【ケース】アイフォンケースの売上はいくらか?【ベイン面接過去問】

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記事公開日:2017年11月27日

【ケース】アイフォンケースの売上はいくらか?【ベイン面接過去問】

本選考とインターンの締め切り情報

今回は外資系戦略コンサルティングファームであるベイン・アンド・カンパニーの選考で出題されたケース問題について取り上げます。テーマとしては「アイフォンケースの売上を求める」というもので、フェルミ推定を用いて回答していくことになります。

これは私が選考を受けた際実際に出題された問題であり、この記事で紹介する考え方でその面接は突破することができました。面接官の方から頂いたフィードバックや実際の思考過程も紹介しているので、フェルミ推定をしたことがない方やうまくいかない方は参考になるかもしれません。
一方、フェルミ推定に慣れているという方も練習問題として活用していただければと思います。

早速求めていこうと思いますが、フェルミ推定は大きくわけて

1:前提確認、アプローチ方法の決定
2:モデル化
3:細分化
4:数値計算
5:評価

の5つのステップで成り立っていると言えます。人によりステップの名前や数は異なりますが、各ステップで行っていることは必ず全員がしていることなので、ステップそのものに固執する必要はないと考えます。

それでは、タイトルの問題についてこの5つのステップで考えていきましょう。

企業研究

1.前提の確認とアプローチ方法の決定

【前提条件】

日本国内での一年間の売上を求めることにします。アイフォンの機種は限定せず、iPod touchのような携帯としての機能を果たさないものはアイフォンに含まないものとします。また、簡潔化のため個人は一人一台のみ携帯を持つ可能性があるとします(一人で複数持ちはしないものとする)。

日本の人口は12,000万人、平均寿命80歳で各世代の人数は同じである(つまり人口ピラミッドが長方形になる)とします。
つまり一歳当たり、12,000万(人)÷80=150万(人)です。

【アプローチ方法の決定】

次にアプローチ方法を決定します。アイフォンケースはアイフォンを所持する人の何割かが購入すると考えられるので、アイフォン所有者に着目する必要があるでしょう。

フェルミ推定では計算する際の軸として、

A:人口ベース B:個人ベース C:世帯ベース D:特殊

の四つに大きく分けることができますが、アイフォンは個人が持つものなのでB:個人ベースで考えることにします。

2.モデル化

アイフォンケースの売上は

一年間のケース購入者数 × ケースの平均単価

で求めることができます。ケースの平均単価は平均1,500円とします。

3.細分化


「一年間のケース購入者数」はより細分化して考える必要があります。まずはアイフォンケースを買う人がどのような人なのか構造化してみたいと思います。

ここで大切なのはMECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)に分けることです。MECEとは「漏れなく、重複なく」という意味で、対象の抜け漏れや重複して数えてしまうことを防ぎます。実際に構造化してみると上から(ロジックツリーをイメージ)

・スマートフォンを持つか否か
・スマートフォンの中でアイフォンか否か
・アイフォンを所有している中でアイフォンケースを使うか否か

というように分けられます。今回はアイフォンもスマートフォンの一種としています。

①スマートフォンを所有し、②それがアイフォンであり、③アイフォンケースを用いる人の割合をそれぞれ考えます。また、アイフォンケースを使う人は平均2年で新しいアイフォンケースを購入すると仮定します。

以上より、

一年間のアイフォンケース購入者数=(人口)×(①の割合)×(②の割合)×(③の割合×0.5)

と書き下せます。

さらにこれらの割合は年齢により変わると考えられるので、若年層・中年層・老年層で分けたいと思います。ここで、スマートフォン及び携帯を所有する0〜10歳の人はごく僅かで無視できるものとします。もっと細かく分けることも可能ですが、どこまで細かく分けるかは、面接で与えられた時間との兼ね合いで決めます。それぞれの割合は

年代名 年齢幅 ①の割合 ②の割合 ③の割合
若年層 10~30 70% 80% 100%
中年層 30~50 60% 60% 80%
老年層 50~80 40% 50% 50%


とします。これはスマートフォンが最近流行りだしたものであり、若いほど所有率は高いと考えられること、中年層向けには高性能なスマートフォンが流行り、老年層にはらくらくフォンなど機能が簡略化された製品の浸透度合いが高いこと、アイフォンケースは若い人ほど使いたがることが理由です。

