トヨタ自動車(TOYOTA)関連のテクニック
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- トヨタ自動車のES対策|求める人材像に合ったエントリーシート回答の作り方 62,995 views 世界に誇れる日本企業ランキングで堂々の一位を獲得したトヨタ自動車。日本のみならず世界からも圧倒的な知名度を獲得しており、年間1000万台を初めて突破した自動車メーカーです。国内自動車メーカーでも抜群の人気を誇り、ダントツの事業規模となっています。もちろん学生からの知名度も高く、就活人気はかなりのものです。今回はそんなトヨタ自動車のESの設問や、働き方から考察する求める人材などを掲載しています。また、内定者のESもありますので、ぜひご覧ください。本記事のコンテンツ・採用HPから働き方の引用(トヨタ自動車が求める人材)・トヨタ自動車の設問一覧┗一つ目の設問┗二つ目の設問┗三つ目の設問┗四つ目の設問・最後に採用HPから働き方の引用(トヨタ自動車が求める人材)今回の働き方のケースは資材調達の部門の方の言葉を採用HPから一部引用させてもらいました。例えば、私たちが70円で仕入れたい部品があったとします。複数の仕入れ先さんに声をかけたところ、A社は100円、B社は90円、C社は80円という価格を提示してきた。では安いC社にお願いしよう。調達というと、誰もがこんなイメージを抱かれると思います。私たちトヨタの進め方は違います。仕入れ先さんにとって80円が利益を出すぎりぎりのラインであるならば、私たちも一緒に知恵を出し合い、60円でつくれるように改善を重ねるのです。それを実現できれば私たちは目標の70円で調達できるし、仕入れ先さんも利益を得ることができる。これにより、Win-Winの関係を築けます。私が一番やりがいを感じるのは、このように「トヨタも嬉しい」、「仕入れ先さんも嬉しい」という関係を築けた瞬間。現在進めているプロジェクトでは、調達や生産技術をはじめトヨタの様々な社員が仕入れ先さんの工場に出向き、一体となって新しい生産ラインの構築に取り組んでいます。トヨタにとって仕入れ先さんは大切なイコールパートナー。彼らなくしてトヨタの将来は語れません。技術立国日本を再構築するくらいの意気込みで、私はこの仕事に打ち込んでいます。引用:トヨタ自動車採用HP社員インタビュー資材調達については、この方の言葉のように見積もりをとって、出来るだけ安い企業で済ませてしまおうというイメージでいる方が多いと思います。一方で上記のケースのように、自社の技術者を含めて他部門の人も巻き込み、調達先の会社に赴き、技術的なサポートをすることもあるのが実際の働き方のようです。このようなことが可能なのも多数のトヨタ系列の部品メーカーを抱えているからこそとも言えます。こういった仕事においては、下記のような能力が求められると考えられます。①社内の技術者の方や、仕入れ先の会社の方など異なる立場や考え方を持った人と協力して成果をあげることのできる人材②上記の協力者の人たちに方向性を示し、自ら提案・実行し、問題を解決することができる人材③主体的に組織に対して働きかけて、チームとしての成果を上げることができる人材他業界でも似たような能力が求められますが、実際にこうした実力が求められていると言えるでしょう。トヨタ自動車の設問一覧◆大学時代に最も力を入れて取り組んできたことについて教えてください。◆大学時代にチームを巻き込んで成果を出したエピソードを教えてください。◆トヨタの志望理由とやりたい仕事。◆身近な人から、あなたはどのような人だと言われますか。またそのように言われる理由を具体的に教えてください。一つ目の設問大学時代に最も力を入れて取り組んできたことについて教えてください。企業が求める能力を把握した上で、求める能力の資質があることを示すことが求められています。トヨタ自動車においては、二つ目の設問で、「チームを巻き込んだ経験」について聞かれているので、ここではチームではなく個人として高い成果をあげた経験を伝えるのもありでしょう。もちろんここでもチームを巻き込んだ経験や価値観の異なるメンバーをまとめた経験など、組織やチームの中での自分という切り口で語るのもありです。どちらがより自分を伝えられるか考えた上で書いてほしいと思います。内定者の回答家庭教師団体を設立し運営しています。現在20強の世帯との契約があります。始めた理由は塾でアルバイトをする中で、現状の塾教育・業界に不満を感じたからです。当初はその不満を感じる現状に対し、内部から変えることを試みましたが、変えることが出来ませんでした。そこで外部から変えようと決心したことが動機です。自身の活動内容としては主に、①全体の統括②外部との交渉を行っています。その中でも②、特に宣伝活動時は多くの人と連携することで認知を飛躍的に高めました。例えば、紙のビラがあります。相乗効果を生みだせる方たち(他の学生団体や地域の商店街、企業)を探し、共同でビラ作成を行いました。交渉時は「自身の、考えと貢献できることを、明確かつ粘り強く伝えること」で、相手とお互いに満足しうる関係を築くことに注力しました。この活動を通し、「粘り強く交渉すること」と「相手の立場にたって行動すること」の2点を学びました。この内定者は「学生時代頑張ったこと」の内容として家庭教師団体を設立・運営する際の宣伝活動について述べています。経験そのもののクオリティもさることながら、上記のトヨタの働き方において求められる①異なる立場や考え方を持った人(他の学生団体や地域の商店街、企業)と協力して成果をあげることのできる、②上記の協力者の人たちに方向性を示し、自ら提案・実行し、問題を解決することができるという2点を外部との交渉の活動の経験を使って、うまくアピールした評価の高い回答と言えるでしょう。さらに、「相乗効果を生み出すために、粘り強く交渉し、相手の立場に立つ」という姿勢が、先で述べたトヨタ社員の働き方にあったWin-Winの関係作りに共通するものがあり、この点でも評価できます。更に深掘りしたい点としては①全体の統括における取組や、現状の塾業界の内部を変えるのが不可能という挫折からどのように立ち直ったのかという点が挙げられるでしょう。二つ目の設問大学時代にチームを巻き込んで成果を出したエピソードを教えてください。上記の求められる人材で伝えた通り、メーカーの仕事においては「価値観や立場の異なるチームと、目標を共有し、成果をあげることの出来る人材」が求められていると言えます。トヨタ自動車がこのように敢えてチームを巻き込んだ経験を別の設問で聞いているのも、チームや組織の中であなたがどのように考えて行動できる人間なのかを見たいと考えているからでしょう。みずほ銀行や三井住友銀行においても、同様にあえて「出来るだけ多くの人と関わった経験」と注釈をつけて聞いています。チームや組織の中で、目標を共有し成果をあげた経験について素直に書けばよいでしょう。内定者の回答私は大学で行われたコンテストでリーダーを務め、チームを優勝に導きました。チームのメンバーは様々な学部生で構成されており、取り組むモチベーションが違いました。チームのまとまりを保つことに大変苦戦しました。ここで私が気をつけていたことは、メンバーの意見に「賛成」することです。それぞれの意見がどんな意見であろうとすぐに否定することは避けるようにしていました。それは個々のメンバーにチームは良い方向に向かっていると感じてほしかったからです。チームは明るくなり、お互いに意見を出し合うようになりました。なぜそのように考えたのかを聞き合うようにした結果、半年後の最終発表では、良い評価をたくさんの方から集め優勝することが出来ました。すぐに否定するのは良くないということが一番の学びだったと考えています。この内定者はコンテストにおける「取り組むモチベーションの違う様々なメンバーをまとめ上げた」リーダー経験を述べています。コンテスト内容やチームの規模感などが明示されていないためあまり取り組みを上手くイメージが出来ないように捉えられる恐れがありますが、チームをまとめた方法論として「メンバーを否定しない」ということを挙げています。方法自体は評価できるものですが、この方法を取る故の問題点や挫折なども掘り下げてみたいところです。また、何故その方法を取るようになったかなど、「なぜ?」をもう少し繰り返すことで説得力のある文章にすることができるのではないでしょうか。三つ目の設問トヨタの志望理由とやりたい仕事志望動機の中でも、「やりたい仕事」、具体的に興味のある職種まで聞かれているケースです。上記の通り、自動車会社では目に見える商品企画やマーケティングといった仕事だけではなく、資材調達や販売店支援など様々な業務内容があります。しっかりと業界研究してきた志望度の高い学生であれば華やかな仕事だけでなく、トヨタを支える業務内容も見ているだろうと考えていると思われます。志望動機については、「」で説明しているフレームワークに基づいて、①将来の夢、仕事で成し遂げたいこと⇒②きっかけとなる経験⇒③企業選びのポイント⇒④他に受けている業界と他業界ではダメな理由⇒⑤具体的に取り組みたい仕事⇒⑥業界の中でもトヨタ自動車の理由の順で、大きな枠から整理することが求められています。決して、「トヨタ自動車の車が好き⇒トヨタ自動車を志望している」といった短絡的な理由の動機ではなく、上記のように整理してから考えてみることをお勧めします。(もちろんトヨタ自動車が好き⇒トヨタ自動車を志望しているといって内定する人もいるので完全に否定するものではありませんが。。。)内定者の回答自動車を通し、より良い世の中をつくりたいと考えています。私は父や祖父が雇用で苦しんできたことから、社会に雇用創出などの貢献ができる仕事をしたいと幼少期から考えてきました。貴社はとういうと、魅力的な自動車を販売することで、世界中のお客様に喜んで頂いています。同時に自動車という裾野が広い産業を通じて、世界各国に経済や雇用といった貢献をもたらしてきました。前者は、私もその一員でありますし、後者は私の夢とも合致します。そして更に貴社を志望する理由としては、出会った社員の方と、皆様が掲げる理念です。特に2点。①日本や多くのトヨタ従事者を支えているという志、②トヨタグループというチームでモノづくりをする姿勢、に感銘を受けました。また貴社では、海外で貴社の理念や枠組みを浸透させる仕事がしたいと考えています。この仕事には、私が主体的に、多くの枠組みや組織を作り上げてきた経験が生きると考えています。「世の中の雇用創出に貢献できる仕事がしたい」「会社の姿勢や理念に共感した」という2つの理由から志望動機が語られています。様々な角度からトヨタを志望する理由が語られている点については良いのですが、志望動機の論理構成には改善の余地があるように感じられます。