さまを担当していますので、記憶力はもちろん、情報の整理力や、マルチタスク遂行能力も必要になる部署です。参考:KDDI新卒採用HPKDDIの社員紹介(ソリューション営業)まず「コンシューマ営業」の働き方について考えていきましょう。コンシューマ営業は、日本全国に展開されている代理店において、店のマネージャ的存在として新規サービス展開における施策の提案や、販売方法の教育などを担当します。ただ単に指示・命令をするのではなく、代理店のスタッフと同じ立場に立ち、協力しながら業績アップに向けて取り組むことが重要であると社員も語っていますね。さて、そういった業務内容から実際に求められるであろう強みについて考えていきましょう。「」と照らし合わせて考えてみると、「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」「3.リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる」「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」以上3の強みが業務において求められるであろうと予想できます。次に、「ソリューション営業」の働き方についても考えていきます。ソリューション営業の働き方はコンシューマ営業とは性質が少し異なります。企業をターゲットとした営業を行うのがこのソリューション営業の役目であり、携帯電話から固定電話、そしてインターネットまでと顧客のニーズに合致した様々なサービスを提案する仕事になります。KDDIは総合通信サービス事業者として扱える商材の種類がとても多いため、営業担当はしっかりと顧客が求めるサービスが何であるかを見極めなければなりません。ソリューション営業の業務内容から考えられる強みについても考えていきます。「」と照らし合わせて考えてみると、「1.個人として努力し、成果をあげることができる」、「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」以上2つの強みが求められていると考えられるでしょう。社風についてここからは、以前unistyleで紹介した業界研究記事である「」を参照しながら、KDDIの社風について考えていきましょう。人事部長は新卒採用HPにおいて、「チャレンジ精神を持ち、変化を求め楽しむことのできる若者。失敗にくじけることなく、前に進むことの出来る若者」こそが、KDDIが求めている人材であると話しています。みなさんは、KDDIに何を求めて入社を希望しますか?事業内容、将来性、企業規模、福利厚生、社会貢献、安定・・・。各々大切なことだと思います。私が思う当社に求める人材は、チャレンジ精神を持ち、変化を求め楽しむことのできる若者。失敗にくじける事なく、前に進むことの出来る若者。私自身、これまで何度も異動を経験してきました。またその中で多くの失敗を乗り越えてきました。各々それぞれの責任があり、そこでのプロジェクト、世の中の変化に応じた事業の変化、サービスの変化、働く仲間の変化を経験してきました。どれもこれもが楽しかったかと言えば、正直辛く苦しかったことも多くあったのが本音。「仕事」は決して甘いものではなく、厳しいものです。でも改めて振り返ると、多くの仲間や多様な事業を知ることができ、その中で多くのコミュニケーションがあり、信頼の構築があり、どれも良い思い出ばかりです。結果、私自身を豊かにし成長させてくれたと感じています。最近は自分で自分の業務分野を最初から限定している学生を多く見受けます。私は、会社に入ったら、自分の可能性を限定することなく、社命に従い素直に新たな業務に向き合い、トライ、チャレンジする、そういった姿勢、それを自ら乗り越え楽しもうとする姿勢のある学生を求めています。参考:KDDI新卒採用HP人事部長メッセージまた、「仕事は決して甘いものではなく、厳しいものだ」というメッセージも印象的ですね。難しい業務を通じ多くのコミュニケーションや信頼の構築があったからこそ、自身を豊かにし成長させてくれたとも話しています。KDDIの業務は「事業内容から考えるKDDIが求める人材」にて紹介した営業職だけではもちろんありません。システムエンジニアやカスタマーサービス、そして商品企画など非常に多岐に渡っています。また、新卒採用の段階で学生から配属先の希望を聞くことはもちろんですが、残念ながら配属希望が通らないことも多く起こり得るとのことです。そういった場合でも素直に新たな業務に向き合って、トライそしてチャレンジできるようなタフかつ柔軟な人材を求めていることは間違いないでしょう。KDDIで働いている社員にも、そういったマインドセットが備わっていることも予想できますね。どんな困難な業務だとしても、自ら乗り越え逆境を楽しむ風土が同社には根付いているのでしょう。また、新卒採用HPにおける「働く環境」について対談を通して紹介しているページについても紹介していきます。お二人の部署はどんな雰囲気でしょうか?小池/とても和気あいあいとした雰囲気だと思います。アプリの抽選やお得なサービスを使って、昼休み中とかに「当たった」「当たってない」ってワイワイ盛り上がったりしてますよね(笑)。中澤/みんなけっこうノリがいい(笑)。異動してきた私に、「皆の知らないことを教えてくれ」と歓迎してもらっています。仕事内容は専門的ですが、それぞれの知識をお互いに教え合ったりして全体の雰囲気はとてもオープンなんですよね。