デロイト トーマツ コンサルティング(DTC)関連のテクニック
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- デロイト トーマツ コンサルティングのケース面接内容と対策方法 43,239 views デロイト・トーマツ・コンサルティング合同会社(以下、DTC)は、世界最大級の会計事務所であるデロイト・トーマツ・グループ傘下のコンサルティングファームです。コンピテンシー(課題テーマ別)×インダストリー(業種別)の2軸を適宜組み合わせることで、ありとあらゆるクライアント企業に対して多様な価値を提供しています。今回は、実際に選考にチャレンジした方々の実体験リポートをもとに、同社の面接内容及び対策法を解説していきます。本記事のコンテンツ・一次面接・二次面接(ケース面接)・三次面接(小論文)・四次面接・最後に一次面接質問例・志望動機・他ファームとの違い・周りからどんな人と言われるか・学生時代力を入れたこと・なぜそれを頑張ったのか・過去の失敗、挫折経験・動物に例えるとしたら・卒業論文/卒業研究のテーマは何か一次面接は提出したESや履歴書に応じた基本的な質問で構成されています。雰囲気も穏やかだと言われているため、普段どおりの面接対策をしておけば問題ないでしょう。ネガティブチェックの要素が強いため、聞かれたことに結論ファーストで答えることや、論理的な回答であるかをチェックしておくと良いでしょう。また、質問が多く来ても焦らずに、落ち着いて対応することが大切です。最後の質問においては、専攻の内容は必ずしも重要ではなく、あくまであなた自身の専攻について分かりやすくコンパクトに説明できるかどうかがキーになります。難解な用語を避け、面接官に伝わりやすい説明を徹底しましょう。参考:「これまで直面した中で最大の困難・挫折について教えてください」という設問に対する内定者の回答事例集→学生時代などに困難だと感じたことを上手く伝えるアプローチ方法を解説します。参考:「学業への取り組みについて教えてください」という設問に対する内定者の回答事例集→ES・面接頻出設問のガクチカの内定者回答集を掲載します。二次面接(ケース面接)質問例・電子書籍の普及は紙媒体を駆逐するか・AIのホワイトカラーの淘汰・大学入試制度改革の賛否→それぞれのお題に独自の質問が3つほど用意されている二次面接は選考過程の中でも鬼門であると言われています。与えられたお題の新聞記事を読み、それに関する独自の質問を考えたあとに、面接官とのディスカッションを行うという形式になっています。お題は新聞記事があるとは言え、ある程度の社会情勢を知っておいたほうが良い内容になっています。また、独自の質問では、それぞれの内容のメリット・デメリットやどうすればデメリットをなくすことができるか、などの質問がされるため、対策が必要だと言えます。ディスカッションは各自が書いた回答をもとに行われるため、相手にもわかりやすいように自身の考えをまとめることが大切です。また、論理が甘いところや分かりづらい部分などは鋭い質問が飛んでくるため、自分の考えをしっかりと答えられるようにしておきましょう。雰囲気は穏やかと言われることもあれば、質問が厳しいがために面接自体の雰囲気も厳しく感じた方もいます。どちらにせよ、落ち着いて自分の意見をしっかりと述べることが大切になります。参考:【ケース】BCGインターン参加者によるケース問題面接実況中継コンサルティングファーム志望者が読むべき本5冊→以上2つの参考記事はコンサル企業のケース面接対策集です。三次面接(小論文)質問例・自分の強みと弱み・体力、精神力に自身はあるか・コンサルタントを志望する理由・DTCを志望する理由・DTCの強み・逆質問※事前に小論文を提出三次面接も二次面接同様鬼門となることが多く、さらに人数の絞り込みが行われていきます。三次面接の特徴として、小論文を提出することが挙げられます。小論文では「あなたは、コンサルタントという職業を選択しようとしていますが、その理由をこれまでの学業、人生経験や価値観などから具体的にまとめてください。」といった、コンサルタントになりたい理由を高度なレベルで求めてきます。面接でも、コンサルタントという職業への深い理解を踏まえた上で、選択する理由を論理的に語る必要があります。また、その根拠となる経験についても質問されることが予想されます。小論文をしっかりと読み直し、質問されそうなところを予想して回答を作っておくと良いでしょう。ちなみに、弱みについて聞かれた時の回答の仕方として、長所の裏返しを短所として述べる方法と、素直に短所をさらけ出す方法があります。どっちが正解というものではなく、面接の状況次第によって回答方法は変わってくると思いますのでどちらの方法でも回答できるように準備しておくと良いでしょう。参考:長所・短所の例文15選|ESで内定者が実践した書き方→短所を印象良く伝える方法を解説します。四次面接質問例・志望動機・他に受けている業界・なぜその中でもコンサルなのか・どんな部門/領域に興味があるのか・入社後のビジョン・内定を出したら入社するか四次面接は穏やかだと感じる人が多く、意思確認の要素が強いと考えられます。今までの面接で話してきた内容を固め、志望度をしっかりと示すことができるようにしておきましょう。最後から3つ目の質問は、興味のある部門や領域を語れるかどうかで仕事に対する理解度を測っていますので、事前に部門については詳しく調べておく必要があるでしょう。また、最後の質問は回答するのが難しいかもしれません。ちなみに面接官が人事の場合もあるので、誰が聞いてもわかるような回答を心掛けましょう。参考:評価される志望動機の書き方|企業が知りたい6つのポイントと内定者回答→志望動機を書く上では、企業が何を求めているのかを把握することが大切です。参考:興味のある部門と職種内容から仕事理解を示す→興味のある部門と職種内容から仕事理解を示す方法について簡単に説明します。最後にDTCの面接はシンプルな質問がベースになっている反面、そこから「DTCのコンサルタントに求められる素養を持つか」という点をより深く掘り下げる質問に派生することが多いようです。他業界や他ファームと明確に差別化したうえで、自分がDTCで仕事をするイメージを具体化することが求められるでしょう。また、同社の選考では特に「要点を短くシンプルに伝える力」が前提になります。要点を一言で回答するように指示される例、ホワイトボードを用いて自分の考えを視覚化するよう求められる例も報告されています。自己PRや志望動機の内容は勿論、それを面接官に伝達するフェーズでも工夫が必要でしょう。参考:デロイトトーマツコンサルティングの企業情報→デロイトトーマツコンサルティングの本選考ES・レポート、インターンES・レポートを掲載しています。参考:デロイト・トーマツ・コンサルティングのESと採用HPから考えるデロイト・トーマツ・コンサルティングの求める人材→他の就活生と自分をうまく差別化し、デロイト・トーマツ・コンサルティングの求める人材像をよく理解した上でエントリーシートを書く方策を提示します。
- デロイトトーマツコンサルティングのインターン選考(ES・ Webテスト・面接)対策 40,115 views デロイトトーマツコンサルティングのインターンエントリーシート(ES)一覧はこちらデロイトの一員として日本でのコンサルティングサービスを担っているデロイトトーマツコンサルティング。本記事ではデロイトトーマツコンサルティングのインターン内容と選考対策について紹介します。本記事の構成・コンサルティング業界とは・デロイトトーマツコンサルティングとは・デロイトトーマツコンサルティングのインターン内容・デロイトトーマツコンサルティングの求める人物像・デロイトトーマツコンサルティングのインターン選考フロー・デロイトトーマツコンサルティングのインターン選考:エントリーシート(ES)対策・デロイトトーマツコンサルティングのインターン選考:Webテスト対策・デロイトトーマツコンサルティングのインターン選考:面接対策・最後にコンサルティング業界とはコンサルティングとは、「企業や各種団体が経営上抱える様々な課題に対して解決策を提示し、その実現を支援する業務」です。コンサルティングファームはクライアントの様々な情報を分析し、社内システムから経営方向、今後の展開や人事戦略など、多角的な視点に基づき解決策を提示します。コンサルティングは、企業の課題解決を担うという性格から、病気を診察し、投薬や治療を行う医者に似ていると言われることがあります。しかし、コンサルティングの業務は、企業の課題解決に留まりません。例えば、新規事業の立ち上げを成功させるなど、企業が目指す姿を共に実現する役割があります。ユーロモニター、IDCJapan、電通、日本交通公社の調査結果によると、2020年の国内コンサルティング業界の市場規模は約1800億円から3000億円であり、一方アメリカのコンサルティング業界の市場規模は約6兆円から10兆円といわれます。(アビームコンサルティングHP参照)国内のコンサルティング業界は現在発展を続けており、今後大きな成長が期待される業界といえます。コンサルティングの対象はサービスにより分類され、業界は以下の5つに大別されます。コンサルティング業界の分類■総合系コンサルティングファーム→デロイトトーマツコンサルティング、KPMGコンサルティングなど■戦略系コンサルティングファーム→マッキンゼー・アンド・カンパニー、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)、ベイン・アンド・カンパニーなど■ITコンサルティングファーム→アクセンチュア、IBM、など■シンクタンク系コンサルティングファーム→野村総合研究所、三菱総合研究所、など■業界・業務特化型コンサルティングファーム→マーサー・ジャパン、リンクアンドモチベーション、など参考:今回ご紹介するデロイトトーマツコンサルティングは、総合系コンサルティングファームに該当します。