INPEX(旧:国際石油開発帝石)の内定者ES解説!選考通過のエントリーシートの共通項
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最終更新日:2021年06月16日
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INPEXやJAPEXのような資源開発会社は総合商社のエネルギー部門と似た働き方をしており、求められる人材は非常に似ているものがあります。
多くの企業が関わるプロジェクトを推進するリーダーシップ、海外駐在先の現地社員、チームメンバーなど価値観や考え方の異なるメンバーをまとめる力などが主に求められる能力であると考えられます。
今回はこちらの内定者のエントリーシートをもとに解説しています。
♦ 1. 大学生活の中で最も真剣に取り組んだことに置ける周囲との関わり方
私が大学生活の中で最も真剣に取り組んだことは、フランスへの留学、その中でも特にサッカーチームでの活動です。40人以上いるチームの中で唯一の留学生、唯一のアジア人として活動していました。スポーツを通じて友人を増やしたいという思いと、高校以来の文武両道の生活を送りたいという思いからでした。サッカーチームににおいて、初めの数ヶ月間は言語の問題もあり、監督やチームメイトにもとけ込めず、2軍の試合にも一度も出してもらえませんでした。しかし逃げたくはなかったですし、自分自身の努力も足りないのかもしれないと考え二つのことを実践しました。1 必ず毎回の練習でチームの誰よりも早く練習に来て、自主練習をすること。2 フランスでの挨拶はまず握手から始まるため、毎回の練習でチームの全員と握手をすること。これらを半年程、毎回の練習で繰り返し行いました。その結果チームからの信頼を獲得することができ、レギュラーとして試合に出られるようになりました。また、時には1軍の練習にも混ぜてもらえるようになり、チーム全体から信頼を獲得することができました。粘り強く努力することの大切さを学びました。
♦ 2. 性格や人柄が表れていると思うエピソード
私はweb雑誌の編集サークルを立ち上げ、代表を務めていました。私は編集作業をしたことはなかったのですが、新しいことに挑戦してみたいという思いや、一から自分たちで作り上げることができるという思いからサークルの立ち上げを決意しました。編集論という授業の後に、200人程いる教室でメンバー募集の告知を行い、10人のメンバーを集めました。編集論の講師の方の紹介で他大学の学生も活動に加わり、最終的には25人程のメンバーで活動を行いました。立場としては代表でしたが、リーダーとして皆を引っ張っていくというよりも、一人一人としっかり話をし、信頼関係を築きチームを支えていました。
♦ 3. 志望理由、人生経験の中で何がどう影響を与え、現在そう思うに至っているか?(300文字)
私が貴社を志望する理由は、世界を舞台に働き、日本に安定的にエネルギーを供給するという熱い使命感を持って仕事ができるからです。私がこのような思いを抱くようになった理由は、大学一年時にベナン出身のゾマホン氏と話し、氏が自国を発展させたいという思いからベナンに水道や学校を作っているという熱い話を聞き、その考え方に強く共感したからです。そして大学での授業で、資源のない日本に資源を安定的に供給することの難しさや大切さを学び、エネルギー供給により日本を支えていきたい、また自分で途上国を訪れたり、フランスに留学し、自分の幅を広げていく中で今後もより広い世界で活躍していきたいと考えるようになりました。
♦ 4. やってみたい仕事、興味のある部門など
私が今最も興味のある仕事は、業務企画の仕事です。貴社の説明会に参加したときに、リビアでのプロジェクトの立ち上げを行った黒川さんが、「リビアでのプロジェクトは事務系社員としての仕事は自分が一人で行い、大変困難な仕事ではあったけれど、やり遂げた時の充実感は他の仕事では味わえない仕事だ」とおっしゃっていて、私もそのような大きい仕事がしたいと思うようになりました。
引用:【内定】エントリーシート