この部署で自分の経験を活かして、持っている知見もどんどん広めて応用していければいいなと思っています。参考:KDDI新卒採用HP働く環境(技術系)職場はどんな雰囲気でしょうか?小田/分からないことがあればいつでも聞ける雰囲気にするよう気をつけています。若手が抱え込みすぎてしまったり、「忙しそうだから聞けない」ということが無いように。伊丹/1年目の末に小田さんと一緒にやっていた案件覚えてますか?最初はうまく進んでいたんですけど、私の知識が足りない部分もあって、上司にもうまく相談できなくて...最終的にお客さまにご迷惑をおかけしてしまいました。もっと先輩を巻き込んで動くようにしなきゃと、後悔してます。小田/覚えてますね。そのときに気付いてあげられなかったのもアドバイザーとしては申し訳なかったので、私としてもそれは反省です。参考:KDDI新卒採用HP働く環境(営業系)技術系・営業系2種類の職種において、社員2名同士の対談を読んでも分かるとおり、社内の雰囲気は非常に明るくオープンな環境が整っていることが分かります。年次関係なく社員同士でよい関係を築き、助け合うことが出来るような人材が多いようです。人事部長のメッセージにおいても「多くのコミュニケーションや信頼の構築が自身を成長させてくれた」とありましたが、そういった人を成長させる機会が多く存在することがこの対談からも分かりますね。内定者のES解説ここまではKDDIの社員紹介の引用などを通して、KDDIの事業内容や求める人材を考えてきました。以下では、実際にKDDIに内定した学生がエントリーシートに記入した内容を参照しながら、同社が求めている人材を改めて考えてみたいと思います。①KDDIでやりたいこと、実現したいことを教えてください。②あなたは他人から、どのように見られていると思いますか。また、その理由を教えてください。③これまで高い目標を立てて、あきらめずにそれを達成したエピソードを具体的に教えてください。①の設問では、KDDIを志望する理由についてダイレクトに問う質問になっています。まずKDDIにおいてやりたいことを前半に記述し、そしてそのキャリアプランの根拠を自分の過去の経験と照らし合わせて後半に記述してあげるとよいでしょう。次に②の設問です。こちらは少しフックのきいた質問になってはいますが、「自分が持っている強み」についてしっかりとアピールすることができる項目になっています。まず「他人からどのように見られているか」の質問に対して自分が持っている良い人柄や強みについて紹介し、そして「その理由は何か」については他者との関わりあいにおいてどのような強みを発揮しているのかについて紹介できると良いでしょう。もちろん、チームでの働き方ではなく、個人としての取り組み方について話すのも良いと思います。また、アピールするべき強みとしては、上記で述べた「事業内容から考えるKDDIが求める人材」とunistyleで過去に紹介した「」を照らし合わせて参考にしてください。最後に③の設問です。こちらはいわゆる「学生時代に頑張ったこと」について問う質問になっています。②の設問同様に自分の強みをアピールすることが出来る項目になってはいるので、②の設問でしっかりと他者を巻き込みながら物事に取り組んだ経験について書いた場合は個人で取り組んだ経験について紹介するのもありだと思いますし、またその逆ももちろん良いでしょう。もしくは、②で紹介したものとはまた別の他者を巻き込みながら取り組んだ経験について紹介するのもありでしょう。さて、ここからはこれら①~③の設問に関して、KDDIの選考を実際に受けて通過した学生が書いた実際のESを設問ごとに紹介していきたいと思います。◆KDDIでやりたいこと、実現したことを教えてください。御社で実現したいことは、世界で最も災害に強いネットワークを構築することです。東日本大震災の時、私は被災地の宮城県にいました。地震直後、電気をはじめ、全てのインフラが止まりました。今を生きるのに必死で、全く未来が見えなかったのを覚えています。通信網も使えなかったため、何が起きているのか、津波が来るのか、食料は届くのか、友人がどんな状況にあるのか全く分かりませんでした。私はその時初めて、「通信」が生活になくてはならないものだと痛感しました。私はミャンマーをはじめ、世界で通信サービスを提供されている御社で、どんな災害にも屈しない強靭な通信網を構築し、日本、ないしは世界中の人々の生活を支えたいです。参考:KDDI【内定】エントリーシートこの内定者は、東日本大震災の被災地であった宮城県において通信インフラはが止まったことによって、非常に辛い思いをした経験について語っています。内定者のこうした経験は通信インフラの重要さを重く認識するきっかけとしては非常に影響力の大きいものであったことが予想でき、この内定者が抱える「どんな災害にも屈しない強靭な通信網を構築し、世界中の人々の生活を支えたい」という夢に対する本気さが伺えます。◆KDDIでやりたいこと、実現したことを教えてください。実現したいことは「通信の恩恵をいつでも、どこでも、誰でも平等に受けられるユビキタス社会を作ること」である。この想いを抱くきっかけとなった経験が2つある。【1】病院通いの祖母に携帯電話を購入したが、使えこなせず解約に至った。高齢者ほどITサービスを必要としているにも関わらず、提供できないことの悔しさを感じた。【2】私は大学時代、ビジネスマッチングサイトを運営する企業で働いていた。県を隔て、出会う確率の低い、発注者と業者が何件もホームページ上でやり取りをしており、ITの無限の可能性を感じた。