【現役コンサルタントが回答】コンサル志望の就活生がOB訪問で絶対する3つの質問について回答します

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最終更新日:2023年10月26日

【現役コンサルタントが回答】コンサル志望の就活生がOB訪問で絶対する3つの質問について回答します

こんにちは、現役コンサルタントのtetoです。

普段はtwitter「@syunfor」にて就活関連のツイートをしているのですが、今回unistyleにて記事を書く機会をいただきました。

私は新卒で外資系コンサルファームに入社後、最初の数年はシステム系のプロジェクトを経験させていただき、現在はコンサルティング寄りの案件にポジションを移し、データ分析を専門としてクライアント企業の課題解決に取り組んでいます。

本記事を開いていただいた皆さんは、ファーストキャリアの選択肢としてコンサル業界を検討されているところかと思いますが、いざ業界のことを調べても、具体的な製品などがあるわけでもないため、入社後のキャリアをイメージできない部分が少なくないかと思います。

そんな中、ちょうど私の現在のキャリアは、皆さんが「実際コンサルファームに入社した場合の数年先」の状態ですので、これまでの経験を踏まえ、「コンサル業界のキャリアイメージ」が少しでも具体的になるようお手伝いさせていただけたらと思います。

まず初回の本記事では、私が普段twitter/OB訪問などで質問を受ける際に、必ずと言っていいほど聞かれる「3つの質問」について解説します。

これからコンサル業界で勤務している方に対して、OB訪問等を予定されている方は、ぜひ本記事の内容を“前提知識”として、よりファームごとの特徴に踏み込んだ内容を質問していただければ幸いです。

企業研究

本選考とインターンの締め切り情報

【質問①】「コンサルの仕事はプロジェクト単位だと聞いているが、1つのプロジェクトはどのくらいの人数/期間で行われるんですか? 」について


こちらの質問は、コンサルファームの選考に臨もうとしている方は必ず気になる内容かなと思います。この記事を読んでいる方の中にも、既に同様の質問をされた方もいるのではないでしょうか。

コンサルファームでは、働くチームの単位を明確に”プロジェクト”や”ジョブ”として管理していることが多く、実際に入社後は最低1つのプロジェクトまたはジョブに入ることになります。

よって入社後の働き方をイメージするためにも、プロジェクトごとの人数/期間は把握する必要はあるかと思います。(※プロジェクト/ジョブはファームごとの呼び方の違いですので、基本的に同義です。本記事では以下“プロジェクト”に統一します)

結論から言いますと、総合系ファームのプロジェクト人数/期間は一例として以下のような分布になっているかと思います。

※総合系ファーム:コンサルファームのうち”戦略案件”以外も扱っているファーム
※コンサル系プロジェクト(赤枠):プロジェクトの成果物にシステムが含まれていないプロジェクト
※システム系プロジェクト(グレー枠):プロジェクトの成果物にシステム関連の成果物が含まれているプロジェクト

例えば社員数2,000人のファームを想定した時、1つのプロジェクトが平均して5人のメンバーがいるとすると、そのファーム内のプロジェクト数は400件になります。この400件の中には、コンサル系の案件もあれば、システム系の案件もあり、それぞれ人数/期間も異なっています。 

  それぞれの案件のイメージとしてですが(上の分布図は私が適当に作成したもので、実績値ではありません)、赤枠のコンサル系プロジェクトに関しては、概ね1人~15人くらいのチームになることが多いのではと思います。

期間は案件によって様々で、中にはスポット1,2ヶ月で示唆提供の案件もあれば、しっかりクライアントサイトに入って半年から数年に及ぶものもあります。

また、何を1つの”プロジェクトの期間”と定義するかは曖昧な部分がありまして、はじめは半年の契約でスタートしたプロジェクトでも5ヶ月後には翌半年の継続契約を結ぶ場合も少なくなく、延長契約によってトータルでは数年のプロジェクトになる場合もあります。

システム案件に関しても、システム導入におけるフェーズごと(グランドデザイン/要件定義/基本設定/開発/テスト/運用・保守)に契約/プロジェクトを分ける場合などプロジェクトの期間は一意的な定義が難しい部分もありますので、柔軟に理解していただければと思います。

総合系ファームの特徴でもある、グレー枠のシステム系プロジェクトに関しては、そのフェーズにもよりますが、コンサル系プロジェクトよりは比較的期間が長く、また人数は多くなる傾向にあります。

※システム系プロジェクトの人数については、これも何を人数とするのか定義が難しい部分があり、例としてはプロジェクトに関わっている人全体では100人くらいいるが、自社の人は5人だけでその他の95人は外部のベンダーさんであったり、クライアントサイドからそのプロジェクトに入っている人だったりします。

一方、自社で開発部隊も持っているファームの場合は、50人規模のシステム案件を全て自社の人員で構成する場合もあります。期間の定義と同様、人数に関しても柔軟に理解していただけたらと思います。上図のプロットは”プロジェクトに関わっている人全体”の人数のイメージです。

以上の傾向からすると、新卒でコンサル系のプロジェクトに入る場合は人数:2人~10人、期間:2ヶ月~1年くらいのプロジェクトに入る可能性、システム系プロジェクトに入る場合は人数:5人~50人、期間1年~2年くらいのプロジェクトに入る可能性が、一般的には高いかと思います。

プロジェクトの人数と期間

■コンサル系のプロジェクト

人数:2人~10人

期間:2ヶ月~1年

 

■システム系のプロジェクト

人数:5人~50人

期間:1年~2年

ここまでで述べてきたように説明がかなり長く/難しくなってしまうので、コンサル会社の人に同様の質問をした場合には「プロジェクトによりますね」の一言に解答が終始してしまう場合も少なくないかと思います。

ぜひ上記の内容を頭にいれていただき、今後OB訪問をする際には、ファームごとの特色(現状多い案件の特徴など)を質問するなど、1歩踏み込んだ内容について会話できることを期待します。

【質問②】プロジェクト内でのスタッフの評価は、誰が行い、またどのような基準で判断されるのか?


