「ベンチャー企業なら大手よりも成長できる」は本当か?

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最終更新日:2023年10月27日

「ベンチャー企業なら大手よりも成長できる」は本当か?

ベンチャー企業への就職を支援するサービスもかなり出てきたこともあり、新卒でベンチャーか大手かというのは考える人が増えてきたように思います。

一方で新卒で大手かベンチャーかという議論の多くは個人の主観が入りがちでなかなか建設的な議論が出来ていない印象を受けます。

今回はベンチャー企業就職にまつわる様々な考えについてじっくりと考えてみますので、新卒でベンチャーに行くか大手に行くか悩んでいる方は参考にしてみてください。

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「ベンチャーなら成長できる」は本当か?

ベンチャー企業というと「裁量権が大きく、若いうちから仕事を任せてもらえるため成長できる」というのが多くの就活生が持つイメージではないでしょうか。一方で大企業は「福利厚生や給与などは充実しているものの、仕事を任せてもらえず成長が遅い」というイメージを持っている人が多いかと思います。

何となくのイメージとして確かにベンチャー企業は猛烈に働いてプレッシャーが強く、会社自体も小さいため裁量権が大きく成長できそうな気がします。

しかし、本当に裁量権が大きいのか、本当に成長できるのかという点を考えるためには、「裁量権」や「成長」という言葉の定義が曖昧すぎて議論にならないでしょう。言葉の定義が曖昧なままだと個人それぞれの主観で「裁量権」や「成長」という言葉を定義してどちらがいいかのポジショントークを展開するだけになってしまいます。

大きな案件を任されるという意味では大手企業の方が裁量権がある?

そんなポジショントークの一例として、大企業の方が裁量権があるという例があります。

裁量権という言葉を、「金額的に大きな案件を任される」と定義すると大企業はベンチャー企業以上に裁量があるケースが多いと言えます。例えば証券会社であれば1億円規模の投資信託商品を販売するのはざらにあることですし、銀行でも数億円の融資を若手社員が一人で進めることは結構あります。商社でも数千万円規模の取引を若手にトレードの練習として任せるなんてこともあります。

大企業ほど企業体力があるため若手が失敗してもいい金額が大きく、大きい案件を任されるケースが多くあるでしょう。

このように「裁量権」という言葉の定義を、「案件の金額の大きさ」と定義すると大企業はかなり大きな案件を若手に任せていると言えます。

ベンチャーの一番の魅力はマネジメント層までの早さ

さて上記のように裁量権を定義して、大企業を推してみましたがしっくりこない方もいるでしょう。では大企業になくベンチャー企業特有の「裁量権」と言えば何があるでしょうか。

その中の一つに「部下を持つマネジメント層になるスピード」があります。この点においては、ベンチャー企業は大企業に比べて圧倒的に有利であると言えます。大企業では課長などの役職がつくのに最短でも10年、商社などでは課長になるのに20年ぐらいかかるケースも稀ではありません。

それに比べるとベンチャー企業の多くでは、早いと2年目に部下を持つマネージャーに、4年目でマネージャーになれていないと遅いなんてケースもざらにあります。サイバーエージェントでは「新卒社長」を半ば制度化しており、新卒で入社した社員に小さな会社を任せています。

少し古い話になりますが、DeNAが2012年にLINEの対抗アプリとしてリリースしてテレビCMも大々的に行ったcommも、新卒1〜3年目が中心に開発を行い、責任者も入社3年目が担当したとニュースで話題になっていました。

このように多くのベンチャー企業ではマネジメントに関わるスピードが大企業に比べて圧倒的に早いと言えます。上記の例は既に大企業の仲間入りを果たしたと言えるメガベンチャーですが、それでも例の通り若手に部下を持たせる抜擢を行っています。早く人を使うマネジメントを経験したいのであれば大企業よりもベンチャー企業が合っていると言えます。

ベンチャーのリスクは結果が出なければマネジメントに上がれないこと

上記のようにベンチャーは部下を持つまでのスピードが速いことを示しましたが、残念ながら全ての人がマネジメントに上がれるわけではなく、中途採用の社員、新卒社員の競争に勝ち、優秀だと認められた人しか上がることはできません。

大企業では良くも悪くも年功序列で、出来る人と出来ない人の差が小さく、ある程度のポジションであればそこまで出来ない人でも上がることが出来ます。もちろん年功序列神話が崩壊し、3割しか課長になれない時代が到来したと言われていますが…。

