『バカとつき合うな』堀江貴文×西野亮廣|就活生が知るべき「つき合うべきでない人」の特徴とは?

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最終更新日:2023年10月30日

『バカとつき合うな』堀江貴文×西野亮廣|就活生が知るべき「つき合うべきでない人」の特徴とは?

「あなたは今、自由ですか?」

突然失礼いたしました。unistyle編集部のせいちゃんです。この問いかけをされて、私は今は「自由です!」と言えます。ただ、そう言いきれない時の方が長かった気がします。皆さんはいかがでしょうか。

あなたは自由であるべきだ。
なのにもし、あなたがいま自由でないとしたら、その理由は簡単です。
バカと付き合っているからです。
【引用】バカとつき合うな

「バカと付き合わない」「バカにならない」

この二つの概念を押さえることは、社会人生活を前にした就活生にとっての分岐点になり得ると言えます。

著者の堀江貴文さんと西野亮廣さんが定義する「バカ」は様々で、それらがなぜ私たちを苦しめる存在になるのか、説明されています。

今回は『バカとつき合うな』を引用しながら「バカ発見力と回避力」についてお届けします。社会人になる前にこの感覚を養っておきましょう。

本選考とインターンの締め切り情報

人生の「自分の」時間に無頓着なバカ

まずは、今の私たちの「常識」たるものから脱していきましょう。私たちが当たり前に信じてきたものは実は時代錯誤が甚だしかったり、本質的でないものが多いようです。就活生にとって、これからの社会人としての時間の使い方を自らの手でデザインすることが求められます。これまでの常識は一度捨て、頭を柔らかくして考えてみてください。

①バカばっかりの環境に居座り続けるバカ

環境に従うしかないと思っている人の多くは、いまの環境以外にいる自分を想像できていない。

想像力が足りないんじゃないかと思います。想像力って、生まれ持った能力ではない。

想像できないというのは、単に情報を持っていないことにすぎない。
情報がないから、想像力もないんです。
【引用】バカとつき合うな

ある実験で、大衆の習性を表わすような実験があります。金魚を入れた水槽の真ん中にアクリル板を入れておき、途中で抜いても金魚たちはその中央から向こうに行こうとしない、というものです。

しかし、そこに他の水槽から新たに金魚を入れると彼らは自由に泳ぐため、それに続いて初めから水槽にいた金魚も自由に泳ぎ始めるそうです。

ここでいう新しく入れた金魚が「情報」であり、情報を持つ人です。「今の環境しかない」と思う人ばかり周りにいるから、想像できないのです。

②人生の配分ができないバカ

多くの人は、人生の時間を、なににどれくらい投じるかについて、主体的に選択していません。

(中略)

「自分は行きたい学校を自由に選び、働きたい会社を自由に選んで就職した。その後、自分の意志で転職を決めた。この通り、自分の人生を主体的に生きている」

そういうことではないんです。

というか、このように考えるのは、社会の詐術に典型的にはまっている人です。

【引用】バカとつき合うな
大学を出て企業に終身雇用されるというライフモデルを愚直に受け入れるなら、

小学校~大学で学校教育に16年間、それから企業に43年間。

人生の時間を仮に80年とするなら、そのうち60年近い期間、つまり人生の4分の3を、
学校と労働に明け渡す。

それ、長すぎませんか?自分で考えて納得した配分ですか?


【引用】バカとつき合うな

みなさんは就活をするにあたり、自分が何年間労働するのか考えたことがあるでしょうか。「何十年も先のことは決まってないし、、」と思う方もいるかもしれません。しかし、漠然と「親になったら子供と毎年海外旅行に行きたい」「仕事が落ち着いたら冬の間は南国で過ごしたい」等、人生においての希望は何かしらあるのではないでしょうか。それらを「叶わない空想」と考えず「実現可能な目標」として捉えることで、キャリアの選択にも影響を与えます。

例えば、「30代後半で年収1000万くらいあればいいかな」と考えていたとします。ただ、その年収での実質の生活の水準はそこまで高くありません。漠然と考えていた年収1000万を具体的にいつ達成したいのか考え、数年単位での大枠の計画に落とし込んでいくと現実的に考えることができます。

自分の人生設計を社会に委ねてしまうことはリスクを伴います。就活生である今のうちにキャリアプランと併せて考えておくべきでしょう。

③未来に縛られるバカ

なぜいい大学に入るか、大企業に就職するため。

なぜ大企業に入るか、老後に十分な退職金と年金をもらうため。老後、もっと言えば、最後に死ぬときから逆算して現在を生きるなんて、ぼくは絶対やりたくない。

(中略)