4.数値計算

ここまできたら後は仮定した数値を式に当てはめて計算するだけです。コンサルタントでは数値計算の速さ、正確性も評価されるので慌てずに求めましょう。ポイントは計算しやすい数値に概算することです。

(3,000万×0.7×0.8×1+3,000万×0.6×0.6×0.8+4,500万×0.4×0.5×0.5)×0.5×1,500
=(1680万+864万+450万)×0.5×1500
≒3,000万×0.5×1,500
≒225億

よって約225億円となります。

5.評価


ヴァイブスデザイン合同会社のリサーチによると、2015年度のアイフォンケースの推定売上は約420億円のようです。今回の推定値は225億円ですので、まずまずといったところでしょうか。

同社のリサーチによると、2015年3月時点で国内のアイフォン利用者は約3,000万人ですので、アイフォン所持者数の推定は比較的正確な値が算出できていると考えられます。
ズレの原因としては、ケースの平均単価がもう少し高いか、ケースの購入頻度がもっと高いと考えられます。

答えの評価は値を求めた後、面接官の方と値がズレた理由を議論するという形で行われます。たとえ値が大きくズレても議論の中ですぐに気づき、修正することができれば問題はないと言われています。

最後に

今回は思考過程を明らかにしながら、実際に戦略コンサルティングファームのベイン・アンド・カンパニーで出題されたケース問題を紹介しました。

実は私が選考で解いた時は与えられた時間が5分もなかったため、慌てすぎて計算の際10倍するのを忘れてしまい大きく違う値を出すという失態を犯してしまいました。しかし、素早くミスの原因を見抜き修正できたこと、細分化のところでMECEに分けられていること、年代別の数値や分け方に根拠があることを評価していただき、ことなきを得ました。

実際の選考で現役戦略コンサルタントの方からこのようなフィードバックを頂き、その面接は通過したことから、ケース面接では数値そのものよりは思考過程に抜け漏れがないか、根拠に基いて論理的に考えられているか、面接官との議論の中で素早く修正できるかどうかを重要視されていると言えます。

このような市場規模推定などのケース問題は、訓練さえすれば精度や早さを向上させることが可能です。コンサルティングファームを受ける人は選考過程で必ずと言っていいほどこのようなケース面接が設けられているので、書籍を購入するなり対策をして臨みましょう。また、緊張感があるなか短い時間で求めるのは一人で紙に書いて練習するより難しく感じるので、誰かに聞いてもらい自分の説明、求め方に論理的欠陥がないかどうか指摘してもらうことも有効です。