まず初めに結論を伝えた上で、そう考えた理由や根拠となるエピソードをその後に示す「結論ファースト」の答え方を徹底することができれば、読み手にとっても理解しやすくようになると思われます。また入社後にやってみたいことについても、もう少し具体化が必要なように感じられています。一口に「トヨタの理念や枠組みを浸透させる」といっても営業部門・マーケティング部門・管理部門では携わり方が大きく異なってくると思います。理念や枠組みを浸透させる具体的な「方法論」について、会社のホームページやOB訪問を通じてもう少し考えを深められると良いと思われます。四つ目の設問身近な人から、あなたはどのような人だと言われますか。またそのように言われる理由を具体的に教えてください。「」でも説明した通り、以下の三つの齟齬がないかを見極めようとしています。①あなたの外見から感じるイメージ②あなたの自己PRや話す内容③周囲からの評価見た目が明らかに熱血リーダーというタイプではない人が、「熱意と根性で周囲の人を巻き込みます」と言っても違和感があるでしょう。自分自身のキャラクターに合った自己PRは非常に大事で、基本的には伝えたい自分や自己PRする内容について周囲からの評価と一致している必要があるでしょう。エピソードや強みで嘘をついている場合、面接官が違和感を感じ、評価されないケースもありますので、無理に自分を作り上げるよりは自分なりの組織への貢献や自分なりの周囲の巻き込み方(自分の意見の提案の仕方)を考えて伝える方がよいでしょう。内定者の回答(1)どのような人だと言われるか(30文字)ガスコンロのような人、支えたくなるリーダー(2)そのように言われる理由(150字以内)私は何事にも情熱をもって打ち込み、論理的に考えながら主体的に取り組むことを常に意識している。物事に取り組むときには情熱をコントロールし、着火から火力の調整までをこなして周りを巻き込んできた。その情熱的な性格と論理的な思考の二面性を持ち、常に先頭を走っている所が、支えたくなると言われる所以だと考える。ユニークなキャッチフレーズが印象的な回答です。そのように言われる理由についても、自分なりに分析した結果が述べられており、説明に納得感があります。その一方で、具体的なエピソードについて全く言及されていないため、読み手からするとイメージが湧きにくい部分があります。概要だけでも構わないので、「強みが形成されたきっかけ」や「強みが発揮された場面」についての言及があれば更に良くなったと思います。また、今回の設問が「あなたはどのような人だと言われますか」といった形で他者からの客観的な評価を聞いていることからも、主観と客観の使い分けを意識してみても良かったかもしれません。例えば、「私が周りから○○と言われるのは、△△という理由からだ。これに対して私は□□と考えている」といったような形で、他人の「客観的な評価」とその評価に対する自らの「主観的な意見」を分けて考えることができれば、学生の人柄が更に伝わりやすかったと思われます。最後に自動車メーカーのようなBtoC系のメーカーは華やかな目に見える仕事ばかりに目がいきがちですが、目には見えない働き方に目を向けることも非常に大事になります。食品メーカーの事務系職種においても営業の重要性は高まります。素材メーカーにおいては商品開発と同様に、取引先とともに製品開発に関わる企画営業の存在感が高まります。今回のトヨタ自動車のケースのように実際の働き方、メーカーといってもビジネスモデルによって重視される部署が変わるのでそのことを認識した上で、どんな自分を伝えるべきか考えてほしいと思います。また、実際のトヨタ自動車内定者のESの評価ポイントについては下記をご参照ください。参考:→この記事では、トヨタ自動車内定者のESの回答を解説します。そのESが評価された理由やより評価されるためのアドバイスなどを記載しています。参考:→この記事では、トヨタ自動車のESを書くための志望動機対策の解説をしています。ぜひご覧になって下さい。photobydave.see
- トヨタ自動車の志望動機対策|事業内容の理解なくしてES通過なし 30,708 views トヨタ自動車は愛知県豊田市に本社を構える超大手自動車メーカーです。愛知県豊田市は以前挙母市という名称でしたが全国有数の「クルマの街」となったなどの理由で市名が変わったほど、地元におけるトヨタの影響力は大きいようです。また、トヨタの販売するクルマにはプリウス、ランドクルーザー、アクアなどがあり、それらの車種はかなりの人気を誇っています。他にも燃料電池車開発を手がけており、世界初のセダン型燃料電池車MIRAIがトヨタ自動車から発売されました。現在は若者の自動車離れ、環境問題が叫ばれており、それらの問題にトヨタ自動車がどのように対応していくのかは注目されるところでしょう。以下の記事はunistyleで以前書かれたトヨタ自動車に関する記事です。是非参考にしてください。参考:トヨタ自動車の求める人材や内定者ES・面接設問についてはunistyle上に記事がありますのでそちらも併せて御覧ください。トヨタ自動車通過者・内定者のエントリーシート解説トヨタ自動車のESと採用HPから考えるトヨタ自動車が求める人材トヨタ自動車のビジネスモデルトヨタ自動車のビジネスモデルは簡単にいうと自動車を開発し、それを売って利益を出すというビジネスモデルです。しかし、自動車を開発する際にはマーケティングを行い現在顧客が何を求めているのか、どのような機能がほしいのか等を調査して開発に繋げています。また、自動車の部品を供給している工場に価格交渉をしたり、生産技術を開発したりと様々なことを行い一つの製品を作り上げていきます。では実際どのようなことをトヨタ自動車は行っているでしょうか。見ていきましょう。トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、駐車場内での衝突事故被害軽減に寄与する「インテリジェントクリアランスソナー」を搭載している3車種(アルファード、ヴェルファイア、プリウス)について、2015年1月から2016年6月までの18カ月の間に駐車場で発生した事故を調査した。当該車種約6万台分を契約している保険会社による約2500件の事故データを調査した結果、踏み間違い(ブレーキとアクセルの踏み間違い)事故件数は約7割減少し、後退時事故件数については約4割減少という結果を得ることができた。参考:トヨタ自動車ニュースリリースこれはトヨタ自動車が開発した衝突事故被害軽減装置に関する記事です。自動車が原因になり事故が起こっていることは自動車が開発されて以来の問題になっています。これを解決するために以前から運転者側の交通安全対策などは行われていきましたが、近年の技術向上により自動車側の安全対策ができるようになってきました。今回は自動車につけられた装置によって事故が減少したという記事ですが、事故がなくなってほしいというのは社会全体の願いともいえます。この大きな問題をトヨタ自動車は解決しようとしています。MIRAIは、将来の有力なエネルギーである水素を空気中の酸素と化学反応させて自らが発電して走り、優れた環境性能はもとより、利便性や走る楽しさもあわせ持つ、モビリティの新しい幕開けを告げるクルマである。MIRAIは、自社開発の新型トヨタFCスタックや高圧水素タンクなどで構成する燃料電池技術とハイブリッド技術を融合した「トヨタフューエルセルシステム(TFCS)」を採用。内燃機関に比べてエネルギー効率が高く、加えて、走行時にCO2や環境負荷物質を排出しない優れた環境性能を実現するとともに、3分程度の水素の充填で充分な走行距離を得られるなど、ガソリンエンジン車と同等の利便性を備えている。また、一目でMIRAIとわかるデザイン、全車速域モーター走行による優れた加速性能と圧倒的な静粛性や低重心化などにより操縦安定性を高めた走りの楽しさ、停電や災害などの非常時に使える大容量外部電源供給システム、より安心・安全・快適にお乗りいただくための専用通信サービスの設定など次世代車にふさわしい価値を提供している。水素は、様々な一次エネルギーや下水の汚泥からの製造に加え、太陽光や風力などの自然エネルギーを活用して水からの生成も可能。さらに、電気に比べてエネルギー密度が高く、貯蔵や輸送も容易であり、家庭や自動車用の燃料のみならず、発電への活用も期待されるなど、幅広い用途への利用が可能な将来の有力なエネルギーの一つである。水素を燃料として自ら発電して走るFCVは、将来の水素社会の一翼を担い、エネルギー多様化への対応をさらに加速させるものと期待されている。参考:トヨタ自動車ニュースリリースこれはトヨタが手がけている燃料電池車のMIRAIの記事です。燃料電池車とは燃料電池を搭載して走る車で、従来のガソリン車とは違い環境負荷が少ない車です。現在、地球温暖化問題が積極的に叫ばれているなか環境負荷の高いような車は一般に好まれません。ただ、このような従来とは異なった車を開発することは今までの仕組みを変え開発するということなので困難が伴うと言えます。新しい開発を行う際には技術者、工場の関係者、部品の調達を担当する人等様々な価値観を持った人々と協力していかなければなりません。ですから、様々な価値観を持った人々と協力して仕事をしたいという人は向いていると言えるでしょう。また、燃料電池車を代表としてトヨタ自動車は様々な車を開発しています。これらの車はMadeinJapanの代表的製品であり日本の存在感を世界で示すものと言えるでしょう。以上のことを踏まえ、『「軸」に基づく業界比較』に基づいてトヨタ自動車の志望動機を考えると、・価値観やスキルの異なるメンバーと一つの目標を実現したい・日本のプレゼンスを高める仕事がしたいといった軸を持った学生には向いている会社と言えるでしょう。では内定者はどのような志望動機を挙げていたのでしょうか。実際のESを見てみましょう。トヨタ自動車のES通過者の志望動機解説以下は実際のトヨタ自動車の内定者の志望動機です。ひとつずつ見ていきましょう。向上心を持って挑戦し続けられるフィールドで、仲間と共に社会に貢献できる、誇れる仕事をしたいと考え、貴社を志望しました。貴社OB訪問で謙虚でありながらも、挑戦し続ける尽きることのない向上心に大変感銘を受けました。豊田喜一郎氏の言葉である「無限動力」、困難に挑む熱が絶えず受け継がれていることを肌で感じました。野球を通し、個々が最高のパフォーマンスを目指し、それが団結した時ものすごい力を生み出すことを学びました。16年間で学び得た人生で大切にしたい価値観が、貴社と合致しました。貴社では、国産車で国を社会を人を笑顔にしたい、幸せを届けたいです。これを実現するため、常に小さな目標を掲げては達成するサイクルを積み重ねていきます。お客様第一のトヨタ生産方式の真髄を体得し、次の世代に当たる私が新しいことにどんどん挑戦していきます。そして、これまでにない愛され、誇れるクルマ作りに全身全霊取り組みます。