1位はなんと50万円!?~給与が高い21卒向け有給サマーインターンランキング~

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最終更新日:2024年10月23日

1位はなんと50万円!?~給与が高い21卒向け有給サマーインターンランキング~

『就活もしながらお金を稼ぐことができたらな~』

誰しもが1度は考えたことがあるのではないでしょうか?

就活には色々とお金がかかるにも関わらず、「説明会参加、エントリーシート(以下、ESと明記)作成、面接対策」などに多くの時間を取られてしまい、中々お金を稼ぐことができません。

そのような学生にとってオススメなのが"有給サマーインターンシップ"です。

「就活をしながらお金を稼ぐこと」ができるため、まさに"一石二鳥"であると言えるでしょう。

今回はそんな就活生のために"21卒向けの有給サマーインターン"を金額順に紹介します。

また、このランキングは「時給換算」ではなく「プログラム」ごとの給与で順位を付けています。そのため、時給や日当で明示している企業に関しては、「その他有給サマーインターン」の項目に別途で記載しています。

応募締め切りが近くなっているものもありますので、そちらも確認しながらご覧ください。

※今回取り上げた企業は5/29(水)時点のものになります。中の人の調査範囲での情報となりますので、もし抜け漏れ等ありましたらこちらまでご連絡ください。

給与が高い有給サマーインターンランキング

【11位】VOYAGE GROUP :3万円(3日間)

【データドリブン開発プログラム「Adventure」】
●募集職種:エンジニア職
●開催地:VOYAGE GROUP本社(東京・渋谷)
●日程:8月17日(火)、18日(水)、19日(木)
●定員:12名程度
●応募締め切り:5月31日(金)9:30
●給与:3万円

●選考フロー:ES→面接/適性検査
●応募条件:研究、趣味、アルバイト(インターン)等でプログラミング経験がある
      ※Pythonが書ける、Webアプリの制作経験があるとなお望ましい
●その他待遇:①遠方の方は東京までの往復の交通費を上限4万円までで支給
       ②「Treasure」との両方の応募が可能
●インターンの詳細・申込みはこちら 

【10位】ビズリーチ:5万円(5日間)

【BIZREACH Intership「Issue vol.1」】
●募集職種:不明
●開催地:ビズリーチ本社
●日程:Aターム→8月21日(水)〜8月25日(日)
    Bターム→9月4日(水)〜9月8日(日) のいずれかを選択
●定員:各ターム20名程度
●応募締め切り:5/31(金)23:59 
※一次締切は既に募集終了
●給与:5万円(日給1万円)

●選考フロー:ES→個人面接(2回程度)
●応募条件:特になし
●その他待遇:関東圏外から参加の方には、規定に基づき往復交通費、期間中の宿泊費を支給する
●インターンの詳細・申込みはこちら

【9位】コロプラ: 6万円(3日間)

【事業開発・戦略立案型インターンシップ〜全国選抜30名が箱根に集結する3日間〜】
●募集職種:総合職
●開催地:株式会社コロプラ本社
     ※宿泊→コロプラの宿泊・研修施設COLONY箱根(箱根仙石原)
●日程: 9月7日(土)〜9日(月)
●定員:30名程度
●応募締め切り:6月30日(日)まで
※ 定員に達し次第、受付を終了する場合あり
●給与:6万円(2万円/日)

●選考フロー:書類選考→面接(複数回)
●応募条件:特になし
●その他待遇:①食費支給
       ②交通費全額支給
       ③遠方の方には宿泊費を全額支給
●インターンの詳細・申込みはこちら 

【8位】LINE :8万円(5日間)

【エンジニア職5daysコース】
●募集職種:エンジニア職
●開催地:LINE KYOTO
●日程:① 2019/8/19 (月) ~ 8/23 (金)
    ② 2019/8/26 (月) ~ 8/30 (金) の2日程から選択
●定員:最大15名程度
●応募締め切り:5/31(金)13:00
●給与:8万円(5日間総額)

●選考フロー:ES→webテスト→面接
●応募条件:基本的な開発経験・プログラミング経験のある方etc
●その他待遇:交通費全額支給
●インターンの詳細・申込みはこちら

【7位】コロプラ:10万円(5日間)

【高トラフィックをさばくためのエンジニアリングに挑むインターンシップ】
●募集職種:エンジニア職
●開催地:株式会社コロプラ本社
●日程:①9月2日(月)〜6日(金)
●定員:10名
●応募締め切り:6月30日(日)まで
※ 定員に達し次第、受付を終了する場合あり
●給与:10万円(2万円/日)

●選考フロー:技術テスト→面接(複数回)
●応募条件:特になし
●その他待遇:①昼食支給
       ②交通費全額支給
       ③遠方の方には宿泊費を全額支給
●インターンの詳細・申込みはこちら
【『白猫プロジェクト』ゲーム企画・第一線クリエイター陣との実践型ゲームプランニングインターンシップ】
●募集職種:ゲームプランナー
●開催地:株式会社コロプラ本社
●日程: 8月19日(月)〜23日(金)
●定員:10~15名
●応募締め切り:7月19日(金)まで
※ 定員に達し次第、受付を終了する場合あり
●給与:10万円(2万円/日)

●選考フロー:書類選考→面接(複数回)
●応募条件:特になし
●その他待遇:①昼食支給
       ②交通費全額支給
       ③遠方の方には宿泊費を全額支給
●インターンの詳細・申込みはこちら 

【7位】サイボウズ :10万円(5日間)

【Summer Internship 2019 Engineer&Designer】
●募集職種:①Webサービス開発
      ②モバイルアプリ開発
      ③UX/UIデザイン&リサーチ
      ④品質保証・セキュリティ
      ⑤クラウド基盤
●開催地:サイボウズ株式会社 東京オフィス
●日程:第1日程→8月5日(月)~9日(金)
    第2日程→8月26日(月)~30日(金)
    第3日程→9月9日(月)~13日(金)
●定員:各コース1回につき3~8名程度
●応募締め切り:第一締切→6月9日(日) 23:59
        第二締切→6月30日(日) 23:59
●給与:10万円

●選考フロー:書類選考→面接
●応募条件:選択職種に応じて必要スキル・経験あり
●その他待遇:①本選考での優遇
       ②社長または開発本部長とのランチ会を開催
       ③エンジニアとの懇親会の開催
●インターンの詳細・申込みはこちら