総合系コンサルティングファームとは、金融・製造業界などの産業界から、中央官公庁を筆頭とした、パブリックセクターに至る幅広い業界をビジネスパートナーとしています。また、上流〜下流のオペレーションまでの様々なサービス提供を行います。一つ一つのプロジェクトに対して半年から1年ほどの期間で企業にアサインし、様々な案件に関わりながらコンサルタントとしてのキャリアを歩みます。そのため最初の数年間は様々な業界、分野のコンサルティングに関わりながら、徐々に自分の強み・専門性を磨きたい分野を突き詰めていくことになるようです。コンサルの詳しい分類や働き方については、以下の記事も参考にしてみてください。【関連記事】デロイトトーマツコンサルティングとはデロイトトーマツコンサルティングは設立1993年に総合系コンサルティングファームとして設立され、提言と戦略立案から実行まで一貫して支援しているコンサルティング会社です。現在では、PwC・EY・KPMGと並び、監査法人のグループファームのBIG4と呼ばれています。特徴としては、日本企業の海外進出支援が盛んなことや、初めから専門性を固定するのではなく、まずは色々な分野のプロジェクトを経験しつつコンサルタントとしての基礎スキルを身につけるプールユニット採用を用いている点が挙げられます。また、デロイトトーマツコンサルティングは、日本で最大級のビジネスプロフェッショナルグループのひとつであり、2,700名規模のコンサルタントが、デロイトの各国現地事務所と連携して、世界中のリージョン、エリアに最適なサービスを提供できる体制を有しています。参考:デロイトトーマツコンサルティングHPデロイトトーマツコンサルティングのインターン内容ここでは、デロイトトーマツコンサルティングのインターン内容について紹介します。デロイトトーマツコンサルティングのインターンは複数の種類があるのでそれぞれ説明していきます。4daysオンラインインターンシップ【東京・大阪】◆実施日程【東京オフィス】(1)8月25日(火)~8月28日(金)(2)9月1日(火)~9月4日(金)(3)9月8日(火)~9月11日(金)【大阪オフィス】(1)8月17日(月)~8月20日(木)(2)9月1日(火)~9月4日(金)◆概要疑似プロジェクトを通じ、経営コンサルティング業務を体感することができるプログラムになっています。各チームに、現場社員がアドバイザーとして参加し、みなさんを手厚くフォロー、サポートします。最終日のプレゼンテーションでは、実際にデロイトトーマツコンサルティングの役員を相手にプレゼンをしていただき、アドバイザーからフィードバックを行います。◆スケジュール例・1~2/3/4日目:会社説明・講義(ロジカルシンキング等)・グループワーク・最終日:グループ毎にプレゼンテーション・講評・懇親会※昨年実施時のスケジュールであり、日程・内容に変更がある場合があります◆エントリー締切6月30日12:002daysインターンシップ【福岡】◆実施日程【福岡オフィス】(1)8月20日(木)~8月21日(金)(2)9月10日(木)~9月11日(金)◆概要疑似プロジェクトを通じ、経営コンサルティング業務を体感することができるプログラムになっています。各チームに、現場社員がアドバイザーとして参加し、みなさんを手厚くフォロー、サポートします。最終日のプレゼンテーションでは、実際にデロイトトーマツコンサルティングの役員を相手にプレゼンをしていただき、アドバイザーからフィードバックを行います。◆スケジュール例・1~2/3/4日目:会社説明・講義(ロジカルシンキング等)・グループワーク・最終日:グループ毎にプレゼンテーション・講評・懇親会※昨年実施時のスケジュールであり、日程・内容に変更がある場合があります◆エントリー締切(1)8月20日(木)~8月21日(金)【エントリー締切】6月30日12:00(2)9月10日(木)~9月11日(金)【エントリー締切】7月31日12:002daysTechnologyオンラインインターンシップ◆実施日程(1)8月20日(木)~8月21日(金)(2)9月17日(木)~9月18日(金)◆概要Technology関連の擬似プロジェクトを通じ、経営コンサルティング業務を体感して頂きます。※各チームにコンサルタントがケースマネジャーとして参加し、プロジェクトをサポートします。◆スケジュール例1日目:会社説明・講義・グループワーク2日目:グループワーク・グループ毎にプレゼンテーション・講評・懇親会◆エントリー締切(1)8月20日(木)~8月21日(金)【エントリー締切】6月30日12:00(2)9月17日(木)~9月18日(金)【エントリー締切】7月31日12:00DTC(デロイトトーマツコンサルティング)1dayワークショップ【東京】◆実施日程(1)9月14日(月)(2)9月15日(火)◆概要1日のプログラム(ケースワークやパネルディスカッションなど)を通じて、経営コンサルティングに関する基礎的な理解を深めて頂きます。◆エントリー締切(1)9月14日(月)【エントリー締切】8月13日12:00(2)9月15日(火)【エントリー締切】8月13日12:00参考:デロイトトーマツコンサルティング新卒採用HP:サマーインターンシップデロイトトーマツコンサルティングの求める人物像ここでは、デロイトトーマツコンサルティングの求める人物像について紹介します。デロイトトーマツコンサルティングの採用HPでは、求める人物像として以下を挙げています。「日本企業を強くしたい」という熱い想い明確な長期的自己実現ビジョングローバルなマインドセット特定領域の深い専門性それぞれ詳しく紹介します。「日本企業を強くしたい」という熱い想いクライアントの成功・成長がわれわれの成功・成長である。デロイトトーマツコンサルティングのビジョンである「100年先に続くバリューを、日本から。」を実現するためには、まず一人一人が成功・成長をリードしたいという「熱い想い」を持てるかどうかが重要と考えます。明確な長期的自己実現ビジョンまずは自分自身がどうありたいか。周囲の共感・理解は得られているか。長期的な視野で自身のキャリアを計画し、デロイトトーマツコンサルティングにおいてその計画を実現したいと考え、自己実現に向けて具体的に行動できるかどうかが重要と考えます。グローバルなマインドセット「グローバル=英語力」ではない。文化・価値観の違うクライアント・メンバーと共に、混沌とした状況下でも平常心で、粘り強いコミュニケーション能力・強いリーダーシップを発揮できる人物こそ、真の「グローバルプレイヤー」と言えるでしょう。特定領域の深い専門性「過去の栄光」はいらない。今、そして将来にわたって、市場から、クライアントから、真に認められる卓越した専門性を身につけているかどうか。それをチームのために惜しみなく提供し、チームと共に問題意識を持ち、その能力を高めたいと考えられるかどうかが重要と考えます。引用:デロイトトーマツコンサルティング新卒採用HP:求める人物像求められる素養上記のデロイトトーマツコンサルティングの求める人物像からで挙げられている内容を踏まえると、求められる素養として特に以下3つが当てはまると推測します。(1)個人として努力し、成果をあげることができる(2)価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる(3)リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができるそれぞれについて詳しく解説します。まず、「(1)個人として努力し、成果をあげることができる」に関しては、採用HPでも述べているように、デロイトトーマツコンサルティングが掲げる「100年先に続くバリューを、日本から。」というビジョンを実現するためには、卓越した専門性を身につける必要性があるからです。参考:デロイトトーマツコンサルティング採用HPまた、「(2)価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」に関しては、様々な業界のクライアントと関わっていく上で、価値観が異なる人は必ずいると言えます。コンサルティングの仕事はクライアントの課題を解決することであるため、たとえ価値観が異なる人であっても協力し成果を出さなければなりません。このことからこの素養は必要であると言えます。最後に、「(3)リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる」に関しては、求める人物像にもあるようにデロイトトーマツコンサルティングはリーダーシップがある人を求めています。クライアントの課題を解決するためには、周囲と協力することも必要になってくるため、求められる素養であるといえます。デロイトトーマツコンサルティングのインターン選考フローここではデロイトトーマツコンサルティングの22卒向けインターン選考フローについて紹介します。本記事では、21卒のインターン選考フローについて載せますので、参考程度にご覧ください。4daysオンラインインターンシップ(参考:【21卒】5daysサマーインターンシップ)選考フローエントリーシート(ES)▼Webテスト▼1次面接▼2次面接2daysインターンシップ【福岡】/2daysTechnologyサマーインターンシップ【東京】選考フローエントリーシート(ES)▼Webテスト▼面接DTC1dayワークショップ【東京】選考フローエントリーシート(ES)▼Webテスト参考:デロイトトーマツコンサルティング採用HP以下では、それぞれの選考対策について紹介していきます。デロイトトーマツコンサルティングのインターン選考:エントリーシート(ES)対策ここでは、デロイトトーマツコンサルティングのインターン選考のエントリーシート(ES)対策について紹介します。22卒のインターン選考のエントリーシート(ES)では以下の設問が設けられています。インターン志望動機を教えてください(250文字以下)学生時代に頑張ったことを教えてください(250文字以下)自分の長所・短所についてエピソードをまじえて教えてください(250文字以下)困難を乗り越えた経験を教えてください。