そんなのは、死に縛られた生き方です。

前に、「寿司職人になるために何年も修行するのはバカ」とツイッターで書きました。

旧態依然とした業界の、未来をエサにして、若者に時間を浪費させる体質が気に食わなかった。

3年見習いをやったら飯炊きを教えてやるって、ようは、親方が「お前の現在を犠牲にしてみせろ」と言っているわけです。飯炊きくらい初日に教えてやれよ。
【引用】バカとつき合うな

私たちは、想像以上に「自分の時間」を社会に委ねてしまっているようです。今に熱中する生き方も、自分にはないと思っている「好きなこと」も、幼い子供のときは誰しも持っていたもの。

これらは、取り戻すことができます。

その小さな一歩はやはり、「バカと付き合わない」「バカにならない」ことなのでしょうか。社会人になってから出会うであろうバカのお手本を予習しておきましょう。

なりたくない、近付きたくない!バカ4選

①我慢を美徳にしたがるバカ

日本では小学校から多くのルールのもとで同じ時間に登校し、授業を聞いて宿題をやっていました。

それらの意味を考えることなく、とにかく意味がないと思っても我慢してやることを強制されているうちに、「我慢すること自体がいいこと」だと刷り込まれてしまいます。

そのため、以下のようなことが起こってしまいます。

・我慢はいいことだと考える
・自分も我慢しているのだから、と他人にも我慢を強要してくる
・我慢してやっていることとやりたくてやっていることの境目が分からなくなる

 

我慢癖を、自分で解除していくことを意識してみてください。

そうすると、いま日常的にやっていることの中で、やりたくてやっていることと、我慢してやっていることの境界が見えてきます。

その飲み会やら定例会やら、本当に行きたくて行ってますか?

それらを腑分けして見えてきた「やりたくてやっていること」を大事にしてください。

それが、これからの時代を生きていくあなたのヒントに、助け舟になると思います。

【引用】バカとつき合うな

気づかないうちに我慢癖がついてしまっている方も多いのではないでしょうか。

以下の我慢癖チェックで当てはまる項目がある人は我慢癖の危険性が高いです。

本当にやりたくてやっているか、自分自身に問いかけてみてください。

【我慢癖チェック】
・1日のスケジュールで嫌々時間を割いていることがある
・大好きだった趣味に最近時間を取れていない
・慢性的にストレスが溜まっている
 

②自分の常識を平気で振りかざすバカ

固定概念によってそこに当てはまらないモノを排除しようとしてしまう人は多いのではないでしょうか。

例えば、「新卒はコピー取りをする」という常識が上司にあれば、コピー取りを断ると「どういうことだ!これくらいの仕事ができずに成長などない!」と憤慨するかもしれません。

ただ、「新卒はコピー取りをする」という常識はその上司が作ったものではないので、「自分もやってきたのだから、部下がやるのは当然だ。」と考えてしまうのです。

その上司にはロジックがないため、感情的になるしかない。

ロジックがないことで自分の行動も不安になり、不安だから群れてしまう。

そうすると誰が作ったのか分からない「常識」にずっと縛られてしまいます。

常識を、それがどうして成り立っているかを考えずに受け入れていくことは、怖いことです。それはつまり、知らない誰かに代わりに考えてもらうことだから。

その結果、その常識を否定されたときに、知らない誰かを勝手に代行して、怒る。

理解していないから、代弁はできないから、怒る。

自分の頭でつねに考えていないと、このように、感情さえも、知らない誰かの代わりをやっていくことになってしまうんです。

自分の感情を自分だけのものにしておくためにも、ロジックで考えていくことは大事なんです。

【引用】バカとつき合うな

就活でも、論理的思考力は非常に重要であり、対策本やセミナーでスキルアップを図る就活生も多くいます。特にグループディスカッションによる選考では、同じグループにいるメンバーによって振り回されてしまうこともあるでしょう。

グループディスカッションの際にクラッシャーと呼ばれる存在は、自分の常識内でしか物を考えていないため、感情に任せて否定的なことばかり口にしたりします。そんな時にあなたの武器になるのが、ロジックです。Unistyleではフレームワークも紹介していますので、これを参考にロジックを味方につけていきましょう。

③無自覚に人の時間を奪うバカ

「人の時間を奪うことに鈍感な人間が多すぎる。」これは、学校教育で全員均一で扱われ、同じ16年間を過ごすことが当たり前の日本の体制の弊害だと堀江さんは主張しています。

例えば、「電話は、他人の時間に割り込むものであり、集中力を途切れさせる。」これにサラリーマンで納得できない人は多いようです。

それは堀江さんや西野さんとサラリーマンの時間の捉え方の違いからくるものでした。

ようは、サラリーマンにとって、勤務時間とは、企業に奪われた時間。

サラリーマン同士が仕事の電話をかけるのは、奪われた時間同士の掛け合わせにすぎない。

(中略)

サラリーマンでも、休日の日曜日に、つまり「自分の時間」に、会社から電話がかかってきたら、さすがに嫌でしょう?

