「スパルタ婚活塾」に学ぶ結婚できない女性と内定をもらえない学生の共通点

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最終更新日:2023年10月30日

「スパルタ婚活塾」に学ぶ結婚できない女性と内定をもらえない学生の共通点

16卒・外資系メーカー内定の女子です。
昨年出版された「スパルタ婚活塾」という本が話題ということで、就活を終えてから読んでみました。自身にはまだまだ縁がないと思っていた婚活に関する本ですが、実際に読んでみると婚活をしている・していないに関わらず非常に面白く読める一作だと思いました。
さらに、就活にも十分応用できる考え方が多く書かれていたため、ここでも(自戒の念をこめて)結婚できない女性と内定をもらえない学生の共通点について書きたいと思います。

スパルタ婚活塾

著者は2007年に刊行されたミリオンセラーの「夢を叶えるゾウ」で有名な水野敬也氏。「夢を叶えるゾウ」だけではなく、本書「スパルタ婚活塾」や「LOVE理論」など恋愛関係の著作があります。特に本書は、軽快な文体でかなり笑えて楽しい一方、物事の本質を鋭くついている部分もありますのでぜひご紹介したいと思います。
ただし、本書の内容はかなり笑えるものですが下ネタもかなり多いため、苦手な人は注意してくださいね!

ちなみにUnistyleでは恋愛と就活について、過去にこんな記事も掲載しています。

本選考とインターンの締め切り情報

余裕がない

本書では、結婚できない理由の大きな一つが、余裕のなさであるとしています。

人は、何かを強く求めれば求めるほど、つまり、何かに執着するほど、焦り、緊張し、不安になり、余裕を失う。
婚活する女たちが必死になるあまり、男を引かせているのも同じ理由だ。
結婚に執着しすぎているのである。つまり、これは裏を返せば、男を強く求めない状態、目の前の男に対して「こんな男どうでもよくね?」そう思えているとき、お前は男に対して余裕を保てるということなのだ。つまり、余裕を持つための最大の方法は、

「どんな男でもいいから、 まず彼氏を作ること」である

 

出典: 「スパルタ婚活塾」P24~P25より

これは就職活動も同じで、内定がない状態であるほど焦り、緊張して、不安になった結果、企業に媚を売るような面接になり、評価されなくなってしまいます。
まずどんな会社でもいいから内定をもらうことで、どうすれば評価されるのか理解でき、心の余裕につながります。結果として自然体で面接にのぞめるようになるのではないでしょうか。
就活をはじめようと思ったら、早い段階で企業にエントリーして、内定をもらっておくと楽に就職活動ができるかもしれません。

共通の時間を楽しんでいない

本書では、目先の婚活テクニックにとらわれると、どうしても会話や行動 が不自然で気持ち悪くなってしまうと指摘されています。筆者は、デートにおいて最も大切なことが「楽しむ」ことだとしています(ライフ・イズ・ビューティフル理論)。

言うまでもなくデートというのは共同作業である以上、盛り上がっているときは二人とも楽しいし、盛り下がっていれば二人ともつまらない。

(中略)
デートで最優先すべきは「楽しむ」こと。
そのためには、男を値踏みしてしまう思考回路を止め、
デート中、男に対して「これはないわ」と思ったら、
すぐさま「逆に楽しい!」と考え、楽しい面に目を向けること。
この思考回路を保つことで、男にとっての
「理想の結婚相手」になることができる。

 

出典: 「スパルタ婚活塾」P68~P77より

就活でも「評価されよう」とか「企業に好かれよう」とするばかりでは評価されません。「面接での会話を楽しむようにするとうまくいく」ということは、すでに多くの内定者が話していることです。圧迫面接や意図しない質問が飛んできた状況も楽しむように心がけるといいのかもしれません。

自分の肩書きが通用しない場所でのコミュニケーションが苦手

筆者はコミュニケーションにおいて重要なものを「自然でポジティブ」なトークであるとしています。それを身につけるために、自分の肩書きや地位が通用しない場所(アウェイ)に飛び込んで会話の訓練をすることが提案 されています(アウェイ理論)。