参考:【内定】エントリーシートこの方は「向上心を持って挑戦し続けられるフィールドで、仲間と共に社会に貢献できる、誇れる仕事をしたい」ということを志望理由として挙げられていました。これは先ほど紹介した「価値観やスキルの異なるメンバーと一つの目標を実現したい」と共通するものがあると考えられます。また、トヨタ自動車創業者の豊田喜一郎の言葉を引用したり、野球のエピソードを盛り込んだりしてかなり説得力を増すことができています。私は、一人で成し得ない困難な目標をチームで努力して成し得ることの出来る仕事、世界という舞台で海外の大きなシェアを持った競合メーカー相手に日本の良さを生かしながら形ある自動車というモノで戦っていくことが出来る仕事、という2点から貴社を志望している。私は学生時代関東1部リーグにおいて、経験者かつスポーツ推薦の多い他大学の強豪校を、競技初心者集団の東大が倒す、という困難な目標を達成するため日々練習し、そこにやりがいを感じてきた。貴社は困難な目標をチームで達成するという点で、私が身を置きたいと思っている環境が整っている企業であると考えている。貴社では、海外において、部活で培った組織の中でリーダーシップを発揮するという強みを生かし、チームワークを重視して組織経営に関わり、その過程で、組織に日本人ならではの謙虚さ、勤勉さなどを文化として根付かせながら発展させていき日本の良さなどを現地の人々に伝えたい。参考:【内定】エントリーシートこの方は「一人で成し得ない困難な目標をチームで努力して成し得ることの出来る仕事」、「世界という舞台で海外の大きなシェアを持った競合メーカー相手に日本の良さを生かしながら形ある自動車というモノで戦っていくことが出来る仕事」ができるという2点を志望動機として挙げられていました。この志望動機も先ほどあげた「価値観やスキルの異なるメンバーと一つの目標を実現したい」、「日本のプレゼンスを高める仕事がしたい」という軸に共通するものがあります。トヨタ自動車は世界を相手にして商売をしていることもあり日本の良さを伝えるには良い企業のうちの一つであると思います。ただ、このESではなぜ日本の良さを伝えたいのかということ、なぜ色々ある商品の中でクルマを選んだのかということが書かれていないのでそれを面接で聞かれた際に答えられるようにしたほうが良いでしょう。またこのESも自身のチームで達成した経験をもとにかかれているため説得力が持てます。貴社を志望する理由は、OB訪問や工場見学を通して「現地現物」と「人とパートナーを育てる姿勢」に特に共感したからだ。なぜなら、強いチームとしてもっといいクルマづくりを行なう事ができ、転換期を乗り越えられると考えたからだ。大学時代を通して私は、電気自動車の研究と海外インターンシップという実体験から、自動車産業は歴史的な転換期にある事を知った。例えば、新興国が主戦場となる地域軸、IoTや燃料電池車などの製品軸といった多面的な転換だ。その転換期をサプライヤーや同僚と一緒になって乗り越えた時、それが私の生きがいだと確信した。特にやりたい仕事は、商品企画だ。なぜなら、NPOでのセミナー企画やゼミでの研究から、自らの想いやアイデアを仲間と共に形にして、志を実現する事に最大の達成感を感じたからだ。例えば、トヨタが注力すべき新興国事業に携わり、お客様がわくわくする「もっといいクルマづくり」を行ないたい。参考:【内定】エントリーシート(事務系)この方は「OB訪問や工場見学を通して「現地現物」と「人とパートナーを育てる姿勢」に特に共感したから」というのを志望動機として挙げられています。これは直接的に先程あげた志望動機の軸には当てはまってはいませんが「サプライヤーや同僚と一緒になって乗り越えた時、それが私の生きがいだと確信した」「自らの想いやアイデアを仲間と共に形にして、志を実現する事に最大の達成感を感じたから」といったものをやりたいこととして挙げておりこれは「価値観やスキルの異なるメンバーと一つの目標を実現したい」といったものに近しいものとなっていると思います。ただ、なぜ「転換期を乗り越えた時が生きがいだと確信した」というのを明確にしないといけないと思います。他の業種でも実際転換期を迎えているのは事実です。例えば、新聞業界と言うのは大きな転換期を迎えているのではないのでしょうか。だから、なぜクルマか、なぜ転換期かというのは明確にしておいたほうが良いと思います。最後にいかがでしたでしょうか。今回はトヨタ自動車の事業内容から志望動機を考えていきました。メーカーというのは理系の方にとってはイメージのし易いものだとは思いますが、文系の方にはどのような仕事内容か最初はわからないことも多いと思います。ですから、さきほど紹介したunistyleの記事や会社情報を参照にして早めの業界研究を行うことを推奨します。また、今回内定者の志望動機をとりあげましたが単にトヨタ自動車が好きだから志望したという短絡的なものはなかったと思います。BtoCのメーカーでは製品が好きだからという志望動機を挙げてしまいたくなりますが『「好きだから」という志望動機の8割が評価されない理由』からも分かるようにあまり評価されないのが現状です。志望動機を考える際は本記事に加え、『内定レベルの志望動機が10分で書けるフレームワーク』や下記動画も参考にしていただければと思います。自動車業界完全攻略記事一覧1.2.3.4.5.6.
- トヨタ自動車の採用情報から考えるES・テスト・面接対策 49,446 views トヨタ自動車のSPIのボーダーは?・多くの内定者が「7割は必要なのでは」と語っている・トヨタ自動車の通過率に関しては明らかにはなっていない日本トップクラスのグローバル・カンパニーであり、世界トップクラスの自動車メーカーとしても名高いトヨタ自動車。自動車というプロダクト自体の魅力はもちろん、「カンバン」等の生産方式や「”なぜ”を5回くり返せ」と説く思考法など「トヨタ式」業務スタイルへの評価も世界的に高まっており、まさに日本経済のトップに君臨する一流企業であると言えます。当然ながら就職活動生からの人気も極めて高く、優秀な学生がこぞってエントリーするトヨタ自動車の選考はまさに激戦。選考に向けて綿密に準備を重ね、高いパフォーマンスを見せた学生だけが内定を勝ち取っています。本記事では、以下4つのポイントを解説することで、トヨタ自動車から内定を獲得するための選考対策プランをお伝えします。①トヨタ自動車のビジネスモデル②トヨタ自動車の求める人材像③トヨタ自動車の選考の全体像④各選考ステップで重要になるポイントこの記事さえ読めば、トヨタ自動車の選考を突破するために最低限必要な知識・心構え・スケジュール感覚を網羅することができるはずです。【本記事の構成】・トヨタ自動車のビジネスモデル・トヨタ自動車が求める人材像・トヨタ自動車の本選考フロー、採用数・トヨタ自動車のエントリーシート対策・トヨタ自動車の筆記試験対策・トヨタ自動車の面接対策トヨタ自動車のビジネスモデルまず、トヨタ自動車のビジネスモデルについて、①収益源、②商材・サービス、③商材・サービスの提供方法、以上3つの切り口から解説します。トヨタ自動車の収益源ご存知の通り、トヨタ自動車は自動車メーカーです。したがって、収益の大半は「完成車の製造・販売」によって稼ぎ出されます。トヨタ自動車の商材・サービス繰り返すようですが、トヨタ自動車の主な商材は完成車です。「プリウス」などのトヨタ車に加えて高級ラインの「レクサス」を展開するほか、主に軽自動車を手がける「ダイハツ」を完全子会社に抱えており、これらがトヨタ自動車のメイン商材であると言えます。また、本業のクルマ製造のほかにも、トヨタレンタカーや自動車メディア「GAZOO」などの自動車ビジネスを展開しています。トヨタ自動車の商材・サービスの提供方法トヨタ自動車は、国内外に数多くの生産・販売拠点を構えており、このグローバルなネットワークを活かしてクルマを製造・販売しています。トヨタ自動車HPによれば、2016年12月末の時点で28ヶ国/地域に53の海外の製造事業体を展開しており、海外の170ヶ国/地域以上でトヨタ車が流通しているとのことです。参考:トヨタ自動車HPまた、トヨタ自動車は「トヨタグループ」の中核企業でもあり、以下のようなグループ企業と連携して強大な規模感と支配力を持ったビジネスを展開しています。【トヨタグループ企業(例)】・デンソー(自動車部品:同市場で世界シェア1位)・アイシン精機(自動車部品)・豊田通商(総合商社)・豊田自動織機(機械・部品)トヨタ自動車の求める素養上記のビジネスモデルを踏まえて、トヨタ自動車がどんな素養をもつ人物を求めているか、考察してみましょう。トヨタ自動車は、その採用HPのなかで2つのポイントに絞って「求める人材像」を定義しています。参考:トヨタ自動車採用HP「求める人材像」以下では、トヨタ自動車が公表している2つの「求める人材像」をベースに、トヨタ自動車のビジネスモデルとunistyleからのアドバイスを絡めたかたちで解説します。①高い目標を掲げて主体的にやり抜く力いわゆる「やり抜く力」が1つめに挙げられます。これは(トヨタ自動車の社員に限らず)ビジネスパーソンとして持っておくべき一般的な素養とも言えますが、トヨタ自動車が採用HPでわざわざ言及していることから、同社がこの「やり抜く力」を特に重視していると考えてよいでしょう。近年、自動車業界はいわゆる「CASE*」のトレンドによって大変革を迎えています。*Connective(接続性)、Autonomous(自動運転)、Shared(共有)、Electric(電動)の4つのキーワード。参考:→テクノロジーの発展や生活スタイルの変化により変革期を迎えている自動車業界。参考記事では時代の変化に応じた自動車メーカーや総合商社の動き、自動車業界の未来について提示します。これまで「トヨタ・ブランド」を武器にグローバル市場でトップシェアを誇ってきたトヨタ自動車も、従来のビジネスモデルに依存したままでは衰退の一途をたどることになりかねません。フォルクスワーゲン(VW)などの自動車メーカーはもちろん、GoogleやAppleのようなIT企業との競争(あるいは協業)までも念頭において、果敢に新規ビジネスを切り開いていく必要があると言えます。こうした状況のもとでは、「高い目標を掲げて主体的にやり抜く力」がさらに重要になると考えられるでしょう。なお、先日トヨタ自動車が発表したモビリティEV「e-Pallete」も話題を呼びました。参考:トヨタ自動車、モビリティサービス専用EV“e-PaletteConcept”をCESで発表②多様な価値観を尊重して関係者を巻き込む力2つめに、多様な価値観を持った関係者を巻き込み、ビジネスを推し進める力が挙げられます。一般的に、乗用車1台は約30,000点の部品が組み立てられることで完成すると言われています。このような複雑な製品をグローバルに生産・販売するためには、価値観や国籍、年齢を問わずあらゆる人びとを巻き込んで業務を遂行することが求められると考えられます。