またそこから何を学びましたか(250文字以下)それぞれの設問対策について詳しく解説します。インターン志望動機を教えてください(250文字以下)この設問では、いわゆる「志望動機」を聞かれています。企業が志望動機を質問する目的としては、(1)自社への志望度を知りたい、(2)入社の際のモチベーションを知りたいという2つが主に挙げられます。そのため上記2つの目的を網羅する論理的な志望動機を伝え、志望している理由を、企業の採用担当者に納得してもらう必要があります。また、今回の設問は「インターン参加への志望動機」となります。そのため、"このインターンで何を学びたいのか・このインターンに参加することによってどのような姿になりたいのか"などを書けると、高い評価を得ることができます。志望動機の大まかな構成については以下のフレームワークを参考にしてみてください。参考:参考:また、実際に通過したエントリーシート(ES)のこの設問に対する回答は以下の通りとなっております。インターン志望動機を教えてください(250字以内)コンサルティング業務を体験し自分の適性を見極めたいからだ。私は企業の問題解決を通じて企業価値を向上させ、企業のみならず経済にインパクトを与えられるコンサルタントになりたいと考える。また、貴社はコンサルティングファームの中でも提案のみならず実行まで携われる案件も多く、また、グローバルでも通用する。これらが他者にコミットすることが得意で、かつ貪欲に成長したい私が貴社に興味を持つ理由だ。貴社のインターンシップに参加して、コンサルティング業がどのようなものか、また自分に適性のある業務かを確かめたい。デロイトトーマツコンサルティングのインターンエントリーシート(ES)学生時代に頑張ったことを教えてください(250文字以下)上記の設問はいわゆるガクチカについて聞かれています。ガクチカを聞かれる意図としては(1)経験自体のレベル・スペックの把握、(2)自社に合う・マッチする人材か知るための2つがあります。ガクチカを書く際は、「実績自体のインパクトがどれだけあるか」「書いてある内容から思考力・考えの深さ・人柄を示すことができているか」に注意して書くようにしましょう。また、その際はデロイトトーマツコンサルティングの求める人物像を意識して書くと良いと思います。詳しい書き方は以下のフレームワークや記事を参考にしてください。参考:また、実際に通過したエントリーシート(ES)のこの設問に対する回答は以下の通りとなっております。学生時代に頑張ったことを教えてください(250字以内)私が大学時代に力を入れたことは、〇〇部の〇〇として、〇〇の中から例年平均の倍の人数である〇〇以上の〇〇を出したことだ。〇〇を増やすこと、〇〇ことを課題とし、全員が当事者意識を持って取り組むことに拘った。そして仲間を理解するため〇〇全員と1対1で面談を行った上で徹底的に〇〇と〇〇や〇〇を行い、目標を達成した。この経験より、周りを巻き込むためには相手を理解することが大事だと実感し、〇〇を大事にするようにしている。デロイトトーマツコンサルティングのインターンエントリーシート(ES)自分の長所・短所についてエピソードをまじえて教えてください(250文字以下)この設問では、自分の長所・短所について聞かれています。長所・短所を聞かれる意図としては、それぞれ以下のように考えられます。上記の内容を踏まえて、の記事を参考にしながら、長所・短所の書き方をそれぞれ解説します。長所に関しては以下のフレームワークを参考にして書きましょう。長所(強み)の書き方【結論】長所(強み)を一言で述べる⇩【具体例】その長所(強み)を活かしたエピソードを述べる⇩【企業での活かし方】その長所(強み)を業務でどのように活かせるかを述べるまた、闇雲に長所をアピールするのではなく、デロイトトーマツコンサルティングの求める人物像に沿った上で長所を述べることを意識することが重要です。長所の書き方について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。参考:次に、短所に関しては以下のフレームワークを参考にして書きましょう。短所(弱み)の書き方短所=結論⇩短所による失敗経験=具体例⇩失敗を経験して得たもの=意識の変化・気づき・学び⇩改善策=現在と今後に向けてまた、短所を書く際は改善方法をセットで述べることが重要です。短所の書き方について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。参考:実際に通過したエントリーシート(ES)のこの設問に対する回答は以下の通りとなっております。自分の長所・短所についてエピソードをまじえて教えてください(250)私の長所は負けず嫌いで自分に妥協しないことだ。この強みを生かし、部活ではチームが勝つために自分が何ができるかを常に考え、〇〇と〇〇を強みにして〇〇として活躍したり、〇〇を成功させた。また厳しい部活と勉強の両立にも妥協せずに取り組み、〇〇の時には部の〇〇で全勝するとともに、〇〇にも好成績で合格した。弱みは負けず嫌いがゆえ、他人と自分を比べ過ぎ自分を客観視できなくなることだ。〇〇で伸び悩んだ時、他人からの助言でスランプを解消できた経験から、行き詰まった時は他人に相談するようにしている。デロイトトーマツコンサルティングのインターンエントリーシート(ES)長所は「自ら行動を起こし、やりきる力」である。フットサル部においてチームを変えられるのは自分しかいないと考え、上記以外にも練習メニューの刷新、コーチの招聘等様々な取り組みを行った。そして結果が出るまで、トライアンドエラーを繰り返しながらやりきることができる。短所は「心配性」なことである。私は、物事に取り組む前の準備に時間をかけるタイプであるため、瞬発力が求められる場面で後手に回ってしまうことがある。その為、日頃から優先順位を決め、時間をかけてやるべきかどうかを考えながることを意識している。デロイトトーマツコンサルティングのインターンエントリーシート(ES)困難を乗り越えた経験を教えてください。またそこから何を学びましたか(250文字以下)この設問では、困難を乗り越えた経験について聞かれています。困難を乗り越えた経験を聞かれる意図としては、「その人は自分でしっかりと目標設定をし、達成するためにチャレンジできる人材であるかどうか」を見極めようとしています。つまり困難な状況に見舞われることが多い人ほど、主体的に行動しているということが言えます。そういった観点のもと、面接官は”困難を乗り越えた経験”を聞いています。また、困難な状況を乗り越える際に、「どう乗り越えようとするか」と「そこから乗り越えた結果、何を学んだのか」でその人の素の人間性や思考プロセスを知ることができます。例えば、困難な状況に遭遇した時諦めて逃げてしまうのか、解決のために必死に努力するのかなど、立ち直り方は人それぞれです。そのため面接官は”困難を乗り越えた経験”を聞くことによって、その人の人間性を知り、入社後の働き方をイメージしているということが言えます。また、困難を乗り越えた経験と学ぶの書き方に関しては、以下のフレームワークを参考にしてください。困難を乗り越えた経験と学びの書き方【困難は何か?】どのような困難があったのか具体的に述べる⇩【取り組みとその理由】困難に対してどのように取り組んだのか、理由を添えて述べる⇩【取り組みの結果】困難に対して取り組んだ結果、どのように乗り越えたかを簡潔に述べる⇩【経験から得た学び】困難を乗り越えた経験から何を学べたのか、それを今後どのように活かしていくのか述べる参考:参考:実際に通過したエントリーシート(ES)のこの設問に対する回答は以下の通りとなっております。困難を乗り越えた経験を教えてください。またそこから何を学びましたか(250字以内)部活で大きな怪我をしたが、復帰して試合で活躍できるようになったことだ。〇〇年の秋から〇〇年の夏まで、怪我で〇〇のもままならない状態になったが、懸命にリハビリを行い、ひたすら〇〇を見て〇〇の研究を続けた。復帰してからも、〇〇すると目標に掲げ、誰よりも〇〇に励んだところ、〇〇には部内の〇〇で2位になった。そして〇〇を評価され試合にも出られるようになった。この経験から、妥協せず継続することで目標を達成するやりがいを感じ、同時に諦めないことの大切さを学んだ。デロイトトーマツコンサルティングのインターンエントリーシート(ES)デロイトトーマツコンサルティングのインターン選考:Webテスト対策ここでは、デロイトトーマツコンサルティングのインターン選考のWebテスト対策について紹介します。以下では21卒のインターン選考のWebテストの対策情報を載せます。参考程度にご覧ください。21卒のデロイトトーマツコンサルティングのインターン選考のWebテストの形式は以下のようになっています。場所:自宅形式:TG-WEB所要時間:1時間程度内容:言語・計数・性格診断「TG-WEB」とは、SPIや玉手箱と並ぶWebテスト(適性検査)の一種です。ヒューマネージ社の作成する自宅受験型の適性検査で、他の適性検査と問題形式が異なり「従来型」と「新型」があることから、難易度が高めであると言われています。「従来型」「従来型」では他の適性検査とは異なる、馴染みのない比較的難しい問題が課されます。言語では、長文読解や空欄補充、並べ替えなどが出題されます。特に長文では専門的な内容や抽象的な内容が多いことが特徴とされています。計数では、暗号や展開図などSPIでは見ないような問題が課されます。また、推論の問題も出題されますが、他社のテストよりも難しいことが特徴です。科目【言語】■問題数と時間12問/12分■内容空欄補充(熟語・接続詞)/空欄補充(二語補充)/文字の並べ替え/長文読解・趣旨把握)■ポイント文章読解の問題が出題されます。1問あたりに1分で解かなければ完答できないので、あまり読み込み過ぎず手際よく解いていくことがポイントになります。