unistyleでも過去出題されたケース面接のお題を複数掲載しているので是非参考にしてみてください。

photo by Incase

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関関同立から外資コンサルを受ける際の3つの関門と対処法 関関同立から外資コンサルを受ける際の3つの関門と対処法 はじめまして。16卒の外資コンサル内定者です。今回は、私大文系学部生が外資コンサルを受ける際にぶつかる3つの関門とその対処法についてご紹介したいと思います。ロジカルシンキングで戦わないESとテストを通過すると次はグループディスカッション。私の時は、学生6人に対し社員1人がつき45分間でケース課題をプレゼンするというものでした。すでに6人のうち半数以上が旧帝理系博士、学士も旧帝だけという状態。ここで私は、あえて前半部分に発生する定義設定のロジカルの戦いを捨て、後半部分の施策の検討で戦うことにしました。理由は単純で、理系院生が多い以上ファクトベースの話をもとにした論理性のみの戦いになると、圧倒的に文系学士には不利だと感じたからです。新たな視点や考え方を提供し続けることに注力することで、叩き台を提供する役割を担うことができます。自分の発言に論理性さえ担保しておけば、他の部分をアピールしても問題ないので、自分の得意な分野で勝負しよう。課題を自分ゴト化しよう次は外資コンサル名物の「ケース面接」。ここが最大の難関、と思われがちですが実はそうではありません。絶対に抑えておかなければならないのはプラン至るまでの論理性。しかし裏を返せば、論理性の評価だけでは院生と戦えないため、自分の得意分野をしっかり意識したプランにする必要があります。ここでは、実際に出題された問題を例に考えます。問題「昨年、小売業大手が一般向けに学童保育サービスへ開始した。そこで、さらに他業界が学童保育へ参入する場合どこが良いか具体的に述べ、そのメリットとシナジーについて答えよ。」アプローチ方法はいくつかありますが、私は地元の商店街をフィールドに活動していたので、先に提供場所を商店街に決定しました。これで実店舗型のビジネスになったので、ある程度考えやすくなりました。次に実店舗型ビジネスへの展開を求めている企業を考え、当時ダイレクトメールでのビジネスから脱却を図ると宣言していたベネッセの教材を利用し、商店街の客足が減る夕方に子どもを商店街のスペースで受け入れるプランで大枠を決定しました。実際はここから緻密にロジックツリーを作ったのですが、ここで大切なことは、宙に浮かんでいる一見難解なケース課題をわかりやすく「自分ゴト化」したことです。問題をすぐに自分のフィールドである商店街に置き換えたことで、非常にわかりやすく考えることができました。また、自分のフィールドで生まれたものは独自性のあるアイデアであることが多く、論理性以外で勝負することができます。会話の瞬発力を磨く最終関門は役員面接。おそらくすべての選考の中で最も時間が短く、最も運要素が強い選考だと思います。最初に確認されることは、「ファーストキャリアに外資コンサルを選ぶ理由」です。ここは前もって準備することができるので、どの角度から聞かれても対応できるレベルまで詰めておくと安心です。消去法で志望動機を作り上げると論理的に説明できるのでオススメです。参考:志望動機は「入りたい理由」ではなく「他業界ではダメな理由」を積み重ねて構成してみようさて、なぜここが最も難関なのか。それは志望動機以外の雑談で選考のほとんどの時間が費やされるからです。内定後に選考基準を聞いたところ、「会話の切り返し」、いわゆる「瞬発力」を見ており、質問に対して間を置いて返答した場合評価が下がりやすいとまで言っていました。こう書くと「質問次第で、運じゃないか!」と思われそうですが、瞬発力が必要になる切り返しは、ほとんど「働くイメージができているか」という部分に関わります。実際に評価された切り返しを例にご説明します。例1役員「仕事で一徹二徹するけど大丈夫?」自分「一徹二徹で解決するなら喜んでします。」例2役員「失敗したときに折れちゃいそうだね。そういう時どうするの?」自分「助けてくださらないんですか?ひたむきに頑張っている人は、助けてもらえる世界だと思っています。」言葉はその時々で適切なものをチョイスすれば問題ないですが、発言の内容は根本的にコンサルという仕事をどう捉えているかが如実に現れます。なぜ外資なのか、なぜコンサルなのか、コンサルの仕事のイメージはできているのか。前始末をしっかりしていればある程度対応できますので、恐れずに自信をもって挑んでください。コンサル業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介unistyleでは業界別の就活用LINEオープンチャットを運営しており、数多くの就活生が匿名で就活に関する情報交換をしています。実際にコンサル業界志望者向けのグループでも、各社の選考に関するトークが活発に交わされています。下記の画像をクリックすることで参加用ページに飛び、ニックネームとプロフィール画像を登録するだけで参加することができますので、興味のある方はぜひご参加ください。 24,678 views