なぜ彼女(婚活女)たちの会話は不自然に映るのだろうか?
それは、婚活女たちが口にしているのは「本音」ではなく「目的」を持った、「ある種のウソ」だからである。
彼女たちの心の流れを表すと次のようになる。
男に気に入られたい → その男をホメよう
つまりは下心があるのだが、その下心が透けて見えてしまうので、不自然で気持ち悪くなるのである。
(中略)
つまり、重要なのは (略)「自然なポジティブさ」なのである。
(中略)
では、どうすればこのようなコミュニケーション能力を身につけることができるのだろうか?
それはまさに、弁当屋のおばちゃんが日々実践していることであり、それを一言で言うと
「自分の肩書が通用しない場所でのコミュニケーションの機会を増やす」
である。

 

出典: 「スパルタ婚活塾」P99~P101

実は就活するまで、自分の肩書きが通用しない場所でコミュニケーションしたことのない人も意外と多いようです。
学生時代にサークルやクラスなど、自分の居心地のいい場所でのコミュニケーションしかしたことがないと、慣れない人とではつまらない会話になりがちではありませんか?

面接でも「評価されよう」と下心を丸出しにしていると、不自然なコミュニケーションになりがちです。自然なコミュニケーションをするために大事なのは、アウェイでのコミュニケーションの積み重ねです。
就活でいえば面接を実際に受けたり、新しいコミュニティに飛び込んだり、OB訪問で盛り上がる方法を考えたりすることで、徐々にアウェイに慣れていけるのではないでしょうか。
 

最終ゴールに対する執着が弱い

本書では、結婚できる女性とできない女性の違いとして「(結婚という)最終ゴールに対する執着」の強さが挙げられています。

『男性はどんな女性と結婚するのか』(日本版は『Good Marriage』)の著者、ジョン・T・モロイは、市役所に結婚許可証を取りに来た女とその婚約者、2543人にインタビューを試みた。その結果、結婚できた女とできない女の明確な違いを導き出した。
その違いとはー
結婚できた女は、結婚に執着していた。
(中略)
この調査結果は、一見、これまで俺が教えてきた恋愛の原則と反するようにも見える。
恋愛において最も重要なのは「余裕」であり、目的への執着は余裕を奪うことになると俺は再三にわたって述べてきた。
しかし、結婚というゴールにたどり着くためには目的が強烈に意識されていることもまた必要なのだ。
この状態は、オリンピックを目指すアスリートに近いかもしれない。

 

出典: 「スパルタ婚活塾」P247~P248

婚活でも就活でも、結果にコミットすることは大切です。結果を出そうと懸命に努力しながらも、これまで述べてきたとおり、常に余裕を持って行動できると納得のいく就活ができるのではないでしょうか。

最後に

読んでいて感じたことですが、婚活や就活に限らず「余裕を持つ」「楽しむ」といったことは常に大切なことだと思います。下ネタとおちゃらけた内容の中にも本質をついたはっとするようなことが書いてある点が本書の魅力なので、男性・女性、婚活中・非婚活中に関わらず読んでみてほしいと思います。