【計数】■問題数と時間9問/18分■内容積木問題/立体の切り口/積木の切断個数/経路問題/一筆書き/折り紙/タイル敷詰め/サイコロ/サイクロイド/暗号/場合の数/平行四辺形・立体・直方体の数/多面体の辺・頂点の数/数列(郡順列・表型)/論理・待遇と三段論法/推論(順位付け・嘘つき・じゃんけん・表で整理)/集合(SPIレベル・3つの質問・集合)■ポイント・基本的に9問のうち4問が図形・パズル形式、5問が推論形式の問題となっています。推論形式の問題については、文章から推測して解くタイプの問題であり、SPIの非言語分野で出題される推論の問題と似ています。図形・パズル形式の問題は複雑な図形の展開図を問う問題など、比較的難しい問題が出題されます。SPIなどで出題されない問題であるため注意が必要です。【英語】■問題数と時間10問/15分■ポイント全体で2つの長文が用意され、1つの長文につき5つの設問が課されます。それぞれの設問では、空所補充、語句の言い換え、内容一致などの問題がランダムに出題されます。大学受験などで課されるような一般的な長文読解の問題としてイメージして良いと思います。また、Webテストであるため辞書を引くことも可能ですが、制限時間を考えるとそう何度も辞書を引く余裕は無いと思います。辞書を使わないのがベストですが、もし使うとしても回答する上で重要となる単語だけにした方が良いでしょう。「新型」一方新型では、比較的難しくない問題を短時間で数多く課されます。言語では、従来型では出題されない同義語や対義語と言った単発的な問題が出題されます。計数では、SPIで課されるような方程式を使う問題や四則演算、図表を使った問題が課されるようです。科目【言語】■問題数と時間34問/7分■内容空欄補充(熟語・接続詞)/空欄補充(二語補充)/文字の並べ替え/長文読解・趣旨把握)■ポイント文章読解の問題が数問と、単語の同義語・対義語・意味などを問う語彙問題が課されます。割合としては語彙問題の方が多く、従来型の問題よりもスピードを意識して解くことが重要です。語彙問題のレベルとしてはそこまで難しくはありません。難問というよりは、社会人として必要となるレベルの問題だと言えるでしょう。ただ、語彙問題においては予め知識が必要です。【計数】■問題数と時間36問/8分■内容積木問題/立体の切り口/積木の切断個数/経路問題/一筆書き/折り紙/タイル敷詰め/サイコロ/サイクロイド/暗号/場合の数/平行四辺形・立体・直方体の数/多面体の辺・頂点の数/数列(郡順列・表型)/論理・待遇と三段論法/推論(順位付け・嘘つき・じゃんけん・表で整理)/集合(SPIレベル・3つの質問・集合)■ポイント基本的に36問のうち6問が図表の読み取り問題、30問が四則逆算の問題という構成となっています。問題自体の難易度はそこまで高くありませんが、8分という短時間で解く必要があるという点で正確に素早く解くことが求められます。【英語】■問題数と時間10問/15分■ポイント英語は「従来型」同様、全体で2つの長文が用意され、1つの長文につき5つの設問が課されます。それぞれの設問では、空所補充、語句の言い換え、内容一致などの問題がランダムに出題されます。大学受験などで課されるような一般的な長文読解の問題としてイメージして良いと思います。また、Webテストであるため辞書を引くことも可能ですが、制限時間を考えるとそう何度も辞書を引く余裕は無いと思います。辞書を使わないのがベストですが、もし使うとしても回答する上で重要となる単語だけにした方が良いでしょう。「従来型」「新型」で問題形式が大きく異なります。例えば、一度ある企業で「TG-WEB」を受験していた場合、次に受ける企業で「TG-WEB」を受けても「従来型」「新型」で異なる場合もあります。一度受験した形式が他の企業でも同じ形式であるという保証はないので注意が必要です。それぞれの問題形式についてもしっかりと把握しておきましょう。下記で出題される科目のごとの問題数と所要時間をまとめているので参考にしてみてください。TG-WEBの関連記事デロイトトーマツコンサルティングのインターン選考:面接対策ここでは、デロイトトーマツコンサルティングのインターン選考の面接対策について紹介します。以下では21卒のインターン選考の面接対策の情報を載せます。参考程度にご覧ください。デロイトトーマツコンサルティングのインターン面接は以下のような形式で行われます。一次面接人数:面接官1~2人、学生2人時間:約15分間質問内容は以下の内容になります。(1)自己紹介(30秒)(2)志望動機、学生時代に1番頑張ったことなど(15分)エントリーシート(ES)とは異なり、面接では面接官とのコミュニケーションが重要になるため、面接官の質問の意図に沿って回答することを意識することが大切です。(1)の30秒の自己紹介では、「150~200文字」程度の文量が目安と言われています。そのため、ダラダラと冗長に話すのではなく、簡潔に「最低限話すべき内容」だけを話すようにしましょう。内容に関しても、「基本情報(名前・大学名など)・学生時代の主な取り組み・最後の挨拶」だけで問題ありません。参考:また、エントリーシート(ES)対策の際でも述べましたが、志望動機に関してはただ単純に「参加したい理由」を述べるだけではなく、「そのインターンで何を学びたいのか?何を経験したいのか?」という内容を述べ、その上で「参加したい理由」を伝えるようにしましょう。【志望動機のフレームワーク】参考:【ガクチカのフレームワーク】参考:二次面接人数:面接官1人、学生2人時間:1時間半程度二次面接はケース面接です。まずは個人ワークで各自与えられたケース問題を回答します。その後にその回答をもとに面接をする流れになります。【ケース問題内容(21卒対象時)】特定のテーマに関する新聞記事を読み、以下の3つの設問についてB4の紙にまとめます。(1)記事の内容に関して、メリットとデメリットをまとめよ(2)記事の内容に関して、自分は賛成か反対かを理由とともに答えよ(3)賛成の場合は、賛成時に伴うデメリットをどう補うのか、反対の場合は、反対時に失われるメリットをどう補うのかについて答えよ質問事項は以下の通りです。メリットとデメリットについて、どうしてこのようなまとめ方をしたのか本当にこれだけで良いのか、抜け漏れはないかなぜそう考えたのかこの問題の背景にはどのようなものがあると思うかその施策だとこういったリスクがあると思うがそれに対してはどう対処するかケース面接では「コミュニケーションスタイル」と「思考力」が問われています。お題は新聞記事があるとは言え、ある程度の社会情勢を知っておいたほうが良い内容になると思います。独自の質問では、それぞれの内容のメリット・デメリットやどうすればデメリットをなくすことができるかなどの質問がされるため、対策が必要だと言えます。またディスカッションは各自が書いた回答をもとに行われるため、相手にも分かりやすいように自身の考えをまとめることが大切です。論理が甘いところや分かりづらい部分などは鋭い質問が飛んでくるため、自分の考えをしっかりと答えられるようにしておきましょう。ケース面接については以下に完全攻略記事一覧を載せておりますので、是非参考にしてみてください。ケース面接完全攻略記事一覧・【ケース面接完全攻略】解き方や評価基準、対策に役立つフレームワーク・例題・本を徹底解説・ケース面接とは?フェルミ推定との違いや出題業界について解説・ケース面接の評価基準と対策まとめ【現役コンサルタントが解説】・ケース面接の解き方と対策方法を徹底解説【外コン過去問付き】・ケース面接対策に役立つフレームワーク、おすすめ本、数値を徹底解説・ケース面接対策に読むべき本6冊・└└└最後に本記事ではデロイトトーマツコンサルティングのインターン内容とその対策について紹介しました。デロイトトーマツコンサルティングはインターン選考の内容がエントリーシート(ES)、Webテスト、面接、ケース面接となっています。そのため幅広く対策する必要があります。また、デロイトトーマツコンサルティングのインターンは内定に直結するほど重要視されているようなので、本記事を参考にし、万全な体制でインターン選考に臨めるよう準備をしておきましょう。関連記事デロイトトーマツコンサルティングの選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
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ケース面接・フェルミ推定完全攻略記事一覧・【ケース面接完全攻略】解き方や評価基準、対策に役立つフレームワーク・例題・本を徹底解説・ケース面接とは?フェルミ推定との違いや出題業界について解説・ケース面接の評価基準と対策まとめ【現役コンサルタントが解説】・ケース面接の解き方と対策方法を徹底解説【外コン過去問付き】・ケース面接対策に役立つフレームワーク、おすすめ本、数値を徹底解説・ケース面接対策に読むべき本6冊・└└└・・デロイトトーマツコンサルティングは、1993年に総合系コンサルティングファームとして設立され、提言と戦略立案から実行まで一貫して支援しています。現在では、世界48カ国、85の支社を持ち、日本では2,675人(2018年11月時点)のエキスパートが働いています。本記事では、デロイトトーマツコンサルティングで実際に出題されたケース面接の紹介とその解き方を分かりやすく解説していきます。デロイトトーマツコンサルティングの選考対策はこちらから▼目次クリックで展開本記事の構成デロイトトーマツコンサルティングのケース面接過去問まとめデロイトトーマツコンサルティングのケース面接解説└ケース面接過去問解説①「貨客混載の普及に関するケース問題」└ケース面接過去問解説②「副業に関するケース問題」└ケース面接過去問解説③「サマータイム導入に関するケース問題」関連記事一覧デロイトトーマツコンサルティングのケース面接過去問まとめデロイトトーマツコンサルティングのインターン・本選考レポートをもとに、実際に出題されたケース面接過去問をご紹介します。