ぼくや西野くんは、365日24時間、自分の時間を生きています。ぼくに対して電話をかけることは全部、サラリーマンの休日の電話と同じなんです。

【引用】バカとつき合うな

⑤孤独を怖がるバカ

ある種の人は、孤独を恐れているのでしょう。たしかに、こういう話は世に溢れています。

「定年退職した人が、いざ自分の自由な時間を持ったときに、付き合ってくれる仲間が誰もいなかった。」それで結局、行くところがなくてずっと家にいる、みたいな。ぼくに言わせれば理由は簡単。

その人のサラリーマン時代は、会社に譲り渡した「他人の時間」の時代。

気が合うと思っていた取引先も同僚も部下も、会社という他人ありきの関係。その人間関係は「他人の時間」が終われば同時に終わるもの
だった。

それは本質的に、自分の人間関係ではなかったんです。

【引用】バカとつき合うな

「自分の時間」として生きられないと、本当の仲間や友人もできない。これから就職する私たちは、どうすればいいのでしょうか。

それは、まず「いま、本当にやりたいこと」を仕事にすることでしょう。

ただ、就活は「なしよりのあり」を選ぶものという諦めの声ばかり聞こえてくるのが現状ではないでしょうか。それは、私たちが4年制大学に通い、社会の流れによって就活する者同士で集まっているからかもしれません。

例えば、堀江さん主宰のコミュニケーションサロン「HIU(堀江貴文イノベーション大学校)」や西野さん主宰のオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」のメンバーには全く異なる価値観を持つ人たちが集まっているかもしれません。

実際に彼らがどのような考えをしているのか、西野さんの『新世界』を取り扱ったコラムでも解説していますので、そちらも併せてご覧ください。

まとめ

「バカ」のなかでも、「自分の時間」を生きずにいることで生む弊害が多くあることが分かりました。

「自分の時間」の使い方を主体的に選択しないことによる弊害

・「自分の時間=会社や学校に取られて残った時間」になる。
・未来のために我慢する「今」だらけになる
・老後も付き合える仲間ができない

他人や社会任せであることで「時間」を奪われるだけでなく、「常識」にとらわれて自分が行動を起こす自信までなくしてしまうのは、もったいないことです。

「バカと付き合わない」、「バカにならない」。本の中にはより多くの事例が載っており、自戒にもストレス発散にもなります。一緒にバカにならない術を探求していきましょう。

 

著者:せいちゃん

大学3年次よりIT系メガベンチャー企業にて半年間で1000時間のインターンを経験。19卒での就職活動の経験と「なりたい自分」になるための執筆経験を元に、unistyle編集部にてコラム執筆を担当。