以上の経験から、通信の恩恵を誰もが平等に享受し、「つながる」ことができる社会を築いていきたい。参考:KDDIエントリーシートこの学生は、通信サービスを誰でもどこでも利用できるようなユビキタス社会を作る夢をまず紹介し、その根拠として2つの経験を紹介しています。2つの理由についても、どういった経緯で学生が通信キャリア業界を志望したのかが非常に素直に伝わっていると思われます。また、学生時代のアルバイト経験について簡単に触れることにも成功しており、採用担当にとっても「実際に会って話を聞いてみたい」と思わせることに成功しています。次に設問②の紹介に移ります。◆あなたは他人から、どのように見られていると思いますか。また、その理由を教えてください。私は他人から「自分の考えに従って行動できる人」と見られていると思います。その理由は大きく2つあります。1つ目は、インターンシップへの参加です。伝統的には、私の研究室ではインターンシップに参加せず研究に専念します。しかし、私は夏という期間を利用して将来どんなことがやりたいのかを見つけたいと考えたため、教授を説得し、6社のインターンシップに参加をしました。2つ目は、飛び級をしたことです。厳しい条件を満たせば、3年間で大学を中退し、大学院に進学できるというものです。中退をするので学位を取れないため大きなリスクを伴いますが、私はリスクよりも飛び級によるメリットの方が大きいと考えたため、実現しました。参考:KDDI【内定】エントリーシートこの内定者は、自信の強みとして「自分の考えに従って行動できる」というものを紹介しています。その根拠としてインターンシップ参加に前向きではない教授を説得してインターン6社に参加した話や、留学の1年間のために大学を飛び級した経験について紹介しています。強みを活かした経験は非常に説得力の高いものであり、自らの意思によってチャレンジングに行動できる人物であることが容易に想像でき、非常に好印象な内容になっています。次に、③の設問についても同様に学生の回答を確認していきましょう。◆これまで高い目標を立てて、あきらめずにそれを達成したエピソードを具体的に教えてください。私は、留学中NPOでのインターンシップに参加し、NPOに資金を提供して頂くスポンサーを探し、契約を結ぶという業務を担当し、4週間で3件の契約を獲得することを目標に、地元事業者に電話による交渉に励みました。しかし、他アメリカ人学生が契約に漕ぎ着く中、私は全く契約を獲得することができずにいました。この状態を解決したいという思いの中、契約に至らない原因は、情報を伝え切れていない部分にあると考え、電話での交渉から、直接出向き話を行うことをインターン先上司に提案・実行し、5件の契約を獲得し、目標を達成することができました。この体験から、問題の原因を考え、泥臭く実行していく力を得ることができました。参考:KDDIエントリーシートこちらの学生は、「学生時代頑張った経験」として留学中に経験した営業活動について紹介しています。個人として努力し、成果をあげるために泥臭く実行できる強みがあることが非常に分かりやすく、また営業において本人が工夫した点も非常に理解しやすい内容になっています。先ほどこの記事でも紹介した「ソリューション営業」としての働き方と学生が経験した営業活動は非常に似通った点があり、入社後に活躍する姿が想像できる野も好印象でしょう。選考について最後に、KDDIの選考状況に関して、選考プロセスや特徴を見ていきます。参考にしてください。◆選考プロセスESとWebテスト(締め切りの一ヶ月後にメールで結果連絡)→一次面接→二次面接と会場でのWeb試験(翌日夜に電話連絡)→最終面接(当日夜に電話連絡)参考:KDDI本選考情報一次面接においてはやはりエントリーシートに沿った質問と、それに対する回答を通して深堀りを行うようです。選考を通して奇をてらった質問はあまりなく、面接官もエントリーシートの内容を理解しようとしてくれるため、学生は自らの個性や強みをしっかりとアピールすることが出来ると思われます。また、「業界の中でも何故KDDIを選ぶのか?」については間違いなく聞いてくると思われるので、しっかりと自分の価値観と何故KDDIの理念が合致しているのかについての回答を用意した上で選考に望みましょう。また、選考が後半に進むにつれて学生が実際にKDDIに入社した後のキャリアプランについて問う質問が増えるようです。具体的なビジョン(何年間何をやって、そしてどのように成長して、最終的に何を成し遂げたいか)について、また何故そう思ったのかについても質問されるとのことなので「KDDIに入ったら具体的に何を成し遂げたいか」についての答えについても自分なりの答えをしっかりと用意しましょう。また入社後の具体的なプランを考えるためにも、KDDI主催の座談会やインターン、そしてOB訪問を通して実際の働き方について知るとよいでしょう。最後にいかがだったでしょうか。今回は大手通信キャリアの1つとして一般の知名度も高いKDDIについて紹介させていただきました。同社の事業領域は多岐にわたっており、次世代に活躍することが見込まれるIoTなどを活用した新規事業に携わることが出来るチャンスも間違いなくあるでしょう。また、同社の事業は最近注目を浴びているIoTやフィンテックなどの最新技術とも関連性が深いためそういったものに関心がある学生ならKDDIは必ず見ておくべきだと思われます。ぜひ今回の記事が皆さんの就職活動の助けになれば幸いです。photobyshibainu