ダルい就活あるあるを回避する方法|私はこのようにして往なしました。
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最終更新日:2023年10月31日
みんな大好き就活あるある。
あるあるをまとめた記事をよく見かけますが、「わかる〜」
共感するだけで終わってしまっては意味がありません。
あるあるというだけあって、皆さんも一度は体験する可能性が高いことだと思います。
起こりうる可能性が高いのに何の対策もしないのは危険だと考えていますので、本記事では就活あるあるの状況を考察し、対応策をお伝えします。
皆さんも就活で一度は絶対に直面することになるので、
※
「今は売り手市場だからね〜」
家族やOBの方から「今は売り手市場だからね〜」と言われる機会は多いのではないでしょうか。「いや、今しか知らないし、売り手市場とか感じたことないんだけど」と心の中でツッコんでいることでしょう。
しかしニュースでは売り手市場と言われています。
実際にリクルートワークス研究所によると2019卒大卒求人倍率は1.88倍となっており、1人に対し1.88人の募集があるという状態になっています。
リーマンショック後、就職氷河期の2012卒大卒求人倍率は1.23倍であったことを考えると、かなり売り手市場になったと言えると思います。
ですが本当に就職しやすくなったのでしょうか。データを見ながら考察していきましょう。
こちらは従業員数毎の大卒有効求人倍率の比較になります。
ご覧いただければ分かる通り300人未満の中小企業の有効求人倍率が非常に高く、それによって全体の有効求人倍率が上昇しています。一方で5000人以上の大企業では有効求人倍率が低下しています。
もう一つ表を見てみましょう。
こちらは従業員数毎の大卒志望者数の比較になります。
300人未満の中小企業の志望者の割合が減少していること、5000人以上の大手企業の志望者の割合が増加していることが読み取れると思います。
これら2つの表から、
②学生の大手志向が強まり、採用倍率がより上昇した
ということが読み取れると思います。
確かに就職しやすくなったのかもしれませんが、みなさんの多くが行きたいと思うような企業に入社するハードルは上がりました。
「今は売り手市場だからね〜」と言っている人は
売り手市場=大手企業に入社しやすい
と考えていることが多いと感じています。
そしてこの言葉には「今は売り手市場だからね〜(大手企業に入れるよね??)」ということが隠れているとも思っています。
しかしこれらの表が表している通り実情は全く異なり、大手企業への入社はより困難となっています。
大手企業に入ることがどれだけ大変なことなのかわかっているのでしょうか。
無邪気に「今は売り手市場だからね〜」と言ってくる人には現実を叩きつけてあげましょう。現実を知っている就活生をイラつかせないためにも世直しだと思って叩きつけましょう。
「売り手市場だから簡単に大手に就職できると思ってるの?実情を理解した上で言ってる?今大手は超買い手市場なんだよ。何も考えず適当なこと言わないでくれ!」
現実を叩きつけるというよりもはや逆ギレですね。
もちろんこれは表に出さない方が吉がだと思いますが、オブラートに包んで「簡単に大手企業に就職できるわけじゃないんだよ」ということを優しく伝えてあげると良いのではないでしょうか。
▶今は売り手市場だが大手企業は超買い手市場
▶「今は売り手市場だからね〜」といってくる人には優しく現実を教えよう
グループ内の気まずい沈黙
僕「じ、自己紹介でもしますか・・・・??」
グループ・僕「・・・・・・」
会場に到着後、開始までグループテーブルなのに終始無言で気まずさを感じることはよくあることだと思います。他の方も気まずいと感じている(たぶん)のにだれも話そうとしません。
自己紹介でお茶を濁そうとしますが、それ以上話が広がらない。手詰まり状態です。
ワークが始まると話さざるをえないため、グループはそれなりに盛り上がります。
しかし一度休憩時間になると、無口になりスマホいじりだします。いい感じにアイスブレイクしたと思ったのに、休憩時間になるとアイスが復活。また気まずい時間を過ごします。
もはやここまでくると話してはいけないというような空気すら流れ始めます。よほどのコミュ力強者でない限りは一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
テーブルが盛り上がらないデメリットとして、選考評価が悪くなることがあると思っています。
その理由として、
②関係構築が出来ていないため気を使った議論になってしまう
などがあるでしょう。もちろん選考評価関係なく気まずい雰囲気だとそもそも楽しくないということもあると思います。