部下を早めにもちたい、マネージャーに早くなりたいと思ってベンチャーに入ったとしても誰もがなれるわけではないため覚悟を持って入社する必要はあるでしょう。

成長の定義は人それぞれ、人それぞれの部分を言語化して落とし込むのが大事

ここまで来ると、「成長」という言葉の定義も人それぞれで、言語化して落とし込まないといけないでしょう。

早くからマネジメントを学び経営層にいきたいのであればベンチャーという選択肢は悪くないと言えます。一方で「伝統的な大企業も含めて大きなプロジェクトを動かせる人材になりたい」となった場合には大企業の中で大企業の論理を学んでいくことも重要かもしれません。

インフラの輸出や大企業向けの大規模融資など大企業でなくては関わることの出来ない大きなプロジェクトが存在しておりそうした方向に成長したいという考え方もありだと思います。

多くの人が持つイメージだけで考えるのではなく、自分なりに曖昧な言葉の定義を落とし込んでいくのが大事です。そのためには様々な人の考え方に触れたり実際に働く人の話などを聞いて仕事に対する知識・考えを深める必要があるかもしれません。

最後に

仕事においても曖昧な言葉やイメージに対して一度立ち止まって考えることは非常に大事なことです。「裁量権」や「成長」など人によって定義が変わってしまう言葉については特に注意が必要です。

就職は今後の人生の中でも重要な選択の一つと言えます。その選択を自分が納得したものにするためにも、ぜひ自分の足で情報を集めて、自分なりに考えて決断して欲しいと思います。