【7位】リクルート :10万円(5日間)

【WOW INTERNSHIP】
●募集職種:ビジネス職
●開催地:①東京→リクルート本社および近隣オフィス
     ②大阪→大阪支社もしくは近隣の会場
     ③京都→京都市内の会場
●日程:①9月9日(月)~9月13日(金):東京、大阪もしくは京都
    ②9月23日(月)〜9月27日(金):東京、大阪もしくは京都
●定員:不明
●応募締め切り:6月18日(火)13:00まで
※既に一次締切は終了
●給与:10万円(日当2万円)

●選考フロー:ES→面接
●応募条件:特になし
●その他待遇:①交通費支給
       ②遠方の参加者には宿泊費支給
●インターンの詳細・申込みはこちら
【Recruit Internship for Business-PRODUCT GROWTH-】
●募集職種:特になし
●開催地:株式会社リクルート本社、および近隣オフィス
●日程:9月16日(月)~9月20日(金)
●定員:不明
●応募締め切り:6月18日(火)13:00まで
●給与:10万円

●選考フロー:ES→面接
●応募条件:特になし
●その他待遇:①交通費支給
       ②遠方の参加者には宿泊費支給
       ③他のインターンシッププログラムとの併願も可能
●インターンの詳細・申込みはこちら

【7位】DeNA:10万円(3,4日間)

【プロダクト開発コース】
●募集職種:エンジニア
●開催地:株式会社ディー・エヌ・エー 渋谷オフィス(本社)
●日程:8月中旬の3日間
●定員:20名程度
●応募締め切り:~7月上旬
●給与:10万円

●選考フロー:書類選考→面接(複数回)
●応募条件:①汎用プログラミング言語の経験のある方
      ②ソフトウェア・エンジニアリングに関する経験もあるとなお望ましい
●その他待遇:①遠方からの参加者には、交通費・宿泊費を支給
       ②優勝チームには別途豪華賞品あり
●インターンの詳細・申込みはこちら
【新規事業立案コース】
●募集職種:ビジネス職
●開催地:株式会社ディー・エヌ・エー 渋谷オフィス(本社)
●日程:8月上旬の4日間
●定員:20名程度
●応募締め切り:~7月上旬
●給与:10万円

●選考フロー:グループ面接→GD→1dayジョブ→個別面接
●応募条件:特になし
●その他待遇:遠方からの参加者には、交通費・宿泊費を支給
●インターンの詳細・申込みはこちら
【ゲームエンジニアリングコース】
●募集職種:ゲームクリエイター職
●開催地:株式会社ディー・エヌ・エー 渋谷オフィス(本社)
●日程:8月中旬の3日間
●定員:15名程度
●応募締め切り:~7月上旬
●給与:10万円

●選考フロー:書類選考→面接(複数回) 
       ※技術レベルの確認有り
●応募条件:①汎用プログラミング言語の経験のある方
      ②ゲーム開発技術に興味関心をお持ちの方
      ③ソフトウェアエンジニアリングに関する経験もあるとなお望ましい
●その他待遇:①遠方からの参加者には、交通費・宿泊費を支給
       ②他コースとの併願も可能 
       ③優勝チームには別途賞品あり
●インターンの詳細・申込みはこちら

【3位】VOYAGE GROUP:12万円(3週間) 

【もの創り実践プログラム「Treasure」】
●募集職種:エンジニア職
●開催地:VOYAGE GROUP本社(東京・渋谷)
●日程:8月12日(月)~8月30日(金)
●定員:約30名
●応募締め切り:5月31日(金)18:00
●給与:12万円

●選考フロー:ES→面接/適性検査
●応募条件:特になし
●その他待遇:遠方の方は東京までの往復の交通費を上限4万円までで支給
●インターンの詳細・申込みはこちら

【2位】コロプラ: 20万円(10日間)

【スマホゲームの開発方法を体感する!就業型インターンシップ】
●募集職種:エンジニア職
●開催地:株式会社コロプラ本社
●日程:① 8月19日(月)〜30日(金)
    ② 9月2日(月)〜13日(金) のいずれかを選択
●定員:2~3名
●応募締め切り:7月8日(月)まで
※ 定員に達し次第、受付を終了する場合あり。

●給与:20万円(2万円/日)
●選考フロー:技術テスト→面接(複数回)
●応募条件:特になし
●その他待遇:①昼食支給
       ②交通費全額支給
       ③遠方の方には宿泊費を全額支給
●インターンの詳細・申込みはこちら

【1位】LINE:50万円(1ヶ月)

【エンジニア職就業コース】
●募集職種:開発・機械学習・セキュリティ・インフラの4領域
●開催地:東京(LINE本社)
●日程:① 2019/8/13 (火) ~ 9/13 (金)
    ② 2019/8/19 (月) ~ 9/20 (金)
    ③ 2019/8/26 (月) ~ 9/27 (金) の3日程から選択
●定員:最大20名程度
●応募締め切り:5/31(金)13:00
●給与:50万円(10万円/週)
●選考フロー:ES→webテスト→面接
●応募条件:基本的な開発経験・プログラミング経験のある方etc
●その他待遇:①交通費全額支給
       ②遠方からの参加者には滞在先を提供 
       ③有給休暇付与
●インターンの詳細・申込みはこちら
【エンジニア職就業コース】
●募集職種:開発・機械学習・インフラの4領域
●開催地:LINE Fukuoka
●日程:① 2019/8/13 (火)~ 9/13 (金)
    ② 2019/8/19 (月)~ 9/20 (金)
    ③ 2019/8/26 (月)~ 9/27 (金) の3日程から選択
●定員:最大20名程度
●応募締め切り:5/31(金)13:00
●給与:50万円(10万円/週)

●選考フロー:ES→webテスト→面接
●応募条件:基本的な開発経験・プログラミング経験のある方etc
●その他待遇:①交通費全額支給
       ②遠方からの参加者には滞在先を提供 
       ③有給休暇付与
●インターンの詳細・申込みはこちら

その他有給サマーインターン

下記のインターンは、「時給や日当」で給与が決められているものになっています。

そのため、「その他有給インターン」として、上述した「給与が高い有給サマーインターンランキング」とは別途のものとして記載させていただきます。

DeNA:時給2,500円(1ヶ月間)