スパルタ婚活塾

photo by Martin Thomas

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就活のスタートに際して「これだけは読んで欲しい!」というunistyleの記事をピックアップしてまとめています。自己分析や面接など、各項目ごとに関連記事を掲載しているだけでなく、一般的な就活スケジュールに沿って記事を紹介しています。すでに就活のスタートを切っている就活生の方も、改めて読んでいただければと思います。また、すべての記事に目を通すのではなく、関心のある部分だけを拾い読みしても十分役立つと思いますので、自身の得たい情報に応じて読み進めていただければと思います。※記事以外に、内定者のエントリーシート(ES)や選考レポートが読みたいという方は、こちらからご覧いただけます。▼目次クリックで展開本記事のコンテンツ【就活ステップ(1)】最初の心構えを知る【就活ステップ(2)】就活スケジュールを理解する【就活ステップ(3)】自己分析をする【就活ステップ(4)】業界研究・企業研究をする【就活ステップ(5)】就活マナーを理解する【就活ステップ(6)】OB・OG訪問とリクルーター面談に臨む【就活ステップ(7)】エントリーシート(ES)を書く【就活ステップ(8)】Webテスト・筆記試験・適性検査を受験する【就活ステップ(9)】グループディスカッション(GD)に臨む【就活ステップ(10)】面接に臨む【就活ステップ(11)】内定から入社までを考える【就活ステップ(12)】働き方・キャリアを考える最後に【就活ステップ(1)】最初の心構えを知る本記事を読んでいる方でも、就活中の方、これから就活を始める方、既に就活を終えた方など様々だと思います。その中で「就活に対してポジティブな捉え方をしている就活生」はどの程度いるでしょうか。おそらく多くの方は、就活に対してネガティブな印象を抱いているのではないでしょうか。しかし、その多くの方にとっても、就活は避けて通ることは出来ません。ここでは、就活を楽しいものにするために知っておくべき心構えについて述べたいと思います。【参考記事】結局、企業が見ているのは(1)仕事がきちんとできるか(2)仲間とうまくやれるかの2点です。「お辞儀の角度、ノックの回数、スーツの色柄」などの枝葉末節だけに右往左往せず、「本当に自分に合った仕事は何なのか」を多くの人々の思いに触れながら考えてみてください。【就活ステップ(2)】就活スケジュールを理解する就活を始める時期は個々人で違えど、内定から逆算してスケジュールを設計することは重要となります。自己分析・業界研究・面接対策など、就活ではやるべきことが無限にあります。そのため、あらかじめ大方のスケジュールを設計しなければ、「本選考までに対策が間に合わなかった!」という自体に陥る恐れがあります。ここでは、自身の就活スケジュールの設計に役立つ情報を紹介したいと思います。【参考記事】就活を始めた時期・志望業界によってスケジュールは異なりますが、重要なことは「目的(=志望企業)から逆算して、自分なりの就活スケジュールを設計すること」です。上記の参考記事なども確認しながら、自分なりの就活スケジュールを設計しましょう。【就活ステップ(3)】自己分析をする就職活動において自己分析は重要とされていますが、「なぜ行うのか」の目的意識もなく、過去の経験を書き出して年表にするだとか、ストレングスファインダーで強みを分析して終わりなどといった「手段」に囚われるのは本質的ではないと思っています。就活における自己分析のゴールは「志望企業から内定を得ること」です。最終的に内定を得るために、自己PRや志望動機などのアウトプットに結びつく形での自己分析を推奨します。【参考記事】【就活ステップ(4)】業界研究・企業研究をする業界研究・企業研究についても自己分析と同様、「適切な目的意識」のもとで行なうことで初めて有効な情報を集められると考えています。業界研究の目的は、その業界のビジネスモデルと働き方を知り、求められる素養を理解すること企業研究の目的は、「業界の中でもなぜ当社?」という質問に答えられるようにすること【業界研究の参考記事】【企業研究の参考記事】また、業界研究・企業研究を進める手段の一つに「合説(合同企業説明会)などの就活イベントに参加する」というものがあります。「合説なんて意味がない」という話も度々聞くと思いますが、重要なのは参加する側のスタンスです。企業人事・社員とのコネクション作り、興味の幅を広げるといった機会にすることができれば、合説の機会を有意義なものにできるはずです。【参考記事】【就活ステップ(5)】就活マナーを理解するOB・OG訪問や面接に臨む前に、適切な就活マナーを理解しておくことは重要となります。