では、このようにならないための対策を考えていきましょう。
つまるところグループでの話さない原因は
②そもそも話す話題がない
の2つになると思っています。
まず①の対策を考えてみましょう。
テーブルについて時間がたつほど話しかけるきっかけがなくなり、話しづらくなると思います。
そのためテーブルについたらとりあえず話しかけるということは、その後話しやすくする有効な手段だと思っています。
②の場合は、時候の話題で乗り切りましょう。
「ハハハ、そうですね」
「知ってます?東京36℃らしいですよ」
「お互いスーツで大変ですよね」
オッサンみたいな会話ですね。
話す話題がない場合はとりあえず自己紹介をして、そこから話を広げればよいのではないでしょうか。
グループ内でそれなりに話すようになると次の問題が浮上します。
それは「話が広がらない」「話が盛り上がらない」です。
無理に話を広げようとして「どうしてそれをやろうと思ったの?」「なんでそう思った原体験は何?」など面接官のような質問をしてしまったら、そのグループはより盛り下がってしまうことでしょう。
話が広がらない・盛り上がらない場合は、無理に広げる・盛り上げようとせず相手に気持ちよく話させることが重要だと考えています。相手が気持ちよくべらべらと話してくれれば勝手にそのグループは盛り上がるはずです。
では気持ち良く話させるための方法を考えていきましょう。
こちらの記事によると上手な相槌を打つことで話を盛り上げることができるようです。
ではうまい相槌とはどのようなものでしょうか。
こちらの記事をまとめると共感を示す相槌・肯定を示す相槌を行うことで相手の話を促す事ができるようです。
つまり「共感」と「肯定」がを示すことが相手に気持ちよく話させる方法だと考えられます。
共感を表すために「わかる〜」「それな〜」を連発し、肯定を示すために「さすがですね!」「知らなかったです!」「すごいですね!」「センスが良いですね!」「そうなんですか!」と相槌を打ちましょう。
これらの言葉を使いこなせれば、気まずいグループからきっとおさらばできます。
そしてその先にある女子会・合コン感の溢れるグループにたどりつくことでしょう。
▶テーブルについたらとりあえず会話しよう
▶︎話題がないなら自己紹介
▶話を盛り上げるために「共感」と「肯定」を示そう
「〇〇なら大丈夫だって〜」
友人や先輩から言われる言葉No.1の「〇〇なら大丈夫だって〜」。
この言葉を言われた人は「がんばります」などと答えながらも、「いやそんなことないから」と心の中では思っていることでしょう。
一見よくある就活あるあるに見えますが、これは非常に危険な状態です。
なぜ危険なのかこの状況を整理していましょう。
私 →就活がうまくいかないと思っている
あなたについての認識が周囲と自分の間にギャップが発生している状況となっています。つまり自己認識と他者認識に乖離があるということです。
ではなぜこの乖離が発生しているのか考えていきましょう。
大きく3つのパターンがあります。
②自分しか認識していない弱みがある
③両者ともある
①の場合は自己分析が足らず、②の場合自己開示が足らない、③の場合はどちらも足らないということになります。
就職活動においてどちらの要素も重要であると思っています。自己分析が足らない人が就活うまくいかないのは当然ですし、自己開示が下手な人は内定をとるのに苦戦している印象があります。
「〇〇なら大丈夫だって〜」「がんばります!!」
このやりとりの背景には上記のような課題が潜在しています。しかし言われた方は心の中では「は?」と思っており、課題に気づいていません。これは非常に危険な状態にあるといえます。このままだと無い内定になる可能性もあるでしょう。
それでは「〇〇なら大丈夫だって〜」と言われたときはどのようにすればよいのでしょうか。
まずは認識の乖離が生まれている理由を明らかにしなければなりません。
つまり「〇〇なら大丈夫だって〜」と言われたら
「どうしてそう思ったの?原体験は何?」
と返しましょう。
さらに返答に対して、ナゼナゼと繰り返しましょう。深掘りを繰り返し、原因を明らかにしましょう。
明らかになった原因をもとに自分の行動を正せば、内定コレクターになれることでしょう。
▶「〇〇なら大丈夫だって〜」に対して心の中で「そんなことないって〜」と思っていたら、危険な状態
▶「〇〇なら大丈夫だって〜」と言われたら、「どうしてそう思ったの?原体験は何?」と返そう
え??お世辞で言ってる??
そんなの知りません。
最後に
ここまでお付き合いいただきまして誠にありがとうございます。
この記事を読んだからと言って就職活動の役に立つわけではありませんが、少しでも息抜きができたなら幸いです。
unistyleはみなさんの就職活動を応援しています。