終身雇用ではない外資系、ベンチャー企業の評価報酬体系 終身雇用ではない外資系、ベンチャー企業の評価報酬体系 大企業でもリストラの話があがるように、終身雇用に対する幻想は学生の皆さんの間でもだいぶ薄れてきており、外資系企業や新興ベンチャー企業を志望する学生も増えているように感じています。今回は終身雇用の大企業とベンチャー企業の大きな違いの一つである評価・報酬体系について説明できればと思っています。評価・報酬制度は口には出さないものの、企業を決める際の大きな指標になっているのは事実でしょう。それぞれのいい部分、悪い部分を参考にしてほしいと思います。▼目次クリックで展開本記事のコンテンツ・終身雇用の報酬体系について・外資系、ベンチャーの報酬体系・最後に終身雇用の報酬体系についていわゆる日系の大企業の報酬体系というのは、ある程度の年次までは大きな差がなく段階的に給与があがります。入社1年目ならいくら、入社2年目ならいくらといった形でベース給与が決まっており、ベース給与に加えて業績連動のボーナスがもらえるという仕組みになっています。業績が好調な企業はボーナスが年収に占める割合が大きくなりがちで、近年好業績の総合商社などにおいては、年収の3〜4割程度がボーナスということも少なくないようです。こういった組織の多くはある程度の年次までは段階的に昇進し、給与が上がっていきます。組織によっては競争も少なく、成果をあげておらずともある程度の役職にまではなれるのが一般的で、下記のような記事がありました。住友商事は大胆ともいえる仕掛けを編み出した。大きくハードとソフトに分かれるが、ハード面ではまず一般社員層の賃金・処遇体系を抜本的に変革。入社後10年間はプロの商社人になるための準備・教育期間と位置づけ、昇格のスピードに差を設けず同じ処遇とした。つまり入社後の月給は毎年同期の社員と同じ金額ずつ上がり、10年目の32歳までは格差をつけないというものだ。出典:検証!住友商事の革新的「OJT育成法」このように多くの企業5〜10年目程度までは年次とともに給与があがり格差がそこまでつかないのが終身雇用の多くの企業がとっている報酬体系です。また「終身雇用」という名前の通り、一度入社してしまえばよほどのことがない限り、クビになることはないと言えます。もちろんシャープの事例を持ち出すまでもなく、経営危機にある場合はリストラのリスクはあります。終身雇用でも、5〜10年の横並びの期間の後は厳しい競争にさらされることになり、成果を出せなかったり評価が芳しくない場合は課長にもなれないケースが多く、その場合の給与格差はかなり激しくなるようです。総合商社の場合、課長職につけるのは全体の3割程度といった感じで、銀行の場合は支店長になれるかどうかが一つの大きな節目だと言われています。役職が変われば給与も変わるため、同期同士で給料の話はタブーという40代の人も多くいました。終身雇用とは言ってもドラマの半沢直樹を見た人にはわかる通り、出世競争に破れてしまった場合は転籍という形で別会社の社員として、給与も転籍した企業の給与水準に合わせた形で大幅ダウンして雇用されるケースもありますので、最後まで同じ企業で給与が上がり続けるわけではないという点は注意しておいた方がよいかもしれません。まとめると、【メリット】◆5〜10年目程度までは横並びで差がつきにくく、安定して給与アップが見込める◆成果をあげることができなくても無理矢理クビにされる心配はほとんどない(当然、経営危機の場合はクビになる)【デメリット】◆出世競争に勝てるかどうかで給与は大きく変わるため、競争がないわけではない◆能力や成果があったとしても年次があがらない限り、給与・待遇が改善されない◆出世競争にあぶれて子会社や取引先に転籍となった場合、給与は大幅ダウンということになります。外資系やベンチャーなどに比べると緩やかなものの、確実に競争というものが存在しているようです。参考:半沢直樹で誤解して欲しくない!「出向」の現実と総合商社における出向の具体例外資系、ベンチャーの報酬体系外資系やベンチャー系企業の報酬・評価体系はかなりシンプルで、たいてい以下の三つのレイヤーに分かれています。◆現場担当者・外資系コンサル(※1):年収400~800万円・ベンチャー企業(※2):年収400~600万円◆マネージャー・外資系コンサル:年収800~1500万円・ベンチャー企業:年収600~800万円◆部長・執行役員・外資系コンサル:年収1500〜2000万円・ベンチャー企業:年収800~1200万円◆上級役員・取締役・外資系コンサル:2000万円〜・ベンチャー企業:1200万円~引用:(※1)ワンキャリア(※2)飛級就職もちろん企業によって異なりますが、大体上記のようなレンジで給与が決まります。