というのも、就活マナーの良し悪しは「印象面」に大きく影響し、その印象面は選考における評価を左右するためです。適切な就活マナーを理解していないというだけで、悪印象をもたれたりマイナス評価を受けてしまっては非常にもったいないですので、以下の記事も参考にしながら適切な就活マナーを理解していただければと思います。【参考記事】また、辞退に関するマナーは以下の記事を参考にしていただければと思います。【参考記事】【就活ステップ(6)】OB・OG訪問とリクルーター面談に臨む実際の現場社員から仕事について直接聞けるOB・OG訪問は積極的に活用するべきだと考えていますが、一方で漫然と「何となくやった方がよさそうだから」というスタンスでOB・OG訪問に臨むことは、就活生とOB・OG双方にとって無駄な時間になります。また、忙しい中時間を割いてくれるOBやOGに対しても失礼でしょう。OB・OG訪問に臨む際の適切な目的意識と、コミュニケーションのエッセンスを下記の記事にまとめています。【参考記事】OB・OG訪問に比べ、より選考に影響があると言われているものがリクルーター面談になります。リクルーター面談も、実際の現場社員へ直接質問したり現場社員からの質問に回答するというものにはなりますが、こちらは選考フローの一貫として盛り込まれている場合も多くあります。特に金融業界・インフラ業界の企業に多いのですが、リクルーター面談が「実質の一次面接の役割」をしている場合もあるため、何の対策もせずに臨むのは避けるべきでしょう。以下の記事も参考にしながら、リクルーター面談に向けた準備をしていただければと思います。【関連記事】【就活ステップ(7)】エントリーシート(ES)を書くエントリーシート(ES)を書く際は、以下の5ステップに沿って書くのが望ましいとされています。ESを書く際の5ステップ(1)企業が求める人材をビジネスモデルおよび働き方から知る⇩(2)トップ企業内定者のエントリーシートを複数読む⇩(3)内定者のエントリーシートに共通項がないか考える⇩(4)学生時代頑張ったこと、自己PRのフレームワークに基づき自分の経験を整理する⇩(5)自分が書いたものを第三者に評価してもらう※記事以外に、内定者のエントリーシート(ES)や選考レポートが読みたいという方は、こちらからご覧いただけます。ただ、上記の5ステップをおろそかにしている就活生は意外なほどに多いと感じます。以下の記事も参考にしていただきながら、エントリーシート(ES)を書く際のコツを掴んでいただければと思います。【関連記事】また、エントリーシート(ES)の定番設問と言われているものに"学生時代頑張ったこと(通称ガクチカ)と自己PR"の2つがあります。この2つの定番設問に特化した記事を確認したい方は以下の関連記事をご覧ください。【関連記事】【関連記事】学生時代頑張ったこと(ガクチカ)や自己PRと違って汎用性はないですが、"志望動機"もエントリーシート(ES)の定番設問になります。正直なところ、志望動機はざっくりでも構わなく、「企業理念を理解し、共感しなければ…」などと固く考える必要はありません。志望動機を構成する要素の一つである「企業・人生で成し遂げたいこと」を抽象化すると、大体が下記のいずれかに分類されるのではないでしょうか。個人としての成果が明確な環境で、周囲と切磋琢磨できる仕事がしたい個人の考えや行動が価値となる仕事、ヒトで勝負できる仕事がしたいスキルや価値観の異なるメンバーと協力して、共通の目標を求める仕事がしたい新しい仕組みや事業を生み出す仕事がしたい顧客と信頼関係を構築してニーズを引き出し、ニーズや課題を解決するための提案ができる仕事がしたいこのようなテンプレートを用いても、それらと結びつく具体的な経験を通して「あなたらしさ」を伝えることは可能です。逆に、企業について一生懸命調べたことを並べただけの志望動機の方が、「あなたらしさ」の欠けた誰にでも書けてしまうエントリーシート(ES)なのではないでしょうか。【関連記事】エントリーシート(ES)の設問は、上記で取り上げた「学生時代頑張ったこと(ガクチカ)・自己PR・志望動機」以外のものもあります。その他設問の対策に関する記事は、以下からご確認ください。【関連記事】【就活ステップ(8)】Webテスト・筆記試験・適性検査を受験するWebテストや筆記試験はエントリーシート(ES)と同様、一次選考などの初期の選考フローで課されることが多いものです。テストの種類も多く、且つ一朝一夕で対策できるものでもないため、苦手と感じている就活生も多いのではないでしょうか。ただエントリーシート(ES)や面接と異なり、選考突破の基準となる点数を取れたか否かで合否が判断されるため、見方を変えれば「最も対策のしやすい選考フロー」とも言えます。