私が大学生活の中で最も真剣に取り組んだことは、フランスへの留学、その中でも特にサッカーチームでの活動です。40人以上いるチームの中で唯一の留学生、唯一のアジア人として活動していました。スポーツを通じて友人を増やしたいという思いと、高校以来の文武両道の生活を送りたいという思いからでした。サッカーチームににおいて、初めの数ヶ月間は言語の問題もあり、監督やチームメイトにもとけ込めず、2軍の試合にも一度も出してもらえませんでした。しかし逃げたくはなかったですし、自分自身の努力も足りないのかもしれないと考え二つのことを実践しました。1 必ず毎回の練習でチームの誰よりも早く練習に来て、自主練習をすること。2 フランスでの挨拶はまず握手から始まるため、毎回の練習でチームの全員と握手をすること。これらを半年程、毎回の練習で繰り返し行いました。その結果チームからの信頼を獲得することができ、レギュラーとして試合に出られるようになりました。また、時には1軍の練習にも混ぜてもらえるようになり、チーム全体から信頼を獲得することができました。粘り強く努力することの大切さを学びました。
♦ 2. 性格や人柄が表れていると思うエピソード
私はweb雑誌の編集サークルを立ち上げ、代表を務めていました。私は編集作業をしたことはなかったのですが、新しいことに挑戦してみたいという思いや、一から自分たちで作り上げることができるという思いからサークルの立ち上げを決意しました。編集論という授業の後に、200人程いる教室でメンバー募集の告知を行い、10人のメンバーを集めました。編集論の講師の方の紹介で他大学の学生も活動に加わり、最終的には25人程のメンバーで活動を行いました。立場としては代表でしたが、リーダーとして皆を引っ張っていくというよりも、一人一人としっかり話をし、信頼関係を築きチームを支えていました。
♦ 3. 志望理由、人生経験の中で何がどう影響を与え、現在そう思うに至っているか?(300文字)
私が貴社を志望する理由は、世界を舞台に働き、日本に安定的にエネルギーを供給するという熱い使命感を持って仕事ができるからです。私がこのような思いを抱くようになった理由は、大学一年時にベナン出身のゾマホン氏と話し、氏が自国を発展させたいという思いからベナンに水道や学校を作っているという熱い話を聞き、その考え方に強く共感したからです。そして大学での授業で、資源のない日本に資源を安定的に供給することの難しさや大切さを学び、エネルギー供給により日本を支えていきたい、また自分で途上国を訪れたり、フランスに留学し、自分の幅を広げていく中で今後もより広い世界で活躍していきたいと考えるようになりました。
♦ 4. やってみたい仕事、興味のある部門など
私が今最も興味のある仕事は、業務企画の仕事です。貴社の説明会に参加したときに、リビアでのプロジェクトの立ち上げを行った黒川さんが、「リビアでのプロジェクトは事務系社員としての仕事は自分が一人で行い、大変困難な仕事ではあったけれど、やり遂げた時の充実感は他の仕事では味わえない仕事だ」とおっしゃっていて、私もそのような大きい仕事がしたいと思うようになりました。
引用:【内定】エントリーシート
一つ目の設問
♦ 1. 大学生活の中で最も真剣に取り組んだことに置ける周囲との関わり方
私が大学生活の中で最も真剣に取り組んだことは、フランスへの留学、その中でも特にサッカーチームでの活動です。40人以上いるチームの中で唯一の留学生、唯一のアジア人として活動していました。スポーツを通じて友人を増やしたいという思いと、高校以来の文武両道の生活を送りたいという思いからでした。サッカーチームににおいて、初めの数ヶ月間は言語の問題もあり、監督やチームメイトにもとけ込めず、2軍の試合にも一度も出してもらえませんでした。しかし逃げたくはなかったですし、自分自身の努力も足りないのかもしれないと考え二つのことを実践しました。1 必ず毎回の練習でチームの誰よりも早く練習に来て、自主練習をすること。2 フランスでの挨拶はまず握手から始まるため、毎回の練習でチームの全員と握手をすること。これらを半年程、毎回の練習で繰り返し行いました。その結果チームからの信頼を獲得することができ、レギュラーとして試合に出られるようになりました。また、時には1軍の練習にも混ぜてもらえるようになり、チーム全体から信頼を獲得することができました。粘り強く努力することの大切さを学びました。
私が大学生活の中で最も真剣に取り組んだことは、フランスへの留学、その中でも特にサッカーチームでの活動です。40人以上いるチームの中で唯一の留学生、唯一のアジア人として活動していました。スポーツを通じて友人を増やしたいという思いと、高校以来の文武両道の生活を送りたいという思いからでした。サッカーチームににおいて、初めの数ヶ月間は言語の問題もあり、監督やチームメイトにもとけ込めず、2軍の試合にも一度も出してもらえませんでした。しかし逃げたくはなかったですし、自分自身の努力も足りないのかもしれないと考え二つのことを実践しました。1 必ず毎回の練習でチームの誰よりも早く練習に来て、自主練習をすること。2 フランスでの挨拶はまず握手から始まるため、毎回の練習でチームの全員と握手をすること。これらを半年程、毎回の練習で繰り返し行いました。その結果チームからの信頼を獲得することができ、レギュラーとして試合に出られるようになりました。また、時には1軍の練習にも混ぜてもらえるようになり、チーム全体から信頼を獲得することができました。粘り強く努力することの大切さを学びました。