デロイトトーマツコンサルティングのケース面接の構成は少し特殊であるため、以下のフローを把握しておきましょう。デロイトの面接構成(1)1人でテーマに関する新聞記事などを読む↓(2)付随する問題(3問程度)を解く((1)(2)合わせて約50分)↓(3)別室にて面接官とケース問題に関するディスカッションを行う(約40分)ケース面接の解き方や評価点に関しては、で解説しています。貨客混載の普及に関するケース問題(1)用意されているファクトを自分なりにまとめてメリットデメリットを整理(2)整理した内容から自分の賛否を意見する(3)貨客混載によって影響を被る業界とその業界の維持発展の施策提案副業に関する新聞記事を読み、以下の3点をまとめるケース問題(1)記事の内容のメリットとデメリットをまとめる(2)記事の内容に自分は賛成か反対かを理由とともに答える(3)賛成の場合はデメリットをどう補うか、反対の場合はメリットをどう補うのかを答えるサマータイム導入に関する記事を読んだ上でのケース問題(1)どのような観点で考えるべきか、文章を元に考える(2)サマータイムのメリットデメリットを羅列する(3)サマータイム導入に賛成か反対か、理由とともに述べるクラウドソーシング、ギグエコノミーに関する記事を読んで新しい働き方について考えるケース問題(1)記事の内容のまとめとその背景を整理する(2)新しい働き方についてメリット・デメリットを挙げて自分の意見とともに論じる(3)ギグエコノミーについて賛成か反対かを述べるコンビニの無人化について考えるケース問題(1)コンビニの無人化に関してメリット・デメリットを挙げて自分の意見とともに論じる(2)賛成か反対かとその理由(3)その他深掘り(そもそもコンビニの価値とは、など)経団連の就活解禁は賛成か反対かに関するケース問題デロイトトーマツコンサルティングのケース面接解説上記のケース面接過去問まとめで紹介した実例をもとにいくつか解説していきたいと思います。デロイトトーマツコンサルティング以外にも、マッキンゼー、ベイン、BCG、PwC、EY、KPMGなどのケース面接過去問をで紹介しているので参考にしてみて下さい。ケース面接過去問解説(1)「貨客混載の普及に関するケース問題」貨客混載の普及に関するケース問題①用意されているファクトを自分なりにまとめてメリットデメリットを整理②整理した内容から自分の賛否を意見する③貨客混載によって影響を被る業界とその業界の維持発展の施策提案【心がけていたこと】事前に問題形式がどうなっているかを内定者や同期に聞くことで対策した。ケースの難易度は高いが、時間はあるので落ち着いて時間配分をして取り組んだ。素直が見られていると途中で気づき、解答が全滅しても動じず素直に意見を受け入れた上で、自分なりのファクトを以って述べることを意識した。【内定】本選考レポート(経営コンサルタント職):2020卒上記の就活生は、「素直に意見を受け入れること」を意識したようです。意見を受け入れる素直さ、その上でファクトベースで意見を述べることは、ケース面接においても重要となるのではないでしょうか。ケース面接過去問解説(2)「副業に関するケース問題」副業に関する新聞記事を読み、以下の3点をまとめるケース問題①記事の内容のメリットとデメリットをまとめる②記事の内容に自分は賛成か反対かを理由とともに答える③賛成の場合はデメリットをどう補うか、反対の場合はメリットをどう補うのかを答える【感想】ステークホルダー別にメリットデメリットを漏れがないように書き出した。面接では、まずはじめに自身が紙にまとめた内容の簡単や説明を求められ、その後面接官が気になった点を質問された。・なぜそれがメリット、デメリットになるのか・どうデメリットを補えるのか・ここが足りていないのではないか・書き残したことはないか相手の指摘に対してしっかりと受け止め、そこから加えてこうすればもっと良くなったという意見を出せれば納得してもらえた。【内定】本選考レポート(経営コンサルタント職):2020卒上記の就活生は、「相手の指摘をしっかりと受け止めること」を意識したようです。またその指摘を受け止めるだけでなく、その上で「こうすればもっと良くなる」という意見を出すことも重要となるのではないでしょうか。ケース面接過去問解説(3)「サマータイム導入に関するケース問題」サマータイム導入に関する記事を読んだ上でのケース問題①どのような観点で考えるべきか、文章を元に考える②サマータイムのメリットデメリットを羅列する③サマータイム導入に賛成か反対か、理由とともに述べる【感想:筆記】ケースというか、文章をしっかり整理して、そこから自分の意見を述べることができているかを問うているように思えた。私はとりあえず文章に書かれていることから色々な観点を考えた。気を付けたことは、要素の階層を揃えること。ここがバラバラだとこの後のメリットデメリット出しで上手くいかなくなる。メリットデメリットは表の形式で書いた。後に面接官に説明する資料であることは確実だったので、なるべく見やすい表を心掛けた。その後、賛成か反対を示すためにメリットデメリットのどちらが大きいか、図示した。最終的に私はデメリットの方が大きいと判断し、反対を選んだ。【感想:面接】最初の5分でケースの説明を求められる。その後に面接官から深堀。デメリットが大きいとしたのに定量的な判断が見られないけど仮に数値を置くとしたらどう置く?と聞かれた。そこについてはあまり考えていなくて、適当なことを言ってしまった。すると、面接官の方が助け舟を出してくれた。文中の数値を使って、大体何年後にデメリットとしている費用を回収できるかを考えてみるとよいと言われた。なんとか答えにたどり着く。もう片方の面接官からは、君の図示の仕方だとメリットの方が大きく見えてしまうと言われた。たしかに、と思った。環境問題について指摘されたらどうするのって言われたので、それには自分なりの意見を出して答えきれたと思う。【内定】本選考レポート(経営コンサルタント職):2020卒上記の就活生は、「要素の階層を揃えること」を意識したようです。面接官からの指摘をしっかりと受け止め、その指摘に対して自分なりの意見を持って答えることは、ケース面接においても重要となるのではないでしょうか。関連記事一覧unistyleには、ケース面接やフェルミ推定に関する記事が多くあります。様々なコンサルティングファームのケース面接過去問を以下にまとめましたので、是非参考にしてみてください。ケース面接・フェルミ推定の対策をしたい方はこちら・【ケース面接完全攻略】解き方や評価基準、対策に役立つフレームワーク・例題・本を徹底解説・ケース面接とは?フェルミ推定との違いや出題業界について解説・ケース面接の評価基準と対策まとめ【現役コンサルタントが解説】・ケース面接の解き方と対策方法を徹底解説【外コン過去問付き】・ケース面接対策に役立つフレームワーク、おすすめ本、数値を徹底解説・ケース面接対策に読むべき本6冊・└└└・・●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●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- デロイトトーマツの特徴(強み)を解説|業績や社風から見る就活対策・企業研究 59,453 views 「」で紹介した通り、特に上位校生の間で存在感が大きくなっている会計系コンサルファーム。今回は、そんな会計系コンサルファームの中でも、高い人気を誇るデロイトトーマツコンサルティングに焦点を当て、社風や求められる人材について考察したいと思います。本記事のコンテンツ・事業内容から考えるデロイトトーマツコンサルティングが求める人材・社風について・内定者のES解説・選考について・最後に事業内容から考えるデロイトトーマツコンサルティングが求める人材ここからは、デロイトトーマツコンサルティングが就活生に求める素質について、を参照しながら考えていきましょう。パートナーの福留一希に届いたある日系自動車メーカーからのアジア全域の販売方針を改善させる企画の依頼だった。このプロジェクトを受けるにあたり福留は、当時クライアントの最重要拠点だったシンガポールへ高橋芳江を送り込んだ。企画の立案にあたって、まずは各国の実情や現地の情勢について情報を集める必要があったためである。〈中略〉「〈中略〉シンガポールに着いてからは悪戦苦闘。とにかくまずは自分を知ってもらうことから始めました。一度受け入れられてからは、周囲の協力を得られるようになり情報収集がしやすくなりました。」「もっとも難しかったのは、各地域で提携している現地の販売統括会社にクライアントの意向を理解してもらうことでした。いくら販売に寄与する提案であっても、強制はNGなんです。販売統括会社はクライアントのパートナーですが、同時にその多くが現地の独立した地場企業です。彼らには彼らの目的、個々の進め方がありますから。我々の意図するところを丁寧に説明して、彼らにとってメリットになることを理解してもらい、協力を取り付ける。言葉にすれば簡単ですが、実際には国ごと、地域ごと、販売統括会社ごとの事情を理解して、それに沿った提案をしなければならない気の遠くなるもの。まさに地道を画に描いたような仕事でした」「クライアントが求めるのは、クライアント自身では成し得ない成果です。でなければ我々に頼む意味がない。」今回紹介した事業では、アジア全域の販売方針の改善を日系自動車メーカーからの依頼に対して、現地にて信頼関係を構築しながら情報収集し粘り強くクライアントを動かしていくことで成果をあげました。ピンポイントのプロジェクト単位でクライアントの業務に携わるコンサルタントには、失敗が許されないプレッシャーや、短期間で成果をあげる責任があります。こうしたことから、デロイトトーマツコンサルティングでは、精神的タフさに加え、「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行までを行える」、「4.価値観や立場を異なる人と協力して成果をあげることができる」、「5.