【AI研究開発コース】
●募集職種:①コンピュータビジョン
      ②データサイエンス
      ③強化学習
      ④音声生成・音声変換 の4つのコースに分かれる
●開催地:株式会社ディー・エヌ・エー 渋谷オフィス(本社)
●日程:8月上旬~9月上旬の1ヶ月間
●定員:10名程度
●応募締め切り:~7月上旬
●給与:時給2,500円

●選考フロー:書類選考→面接(複数回) 
       ※技術レベルの確認有り
●応募条件:機械学習の理論に対する理解と実装経験のある方
●その他待遇:①遠方からの参加者には、交通費・宿泊費を支給
       ②他コースとの併願も可能
●インターンの詳細・申込みはこちら

リクルート:時給2,000円(1ヶ月間)

【Recruit Internship for Specialist 2019】
●募集職種:データサイエンティスト
●開催地:株式会社リクルート本社、および近隣オフィス
●日程:第1ターム→9月2日(月)〜9月27日(金)
    第2ターム→10月15日(火)〜11月20日(水)
●定員:不明
●応募締め切り:6月11日(火)13:00まで
●給与:時給2,000円

●選考フロー:ES→webテスト→面接
●応募条件:①統計学や機械学習を用いたデータ解析経験のある方 
      ②自然言語処理の知識がある方
●その他待遇:①交通費支給
       ②遠方者には個室の宿泊施設を提供
       ③データサイエンティストとの日々のランチ
       ④技術書購入費支援(上限あり)
●インターンの詳細・申込みはこちら
【Recruit Internship for Specialist 2019】
●募集職種:エンジニア職
●開催地:株式会社リクルート本社、および近隣オフィス
●日程:第1ターム→9月2日(月)〜9月27日(金)
    第2ターム→10月15日(火)〜11月20日(水)
●定員:不明
●応募締め切り:6月11日(火)13:00まで
●給与:時給2,000円

●選考フロー:ES→webテスト→面接(回数は未定)
●応募条件:①基本的な開発/プログラミング経験がある方
      ②計算機科学~アルゴリズムに関して、技術的な基礎知識と経験がある方
●その他待遇:①交通費支給
       ②遠方者には個室の宿泊施設を提供
       ③データサイエンティストとの日々のランチ
       ④技術書購入費支援(上限あり)
●インターンの詳細・申込みはこちら

野村総合研究所(NRI): 日当8,000円(5日間)

【夏季5DAYS INTERNSHIP】
●募集職種:経営コンサルティングコース
●開催地:東京オフィス
●日程:第1クール→8月1日(木)~8月7日(水)
    第2クール→8月14日(水)~8月20日(火)
    第3クール→8月22日(木)~8月28日(水)
    第4クール→9月2日(月)~9月6日(金)
    第5クール→9月9日(月)~9月13日(金) の中から一つを選択
●定員:不明
●応募締め切り:~6月19日(水)
●給与:日当→8,000円

●選考フロー:書類選考→面接/適性検査
●応募条件:特になし
●その他待遇:自宅・実家からの通勤が不可能な方には、旅費・宿泊施設(社員寮)を用意
●インターンの詳細・申込みはこちら
【夏季5DAYS INTERNSHIP】
●募集職種:ITソリューションコース
●開催地:首都圏配属クール→東京オフィス(大手町、木場など)、横浜オフィス(みなとみらい)のいずれか
     札幌配属クール→札幌開発センター
●日程:「首都圏配属クール」
    第1クール→8月5日(月)~8月9日(金)
    第2クール→8月21日(水)~8月27日(火)
    第3クール→9月9日(月)~9月13日(金)
    「札幌配属クール」
    第4クール→8月19日(月)~8月23日(金)
    第5クール→9月9日(月)~9月13日(金) の中から一つを選択
●定員:不明
●応募締め切り:~6月19日(水)
●給与:日当→8,000円

●選考フロー:書類選考→面接/適性検査
●応募条件:特になし
●その他待遇:①自宅・実家からの通勤が不可能な方には、旅費・宿泊施設(社員寮)を用意
       ②札幌クールの旅費・宿泊施設(社員寮)の提供はなし
       ③日当に関して首都圏配属クールは研修日(1日間)を除く
●インターンの詳細・申込みはこちら 

NTT研究所:日当2,000円(1ヶ月間)

【NTT夏期インターンシップ】
●募集職種:①基礎研究→アプリケーション/アプライアンス
      ②実用研究→ネットワーク/通信
      ③実用開発→デバイス/物性物理/環境
●開催地:①武蔵野研究開発センター(東京都武蔵野市)
     ②グランパークタワー(東京都港区)
     ③横須賀研究開発センター(神奈川県横須賀市)
     ④厚木研究開発センター(神奈川県厚木市)
     ⑤筑波研究開発センター(茨城県つくば市)
     ⑥NTT京阪奈ビル(京都府相楽郡)
●日程:8月上旬から9月中旬の4週間程度
●定員:テーマごとに数名
●応募締め切り:~6月10日(月)
●給与:日当(生活補助費等)2000円
※食費その他雑費は自己負担

●選考フロー:ESのみ
●応募条件:不明
●その他待遇:①遠方の方は宿泊施設を用意し、宿泊費用を支給する
       ②現住所から実習場所へ通勤可能な場合には必要な交通費のみ支給
●インターンの詳細・申込みはこちら

有給サマーインターンのメリット・デメリット

これまで「企業ごとのインターン内容」を紹介しましたが、そもそも各企業はなぜ「有給インターン」を行うのでしょうか。

それにはしっかりとした理由があります。

企業側のメリット

①本選考前に優秀な学生と接触することができる

本選考と比べ、サマーインターンに参加する学生には「優秀な学生」が多い傾向があります。

これは「周りも就活を始めたから自分も始めよう」といった学生がおらず、"就活への意識が高く、インターンに参加したいと本気で思っている"学生が多いためです。

また、有給インターンは特に倍率が高く、いわゆる"優秀層の中でもとりわけ優秀な精鋭"が参加します。

そのため、企業側は本選考前に優秀な学生と接触することができ、そのまま「その学生を採用する」可能性が高まるというわけです。

②学生とのミスマッチを防ぐことができる

有給インターンは"中長期・実務型"のものが多く、一般的なインターンに比べて「学生とより近い距離で、長い期間接する」ことができるのが特徴です。

つまり企業側としても「その学生が自社とマッチしている人物なのか」を時間を掛けて判断することができます。

そのため、企業と学生相互の理解を深めることができ、「ミスマッチ」を防げる可能性は高まるでしょう。

しかし、一方でデメリットもあります。

企業側のデメリット

①採用に繋がらなかった場合の金銭的・時間的負担が大きい

企業がわざわざお金も時間も掛けて「有給インターン」を開催する目的としては、ほぼ一つしかありません。それが"優秀な学生を採用する"ことです。

そのために多くのお金と時間を掛け、インターン内でより優秀な学生と接触しようとしています。

つまり、それだけ多くのお金と時間を掛けたのにも関わらず、優秀な学生を他企業に奪われてしまえば、「今までの労力が水の泡」になってしまうといっても過言ではありません。