ほとんどの企業の選考で避けては通ることができないものになるため、早め早めの対策・準備を心がけていただければと思います。【関連記事】また、Webテストには「SPI・玉手箱・TG-WEB」など、様々な種類のテスト形式があります。各テスト形式の詳細な対策を調べたい方は、以下の関連記事からそれぞれ確認していただければと思います。【関連記事】【就活ステップ(9)】グループディスカッション(GD)に臨むグループディスカッション(GD)については、「やれタイムキーパーだ、やれ書記だ」といった役割系のくだらない情報が世の中に溢れています。ただ、あるべき目的意識は「グループでよりよい結論を導くこと」に集約されると考えています。各々が議論に対する自分なりの貢献を考えた結果が役割として表れるのはよいのですが、自分が評価されようとして役割に固執し、議論をぎこちなくするのは論外です。まずは自分一人でも論理立てて結論まで導けるようになった上で、チームで取り組む上での所作がある程度できていれば、落ちることはほぼないと考えてもらっていいでしょう。【関連記事】【就活ステップ(10)】面接に臨む面接で聞かれる質問は、型がある程度決まっています。多少表現を変えたものが出てくることもありますが、下記に掲載した記事の内容を押さえておけばそこまで困ることはないでしょう。また、エントリーシート(ES)を執筆する段階から、その先の面接を想定しておくことも重要となります。【関連記事】【就活ステップ(11)】内定から入社までを考えるここまで紹介してきた内容は「志望企業の内定を獲得するためのステップ」でしたが、大学4年生の6月頃を過ぎると"内定を獲得したいくつかの企業の中から、実際に入社する企業を決める"という段階を迎えます。現代の就活市場では多くの就活生が複数社からの内定を獲得し、10社以上の内定を獲得する人も珍しくありません。とは言え、最終的に入社できるのは1社だけですので、以下の記事も参考にしながら「納得のいく企業選び」をしていただければと思います。【関連記事】【就活ステップ(12)】働き方・キャリアを考える「入社後の働き方・将来のキャリア」と聞くと、かなり遠い先のことと感じる就活生もいるかと思いますが、就活中からこのような観点を意識しておくことは重要です。もちろん、就職活動のゴールは「志望企業からの内定を獲得し、納得して就活を終えること」です。しかし、人生という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個人面談利用は年間約12,000件!東京経済大学キャリアセンターが手掛けるオーダーメイドな就職支援 個人面談利用は年間約12,000件!東京経済大学キャリアセンターが手掛けるオーダーメイドな就職支援 本記事は東京経済大学キャリアセンターの紹介記事になります。東京経済大学キャリアセンターの職員の方に就職支援の取り組み内容についてお話を伺いました。こんな方にオススメ・東京経済大学に通っていてキャリアセンターの実績や取り組みを知りたい学生・受験する大学を探している高校生・東京経済大学の教育・キャリア支援について知りたい企業の方本記事の構成東京経済大学キャリアセンターとは学生満足度を高めることを第一に取り組む個人個人に寄り添った取り組みが生んだ就職先満足度学生目線を重視した取り組みと実際に利用した学生の声キャリアセンターは単に就職支援課ではない大人と話す最初の一歩「チャレンジの手助けをしたい!」高校生に知ってほしい東京経済大学の魅力企業の方に知ってほしい東京経済大学の学生の「実行力、協調性、主体性」取材後記東京経済大学キャリアセンターとは取材した方のプロフィール池本さんキャリアセンター長。同学の入試課、学務課を経て現在に至ります。東京経済大学とはどんな大学?国分寺と武蔵村山の2拠点にキャンパスを構えています。学生が授業を受けるのは国分寺キャンパスで、武蔵村山キャンパスには運動場などの設備が充実しています。経済・経営・コミュニケーション・現代法の4学部と、2年次から所属学部を選択できるキャリアデザインプログラムの4学部1プログラム構成です。大倉喜八郎により設立された120年の歴史を持つ文系総合大学。大倉喜八郎が経営に携わった企業は数多くあり、近代日本の産業振興に大きな影響を与えたと言われています。キャリアセンターとは?国分寺キャンパス6号館2階に位置します。就職活動だけでなく、卒業後のキャリアも考えた支援など学生に寄り添った数々の取り組みをしています。就職先満足度を高めることを第一に取り組む東京経済大学キャリアセンターの目指す姿とはキャリアセンターはどのようなことを目的としている部署ですか。