このことを考えると、トヨタ自動車の選考では、多様な価値観を持った人びとを巻き込んで共通のゴールを目指した経験などをアピールすべきだと言えるでしょう。トヨタ自動車の本選考フロー・採用数本選考フロー次に本選考フローについて見ていきましょう。トヨタ自動車の募集職種は事務系コース・技術系コース・業務職コースの3つに分かれており、今回は事務系コースと技術系コースの選考フローについて解説していきます。技術系・事務系共に選考フローは例年下記の流れが一般的です。リクルーター面談(4〜6回)↓エントリーシート↓テストセンター↓面接1~2回↓内々定技術系の場合、基本的に学校推薦形式で受ける事になります。学生によっては面接1回で合否が決まる場合もあるそうです。また、トヨタ自動車はリクルーター制度を採用しており基本的にリクルーター面談を突破した学生にしか内定を出しません。学校別説明会やOBOG懇親会を通してリクルーターが目を付けた学生が徐々に選抜されていくようです。そのため、ただの企業理解の場だと軽んじず座談会で逆質問を積極的にしたり、アンケートでもトヨタへの想いをびっしり綴るなど積極的にアピールしていく姿勢が重要だと言えます。また、そのためにも主催されるイベントには出来るだけ参加し、志望度の高さを示せると良いでしょう。採用数上記でも述べた通り、トヨタ自動車では下記の3つのコースに分けて募集しています。①事務系コース②技術系コース③業務職コース採用人数ですが、2019年度の就職四季報によると以下の通りでした。(2018年度は公開されていませんでしたが、例年並みだと考えられます)こちらは男女文理別の採用実績です。トヨタ自動車では、大卒に関しては文系の割合の方が多いようです。修士に関しては殆どの割合を理系が占めている事を考えると事務系コースは大卒、技術系コースは院卒といった傾向があると推測出来ます。そして、こちらが男女職種別の採用実績です。このように、いわゆる総合職に分類される採用が多くを占めており、業務職採用は女性に限定されるようです。トヨタ自動車の本選考エントリーシート対策2018年卒のトヨタ自動車のエントリーシート(ES)の主な設問は、以下の4つでした。①大学時代に最も力を入れて取り組んできたこと〈概要15字+詳細400字〉②大学時代にチームを巻き込んで成果を出したエピソード〈概要15字+自分の役割15字+詳細400字〉③トヨタの志望動機とやりたい仕事〈400字〉④身近な人から、あなたはどのような人だと言われますか。またそのように言われる理由を具体的に教えてください。〈内容30字+その理由150字〉以下、対策方針をお伝えします。ES回答にあたって注意すべきポイントどれもオーソドックスな内容になっています。学生時代頑張ったこと、自己PR、志望動機の3つを完成させておきましょう。また、志望動機以外の設問では、まずエピソードの概要などを短い字数で要約し、追ってその内容を詳細に説明する形式がとられています。ESを作成する前に自分がアピールしたい内容の要旨をシンプルに短く表現しておけば、ES全体のまとまりが良くなるはずです(その意味では、非常に書きやすいフォーマットになっているとも言えます)。学生時代頑張ったこと・自己PR・志望動機を書く際には以下の記事を参考にしましょう。参考:求められる素養を踏まえたES回答プランいずれの設問でも、上述の「トヨタ自動車が求める2つの素養」を反映させましょう。①「大学時代に最も力を入れて取り組んできたこと」ではシンプルな「学生時代頑張ったこと」が問われているのに対して、②の設問では回答内容が「チームを巻き込んで成果を出した経験」に限定されています。したがって、②の設問では「求められる2つの素養」のうち「多様な価値観を尊重して関係者を巻き込む力」をアピールできるような経験を述べることになります。このことを考えると、①「学生時代頑張ったこと」、④「どのような人だと言われるか」の2つのいずれかでは「高い目標を掲げて主体的にやり抜く力」のほうを意識した内容を盛り込むとよいでしょう。また、③「トヨタの志望動機とやりたい仕事」では、トヨタ自動車の業務内容と「学生時代頑張ったこと」の内容とをリンクさせた志望動機を述べられると高評価に繋がります。トヨタ自動車の本選考筆記試験対策トヨタ自動車ではリクルーター面談後に筆記試験が課されます。試験の形式はテストセンターで受験するSPI3という形式の問題です。恐らく学生の皆さんが就職活動において最も受験する機会の多い形式でしょう。トヨタ自動車の通過率に関しては明らかにはなっていませんが、多くの内定者が「7割は必要なのでは」と語っておりボーダーは比較的高いと考えられます。またテストセンターでの受検のため、他社で通過した結果を送ることが出来ます。外資系コンサルや外資系投資銀行などはボーダーが高いとよく耳にするため、そういった企業の試験を通過した結果を保持しておくと安全に突破する事が出来るでしょう。トヨタ自動車の本選考面接対策トヨタ自動車の選考フローでは、多くの場合は複数回の大学別リクルーター面談と1〜2回の面接が課されるようです。以下では、トヨタ自動車のリクルーター面談や面接で実際に問われた内容をまとめるとともに、それらへの対策プランを提示します。参考:トヨタ自動車のエントリーシート・選考レポート→トヨタ自動車の本選考ES・レポート及びインターンES・レポートを掲載しています。リクルーター面談の内容トヨタ自動車は基本的に大学ごとの選考経路を設けており、大学のOBが主導するリクルーター面談(場合によってはGDも課される)によって3〜5月のうちから選考が進むようです。以下、リクルーター面談での質問内容です。◆過去の経験に対する質問・大学時代に一番力を入れたことは何か。・なぜその活動に力を入れたか。・そこで直面した困難は何か。など、学生時代頑張ったことを徹底的に深堀りされる。◆あなた自身に対する質問・自己紹介・自己PR◆志望動機に対する質問・トヨタ自動車への志望動機・就職活動の軸は何か。◆その他の質問・逆質問どれも非常にオーソドックスなものですが、そのぶん「学生時代頑張ったこと」「自己PR」「志望動機」の3つについては徹底して深堀りされることになります(ここでもトヨタ式の「なぜ?を5回くり返す」が活用されています!)。厳しい深堀りに対してもクリアな回答を提示できるよう、上記の3つのポイントについてはリクルーター面談に臨む前に必ず「5回のなぜ」を自問自答し、整理しておくべきでしょう。【例】野球部の主将として新しい制度をつくったQ.なぜそのようなやり方をしたか?A.〇〇が課題だと考えたから↓Q.なぜ〇〇が課題だと考えたか?A.チームが××だと感じていたから↓Q.なぜ××だと感じていたか?A.△△という出来事があったから↓tobecontinued….また、リクルーターは基本的に大学のOBであるため、このあとの役員面接へ向けた準備として「こうやって説明したほうが分かりやすい」などのフィードバックをくれたり、一緒にアピール内容をブラッシュアップしてくれたりするようです。こうした機会はぜひ有効活用しましょう。リクルーターについては以下の記事で詳しく説明しているので、そちらを参考にしましょう。参考:最終面接の内容大学別のリクルーター面接を突破できれば(ほとんどの場合)残すは最終面接だけ、となるようです。ここでは大学OBではなく役員クラスの社員が面接官になるようですが、質問内容自体はこれまでと同様のものが中心です。ここまで磨き上げてきた「学生時代頑張ったこと」「自己PR」「志望動機」について自信を持って語ることができれば、内定獲得はもうすぐそこです。◆過去の経験に対する質問・大学時代に一番力を入れたことは何か。・なぜその活動に力を入れたか。・そこで直面した困難は何か。など、学生時代頑張ったことを徹底的に深堀りされる。◆あなた自身に対する質問・自己紹介・自己PR◆志望動機に対する質問・トヨタ自動車への志望動機・就職活動の軸は何か。・トヨタ自動車が第一志望か。・トヨタ自動車から内定が出たら就活はやめるか。◆その他の質問・逆質問ご覧の通り、これといって目新しい内容はありませんが、トヨタ自動車への志望度や入社意思については繰り返し確認されるようです。ここで内定を獲得するためには、これまでのリクルーター面談でブラッシュアップしてきた「学生時代頑張ったこと」「自己PR」「志望動機」のロジックだけでなく、「トヨタで働きたい」というパッションを伝えることが重要になるでしょう。こちらの動画では面接の全体像についてわかりやすく解説しています。ぜひご覧ください。最後に:トヨタ自動車に評価されるためにトヨタ自動車の選考では、2つのことが重要になります。第一に、①高い目標を掲げて主体的にやり抜く力②多様な価値観を尊重して関係者を巻き込む力以上2つの素養を、分かりやすくアピールすること。第二に、「学生時代頑張ったこと」「自己PR」「志望動機」の3つについて、トヨタ式の「5回のなぜ」に耐えられるだけの完ぺきな準備を行うこと。トヨタ自動車のリクルーター面談は、早ければ3月ごろから始まるようです。上記の2つのことを念頭において、早い時期から思考を整理しておくことが内定獲得の秘訣になるでしょう。▼トヨタ自動車のES・選考レポートは下記からご覧ください。参考:トヨタ自動車のエントリーシート・選考レポート→トヨタ自動車の本選考ES・レポート、インターンES・レポートを掲載しています。