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インターンシップの面接でよく聞かれる質問4選・答え方 インターンシップの面接でよく聞かれる質問4選・答え方 近年はインターンシップを行う企業が多くなりつつあるため意気込む方も多い一方、「よくわからないけれど、何かには参加しなければ…」と焦っている方も多いでしょう。基本的にインターンシップ選考で採用側が学生を評価する基準は本選考とあまり変わらないと考えて良いと思います。そのため、あまり深く考えず対策なしに応募したところで、インターンシップ選考を通過することは難しいでしょう。そこで本コラムでは選考過程で特に難関となる面接の対策方法を提案します。本記事のコンテンツ・1.学生時代に頑張ったことは何ですか・2.自己PRをしてください・3.インターンシップの志望動機は何ですか・4.何か質問はありますか・最後に1.学生時代に頑張ったことは何ですかこの質問はインターンシップ選考・本選考ともに、一番よく聞かれる質問といっても過言ではありません。ここで企業側が見ようとしているのは「①学生がどのような思いでその経験をしようと決意したのか、また②経験をする中でどのような課題の解決をし、③最終的に経験からどのような能力を身につけたのか」です。部活動・サークルやアルバイト、ゼミ、ボランティア、留学など、学生時代に力を入れたことは人によってさまざまですので、どんな経験を選んでも構いません。ただ、何を話すにしても共通して盛り込むべきは上記の①~③のポイントです。その際、なるべく具体的なエピソードを盛り込むと、相手にもあなた自身の経験がより鮮明に伝わるでしょう。下記のエントリーでは学生時代頑張ったことについて整理する考え方について説明しているので参考にしてください。◆内定レベルの学生時代頑張ったことが10分で書ける学生時代頑張ったことのフレームワーク→学生時代頑張ったことに関する設問についての解説記事です。評価される内容の選び方や論理的な構成にするためのフレームワークなどの実践的なテクニックが載せてありますので、ESを書く際の参考にしてみて下さい。2.自己PRをしてくださいこの質問で答えるべきことは基本的に「学生時代に頑張ったこと」と似ていますが、もう少し一般化した自分のアピールポイントを話すべきだと思います。論理の組み立て方としてはまず「あなたのアピールポイント・強み(目標に向かって努力することが出来る、どんな状況においても向上心をもっていられるなど)」を簡潔に述べてから、それをサポートする「あなた自身の具体的な経験(部活動・サークルでの経験、留学での経験など)」、最後に「その強みが志望企業でどのように役立つと考えているか」に触れると良いでしょう。ここで意識してほしいのは、あなたがアピールしている「強み」そのものは一般化した言葉にすぎないため、なるべく具体的な経験を話すことで他者との差別化を図ることです。自己PRも基本的な考え方は学生時代頑張ったことと同じですが、下記のエントリーにてまとめています。◆内定レベルの自己PRが簡単に書ける自己PRのフレームワーク→自己PRの書き方について徹底的に解説した記事です。企業が自己PRを通じて知りたいことや、評価される自己PR例、論理的な構成にするためのフレームワークなどが書かれていますのでESを書く際に参考にしてみて下さい。◆人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み→人気企業に内定する学生がエントリーシートに書いていることには一定の共通項があります。参考記事では、人気企業内定者が共通してアピールしていた企業が求めている「強み」を5つ、学生時代の経験も合わせて紹介したいと思います。3.インターンシップの志望動機は何ですかこの質問に回答する上で一番の核となるのは「企業とあなたを結びつけるポイント」を見つけるということです。インターンシップに応募した理由は人それぞれだと思いますが、特にその企業のインターンシップに魅力を感じるのは、その企業の何かがあなたの中に響いたからではありませんか?例えば、インターンシップを通じて成長したいと考え志望している人は「なぜその企業でなら成長できると思うのか」「その根拠となる自分自身の経験」を答えると良いでしょう。志望動機はなかなか他者との差別化の難しい項目ではありますが、その志望動機に至るまでの経験は一人ひとり異なっているはずです。4.何か質問はありますか面接官から一通りあなたのことを質問された後に「では、当社や今回のインターンシップについて何か質問はありますか」という一言があるケース。これは「逆質問」とも呼ばれています。こうした逆質問において「こう質問すれば選考を通過できる」という王道の質問がある訳ではありませんが、熱意のある鋭い質問が出来た場合、選考に有利に働くことは大いにあると思います。面接の前には必ず企業サイトを確認し、社風やいま志望企業が力を入れている分野などを理解してから臨みましょう。最後に以上がインターンシップの面接でよく聞かれる質問4選です。これ以外にも「最近気になるニュースは何ですか」といった質問や、面接の代わりにグループディスカッションを課す企業などもあるようです。以下の関連コラムも参考にしてみてください。◆「気になるニュースを教えてください」という設問に対する内定者の回答事例集」→この手の質問を企業がする意図や内定者の回答事例がまとめてありますので参考にしてみて下さい。◆グループディスカッションを突破する上でまず最初に鍛えるべきたった一つの力→多くの就活生が見落としがち、かつGD突破のために必ずすべきことが書いてありますので参考にしてみて下さい。この記事をお読みの皆さんもに、選考を突破しインターンシップに参加することで良い就活のスタートダッシュを切ってほしいと思います。またunistyleでは無料会員登録すると、マッキンゼー、ゴールドマンサックスなどの外資系企業のエントリーシートが全てご覧頂けるととともに、16卒就活生からのインターンシップレポートも公開しています。◆unistyleへの会員登録はこちらから本記事ではインターンシップの面接でよく聞かれる質問4選・答え方について解説してきました。こちらの動画では面接の全体像について紹介しています。ぜひご覧ください。 35,898 views