池本さん:就職先満足度。こちらを重視して支援に取り組んでいます。就職率をあげることや有名企業400社実就職率ランキングももちろん大事ですが、第三者からみた就職先の評価よりも学生本人が納得のいく就職先かどうかというところを大事にしています。とても温かいです。本当の意味で学生に寄り添っていますね。池本さん:また、本当は主要400社に入りたい。でも自分は無理だと自ら可能性に蓋をしてしまっている学生がいるのであれば、その蓋を取っ払ってあげたいと思っています。学生が内定獲得し喜ぶ姿を見るのは何よりやりがいを感じる瞬間就職満足度までサポートするとなると学生との近い距離感が必要になりますね。各学生に対して担当スタッフは決まっているのですか?​池本さん:決まっていないですが、学生側から面談相手を選ぶことはできます。同じ学生が就活の初めから終わりまで面談にきてくれることもあります。継続して支援してきた学生が第一志望の企業に内定をもらったと報告を受けるときは本当に嬉しい気持ちになります。泣いてしまいそうなくらい嬉しいですね。​池本さん:はい。とても感動する瞬間です。キャリアセンターのスタッフは皆、本当に学生のことを想っているので、キャリアセンターを利用したことがない学生も怖がらず気軽に利用してほしいです。個人個人に寄り添った取り組みが生んだ就職先満足度2023年度の就職実績(東京経済大学キャリアセンターWebサイトより引用)学生の想いに寄り添った結果実現した高い就職先満足度就職実績についてお聞かせいただけますか。池本さん:就職希望者就職率については昨年度95.9%でした。そして本学が重視している就職先満足度は昨年度96.3%でした。とても満足度が高いですね!学生個人個人に合ったやり方でサポートしてきた結果が表れていますね。池本さん:キャリアセンターを利用してくれた学生について、現状ではほぼ満足していただいているので今後はまだ利用していない学生にも利用してもらい、さらに満足度を上げることができるよう頑張っていきたいと思います。キャリアセンター利用学生からの感謝の声満足度の中身はどのようなものが多いのか、キャリアセンターに寄せられた学生の声を一部抜粋しました。・履歴書やエントリーシートの書き方から模擬面接まで、何度も面談対応いただいたことをとても感謝しています。対面・Webの選択や、面談担当者が選択可能であること等、利用しやすい環境を準備していただきありがとうございました。・初回の「就職ガイダンス」を欠席してしまい、その気まずさからその他のイベントや面談にも参加できずにいました。その時、キャリアセンターから電話で面談利用を促してもらえたことで、その後のイベント等にも参加しやすくなりました。・社会で活躍されている卒業生の方から、「自分の可能性をもっと信じた方が良い」とアドバイスをいただき、希望していた都市銀行への就職を実現できました。私以上に私のことを信じてくれる卒業生からの言葉がとても嬉しかったです。学生目線を重視した取り組みと実際に利用した学生の声オンライン選考用の個人利用ブース(東京経済大学キャリアセンターWebサイトより引用)実際にどのような取り組みを実施しているのか伺いました。数多くある取り組みの中から詳しくお話をいただいた以下3つを紹介します。・就職ガイダンス・個人面談・卒業生団体の懇親会今年の参加数はなんと約1,200人!3年次から始まる就職ガイダンス実際の就職支援の取り組みについて教えてください。池本さん:毎年3年生を対象に就職ガイダンスというものを年6回実施しています。就職活動の基本から実践まで段階的にテーマを設定しています。今年は第一回目のガイダンスに約1,200人の学生が参加しました。1学年の学生数1,500~1,600人ということを考えてもすごい参加数ですね!例えばどのようなテーマでガイダンスを実施していますか。池本さん:自己分析、業界・企業研究、履歴書やエントリーシートの書き方、面接対策等を中心に実施しています。全部参加すれば就活の一連の流れが把握できるので毎回の出席を推奨します。またガイダンスの初回には本学オリジナルの「就職手帳」というものを配布しています。この手帳はスケジュール管理やメモとしての役割だけでなくビジネスマナーや就活の進め方、自己分析の方法等、読み物としても役立つ情報が充実しています。情報をアップデートしながら毎年作成しているので常に最新の情報が載っています。就活の教科書みたいなものですね!今後何か困ったことがある度に開いて確認できますね。「オーダーメイドな対応をお届け」年間約12,000件も利用されている個人面談これだけは利用するべきとイチオシな取り組みを選ぶとしたら何ですか。