唯一のアジア人という逆境の立場から、レギュラーとしてチーム全体からの信頼を得ることができており、高いレベルで関係者と信頼関係を構築できる人材であることを伝えることが出来ています。
泥臭い努力が周囲の信頼を得る上で重要であることにも気づいており、その点も評価できると思います。
泥臭い努力が周囲の信頼を得る上で重要であることにも気づいており、その点も評価できると思います。
多くの学生が自己PRや学生時代頑張ったことでは自分が立場が上の立場の経験を話しがちですが、このように自分の立場が下の状況でも強みが活かせることを伝えられると差別化にもつながるでしょう。
二つ目の設問
♦ 2. 性格や人柄が表れていると思うエピソード
私はweb雑誌の編集サークルを立ち上げ、代表を務めていました。私は編集作業をしたことはなかったのですが、新しいことに挑戦してみたいという思いや、一から自分たちで作り上げることができるという思いからサークルの立ち上げを決意しました。編集論という授業の後に、200人程いる教室でメンバー募集の告知を行い、10人のメンバーを集めました。編集論の講師の方の紹介で他大学の学生も活動に加わり、最終的には25人程のメンバーで活動を行いました。立場としては代表でしたが、リーダーとして皆を引っ張っていくというよりも、一人一人としっかり話をし、信頼関係を築きチームを支えていました。
私はweb雑誌の編集サークルを立ち上げ、代表を務めていました。私は編集作業をしたことはなかったのですが、新しいことに挑戦してみたいという思いや、一から自分たちで作り上げることができるという思いからサークルの立ち上げを決意しました。編集論という授業の後に、200人程いる教室でメンバー募集の告知を行い、10人のメンバーを集めました。編集論の講師の方の紹介で他大学の学生も活動に加わり、最終的には25人程のメンバーで活動を行いました。立場としては代表でしたが、リーダーとして皆を引っ張っていくというよりも、一人一人としっかり話をし、信頼関係を築きチームを支えていました。
一つ目の設問とは異なり、ここでは自ら上の立場として先頭にたつことも示せています。
自分の人柄を理解した上で、リーダーとして周囲を引っ張るというよりも、一人一人と信頼関係を構築するタイプであることを伝えられています。
このように自分の人柄とマッチしたエピソードを伝えないと面接官は大きな違和感を感じます。
自分を偽ったり、変につくろっていないかもう一度考えてみるようにしましょう。
自分の人柄を理解した上で、リーダーとして周囲を引っ張るというよりも、一人一人と信頼関係を構築するタイプであることを伝えられています。
このように自分の人柄とマッチしたエピソードを伝えないと面接官は大きな違和感を感じます。
自分を偽ったり、変につくろっていないかもう一度考えてみるようにしましょう。
三つ目の設問
♦ 3. 志望理由、人生経験の中で何がどう影響を与え、現在そう思うに至っているか?(300文字)
私が貴社を志望する理由は、世界を舞台に働き、日本に安定的にエネルギーを供給するという熱い使命感を持って仕事ができるからです。私がこのような思いを抱くようになった理由は、大学一年時にベナン出身のゾマホン氏と話し、氏が自国を発展させたいという思いからベナンに水道や学校を作っているという熱い話を聞き、その考え方に強く共感したからです。そして大学での授業で、資源のない日本に資源を安定的に供給することの難しさや大切さを学び、エネルギー供給により日本を支えていきたい、また自分で途上国を訪れたり、フランスに留学し、自分の幅を広げていく中で今後もより広い世界で活躍していきたいと考えるようになりました。
私が貴社を志望する理由は、世界を舞台に働き、日本に安定的にエネルギーを供給するという熱い使命感を持って仕事ができるからです。私がこのような思いを抱くようになった理由は、大学一年時にベナン出身のゾマホン氏と話し、氏が自国を発展させたいという思いからベナンに水道や学校を作っているという熱い話を聞き、その考え方に強く共感したからです。そして大学での授業で、資源のない日本に資源を安定的に供給することの難しさや大切さを学び、エネルギー供給により日本を支えていきたい、また自分で途上国を訪れたり、フランスに留学し、自分の幅を広げていく中で今後もより広い世界で活躍していきたいと考えるようになりました。