- トヨタ自動車のインターン体験記とES選考攻略法|合格者ES付 29,959 views トヨタ自動車のインターンES一覧はこちらトヨタ自動車のインターンシップは、夏の場合は期間も一ヶ月と長期に及びますが、冬・春の場合は1日のものや長くても2週間程度のものです。しかし、本選考を前にトヨタ自動車のビジネスを体感できたり、OB訪問に向けてコネクションを作るという意味では、期間にかかわらず是非参加したいインターンです。夏のインターンに関する記事ですが、19卒のレポートやES設問からインターンの雰囲気やトヨタ自動車の求める素養について理解を深めていただき、21卒の夏インターンまたその先の選考に臨んでいただければと思います。本記事のコンテンツ・トヨタ自動車とは・トヨタ自動車インターン体験記・トヨタ自動車インターンES設問└設問1└設問2・最後にトヨタ自動車とは「トヨタ自動車」と聞いて名前を聞いたことがない日本人はおそらくいないでしょう。日本を代表する自動車メーカーとして、国内外問わず多くの人に親しまれている企業です。トヨタと聞くと完成車メーカーのイメージが強いですが、近年ではMaaS(MobilityasaServices)の分野に力を入れ、メーカーからモビリティーサービスの会社へと変化を遂げようとしています。また、トヨタ自動車の豊田章男社長は、現在の自動車業界の流れを『100年に1度の大変革期』と表現しており、グループ会社であるデンソーにトヨタ自動車の工場を明け渡したり、情報系会社の統合などトヨタグループの繋がりの強化を行っているのも抑えておくべき情報です。業界トップに君臨してもなお、常に新しい事に挑戦する姿勢はトヨタが求める人物像を体現しているとも言えます。参照:トヨタは関連会社を多く持つことでも知られています。部品メーカーのデンソーやアイシン精機などの名は聞いたことはあるのではないでしょうか。デンソーやアイシン精機の様な、トヨタ自動車を中心とした集まりを「トヨタグループ」といいます。最近では、デンソーの取締役にトヨタ自動車の豊田章男社長が就任したりと、更にグループ間の繋がりを強めています。トヨタ自動車を中核とするトヨタグループは上記だけに収まらず、各種工場・教育機関・金融・スポーツ事業などにも多く関連会社を構えているのが特徴です。また、これら多くの系列会社が誰もが一度は名前を聞いた事ある程有名であることに加えて、多くの企業が本社を愛知県に構えています。これだけ名だたる企業があるならば住み慣れた地を離れて働く必要がないと言われることにも納得できてしまいます。参考:トヨタ自動車インターン体験記ここでは、uninstyleに寄せられたインターン体験記を掲載し、トヨタ自動車のインターン内容についてご紹介していきます。なお、今回はハイブリッド領域に参加された方のレポートの一部抜粋してご紹介致します。unistyleではこの方以外のインターンレポートや、その他本選考ES・レポートを掲載していますので、下記リンクより併せてご参考ください。参考:トヨタ自動車の企業研究インターンの内容業務は2日目からなので、そこから書く。2日目+3日目午前全体研修。概要説明が主。トヨタで働く意義、インターンでの目標の記入など、個人ワークとグループワークを行った。3日目午後~終了2日前(計16日間)各部署での実習や業務体験。部署ごとに内容は大きく異なっている。私は電気機器の計算機シミュレーションの効率化を主に行った。ミーティングや工場見学などにも参加させてもらえる。多くの部署が成果発表の機会を設けており、私の場合は実習終了前日の15日目に行った。最後の2日間全体研修。最初の研修で掲げた目標の達成、各自の成果の共有などの、個人ワークとグループワークを行った。インターンの雰囲気テーマの違いに加え、担当者の忙しさや全体の忙しさも部署ごとに大きく異なるため、以下では基本的に私の経験した部署での話を書く。私の配属された部署は比較的忙しくない部署のようで、インターン担当者とも逐次進捗を共有しながら、和やかに進めることができた。途中問題が発生したときにもチームで共有する機会をもらい、有用なアドバイスを頂くなど非常にやりやすかった。メンター含む社員との交流各インターン生に、配属部署内の社員が1名、担当者として付く。基本的にその担当者がテーマを進めるサポートをする。前述したように部署や社員ごとに忙しさが大きく異なるため、私の担当者は一日に何度もサポートしてくれたが、中には放置気味な学生もいた。毎日の業務では基本的に担当者が進捗を見てくれる。また、多くの部署では懇親会が開催され、チーム内の社員の方と話すことができた。また、最終日にはインターン生全体での懇親会も用意されており、インターンを企画した社員の方や、面接官とも会話することができた。インターンを通じて成長した点私の場合は研究内容と実習テーマが同じ分野のものであったが、大学での研究と利益を追求する企業では、仕事の進め方、考え方が大きく異なることを実際に肌で感じることができたのは収穫だった。また、インターンの実習期間は1つのことを達成するには非常に短いため時間に追われる苦労もあったが、業務を効率的に遂行するためにどう行動すればよいか、深く考えさせられた。この点も、その後の研究において常に考えながら物事を進めていく意識を身に着けることができたように思う。インターンを通して内定は出るか、またインターン後に企業からアプローチがあったか内定は出なかったが、採用選考時にはインターンで高い評価を得ていたことを教えてもらえたことから、やはり採用選考本番でも非常に有利となった。また、インターン期間中に大学のOB(採用選考でリクルーターとしてお世話になる社員の方)に接触されたため、採用選考で学内の推薦をとる上でも有利。(アプローチに関しては)採用選考にてリクルーターと接触するまで、とくに連絡はなかった。志望度の変化非常に志望度があがった。もともと入社志望度は非常に高かったが、実際に社員と同じ場で業務を行なえたことで、入社後に働くイメージを固めることができたのが大きな理由。また社員の方は優秀な方が多く、実習初日などは少し実力の足りなさも感じていたが、その後は必死に考え続けてある程度成果を出すことができたので、自分でも今後努力すれば活躍できる職場であると感じることができた。インターン選考のための準備ESを書く前に、トヨタがほしい人物像に照らし合わせ、想定される質問にどう自分の言葉で答えるかを整理し、それをもとにESを書き始めました。特にESは全体の構成をより重視し、すべてを読むことで私の熱意が矛盾なく強調されるように工夫しました。ESでしっかりまとめておくと面接での質問も事前に想定どおりに進むことが多いので、面接直前はとにかく堂々と話すことを意識しました。インターン参加を希望する後輩へアドバイストヨタ自動車のインターンは倍率も高いですが、その分得られる見返りも大きいです。参加できれば、採用選考にも有利に働きます。たとえ落ちても採用選考には影響しないので、ぜひ受けることをお勧めします。選考内容はインターンとはいえ、採用選考と遜色ないレベルです。特に集団面接はESに基づいてしっかり練習して臨むことをお勧めします。トヨタ自動車インターンES設問ここからは、技術部門(エンジン設計部・技術系)のESについて、設問の解説と合格者の回答・解説を掲載していきます。その他のコースに関しても、設問はあまり変わらないので、参考にしていただければと思います。※現段階では、21卒の募集要項が発表されていないので19卒のインターンシップの設問を元に解説を進めていきます。◆インターンの参加動機と挑戦したいこと(300文字以内)◆学生時代に頑張ったこと(300文字以内)設問1インターンの参加動機と挑戦したいこと(300文字以内)設問の意図ここではシンプルに志望動機とそこで成し遂げたいことが問われています。文字数が200字程度と非常に短いため、簡潔に述べる必要があります。また、インターンシップに参加してもらうにあたって、自社理解を深めてもらうといった意図があります。そのため、業界・企業研究、自身の強みなど書く必要はあまりないでしょう。しかし、早期選考ルートに乗り、就職活動を円滑に進めるためにも、夏のインターンシップで企業理解を深めることは必要です。意図をふまえた回答方針トヨタのビジネスモデルを簡潔に書くと、自動車を開発しそれを売って利益を出すというものです。ですが、自動車を開発する際にはマーケティングを行い、現在顧客が何を求めているのか、どのような機能がほしいのか等を調査して開発に繋げています。また、自動車の部品を供給している工場に価格交渉をしたり、生産技術を開発したりと様々なことを行い一つの製品を作り上げていきます。では実際どのようなことをトヨタ自動車は行っているでしょうか。トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、駐車場内での衝突事故被害軽減に寄与する「インテリジェントクリアランスソナー」を搭載している3車種(アルファード、ヴェルファイア、プリウス)について、2015年1月から2016年6月までの18カ月の間に駐車場で発生した事故を調査した。当該車種約6万台分を契約している保険会社による約2500件の事故データを調査した結果、踏み間違い(ブレーキとアクセルの踏み間違い)事故件数は約7割減少し、後退時事故件数については約4割減少という結果を得ることができた。参考:トヨタ自動車ニュースリリースこれはトヨタ自動車が開発した衝突事故被害軽減装置に関する記事です。自動車が原因になり事故が起こっていることは自動車が開発されて以来の問題になっています。これを解決するために以前から運転者側の交通安全対策などは行われていきましたが、近年の技術向上により自動車側の安全対策ができるようになってきました。今回は自動車につけられた装置によって事故が減少したという記事ですが、事故がなくなってほしいというのは社会全体の願いともいえます。この大きな問題をトヨタ自動車は解決しようとしています。MIRAIは、将来の有力なエネルギーである水素を空気中の酸素と化学反応させて自らが発電して走り、優れた環境性能はもとより、利便性や走る楽しさもあわせ持つ、モビリティの新しい幕開けを告げるクルマである。内燃機関に比べてエネルギー効率が高く、加えて、走行時にCO2や環境負荷物質を排出しない優れた環境性能を実現するとともに、3分程度の水素の充填で充分な走行距離を得られるなど、ガソリンエンジン車と同等の利便性を備えている。水素は、様々な一次エネルギーや下水の汚泥からの製造に加え、太陽光や風力などの自然エネルギーを活用して水からの生成も可能。さらに、電気に比べてエネルギー密度が高く、貯蔵や輸送も容易であり、家庭や自動車用の燃料のみならず、発電への活用も期待されるなど、幅広い用途への利用が可能な将来の有力なエネルギーの一つである。水素を燃料として自ら発電して走るFCVは、将来の水素社会の一翼を担い、エネルギー多様化への対応をさらに加速させるものと期待されている。参考:トヨタ自動車ニュースリリース(一部中略)これはトヨタが手がけている燃料電池車のMIRAIの記事です。燃料電池車とは燃料電池を搭載して走る車で、従来のガソリン車とは違い環境負荷が少ない車です。現在、地球温暖化問題が積極的に叫ばれている中、環境負荷の高いような車は一般に好まれません。ただ、このような従来とは異なった車を開発することは今までの仕組みを変え開発するということなので困難が伴うと言えます。新しい開発を行う際には技術者、工場の関係者、部品の調達を担当する人等様々な価値観を持った人々と協力していかなければなりません。ですから、様々な価値観を持った人々と協力して仕事をしたいという人は向いていると言えるでしょう。また、燃料電池車を代表としてトヨタ自動車は様々な車を開発しています。これらの車はMadeinJapanの代表的製品であり日本の存在感を世界で示すものと言えるでしょう。以上のことを踏まえ、トヨタ自動車の志望動機を考えると、・価値観やスキルの異なるメンバーと一つの目標を実現したい・日本のプレゼンスを高める仕事がしたいといった軸を持った学生に適している会社と言えるでしょう。合格者の回答あらゆるニーズに合わせたクルマ作りと同時により良いクルマ社会を作っている貴社に興味があり、最先端の課題に挑戦したいからです。