池本さん:アピールしたいのは個人面談の使いやすさです。年間約12,000件も利用されています。学生との関係性が近いということもありますし、それだけ面談の枠が設けられているということでもあります。東京経済大学の学生さんの数(約6,500人)で考えてもかなり高い利用数ですね!面談を利用するにあたってのアピールポイントは何がありますか?池本さん:イベントは時期によってテーマが決まっており、いつでも開催しているわけではありません。個人面談は随時実施しているし、学生自身が何を相談したいかを予約時に選択できます。エントリーシートを添削してほしいという学生には、予約時にエントリーシートのファイルを添付しておいてもらうこともできるし、模擬面接をやってくださいという依頼なら「ノックするところからやってみようか。」というように臨機応変に対応が可能です。困ったことがあれば何でも相談に乗っていただけるんですね。相談内容に応じてイベントを案内することもありますか?池本さん:はい。時期や学生の学年、志望業界等に応じたイベントを案内しています!毎年秋に実施する各業界ごとの卒業生団体懇親会今後のイベントの予定があればお聞かせいただけますか。池本さん:卒業生団体の懇親会があります。金融業界に就職した卒業生で構成されている「葵金融会」や流通業界、マスコミ業界に就職した卒業生で構成されている「葵流通会」・「葵マスコミ会」等、東京経済大学には多くの卒業生団体が存在します。各卒業生団体の総会後に開催される懇親会には在学生も参加できるため、学生は志望する業界や興味のある業界の卒業生から様々な情報を得ることができます。卒業生50~60名に対して学生も同じくらいの人数が参加します。実際に卒業生からお話を聞けることでより親近感をもって企業の情報を得ることができそうですね。池本さん:ちなみにキャリアセンターでは学生用の名刺を作成することができるのですがそれを用いてイベント時に名刺交換を経験することができます。イベント終了後には学生から卒業生に対してお礼メールを送ってもらいます。名刺交換やメールの書き方、挨拶の仕方はすべて就職手帳にまとまっているのでそれを見ながら実践してみるイメージです。学生の段階からビジネスマナーについても学ぶことができます。社会人になる前からビジネスマナーを学べていると入社時に一歩リードできますね!​​​​​​キャリアセンターは単に就職支援課ではない入学から卒業後までサポート中長期的な就職支援として心がけていることはありますか。池本さん:組織の名前は何を担っているかを示す部分で非常に重要だと思っています。それで考えると本学の「キャリアセンター」は「就職支援課」ではありません。もちろん大学生に対する主なキャリア形成支援は就職活動対策が中心となりますが、「キャリアセンター」と名乗るからには、我々キャリアセンタースタッフは学生に対して卒業後の中長期的なキャリア形成も意識したアドバイス等を心がける必要があると思っています。これまでもキャリアセンターでは、各種イベントや卒業生との交流企画等を通じて、学生に人生・キャリア観を考えるきっかけとなる機会を提供することを心がけてきましたが、「就職支援課」ではなく「キャリアセンター」と名乗る意味を意識した取り組みは今後も続けていきたいと考えています。大人と話す最初の一歩「チャレンジの手助けをしたい!」東京経済大学の学生に向けて最後に一言最後に、東京経済大学の学生に向けて一言お願いします。池本さん:知らない大人と話すことを楽しいと思える学生は少ないと思います。しかし、最初の一歩を踏み出してキャリアセンターに飛び込むと、自分だけでは得られない気づきや学びを与えてくれるたくさんの大人と出会うことができるはずです。きっと最初の一歩は勇気が必要かと思いますが、私達はみなさんのチャレンジの手助けをしたいです。私達キャリアセンターのスタッフは日々多くの学生と触れ合うからこそ、知らない大人と話すことに抵抗を覚える学生の気持ちもよく分かります。卒業後の長い社会人生活、そのスタートとなる会社等を悔いなく選択できるよう、是非キャリアセンターを頼ってください。満足できる就職、満足できるキャリアを実現するために最初の一歩を踏み出す勇気を持った皆さんと、我々も一緒にチャレンジしていきたいです。皆さんがキャリアセンターを利用してくれることを心からお待ちしていますし、こちらからもどんどんアプローチしていきますのでよろしくお願いします。高校生に知ってほしい東京経済大学の魅力学生と教職員の距離が近い。面倒見の良い教職員たちこれから受験大学を選ぶ高校生に向けてずばり、東京経済大学に通う魅力とは何だと思いますか?池本さん:なにより教職員の学生に対する面倒見の良さだと思っています。