こちらの質問もかなり多く受けます。質問をする気持ちは大変よく理解でき、”up or out”のようなカルチャーに耳にする中、自分が入社したあと、ちゃんと活躍して高い評価を受けられる可能性はあるのか?を判断したいという意図の質問かと思います。

スタッフの評価は誰が行うのか?

まず「スタッフの評価は誰が行うのか?」についてですが、結論としてはそのときの”上司”が行います。(社会人からすると当たり前であり、特にコンサルに限った話でもないのですが、逆に説明されていない部分かなと思います。)

①に書いた通り、例えばコンサル系のプロジェクトで5人構成のチームがあったとすると、多くの場合がパートナーorディレクタークラス1人、マネージャークラス1~2人、マネージャー未満(スタッフ)1人~3人のような構成となっています。

そしてこの場合でいうと、スタッフの上司はマネージャークラスの方、マネージャーの上司はパートナーorディレクタークラスの方となります。新卒の場合は、スタッフなので同じプロジェクトのマネージャーから評価を受けると考えて問題ないです。

また具体的に”評価とは何か?”、”評価を受けたあとの昇進するorしないはどのように決まるのか”なども、もしかしたら気になるかと思いますが、こちらについては、またの機会に解説できればと思います。

どのような基準で評価されるのか?

次に「どのような基準で評価されるのか?」ですが、これは結論として上司/プロジェクトによって様々です。上司も全員人間であり、個人的な感情が左右する場面も少なからずあります。そのような人間的な部分も上手くフォローしつつ、プロジェクト内でスタッフとしての役割を十分に果たせば相応の評価は貰うことができるでしょう。

この質問を受ける際の質問者のよくある仮説として「”クライアント企業の売上を何割上昇させた”などで評価されるのですか?」がありますが、私の経験からだと、スタッフの評価とクライアント企業の売上が紐付く場合は少ないかなと思います。

もちろんこちらも一概には言えないのですが、クライアント企業へのコンサル契約内容が達成できた/できないは基本的にマネージャー以上の責任となる場合が多いので、新卒の方に数字ベースの目標値を求めることはめったに発生しないかと思います。

しかし、キャリアを積んで管理職になった場合は、評価項目には自社/クライアントに関わる数字も含まれますので、こちらに関して中長期的な評価/昇進に必要となってくる要素が気になる方は、OB訪問などを利用して質問するとよいかと思います(中長期的な評価スタイルについては、ファームごとに異なる部分も多いかと思うので)。

【質問③】総合コンサルの場合、入社1,2年はシステム系のプロジェクトに関わることも多いかと思うが、システムに関する知識は研修等で教えてくれるのか?


最後に、システム系の案件について、研修も絡めた上記の質問ですが、端的な解答は「もちろん研修がある場合もありますが、研修で取り上げるのは各種サービスのベース部分の知識で、プロジェクトで課題となっている部分/具体的な開発スキルまでを習得できるわけではない」になるかと思います。

例えばですが、自動車メーカーなどの場合でも、研修で車の作り方の全行程をやってくれるわけではないでしょう。車作りのベースとなる研修はあったとしても、初期配属先が取り組んでいる開発課題は、研修で学んだ基礎知識のみでは解決できない場合がほとんどかと思います。

さらに言えば、数年後、他部署へ移動となった場合、その時はその時で移動先の部署の業務を学ぶ必要があるかと思います。

コンサルファームの研修/プロジェクトについても上記の例と大きく変わらず、研修では一連の概念レベルは学べるかと思いますがプロジェクトで必要とされる知識はまた別途、その時その時で勉強していく必要があります。

クライアント側からしても基礎知識のみで解決できる課題はそもそも自社で解決すればいいので、コンサルファームの案件となっている時点で多少の応用知識は必要となります。新卒で入ったスタッフとしては、いち早くプロジェクトの状況を理解し、必要な知識を吸収できる人が活躍できるかと思います。