恋愛コンテンツクリエイターとしてnote、Twitterを中心に毎日発信中。
【「愛してると言えるようになるまで」|Twitter@あんず飴

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、割と相反するというか……知識や経験を得るために、ある程度の期間が必要なケースが多いと思うんですが、その中でもなぜそれらを両立できるのでしょうか。仕組みというより、先ほど言ったVALUE、お客様にとって何が価値なのかを考えることが、それを両立できる秘訣だと思います。「言われたことをやる」という経験値と、「自分で考えて行動してやる」という経験値は、同じ1年でも全然密度の違う経験値です。しかし、一番業界に詳しいのはお客様です。その業種業界に介入して仕事をするとき、当事者意識をもって「お客様にしっかり聞く」ということや、「お客様側に立って考える」ことで、業界業種における経験値は大幅に短縮できます。もちろん、経験値を補うための研修や、業界の方から様々な声を聞くことは会社として行っています。一方で、当事者意識であったり、経験値の差の短縮というのは、どこまで「顧客志向」を大切にできるかという点が大きいと思います。最終面接で「大学で研究していた内容」を聞く理由とはデータへの興味関心と、相手にそれを分かりやすく伝えるという思い__就活生に向けて伝えたいメッセージはありますか。「入社までにどういうことをやっておけばいいですか?」という質問を就活生からよくもらいます。そこで私が常に言っているのは「研究論文の中のデータを、可視化してください」という話をしています。論文に使用されているデータがただの羅列になっていると、読み手が非常に理解しづらくなります。「グラフ化などで工夫をし読み手に分かりやすく伝えることを取り組んでください」、と伝えています。私は面接で、大学で研究していた内容を聞くことが多いです。研究したことがインプットされていて、それを他者にアウトプットできる力があるのかを見極めるために聞いています。当然、私にわからない研究をしている学生もいます。しかし、それを非常にわかりやすく説明できる学生がいる一方、「どうせ分からないだろう」という態度で説明する学生もいます。同じ話の内容でも、相手に対してどのように説明すればいいのかということや、自分の言いたいことだけ話すのではなく、相手に自分を知ってもらう方法を考え、それを事前に準備して面接に挑んでほしいなと思っています。__論文の書き方やその伝え方も、顧客志向に通ずるんですね。みんながガツガツ成長しなければいけないわけではないジールは若いうちから幅広い経験値を積める環境で、スピード感をもってスキルアップができる、様々なことにチャレンジできる環境だと話しましたが、一方でそのスピード感を自分で調整できるというところは、ジールの特徴でもあります。早く様々なことを習得して、チャレンジしていきたい、キャリアアップの道筋も早めていきたいという人もいれば、逆にじっくり取り組みたいという人もいると思います。そういうのも認められ、自分のキャリアを着実に作れるというのは、ジールで働く上でのもう一つの魅力なのかなと思っています。みんながキャリア開発、ガツガツ働く、という雰囲気ではない。みんなそれぞれ好きなように自分のキャリアを考えて周りの先輩や上司と相談しながらやっていくことができます。当然キャリア開発が早い人もいれば、そうじゃない人もいる。多様性を大切する文化もジールの特徴なのかもしれません。取材後記「経営情報の大衆化」をキーワードに、事業展開を進めているジール。顧客視点を第一に考え、お客様への価値提供のみならず、働く社員自身の価値の向上も目指している会社だということが伝わったのではないでしょうか。今回はDX・データ活用のトップで活躍し、ジールの取締役を務める沼田氏にお話を伺いました。そんなジールは現在24卒向けのエントリー募集を開始しています。本記事を通じて同社に興味を持った就活生は、下記の応募フォームから是非エントリーしてみてください。選考への応募はこちらから 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【ケース】ネットオークションの売上規模推定と2倍にする施策【ドリームインキュベータ面接過去問】 【ケース】ネットオークションの売上規模推定と2倍にする施策【ドリームインキュベータ面接過去問】 外資コンサル業界完全攻略記事一覧1.【業界研究】外資コンサルの仕組み・大手企業ランキング・選考対策まで一挙大公開!2.【業界研究|コンサルティング】コンサルティングとは?から選考対策までを徹底解説3.【業界研究】外資コンサル大手企業一覧まとめ4.【業界研究】外資コンサルの年収ランキングを大公開!今回はドリームインキュベーターの面接にて出題された「ネットオークションの売上規模の推定とそれを二倍にする施策」について詳しく説明したいと思います。1.前提条件の確認とアプローチ方法の選定【前提条件】ネットオークションの売上は会費と手数料の二つと考えます。会費及び手数料ともに、購入者にはかからず、出品者に対して課金するものとして計算します。手数料については購入単価×手数料率として、出品者に対して課金されるものとして計算します。