【21卒向け】夏休みに受けたい内定直結&選考優遇に繋がるサマーインターンまとめ 【21卒向け】夏休みに受けたい内定直結&選考優遇に繋がるサマーインターンまとめ 「早めに内定を獲得して、余裕を持って就活を進めていきたい」より良い就活を行うために、このように考えている就活生は多いのではないでしょうか。そこで本記事では、夏休み中に参加できる内定に直結したり、選考優遇に繋がるサマーインターンを紹介します。企業がサマーインターンを行う理由や、サマーインターンに参加するメリットを後半でお伝えするので、気になる方はぜひ読んでみてください。【掲載企業一覧】●外資系コンサル・デロイト・トーマツ・コンサルティング・PwCコンサルティング・PwCアドバイザリー・ベイン・アンド・カンパニー●外資系銀行・JPモルガン・ドイツ銀行グループ・ゴールドマン・サックス・シティグループ●外資系メーカー・P&G・ユニリーバ●国内コンサル・ドリームインキュベータ・経営共創基盤・シグマクシス●IT・GMOペイメントゲートウェイ・DeNA●金融・三菱UFJモルガン・スタンレー証券・みずほフィナンシャルグループ(みずほ銀行・みずほ信託銀行)・三井住友銀行・東京海上日動火災保険・日本生命●広告代理店・博報堂●大手石油製造・販売・出光興産●大手製薬・第一三共●夏休みにサマーインターンに参加するメリット●企業がサマーインターンを行う理由●まとめ外資系コンサルティング業界デロイト・トーマツ・コンサルティング※早期選考に繋がる締切:7/1(月)職種:夏季インターンシップ|4days大阪インターンエントリーはこちらから締切:8/16(金)12:00職種:夏季インターンシップ|1dayワークショップ【東京】エントリーはこちらから締切:7/12(金)職種:夏季インターンシップ|2daysTechnologyサマーインターンシップ【東京】エントリーはこちらから締切:7/12(金)職種:夏季インターンシップ|2daysインターンシップ【福岡】エントリーはこちらから【ES設問】◆インターン志望動機を教えてください(250字)◆学生時代に頑張ったことを教えてください)(250字)◆自分の長所・短所についてエピソードをまじえて教えてください(250字)◆困難を乗り越えた経験を教えてください。またそこから何を学びましたか(250字)■デロイト・トーマツ・コンサルティングの企業研究はこちらからPwCコンサルティング・PwCアドバイザリー※本選考に優遇される締切:7/12(金)職種:テクノロジーコンサルエントリーはこちらから【ES設問内容】◆コンサルティングファームを志望する理由を教えてください。(文字数自由)◆あなたのこれまでの人生の中で、最大のチャレンジについて教えてください。(文字数自由)◆アピールできるテクニカルスキルがあればご記入下さい。(200文字以内)◆IT戦略、サイバーセキュリティ、データアナリティクスに関係した以下いずれかのご経験があれば、概要をご記入ください。(200文字以内)■PwCコンサルティング合同会社・PwCアドバイザリー合同会社の企業研究はこちらからベイン・アンド・カンパニー※本選考直結(インターン通過後に本選考の面接あり)締切:7/10(水)職種:サマーインターンシップエントリーはこちらから【ES設問】◆あなたが目標として思い描く5年後の御自身の姿、及びそれを実現する過程で、戦略コンサルティングに興味を持ち志望した理由を教えてください。(200文字以内)◆あなたがご自身の強みを生かして問題を解決し、成果を出された経験を説明してください。(200文字以内)■ベイン・アンド・カンパニーの企業研究はこちらから外資系銀行JPモルガン※インターン特別選考あり締切:7/1(月)職種:サマー・ワークショップエントリーはこちらから【ES設問】◆あなたのアピールポイントを過去の経験を交えて具体的にご記入ください。(日本語400文字以内)■JPモルガンの企業研究はこちらからドイツ銀行グループ※本選考で優遇される締切:7/29(月)職種:SummerExperience/グローバル・マーケッツ部門エントリーはこちらから【ES設問】◆ドイツ銀行グループ、グローバル・マーケッツへの志望動機、及び希望する職種がある場合には、その理由についてお教えください。◆あなたの今までの人生、もしくは人柄を一番よく表す一単語/フレーズ(日本語か英語)は何ですか。その理由やエピソードを教えてください。◆親しい友人から見た場合の、貴方の長所と短所は何だと思いますか?表裏一体の内容ではなく、全く異なる2つの要素を使い、そう思う理由も含めて述べてください。■ドイツ銀行グループの企業研究はこちらからゴールドマン・サックス※証券部門のインターンで内定直結の可能性がある締切:7/14(日)職種:インターンシップエントリーはこちらから■ゴールドマン・サックスの企業研究はこちらからシティグループ※セールス&トレーディングでは本選考優遇、調査本部では早期選考の優遇を得られる可能性がある締切:6/30(日)職種:サマージョブ2019エントリーはこちらから【ES設問内容】◆シティグループに伝えたいことを自由に表現してください。