言うなれば、企業側にとっての「有給インターン」は、"ハイリスク・ハイリターン"と言えます。

つまり、企業が「有給インターン」を開催するのには、"リスクを負ってでも優秀な学生を採用したい"といった背景があると言えます。

しかし、メリット・デメリットがあるのは企業だけではありません。学生も同様です。

学生側の主なメリット・デメリットは以下の通りになっています。

学生側のメリット

①お金を稼ぎながらビジネス経験を積むことができる

有給インターンは言わば"長期インターンとアルバイトのハイブリッド"と言えます。

給料に関しても一般的なアルバイトと同等、もしくはそれ以上の額をもらうことができます。その一方で、長期インターンのように実際の「実務経験」を多く積むことができます。

『お金も稼ぎたいけどインターンにも参加したい』といった就活生のニーズを一度に解決することができるインターンと言えるでしょう。

②業界・企業理解を深めることができる

有給インターンで用いられることの多い"中長期・実務型"の内容においては、圧倒的に「業界・企業理解」を深めることができます。

それは単純に「業務に掛けた時間の差」だけでなく、実際の社員と同じ、もしくは同様の実務経験を積むことができることにも起因するためです。

学生側のデメリット

①時間的拘束が厳しい

有給インターンでは基本的に「一般社員と同様の就業時間」で活動することが求められます。そのため、自身の予定を考慮した上で業務に取り組むということは中々難しいと言えるでしょう。

また、あらかじめ「日程と就業時間」を明記した上で募集している場合も多いため、元々あった予定との折り合いがつかずに断念するといったケースも珍しくはありません。

貴重な経験を積むことができる反面、しっかりと「目的意識・目標」を持って取り組まなければ"無駄な時間"を過ごしてしまう可能性もあるため、よく考えてから応募するようにしましょう。

これまでの内容をまとめると、有給インターンは"長期インターンとアルバイト双方の利点を兼ね備えて"おり、学生にとって大きなメリットがあると言えます。

しかし時間的拘束があったり、参加するまでには優秀な学生との熾烈な選考を勝ち抜かなければならないなど、良い面ばかりではありません。

「有給インターン」への参加を希望している方は、『それだけの時間を掛ける価値があるかどうか』ということをしっかりと考えた上で、選考に臨んでいただければと思います。

最後に

ここまで、"21卒向けの有給サマーインターン"を開催している企業を紹介してきました。

有給インターンは、一般的なサマーインターンと異なり、"お金を稼ぎながら貴重な実務経験ができる"ことが特徴となります。

しかし、unistyleが就活生の皆さんに最後に伝えたいことは、"どのようなインターンにしろ、しっかりと参加する目的を考えた上で取り組んでいただきたい"ということです。