私は車が好きということもあり、私の専門分野と関連のある自動車の騒音問題に関心があります。貴社のクルマ作りを通してより良い生活を作ろうとする姿勢が私の問題意識とつながる点もあると思い、詳しく知りたいと思っています。実習ではエンジンの音・振動解析に挑戦したいです。エンジンは自動車騒音の多くを占めるため騒音の抑制に直接的に関与することができると考えたからです。未知の分野も吸収しつつ、私の専門性も活かしながら成果を出せるように取り組みたいです。出典:トヨタ自動車インターン合格者エントリーシートこのESではインターンで学びたいことを軸に書かれているため、企業側の意図を汲み取った非常にわかりやすいものであるといえます。また、自身の問題意識と企業の目標の合致を提示していることから読み手としても納得感の得られるものとなっていると言えます。しかし、「成果を出せるように取り組みたい」と述べている点で、具体的に、「自分のどういったスキル」が「どのような成果として表せるか」というように述べることができていたら他との差別化となり更に良いでしょう。設問2◆学生時代に頑張ったこと(300字)設問の意図いわゆる「ガクチカ」です。企業がガクチカを聞く理由としては、貴方という人間がどういう人物であるかをみていると言えるでしょう。なぜそれを学生時代に頑張ったかという背景は勿論、貴方の意思決定の傾向や価値観といったものを知ろうとしていると言えます。そのような企業の意図を踏まえて記述することを求められています。また、文を述べるにあたって、ただ言いたいことを述べるのではなく、相手の立場になり要点を抑え端的にわかりやすく述べましょう。選考官は大量のESを見なければならないため、あなたに対して何ら前提知識のない人間が、一目見てすぐに理解できるかという点については、常に注意を払う必要があります。意図をふまえた回答方針ガクチカを述べるにあたって論理的かつ明快な書き方をするには、以下の記事や動画で説明しているフレームワークに沿って書くことが近道になります。①結論:何に取り組んだのか?②動機:なぜ取り組んだのか?③目標と困難:どんな目標を掲げたのか?、目標を達成する上での困難は?④取組みと結果:どのように取り組んだのか?。取り組みの結果はどうだったのか?⑤人柄:活動の中であなたの性格がどのように活かされたのか?⑥学び:取り組みを通じて何を学んだのか?、学びを社会にどのように活かすのか?参考:→学生時代頑張ったことに関する設問についての解説記事です。評価される内容の選び方や論理的な構成にするためのフレームワークなどの実践的なテクニックが載せてありますので、ESを書く際の参考にしてみて下さい。初めてESを書くといった方も多いと思いますが、まずは上記の要点を抑えつつ、自分で何度も見返し、友人や先輩に見てもらいブラッシュアップするといいでしょう。また多くの学生が、エピソードの規模感によってESの評価が下されると考えているように感じます。確かに、エピソードにインパクトがあるものは選考官の目を引く可能性は高いでしょう。しかし、書き方が稚拙であったりただのエピソードトークで終わってしまうようなものでは評価されません。エピソードそのものではなく、自分の能力や価値観をいかに共感し伝えられるかということに思考を巡らしましょう。企業側は、エピソードの大小よりも、論理的な思考や目標までのプロセス、そしてそこから何を得たのかといったことを見ているように感じます。合格者の回答3つの文化系サークルを巻き込んだ、合同コンサートの実現です。本コンサートは元々私たちピアノサークルと大学職員の共催行事でした。しかし、前回以上にコンサートを盛り上げるには新しい取り組みをする必要があると考え、他サークルを誘いました。3つのサークルを1つの目標に向かわせるために、一体感が必要であると考えました。そこで、各サークルと頻繁に話し合いの場を設けました。代表者として意見を押し通すより、各サークルの要望を抽出することに注力しました。その結果コンサートは成功しました。この経験から自ら主体的に働きかけること、相手の意見を汲み取ることの重要性を学びました。出典:トヨタ自動車インターン合格者エントリーシートこのESでは、①結論→②動機→③目標と困難→④取り組みと結果→⑤人柄→⑥学びに沿った回答がされていると言っていいでしょう。目標達成の為にすべき事の抽出とどうすれば達成できるかといった当人ならではの思考がわかるため、再現性のあるものだということがわかります。企業は入社後に活躍をしてくれる人材を欲しています。ガクチカで発揮した強みが一度きりのものなのか、入社後もその強みを発揮することができるのか、この2点は大きく異なります。そのため、この回答の様に、入社後も強みを再現することができることをアピールするべきでしょう。反面、300字と比較的文字数制限がありますが、成功のために行われた要望の抽出方法まで述べることでより完成度の高いESになったと思われます。例えば、「各サークルの意見交換の場を積極的に設けることで、要望を抽出していった」など、具体的な施策まで書くべきだったでしょう。最後にトヨタは理系文系問わず、就活生に非常に人気があり、インターンはもちろん本選考でも高倍率であることは間違いないでしょう。インターンを通して早期に業界研究・企業研究を進めて、有利に就職活動を進めることは必須と考えて進めましょう。本記事を通じて、トヨタのインターンの雰囲気や、ESの書き方を掴んでいただけたら幸いです。トヨタ自動車の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらからトヨタに関する記事も合わせてご確認ください・・・
- トヨタ自動車の採用大学・文理・男女別採用人数|合格者 15,873 views トヨタ自動車の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらからトヨタ自動車は日本の基幹産業である自動車業界のリーダーとしてだけでなく、世界を代表する自動車メーカーとして注目を集めています。トヨタ自動車を中心とした組織形態はトヨタグループと呼ばれており、世界2位の自動車部品メーカーであるデンソーなどの名だたる企業がトヨタグループに名を連ねています。本記事では、世界を代表する自動車メーカーであるトヨタ自動車の過去三年間の採用実績を就職四季報を基にまとめました。本記事の構成トヨタ自動車の採用大学一覧トヨタ自動車の男女別採用人数トヨタ自動車の文理別の採用人数トヨタ自動車の選考レポートトヨタ自動車の本選考合格者ESさいごにトヨタ自動車の採用大学一覧トヨタ自動車の2019年4月入社の採用実績校は次のようになっています。各大学の詳細な採用人数は各大学のホームページを参照ください。・採用実績校一覧北海道大学、東北大学、東京大学、一橋大学、東京外国語大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、大阪市立大学、神戸大学、九州大学、早稲田大学、慶應義塾大学、同志社大学、関西学院大学、立命館大学、上智大学、立教大学、青山学院大学、中央大学、ICU、国際教養大学、千葉大学ほか(計80校)参考:就職四季報2020年度版東京大学・京都大学などの上位校を始めとし、幅広い大学での採用実績があることが伺えます。トヨタ自動車の男女別採用人数トヨタ自動車の事務職・技術職の男女別採用人数は次のようになっています。2019年度の採用人数は公開されていませんのでご了承ください。他にもトヨタ自動車は業務職として2017年には女性52人、2018年には54人採用しています。トヨタ自動車の文理別採用人数トヨタ自動車の文理別採用人数は次のようになっています。2019年度の採用実績は公開されていませんのでご了承ください。トヨタ自動車はメーカーであることもあり、技術職である理系が多いようです。トヨタ自動車の選考レポート今回は20卒(事務職)の体験記を一部抜粋して紹介します。トヨタ自動車の本選考レポート一覧はこちらから本選考のフローについて結果連絡を含めてお答えください(1)プレエントリー(2)大学別説明会(3月初旬)(3)大学の先輩社員との5度の面談(3月初旬〜5月末)(4)大学の先輩社員との2度の面接練習(5月)(5)最終面接(6月初旬、その日に電話連絡)本選考のためにした準備についてお答えください・企業研究先輩社員との面談でたくさん質問をすること、Newspicksでニュースを随時仕入れること、採用HP・面談対策最初の2回は特にしなかったが、3回目からは、自分のどのようなエピソードがトヨタとマッチするかを考えて毎回行くようにしていた。また、大きな会社なので部署の構造がわかりにくいため面談のたびに聞いたことを何度も復習し、「自分はどこで何をやりたいのか」の解像度を上げていくようにした。それぞれの面接およびGDについて、社員の人数および役職、面接を受ける学生の人数、面接会場、面接時間、質問内容、面接の雰囲気、面接の感想についてご記入ください。面接がない場合は「なし」とお答えください[面談1〜5]大学近くのカフェにて1時間程度。先輩社員の業務内容について、学生の興味関心に合わせてお話してもらえる。フランクな雰囲気の中で、疑問点や迷っていることを正確に伝え、自身の経験や価値観について一方的ではなく対話の中でお話することが大切だと感じた。聞く所によると、先輩社員に採用の権限はないが、推薦によって最終面接にいけるかが決められるらしい。[最終面接]人事部の方2名との個人面接。40分程度。厳かな雰囲気ではあるが、威圧感はない。ESの3問をそのまま構成として面接が進み、それぞれ一通り説明したあとに気になった点を深掘りされる。本選考において評価されたと感じたポイントや選考において重視されていたと思う点についてお答えください[面談]コミュニケーション力や人当たりは、単純に好感度に繋がるので必須だと思った。それをクリアしたあとは、トヨタとのマッチングがとても丁寧に時間をかけて見られていた。私の場合は、自分で考えて行動をする力や、自分の視点を持つ癖があることが、トヨタの風土にマッチしたと評価されたと感じている。[最終面接]なぜその行動をしたのか、なぜそのような仕事がしたいのか、など様々な事柄において納得感を持ってもらうことが重要であった。当たり前だが相手は仕事をしているかたなので、人の動かし方やモチベーションの源泉などを説明する際、心当たりを感じてもらえる(=共感してもらえる)ような説明の仕方を心がけた。面接・GDなど各選考フローにおいて心がけていたことをお答えください[面談]笑顔で話すこと、相手の話の中で興味を持った点をしっかりと伝えること、回数を重ねても感謝の気持ちを薄れさせず伝えること。物事に取り組むにあたってのマインドに共感してもらえるよう探ること。「選考に望んでます」という感じを出さないこと。[最終面接]志望度をしっかりアピールすること。