【アプローチ方法】「年間市場規模=ユーザー数×会費+出品数×購入率×購入平均単価×手数料率」で求められるものとして、それぞれの要素について求めていきます。その上で、売上規模を二倍にするためにどの要素を引き上げればよいのか考えた上で施策を立案したいと思います。2.実際の計算◆年間市場規模推定「年間市場規模=①ユーザー数×②会費+③出品数×④購入率×⑤購入平均単価×⑥手数料率」として①〜⑥の要素についてそれぞれ考えていきます。①ユーザー数ユーザー数については各年代ごとのネットオークション利用率を求めることで、計算したいと思います。ネットオークションについては男女の利用率に大きな違いが見られないと考えて、純粋に人口ベースで計算するものとします。人口ベースで計算すると、合計615万人となります。11〜20歳:15万人21〜30歳:150万人31〜40歳:225万人41〜50歳:150万人51〜60歳:75万人合計:615万人②会費会費については月額制で350円と仮定する。③出品数出品数についても各年代ごとにどの程度出品するのかをベースに求めていきます。合計9,075万品となります。11〜20歳:15万人×5品/年=75万品21〜30歳:150万人×10品/年=1,500万品31〜40歳:225万人×25品/年=5,625万品41〜50歳:150万人×10品/年=1,500万品51〜60歳:75万人×5品/年=375万品合計:9,075万品④購入率購入率については、出品数の約半数が購入されるものと考え、50%とします⑤購入平均単価購入平均単価についてはざっくりと5,000円とします。⑥手数料率手数料率については、個人的な感覚としても消費税より高い手数料率が課された場合、利用しないと考え、5%とします。◆年間市場規模算出上記①〜⑥より年間市場規模=615万人×350円+9,075万品×50%×5,000円×5%=約370億円年間市場規模は370億円と推定されます。3.検証ネットオークション最大手のyahoo!のデータより、上記の試算を検証したいと思います。①コンシューマー事業(ヤフオク+ヤフーショッピング)売上高:約1,000億円上記売上高については、ショップ側のテナント出展料なども含む値のため、純粋なオークションによる売上高については、ずっと少ないと考えられるため、上記試算の370億円はそこまで遠い数字ではないことが予想されます。②ヤフーオークションのビジネスモデル手数料については下記URLの通り、落札金額の5.25%と上記設定の5%とほぼ同じ金額となっています。会費については、実際には出品手数料として、出品した段階で、出品したものの種類等に応じて課金される仕組みのようです。ヤフオク!ヘルプ③ヤフーオークションの利用者数利用者数の明確なデータはありませんでしたが、IR資料によると、年間のユニークブラウザ数が37百万ブラウザとのことです。一人のユーザーがPCブラウザ2つ、携帯ブラウザ1つの平均3つからアクセスしているとなると、ユーザー数は37百万ブラウザ÷3ブラウザ=12百万ユーザーとなります。12百万ユーザーの中には、出品せずにオークションを落札するだけのユーザーも半数いると考えると、出品ユーザーは6百万ユーザーとなりユーザー数615万人はそこまで遠い数字ではないことが予想されます。上記より大きく外れた想定ではないことが考えられます。今回のケースのように明確なデータはないものの、企業が発表している決算説明会資料や決算短信を利用することで、それぞれの数値を検証できることが多々あります。外資系金融、外資系コンサルティング、総合商社、その他企業の経営企画部に入社した場合、このようなデータを扱うことも多いので、今のうちから企業の決算資料に慣れておくことは将来の仕事のためにもなります。是非この機会に積極的に触れて、苦手意識を克服しておくようにしましょう。【ヤフーIRライブラリ】4.年間市場規模を2倍にするための施策◆アプローチ方法さて年間市場規模が求まりましたので、ここからは年間の市場規模を二倍にするための施策を考えていきたいと思います。アプローチ方法としては上記の計算式の要素のうちどの要素が一番伸ばすことができそうなのか検討した上で、施策を立案したいと思います。年間市場規模=①ユーザー数×②会費+③出品数×④購入率×⑤購入平均単価×⑥手数料率まず消去法として、②会費および⑥手数料率を上げてしまうと、①のユーザー数が減少する可能性が高く、ネットでどこまで伸ばすことができるか検証不可能なため、除外します。残った要素としては①ユーザー数、③出品数、④購入率、⑤購入平均単価になりますが、施策として二倍にする必要がありますので、③出品数および④購入率を伸ばす以上に、①ユーザー数及び⑤購入平均単価の方が大きくのばす余地がありそうなため、今回はこの二つの要素を伸ばす施策を考えたいと思います。◆アイディア考察①のユーザーについては上記では個人しか検討していませんでしたが、実際には法人もユーザーとしてカウントすることができそうです。今までは個人のみを対象にしていましたが、法人もユーザーとして考慮することで、①ユーザー数の増加だけでなく、⑤購入平均単価の上昇も見込めそうです。ここでオークションという販売形態が適しており、比較的単価の高い製品と考えると下記などが考えられます。