(1000文字以下)■シティグループの企業研究はこちらから外資系メーカーP&G※インターン参加が内定の条件になる締切:7/7(日)職種:P&GJapanサマーインターンシップ2019エントリーはこちらから■P&Gの企業研究はこちらからユニリーバ※インターン参加が内定の条件になる(採用直結型)締切:6月30日(日)17:00職種:ユニリーバ・フューチャー・リーダーズ・プログラム365エントリーはこちらから■ユニリーバの企業研究はこちらから国内コンサルドリームインキュベータ※インターン通過後に本選考のジョブが行われる締切:8/30(金)職種:2021卒向DIAutumnStudy2019エントリーはこちらから【ES設問内容】◆人生で“もっとも本気で”取り組んだ活動とその詳細を教えてください(学業以外)(100文字以内)◆問1の内容について、なぜ本気で取り組もうと思ったのですか。その原動力や当時の想いを説明してください(200文字以内)◆その活動を成し遂げる上で、何を障害と感じましたか。またその障害をどのように乗り越えましたか。その中で周囲を巻き込む必要があった場合、その工夫を教えてください。(200文字以内)■ドリームインキュベータの企業研究はこちらから経営共創基盤※ジョブ内定型締切:7/1(月)職種:SummerInternshipエントリーはこちらから【ES設問】◆学生時代に力を入れたことをご記載ください。(400~600文字以内)■経営共創基盤の企業研究はこちらからシグマクシス※早期選考に繋がる締切:7/16(火)職種:サマーインターンシップエントリーはこちらから【ES設問内容】◆あなたがなりたいと思い描いている近い将来(5-10年後)のご自身の姿はどのようなものですか。(全角400文字以内)◆上記の内容を実現するにあたり、コンサルタント、特にシグマクシスを志望する理由をお書きください。(全角400文字以内)◆あなたが最も達成感を感じた出来事とその理由を具体的にお書きください。(全角400文字以内)■シグマクシスの企業研究はこちらからITGMOペイメントゲートウェイ締切:7/12(金)職種:FinTechをテーマに上場企業の経営陣に挑む「Challenge!CxO」エントリーはこちらから■GMOペイメントゲートウェイの企業研究はこちらからDeNA締切:7/1(月)職種:サマーインターンシップ|新規事業立案コースエントリーはこちらから【ES設問】◆あなたの人生の中で、情熱を注ぎ、自ら成し遂げたことは何ですか?その際に直面した困難、また、その困難をどのように解決したかについて教えてください。(上限400文字)◆学業や部活動、学外活動などで特筆すべき成果がある方は、ご記入ください。(上限400文字)◆その他アピールしたいことがある方は自由にご記入ください。(上限400文字)■DeNAの企業研究はこちらから金融三菱UFJモルガン・スタンレー証券※本選考で優遇される、リクルーターがつく締切:7/16(火)職種:営業部門インターシップエントリーはこちらから【ES設問内容】◆三菱UFJモルガン・スタンレー証券営業部門のインターンシップを志望する理由を教えてください。(400文字以下)締切:7/26(金)職種:リサーチ部門インターシップエントリーはこちらから【ES設問内容】◆弊社リサーチ部門のインターンシップを志望する理由及び最も関心のある業務を「これまでの経験」や「目指すキャリア像」等を踏まえ、教えてください。(400文字以下)◆これまでの人生で、あなたが特に頑張って取り組んだこと、それによってあなたが得た成果を教えてください。また、その際、あなたが周囲の方とどのように協力し、どのような役割を果たしたのかについても併せて教えてください。(400文字以下)締切:8/2(金)職種:投資銀行部門インターシップエントリーはこちらから【ES設問内容】◆三菱UFJモルガン・スタンレー証券投資銀行部門のインターンシップを志望する理由及び最も関心のある業務を「これまでの経験」や「目指すキャリア像」等を踏まえ、教えてください。(400文字以下)◆これまでの人生で、あなたが特に頑張って取り組んだこと、それによってあなたが得た成果を教えてください。また、その際、あなたが周囲の方とどのように協力し、どのような役割を果たしたのかについても併せて教えてください。(400文字以下)◆あなたの「10年後のなりたい姿」について教えてください。(300文字以下)■三菱UFJモルガン・スタンレー証券の企業研究はこちらからみずほフィナンシャルグループ(みずほ銀行・みずほ信託銀行)※早期内定に繋がる、リクルーターがつく締切:7/1(月)職種:理系・リアルエステート・アクチュアリーインターンシップエントリーはこちらから締切:7/1(月)職種:グローバルコーポレートファイナンスインターンシップエントリーはこちらから締切:7/1(月)職種:リテールビジネスインターンシップエントリーはこちらから【ES設問内容】本インターンシップへの応募動機を教えてください。