「自由な服装でお越しください」って結局スーツと私服どちらが正解なのか?
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最終更新日:2025年03月13日

本記事では、就活生の悩みのタネ(?)の一つである「服装は自由です」について掘り下げてみました。
「自由な服装でお越しください」の最適解
「自由な服装」「服装自由」の場合
自由な服装でと指定された場合が悩むという就活生も多いのではないでしょうか。 この場合も基本的にはスーツで行くのが無難です。
しかし、ベンチャー企業をはじめカジュアルな社風の企業などでは「オフィスカジュアル」でも良い場合もあります。そのほか、アパレル業界など就活生の服装から個性を把握したい企業では、私服が求められる場合もあります。どのような服装で行けばよいかわからないときは、あらかじめOB・OG訪問で確認しておきましょう。
「私服」の場合
企業から「私服」でと指定された場合は、私服を着用することをおすすめします。 ビジネスにおける私服とは、「ビジネスカジュアル」を指します。
デニムやTシャツなどのカジュアルな服装は避け、オフィスカジュアルで節度ある服装を選びましょう。
ただし、アパレル業界やエンタメ業界などの場合、就活生のセンスや、企業のコンセプトとマッチするかを確認するため私服をしていることもあります。そのような場合は、企業の雰囲気にあうような服や企業のブランドの服を着用するとよいでしょう。
「カジュアルな服装」の場合
企業から「カジュアルな服装でお越しください」と指定された場合は、オフィスカジュアルな服装で行くようにしましょう。 ビジネスにおける「カジュアル」とは、「ビジネスカジュアル」のことです。
企業は、就活生がTPOに合う服装を選んでいるかを確認していると考えられます。 「カジュアル」と言われても、ビジネスの場であることを忘れず、面接の場に合う服装を選ぶよう意識しましょう。
就活時の服装の基本
「服装自由」、「私服」、「カジュアルな服装」など様々なパターンで服装を指定されることがありますが、どういったパターンでも共通する基本的な対応方法をご紹介します。
男女共通
- ジャケットとパンツが基本
【男性の場合】
黒やグレーなどの落ち着いている色味のものを選び、中のシャツもできるだけ控えめの色味に揃えるようにしましょう。
【女性の場合】
男性より自由度が高いですが、男性と同じように色味は控えめなものを選ぶようにしましょう。女性はパンツでなくてもスカートでも大丈夫です。しかしスカートを着用する際は丈に注意してください。膝丈くらいのものが望ましいと思います。 - 清潔感を意識する
せっかく良い服を着ていても、例えばシャツがしわしわであったり、毛玉がついていたりしてしまうと清潔感がないという判断をされてしまう可能性があるため、細かいところまでしっかりと確認をするように心がけてください。 - おしゃれアイテムは控える
アクセサリー自体はNGではありませんが、大きさやデザインには気をつけましょう。大きすぎないか、派手すぎないかしっかりと考えて、シンプルなものを着用するようにしてください。ダテメガネや帽子などはNGです。
男性編
●靴は革靴
オフィスカジュアルでも、靴はスーツ同様革靴が基本です。スニーカーはNGですが、ローファーも企業によって評価が分かれてしまうので、避けた方が無難です。
●かばんやベルトも革で統一
スーツや靴以外の小物も実は見られているポイントです。できるだけシンプルなものを選び、派手にならないように注意しましょう。革靴を履いている場合は、革で揃えると統一感が出て良いと思います。
女性編
●ヒールは高すぎないようにする
就活時の靴はパンプスが基本となり、ヒールの高さは一般的に約3~5センチが良いと言われています。ヒールは高すぎず、低すぎずということがポイントです。
オフィスカジュアルの例
男女別でオフィスカジュアルのコーディネート例を紹介します。
男性編
男性のオフィスカジュアルの基本は、ワイシャツにジャケット、ボトムスはスラックスやチノパンなど細身で体形に合ったものを選びます。・
トップス
無地のワイシャツを選びましょう。色は、白が無難ですが、淡...
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女性編
女性のオフィスカジュアルコーディネートも、男性と同様、ジャケットを羽織るのが基本です。・
トップス
白色で無地のブラウスやカットソーを選びましょう。 胸元が空きすぎていないシンプルなものを選びまし...
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企業側の考える自由な服装とは?
それでもスーツで行くべきなのではないか…結局のところ企業側は『自由な服装』と銘打って何を意識しているのでしょうか。企業の考える自由な服装とは?
①オフィスカジュアル(74.2%)
②スーツ(50.9...
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業界によってはスーツが不要な業界も!?
銀行員のスーツ着用は義務?
『半沢直樹』の影響からなのか、銀行員に対して「カッチリしている」「真面目」のようなイメージを抱いている人が多いようです。そのような影響(?)も合わさって「銀行員=スーツ」という印象が学生の間で確立されているように思われます。
他にも、「面接に来た子の服装・カバンはよく見ている」「面接にリュックで来ると噂される」等々銀行業界の服装の厳しさに纏わる話は、数え上げればキリがありません。
実際、筆者が参加した某金融のインターンでは服装に関する文言がなかったにも関わらず、全員がスーツにネクタイの格好で来ていたのには、「やっぱりな」と妙に納得してしまいました。
ベンチャー系やIT企業はスーツを着ない?
ベンチャー系やIT企業などに焦点を移すと違った解答が得られます。楽天やマイクロソフトなどをベンチャーと呼ぶのは些か間違っている気もしますが、外資系やIT・ベンチャー企業等などでは服装規定がない・服装規定が緩いことがほとんどです。
「クリエイティブな発想にスーツは邪魔」「スーツで仕事はダサい」など一昔前と比べると、非スーツへの抵抗感も薄くなってきている気がします。
筆者の友人でベンチャー企業で長期インターンをしている人たちも「服装は自由」と言っており、スーツで出勤している人は一人もいないとのことです。
最後に
自由な服装の最適解は企業によって異なります。そのため少しでも迷った場合は、スーツにすると良いでしょう。
服装自由という指定があったにも関わらず、スーツを着たからといって不採用になることはありません。「必ず私服で来てください」などのよほどの指定がない限り、スーツが最も無難でしょう。
企業の服装に関する規定はホームページなどを見れば分かる他、実際に働いている先輩方などに聞いてみるのも一つの手かもしれません。
採用の可否という視点で考えれば、服装は大きく合否に影響を与えることはありません。本質を見失わずに、就活をしていきましょう。