東京経済大学は2つキャンパスがありますが武蔵村山のキャンパスは運動施設中心なので学生も教職員もほとんどの時間を国分寺のキャンパスで過ごします。教職員と学生の距離が圧倒的に近くて相談もしやすい環境です。小・中規模の大学だったらそういうことってどこでも言えそうな気はするんですけど、実際どれくらい距離が近いかっていうところが面談の件数に表れていると思っています。それだけ学生に対して個別の対応ができています。高校生までは教師と生徒の距離は近いですが、大学では距離が離れがちですよね。そんな中で教職員と学生がいい関係性を持てているという情報は高校生からしても安心材料になりますね。池本さん:他大学との明確な違いはそこにあると思っています。この面倒見の良さと頼れる環境を心強いと思ってくれるとすごく嬉しいです。受験生に向けて東京経済大学キャリアセンターから最後に一言受験生に向けて最後に一言お願いします!池本さん:東京経済大学のように「面倒見の良さ」をウリにする大学はたくさんありますが、あなたにとっての面倒見の良さとは何でしょうか?他大学も大学案内冊子等に就職支援の取り組みを掲載しているはずですので、是非本学と他大学の取り組み内容・実績を比較してみてください。学生一人あたりの面談数やイベント回数、卒業生団体等との交流回数。それらを比べれば東京経済大学がどれだけ学生個々人と向き合った就職支援・キャリア形成支援を行っているかを理解いただけると思います。大学で過ごす4年間は皆さんの人生にとって、とても大きな影響を与えるはずです。大学名から感じるイメージだけでなく、各種実績等の数字やオープンキャンパス等で大学を訪れた際に感じる学生や教職員の印象を比較して、自身に合った大学を選んでください。キャリアセンターへの高校生の来訪もお待ちしています。企業の方に知ってほしい東京経済大学の学生の「実行力、協調性、主体性」創立者:大倉喜八郎氏の像(東京経済大学Webサイトより引用)精鋭ゼミが集まる環境で育ったからこその社会人力東京経済大学の学生の特徴や強みを教えてください。池本さん:本学はゼミ活動に力を入れています。全学部で1~4年生まで連続して少人数のゼミ系科目を履修できるようになっています。ゼミ系科目では調査・報告・レポート作成だけでなく、研究成果をプレゼンする機会を何度も得ることで社会に出た後も通用する「課題発見・解決力」や他者と協働するうえで欠かせない「コミュニケーション力」、「リーダーシップ」等を身につけます。社会人力が学生時代から身につきそうですね。1年次からゼミ系科目を履修できるので卒業時にはかなりレベルが高そうだと感じます。池本さん:教員もかなり力を入れています。中には日銀グランプリ(日本銀行が新しい金融に対する取り組みの提言を学生に求めるコンテスト)に毎年入選や優勝しているゼミもありますし、ドラッグストアの売り上げデータ等を研究しているゼミが、より売り上げが伸びる売り場の作り方を日用品メーカーへ提案したら実際に採用された等の事例が豊富にあります。とにかくどこのゼミも取り組みの質が高いです。キャリアセンター長から一言企業の方に向けてメッセージをお願いします。池本さん:卒業生在籍企業を対象にしたアンケートでは、本学卒業生は「実行力・粘り強さ」や「協調性」、「主体性・リーダーシップ」等を高く評価いただいています。教員による熱心な指導や全学部の学生が一つのキャンパスで切磋琢磨しながら学びあう環境など、東京経済大学には学生を成長させるきっかけが溢れています。キャリアセンターでは、そのような学生達が自身の希望・特性にあった企業と出会うための支援を行っています。本学の学生とお話しいただければ、充実した学生生活を過ごせていることをご理解いただけるはずですので、今後とも本学学生及びキャリアセンターに対してご指導賜れますと幸いです。取材後記東京経済大学のキャリアセンターがあるのは緑豊かな国分寺キャンパス。そこで見かける学生たちの姿はとてものびのびしているように感じました。学生と教職員の距離が近い東京経済大学ですが、キャリアセンターも例に漏れず学生との良い関係性を築いています。満足のいく就職先を見つけるだけでなく社会で活躍できる人物になるよう学生生活もサポートしていくキャリアセンター。学生生活の中で将来について困ったことや不安なことがでてきたときは、まずは面談を予約してみてください。そこには愛溢れる教職員たちが待っています。東京経済大学のキャリアセンターについての詳細は以下のリンクからご確認ください。東京経済大学キャリアセンターの詳細はこちら他大学の就職支援についての取材記事は以下のリンクからご確認ください。 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