最後に


以上、少々長くなりましたが私が普段twitter/OB訪問でよく受ける3つの質問を解説しました。

何か1つでも、これからコンサルファームを志望する方の役に立つ情報となっていれば嬉しいです。

今後の就職活動、応援しております。

■執筆者紹介

teto:総合系のコンサルファーム勤務。データ分析を専門とし、製品の需要予測、施策立案などの案件が好き。

自身の就活や、100件以上の就活相談を受けた経験から、コンサルタントを目指す際のHow toをtwitter @syunfor にて発信中。

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ネット業界で上を目指すなら古い業界に就職すべきという経営者の話 ネット業界で上を目指すなら古い業界に就職すべきという経営者の話 先日、ネット系企業の経営者と話した際に、ネット業界を志望しているような学生は新卒でピカピカのネット業界に入社するのではなく、一度古い業界に転職してそこのノウハウを得てからネット業界に就職する方がよいのではと話していました。今日は彼が話したことについて紐解いていきたいと思います。ネット業界の成長を支えるものインターネット業界は変化が凄まじく、めまぐるしく新しいサービスや技術が起こってきています。スマートフォンが普及したことにより、ほぼ全ての人が手元からインターネットにアクセスすることができるようになりました。これまではネット人口の伸びおよびネット上の技術革新に伴い成長してきた側面がありますが、今後は古い産業を取り込みながら成長していくと彼は話をしていました。ネット業界に長くつかってネットに詳しくなることよりも、ネット業界の人が知らないことややりたくても手が届かなかったことについて、古くからある業界に就職して知識があることが差別化につながるとのことです。今後は特にネットにそこまで本腰を入れて取り組んでこなかった業界に、ネットが入り込むことでもう一段成長するのではないかと話していました。経営者の彼が就職したら面白いと言っていた業界ここからは経営者の彼が、ネット業界に興味のある学生が就職したら面白いのではと語っていた業界について紹介したいと思います。■テレビ・雑誌・新聞元LINEでネット上の動画メディアを立ち上げた森川社長は筑波大学卒業後、日本テレビで10年間働き、その後ソニーからハンゲームジャパン(のちのLINE)へ転職したという経歴の持ち主です。またunistyleでも就活生がダウンロードしておきたいアプリで紹介しているNewsPicksの編集長も、東洋経済出身の佐々木氏が務めています。参考:「ギリシャ問題」「アベノミクス」について回答を求められたら?就活生必携アプリ「NewsPicks」とは参考:実際に面接でも助かった!総合商社内定者が語るNewsPicks活用法またアメリカ発祥のメディアBuzzFeedジャパンの創刊編集長は朝日新聞出身の古田氏です。このように新しいネットメディアを牽引しているのはネット業界に長く勤めた人ではなく、ネット業界の外のノウハウを持った人が担っているケースが少なくありません。これは既存のテレビ、雑誌、新聞の影響力が低下し、ネットに置き換わっており、これまでのテレビ・雑誌・新聞の知見がいかしやすいネットメディアに転身する人が増えているためと思われます。ネットメディアはこれまでは、独自で取材を行うというよりも新聞やテレビで特集された物事について、センセーショナルな見出しをつけた記事を発信することをメインに行ってきましたが、今後テレビ、新聞、雑誌など独自の取材に基づいたコンテンツ制作ノウハウを持った人が流入することによりオリジナルコンテンツで勝負する流れがくると考えられます。■電気・機械メーカーシャープ、東芝などの企業が苦境に立たされている一方で、IoT(InternetofThings)という言葉が産業界でもてはやされています。IoTとはネットに接続したハードのことで、自動車メーカーも積極的に扱っている自動運転も広義のIoTに含まれるでしょう。電力の使用量がすぐにわかるスマートメーターや、自身の健康状況までわかるスマートウォッチなどクラウド上にデータをアップした上で、簡単に参照できるツールが様々開発されています。こういったIoTに関してはネットの技術だけで完結するものではなく、ハードウェア開発に関する知見が不可欠です。IoTに関するベンチャー企業が増え、コロプラなどの企業はVR(バーチャルリアリティ)技術を用いたゲーム開発を行うとも話をしており、ハードに関する知識を持った人材の需要は高まることが予想されます。■金融2015年、16年はフィンテック元年と呼ばれるほどに、金融×ITの話題が多かった年でもあります。家計簿の自動化や簿記がわからなくても会計管理が行えるサービス、最近では複数の質問に答えるだけでオススメの投資商品に基づいたポートフォリオを構築できるサービスなど様々な金融サービスがインターネット上に出てきました。こういったサービスを考える上でも、インターネット技術だけではなく、金融に対するある程度の専門知識が必要になります。3年早くネット業界に入社して身につくスキルや知識はすぐに追い越せる経営者の彼の話では、3年程度別業界に入社した後に、ネット業界に転身したとしてもキャッチアップはそこまで難しくないのではと話をしていました。もちろん日系大企業にどっぷりでマインドセット的にも仕事をもらわないと動けないようでは困りますが、入社前から将来的にネット業界で働くことを前提に他業界に就職するような人材であれば何の問題もないと話をしていました。どんな分野でも追いつこうと思ったその日からしっかりと学べば3年程度ビハインドしていたとしても追いつくのは難しくなく、一方で他業界で学んだ知見やノウハウはネット業界だけで働いていては絶対に身につかないものであり、ネット業界の中の人にとってはその知見・ノウハウは非常に貴重とのことでした。上記で紹介したような業界で、ネット業界の人が持たない知識とビジョンを持っている人の需要は今後ますます高まると話をしていました。もちろんそうした人材になる上では、自分なりに考えて情報収集を行い、不確定の未来に対する予測をある程度たてた上で、柔軟に行動することが求められます。自分の目論見と外れるようなことがあっても、動じずにセカンドプランを実行できる強さが必要になります。最後にキャリアにおけるスキルは単独で考えるのではなく掛け算のスキルセットで考えるというのはよく言われていることです。英語が話せる人は1%、プログラミングができる人も同様に1%だとしても、英語もプログラミングも両方できる人は1%よりもかなり少ない数字になります。終身雇用の大企業で入社したら終わりだと考えるのではなく、どんなスキルセットを身につけて、どう活躍したいのか何となく考えることも大事かもしれません。ネット業界を志望している人だけでなく、他の業界を検討している人も参考にどんなスキルを身につけることが今後の仕事人生を豊かにするか、少し考えてもらえればと思います。photobyMartinThomas 14,132 views