但し、外資系投資銀行だけは別格で、新卒の現場担当者でも800~1500万円程度と破格の給与が得られるため就職人気が高いと言えます。新卒で入社した場合は現場担当者として働くことになり、1〜3年程度で結果を残すことができ、評価されれば一つ上のレンジに上がり給与も大きく上がるという感じです。逆に結果を残すことができなければ、ずっと現場担当者で給与も上がらないのが辛いところです。また仕事ができない場合にはクビや退職勧告を受けることもあり、サイバーエージェントでも下記のような制度を導入しているようです。ミスマッチ制度とは、・下位5%をD評価とする。・D評価1回でイエローカード、2回目でレッドカードとなり、2回目で部署異動または退職勧奨のいずれかを選択してもらいます。・仕事のパフォーマンスだけでなく、価値観、文化の合わない人が対象となります。出典:退職金とミスマッチ制度このように仕事をして評価されないとリストラに合う可能性が終身雇用の大企業よりも遥かに高いのが外資系やベンチャー企業の特徴といえます。一方で自分に自信があり、仕事を吸収して成果をあげるつもりがあれば、30代で1000万円以上の年収をもらうことも十分可能です。また転職の際には前職の給与や地位に基づき給与が決まることが多いため、一度マネージャークラスに昇進できれば、次の転職先でも同程度の待遇で転職することが可能です。そのため、報酬は変わらないままで、数年単位で働くフィールドや職場を自由に変えることができるのが、終身雇用の企業では得られない大きなメリットと言えます。知り合いでも、新卒で大手企業に入社し、転職してIT系ベンチャーに入社、2年でマネージャーになって、別のIT系ベンチャーに転職するなどしている人がいますが、自分のライフステージに合わせて働き方を選ぶことができるのはよいようです。【メリット】◆実力があり評価されれば若いうちから高い年収が望める◆一度昇進すれば、その待遇で転職が可能なため、人生のライフステージに合わせて職場を柔軟に選ぶことができる【デメリット】◆仕事ができなければいつまでたっても年収300万円レベルから抜け出せない◆仕事ができない場合、クビになるリスクがある最後にいかがでしたでしょうか、外資系やベンチャー企業はクビになるリスクもあるし怖いという学生も多いのですが、評価・報酬体系を見てみると、終身雇用の企業にも競争が存在し、リスクがあり、外資系やベンチャー企業は確かに厳しい部分はあるものの、ライフステージに合わせて働く場所や働き方を変更できるというメリットがあることがわかります。自分の力を信じることができれば、外資系やベンチャー系企業というのはかなり居心地よく、自分の人生を主体的に選ぶことができるという考え方もできるでしょう。終身雇用かベンチャー・外資の評価体系のどちらが自分の肌に合っているのかぜひ考えてみてください。photobyTtaaj 28,995 views
就活は動物園!?私が遭遇した”トンデモ人間”7選 就活は動物園!?私が遭遇した”トンデモ人間”7選 皆さん、こんにちは。就職活動を終えた19卒の学生です。就職活動は、これまで出会うことのなかった多種多様な人々と出会う良いチャンスです。これまでのコミュニティを飛び出すことで得られるものも多いでしょう。ただし、それは裏を返すと、自分とは相容れないような変わった人々とも沢山遭遇するということです。そこで今回は、私が就職活動を通して出会った”ヤバい”人々を紹介していきたいと思います。最初に断っておきますが、これから紹介する人々に関しては完全に私の主観で捉えたものです。そのため、人によって感じ方は様々かと思います。本記事から得るものは特に無いかと思いますが、皆さんの息抜きになれば幸いです。それではご紹介していきたいと思います。トンデモ人間~面接官編~これは、とある企業の採用面接での出来事です。恐らくこの方の座右の銘は、『原体験』です。志望動機を聞かれたので、私はその業界を志望する理由、その企業を志望する理由、どのような仕事をしたいかについて端的に述べました。するとひたすら、私がそのように考えた経緯について深堀りしてこられました。このような質問を延々と繰り返してきます。巷で流行りのコンピテンシー面接を意識しているのでしょう。ただ、この方の面接はコンピテンシー面接とは程遠いものでした。原体験をただ問うてくるという、質問を考えることを放棄したかのような面接が30分間繰り広げられました。ここで、面接中にも関わらず私の頭の中には1つの疑問が浮かびました。『人間ってそんなに一貫性のある生き物だっけ?????』確かに過去の出来事が今の自分を形成していることは否めません。ただし、全てが全て過去の自分の行動が今の自分に結び付いているのでしょうか?そもそも、この企業で働きたい!とか、この仕事をしたい!