今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる」といった能力を発揮出来る人材を求めていることが分かります。社風について特徴として、新卒採用を重視し、人を育てる社風があると言われています。「UporOut」(昇進か退社か)といわれる外資系企業に顕著な厳しい社風というよりは、厳しい中でもコンサルタントとして一人前になるまで社内でしっかり面倒を見るという考え方が浸透しており、採用の段階においても「一人前のコンサルタントに成長できる素質を持っているかどうか」を基本的な選考の視点としています。引用:デロイトトーマツコンサルティング(wikipedia)DTCのプロジェクトは、やはりリーマンショック以降は特にダイナミックで、日本国内にとどまらない案件が大半になっています。ピギーバッグをガラガラ引きながら世界を股にかけて活躍したい、そういうことを本当にやりたいのであればデロイトというのはそれが実現できる環境だと思うので、そういった志向をお持ちの方にはぜひ門を叩いていただきたいと思います。引用:DTCをドライブさせるプロフェッショナルたち「」を参照しながら、デロイトトーマツコンサルティングの社風について考えていきます。まず、同社の特徴として、初めから専門性を固定するのではなく、まずは色々な分野のプロジェクトを経験しつつコンサルタントとしての基礎スキルを身につけるプールユニット採用をとっている点が挙げられます。個人が担当するインダストリー同士の垣根も低く、複数の業種や仕事の種類の経験を持つこと、また、キャリアを積む中で自分の志向が選べる期間を重視しています。このことから、新卒採用を重視し、長いスパンで育てていく文化が出来上がっている事と推測され、コンサルタントを長期的なキャリアとして考え、素直に学び続ける人に向いているでしょう。少子高齢化や地域・個人の経済格差などの「社会アジェンダ」の解決に取り組めるのも、人を長く育てる文化が根付いている事の証明になっています。また、日本企業の海外進出支援も盛んであることも同社の特徴です。日本企業に置いてもグローバル化が常態化したため、DTCでは数年内にはグローバル案件にアサインできるステージ保持者数を90パーセントまで高める目標設定をしています。内定者のES解説ここまでは具体的なプロジェクトを通じて、デロイトトーマツコンサルティングの事業内容や求める人材を考えてきました。以下では、実際にデロイトトーマツコンサルティングに内定した学生がエントリーシートに記入した内容を参照しながら、同社が求める人材を改めて考えてみたいと思います。①あなたが考えるコンサルタントのイメージはどのようなものですか。また、コンサルタントに必要なものはどのようなものだと考えますか。600字以内②あなたが最終的に入社する企業を選択する場合、最も重要視することはどのようなことですか。その理由も含めて説明してください。600字以内参考:デロイトトーマツコンサルティングエントリーシート①では、就活生がコンサルタント職についての理解度を問うていると考えられます。「コンサルタントに必要なもの」は、この記事でも紹介した「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」を言い換えた物と考えると分かりやすいと思います。字数が600字もあるので、実際のコンサルタントの仕事イメージや、自分自身がその強みを発揮した具体的なエピソードまで踏み込んだ回答が求められます。②では、いわゆる志望動機を答える必要があります。①で回答した内容も踏まえ、コンサルタント職の特徴と就活生自身の志向がマッチしているか、仕事で成し遂げたい事をする為になぜコンサルタントが最も適しているのかを600字でまとめましょう。ここからは①、②の設問に関して、デロイトトーマツコンサルティングに内定した就活生が書いた実際のESを2人ずつ紹介していきたいと思います。まず①に関して、取り扱っていきます私が考えるコンサルタントのイメージは伴走者だ。コンサルタントは顧客である企業の今後の方針に大きな影響を与える。自社に累積した情報を活かして最善策を生み出し、業界全体に貢献することができる。顧客に寄り添いゴールまで一緒に走っていく姿を想定し、伴走者とした。コンサルタントに必要な力は以下の3点だ。【①ニーズ探求力】案件形成段階では顧客のニーズや課題が不明瞭なケースも多いと聞いている。ヒアリングや業界研究を通じてそれらを探る力が必要だ。【②周囲を巻き込む力】どんなに素晴らしい解決策であっても、自分単独で遂行することは困難かつその成果度合いは疑わしい。私は予備校のアルバイトにおいて、全国約100校中75位であった自校舎学習実績数値の改善に尽力した。私はまず自身で編み出した解決策を他のスタッフに提示し、その意義・目的を共有した。これによってチーム内に統一の意識が生まれて組織力が向上しただけでなく、数値が3位に向上という成果にも繋がった。【③あらゆる人から信頼を勝ち得る粘り強さ】信頼なくして顧客の本音や重要な情報を得ることは不可能だ。私は留学時、副専攻で得た数理の知識を活かすため経済学を専攻していた。国籍や価値観の違いを越え、自身以上の専門知識を有する教授や学生から認めて頂けたのは、地道な努力によって誠意を示したからだと感じる。上記3点が伴走者として顧客に価値を提供し続けるために必要だと考える。引用:デロイトトーマツコンサルティングエントリーシート解説デロイトトーマツコンサルティングが求める人材で紹介したように、コンサルタントとして働くには「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行までを行える」、「4.価値観や立場を異なる人と協力して成果をあげることができる」、「5.今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる」力が求められます。これら全ての点において、こちらの内定者は自身の経験をふまえて書く事が出来ています。また、予備校のアルバイトのエピソードでは、「自分で解決策を考える」→「他スタッフに意義・目的を共有」→「組織力の向上」と、結果に至るまでの方法論が記載されているため、強みの再現性をアピールする事が出来ています。参考:→自己PRを語る上で意識すべきことについての解説に加え、過去の内定者のESも載せています。自己PRを書く上での参考として参考にしてみて下さい。私が考えるコンサルタントのイメージは開拓者だ。コンサルタントはクラインアントである経営陣の意思決定に大きな影響を与える。また、時にはベストプラクティスを生み出し、業界全体に貢献することもできる。このことから新しいスタンダードを第一線で作る開拓者だと考える。コンサルタントに必要な力は、四点ある。1.ニーズを探りだす力。案件形成段階ではクライアントのニーズや課題はクリアになっていないことも多いと聞いている。ヒアリングやファクト収集を通じてニーズや課題を掘り当てる力がまずは必要不可欠だ。2.周りを巻き込む力。解決策があっても一人では最適解に辿り着くことは難しい上、実行も不可能だ。所属していた団体でも、まず解決策を提示し、メンバーの意見を聞くステップを踏むことで、積極的なコミットメントと質の高いアウトプットを引き出せた。3.信頼を得る力。信頼なくしてはクライアントの本音や重要な情報を聞き出すことはできず、良い成果物も生まれないだろう。4.未知を楽しみ成長し続ける力。既存のソリューションが通用しない課題に際して、それを成長の好機と捉え、楽しめなければ価値ある提案をひねり出すのは難しいと考える。自分が団体の運営に貢献できたのも、団体を中国人学生と立て直すという未知に際して、それを楽しめたことが大きい。上記4点が開拓者としてクライアントに価値を提供し続けるために必要だと考える。引用:デロイトトーマツコンサルティングエントリーシート解説このESでも、重視する2点目においてアウトプットを引き出すための方法論を書いています。このように、具体的な方法論に触れる事で、内定者のエピソードが一度限りではなく、入社後も発揮できる価値としてアピールする事が出来ます。また、このエピソードで表される強みが、企業が求める「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行までを行える」点と合致し、完成度の高いESとなっています。②に関しても、同様に2名分のESを取り上げていきます。私は入社する企業の選択において、自身の強みである「あらゆる状況で当事者意識を持ち、自ら考え主体的に行動する力」を活かして新たな価値を生み出すことが、その企業で可能かどうかを最重要視する。その理由は、将来自ら価値を生み出すことのできる人材となり、世の中に変革をもたらす新たな事業の創出に貢献するという夢を実現させたいからだ。大学では、ゼロからの団体立ち上げ、更に大型ライブ主催のための複数団体のグループ化・ベンチャー企業での新規事業立ち上げ、存続、拡大に向けた取り組み・塾講師・ゼミ活動と異なる環境で自身の強みを発揮して課題を解決して、関わるヒトや団体に対して新たな価値を提供にしてきたと自負している。特に、ベンチャー企業では自ら新規顧客開拓の営業を担当し、売上だけでなく、他社とアライアンスを組むことによる新たな営業戦略を立案・実行して明確な価値をもたらした。これらの取り組みから、新たな価値を提供することの困難とその魅力を実感し冒頭の夢を持った。その実現には、多くのヒトや団体と信頼関係を築き、パートナーシップを組みたいと思われるような魅力ある人材に自身がなる必要がある。そのため、若手からでも裁量を持って責任ある業務に主体的に従事でき、最大の成果・価値の提供を求められる中、常にプレッシャーとスピィーディーな成長を実感することができるコンサルティングファームに入社することが最適だと考えている。引用:デロイトトーマツコンサルティングエントリーシート解説このESでは、自身の強みを踏まえながら、将来の夢ときっかけ、そしてそれを実現するためのポイントとコンサルティングファームが最適である理由という流れで書かれています。