今回は「給与」という面だけを切り取って紹介しましたが、インターンに参加する目的は人それぞれです。

とにかく現場社員と話したい人、多くの学生と交流したい人、知らない業界の業界研究に役立てたい人など、人それぞれ参加への理由は異なります。

インターンに参加する意味を自分自身で考え、その上で選考突破するための対策を入念に行い、"自分にとっての有意義な経験"にしていただければと思います。

最後にインターン対策に役立つunistyleの記事を載せておきますので、こちらも併せてご覧ください。

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10年間で海外売上高比率を54%まで高めた電通のM&A戦略 10年間で海外売上高比率を54%まで高めた電通のM&A戦略 2015年度12月期の電通グループの売上総利益は約7,619億円、海外売上総利益は4,140億円の54.3%と国内事業の売上高よりも大きくなっています。2006年度は海外事業の売上総利益は10%にも満たなかった中で、10年間で国内事業を抜くほどの規模にまで成長させています。この成長を牽引したのが、積極的なクロスボーダーM&Aです。今回は海外売上高比率を半分以上までに高めた電通のM&Aの歴史について見ていきます。参考:電通と博報堂とADKの事業・社風・選考比較【unistyle業界研究】海外展開戦略を打ち出した2008年3月期の経営計画電通は2007年度に発表した「今後の経営方針について」において、明確に海外展開する方針を発表しています。この年の海外事業の売上合計が全体に占める9.5%に過ぎないのですが、ここから2015年度には半分以上までに海外売上高比率が高まります。参考:電通2007年度今後の経営方針について一方で日本テレビはこの時期はまだ海外進出を明確にはしてはおらず、国内の体制強化がメインの経営課題であると認識していることが伺えます。参考:日本テレビ2007-2009年中期経営計画日本テレビもその後、国内市場の縮小という現実に目を向け、2012年には海外ビジネス推進室を設置し、海外での事業収入増加を明確に目指すことを決定していますが、2015年度の決算においてはまだ海外事業収入は全体の0.6%に過ぎません。参考:日本テレビの決算内容に見るテレビ局の海外戦略今後、積極的なM&Aや海外事業展開をすることで電通のように売上高の半分以上を占めるようになるかが注目されます。電通のクロスボーダーM&Aの主要案件前述の通り、電通は海外企業を買収することで海外売上高を高めてきました。ここでは、電通のニュースリリースより、海外M&A案件をご紹介したいと思います。かなり多くなってしまいますが参考にしてください。2007年10月:電通ホールディングスUSAによる米国アティック社及び英国アティック社の買収について2008年11月:電通ホールディングスUSAによるマックギャリー・ボウエン社(米国)の買収について2010年1月:中国最大の販促ネットワークを持つ「サントレンドグループ」と資本・業務提携に関する基本合意書を締結2010年1月:InnovationInteractive社(米国)の買収について2011年1月:インドにおける合弁主要3社の100%子会社化について2011年2月:米国ファーストボーン・マルチメディア社の買収について2011年6月:英国独立系デジタル・マーケティング・エージェンシー「ステーキ・グループ社」の買収について2012年1月:米国独立系広告代理店「MLロジャース社」の買収について2012年1月:ブラジルの独立系デジタルエージェンシー「ラブ社」の買収について2012年6月:カナダの広告会社「ボス社」買収と電通カナダとの統合について2012年8月:インドのクリエーティブ・エージェンシー「タプルート社」の株式51%取得で合意2013年1月:電通、米国の独立系PR会社「ミッチェル・コミュニケーション・グループ」を買収2013年3月:英国イージス社の買収完了と電通グループの新しい事業統括体制について2013年4月:イージス・メディアが中国のデジタルメディア・エージェンシー「北京創世奇迹广告」の株式100%取得で合意2013年4月:タイのブランド・コンサルティング会社「ブランドスケープ社」を買収2013年5月:カナダのデジタルエージェンシー「エヌ・ヴィ・アイ社」を買収2013年5月:ベルギーのブランドプロモーション会社「ニューワールド社」を買収2013年5月:ルーマニアのデジタルエージェンシー「キネクト社」を買収2013年5月:オランダのソーシャルメディア・エージェンシー「ソーシャル・エンバシー社」を買収2013年5月:インドの「ウェブチャットニー・スタジオ社」の株式80%取得で合意2013年7月:イタリアのデジタル・エージェンシー「シンプル・エージェンシー社」の株式70%を取得2013年9月:スペインの広告代理店「ワイメディア社」の株式51%とデジタルエージェンシー「ウインク社」の株式31.8%を同時に取得2013年9月:中国のデジタル・クリエーティブ・エージェンシー「トリオ社」を100%買収2013年10月:ロシアのデジタル・エージェンシー「トラフィック社」を100%買収予定2014年1月:オーストラリアの広告会社グループ「オッドフェローズ・ホールディングス」の株式51%を取得2014年1月:ポーランドのソーシャルメディア・エージェンシー「ソーシャライザー社」の株式100%を取得予定2014年2月:中国のソーシャル・クリエーティブ・エージェンシー「ベラウォム社」の株式100%取得で合意2014年2月:ドイツのデジタルマーケティング・エージェンシー「エクスプリード社」の株式100%取得2014年3月:フランスのモバイルエージェンシー「レ・モビリザーズ社」の株式100%取得で合意2014年5月:ブラジルの独立系最大規模の総合広告会社「NBS」の株式70%取得で合意2014年5月:カザフスタンの広告会社グループ「フィフティー・フォー・メディア社」の株式51%を取得で合意2014年5月:米国の総合マーケティング会社「MKTG社」の買収手続き開始の合意について2014年7月:インド最大のOOH専門の広告会社「マイルストーン社」の株式51%取得で合意2014年8月:南アフリカの広告会社「クリムゾン・ルーム社」の株式60%取得で合意2014年9月:米国の総合デジタルエージェンシー「コバリオ社」のエージェンシー部門買収で合意2014年11月:英国のモバイル・エージェンシー「フェッチ社」の株式80%取得で合意2014年12月:英国のソーシャルメディア・マネジメント・エージェンシー「テンペロ社」の株式100%取得で合意2014年12月:ブラジルのOOH専門の広告会社「OOHプラス社」の株式100%取得で合意2014年12月:米国のデジタル・マーケティング・エージェンシー「ロケット・インタラクティブ社」の株式100%取得で合意2014年12月:カナダのデジタルエージェンシー「スポーク社」の株式100%取得で合意2015年1月:インドの総合デジタルエージェンシー「WATコンサルト社」の株式100%取得で合意2015年2月:オーストラリアのクリエーティブ・エージェンシー「BWM社」の株式51%取得で合意2015年2月:オーストラリアのデジタル・クリエーティブ・エージェンシー「ソープ社」の株式51%取得で合意2015年3月:ベトナムの総合デジタルエージェンシー「エメラルド社」の株式40%取得で合意2015年3月:ギリシャのデジタルエージェンシー「マインドワークス社」の株式80%取得で合意2015年4月:ニューロサイエンス領域に強みを持つ米国のマーケットリサーチ会社「フォーブス・コンサルティング社」の株式100%取得で合意2015年4月:イスラエルのデジタルエージェンシー「アバガダ・インターネット社」の株式100%取得で合意2015年5月:米国のスポーツエージェンシー「アスリーツ・ファースト社」の持分33.3%取得で合意2015年5月:英国のコンテンツマーケティング会社「ジョン・ブラウン・メディア社」の株式85%取得で合意2015年6月:ポーランド「マーケティング・ウィザーズ社」の株式100%取得で合意2015年6月:タイのデジタルエージェンシー「フレックスメディア社」の株式51%取得で合意2015年6月:英国のEコマース専門エージェンシー「eコメラ社」の株式100%取得で合意2015年7月:シンガポールのクリエーティブエージェンシー「マンガム・ギャクシオーラ社」の株式20%を取得注目すべきは2013年に英国イージス社を買収したことです。