就活とは学生と企業の化かし合い?自己PRはどこまで盛っていいのか? 就活とは学生と企業の化かし合い?自己PRはどこまで盛っていいのか? 「就活とは企業と学生の化かし合いである」という言葉を耳にしたことのある方はいらっしゃるでしょうか?インターンと採用活動の関係性を否定しながらも、選考解禁前から水面下での採用活動を実施する企業。「御社が第一志望です」と最終面接で伝えておきながら、内定獲得後も就職活動を続ける学生。こうした現実を踏まえると、「化かし合い」とは実に言い得て妙な表現だなと思えます。もしかすると、読者の中にも自己PRで"話を盛った"経験のある方がいらっしゃるかもしれません。正直になところ、面接官は学生の「盛った話」にどこまで気がついているのでしょうか?そもそも、自己PRで話を盛る行為はどこまで許されるのでしょうか?この記事では、自己PRの場で話を盛ることの是非について考察していきます。【本記事のアウトライン】▶就職活動で嘘をつく学生たち▶"自己PRを盛る"3つの方法▶企業は学生の嘘に気づかないのか?▶結局、自己PRは盛って良いのか?▶それでも自分に自信が持てない学生へ▶最後に:企業だって"自己PRを盛っている"就職活動で嘘をつく学生たち自己PRに限らず、就職活動において話を盛ったり、嘘をついたりする学生は意外と少なくないようです。少し情報が古いですが、就活支援サイト「キャリタス」を運営するディスコが2017卒の学生を対象としたモニター調査によると、就職活動で「嘘」をついた経験のある学生は回答者全体の74.1%を占めています。最も多かった嘘は「第一志望ではないのに『第一志望です』と言ったこと」であり、全体の7割を超える学生が経験があると答えていました。自己PRなどの学生時代のエピソードに嘘を混ぜたことのある学生も、全体の3割ほど存在していました。参考:【2017年度就活生モニター調査】2016年10月調査学生が自己PRに嘘を混ぜる背景には、多くの学生の話を聞くことになる面接官に自分がどれだけ優秀な人材であるかをアピールするために、少しでも優れた実績を語りたいという思いがあると考えられます。第一志望ではない企業の面接で『第一志望です』と偽ることは、少しでも選考通過率を上げるため、受けてない企業・落ちた企業の選考状況を偽るのも面接で優遇される可能性があるためです。とにかく学生は必死です。その気持は非常に理解できます。"自己PRを盛る"3つの方法自己PRにおける学生の話の盛り方は、大きく以下の3つの方法に分けられます。【1】「数字」を盛る【2】「役職・肩書き」を盛る【3】「経験」を盛る【1】「数字」を盛る1つ目は具体的な「数字」を持ることで、自分の実績を現実以上に大きく見せる方法です。その中には、企画したイベントの参加者数といった「人数」を盛る方法や、アルバイトに取り組んだ期間といった「期間」を盛る方法、部活動での実績といった「成果」を盛る方法などがあります。【自己PRの例】・「大学では100名規模の学生団体を運営していました」(会員数は100名だが、実際に活動に参加している会員は10名しかいなかった)・「1年生の秋から長期インターンシップに取り組みました」(実際に長期インターンシップを始めたのは大学3年生の秋からだった)・「アメフト部ではキャプテンとしてチームをリーグ優勝に導きました」(リーグ優勝は先輩が運営代の実績であり、当時はキャプテンではなかった)【2】「役職・肩書き」を盛る2つ目の方法は、自分が所属している組織内における「役職・肩書き」を盛る方法です。特に「就活の時期になるとサークルの幹事長、副幹事長が大量発生する」と言われるくらい、リーダーシップ経験をアピールするために役職を盛る学生は多いです。もっとも、リーダーシップを伝える上で大切なものは肩書きではなく、集団においてどのように考え、どのように行動したかといった経験の中身であると思われます。【自己PRの例】・「ゼミでは副幹事長として、幹事長とメンバーの架け橋を務めていました」(実際のゼミには副幹事長の役職は存在していなかった)・「サークルで企画係として、メンバーが打ち解けやすい環境作りに努めていました」(実際にはサークル内の飲み会で幹事を担当することが多かっただけだった)【3】「経験」を盛る3つ目の方法は、自らの「経験」を盛る方法です。実際に経験を盛る方法は、経験の中に新たなストーリーを付け加える方法から、学生時代に経験した出来事そのものを作り上げる方法まで様々です。【自己PRの例】・「サークルの改革に取り組んだ当初は、他のメンバーからの強い反対を受けました」(実際には他のメンバーからの反対は無く、改革はスムーズに進んだ)・「留学中ではインターンとして現地のNGOで働いていました」(1日だけ見学に行っただけであり、実際には働いていなかった)企業は学生の嘘に気づかないのか?実際に企業は学生のこうした嘘に気が付かないものなのでしょうか?巷では全く嘘の自己PRで大手企業から内定を勝ち取ったという学生の武勇伝を聞くこともありますが、結論から言うと、面接官は就活生の自己PRの嘘に気づくことも多いようです。企業側が学生の嘘を見抜く際には、大きく以下の3つの手段を用います。【1】経験に対する深掘り【2】仕草や表情の確認【3】適正検査の結果とのギャップ【1】経験に対する深掘り企業が学生の嘘を見抜く最も一般的な手段は、質問による深掘りです。一般的な自己PRでは学生時代に頑張った経験を伝えると、「なんでそれをやったの?」「その中でどんな工夫をしたの?」といった風に、面接官から学生の人間性を図るための質問が様々な角度から飛んできます。【深掘り質問の例】学生の回答:「大学では野球サークルのキャプテンとして学生の意識改革に取り組みました。その結果、チームをリーグ3位に導くことができました。」面接官の質問例:「普段の練習はどんな場所で行ってるの?」「練習は週に何回くらい行ってるの?」「リーグにはどのくらいのチームが所属しているの?」「学生の間にはどんな意識の差があったの?「その差はどうして生まれてしまったと思う?」「意識改革では具体的にどんなことに取り組んだの?」「意識改革をする中で、何か困難なことはあった?」「そもそもなぜ野球サークルに入ろうと思ったの?」「キャプテンになったきっかけは?」「リーダーに必要なものって何だと思う?」