「」でも紹介しましたが、ロジカルに志望動機を伝えるために、「①成し遂げたいこと⇒②きっかけとなる経験⇒③企業選びのポイント」といったように、ストーリーを組み立てて書くと、読みやすく説得力の高い志望動機が書く事が出来ます。また、ベンチャー企業での新しい営業戦略の立案・実行の経験は、今までに無い仕組みや企画を提案するコンサルタントとしての素養を伝えられており、自己PRとしても的確でした。参考:→志望動機をどのように伝えるかを中心に書かれた記事です。フレームワークも載せているのでESを書く際の参考にもなるかと思います。入社する企業を選択するとき最も重要視するのは、1.参謀役の役割をとれる2.日系企業の海外進出に関われることの2点だ。1を重視するのは、副代表として行った日中交流団体の立ち上げ・運営体験で「参謀役の楽しさ」を感じたからだ。立ち上げ当初から、私は情熱で皆を引っ張る先輩の想いを実行可能なプランに落とす役割を担っていた。副代表として代表を支え、全体を見渡し、必要な所を補うことで、団体が走っていくことに達成感を感じた。このことから、今後自分は、全体を見渡し、ものごとを進める立場で仕事をしていきたいと思うに至った。一方、2のような考えを持つに至ったのは、1)英国在住経験で日系企業のポテンシャルを感じ、2)北京留学でローカライズの必要性に気づき、3)日中交流団体でローカライズプロセスの楽しさを発見したからだ。英国在住時にビアードパパが繁盛する姿には驚いた。帰国後来日した友人が日本食の質の高さからインフラの利便性に至るまであらゆることに感動する姿を見て、ポテンシャルの高さに気づいた。また留学先の北京ではケンタッキーがお粥を出すなどのローカライズで成功している姿を目にし、他国のニーズへの適応の重要性を学んだ。さらに日中交流の団体では「議論を通して仲を深めたい日本人学生」と「遊びつつ仲を深めたい中国人学生」のニーズを調整するプロセスで、異なる文化を持つ相手とアウトプットを出すことの面白さを発見できた。引用:デロイトトーマツコンサルティングエントリーシート解説この内定者は重視する点を2つあげ、その理由と自身の経験がコンパクトにまとめられ、伝わりやすいESとなっています。一方で、日中交流団体でのエピソードは、価値観や立場を異なる人と協力して成果をあげる点をアピールしており、デロイトの求める人材と合致しているのですが、どのようにニーズを調整したのかについては分かりません。具体的な方法論まで踏み込めると、将来の仕事で発揮出来る強みとして効果的にアピール出来たのではないかと感じます。参考:→自己PRを語る上で意識すべきことについての解説に加え、過去の内定者のESも載せています。自己PRを書く上での参考として参考にしてみて下さい。選考について最後に、デロイトトーマツコンサルティングの選考状況に関して、選考プロセスや特徴を見ていきます。参考にしてみてください。◆選考プロセス(経営コンサルタント職)セミナー参加→ES+WEBテスト→個人面接(学生1人社員2人)→ケース面接+個人面接(学生1人社員2人)→個人面接(学生1人社員2人)→個人面接(学生1人社員1人)参考:デロイトトーマツコンサルティング本選考情報デロイトトーマツコンサルティングは、HPで毎年100名程度の採用を続けている事が明記されています。また、上に挙げたフロー以外にも、インターン参加や内定者の推薦による優遇など別ルートも存在しているようです。同社の選考の特徴が、2次でのケース面接でしょう。まず個人で与えられたお題に対して、解決策を紙に記載し、その後コンサルタントとディスカッションという形を取っているようです。ですので、自分1人でケースを解ききる論理性と、ディスカッションでどこまで自分の意見を深められるか、の2点が求められます。どちらも、他社選考のケース問題やグループディスカッションで対策出来るため、早めに慣れておく事が大事でしょう。選考フロー全体を通して人柄や素直さも重視して評価しているようですが、面接中に身近な話題をケースの題材のようにして面接官とディスカッションすることもあるようなので、普段から物事を深く考える姿勢が身に付いている学生とそうでない学生の差がここで分かれそうです。最後に今回は就活生から高い注目を集める、デロイトトーマツコンサルティングを取り上げさせていただきました。企業として長くコンサルタントを育てていくスタンスをとっている同社は、ESや選考内容からも、コンサルタントとしてやっていけるかどうかを最も重視しているように感じられます。選考では是非ご自身の熱意とこれまでやってきたことをぶつけてみてください。その際にこの記事がお役に立てたなら幸いです。また、こちらの動画ではデロイトトーマツコンサルティングの選考対策をまとめています。動画を通じて対策を進めたい方はぜひご覧ください。
- デロイト トーマツ コンサルティングのES対策!求める人材を理解して採用レベルの志望動機へ 31,096 views 上位校の就活生から絶大な人気を誇る、外資系コンサルティング業界。その中でもBIG4の一角を占めるデロイト・トーマツ・コンサルティングは、毎年多くの就活生が選考を受けます。同社は世界最大規模の会計事務所「デロイト」のグループ企業であり、世界中のメンバーファームと協力しながら、グローバルな案件を扱えることが強みです。本記事では他の就活生と自分をうまく差別化し、デロイト・トーマツ・コンサルティングの求める人材像をよく理解した上でエントリーシートを書く方策について考えていきたいと思いますので、ぜひご覧ください。【本記事のコンテンツ】・採用HPから働き方の引用(デロイト・トーマツ・コンサルティングが求める人材)・デロイト・トーマツ・コンサルティング設問・最後に・【参考】デロイト・トーマツ・コンサルティング内定者の回答・【参考】アビームコンサルティング内定者の回答・【参考】ボストン・コンサルティンググループ内定者の回答採用HPから働き方の引用(デロイト・トーマツ・コンサルティングが求める人材)デロイト・トーマツ・コンサルティングの新卒採用ホームページには、「求める人材像」というタイトルのコンテンツがありません。しかし、同社CEO・近藤氏の言葉として以下のようなメッセージが紹介されています。「自分が自分のリーダーとなって問題や課題を発見すること」現在のDTC(デロイト・トーマツ・コンサルティング)がもっとも得意とするのは、アジア新興国に進出する日系企業のサポートです。国内市場のシュリンク、さらに円高。もはや日系企業はグローバルで戦わざる得ない状況を強いられている。この流れは止まらないし、今後も海外進出は増える一方です。そうした日系企業の支えとなるのが我々の仕事です。グローバルが特別なんて意識は微塵もありません。もちろん英語くらいはできたほうがいい。ただ、我々が価値を発揮すべきなのは日本人エグゼクティブだから、日本語がしっかり話せることがまず大事です。ネイティブレベルの語学力があるにこしたことはないけれど、環境に関係なく、どんな場所でもコンサルタントの仕事ができればいい。コンサルタントの資質として、常に自分がリーダーのつもりで行動する心構えが必要です。どんな場面でも自分が自分のリーダーとなって問題や課題を発見しないと先に進めないはずなんです。誤解を恐れずに言えば、サラリーマン的なタイプには続けられない仕事ですね。チームとして結果は出しても、DTCという組織で何かを提供するわけじゃありませんから。仕事は何年目で取ってきてもらっても構わないし、自分のやりたいプロジェクトは見つけてくればいい。引用:メッセージ-デロイト・トーマツ・コンサルティング新卒採用HPここから読み取れるのは、同社においては「自ら考え働くこと」や「リーダーシップをもつこと」が強く求められているということです。外資・日経を問わずコンサルティング業界の大きな特徴として「自社の製品をもたず、社員という人材が企業を支える柱となっている」という点が挙げられます。そうした企業が自社の価値を高めていくためには、「人」が自ら積極的に行動を起こしていくべきなのではないでしょうか。また活躍の場が世界である以上、英語力はもちろんのこと、異なる価値観に対する受容力も問われているはずです。またこれらは、Unistyleの関連記事「」で紹介されている「努力して個人として成果をあげることができる」「リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を達成することができる」「価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」という強みによく関連していると思います。デロイト・トーマツ・コンサルティング設問以上で紹介した「デロイト・トーマツ・コンサルティングで求められる資質」を十分に意識した上で、エントリーシートの設問を見ていきたいと思います。◆あなたが考えるコンサルタントのイメージはどのようなものですか。また、コンサルタントに必要なものはどのようなものだと考えますか。(600字以内)◆あなたが最終的に入社する企業を選択する場合、最も重要視することはどのようなことですか。その理由も含めて説明してください。(600字以内)デロイト・トーマツ・コンサルティングのエントリーシートは目立って奇抜な設問がないこと、設問数が少ないことなどが特徴として挙げられます。ただし、1つの設問に対する制限字数が比較的長いため、しっかりとした構成を考えてから書く必要があるでしょう。採用ホームページからは、デロイト・トーマツ・コンサルティング独特の企業文化や考え方などがよく見えてきますので、自身がいかに同社の理念や働き方とマッチする人材であるかを回答の中で端的に示せれば良いと思います。一つ目の設問あなたが考えるコンサルタントのイメージはどのようなものですか。また、コンサルタントに必要なものはどのようなものだと考えますか。(600字以内)。ここでは先ほどの「デロイト・トーマツ・コンサルティングで求められている資質」をよく意識した上で、あなたのコンサルティングに対するイメージを書くべきだと思います。