(200文字以下)■みずほフィナンシャルグループの企業研究のこちらから三井住友銀行※優秀と評価をされた人材は、最終面接を受けるだけでよくなる締切:6/30(日)職種:4DaysInternshipProgram~大企業営業編~(B日程)エントリーはこちらから締切:6/30(日)職種:1DayInternshipProgram~社会課題解決編~エントリーはこちらから締切:6/30(日)職種:1DayInternshipProgram~個人営業編~エントリーはこちらから■三井住友銀行の企業研究はこちらから東京海上日動火災保険※本選考で優遇される締切:7/11(木)職種:TOKIOMARINEプレミアムインターシップ【関西地区(大阪)3DAYS】エントリーはこちらから締切:7/22(月)職種:TOKIOMARINEプレミアムインターシップ【東海北陸地区(名古屋)5days】エントリーはこちらから締切:7/31(水)職種:TOKIOMARINEプレミアムインターシップ【東北地区(仙台)5days】【中国四国地区(広島)5DAYS】【九州地区(福岡)5DAYS】エントリーはこちらから締切:8/5(月)職種:TOKIOMARINEプレミアムインターシップ【北海道地区(札幌)3days】エントリーはこちらから締切:7/1(月)職種:TOKIOMARINEプレミアムインターシップ【関東地区(東京)3days】エントリーはこちらから【ES設問内容】◆あなたが学生時代に最も力を入れて取り組まれたことは何ですか?役割、人数等具体的なイメージができるように内容を教えてください。(150文字以下)◆その取り組みの中で気付いたことを自由にお書きください。(200文字以下)■東京海上日動火災保険の企業研究はこちらから日本生命※本選考で優遇される締切:6/28(金)職種:グループワーク型インターンシップ(ファイナンシャルプランニングコース)エントリーはこちらから締切:6/28(金)職種:職場受入型インターンシップ(3次締切)エントリーはこちらから■日本生命の企業研究はこちらから大手広告代理店博報堂※早期選考に繋がる可能性がある締切:7月10日(水)職種:5日間の体験型インターンシップエントリーはこちらから■博報堂の企業研究はこちらから大手石油製造・販売出光興産※インターンで優秀と判断されると1次面接免除の優遇を受けられる締切:6月28日(金)職種:①製油所・工場の生産技術&プロセス検討②高機能材の研究・商品開発※出光ブランドの潤滑油③高機能材の技術営業※出光ブランドの潤滑油④機能材料の研究・商品開発⑤シェルブランド潤滑油を扱う技術営業の仕事体験※シェルルブリカンツジャパン㈱⑥シェルブランド潤滑油を扱う技術研究所の研究開発業務体験※シェルルブリカンツジャパン㈱エントリーはこちらから■出光興産の企業研究はこちらから大手製薬第一三共※インターンで優秀と判断されると、最終面接だけで内定が出る可能性がある締切:6月28日(金)職種:MR職インターンシップ(文理系対象)エントリーはこちらから【ES設問内容】◆当社・MR職インターンシップに参加を希望する理由・目的をご記入ください。(300文字以下)◆あなたが学生時代(大学以降)に、最も力を入れて取り組んだこと(目標、結果、内容)について教えてください。1.目標としていたことやそのような目標とした理由を簡潔にご記入ください。(150文字以下)2.その結果を簡潔にご記入ください。(100文字以下)3.結果に至るまでの取組み内容について、ご記入ください。(400文字以下)(特に大変であったこと、自分なりに工夫したこと、他者と協力したこと等)■第一三共株式会社の企業研究はこちらから夏休みにサマーインターンに参加するメリット夏休みにサマーインターンに参加することで、「授業を気にせずインターンに参加できる」「関東に住んでいない就活生の場合東京で開催されるインターンに参加できる」といったメリットがありますが、他にも様々なメリットがあります。内定が出る企業によっては、サマーインターンに参加した就活生の中で優秀な学生に内定を出すところもあります。というのも、企業はインターンや選考に多額の資金を投じています。それは優秀な学生に会うため、欲しい人材の目星をつけるためといった理由があるからです。そのため、これから先の伸びしろを感じた就活生には内々定を出すといった行動を取ります。選考に直結するインターンに参加して内定がもらえなくても、インターン非参加者よりも有利に選考を進められることがあります。「このインターンは選考には一切関係ありません」と記述があっても、先程述べたように、優秀な学生と少しでも出会うために膨大な予算をかけてインターンを開催しています。そのため、選考に関係ないと言い切ってしまうことは出来ません。インターンで社員とコンタクトが取れていれば、OB訪問させてもらえたり、インターンに参加した就活生のみ特別フローとして選考の一部が免除されたり、リクルーターがついたりすることもあります。本選考に向けた実践経験が積めるインターンの選考で落ちてしまい、インターンに参加出来なくても落ち込む必要はありません。落ちたことで、自分に何が足りなかったか知ることができ、本選考に向けた選考対策が具体的にできるようになります。内定直結型でない場合は、インターン選考で落ちた企業にもう一度本選考でリベンジすることができます。もう一度自己分析や企業分析を行って本選考に臨みましょう。向き不向きがわかるサマーインターンでは、入社後の実際の業務に即した内容をワークで行うことが多くあり、実際のワークを通して、本やネットで得た情報だけでは分からないことまで知ることが出来ます。また、実際に社員や参加している就活生に合うことで、どんな人が多いのか傾向を知ることが出来ます。もし集まった人たちが合わないと感じた場合、企業もしくは業界が合わない可能性もあります。自分の納得の行く答えを出すために参加することも重要です。企業がサマーインターンを行う理由サマーインターンを行うことで、就活生だけでなく企業にもメリットがあります。優秀な学生に早めに接触できる企業は就活の早期化と経団連スケジュールによるジレンマを抱えています。就活の早期化に伴い、就活生の動きが年々早まっているのに対し、経団連に属している日系企業の多くは就活のスタート時期を定められ、なかなか自由に動けないという現状があります。