これはM&Aの金額も4000億円と巨大で、更に本買収完了後に電通の海外M&Aは加速していきます。それまでは年間数件のM&Aだったものが、イージス社買収後には年間10件以上コンスタントに買収を行っています。それほど大きな意味を持つ買収だったことが伺えます。イージス買収後の、電通の海外事業売上高比率は下記のように推移しています。単位:百万円2013年度2014年度2015年度成長率売上高594,072676,925761,996128.27%内、国内売上高(311,416)(333,995)(348,252)111.83%内、海外売上高(282,857)(343,232)(414,066)146.39%海外売上高比率47.61%50.70%54.34%※電通IR資料より、unistyleが独自に作成海外売上高比率が2015年度には54%に達し、全体の売上高の成長も海外事業が牽引していることが見て取れます。ここまで見ると電通はM&A戦略により、見事グローバル企業の仲間入りをしていると言うことができそうです。積極的なM&Aに対する懸念の声一方で電通の積極的なクロスボーダーM&Aに懸念の声を上げる人もいます。日本企業に関わる国際間取引に詳しい弁護士のスティーブン氏は下記の記事にて電通のM&Aに対して3つの疑問を呈しています。①日本企業と海外企業が合併しただけでは、海外の競合と対等に戦えない②日本企業の海外企業に対する経営力の低さ、シナジーが疑わしい③買収金額が高すぎる参考:電通の英国企業買収に3つの疑問:日本企業の海外M&Aの陥穽海外企業を買収して利益を取り込むだけでは、確かに多額の借金をしてまで買収した意味はないといえます。総合商社においても海外企業を買収したものの、シナジー効果が薄いために苦しむという例は少なくありません。中国のCITICグループに多額の投資を行った伊藤忠商事も今後、シナジー効果創出を求められることになるでしょう。参考:伊藤忠、まだ見えぬ「相乗効果」CITICとの協業急ぐまた売上高は海外事業が牽引しているものの、営業利益率は低く、国内事業の営業利益の方が大きい構図となっています。これは海外展開を積極的に進めているNTTデータも同じ構図に陥っており、海外事業の営業利益率の低さは今後改善する必要があるでしょう。単位:百万円売上営業利益営業利益率売上高761,996160,43821.05%内、国内売上高(348,252)(90,403)25.96%内、海外売上高(414,066)(70,156)16.94%参考:野村総研・NTTデータの比較に見るSIer業界、利益率の野村総研・グローバル案件のNTTデータ【unistyle業界分析】最後にテレビ局に比べると早い段階で海外事業展開を打ち出した広告代理店の電通は既に売上規模で見るとグローバル化を果たしているといえます。一方で2013年に4000億円で買収したイージス社とのシナジー効果を生み出すのは今後の課題であり、総合商社のように海外M&Aをうまく用いて成長することができるかについては、まだまだ注視が必要といえます。ここまで電通の海外展開について見てきましたが、このようにドメスティックな日本企業も大きく変わろうとしているのが2016年現在といえます。ぜひこういった業界や企業の背景も少し考えた上で、志望する業界について考えてもらえればと思います。photobyKevinDooley 22,231 views
TOEICスコアがエントリーシートに間に合わない人が受けるべきテスト「CASEC」 TOEICスコアがエントリーシートに間に合わない人が受けるべきテスト「CASEC」 今や日本だけではビジネスが成り立たたない時代。企業側ももちろん国際感覚に優れ、語学が堪能な人材が欲しいはずでしょう。「現時点の語学力は関係ない」との人事の方の話もよく聞きますが、関係ないのであれば履歴書やESに書かせることはないはずですよね。実際、総合商社の内定者のTOEIC平均は800台後半とも言われ、世間一般の大学生からするとかなりのハイスコアであり、その能力は重視されていると言わざるを得ません。多くの人は「語学はツールであって、重要なことは人間性や仕事のスキル」と言います。確かにそうです。語学が堪能であるからといって仕事ができるとは限りませんし、結局母国語でしっかりと思考し発信できるスキルや人間性がなければ語学力など全く生きてこないでしょう。採用・入社後にも問われる語学力しかし、語学は今や社会人として避けて通ることができない必須の能力になりつつあります。例えば日本を代表する大企業TOYOTAは海外収益が全体収益の70%以上をしめています。さらにこの割合は上昇していくことでしょう。今後、より多くの社員が海外へ赴任し、社内外の交渉や商談に英語が用いられることは容易に推測できます。個人レベルにおいても、TOEIC公式サイトによると、約7割の企業が採用時にTOEICスコアを参考にすると回答しており、15.8%の企業で昇進や昇格の要件にTOEICスコアを利用しているそうです。具体的には、総合商社の丸紅は5年目までにTOEIC750の獲得を全社員に求めています。さらに、ネットサービス大手の楽天に至っては、入社時までに内定者全員にTOEIC800の獲得を義務付けています。内定ゲットだけでなく、内定後の自分のキャリアのためにも、堪能と言わないまでも意思疎通を図ることができるレベル(TOEIC800程度)の語学力は社会人として必須の条件になってくるかもしれません。最近は採用の段階でもそういった面が重視されていると私は思います。TOEICスコアが採用試験に間に合わないケースここまで読んで、冷や汗をかいている就活生の皆さん。もうTOEICスコアはエントリーシートに間に合いません。6月の試験であっても、スコアが返ってくるのは7月終わり。エントリーシートには書けません。「じゃあ空欄で出せばいいじゃん」と思ったそこのあなた。甘い。某有名就活本にも載っていましたし、筆者も就職活動を通して感じましたが、昨今の採用では「スポーツだけ頑張りました」「アルバイトだけ頑張りました」「サークルだけ頑張りました」という人材は避けられる傾向が強いように思います。グローバル化が進み、企業もどんどんビジネスの領域を広げている中で、「一点特化型」より「バランス型」の人材に需要があるためなのではないかと考えています。TOEICスコアでウソつくのはバレる可能性が高い!