農林中央金庫の採用大学・選考レポート|合格者ES付き

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最終更新日:2023年08月18日

農林中央金庫の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事はこちらから)

日本最大のヘッジファンドである農林中央金庫。

運用資金はJA(農協)、JF(漁協)、JForest(森組)などからの出資で成り立っており、「金融の円滑化を通じて農林水産業の発展に寄与する」という目的のもと、その資金を第一次産業を中心に貸付を行っています。

80兆円近くの金額を少数で運用しているため、その業務を魅力に感じる就活生は多くいるようです。

本記事では農林中央金庫の採用実績校を紹介した上で、実際に内定を獲得した20卒の選考レポートとESを紹介します。

本選考とインターンの締め切り情報

農林中央金庫の採用大学内訳

農林中央金庫の採用大学実績は次のようになっていました。

各大学の詳細な採用人数は各大学のホームページを参照ください。

・採用実績校(大学院)
大阪大学、九州大学、京都大学、慶應義塾大学、神戸大学、上智大学、東京大学、東京工業大学、東京理科大学、東北大学、同志社大学、名古屋大学、一橋大学、法政大学、北海道大学、明治大学、明治学院大学、立教大学、立命館大学、早稲田大学

・採用実績校(学部)
ノートルダム清心女子大学、一橋大学、茨城大学、横浜国立大学、横浜市立大学、岡山大学、学習院大学、関西学院大学、京都女子大学、京都大学、金沢大学、九州大学、熊本学園大学、熊本県立大学、熊本大学、慶應義塾大学、山形大学、共立女子大学、首都大学東京、昭和女子大学、上智大学、新潟県立大学、新潟大学、神戸大学、成蹊大学、成城大学、聖心女子大学、早稲田大学、大妻女子大学、大阪大学、筑波大学、中央大学、東京工業大学、東京女子大学、東京大学、東京理科大学、東北学院大学、東北大学、同志社大学、日本女子大学、武蔵大学、福島大学、法政大学、北海学園大学、北海道大学、名古屋大学、明治学院大学、明治大学、立教大学、立命館大学

引用:マイナビ2020 農林中央金庫

東京大学・京都大学といった上位大学を始めとし、幅広い大学から採用をしていることが伺えます。

農林中央金庫の選考レポート

ここでは、総合職の内定を獲得した20卒の学生の体験記を一部抜粋して紹介します。

農林中央金庫の本選考レポートはこちらから

本選考のためにした準備についてお答えください

インターンシップの内容の復習。マイナーな企業のため、その業務内容についてどの程度理解ができているかは重要だと感じた。例年インターンシップ参加者が内定者のうち多数を占めているようだが、それもひとえに、当社のリテール、食農、投資、コーポレートのそれぞれの部門について深く学んでいるためだと思う。 
また、日本の農業の将来について意見を持っておくために、当社のニュースリリースを見て、融資事例を学んだ。農業新聞も一部参考にした。

本選考のフローについて結果連絡を含めてお答えください

エントリーシート(3月中旬に通過連絡) 
⇒適性検査(私はインターンシップ選考時の成績を適用され、免除) 
⇒リクルーター面談2回(それぞれ1週間ほどで連絡) 
⇒人事面接1回目(その場で次回の予定確認) 
⇒人事面接2回目(その場で次回の予定確認) 
⇒人事面接3回目(4日ほどで通過連絡) 
⇒最終面接(その日の夜に内々定連絡)

それぞれの面接およびGDについて、社員の人数および役職、面接を受ける学生の人数、面接会場、面接時間、質問内容、面接の雰囲気、面接の感想についてご記入ください。面接がない場合は「なし」とお答えください。

【リクルーター面接1回目】社員1人:学生1人@本社付近のレストラン(1時間程度) 
事前提出したESを見つつ、基本的には逆質問で話が進む。私は相手の業務内容やキャリアステップ、当社の抱える金融リスクなどを質問した。相手は大学OBということもあり、和やかな雰囲気。ここは、人事面接に向けて疑問点を解消していくステップだと思う。
 