最後に一言ありますかと言われたら、必ずもうひと押しふた押しする。「トヨタしかありませんでした」とはっきりと伝えた。トヨタ自動車の本選考合格者ESここではトヨタ自動車の合格者ESを3つ紹介します。日産自動車の本選考合格ESはこちらから2020年卒(事務職)この合格者ESはこちらから・大学時代に最も力を入れて取り組んできたことについて教えてください学生時代は研究会の活動に注力した。2年生の秋から1年半ゼミ内プロジェクトのチームごとに研究を行っており、1年間はリーダーを務めた。***を問題意識と捉え、***で実践研究を行った。大学生中心に企画実行することで***に繋がらないか、という仮説を元に活動を行っている。夏の活動は、4日間のプログラムを事前半年間かけて月に1度ペースで現地に通い、地域、行政と綿密に計画を立て、議論しながら形作っていった。参加者の金銭的負担をなくすため、プログラムに必要な資金は町の補助金や県の助成金から確保、大学生の旅費は学内助成金で確保し、そのためのヒアリングや書類作成などはリーダーの私が中心に行った。結果、***人が参加し、参加者の満足度は90%以上。活動も地方紙4紙すべてに大きく掲載されるほど注目されるイベントとなった。・大学時代にチームを巻き込んで成果を出したエピソードを教えてくださいゼミ内プロジェクトでのチーム再建と、年間活動費30万の獲得に奮闘した。就任前は年功序列で仕事が振り分けられ、会議の空気も最悪、活動費はメンバーの自腹に頼っていたことから、個人の不満が蓄積。前年度助成は必要資金の1/10である3万円のみで選考会では主張の一貫性に欠けると指摘されていた。そこで①強みを無視した仕事の振り分け②相互理解不足から、自由に意見発信・議論できる土壌がないことの2点を課題とし、改善に注力した。メンバーと対話し、新鮮な意見を持つ年少者に会議での発言を促し、全体を俯瞰できる年長者に書記を任せるなど、個人の強みに対し適正な仕事を振りわけた。また、全員の前で個人の活躍に感謝することで、メンバーの相互理解を促し、士気を高めようと試みた。かくして自由に議論できる環境が整い、選考会では連携と主張の一貫性が評価された。結果、30チーム中1位評価、年間活動費全額30万円を得ることができた。・トヨタの志望理由とやりたい仕事について教えてください「信頼だけでなく、期待にも応えられるサービス・商品をお客様に提供する」という夢を実現するため貴社を志望している。学生時代に複数の活動で任せられたこと以上の成果をあげた結果、相手に喜んでもらえた経験から上記の夢を持つに至った。私は、自動車の重要性を地方の過疎地域での長期研究活動や高校時代のオーストラリア留学を通じて実感した。国内外問わず、公共交通機関が十分でないエリアにおいて、自動車は生活インフラそのものになりうる。その中で貴社が、耐久性が高く安全なクルマ作りを通じ世界中のお客様への信頼に応えるだけでなく、HV車やEV車など環境に配慮したクリーンなクルマ作りを通じ期待にも応えている姿勢に強く共感した。入社後は国内外の営業部門で活躍したい。自身の英語力や交渉力、販売力を生かして、お客様の信頼と期待に答え続けたい。貴社を通じてであれば、豊かな社会をともに創造し、上記の夢も叶えられると確信している。・身近な人から、あなたはどのような人だと言われますか。またそのように言われる理由を具体的に教えてください環境に応じて自分の振る舞い方を調整できる、機転が利く人ゼミ活動のフィールドワーク先では関係者の方と会食を行うことがあり、その際にチームメンバーや関係者の方に機転が利くねと言っていただく。目上の方のグラスが空いていないか、年少メンバーが飲み過ぎていないか、注文は滞っていないか、空いたお皿は下げやすいようまとめてあるか、など、細やかな気配りを意識している。2020年卒(事務職)この合格者ESはこちらから・大学で専攻しているテーマ及びその内容についていつ主体的・対話的な学びが生まれ、どんな教授法でそれを導き出すことができるかを研究しています。日本の教育は、知識詰め込み型であり、学力は高いけれど「創造力」や「主体性」が世界に負けています。これに対し、文部科学省が打ち出したのが“アクティブ・ラーニング”です。私は、主体的な学びの場でこそ生徒の可能性に芽が出ると考えており、さらなる先進的な例を学ぶべく、シンガポールの国立教育研究所に留学をしました。・大学時代に最も力を入れて取り組んできたこと【四年間従事した留学生支援活動】留学生支援サークルでの活動に打ち込みました。1年次は「支援者」という視点で入寮案内、生活必需品調達ツアー、キャンパスツアーを発案・実行しました。感謝の言葉は得られるものの留学生との心の距離が縮まらないことと付加価値を見いだせていないことにもどかしさを感じました。そこでミーティングで留学生への聞き取り調査の提案をし実施した結果、「留学生は日本人学生との日常が経験したい」という事が分かりました。この気づきをもとに「支援者」という視点から「友達」として何ができるかを考え、カラオケ大会や飲み会を開催すると、見たことのない笑顔で「次のイベントはいつ?」と聞かれるようになりました。個人としても自身のアルバイト先のビュッフェに招待したり、私の相談を聞いてもらったりと日常での関わりを意識し、別れの時に涙することも増えました。この経験を生かして、仕事においても相手の目線に立ち寄り添う姿勢を大切にしたいです。・身近な人から、あなたはどのような人だと言われますかいつでもどこでもその場になじむカメレオン・トヨタの志望理由とやりたい仕事について教えてください私は働くことを通して「日本の独自の強さを世界に発信すること」に携わりたいと考えています。これは、学生時代に取り組んできた国際交流活動において、日本人の学生は良い考えを持っているにも関わらず、海外の学生に比べて発言することに対して消極的であった実態にもどかしさを感じたことに起因します。私は、そのような場面で仲間を活気づけるために一番に発言するなどして火付け役となることにやりがいを感じます。今では、日本の代表的な産業であるモノづくりを通して事務系社員として技術の発展をリードし、世界の生活の向上に貢献したいと思うようになりました。世界から認められる「TOYOTA」の一員として、部品から完成品まで幅広く手掛ける貴社で、更なる事業の展開と事業同士の掛け合わせによる新たな価値の創造の一助となりたいです。留学生支援サークルで学んだ、相手の目線に立ち寄り添う姿勢を活かしてグローバルに活躍っできる営業を目指します。2020年卒(事務系総合職)この合格者ESはこちらから・大学時代に最も力を入れて取り組んできたことについて教えてください若者に●●の魅力を伝える活動を行う学生団体で、●●の事業リーダーを務め、「若者向け」であることに拘り続け成功させました。それまでの多くの事業は「若者向け」として発足しても、次第に行うこと自体が目的化し創意工夫が怠られ、意義を失っていると感じていたためです。私は2つの原因を考えました。1つは「若者に魅力を伝える」という目的を解釈がバラバラなまま使い回してきていたことです。そこで、従来の目的を自分達の言葉で具体的に定義し、ゴールを明確にしました。2つめは、私達の強み(=若者目線)を意識してこなかったことです。決めた目的を何度も振り返るよう働きかけ、コンセプトや演出、府市・企業や他大学への交渉、広報において、遊び心を取り入れる事・学生の立場を活用する事を最大限意識しました。結果、来場者中の若者の割合は前回比2割増を記録し、「●●の可能性を感じた」等との声を頂くことができました。・大学時代にチームを巻き込んで成果を出したエピソードを教えてください私は上記の事業を進める中で、30名の1年生を巻き込み、皆が自発的に役割を見つけられるチームを目指しました。この事業の中での一番の課題は、事業の規模と複雑さ故に、手持ち無沙汰で何をしていいかわからない1年生が多く生まれてしまったことです。私は、彼らが翌年運営代を担うということを考慮し、仕事を与えるだけではなく、それぞれが自分で仕事を見つけていける環境を作ろうと考えました。そこで私は、一度に多くを説明し「伝えた」気になっていたことを反省し、不明点や納得できていない点を聞いて回ったり、個人による渉外報告を団体メーリスで漸次共有するようにしたりすることで、彼らにとっての全体の見通しを良くする工夫を行いました。現在の状況やその先のイメージを掴めるようになった結果、1年生同士で会議が開かれたり、取材対応を1年生に任せたりできるようになり、チーム一丸となって事業を作り上げられたと自負しています。・トヨタの志望理由とやりたい仕事について教えてください私は「何事においても自分の頭や言葉で考え、自分なりの創意工夫や解釈を持って行動する」という価値観を持っており、貴社の●●という主義は、私がやりがいを持って仕事をするにあたり重要で他の企業にない特徴であると感じました。さらにこの主義が建前で終わらず、一人一人が実践し楽しんで働かれていることを知り、そのような環境で働きたいと感じました。そして私は貴社で、営業(営業企画)の仕事をしたいと考えています。私はもともと行動の分析と数字の分析を行うマーケティングの仕事に興味があったのですが、貴社でのマーケティングは営業企画の中にいくつかに分化されていることを知り、そのいずれかの業務を担当したいと考えるようになりました。自分の分析力と、商品に関わる様々な部署や工場と協力する協働力を持って業務を行う点に魅力を感じています。さいごに自動車業界は100年に1度の変革期と言われており、トヨタ自動車も従来の完成車メーカーからMaaSの会社に大きく変化をしてきています。例えば、昨年にはソフトバンクと共同出資でモビリティサービスの会社MONETを共同出資で立ち上げたりしています。本記事では、トヨタ自動車の採用実績を大学・男女別・文理別の観点から分析しました。採用実績はその年度ごとの結果ですので、この数字が全てではありません。本記事を通してトヨタ自動車への対策を深めていっていただけたらと思います。参考記事:・・・・・・・