「じゃあウソのスコアを書けばいいじゃん」と思ったそこのあなた。絶対にやめてください。TOEICスコアを虚偽記載をする学生が一部存在するらしいのですが、そういった学生への対処のため内定後ESに書いたTOEICスコアの公式証明書を提出するケースが最近増えています(16卒の就活ではキー局や総合商社など複数の企業で内定後、証明書の提出を求めることを宣言しています)。筆者自身は15卒ですが、内定後TOEICスコアの公式証明書の提出を求められました。仮に提出がなかったとしても、即TOEICテストを内定者全員に受けさせる企業は多く、ESの記載スコアと実際のスコアの開きが大きい場合、公式証明書の提出や人事からの呼び出しを受ける場合があります。「ウソ」は就活においてもビジネスマンとしても、そして人間としても信頼を失う行為です。もし虚偽記載が発覚したならば、内定取消しもありえると思います。軽い気持ちでついたウソで人生が台無しにならないように気をつけてください。15卒の筆者の感覚ですと、大手有名企業に行きたいのであれば、学内学外活動の功績+TOEIC最低750以上は必要であると思います。前置きはこのくらいにしましょう。では今TOEICスコアを持っていない人はどうするべきでしょうか。資格の欄は普通自動車免許とだけ書いて就職活動を乗り切れるのでしょうか。TOEFLもあるが難易度が高すぎる?!打開策として一番最初に頭に浮かぶのがTOEFLです。TOEFLは試験日程が多く、10日後には結果を知ることができます。しかし、TOEFLの問題点はその難易度にあります。皆さんもご存知のようにTOEFLはアメリカ等の大学に留学する際に用いられる試験であり、Reading、ListeningのみならずWriting、Speaking能力まで求められます。失礼ですが、今までTOEICさえ受けてこなかった人では、間違いなくTOEFLでアピールできるようなハイスコアはとれないでしょうし、逆に履歴書に書けないレベルの酷いスコアをとるのがオチでしょう。また、TOEFLは受験料が230ドルと高額であり、何回も受験できるものでもありません。いつでも受けられてすぐに結果もでるCASEC!ではどうすればいいでしょうか?そこで出てくるのがCASEC(キャセック)です。皆さんご存知ですか?これは英検が基礎開発した、インターネット上でいつでもどこでも受けることができる英語テストです。大手のHISやソフトバンクグループ、鹿島建設なども社内で導入している、知る人ぞ知るテストなんです。試験はReadingとListeningのみで、難易度もそこまで高くありません(大学受験レベル)。結果はテスト終了後、即プリントアウトでき、スコアシートにはCASECスコアのみならず、TOEICの換算スコアも表示されます。しかも、価格は1回3600円とリーズナブルであり、かつ試験自体も40〜50分で終わるという超便利ツールです。この価格であれば、スコアが低くても、何回も受け直すことができますよね。「そんなテスト認知度低いから評価されないでしょ?」とツッコミを入れる人もいるかもしれませんが、私の経験上、認知度が低い分、逆に「これはすごい資格ではないか」と面接官に思わせることもできますし、例えばCASEC700(TOEIC750相当)と書けばTOEIC信者の面接官にもアピールすることができます。とりあえず空欄よりはかなりマシだと思います。ぜひ本格的な就職活動前に最後の「悪あがき」がしたい人には受験をおすすめします。最後に「別に資格なんかなくても大丈夫」と多くの人は言います。確かにそうです。ただ、あって損であるものではありません。そして、全く関係ないものを履歴書やESにわざわざ書かせないとは思いませんか?体育会系やチャラチャラしている学生が大学での活動をしつこくアピールする際に、履歴書の片隅に語学資格があればその「ギャップ」に面接官はグっとくると私は思います。新卒の就職活動は人生で一回きり。悔いが残らないように最後まで全力で「悪あがき」してほしいと思います。photobyJirkaMatousek 53,319 views
日本テレビの決算内容に見るテレビ局の海外戦略 日本テレビの決算内容に見るテレビ局の海外戦略 現在、日本では人口減少社会が足音をたてて近づいてきており、国内で成長分野を探すことが困難になりつつあります。特にマスメディアは国内唯一の成長産業と言えるインターネット分野にかなり押されており、テレビの視聴者数自体が減少しているのではないかと言われています。インターネット以外の分野では、「海外」が成長産業の一つとして認識されています。総合商社、メーカーだけでなく多くの企業が「海外」事業に注力しています。今回はマスコミの中でもテレビ業界がどのように、海外事業に取り組んでいるのか、テレビの海外事業の実態について仕事内容及び決算内容から見ていきたいと思います。テレビ局は海外事業で具体的に何をしているのか日本テレビの海外事業では、フォーマット販売と海外向けのテレビ放送の2つにわけられます。フォーマット販売とは、テレビ番組の演出方法やスタジオセットなど、番組の作り方を商品化して販売するものです。「マネーの虎」をご存知の方もいるかと思いますが、20カ国以上の海外のテレビ局に購入されて世界各国で放映されています。また海外向けのテレビ放送では、ソニーグループと共同でアジアのエンタテインメント専門チャンネル「GEM」をソニーグループと共同で運営しています。「海外ビジネス推進室」は、日本テレビの将来の成長を見据えた、海外での事業展開の足がかりとなる部署です。アジアNo.1のメディア・コンテンツ企業を目指し、世界を舞台にした新規ビジネスを企画・実行しています。特にフォーマット販売(演出方法やスタジオセットなど番組の作り方を商品化して売る)においては、10年以上前に日本テレビで放送されていた『¥マネーの虎』のフォーマット権が20か国以上のテレビ局に購入され、毎年大きな利益を日本テレビにもたらしています。また最近では、2015年10月1日よりソニー・グループと共同で専門チャンネル『GEM』をスタートさせ、香港・タイなど東南アジアで日本テレビの番組が放送されるようになりました。参考:人数の多い部署トップ3!|採用TOPICS|日テレ採用サイト一方で日本テレビの海外ビジネス推進室は2012年に設置されたばかりの新規部署でありまだまだ生まれたばかりの部署です。そのため、今後の展開についてはまだまだわからないところが多いと言えるでしょう。日本テレビの海外売上高下記は2015年度の日本テレビの事業別収入になりますが、海外事業の割合は事業全体の0.6%に過ぎません。まだまだ国内向けの放送収入や映画事業、グッズ販売などの事業に収益の大半を依存しているのが現状です。一方で、2014年度の海外事業の売上高が1,376百万円であり、20%以上の成長率で進捗しています。単位:百万円事業別収入割合放送収入248,45080.90%番組販売収入11,4423.70%事業収入44,94614.60%(内、海外事業)(1,697)0.60%不動産賃貸収入2,2370.70%合計307,075日本テレビの中期経営計画に見る海外戦略海外事業の現状はまだまだ業界の中でも小さなものではありますが、中期経営計画では明確に海外事業を収益の柱とすることが打ち出されています。