ただ闇雲に一般的なコンサルタントに対する印象を書き連ねるのではなく、同社に照準を合わせた上で意見を述べることでより企業研究の成果が見せられることと思います。また「コンサルタントに必要なもの」の回答に関しては正解があるわけではありませんので、まずは相手が「なるほど」と納得できるような理由付けができているかどうかを意識しましょう。この設問においては、自分の考えとそれに対する理由がきちんと述べられていることが第一だと思いますので、字数に余裕のない場合は無理に自身の経験を盛り込む必要もないでしょう。二つ目の設問あなたが最終的に入社する企業を選択する場合、最も重要視することはどのようなことですか。その理由も含めて説明してください。(600字以内)こちらの設問では「企業のどういった特徴があなた自身の長所や理想とする働き方とマッチして志望に至るのか」という点を論理的に記述するべきだと思います。その際、やはりデロイト・トーマツ・コンサルティングにおける環境や同社で求められている力を意識した上で書くことができると、より説得力が増すのではないでしょうか。企業選びのポイントを述べる設問ですので、選ぶ際の価値判断が自分のどのような経験に基づいているのかまで述べられた方が良いと思います。最後にいかがでしたでしょうか。採用ホームページの一部とエントリーシートという情報源だけからでも、これだけ企業の特徴が見えてきます。同社の設問では「志望理由」が直接問われていませんが、それでもやはりあなたの同社に対する意識を設問のどこかで見せておく方が戦略的だと思います。ここで紹介したこと以外にも企業・業界研究の材料はたくさんありますので、自身と企業の共通点をできるだけ多く見つけておけるとよいのではないでしょうか。参考:デロイト・トーマツ・コンサルティング企業研究こちらのページからデロイト・トーマツ・コンサルティングのESや選考レポートなどを見ることができます。【参考】デロイト・トーマツ・コンサルティング内定者の回答「あなたが考えるコンサルタントのイメージはどのようなものですか。また、コンサルタントに必要なものはどのようなものだと考えますか。」私が考えるコンサルタントのイメージは開拓者だ。コンサルタントはクラインアントである経営陣の意思決定に大きな影響を与える。また、時にはベストプラクティスを生み出し、業界全体に貢献することもできる。このことから新しいスタンダードを第一線で作る開拓者だと考える。コンサルタントに必要な力は、四点ある。1.ニーズを探りだす力。案件形成段階ではクライアントのニーズや課題はクリアになっていないことも多いと聞いている。ヒアリングやファクト収集を通じてニーズや課題を掘り当てる力がまずは必要不可欠だ。2.周りを巻き込む力。解決策があっても一人では最適解に辿り着くことは難しい上、実行も不可能だ。所属していた団体でも、まず解決策を提示し、メンバーの意見を聞くステップを踏むことで、積極的なコミットメントと質の高いアウトプットを引き出せた。3.信頼を得る力。信頼なくしてはクライアントの本音や重要な情報を聞き出すことはできず、良い成果物も生まれないだろう。4.未知を楽しみ成長し続ける力。既存のソリューションが通用しない課題に際して、それを成長の好機と捉え、楽しめなければ価値ある提案をひねり出すのは難しいと考える。自分が団体の運営に貢献できたのも、団体を中国人学生と立て直すという未知に際して、それを楽しめたことが大きい。上記4点が開拓者としてクライアントに価値を提供し続けるために必要だと考える。いかにもコンサルタントとしての適性がありそうな、簡潔で分かりやすいESです。この回答の良いところは、まず初めに結論を伝えた上で、そう考えた理由や根拠となるエピソードをその後に示す「結論ファースト」の話し方を取り入れているところです。実際のビジネスシーンでは、自分の言いたいことを素早く的確に、相手に伝えることが求められる機会が出てきます。結論ファーストの回答であれば、読み手にとっても、まず結論を頭の中に入れ、それをもとに原因や理由を聞くことができるので、理解しやすいと思われます。また、「コンサルタントに必要な力」の説明については、それぞれの能力が実際の仕事の中でどのように活きるのかについて言及されているところが評価できます。新卒採用ホームページの確認やOB訪問を通じて、実際のコンサルタントの働き方に対する理解を深めたのではないかと思われます。あなたが最終的に入社する企業を選択する場合、最も重要視することはどのようなことですか。その理由も含めて説明してください。私は将来世界を牽引できるビジネスマンとして活躍したいという思いがあり、入社する企業を選択する軸は3つあります。1つ目は、自分自身の限界を超えた成長ができるための環境が整っているかという軸です。特に貴社では優秀な仲間と切磋琢磨しながら、自己成長と成果を追い求めることのできる環境が整っているため、私が目指す世界的なリーダー素養を備えたビジネスマンになることができると考えています。2つ目は、企業の重要な意思決定に関与する業務に若い頃から携わることができるかという軸です。世界に対して影響力を持つコンサルティングファームの中でも、世界中に多数の活動拠点がある貴社で働くことでしか得られない貴重な経験が沢山あると考えています。3つ目は、企業がチームワークを重視しているかという軸です。主将として部を率いた際、既存の練習法に因われず、様々な工夫を凝らした経験があります。その結果、先輩後輩間の信頼がより強固なものとなり、途中退部者を誰一人として出すことはなく、全国三位という過去最高の成績を収めました。こうした経験から、チームで成果を出すことが私の特性に合っており、貴社において圧倒的な成長ができると自負しております。以上の3つの軸により、世界を率いることのできるビジネスマンとして飛躍的に成長したいと考え、貴社で働くことを強く希望しております。こちらも結論ファーストで非常に読みやすい回答です。企業選びの軸の背景にある自らの経験と、デロイト・トーマツ・コンサルティングの環境や求められている力を上手く結び付けられていると感じられます。特に、一般的なコンサルティング業界の特徴だけでなく、「世界中に多くの活動拠点を持つ」「チームワークを重視している」などのデロイト・トーマツ・コンサルティングならではの強みに言及できている部分が評価できます。一方で、この回答を読んだだけでは「そもそもなぜ『世界で活躍するビジネスマンになりたい』と考えたのか?」「この学生の考える『成長』とはどういったものなのか?」といった疑問も浮かんできます。面接準備の段階で、一つ一つの回答に対して「なぜ?」と自分自身の考えを深堀りができると良いと感じました。【参考】アビームコンサルティング内定者の回答「自分で考え行動し、結果(成果)を残した最も大きな経験を教えてください。※入学試験は除く(全角200文字以上400文字以内)」インドの日本語学校でインド人の日本語会話能力向上や日本の文化の伝達に励み、生徒の語学力向上や日本への理解の深化に貢献した。幼い頃から部活動を通じて自らの主体的な行動によって組織に価値を生み出すことにやりがいを見出しており、日本語学校でなら自らの価値を発揮できると考えたので活動を始めた。まず初めにアンケートや生徒との会話によって彼らの現状を分析。結果日本人の価値観や文化を知ること、ビジネス上での実践的な会話力をつけることが重要だと判断した。前者については日本人の価値観を示した書物や、生活様式についてのプレゼンを、知識を伝えるだけの一方的な授業にならないようにクイズ形式で行った。後者についてはインドでは教科書が不足している状況を踏まえて、ビジネス用語を集めた会話集を自ら作製することで生徒に学習する機会を提供した。結果多くの生徒に役に立ったと喜んでもらえ、彼らの日本語検定試験合格に貢献できた。インドの学生の日本語会話力の向上に取り組んだエピソードです。この内定者の回答は、アンケートや生徒との会話の中で発揮された「相手のニーズを把握する力」、自ら会話集を作成した「新たなことに積極的に挑戦するマインド」など、経験の中からコンサルタントとしての素質を示すことができています。このように、実際のコンサルタントの働き方・その中で求められるスキルを踏まえながら、エピソードを選んでみると良いと思います。もしも文字数に余裕があるならば、「取り組みを実現する上での苦労」や「活動を通じて学んだこと」についても言及してみると良いと思います。【参考】ボストン・コンサルティング・グループ内定者の回答「あなたの一番大事にしていることは何ですか?(200字)」私が一番大事にしていることは、他人の意見と自分の意見がきちんとコミュニケートできるような姿勢を常に持つことです。大学のアーチェリー部では主将を努めており、まずは私が意見を出さなければならないと常々考えていました。しかし自分の意見ばかりで部を動かしていた時、各方面から不満が出て、部の成績も芳しくないものとなってしまいました。この経験以来、人と対話してよりよいものを築こうと考えるようになりました。短い文字数の中で上手くまとめられた回答だと思います。「大切にしていること→きっかけとなる経験→学び」といった文章構成で、伝えたいことが分かりやすく述べられています。しかし、経験についてはもう少し詳細に述べる必要があるように感じられます。文字数制限のため仕方ない部分もありますが、この回答だけでは「実際にどのような不満が出てきたのか」「失敗から得た学びを次にどう活かしたのか」などのエピソードの細部が見えてきません。「他人との対話の姿勢」を大切にしている以上は、その力が入社後も活きるものであるということをアピールしなければならないと思います。そのためにも、「挫折経験をどのように乗り越えたのか」については言及しておいた方が良かったのではないでしょうか。コンサル業界の業界分析動画を紹介こちらの動画では、デロイトトーマツコンサルティングの選考対策をまとめています。動画を通じてデロイトトーマツコンサルティングの選考を進めたい方は、ぜひご覧ください。