・絵画・不動産・車・権利(ビルゲイツとの食事券)上記の中で法人が積極的にオークションで売買を行っているものと考えると、不動産取引、中でも「裁判所が行う不動産競売」については多くの法人が参加しています。不動産競売を行う裁判所が各都道府県に5つあると仮定すると、日本中で不動産競売を行う裁判所の数は約240カ所あることになります。不動産競売の年間件数を各裁判所ごとで年間50件と仮定すると、240カ所×50件=1,200件となります。不動産競売の平均単価が5,000万円と仮定すると、落札による手数料は5,000万円×1,200件×5%=250億円となります。また各都道府県の不動産競売に参加している法人数を各県20社と仮定すると、不動産競売の参加法人数は940社となります。各法人よりネットオークションの利用料を10万円徴収すると考えると94億円となります。上記落札手数料及び、法人利用料を合わせると344億円となり、現在の年間市場規模370億円とほぼ同じだけの売上アップ効果を見込むことができます。5.施策に対する検証最後に上記施策のメリット及びデメリット(実現におけるハードル)を考慮して終わりにしたいと思います。メリット:ネットオークションという形を取ることで、不動産競売という時間がかかり、認知がされないまま実態の価格と乖離した不本意な取引の成立を防止し、素早くかつ多くの人が決定するより市場価格に近い価格での取引が可能になります。デメリット:実現のハードルとしては、法的リスク及び既存利用者の反対が考えられます。最終的な施策の検証については具体的なリサーチ等は必要なく、本番の面接においては「考慮すること」に意味がある項目です。しっかりと自分が打ち立てた施策が実現可能かどうかまで考えていますよというスタンスを見せることが重要になりますので、施策を立案して終わりにすることなく、その後の検証まで行う癖をつけるようにしましょう。【ケース問題を解く上で必読の3冊】東大生が書いた問題を解く力を鍛えるケース問題ノート50の厳選フレームワークで、どんな難問もスッキリ「地図化」現役東大生が書いた地頭を鍛えるフェルミ推定ノート――「6パターン・5ステップ」でどんな難問もスラスラ解ける!過去問で鍛える地頭力外資系コンサルの面接試験問題【余裕があったら読んでおきたい+2冊】戦略コンサルティング・ファームの面接試験―難関突破のための傾向と対策ビル・ゲイツの面接試験―富士山をどう動かしますか?photocredit:toridawnrectorviaFindCC外資コンサル業界完全攻略記事一覧1.【業界研究】外資コンサルの仕組み・大手企業ランキング・選考対策まで一挙大公開!2.【業界研究|コンサルティング】コンサルティングとは?から選考対策までを徹底解説3.【業界研究】外資コンサル大手企業一覧まとめ4.【業界研究】外資コンサルの年収ランキングを大公開! 19,176 views
地方学生が就活でかかる費用は〇〇万円!就活費用を安く抑える方法5選! 地方学生が就活でかかる費用は〇〇万円!就活費用を安く抑える方法5選! インターンによって選考が有利になる企業が増加してきた事を背景に、就活生は早期から行動を開始する必要性が高まっています。それに伴って地方学生の金銭的負担も増加しています。地方学生が就活を行う際には、交通費や宿泊費など多額の費用をかけて東京の企業の説明会・面接に参加しなければなりません。そこで本記事では、地方学生が就活でかかる費用の内訳を紹介し、その中で大きなウェイトを占める交通費を地方別・移動手段別に図解します。また、就活費用を抑える方法や費用や時間を上手く工面し内定を得ることができた地方学生のアドバイスを紹介していきます。以上を参考にすることで、費用や時間的労力など地方学生にとって不利な状況を乗り越え、内定に近づいていただければと思います。本記事の構成全体の約過半数が地方学生地方学生と関東学生の就活費用格差は〇〇万円都道府県・移動手段別に交通費を推定してみよう・北海道・東北・北関東・中部・近畿・中国・四国・九州、沖縄費用を安く抑える方法5選!大手企業内定の地方学生が送るアドバイスまとめ全体の約過半数が地方学生地方学生と関東学生の比較を通じて、現状とその対策を考察していきます。まずは全体に対して地方学生がどれくらいを占めているのかを把握しましょう。政府による2019年度の学校基本調査に基づく統計によると、261万人の学生が日本全国の大学に在籍しています。関東(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)の学生数は約115万人で、東京のみで約64万人の大学生がおり、50%以上の割合を占めています。一方、関東以外の学生数は146万人です。もちろん関西では、大阪や京都など主要都市で就職活動が行われているため、大阪・京都の学生を除くと地方学生は110万人ほどになります。つまり、全体の約42%である110万人の地方学生が、費用や移動時間を工夫しながら就職活動を行う必要があります。もちろん、地元に就職する学生もいますので、就職活動で関東に来なければならない学生は110万人より少なくなると思われます。参考:e-stat政府の統計窓口|2019年度学校基本調査地方学生と関東学生の就活費用格差は〇〇万円そもそも、実際に就職活動を通じて学生はどのような点が大変だったのでしょうか。