「野球サークルの活動を通じてどんなことを学んだの?「それはうちの仕事でどんな風に活かせる?」深掘り質問は面接で普段から行われているものですが、嘘をついている学生は頭の中で考えながら回答しなければなりません。一つ嘘をついたら、それを誤魔化すために更に嘘を重ねなければなりません。そのため、たとえどんなに聞かれそうな詳細な事実を徹底的に練り上げていたとしても、話の中に矛盾が生じてしまう場合が多いようです。【2】仕草や表情の確認普段とは違う学生の仕草や表情から、学生の嘘がバレることもあります。嘘を隠すことが苦手な学生の中には、以下のような仕草や表情を無意識で見せてしまい、面接官から怪しまれてしまう者も多いようです。【嘘をつく仕草の例】・瞬きが多い・視線が泳いでいる・目や鼻をよく触る・不自然なほど強調する・声が普段より小さいなど他にも多数。【3】適正検査の結果とのギャップ場合によっては、WEBテストにおける性格検査の結果と自己PRの内容のギャップから学生の嘘がバレることもあるようです。例えば、性格検査によって内向的と診断された学生が「サークルの代表として周囲に積極的に働きかけた」といった趣旨のエピソードを話したとします。その場合、適正検査から分かる学生の性格と自己PRから推し量れる学生の性格の間のギャップが大きすぎるために、面接官に疑われる可能性が高いです。このような矛盾を生じさせずに企業を騙し通すためには、性格検査の段階から性格を一貫させなければなりません。結局、自己PRは盛って良いのか?以上のような方法で企業は学生の自己PRの嘘を見抜こうとしています。それでは結局、学生が自己PRを盛ることは許されるのでしょうか?unistyleでは主に以下の3つの理由から、自己PRを盛ることを基本的にはおすすめしていません。【1】嘘をつき続けるには相応の覚悟が必要【2】自己PRを盛るメリットはあまりない【3】内定獲得後に苦労するかもしれない【1】嘘をつき続けるには相応の覚悟が必要事前にエピソードを徹底的に練り上げていても面接官を誤魔化せない方から、何も準備せずとも上手に嘘を話して面接を問題なく通過できる方まで様々だとは思いますが、嘘を突き通すにはそれなりの覚悟と準備が求められます。性格検査から面接の段階まで一貫性のある回答ができるように、自分自身のエピソードの詳細を作り込む必要があります。また、面接官から想定外の質問が飛んできた場合にも、矛盾を生じさせないように臨機応変に対応しなければなりません。また、面接官に嘘がバレてしまった場合には、素直さや誠実さに欠ける人物と思われ、選考に不利に働くかもしれないリスクも考えなければなりません。(ひょっとしたら、企業によっては自信を持って嘘を話す度胸が認められることもあるかもしれませんが可能性としては皆無に等しいでしょう。)【2】実は自己PRを盛るメリットはあまりない実は学生が思っているほど自己PRを盛るメリットはありません。多くの学生は、面接の場で自分がどれだけ優秀であるかを伝えることが合否につながると考え、少しでも輝かしい実績をアピールしようとしています。就活支援サイト「リクナビ」を運営するリクルートが発行した「就活白書2018」によると、企業は「人柄」「企業への熱意」「今後の可能性」を採用の際に重視しているようです。参考:就職白書2018-採用活動・就職活動編-面接の場面で「人柄」や「熱意」を伝える際には、実績の大きさがあまり重要ではありません。自分自身の人間性を面接官に伝えるためには、何をやったかよりも、なぜ取り組んだのかを説明する方が大切だと思われます。以下の記事は、どちらもアルバイト経験のみで大手企業からの内定を獲得した学生のコラムです。これらの記事を読んでいただけば、特別な実績がなくても人気企業からの内定獲得が十分可能であることがお分かりいただけると思います。参考:【3】内定獲得後に苦労するかもしれないもしも嘘の自己PRで志望企業から内定を獲得することができたとしても、その企業へ入社した後に苦労するかもしれません。エントリーシートなどの採用活動の際に利用された資料は入社後も企業に保管され、配属や異動を決める際の参考資料に用いられます。例えば、あなたが面接で「フランスへ留学していました。フランス語の日常会話も余裕です」と嘘をついて内定を獲得した場合には、入社早々にフランスへの出張を命じられて困ることになるかもしれません。また、社員間の距離が近い企業の場合はあなたが面接で話した内容が社員間で既に共有されている可能性もあります。例えば、あなたが運動が苦手なのに身体的なタフさをアピールするために「学生時代にテニス部で部長をやっていました」といった嘘をついて内定を獲得した場合には、会社のテニス部への勧誘をしつこく受けることになってしまうかもしれません。そもそも本人の性格と会社のカルチャーがフィットしていない可能性も考えられます。例えば、部活動の経験からチームで働くことが好きな学生が、個人の成果が重視される企業で働いたとしても居心地の悪さを感じて、社内でも活躍できない可能性があると思われます。参考:それでも自分に自信が持てない学生へここまでの記事を読んで、自己PRを盛ることがあまり得策ではないことがお分かりいただけたでしょうか?とはいえ、企業が学生時代に取り組んだ経験の「結果」もある程度は評価に組み込んでおり、結果が伴った学生の方が人気企業の内定を勝ち取る可能性が高いことも事実ではあります。ここでは「面接は、ありのままを話した方が良いことは分かったけど、今の自分のエピソードに自信が持てない」といった学生に向けて、今からでもできることを紹介しておきます。(もっとも一握りの特別な学生を除いた残りの多くは横並びの状態なので、それほど気にする必要はないと思います。)【1】今からでも「経験」を作りに行こう【2】「経験」自体は盛らずに、少しだけ「数字」を盛ろう【1】今からでも「経験」を作りに行こう一番のおすすめは、自己PRとして胸を張って語ることのできる経験をこれから作りに行くことです。自己PRというと、サークル・ゼミ・アルバイトなどでの長期間・継続的に取り組んだ経験をアピールする学生が多いですし、そうでなければならないと思っている学生が多いように思います。しかし、就職活動では何も「すごい」経験ばかりで固める必要はありません。それよりも、一つの物事に対してどれだけ本気で向かい合ったかのかを伝えることの方が大切です。短期インターン・短期留学・ボランティア・イベント企画など、アピールする内容自体はなんでもいいので、今からでも何かに本気で取り組んだ経験を作りに行きましょう。参考:【2】「経験」自体は盛らずに、少しだけ「数字」を盛ろう面接まで時間が残されておらず、今から新しいエピソードを作ることが難しい方は仕方がありません。