【リクルーター面接2回目】社員1人:学生1人@本社付近のレストラン(1時間程度) 
1回目とほぼ同様だが、多少社員の方からの質問が増えた。リク面で落とされた人、連絡が遅かった人などもいるようなので、最低限企業研究をした上で参加するべきだと思う。雰囲気はやはり穏やかだったが、周囲も全員リク面をしているので、ある程度声を張る必要があった。
 

【人事面接1回目】社員1人:学生1人@本社会議室 
(1時間程度) 
人事部の方との面接。年次は比較的若い方だった。内容はガクチカ中心で、奇抜な質問は無し。入庫後に携わりたい事業や自己PR、逆質問などを準備しておけば問題ないと思われる。合格の場合、結果はその場で告げられ、次回の日程調整を行う。
 

【人事面接2回目】社員1人:学生1人@本社会議室 
(1時間程度) 
人事部の方との面接。1次よりやや年次が上がるが、雰囲気などは穏やかだった。こちらでもガクチカの深掘りが中心。その他、ゼミの内容や他社との比較などを問われた。合格の場合、結果はその場で告げられ、次回の日程調整を行う。
 

【人事面接3回目】社員1人:学生1人@本社会議室 
(1時間程度) 
人事部の管理職の方との面接。一番の鬼門である。2次までとは異なりやや厳かな雰囲気で始まるので、ギャップがあった。内容はガクチカを始め2次までに聞かれた内容の反復と、日本の農業の将来について考えを問われた。質問自体に特異性はないが、相手の反応が乏しく、メンタル面も見られているように感じた。合格の場合は数日後に電話で連絡がくる。その場ではないので気を落としてはいけない。
 

【最終面接】社員1人:学生1人@本社会議室 
(15分程度) 
ほぼ意思確認の場であるが、落とされる人もいるようなので気を抜いてはいけない。会場に到着後、人事部の方と軽い面談があり、他社の選考状況や合格した場合の連絡について説明を受けた。その後役員の方との面接がはじまるが、志望動機と入庫後のキャリアパスを問われた以外に質問はなく、相手のお話をうかがうことがメインだった。一方で、同期にはしっかり面接された人もいたので、ESの内容の復習をしておくべきだと思う。結果はその日の夜に電話で連絡された。

本選考において評価されたと感じたポイントや選考において重視されていたと思う点についてお答えください

人事部の方にお聞きしたところ、一番は一緒に働きたいか否からしい。協調性、特にグループで何かを成し遂げたエピソードは反応が良かったようにも思う。 
実家が農家、というような農業との関わりは必ずしも必要ではないが、農業や地方、日本に関する問題意識は持つようにした。日経新聞だけでなく、一部農業新聞なども参考にしながら知識を蓄えた。結果面接官の共感を得られるような、農業の将来像を話すことができた。また、なぜ問題意識を持ったのか、という点も重視して志望動機を話した。志望者の多くが、農業や食を支えたい、という志望動機を話す中で差別化するためには、その論理付けが必須だと考えたためである。

面接・GDなど各選考フローにおいて心がけていたことをお答えください

選考状況を隠さないように努めた。どこどこに内定をもらっている、他社と迷っている、といった具合である。結果、それでも自分を必要としてくれる企業のふるい分けができ、マッチング度の高い企業と縁が生まれたように思う。誠実だと評価されることもあった一方で、金融業界以外の企業には受けが悪かったため、諸刃の剣ではある。勿論、御社よりも○○のほうが良い! ではなく、御社にもこういう強みがあるが○○にも別の強みがある、というような言い方をするなど、相手のメンツを立てることは意識した。

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さいごに

農林中央金庫は「投資銀行・農林水産業」に強みを持つ金融機関として人気なだけでなく、ホワイト・高給と言われている待遇面に魅力を感じ志望する就活生もいるようです。

今回提示した採用大学のデータはあくまでその年の採用実績に過ぎません。指標の一つとして参考にするのが望ましいでしょう。

本記事を参考の上、農林中央金庫の選考対策を進めていただけたらと思います。

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