株式会社サポーターズが2019年卒業見込みの日本全国の大学生560名を対象に、就職活動に関する実態調査を実施しました。就活で大変だったこと調査によると、就職活動を通じて実際に大変だったこととして就活費用が1位にランクインしました。地方学生は就活費用だけでなく移動時間もかかるためスケジューリングも難しくなってしまいます。このように地方学生は関東圏内の学生に比べて不利な側面があるでしょう。就活でかかった費用地方・関東の学生はそれぞれ実際にどのくらい就活費用がかかっているのでしょうか。以下の図をご覧ください。関東の学生は平均約12.5万円、地方学生は平均約18.5万円でした。関東と地方の学生では、地方の学生の方が約6万円多く就活費用がかかっていることがわかります。就活費用内訳次に就活費用の内訳を見ていきましょう。以下の図をご覧ください。30%以上の就活生が交通費・宿泊費に10万円以上かかっており、金銭的負担の大きな割合を占めていることがわかります。加えて、面接の直前などで利用するカフェ等の代金も回数が多くなることでそこそこの出費になっているようです。またこの調査は、560名を対象とした調査であり実状とは異なる可能性もあります。あくまで1つの参考として活用しましょう。参考:サポーターズ|就活実態調査都道府県・移動手段別に交通費を推定してみよう多くの学生が就職活動において金銭的負担を感じていることがわかりました。特に地方学生は、関東へ向かう交通費が大きな負担となっているようです。それでは、今後本格的に始まるであろう就職活動に際してどの程度のお金を用意しておくべきなのでしょうか。都道府県・移動手段別に費用をまとめたので、自分のシチュエーションに合わせて費用を推定してみて下さい。文部科学省が発表した学校基本調査を参照に都道府県別の学校数を算出。半数の就活生が自分で交通費を工面していることから、比較的に安いルートで算出。具体的な交通費の金額は格安移動(全国の高速バス、飛行機・LCC、新幹線の最安値運賃をまとめて検索・比較できるサービス)で候補に上がった格安ルートを、移動手段別で平均値を算出。北海道東北北関東中部近畿中国四国九州・沖縄参考:HRnote|地方就活生が東京にくるまでの費用はいくら?|都道府県別で交通費を調べてみた九州、沖縄、北海道などは本州と陸続きではないため、基本的に夜行バスを使うことができません。その分交通費も高くなってしまう傾向があるようです。一方、比較的関東に近い中部地方などでは新幹線であっても相対的に費用を安く抑えることができます。費用を安く抑える方法5選!往復の交通費や宿泊費が大きな金銭的負担になっていることがわかりました。少しでも費用を節約するために、何かいい方法はないのでしょうか。ここでは、就活費用の節約方法を5つ紹介していきます。学割や早期割を活用する飛行機を使う際には学割や早期割が適応できる場合があります。以下に具体例として、航空会社が行っている割引サービスをいくつかまとめました。JAL「スカイメイト」25歳以下が対象割引率は50~60%程度事前予約不可ANA「スマートU25」25歳以下が対象割引率は50~60%程度事前予約不可スカイマーク「U21直前割」21歳以下が対象割引率は50~60%程度前日から予約可ソラシドエア「予約ができるヤング割」学生であれば年齢制限なし割引率は50%程度予約可どの航空会社も割引率は50%前後のようです。当日予約のみの航空会社もあれば予約可能な航空会社もあります。それぞれシチュエーション合わせて有効に活用しましょう。また学生証の提示が求められる可能性が高いので忘れないようにしましょう。参考:JAL|スカイメイトでお得な旅を参考:ANA|スマートU25参考:スカイマーク|U21直前割参考:ソラシドエア|予約ができるヤング割格安の移動手段を活用する格安移動手段としては主にLCCと夜行バスの2つがあります。LCCは格安ですが、「機内サービスがほとんどない」「預け入れ荷物が有料」などのデメリットもしっかり考慮しましょう。夜行バスも格安ですが、長時間の移動となってしまい体力的に辛い場合もあります。交通費を節約するあまり万全の体調で臨めなくなってしまっては本末転倒です。自分の体調とよく相談して選択しましょう。参考:LCCのメリット・デメリット|ena参考:夜行バス大全格安の宿を活用する長期滞在する場合にネックとなってくるのが宿泊費です。ただ宿泊を抑えるだけなら友人宅に泊まるのがベストです。それが難しい場合は、カプセルホテル、ネットカフェ、ホステルなど様々な選択肢が存在します。しかしこれらの環境が満足に就活できる環境とは限りません。そこで今回は宿泊を安く抑えつつ就活生にとって環境が整えられた「就活シェアハウス」という施設を紹介します。「就活シェアハウス」とはシェアハウスという形態をとっており、ドミトリーまたは個室に共用のキッチンや水回りが付帯しています。多くは1泊あたり2000円前後であり、宿泊費を安く抑えることができます。また宿泊者全員が就活生であるため交流の場として有益な情報を仕入れることもできるでしょう。部屋の形態も完全個室であったり、就活の関連する本が置いてあったりするような施設もあるようです。