インターン・本選考で見かけた、学生からも落ちると思われる就活生の特徴5パターン

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最終更新日:2023年10月30日

 インターン・本選考で見かけた、学生からも落ちると思われる就活生の特徴5パターン

本選考とインターンの締め切り情報

16卒就活生です。広告代理店、IT業界を志望しています。
就活はまだまだこれからが本番ですが、自身がベンチャー企業選考や、インターンシップに参加してきた中で、「コイツ…絶対に落ちるだろ」と就活生の自分でも思ってしまった【ヤバイ就活生】を紹介していきます。

①「もしかしてあなたも面接官?」【GDで一度も発言しないミステリアス就活生】


どの企業も選考を受けるときに必ずと言ってもよいほど、グループディスカッションが課せられます。
基本、5,6人で30分、あるテーマについて議論するのですが、一度も口を開かなかった学生がいました。
交わされる議論に頷くだけ、意見を求めても首を傾げるだけ、沈黙の時間が流れてました。
主体性がないのか、やる気がないのか、そもそも受かるつもりで来たのか、謎に包まれた学生でした。
 
参考:グループディスカッションを突破する上でまず最初に鍛えるべきたった一つの力

②「運命共同体って理不尽だ」【目立ちたがり無能リーダー就活生】

こちらもGD選考で遭遇した学生です。
こういうタイプの学生は集団無理心中を謀ってくるので早めに対策はしたいところです。
「とりあえず役割決めましょう!ぼく、リーダーしますね」
「GDは目立てば通過できる」と勘違いしている就活生の典型型です。
そういう人物に限って、議論の組み立て方が下手だったり、無駄にフレームワークを使って余計に議論を混乱させてしまいます。
ちなみにそういう人とは次の選考やインターンシップで再会したことはありません。
 
 参考:地頭に自信の無い学生が編み出した、グループディスカッション生存戦略

③「僕の才能、君には分かるかい?」作品を持ち込み披露する【自己満足就活生】


某広告代理店インターンシップ選考のグループ面接で遭遇した学生です。
自己PRで自分が製作した作品を披露し始めました。
実際に作品を見せたほうが、具体性も出て、悪くない手法だとは思いました。
しかし、その学生の作品は小学生レベルでした。
面接官も周りの就活生もポカン顏、自身は満足げ。
紹介する作品は、自分の主観だけに頼らず客観性を意識した方がよさそうです。
 
参考:内定可能性を高めるために確認しておきたい自己PRに対する質問リスト

④「$%#%#”%&☆」隣にいても聞き取れない、【滑舌悪すぎ就活生】

こればっかりは出会った瞬間に、「落ちるな」と思ってしまう特徴です。
彼らは熱く自分のことを語りますが、そのことは面接官に伝わりません。
隣にいる私にだって伝わりません。なぜなら何を話しているか聞き取れないからです。
おそらく、自分のことを吐き出すことに一生懸命になってしまって、重要な「聞く側の立場」を想像できない学生に多いみたいです。

⑤「それは情熱の表現?それとも嫌がらせ?」面接会場中に響き渡る自己PR【間違った体育会学生型就活生】 

某大手IT企業の合同面接会で遭遇した学生です。
パーテーションで仕切られて、1対1で行う面接形式でした。
そんな中、会場に響き渡る大声で語り出す学生がいました。
私は、控え室で待機していたのですが、それでもはっきりと聞こえるレベル。
おかげで事前に聞かれる質問はチェックできましたが、他の面接者たちには迷惑でしかなかったと思います。
 
参考:面接における10の心構え

最後に

以上の学生たちの共通点として、【相手が求めているものに気が回らず、それを伝えられない】ことが挙げられると考えます。
 また、偏った意見に固執していると感じました。
就活でも何にでも言えることだと思いますが、コミュニケーションで重要なことは、「伝える」こと、ではなく「伝わる」こと、だと思います。これを意識するだけで今後の行動が随分変わってくると思います。 
 
いかがでしたか。
自分が次選考に進んだ時も、インターンシップに参加する時も、挙げたような就活生に会うことはありませんでした。
さすがに、就活生からも【ヤバい】と思われてしまうような学生は、仮に自分が面接官だったとしても通さないだろうなと思います。

photo by mayeesherr.