小さなきっかけから大学の授業や途上国へ訪れたり、海外留学するなど、大きく成長していることが伺えます。
課外活動、大学の授業と文武の両面から志望動機を語れている非常によい例であると感じます。
その他どのような企業を受けているのか、他業界ではなくなぜ資源開発企業なのかは面接で聞かれることになるので、整理して望めば内定は近いでしょう。
課外活動、大学の授業と文武の両面から志望動機を語れている非常によい例であると感じます。
その他どのような企業を受けているのか、他業界ではなくなぜ資源開発企業なのかは面接で聞かれることになるので、整理して望めば内定は近いでしょう。
四つ目の設問
♦ 4. やってみたい仕事、興味のある部門など
私が今最も興味のある仕事は、業務企画の仕事です。貴社の説明会に参加したときに、リビアでのプロジェクトの立ち上げを行った黒川さんが、「リビアでのプロジェクトは事務系社員としての仕事は自分が一人で行い、大変困難な仕事ではあったけれど、やり遂げた時の充実感は他の仕事では味わえない仕事だ」とおっしゃっていて、私もそのような大きい仕事がしたいと思うようになりました。
私が今最も興味のある仕事は、業務企画の仕事です。貴社の説明会に参加したときに、リビアでのプロジェクトの立ち上げを行った黒川さんが、「リビアでのプロジェクトは事務系社員としての仕事は自分が一人で行い、大変困難な仕事ではあったけれど、やり遂げた時の充実感は他の仕事では味わえない仕事だ」とおっしゃっていて、私もそのような大きい仕事がしたいと思うようになりました。
仕事内容について、説明会に参加して理解した上で志望していることが伝わります。
多くの企業において説明会には必ずしも参加する必要はないのですが、このように伝える内容に説得力がでるという点では志望度の高い企業では参加しておく方が無難でしょう。
説明会に参加していない場合は調べた内容から、上記の志望動機に繋がる仕事をしっかりと伝えられれば問題ないでしょう。
多くの企業において説明会には必ずしも参加する必要はないのですが、このように伝える内容に説得力がでるという点では志望度の高い企業では参加しておく方が無難でしょう。
説明会に参加していない場合は調べた内容から、上記の志望動機に繋がる仕事をしっかりと伝えられれば問題ないでしょう。
最後に
今回の学生はかなりレベルの高い経験をしている学生でしたが、必ずしも高いレベルの経験が必要なわけではありません。
特別な経験がなくてもしっかりと企業が求めている能力を把握し、志望動機で話すべきことを理解していれば、レベルの高い経験の学生とも十分に戦えるのが現在の就職活動であると言えます。
下記のコラムは特別な経験がない学生でもどのような自己PR、志望動機を話せばよいのかわかる内容になっていますので参考にしてください。
特別な経験がなくてもしっかりと企業が求めている能力を把握し、志望動機で話すべきことを理解していれば、レベルの高い経験の学生とも十分に戦えるのが現在の就職活動であると言えます。
下記のコラムは特別な経験がない学生でもどのような自己PR、志望動機を話せばよいのかわかる内容になっていますので参考にしてください。
人気企業に内定する学生がエントリーシートに書いていることには一定の共通項があります。参考記事では、人気企業内定者が共通してアピールしていた企業が求めている「強み」を5つ、学生時代の経験も合わせて紹介したいと思います。
参考:ES・面接で人気企業内定者が企業に伝えていた5つの強みとは?
留学経験や起業経験など特別な経験がなくても伝えたか次第で評価される志望動機を作ることが出来ます。その評価されるテンプレートをお伝えします。
参考:「志望動機」が書けない人必見!すぐに使える5つのテンプレート
参考:ES・面接で人気企業内定者が企業に伝えていた5つの強みとは?
留学経験や起業経験など特別な経験がなくても伝えたか次第で評価される志望動機を作ることが出来ます。その評価されるテンプレートをお伝えします。
参考:「志望動機」が書けない人必見!すぐに使える5つのテンプレート
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credit: US Army Africa via FindCC