それに加え、経団連に属していない外資やベンチャー企業に優秀な学生を先に取られてしまうことを危惧して、サマーインターンで優秀な就活生を集め内々定を出し早めの接触を図ろうとしています。ポテンシャルを見るサマーインターンは秋冬に比べ、内定を出すまでに時間的余裕があります。そのためインターン内容自体を仕事に寄せ、就活生主体でワークを行うことによって、業務遂行力を見ることができ、地頭の良さ、ポテンシャルの高さを測ることができます。そのため、優秀な学生を見極めるのにサマーインターンは最適です。まとめ夏休みに行われるサマーインターンでも選考自体は6月から開始されているものもあります。今回紹介した企業は締切が7月になっているので、まだエントリーは間に合います。内定を早めに1つでも獲得できていると、余裕を持ってその後の就職活動に臨むことが出来ます。外資系企業の内定は、その倍率や難易度の高さから他企業へのアピールにも繋がるので、早めに獲得しておいて損はありません。積極的にインターンにチャレンジしてみてください。関連記事・・・・ 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就職活動の結果に納得できない学生がやるべきこと 就職活動の結果に納得できない学生がやるべきこと はじめに初めまして。私は19卒で就活をし、現在は社会人として働いています。私は就活当時、複数の企業から内定は頂けたものの、第一志望の業界の内定を獲得することはできませんでした。現在の就職先に就職しても本当に良いのか、いつまで就職活動を続けるべきなのか、今後の自分自身のキャリアについて非常に悩んでいました。この記事では内定は獲得したものの、自分自身の就職活動にまだ納得のできていない学生が、①今すぐ考えるべきこと、②これから取りうる選択肢について整理しようと思います。あくまでも私の個人的な考えを述べたものなので、1つの意見としてご覧ください。自分と同じような悩みを抱える学生の方の参考となれば幸いです。なお、納得のいく就職先を見つけたいという就活生は、就職エージェントneoの利用も検討してみると良いと思います。アドバイザーが要望に合わせた企業の提案や自己分析、企業研究などをサポートしてくれ、客観的にアドバイスがもらえるため、希望に合った就職先に出会えるかもしれません。少しでも興味があるという方は、下記の画像をクリックしてサービスを利用してみてください。1.まずは「譲れない軸」を明確にすることまずは、企業に入社するにあたっての「譲れない軸」を明確化する必要があると思います。選考の場面で、最初から最後まで自分の本音を話すことができた就活生の方は少ないと思います。私自身の就職活動を振り返ってみても、「ありのままの姿」で面接に臨もうと意識しながらも、選考の通過率を上げるために、どうしても志望動機を企業に寄せてしまう場面が何度もありました。こうした経験を繰り返すうちに、就職活動において自分が「本当に大切にしたいもの」を見失いそうになることも多々ありました。そこで私は、自分自身の企業選択における条件を明確化することを目的に、自己分析のやり直しを始めました。企業から評価されることを意識せずに、「自分はどのような存在になりたいのか」「そのために必要なものは何か」といったことについて、自分の思ったことをまとめています。私の場合は、「変化する環境の中でも安定したキャリアを歩みたい」との思いから、「汎用性の高いスキルを身につけられること」「ある程度の年収が保証されていること」を軸としていました。第一志望であった総合商社の内定を頂くことはできませんでしたが、内定を頂いたコンサルティング企業やIT企業でもこの条件は満たしているかもしれないと思うようになりました。私の場合は、先ほどの企業選びの軸をより細分化させて、以下のような表を作成しました。このような表を埋めながら、本命だった企業・内定を獲得した企業が、1つ1つの条件をどれだけ満たしていたのかについて整理していきました。実際に自分で作成する場合には、「何歳までに企業の経営に携わりたいのか」「初任給はいくら欲しいのか」といったより詳細な条件を設定していくことをオススメします。また、この表における「成長機会の多さ」は個人の適性・仕事に対する態度によっても変化するものであることは念頭に置かなければなりません。加えて、上記の表の◎・○・△の評価は、あくまでも私の主観に基づいたものに過ぎません。捉え方は人によって異なるでしょう。上記の表を踏まえて、とりあえず内定先の企業から自分にとっての最善な選択肢がどこであるかを考えてみました。この選択の難しい部分は、個人によってそれぞれの条件の重みが異なることです。単純に◎・○・△の記号の数を点数化して最も点数の高い企業を選べば良いというものではありません。どの内定先にも一長一短があることが難しいところです。私の場合は「経営に関わる機会」を最重要視する一方で、「もしもの場合に備えて一定の給与も欲しい」と思っていたため、この中であればコンサルティング企業A社に入社しようと考えていました。以下の記事にもある通り、自己分析は企業から内定を獲得するための手段として活用されることが多いです。それ自体は間違いではないのですが、自己分析の本質は「納得の行くキャリア選択のために自分自身の傾向を把握すること」にあり、内定獲得後も継続して行うべきものであると考えています。就職活動が落ち着いてきた段階で改めて自己分析を行なうことで、自分の考え方の変化に気が付くことがあるかもしれません。参考:2.これから取りうる選択肢について考える自己分析を行った結果、現在の内定先の企業では「譲れない軸」を満たせないことを確信した方もいると思います。