- トヨタ自動車の内定者ES解説!選考通過のエントリーシートの共通項 19,488 views トヨタ自動車のようなBtoCメーカーにおいては、商品企画やマーケティングなど華やかな仕事だけに目を向けるのではなくその企業を支える土台となる職種や働き方にも目を向けることが求められる能力の理解および評価される志望動機の上では重要です。今回は総合商社とトヨタ自動車に内定した内定者のエントリーシートをもとに説明します。テーマ2大学時代に最も力を入れて取り組んできたことについて教えてください。家庭教師団体を設立し運営しています。現在20強の世帯との契約があります。始めた理由は塾でアルバイトをする中で、現状の塾教育・業界に不満を感じたからです。当初はその不満を感じる現状に対し、内部から変えることを試みましたが、変えることが出来ませんでした。そこで外部から変えようと決心したことが動機です。自身の活動内容としては主に、①全体の統括②外部との交渉を行っています。その中でも②、特に宣伝活動時は多くの人と連携することで認知を飛躍的に高めました。例えば、紙のビラがあります。相乗効果を生みだせる方たち(他の学生団体や地域の商店街、企業)を探し、共同でビラ作成を行いました。交渉時は「自身の、考えと貢献できることを、明確かつ粘り強く伝えること」で、相手とお互いに満足しうる関係を築くことに注力しました。この活動を通し、「粘り強く交渉すること」と「相手の立場にたって行動すること」の2点を学びました。テーマ3大学時代にチームを巻き込んで成果を出したエピソードを教えてください。アルバイト先の○○○に店舗内組織を立ち上げ、責任者として取り組みました。働く中で、改善の余地があると感じたものが、「コーヒー豆の販売」でした。そこで自ら手を上げ、売上促進組織を設立しました。まず自身の信頼を得るべく「ブラックエプロン(コーヒー豆のスペシャリストに与えられる資格)」の獲得を目指しました。店長も獲得していない資格でしたが、猛勉強することで獲得、まずは学生の私に耳を傾けてもらえる環境を作りました。その後は、様々な戦略を練り、施行していきました。その全てで「一番きついことを自身が行う」を徹底しました。例えば、試飲会。毎週10人ずつ半年間で200名以上の方の前で、一番責任の重い実演やスピーカーを一手に引き続けました。このような自身の行動から、多くのスタッフの情熱を引き出し、組織は活発化しました。売上は1年で30%増加、この事例は成功モデルとして社内誌に取り上げられました。テーマ4トヨタの志望理由とやりたい仕事自動車を通し、より良い世の中をつくりたいと考えています。私は父や祖父が雇用で苦しんできたことから、社会に雇用創出などの貢献ができる仕事をしたいと幼少期から考えてきました。貴社はとういうと、魅力的な自動車を販売することで、世界中のお客様に喜んで頂いています。同時に自動車という裾野が広い産業を通じて、世界各国に経済や雇用といった貢献をもたらしてきました。前者は、私もその一員でありますし、後者は私の夢とも合致します。そして更に貴社を志望する理由としては、出会った社員の方と、皆様が掲げる理念です。特に2点。①日本や多くのトヨタ従事者を支えているという志②トヨタグループというチームでモノづくりをする姿勢、に感銘を受けました。また貴社では、海外で貴社の理念や枠組みを浸透させる仕事がしたいと考えています。この仕事には、私が主体的に、多くの枠組みや組織を作り上げてきた経験が生きると考えています。テーマ5身近な人から、あなたはどのような人だと言われますか。またそのように言われる理由を具体的に教えてください。(1)どのような人だと言われるか冷静さと情熱とユーモアをあわせもっている。常に中心にいる。(2)そのように言われる理由物事を進める際には、中心的な役割を果たすことが多いです。そして、そこから構想を描き、人を巻き込んできました。また進める際は、「論理的な主張」と「情熱的な姿勢」を常に意識していました。同時にチームが活性化するよう「ピエロ」になることも意識してきたことがユーモアを持っていると言われる所以だと思います。基本的には総合商社でもトヨタ自動車でも求められる能力に大きな違いはありません。下記のコラムも参考に見てみてください。三井物産のエントリーシートから求める人材を考察していきます。こちらで解説されているエントリーシートは三井物産が欲しい人材が明確に示されいると言われています。参考:丸紅のインターンエントリーシートの解説を行っています。合格者の回答も提示してあり、こちらの記事を読めばレベルの高い回答を提出できるでしょう。参考:一つ目の設問テーマ2大学時代に最も力を入れて取り組んできたことについて教えてください。家庭教師団体を設立し運営しています。現在20強の世帯との契約があります。始めた理由は塾でアルバイトをする中で、現状の塾教育・業界に不満を感じたからです。当初はその不満を感じる現状に対し、内部から変えることを試みましたが、変えることが出来ませんでした。そこで外部から変えようと決心したことが動機です。自身の活動内容としては主に、①全体の統括②外部との交渉を行っています。その中でも②、特に宣伝活動時は多くの人と連携することで認知を飛躍的に高めました。例えば、紙のビラがあります。相乗効果を生みだせる方たち(他の学生団体や地域の商店街、企業)を探し、共同でビラ作成を行いました。交渉時は「自身の、考えと貢献できることを、明確かつ粘り強く伝えること」で、相手とお互いに満足しうる関係を築くことに注力しました。この活動を通し、「粘り強く交渉すること」と「相手の立場にたって行動すること」の2点を学びました。問題意識をもち、主体的に行動を起こし、他の学生団体や地域の商店街など立場や考え方の異なる人と協力して成果をあげることができる人材であることが伝わります。「」でも書いた通り、トヨタ自動車のような自動車メーカーでは様々な人と協力して、自らのアイディアや考えを共有して組織をあげて成果を出すことの出来る人材が求められていると考えられます。まさにトヨタが求める人材に合致した内容をアピールできていると言えるでしょう。二つ目の設問テーマ3大学時代にチームを巻き込んで成果を出したエピソードを教えてください。アルバイト先の○○○に店舗内組織を立ち上げ、責任者として取り組みました。働く中で、改善の余地があると感じたものが、「コーヒー豆の販売」でした。そこで自ら手を上げ、売上促進組織を設立しました。まず自身の信頼を得るべく「ブラックエプロン(コーヒー豆のスペシャリストに与えられる資格)」の獲得を目指しました。店長も獲得していない資格でしたが、猛勉強することで獲得、まずは学生の私に耳を傾けてもらえる環境を作りました。その後は、様々な戦略を練り、施行していきました。その全てで「一番きついことを自身が行う」を徹底しました。例えば、試飲会。毎週10人ずつ半年間で200名以上の方の前で、一番責任の重い実演やスピーカーを一手に引き続けました。このような自身の行動から、多くのスタッフの情熱を引き出し、組織は活発化しました。売上は1年で30%増加、この事例は成功モデルとして社内誌に取り上げられました。こちらも上記の経験同様に自ら主体的に行動して、成果をあげた経験であり、トヨタの求める人材に近いことを示すことができています。「一番きついことを自身が行う」という周囲の協力を得る上で重要なことを心がけてきたことが伺える内容であることも非常に高く評価できます。立場が上の店長や社員の方などと信頼関係を構築した上で成果をあげることのできる人材であることもわかります。多くの学生のエントリーシートが幹部学年であったり、代表など上の立場から後輩などの下の立場の人を巻き込む経験を書くケースが多い中で、立場が上の人と協力した経験は高く評価できると言えます。三つ目の設問テーマ4トヨタの志望理由とやりたい仕事自動車を通し、より良い世の中をつくりたいと考えています。私は父や祖父が雇用で苦しんできたことから、社会に雇用創出などの貢献ができる仕事をしたいと幼少期から考えてきました。貴社はとういうと、魅力的な自動車を販売することで、世界中のお客様に喜んで頂いています。同時に自動車という裾野が広い産業を通じて、世界各国に経済や雇用といった貢献をもたらしてきました。前者は、私もその一員でありますし、後者は私の夢とも合致します。そして更に貴社を志望する理由としては、出会った社員の方と、皆様が掲げる理念です。特に2点。①日本や多くのトヨタ従事者を支えているという志②トヨタグループというチームでモノづくりをする姿勢、に感銘を受けました。また貴社では、海外で貴社の理念や枠組みを浸透させる仕事がしたいと考えています。この仕事には、私が主体的に、多くの枠組みや組織を作り上げてきた経験が生きると考えています。過去の経験から結びついており、さらに上記二つの経験で枠組みや組織を作り上げてきたことが伺えるため、「この仕事には、私が主体的に、多くの枠組みや組織を作り上げてきた経験が生きると考えています。」という一文にも説得力があると感じます。一方で具体的にどのような部署で、どんな枠組み・組織を作り上げたいかについて、もっと具体的に言及できるとさらに志望度の高さが伝わるように感じます。(もちろん総合商社が第一志望で、自動車メーカーの業界研究に時間が割けなかった可能性はありますが、志望度が高ければ希望する仕事について具体的に伝えられると志望度の高さが伝わるでしょう)四つ目の設問テーマ5身近な人から、あなたはどのような人だと言われますか。またそのように言われる理由を具体的に教えてください。(1)どのような人だと言われるか冷静さと情熱とユーモアをあわせもっている。常に中心にいる。(2)そのように言われる理由物事を進める際には、中心的な役割を果たすことが多いです。そして、そこから構想を描き、人を巻き込んできました。また進める際は、「論理的な主張」と「情熱的な姿勢」を常に意識していました。同時にチームが活性化するよう「ピエロ」になることも意識してきたことがユーモアを持っていると言われる所以だと思います。非常によいと思います。どのような人柄であり、どのように人に働きかける人なのかが伝わるのでよいと思います。「ピエロ」になることも意識している人間が、二つ目の設問で書いている通り、「一番きついことを自身が行う」ことを実践していたら協力してしまいたくなります。こういった自己PRや学生時代頑張ったことで伝えきることのできない「人柄」の部分についても面接では積極的に伝える必要があると感じています。また「最後に言い残したことやアピールしておきたいことはありますか?」と質問された際にも、こういった形で「周囲からどのように言われるか」という点を整理しておくと伝わりきらなかった長所について伝えられる可能性があります。どの企業でも聞かれる可能性の高い質問ですので、ぜひ準備をしておきましょう。最後に四つ目の設問で解説した通り、最終的には「人柄」の部分を面接官は知りたいと感じています。どんなに求める人材に合致していることをアピールしても最後の「人柄」的な部分が自分の会社に合わないと感じたら落とされてしまうのが組織というものです。但し7割程度の就活生は、面接本番になってもその企業が求める人材を理解しておらず、正確に伝えることができていないように感じます。企業別選考対策では求められる能力を企業のエントリーシートと働き方から入念に解説していますので、求められる能力の理解に役立ててください。求められる能力を理解できたら、あとは自分自身のこれまでの経験を求める能力に沿って伝えるだけです。入念に準備をした上で、最終的には企業との相性など運と縁の問題になります。ぜひそこまでは、入念な準備を怠らずにしてもらえればと思います。credit:YzukermanviaFindCC