例えば、日本最大級の就活シェアハウスである「地方のミカタ」は、東京・新宿に拠点を置き、都内10箇所以上でシェアハウスを展開しています。就活シェアハウスは上記以外に、部屋のタイプや金額などによって様々なものが存在しています。興味がある方は以下のリンクなどを参考にしてみて下さい。参考:地方のミカタ参考:ジョーカツキャンパス面接日程を調整し交通費を浮かす近年は企業側も地方学生に配慮し、交通費を負担してくれる企業が増えています。そこで、東京に滞在し続けることで交通費を浮かせているツワモノもいるようです。しかし企業側も領収書などの提出を求める場合が多いので、一概にこの方法が可能であるとは言い切れません。オンライン面接を実施している企業や交通・宿泊費を負担してくれる企業に応募する企業によっては一次選考をオンラインで実施したり、自己PR動画によって選考する場合もあります。このような選考フローを実施している企業を狙ってインターンなどに参加することで交通費を安く抑えることができるでしょう。大手企業内定の地方学生が送るアドバイスunistyleでは、地方学生でありながら大手企業に内定した方からのアドバイスをコラム記事として掲載しています。以下はその記事から何点かのアドバイスを抜粋しました。ぜひ参考にし、次の行動に活かして下さい。井の中の蛙になるな東京には、企業の本社が多くあることから、地方に比べ企業説明会や就活生のためのイベントが頻繁に開催されています。その気になればOB・OG訪問ですぐに社会人に会うことも可能です。また、東京で就職活動をしている学生であれば当たり前に知っているイベント情報でも、地方では知る人が少ないということもよくあります。そこで注意してほしいのが「周囲の学生とうまく協力しつつ同調しないこと」「視点を東京の学生と同じ高さに持つこと」の2つです。地方の大学生は、東京の学生と比べ狭い世界で生きていて大手企業を知らずに周囲の中小企業に就職しようとする学生が多い傾向にあります。文系学生であれば、その地域の地方銀行や新聞社、テレビ局、理系学生であればニッチな産業ではシェア1位のような企業や評判がいいという理由だけの会社という考えにいきついてしまいがちです。これでは視野が非常に狭いため、東京の学生が見ているトップ企業に入ることは難しいでしょう。さらに地方学生が良い企業と思う上記の地銀の内定者の多くは、旧帝大早慶のUターン組が半分以上占めたりするという現状も待ち受けています。まずは現状を知るために都内の企業のインターン参加者と就職活動について話すことをお勧めします。東京との時間の格差:時間を惜しむな地方でインターンを行うことは珍しいかも知れません。しかし東京ではスタートアップから大手企業まで様々な企業がインターンを行っています。受け入れ制度や教育制度が整っていたり、中には給料が出るインターンもあったりします。そのため東京の学生は将来を見据えて1・2年生の頃から長期インターンに積極的に参加している人が多くいます。その中でメンターやロールモデルとなる社会人を見つけ将来のなりたい像を明確にしている学生も少なくありません。これは何もしていない人と比べるととても大きな差になります。最近では、WebやSNSを通じて、オンライン説明会や面談が開催されるなど、以前よりも地方学生が情報収集しやすい環境になっています。東京での就職活動をしようと思っている人は、早い段階から1Dayインターンシップやサマーインターンに参加してみてください。満足いく就職活動を終えた先輩を頼りまくれ当たり前ですが、地方大学の中でトップ企業に決まる学生の数は母数が少ないのは明らかです。だからこそ自分の大学や身の回りにいる優秀な先輩を見つけ、頼ってみてください。私も今の大学で満足いく結果を残した先輩方にESの添削をお願いしたり、飲みにつれていってもらったりして、自らの就職活動に対する考えのレベルを上げるように努めていました。また、就職活動中は常に将来の悩みが生まれてきます。そういったときに良き相談相手としてその先輩方にはお世話になりました。少なくとも地方大学の学生でトップ企業に内定した学生は有名大学の学生との競争に勝つ実力の持ち主です。そういった先輩の取り組み・思考は非常に良い勉強になりますので、周りにいれば恥ずかしがらず積極的にコミュニケーションをとってください。参考:情報や費用などの面で地方学生が不利であることは事実です。まずはその事実をしっかりと受け止めましょう。そして、視野を広く持ちながら時間を有効に活用しOB・OGとの繋がりを大切にしましょう。まとめ地方学生の就活における格差からその負担の大部分を占める金銭的負担の内訳について解説してきました。またそこから地方学生が取りうる対策について、また実際に地方学生でありながら大企業に内定した先輩からのアドバイスを紹介しました。地方学生が金銭的・時間的負担が相対的に多いことは事実です。しかし限られた条件の中で自身が出せる最高の結果を出すことが大切です。今回ご紹介した対策などを活用し、自分が理想としているキャリアを目指し複数内定を持ったうえで自分の意志で入社先を決められるように、悔いのない就職活動にしましょう。関連リンクまとめ・・・・ 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