更新情報2020/01/21(火)内容を更新しました!

16963 views
【ケース】日本に高等学校は何校あるか?【BCG面接過去問】
最終更新日:2020年01月21日
1.【業界研究】外資コンサルの仕組み・大手企業ランキング・選考対策まで一挙大公開!
2.【業界研究|コンサルティング】コンサルティングとは?から選考対策までを徹底解説
3.【業界研究】外資コンサル大手企業一覧まとめ
4.【業界研究】外資コンサルの年収ランキングを大公開!
今回はボストンコンサルティンググループの面接で出題されたフェルミ推定の課題について説明したいと思います。
1.前提条件の確認とアプローチ方法の選定
【前提条件】
日本全国にある高等学校の数を計算します。
日本の人口を120百万人、単純化するために、平均寿命を80歳、各世代がそれぞれ150万人いるものとして考えます。
【アプローチ方法の選定】
高校生の数を、各学校の平均在籍生徒数で割る、需要と供給ベースで計算したいと思います。
2.実際の計算
高校進学率を100%と仮定すると、高校生は3世代分丸々が相当するため、150万人×3世代=450万人が高校生の数になります。(ここでは留年者は少数のため考慮しないものとします)
一方で学校の平均在籍生徒数は、1クラス40人、平均6クラスと仮定すると40人×6クラス×3学年=720人と計算できます。
よって日本全国の高等学校の数は、450万人÷720人=6,250校と推定できます。
3.検証
wikipediaによると2005年現在で、高等学校の数は5,418校とのことです。かなり近い数値が推定できたのではないでしょうか。今回のような需要と供給ベースで、施設数を求めるのはかなり基本的なフェルミ推定の問題になりますので、数をこなして慣れるようにしておきましょう。
【ケース問題を解く上で必読の3冊】
東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート 50の厳選フレームワークで、どんな難問もスッキリ「地図化」
現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート――「6パターン・5ステップ」でどんな難問もスラスラ解ける!
【余裕があったら読んでおきたい+2冊】
戦略コンサルティング・ファームの面接試験―難関突破のための傾向と対策
photo by Kevin Krejci
オススメコラム

広告代理店化するコンサル業界はマスコミ志望者を取り込むか>
マーケティングや広告のプランニングを行う会社といえば広告代理店であり、マスコミを志望する就活生を中心に人気の高い業界です。一方で、近年...

IR資料から読み解く総合商社の今後投資すべき分野について>
前回は企業が抱える課題とその解決策の提案のヒントが得られることをワコールのIR資料を元に説明しました。今回は総合商社の面接で聞かれるこ...

【和訳つき】三井物産・安永社長が「起業家精神」を語る【unistyle業界研究ニュース】>
10月29日、英FinancialTimes(FT)誌にて三井物産・安永竜夫社長のインタビューが掲載されました(11月15日現在、和訳...

地頭に自信の無い学生が編み出した、グループディスカッション生存戦略>
こんにちは。Unistyleで1年間インターンを経験し、この春、政府系の金融機関に内々定をしたAと申します。今回のコラムでは、就職活動...