少しだけ結果の「数字」を盛りましょう。運営する団体の会員数・大会での成績といった数字を少し盛るだけであれば、経験の内容自体が大きく変化する訳ではないので、ごまかしが効きやすいと思います。ただし、これは学生に自己PRの内容に対する自信を持たせるため行為であって、面接官の評価はあまり変わらないであろうことには注意してください。先述の通り、企業は学生の「生み出した成果」よりも「物事に対する取り組み方」を重視しています。エピソードに新しいストーリー付け加える・エピソード自体をでっちあげるといった「経験」を盛ることだけは絶対にやめましょう。これは、企業が学生を評価する際に重要視している「物事に対する取り組み方」をでっち上げることになります。上手く語れず、嘘がバレる可能性が高い上に、もしも内定を獲得できたとしても入社後に苦労するでしょう。最後に:企業だって"自己PRを盛っている"繰り返しになりますが、面接は「自分がいかに優秀な人物であるか」を伝える場ではなく「学生と企業の相性を確かめる場」です。どれほど輝かしい実績を持っていたとしても、どれほど面接の受け答えに自信があったとしても、落ちるときは落ちます。綺麗事のようでもありますが、学生の皆さんには実績の大きさばかりに気を取られないで欲しいと思っています。また余談にはなりますが、企業も学生と同様に自己PRを盛っていることに注意する必要があります。企業説明会では、会社の本当に悪い部分を聞けることはまずない上、座談会に参加する社員は選ばれた一部のエースだけです。こちらの最近の傾向としては、とにかくグローバルを強調をする企業が多いように感じられます。企業選びの際には会社の説明を真に受けるのではなく、OB訪問などの自分なりの情報収集を踏まえた上で判断するようにしていただければと思います。自己PR完全攻略記事一覧1.自己PRの基本知識(意味・強みの種類・自己紹介やガクチカとの違い)2.自己PRが見つからない人の対処法3.自己PRの書き方・書く際のポイントを解説4.自己PRの書き方を文字数別に解説5.自己PRの書き出しを解説6.自己PRの締めを解説7.自己PRのES例文集(強み別)8.自己PRのES例文集(業界別)9.面接での自己PRの伝え方10.面接での自己PRにまつわる頻出質問集 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【21卒向け】夏休みに受けたい内定直結&選考優遇に繋がるサマーインターンまとめ 【21卒向け】夏休みに受けたい内定直結&選考優遇に繋がるサマーインターンまとめ 「早めに内定を獲得して、余裕を持って就活を進めていきたい」より良い就活を行うために、このように考えている就活生は多いのではないでしょうか。そこで本記事では、夏休み中に参加できる内定に直結したり、選考優遇に繋がるサマーインターンを紹介します。企業がサマーインターンを行う理由や、サマーインターンに参加するメリットを後半でお伝えするので、気になる方はぜひ読んでみてください。【掲載企業一覧】●外資系コンサル・デロイト・トーマツ・コンサルティング・PwCコンサルティング・PwCアドバイザリー・ベイン・アンド・カンパニー●外資系銀行・JPモルガン・ドイツ銀行グループ・ゴールドマン・サックス・シティグループ●外資系メーカー・P&G・ユニリーバ●国内コンサル・ドリームインキュベータ・経営共創基盤・シグマクシス●IT・GMOペイメントゲートウェイ・DeNA●金融・三菱UFJモルガン・スタンレー証券・みずほフィナンシャルグループ(みずほ銀行・みずほ信託銀行)・三井住友銀行・東京海上日動火災保険・日本生命●広告代理店・博報堂●大手石油製造・販売・出光興産●大手製薬・第一三共●夏休みにサマーインターンに参加するメリット●企業がサマーインターンを行う理由●まとめ外資系コンサルティング業界デロイト・トーマツ・コンサルティング※早期選考に繋がる締切:7/1(月)職種:夏季インターンシップ|4days大阪インターンエントリーはこちらから締切:8/16(金)12:00職種:夏季インターンシップ|1dayワークショップ【東京】エントリーはこちらから締切:7/12(金)職種:夏季インターンシップ|2daysTechnologyサマーインターンシップ【東京】エントリーはこちらから締切:7/12(金)職種:夏季インターンシップ|2daysインターンシップ【福岡】エントリーはこちらから【ES設問】◆インターン志望動機を教えてください(250字)◆学生時代に頑張ったことを教えてください)(250字)◆自分の長所・短所についてエピソードをまじえて教えてください(250字)◆困難を乗り越えた経験を教えてください。またそこから何を学びましたか(250字)■デロイト・トーマツ・コンサルティングの企業研究はこちらからPwCコンサルティング・PwCアドバイザリー※本選考に優遇される締切:7/12(金)職種:テクノロジーコンサルエントリーはこちらから【ES設問内容】◆コンサルティングファームを志望する理由を教えてください。(文字数自由)◆あなたのこれまでの人生の中で、最大のチャレンジについて教えてください。(文字数自由)◆アピールできるテクニカルスキルがあればご記入下さい。(200文字以内)◆IT戦略、サイバーセキュリティ、データアナリティクスに関係した以下いずれかのご経験があれば、概要をご記入ください。(200文字以内)■PwCコンサルティング合同会社・PwCアドバイザリー合同会社の企業研究はこちらからベイン・アンド・カンパニー※本選考直結(インターン通過後に本選考の面接あり)締切:7/10(水)職種:サマーインターンシップエントリーはこちらから【ES設問】◆あなたが目標として思い描く5年後の御自身の姿、及びそれを実現する過程で、戦略コンサルティングに興味を持ち志望した理由を教えてください。(200文字以内)◆あなたがご自身の強みを生かして問題を解決し、成果を出された経験を説明してください。(200文字以内)■ベイン・アンド・カンパニーの企業研究はこちらから外資系銀行JPモルガン※インターン特別選考あり締切:7/1(月)職種:サマー・ワークショップエントリーはこちらから【ES設問】◆あなたのアピールポイントを過去の経験を交えて具体的にご記入ください。(日本語400文字以内)■JPモルガンの企業研究はこちらからドイツ銀行グループ※本選考で優遇される締切:7/29(月)職種:SummerExperience/グローバル・マーケッツ部門エントリーはこちらから【ES設問】◆ドイツ銀行グループ、グローバル・マーケッツへの志望動機、及び希望する職種がある場合には、その理由についてお教えください。