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「就活に正解はない」は正しい。だからこそやり続ける必要がある 「就活に正解はない」は正しい。だからこそやり続ける必要がある ※本記事は2015年10月に公開された記事になります。「就活に正解はない」就活を始めるとよく聞く言葉ですが、これは本当に間違いないと思います。私は、80社以上にエントリーし、60社以上のエントリーシートを書きましたが、受かったのはたった一つだけ。それが、結局私の正解だったのだと思います。6月後半に第一志望の広告業界から内定をもらいましたが、他の選択肢を抱えたままで就活は終えられないと思い大手の選考が始まる8月まで就活を続けていました。総合商社、大手飲料メーカーなど最終に残ったものの、落ちてしまいました。その時は落ち込みましたがきっとその内定先が私の応えだと感じ、納得して就活を終えました。正解かどうかは自分でしか決められないのです。やろうと思えばいくらでも続けられるのが就活ですから。質を得るため、量をこなす面接の数を受けることをおすすめします。特にグループ面接は他の就活生を知る絶好のチャンスです。私は広告という業界を志望していたこともあり、他の学生が自らの強みとして使う言葉、エピソードは二度と自分は使わないようにしていました。しかし私は量を受けすぎたかもしれなとも思います。他の学生の情報収集という点ではよかったですし、質問のテンプレなど自分で作成することはできましたが企業研究にまで手がでなかったのが正直な感想です。ある程度数をこなした後には、志望企業に集中するシフトチェンジが必要だったと思います。要は、自分でいかにバランスを見極めるかということです。ノイズに惑わされない16卒として内定を得て就職先を決めた後、17卒対象と知らずある会社のインターンシップの選考会に参加したことがありました。人事の方が「グループディスカッションのポイント」ということを説明し出したのですが、自分がディスカッションのタブーとして聞いていた「問題の矮小化」を正当化して語りだしました。(「社会人にとって大切な三要素は何か」という議論であるのに、「営業マンにとって大切な三要素は」とすりかえてしまうことなど)その人にとっては「問題の矮小化」が正解だったのかもしれませんが、私にとってはノイズでしかありませんでした。そして、そんなノイズに惑わされていると内定までの道は遠のいてしまうと痛感しました。自分で、情報の取捨選択をすること、何を正解とするかということはしっかり考えなければなりません。OB訪問しなくちゃだめ?したければ、すればいいOB訪問をせずに大手広告代理店の内定を勝ち取った人も知っています。逆に、自分は第一志望の会社に10人以上訪問しましたが落ちました。全て、自分次第です。OBのアポをとるくらいなら、ホームページで企業研究するというのもアリかもしれません。ただ、OB訪問はモチベーションを維持する上で有効なのでおすすめです。またOBに面接の受け答えをみてもらったり、ESを見てもらったりすることが自信につながることは間違いありません。最後に、広告志望の人へ「狭き門」と言われている広告業界ですが、案外企業は多くあるものです。特に、「どこに入るか」より「何がしたいのか」が大切になる業界だと思いました。アイデアを売っていく仕事なので、自分自身の思いさえ言語化できすにどうする、といった雰囲気は感じます。そして、おもしろいライバルがいっぱいいます。広告業界に入るやつらは普通の自己PRなんてしません。社長に直筆のラブレターを書いた友達もいましたし、3カ国語で歌うやつ、書道を披露するやつがいます。アイデアに正解はないので、恐れることなく「アイデア溢れるおもしろい自分」を、工夫をこらしながら一生懸命にアピールできればいいのだと思います。はじめにも言ったように、就活に正解はありません。だから、自分にとっての正解が見つかるまでやり続けて下さい。正解は人それぞれなので、大手に決まった友達がいても、早期に内定をとった友達がいても、それはあなたにとっての正解ではないのです。常に、マイペースで、惑わされずに自分を持ち続けて下さい。 33,902 views
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