EYアドバイザリー|特徴と対策方法

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最終更新日:2019年03月15日

【BIG4比較】デロイト・PwC・KPMG・EY+アクセンチュアの強みや特徴、社風の違いとは?」で紹介した通り、特に上位校生の間で存在感が大きくなっている会計系コンサルファーム。今回は、そんな会計系コンサルファームの一つであるEYアドバイザリーに焦点を当ててみたいと思います。

2016年7月にはインターネット広告会社のDACとの統合的コンサルティングサービスの提供を開始し、企業におけるマーケティング領域のデジタル活用の加速に向けて戦略から実行・運用サービスの提供を開始するなど、新たな取り組みにも積極的です。

本選考とインターンの締め切り情報

事業内容から考えるEYが求める人材


ここからは、EYアドバイザリーが就活生に求める素質について、「ES・面接で人気企業内定者が企業に伝えていた5つの強みとは?」を参照しながら考えていきましょう。

機械装置の製造と販売を行っているM社において、グローバル市場で生き残るための情報管理基盤強化のプロジェクトを立ち上げた。

課題であった高付加価値業務への要員創出のために、同社で運用されていたシステムの刷新と同時進行で、業務ルールの見直し、業務集約に取り組み、それらの業務をアウトソースする施策が必要だった。


そこでEYアドバイザリーは、標準業務プロセスや他社事例も活用した業務ルールの見直しと、業務機能の再配置による全社レベルでの効率化、そして効率化された業務のアウトソーシングによる効果の最大化を提案した。


業務改革プロジェクトで非常に多く見受けられる、意思決定が滞るケースを防ぐため、現場業務を徹底的に洗い出し、改革案を定量的に見直す検討プロセスを導入した。

また、この検討プロセスでは、現場メンバーを巻き込んだ調査、新業務設計を実施することが不可欠である。

 

引用:財務会計業務の戦略的アウトソーシングプロジェクト 

今回紹介した事例は、高付加価値業務をおこなう要員の創出を図るため、各事業所の大胆な業務見直しと、アウトソーシングを遂行するプロジェクトの支援でした。

必要な情報収集業務の洗い出しといった地道な働きを通して粘り強くクライアントを動かしリーダーシップをとって調査や新業務設計を実施していくことが求められました。

こうしたことから、EYアドバイザリーでは、「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行までを行える」「3.リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することが出来る」「4.価値観や立場を異なる人と協力して成果をあげることができる」といった能力を発揮出来る人材を求めていることが分かります。

また、同社は「戦略から実行までオールEY」を目指しているため、関係者との長期的な信頼関係構築や社内の部門を超えたチームワークといった要素を重視していると考えられます。

社風について

「当社はまだ若い企業で、ベンチャーのような気質があります。変化に柔軟で価値観にズレがなく、迷いなく支え合うチームワークがあります」

 

引用:同社ディレクター土田氏のことば

ここからは、「【BIG4比較】デロイト・PwC・KPMG・EY+アクセンチュアの強みや特徴、社風の違いとは?」を参照しながら、EYアドバイザリーの社風について考えていきます。

同社の特徴として、人材の育成を重視している点が挙げられます。利益の30%を教育研修など人材育成に投資しており、必要な人材に育てるために研修と現場・人事の取り組みと連動させるなどしています。

こうした取り組みの背景には、ここ数年の人材拡大時期を経て、同社に人材を定着させる意図があると思われます。

また、外資系コンサルファームでよく聞かれるUP or OUTのような厳しいリストラ制度が無いことも特徴です。社員がチーム一丸となってプロジェクトに取り組める一体感を持った風土であると考えられます。

参考:ジャパン・クオリティを世界へともに成長を喜べる“仲間”を募る 
→EYアドバイザリーの上層部陣が社風・人材育成方針について語っています。「脱KPI」を掲げ顧客第一主義を貫くEYの魅力をこの記事から感じ取って頂けたらと思います。

内定者ESの解説

ここまでは具体的なプロジェクトを通じて、EYアドバイザリーの事業内容や求める人材を考えてきました。

以下では、実際にEYアドバイザリーのESを通過した学生が記入した内容を参照しながら、同社が求める人材を改めて考えてみたいと思います。

①コンサルティング業界、またはEYに興味を持った理由について記述してください。
②大学 /大学院での専攻、及び過去の経験を元にEYACC(EYアドバイザリー&コンサルティング)でどのような貢献ができるか記述してください。

③選考に際し、あなたのアピールポイントについて記述してください。


参考:EYアドバイザリー 【内定】エントリーシート

EYアドバイザリーのESは3つの設問がありますが、字数制限がありません。いずれの設問にも共通して、読みやすく、簡潔な文章を書くことが出来るかがポイントとなっていると思われます。

それでは各設問について見ていきましょう。

①コンサルティング業界、またはEYに興味を持った理由について記述してください。

①では、就活生の就活の軸や就活に対する考えを問われています。自分の軸と、上記のEYアドバイザリーが求める人材像がマッチしているか意識しつつ、

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②大学 /大学院での専攻、及び過去の経験を元にEYACC(EYアドバイザリー&コンサルティング)でどのような貢献ができるか記述してください。

②では、学生のこれまでの経験と、それが仕事にどうつながって来るかを問われており、いわゆる自己PRを記述する欄に当たります。

あなたの自己PRが嘘っぽく見えないために「方法論」を語るべき」でも書いたとおり、会社に入ってからも再現性のある体験を書くことで、説得力のある自己PRとなります。

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③選考に際し、あなたのアピールポイントについて記述してください。

③の設問はかなり抽象的で、就活生によって記述する内容が異なってくると思われますが、就活生の強みやキャラクターを書くことで、EYアドバイザリーに合っているかのマッチングを測る設問という印象を受けます。

ESが面接でも使われることを念頭に入れつつ、上手く自分のアピールに繋げたいです。

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選考について

次に、EYアドバイザリーの選考状況に関して、選考プロセスや特徴を見ていきます。参考にしてください。

◆選考プロセス


一次面接【説明会&GD&ES提出&筆記試験】→二次面接→三次面接(GD)→四次面接→五次面接

 

参考:EYアドバイザリー 本選考情報 

EYアドバイザリーの選考の特徴として、三次で2回目のグループディスカッションが課されている点です。ディスカッションの時間は2時間ほどですが、発表するための資料を作ることも考えると制限時間は厳し目でしょう。

このように、時間がない中で議論を通して意見を深めていくのは実際のコンサルタントと変わらないので、入社後に活躍できる人材かを見極めるのに適した採用方法といえます。

また、面接ではESに沿った質問だけでなく、なぜEYアドバイザリーを志望したのかを問われることが多いようなので、「【BIG4比較】デロイト・PwC・KPMG・EY+アクセンチュアの強みや特徴、社風の違いとは?」を参考に各社の違いをおさえつつ、志望動機を固めておくことを勧めます。

最後に


如何だったでしょうか。今回は急成長中の会計系コンサルファームである、EYアドバイザリーを取り上げさせていただきました。

今後も拡大を続けていくと見込まれる同社は、採用においては志望者のポテンシャルやEYの組織に馴染むかを最も重視しているように感じられます。

ご自身の就活の方向性を見つめなおし、EYアドバイザリーの風土などをよく理解しておくと良いでしょう。その際に、この記事が助けになれば幸いです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

参考:EYアドバイザリーの企業研究
unistyle上にあるEYアドバイザリーに関する記事や内定者のES・選考レポートなどを掲載しています。

photo by Martin Thomas

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