という思いが、何か幼少期の原体験に結びついている人なんてほとんどいないような気がします。ましてや幼少期から一貫して同じ思いを抱いている人なんて、そういないでしょう。誰もが誰もソフトバンク創始者の孫さんのような強烈な原体験を持っている訳ではないのです。子供の頃から好きなものは好きだし、嫌いなものは嫌いです。それに理由なんてあるのでしょうか。過去との繋がりを聞く時間があるなら、今後何を実現したいか、そのために何をしてきたか、今何をしているかを聞いた方がよっぽど有益ではないかと感じました。少し話が逸れたので本題に戻しましょう。このような面接官にあたった場合は、話にストーリー性を持たせるしかありません。私は無理やり原体験となりうるようなエピソードを探し出し、それが今の自分にどのような影響を与えているのかを伝えることで、無事乗り切ることが出来ました。続いては、コンサルを名乗るベンチャーで遭遇した武闘派ジジイの話をします。武闘派と聞くと暴力を振るわれたのかと思う方もいるかもしれませんがそうではありませんのでご心配なく。この方の得意技は、『自身の価値観に基づく言論封殺パンチ』です。自分基準のものさしで相手をぶん殴るという類の論法でした。この面接で開口一番に言われたのは、「で、うちで働いていくら欲しいの?」でした。正直、明確にいくら欲しいとかがなかった私は、「他人よりも少し多めに貰えたら良い」という趣旨の発言をしました。この発言が奴のスイッチを入れることになるとは思ってもいませんでした。私が上記の旨の発言をした瞬間、相手の目つきが変わり、威圧的な態度で「そんな生半可な気持ちで他人より多く金稼げると思ってるの?」と言われました。ここから、この方の自分語りが始まります。私もさすがにうんざりしていたので適当に相槌を打って聞いていました。そもそも、なぜ私がお金に重きをおいていると最初から決めつけているのかも謎でしたし、365日働くことのできる会社のガバナンスは大丈夫なのかと単純に疑問を抱きました。何より、面接という場で初めて会った相手をこういう人だと勝手に決めつけて一方的に批判できる神経には心底驚きました。また、この30分間の面接で私が話した時間は5分にも満たないでしょう。この後も、この方の人格否定とも言える発言は続くわけですが、今思い返しても腹立たしいのでここら辺にしておきましょう。トンデモ人間~学生編~某生命保険の集団面接で遭遇した学生の話です。その学生の学生時代頑張ったこと、いわゆるガクチカは、”ナンパ”を頑張ったというものでした。その時の、女性の面接官の顔は少し引きつっていたように思います。私も「何を言っているんだこいつは?」と戸惑ったのを覚えています。その学生と面接官のやりとりを以下で簡単に紹介していきたいと思います。「学生時代頑張ったことを教えてください。」「私は奥手な自分自身を変える為に、学生時代は女性をナンパすることに力を入れました。」「、、、ナンパ、、なるほど。。それは具体的にどういうことをしたのかな?」「具体的には、ライブで横の席になった女性に声をかけて連絡先を交換したり、道行く女性に話しかけたりしました。」「ナンパをする際にどんなことを心がけていたのかな?ポイントとかはあるの?」「まずは、服装や身だしなみに気をつけるようにしました。第一印象を良くするために流行りの洋服をチェックしたり、香水をつけたり、ダイエットにも取り組みました。ポイントは、まずは相手と共通の話題を探すことですね。自分と共通点があると分かったら、相手も比較的心を開いてくれるので。」「自分自身を変える為にナンパを始めたということだったけど、なんで自分自身を変えたかったのかな?その後どのように変化したかも教えてください。」「もともと高校では太っていて自分に自信が持てなくて、女子とも話すことが出来ませんでした。大学では、モテたいと思って高校の時の自分と変わる為にナンパをするようになりました。ナンパを始めたおかげで、少し自分に自信が持てるようになりました。」上記のようなやりとりが面接官とその学生との間で行われました。非常にツッコミどころが多いため、全てに言及することは出来ませんが、以下の4点が個人的には気になりました。この学生の合否については分かりませんが、選考に落ちたであろうことは想像に難くないです。3月1日が何の日かは皆さんご存知かと思います。そうです、就活解禁日(2019年現在)です。この時期になると早期内定者のマウント合戦が始まります。ここでは、私が遭遇した内定マウンターの話をしようと思います。それは、就活解禁された3月中旬のことです。私はある電力会社の説明会に参加しました。20人ほどの小規模な説明会で、人事が2人に現場社員の方が3名ほど来られていました。説明会が始まる10分前くらいでしょうか。周囲が静かであるのにも関わらず、2人の学生が周りにも聞こえるほどの声で話し始めました。2人はおそらく知り合いなのでしょう。かなり親しげに話していました。