また、現在の内定先でも条件はある程度満たしているものの、条件をより満たした他の企業に惹かれている方もいると思います。そんな時に私たちが取りうる選択肢としては、以下の3つがあると考えられます。A:現在の内定先に入社してみるB:就職活動を継続するC:既卒として就職活動を仕切り直す現在の内定先に入社してみる1つ目の選択肢は、現在の内定先に入社することです。就業経験のない学生の立場と、実際に企業で働く社員の方の立場では、仕事に対する捉え方は多かれ少なかれ異なってくるでしょう。そのため、内定先の企業に入社して、実際に働いてみることで、今の仕事の楽しさを見つけられる可能性があります。現在の内定先の業務に対して面白みを感じる部分があるのであれば、入社してみるのも選択肢の1つでしょう。また近年では終身雇用・年功序列を前提とした従来の雇用制度が限界を迎えたことにより、転職が以前よりも一般的なものになっています。厚生労働省が実施した労働力調査によると、2013年度には287万人だった転職者数が2017年度には311万人にまで増加しています。内定先の企業でスキルや経験を身につけてから、転職によるキャリアアップを目指すという選択肢も考えてみても良いかもしれません。しかしながら、業界・業種によって転職の求人数や難易度が大きく異なることには注意する必要があります。もしも転職を見据えて企業に入社するのであれば、自分が本当に行きたかった業界には内定先の企業から転職することができるのか、自分の入社する企業からはどのような業界に転職する人が多いのか、事前に調べる必要があるでしょう。参照:労働力調査(詳細集計)平成29年(2017年)平均(速報)結果就職活動を継続する2つ目は、就職活動を継続することです。経団連に所属している多くの企業では、3月から採用活動を始め、6月から内定を出し始めます。しかし、中には6月の選考を受けることの出来なかった学生を対象に夏季選考を実施する企業や、IT企業・外資系企業を中心に通年採用を実施する企業も多数存在しています。6月の本選考に比べると求人数は減っており、狭き門であることに間違いはありません。とはいえ、就活スケジュールには個人差があるため、早く終えることが必ずしも良いことは限りません。少しでも興味のある企業があるのであれば、積極的に受けるべきでしょう。既卒として就職活動を仕切り直す3つ目は、既卒生として就職活動を仕切り直すことです。大学を留年して就職活動に再挑戦する方法(就職留年)と、大学を卒業してから就職活動に再挑戦する方法(就職浪人)が存在しています。また学業に真剣に取り組んできた方であれば、大学院に進学して2年後に就職活動に再挑戦する方法もあります。その人の就職活動に対する打ち込み具合にもよりますが、今年の経験を来年度の就職活動に生かすことができます。また、残された時間を実績作りのために活用することが可能です。その一方で、金銭面での負担が大きいというデメリットがあります。就職留年をするためには、大学の1年分の学費と生活費を合わせた費用が必要になります。また、就職活動をやり直したからといって、必ずしも本命企業の内定を獲得できるとは限りません。志望していた企業の内定を獲得できなかった理由をしっかりと洗い出し、しかるべき対策を立てなければ、昨年に内定を獲得した企業の選考にも落ちる可能性があります。また、現段階で卒業を伸ばすことに迷っている場合でも、本選考の解禁が早い企業であれば今年度内に内定を獲得することが可能なので、とりあえず受けてみても良いでしょう。最後に参考になりましたでしょうか。私の場合は、現在の就職先でも「当初の自分がやりたかったこと」はある程度実現できるため、当時、就職留年は考えてませんでした。また、社会人になってから自分の「やりたいこと」が変化する可能性もあるので、現在働いている企業に入社することに対しても前向きでした。その一方で、もっと自分の条件に適う企業があるのではないかと思うところもあり、その後も少し就職活動を続けました。私はこれまでに何度も「就職活動に正解はない」という言葉を聞いてきましたが、これは本当に間違っていないと考えています。慎重な性格の私の場合は、例えどの業界の内定を獲得していたとしても、何かしらの後悔が残っていたのだろうと考えています。だからこそ、自分の選んだ選択に対して「これが正解だ」と胸を張って言えるようになる必要があるのでしょう。つまり、「自分自身で納得のできる選択をすること」が大切だと考えています。そのためにも、どんな決断を下すとしても、「周囲の声に左右されずに自分で判断を下すこと」「悩んでいる時間があればとにかく行動すること」を大切にしたいものです。この記事が、自分と同じように就職活動の結果にしっくりこない学生の役に立てば幸いです。参考:就職留年を考える人に贈る5つのアドバイス本記事では、就職の結果に満足できず、就職留年をしようかと考えている人向けにアドバイスをまとめています。就職留年はもちろんデメリットもありますが、伸びしろがあればそのデメリットを取り除き、良い結果を得ることができます。参考:最初の勤め先で人生は決まらない〜納得のいく就職活動を行うために〜本記事では、最初の勤め先が人生を決めるわけではなく、その後の行動が重要だということを解説しています。自身が希望している企業に入れなくても、決して就活は失敗ではありません。参考:【締切日時順】6月からでもエントリー出来る大手企業一覧本記事では、6月からでもエントリー可能な大手企業を締め切り順にまとめています。まだ就活を続けようと考えている方は、こちらの記事に載っている企業にエントリーしてみるといいでしょう。 25,076 views

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