◆あなたの今までの人生、もしくは人柄を一番よく表す一単語/フレーズ(日本語か英語)は何ですか。その理由やエピソードを教えてください。◆親しい友人から見た場合の、貴方の長所と短所は何だと思いますか?表裏一体の内容ではなく、全く異なる2つの要素を使い、そう思う理由も含めて述べてください。■ドイツ銀行グループの企業研究はこちらからゴールドマン・サックス※証券部門のインターンで内定直結の可能性がある締切:7/14(日)職種:インターンシップエントリーはこちらから■ゴールドマン・サックスの企業研究はこちらからシティグループ※セールス&トレーディングでは本選考優遇、調査本部では早期選考の優遇を得られる可能性がある締切:6/30(日)職種:サマージョブ2019エントリーはこちらから【ES設問内容】◆シティグループに伝えたいことを自由に表現してください。(1000文字以下)■シティグループの企業研究はこちらから外資系メーカーP&G※インターン参加が内定の条件になる締切:7/7(日)職種:P&GJapanサマーインターンシップ2019エントリーはこちらから■P&Gの企業研究はこちらからユニリーバ※インターン参加が内定の条件になる(採用直結型)締切:6月30日(日)17:00職種:ユニリーバ・フューチャー・リーダーズ・プログラム365エントリーはこちらから■ユニリーバの企業研究はこちらから国内コンサルドリームインキュベータ※インターン通過後に本選考のジョブが行われる締切:8/30(金)職種:2021卒向DIAutumnStudy2019エントリーはこちらから【ES設問内容】◆人生で“もっとも本気で”取り組んだ活動とその詳細を教えてください(学業以外)(100文字以内)◆問1の内容について、なぜ本気で取り組もうと思ったのですか。その原動力や当時の想いを説明してください(200文字以内)◆その活動を成し遂げる上で、何を障害と感じましたか。またその障害をどのように乗り越えましたか。その中で周囲を巻き込む必要があった場合、その工夫を教えてください。(200文字以内)■ドリームインキュベータの企業研究はこちらから経営共創基盤※ジョブ内定型締切:7/1(月)職種:SummerInternshipエントリーはこちらから【ES設問】◆学生時代に力を入れたことをご記載ください。(400~600文字以内)■経営共創基盤の企業研究はこちらからシグマクシス※早期選考に繋がる締切:7/16(火)職種:サマーインターンシップエントリーはこちらから【ES設問内容】◆あなたがなりたいと思い描いている近い将来(5-10年後)のご自身の姿はどのようなものですか。(全角400文字以内)◆上記の内容を実現するにあたり、コンサルタント、特にシグマクシスを志望する理由をお書きください。(全角400文字以内)◆あなたが最も達成感を感じた出来事とその理由を具体的にお書きください。(全角400文字以内)■シグマクシスの企業研究はこちらからITGMOペイメントゲートウェイ締切:7/12(金)職種:FinTechをテーマに上場企業の経営陣に挑む「Challenge!CxO」エントリーはこちらから■GMOペイメントゲートウェイの企業研究はこちらからDeNA締切:7/1(月)職種:サマーインターンシップ|新規事業立案コースエントリーはこちらから【ES設問】◆あなたの人生の中で、情熱を注ぎ、自ら成し遂げたことは何ですか?その際に直面した困難、また、その困難をどのように解決したかについて教えてください。(上限400文字)◆学業や部活動、学外活動などで特筆すべき成果がある方は、ご記入ください。(上限400文字)◆その他アピールしたいことがある方は自由にご記入ください。(上限400文字)■DeNAの企業研究はこちらから金融三菱UFJモルガン・スタンレー証券※本選考で優遇される、リクルーターがつく締切:7/16(火)職種:営業部門インターシップエントリーはこちらから【ES設問内容】◆三菱UFJモルガン・スタンレー証券営業部門のインターンシップを志望する理由を教えてください。(400文字以下)締切:7/26(金)職種:リサーチ部門インターシップエントリーはこちらから【ES設問内容】◆弊社リサーチ部門のインターンシップを志望する理由及び最も関心のある業務を「これまでの経験」や「目指すキャリア像」等を踏まえ、教えてください。(400文字以下)◆これまでの人生で、あなたが特に頑張って取り組んだこと、それによってあなたが得た成果を教えてください。また、その際、あなたが周囲の方とどのように協力し、どのような役割を果たしたのかについても併せて教えてください。(400文字以下)締切:8/2(金)職種:投資銀行部門インターシップエントリーはこちらから【ES設問内容】◆三菱UFJモルガン・スタンレー証券投資銀行部門のインターンシップを志望する理由及び最も関心のある業務を「これまでの経験」や「目指すキャリア像」等を踏まえ、教えてください。(400文字以下)◆これまでの人生で、あなたが特に頑張って取り組んだこと、それによってあなたが得た成果を教えてください。また、その際、あなたが周囲の方とどのように協力し、どのような役割を果たしたのかについても併せて教えてください。(400文字以下)◆あなたの「10年後のなりたい姿」について教えてください。(300文字以下)■三菱UFJモルガン・スタンレー証券の企業研究はこちらからみずほフィナンシャルグループ(みずほ銀行・みずほ信託銀行)※早期内定に繋がる、リクルーターがつく締切:7/1(月)職種:理系・リアルエステート・アクチュアリーインターンシップエントリーはこちらから締切:7/1(月)職種:グローバルコーポレートファイナンスインターンシップエントリーはこちらから締切:7/1(月)職種:リテールビジネスインターンシップエントリーはこちらから【ES設問内容】本インターンシップへの応募動機を教えてください。(200文字以下)■みずほフィナンシャルグループの企業研究のこちらから三井住友銀行※優秀と評価をされた人材は、最終面接を受けるだけでよくなる締切:6/30(日)職種:4DaysInternshipProgram~大企業営業編~(B日程)エントリーはこちらから締切:6/30(日)職種:1DayInternshipProgram~社会課題解決編~エントリーはこちらから締切:6/30(日)職種:1DayInternshipProgram~個人営業編~エントリーはこちらから■三井住友銀行の企業研究はこちらから東京海上日動火災保険※本選考で優遇される締切:7/11(木)職種:TOKIOMARINEプレミアムインターシップ【関西地区(大阪)3DAYS】エントリーはこちらから締切:7/22(月)職種:TOKIOMARINEプレミアムインターシップ【東海北陸地区(名古屋)5days】エントリーはこちらから締切:7/31(水)職種:TOKIOMARINEプレミアムインターシップ【東北地区(仙台)5days】【中国四国地区(広島)5DAYS】【九州地区(福岡)5DAYS】エントリーはこちらから締切:8/5(月)職種:TOKIOMARINEプレミアムインターシップ【北海道地区(札幌)3days】エントリーはこちらから締切:7/1(月)職種:TOKIOMARINEプレミアムインターシップ【関東地区(東京)3days】エントリーはこちらから【ES設問内容】◆あなたが学生時代に最も力を入れて取り組まれたことは何ですか?