森永乳業のインターンシップES(エントリーシート)回答ガイド
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最終更新日:2022年02月21日
森永乳業は日本の大手乳製品メーカーです。「リプトン」や「マウントレーニア」で馴染みのある学生も多いのではないでしょうか。
上記で述べた製品を扱う「BtoC事業」が50%弱を占めるものの、ビフィズス菌などの機能性素材を扱う「BtoC事業」や育児用ミルクを中心とする「健康・栄養事業」も展開しています。
また、2020年3月期に売上高380億円を目標に掲げるなど、近年国際事業へ注力しておりアジア地域の新興国へ向け育児用調製粉乳を販売しています。
そのため「食品業界に携わりたい」と考えている学生だけでなく「日本の文化を世界に広めたい」と考えるような海外志向の強い学生も志望すべき企業であると言えます。
今回は実際の過去問を元に20卒の学生向けにそんな森永乳業のインターンESの解説を行っていきます。
森永乳業 インターンシップES設問
ES説問解説
設問の意図
問われ方は工夫されていますが「ガクチカ」設問の類型だと捉えて問題ありません。
チームでの経験に指定されていますが「周りを巻き込んで」というフレーズに着目し、企業側は「リーダーシップ」を発揮した経験を知りたいのだと考えられます。
また「新たな価値を生み出して」というフレーズにも着目したいです。この設問を通して学生が従来の価値観に囚われない「柔軟性」や「創造性」、課題を発見し解決する「問題意識」や「主体性」が備わっているのか見極めたいのだと考えられます。これは日々市場のニーズを読み取り新商品を開発する事が求められる食品メーカーだからこそだと言えるでしょう。「苦労した点を踏まえて」と記載されている事からも学生の困難を乗り越える際の「方法論」も知りたいのだと言えます。
そして、この設問の特徴として「手書き」である事が挙げられます。企業が手書き形式のESをとる意図は多々ありますが、一番は「学生がどれだけ手間をかけているか知りたい」「手書きというハードルを乗り越えてでもエントリーしてくれる学生を取りたい」といった「志望度」を図る意図が強いでしょう。
意図を踏まえた回答方針
「リーダーシップ」というと幹事長や代表といった役割が求められるのではと毎年多くの学生が頭を悩ますのですが、何か特定の役割を経験していなくても問題ありません。何らかの形で周囲にプラスの影響を与えた経験があれば大丈夫です。
その経験を述べる際は上記の意図を踏まえつつ何故周囲を巻き込もうと思ったのか、何故そういった働きかけをしたのかといった「動機」に注力して述べると採用担当に貴方の人物像をイメージしやすく出来るはずです。
学んだ点を述べる際は実際のビジネスに活かす事が出来るかといった「再現性」に意識すると良いです。
文章をまとめる際はガクチカの書き方とは-6ステップで書けるESテンプレを基に解説-で説明している
②動機
③目標と困難
④取り組みと結果
⑤人柄
⑥学び
のフレームワークに沿った論理構成をする事で明快に述べる事が出来るでしょう。
また、手書きESの特徴としてクリエイティビティが求められる事が挙げられます。カラフルに彩ってインパクトを強くしたり写真を貼ってイメージしやすくする、段落形式を取り読みやすくするなど様々な手法がありますが正解はありません。最低限稚拙な字にならないよう気を付け、採用担当が読みやすい構成を心掛けましょう。
→設問として写真の提出を求められた際の対策と、エントリーシートに貼る証明写真についての解説記事です。
unistyle上には郵送ESについてまとめた記事がありますので是非参考にしてみて下さい。
合格者の回答
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最後に
森永乳業のインターンは文理混合で行われます。一般的なGWだけでなく研究所見学や製品の開発秘話を聞けるなど非常に中身の濃いインターンだと言えるのではないでしょうか。
狭き門である食品業界の中でも人気な森永乳業ですが、この記事を参考に納得のいくESを作り上げ是非挑戦してみて下さい。