時期が時期だけに当然、就職活動の話になり、その後どこの内定を持っているかという話を彼らはしていました。すると、1人が「俺はA社(外資コンサル)の内定持ってるから、就活余裕だわ」ということをもう一方に向かって話していました。3月になり、就活生はみんなピリピリしている中、デリカシーのない発言だなとは思いましたが、内定貰ったら友達に自慢くらいしたくなるよなと聞き流していました。すると案の定、もう一方も「俺もD社(外資コンサル)の内定持ってるわ、実際ここの会社興味ないから説明会来るか迷ったわ」と大声でイキリ始めました。内定を持っていることを自慢するのは良いにしても、興味のない会社の説明会にわざわざ来てやったという旨の発言は、他の学生や社員にあまりに失礼じゃないかと怒りを覚えました。就職活動をしていると少なからず、こういう自己顕示欲に満ちたデリカシーのない人々と遭遇することもあるかと思います。ただし、内定マウントは3ヶ月も満たないうちにその効力を失います。周囲が内定を貰い始めると、ただのイタいやつになるので、ないかとは思いますが皆さんもそうならないように注意してください。インターンに行かれた方は、遭遇したことがあるかもしれません。フレームワークお化けは高確率であなたの周りにもいることでしょう。これは私の偏見かと思いますが、この類のお化けは意識高めの早慶コンサル志望に多く見受けられます。数が多いだけに非常に厄介です。このフレームワークを振りかざしてくる学生の多くが対策本の受け売りです。彼らは自分の頭で考えるより先にフレームワークを使いたがります。フレームワークが手段ではなく目的となっている場合が多いです。私も一度カード会社のインターンでこのお化けに遭遇しました。彼女はチームとして解を出すことよりも、いかにフレームワークを駆使できるかに重点を置いていたように思います。最終的には、彼女自身もフレームワークとはなんなのか分からなくなり、議論は混沌と化しました。もちろん、フレームワークを勉強し、それを活かそうという意識は評価されるべきでしょう。しかし、他の学生は疎か、本人までもがその使い方や意義を理解していない以上、フレームワークのゴリ押しは無意味でしょう。言わずもがな、私たちのグループの発表は見事撃沈しました。これは就活でよくあると言えばよくあることです。インターンでは当然メンバー同士の仲が深まります。そこに20代の男女がいるならば、予期せぬ”事故”も起こるというものです。これをチャンスと捉えるか、ピンチと捉えるかは人それぞれでしょう。ただ、彼氏彼女持ちのインターンメンバーが飲み会の後に闇に消えていったときは、この世の無常を感じざるを得ませんでした。また、遠方から来るメンバーには会社がホテルをとってくれることも多いです。そこで、"何か"が起きたということも就活中しばしば耳にしました。これから就活をするという方々は、これらの話が本当なのか嘘なのかを身を以て判断して頂ければと思います。トンデモ人間~番外編~就職活動をするにあたって、SNSで情報収集をしている方も多いことかと思います。私もその一人で、ツイッターで就活垢(就活用アカウント)を作って、インターン情報や選考情報を集めていました。上手く使えば就職活動を有利に運ぶことも可能なツイッターですが負の側面も当然あります。その1つが、『再現性ゼロアドバイスおじさん』です。こういう方々は”就活アドバイザー”を名乗っていることが多いです。このようなアカウントは、n=1の成功例でしかないにも関わらず、あたかも再現性があるかのような口調で就活生にありがたい指導をしてくださいます。しかし、このような方々のアドバイスをむやみに信じることは非常に危険です。常に自分の頭で情報の取捨選択をすることが重要です。また有難いことに、リプライやダイレクトメールを一方的に送りつけてきて、そんな就活のやり方をしてたらダメだよとわざわざ忠告してくださる方もいます。ツイッター界隈には優秀な方々が多いため、上手く活用すれば就活をスムーズに進めることも可能です。一方で、マルチや宗教くさいアカウントもあったり、偉そうに説教を垂れて来るアカウントもあるため、個人のネットリテラシーが問われます。皆さんもSNSの利用法には十分注意を払いましょう。最後に就活は、これまで接する機会のなかった人々と交流を深めるチャンスが随所にあります。この記事では、ネガティブな書き方をしてしまいましたが、皆さんにとってはそれ以上に有益な出会いがあることかと思います。私も就活後も飲みに行ったり旅行に行ったりすることのできる友人が出来ました。就職活動を単なる内定獲得ゲームと考えるのではなく、友人・知人を増やすチャンスだとポジティブに捉え、就活後も繋がりを持つことのできる関係を築くことができれば、就活も後の人生において有意義なものとなるでしょう。 26,916 views

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