役割、人数等具体的なイメージができるように内容を教えてください。(150文字以下)◆その取り組みの中で気付いたことを自由にお書きください。(200文字以下)■東京海上日動火災保険の企業研究はこちらから日本生命※本選考で優遇される締切:6/28(金)職種:グループワーク型インターンシップ(ファイナンシャルプランニングコース)エントリーはこちらから締切:6/28(金)職種:職場受入型インターンシップ(3次締切)エントリーはこちらから■日本生命の企業研究はこちらから大手広告代理店博報堂※早期選考に繋がる可能性がある締切:7月10日(水)職種:5日間の体験型インターンシップエントリーはこちらから■博報堂の企業研究はこちらから大手石油製造・販売出光興産※インターンで優秀と判断されると1次面接免除の優遇を受けられる締切:6月28日(金)職種:①製油所・工場の生産技術&プロセス検討②高機能材の研究・商品開発※出光ブランドの潤滑油③高機能材の技術営業※出光ブランドの潤滑油④機能材料の研究・商品開発⑤シェルブランド潤滑油を扱う技術営業の仕事体験※シェルルブリカンツジャパン㈱⑥シェルブランド潤滑油を扱う技術研究所の研究開発業務体験※シェルルブリカンツジャパン㈱エントリーはこちらから■出光興産の企業研究はこちらから大手製薬第一三共※インターンで優秀と判断されると、最終面接だけで内定が出る可能性がある締切:6月28日(金)職種:MR職インターンシップ(文理系対象)エントリーはこちらから【ES設問内容】◆当社・MR職インターンシップに参加を希望する理由・目的をご記入ください。(300文字以下)◆あなたが学生時代(大学以降)に、最も力を入れて取り組んだこと(目標、結果、内容)について教えてください。1.目標としていたことやそのような目標とした理由を簡潔にご記入ください。(150文字以下)2.その結果を簡潔にご記入ください。(100文字以下)3.結果に至るまでの取組み内容について、ご記入ください。(400文字以下)(特に大変であったこと、自分なりに工夫したこと、他者と協力したこと等)■第一三共株式会社の企業研究はこちらから夏休みにサマーインターンに参加するメリット夏休みにサマーインターンに参加することで、「授業を気にせずインターンに参加できる」「関東に住んでいない就活生の場合東京で開催されるインターンに参加できる」といったメリットがありますが、他にも様々なメリットがあります。内定が出る企業によっては、サマーインターンに参加した就活生の中で優秀な学生に内定を出すところもあります。というのも、企業はインターンや選考に多額の資金を投じています。それは優秀な学生に会うため、欲しい人材の目星をつけるためといった理由があるからです。そのため、これから先の伸びしろを感じた就活生には内々定を出すといった行動を取ります。選考に直結するインターンに参加して内定がもらえなくても、インターン非参加者よりも有利に選考を進められることがあります。「このインターンは選考には一切関係ありません」と記述があっても、先程述べたように、優秀な学生と少しでも出会うために膨大な予算をかけてインターンを開催しています。そのため、選考に関係ないと言い切ってしまうことは出来ません。インターンで社員とコンタクトが取れていれば、OB訪問させてもらえたり、インターンに参加した就活生のみ特別フローとして選考の一部が免除されたり、リクルーターがついたりすることもあります。本選考に向けた実践経験が積めるインターンの選考で落ちてしまい、インターンに参加出来なくても落ち込む必要はありません。落ちたことで、自分に何が足りなかったか知ることができ、本選考に向けた選考対策が具体的にできるようになります。内定直結型でない場合は、インターン選考で落ちた企業にもう一度本選考でリベンジすることができます。もう一度自己分析や企業分析を行って本選考に臨みましょう。向き不向きがわかるサマーインターンでは、入社後の実際の業務に即した内容をワークで行うことが多くあり、実際のワークを通して、本やネットで得た情報だけでは分からないことまで知ることが出来ます。また、実際に社員や参加している就活生に合うことで、どんな人が多いのか傾向を知ることが出来ます。もし集まった人たちが合わないと感じた場合、企業もしくは業界が合わない可能性もあります。自分の納得の行く答えを出すために参加することも重要です。企業がサマーインターンを行う理由サマーインターンを行うことで、就活生だけでなく企業にもメリットがあります。優秀な学生に早めに接触できる企業は就活の早期化と経団連スケジュールによるジレンマを抱えています。就活の早期化に伴い、就活生の動きが年々早まっているのに対し、経団連に属している日系企業の多くは就活のスタート時期を定められ、なかなか自由に動けないという現状があります。それに加え、経団連に属していない外資やベンチャー企業に優秀な学生を先に取られてしまうことを危惧して、サマーインターンで優秀な就活生を集め内々定を出し早めの接触を図ろうとしています。ポテンシャルを見るサマーインターンは秋冬に比べ、内定を出すまでに時間的余裕があります。そのためインターン内容自体を仕事に寄せ、就活生主体でワークを行うことによって、業務遂行力を見ることができ、地頭の良さ、ポテンシャルの高さを測ることができます。そのため、優秀な学生を見極めるのにサマーインターンは最適です。まとめ夏休みに行われるサマーインターンでも選考自体は6月から開始されているものもあります。今回紹介した企業は締切が7月になっているので、まだエントリーは間に合います。内定を早めに1つでも獲得できていると、余裕を持ってその後の就職活動に臨むことが出来ます。外資系企業の内定は、その倍率や難易度の高さから他企業へのアピールにも繋がるので、早めに獲得しておいて損はありません。積極的にインターンにチャレンジしてみてください。関連記事・・・・ 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