【長期経営目標】・豊かな時を提供する企業・ファーストチョイス⽇テレ・事業ポートフォリオの多様化と海外展開・動画配信事業と海外事業を収益の柱にする【中期経営目標】・⼈々を豊かにするコンテンツを創造・発信する最強の制作集団・継続的成⻑を⽬指した事業の“破壊と創造”・海外における確固たるポジションの獲得・地域・個⼈に寄り添った社会貢献・働く⼈すべてが能⼒を⾼め挑戦できる環境の醸成参考:日本テレビ中期経営計画2016-2018上記は日本テレビが発表した2016-2018の中期経営計画を一部抜粋したものですが、長期および中期の経営目標のどちらにも「海外」と記されており、さらに海外事業を収益の柱にすることも明言されています。今後もこの分野に対して投資をしていくことが伺えます。次に実際に海外事業の中でもどの分野に注力していくのか見ていきましょう。海外事業では現在展開中のアジア向け専門チャンネルのGEMに注力する他、海外発のアンパンマンショップを台湾に解説するなど、海外にてグッズ販売ビジネスを展開するようです。最後に少子高齢化および人口減少社会の日本において、成長を海外や新規事業に各社求めています。テレビ事業も、インターネットが劇的に伸びている中で苦戦を強いられている中、ようやく新規事業や海外事業に注力し始めました。新規事業についてはベンチャー投資やジョイントベンチャーの設立など積極的に展開しています。今、まさに変わろうとしているテレビ局に関わるのは面白いかもしれません。photobyMilestoned 23,792 views
無内定の長期留学経験者にありがちな5つの特徴 無内定の長期留学経験者にありがちな5つの特徴 留学経験をうまくいかせず、無内定で悩んでいる人には、就職エージェントneoがオススメです。アドバイザーから、他己分析してもらいながら自分にあった就職活動の進め方や企業の決め方を客観的にアドバイスがもらえるため、内定に一歩近づけます。少しでも興味があるという方は、下記の画像をクリックしてサービスを利用してみてください。一般的に、就職市場において有利だといわれている留学経験者。特に1年以上の長期留学経験では語学力のみならず、多様な価値観に対する理解力やコミュニケーション能力の向上も期待できます。こうしたさまざまな能力が企業側に評価された結果なのではないでしょうか。しかし一方で、長期留学を経験した人の中にも「就職活動では苦労した」という話をちらほら耳にします。主に「なかなか内定を得られず就活が長期化してしまっている」「内定を得たものの、自分が納得のいく企業ではない」などというケースです。こうした状況を考えると、留学経験は必ずしも就職活動の武器になるとは限らないようです。それでは、留学経験が就活にうまく活かせない人とは、一体どのような特徴を持っているのでしょうか。筆者自身も留学・就職活動を経て、無内定の長期留学経験者にはある5つの共通項があるのではないかと考えています(自身の反省も含めて)。本コラムでは、そうした「NG留学経験者」にありがちな5つの特徴を以下にご紹介します。特に留学経験のある就活生のみなさんには、自身の就職活動と照らし合わせながら読んでいただければ良いのではないでしょうか。無内定の長期留学経験者にありがちな5つの特徴①語学力自慢だけ、中身のない就活生特に1年以上の留学を経験した就活生で見られることがあります。長期の海外経験から語学力に自信がつき、それをひけらかすことで就活を進めようとしてしまうタイプです。しかし、現実はそんなに甘くありません。短期のものや語学研修が目的のものなど留学の形態は多様化していますが、2012年度の日本全体での海外留学者数は約20万3000人にも上るといわれています。(参考:JBPress)そんな中、単純な「英語話せます自慢」で志望企業に内定をもらうことなど、ほぼ不可能だとは思いませんか?言語はツールの一つに過ぎません。採用側は「英語が話せること」よりも「英語を使って何を話せるか」の方を評価しているのです。②ことあるごとに海外では〜〜(自分の主張なし)「海外だったらこうだったのに…だから日本はよくないんだ」などと、しきりに留学先の国の状況を引き合いに出す学生も見たことがあります。しかし、こうした人に限って「自分自身の意見」を求められたときに言葉に詰まってしまうケースが多いように思いました。それでは、留学先で触れた価値観の単なる受け売りになってします。グローバルスタンダードを知ることは重要なことですが、何でもかんでも自国の否定に終始してしまうのは非生産的ですし、何よりも企業で必要とされているのは多様な価値観に触れてより熟成された「その人自身の意見」ですよね。③単に長く滞在しただけで、真剣に現地で取り組んでいないただ楽しそうだからという理由で留学し、現地で特別に目的意識もなく真剣に取り組まなかった人が陥るパターンです。面接で留学経験があると言えば、たいてい「なぜ留学しようと思ったのですか?」「留学先で特に力を入れていたことは?」「留学先での専攻はどのようなものだったのですか?」といった質問が飛んでくることはほぼ間違いありません。しかし、こうした質問が飛んできたときに急にうまく答えられなくなる留学経験者も実際にいるのです。一体何のため、何をしに留学へ行ったのでしょうか……。④現地で何を学んだのか言語化できない③とは異なり現地ではいろいろな経験をしていたとしても、それをうまく言語化できないケースです。この原因は「自己分析不足」の一言に尽きます。もっと自身の留学経験を詳細に思い返し「何を考え、何を目標に、どんなことにチャレンジしてきたのか」を具体的に話せるようにしておきましょう。これは留学経験に限りませんが、自己PRをする際に「がんばりました」に終始し、相手に自身の考えや努力をきちんと伝えられないのは非常にもったいないと思います。⑤変に自信を持ち過ぎ留学したことで良くも悪くも自信がつき、他の学生やはたまた人事部や面接官に対しても横柄な態度をとってしまっている学生を見たことがあります。自信を持つこと自体はとても良いことですが、それと態度が大きくなることは別物です。自信がある(=自分の考え・立場がしっかりとある)のなら、相手にそれを丁寧に伝えることができればベストです。また、自身過剰が根拠のない余裕に繋がってしまい「大手企業しかエントリーしない」「面接対策をせずにぶっつけ本番」などといったリスクの高い行動をとっている就活生もいたように思いました。以上が「無内定の長期留学経験者にありがちな5つの特徴」でした。筆者の周りでも留学を経験していながら内定をもらえてない、もしくは納得できない企業からの内定しかない人がいることは事実です。最後にいかがでしたでしょうか。ここまでは、留学経験が就活の仇となってしまっているパターンを5つご紹介させていただきました。しかし、そうはいっても言葉が伝わらない環境で試行錯誤、留学先で何らかの成果を上げようとした経験は就活においても評価される傾向にあります。総合商社をはじめとする人気企業の内定者には実際に留学経験者が多くいます。それは語学力そのものではなく、言葉が通じないような人とも関係を構築して成果をあげることができたことを評価されたのではないしょうか。(参考:人気企業内定者に共通する5つの強み)自身の就職活動を「NG就活」にしない対策法としては、上記でも述べているように「語学力」だけではなく「+α」の人間的魅力をアピールポイントとして磨いておくことが大切なのだと思います。留学を経験した学生のみなさんは特にこの点を意識した上で就活を進めることができればよいのではないでしょうか。photobyMartinThomas 29,859 views

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