「就活無敗伝説?」スタバでのアルバイト経験は本当に就活で有利なのか
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最終更新日:2024年10月16日
本記事では、スターバックスでのバイト経験が就活に有利なのかを現在自身もバリスタとして働いている目線で検証してみました。
(参考)先輩スタバ就活生の就職先
JAL(立教・女)
電通(慶應・男)
Panasonic・総合職(早稲田・女)
リクルートホールディングス(明治・女)
etc...
スタバはなぜ有利とされているのか
スタバを利用された方はわかると思いますが、店員さんからものすごい「おもてなし」精神を感じることはありませんか?
世間には「スターバックス 感動サービスの秘密」というような経営術を解説した本も多数あり、スタバのサービスは評価されています。
それはなぜでしょうか。
スタバのアルバイトでは「オーナーシップ」が求められる機会が格段に他のアルバイトより多いからです。以下、自主性が求められるチャンスを挙げていきます。
【1】スタバのアルバイトには接客マニュアルがない。
個々人が「接客とはなにか」を自分で考えて行動するので、利用者に心地よいサービスを提供できます。
確かに人間は決められたことを従順にやるよりも、自分で主体的に思ったことを実践した方が、はるかに生き生きとして、心がこもるものだと感じます。
【2】主体性を持って働く楽しさを実感できるプログラム
働き続け、やる気さえあれば様々な役職に就くことができます。
・バリスタトレーナー (新人教育)
・ブラックエプロン (コーヒーの専門家)
・シフトスーパーバイザー (店舗経営にも携わる責任者)
店舗を良くするために、自身のスキルアップのためにはどう行動すればよいのか、考えて働く環境が整っています。
【3】研修が充実の80時間ある
基礎、実践、応用と段階的にスキルを磨けます。この研修で学んだことは、バイト以外にも活用できるので、様々なフィールドで活躍できる基礎ができます。
実際にスタバでアルバイトをすることが有利なのか
結論は「どちらともいえない」です。
上記のように、ここでのアルバイトは「オーナーシップ」を養うチャンスは多くあります。人によっては正社員としての仕事と同様に成長できる環境にあります。ですから、スタバのアルバイトで成長できる人は就活にも有利なのかもしれません。
しかし、このチャンスを活用できないまま万年働いている人もいますので、人それぞれです。
大手企業に内定した先輩たちの共通点
先輩たちがスタバに入社した動機は「憧れだったから」 「人見知りを克服したかったから」 「家に近かったから」と様々でした。
しかし、皆さん共通してたのは「最終的にどういう姿で卒業していくか」という明確な目的を持って働いていました。
「接客の神」 「ドリンク作成のプロフェッショナル」 「ブラックエプロンを取得し、店舗を引っ張る」
各々のゴールから逆算して、「この時までにはトレーナーになって、ロールモデルになる。だから今日はドリンク作成のスキルを向上させよう。」という様に毎出勤、自らノルマを課して働いていました。
このような行動は「常に問題意識を持って解決に努めること」なので、企業側からの評価も高く、内定に繋がったとのことです。
まとめ
上記のような仕事で使えるマインドが身に付くのは事実です。もちろん人によります。
ですが、その部分が評価されて、いい企業に内定している人が多いと感じています。いわゆる大手企業に内定した先輩方も、スタバで活躍している人たちでした。
就活に有利だという理由だけでスタバのバイトをやってもダメだと思っています。なぜなら、そういう人はオーナーシップを持って働けないのでは、と考えます。
自身を成長させたい人にとって、スタバは最高の環境だと思いますので、興味のある人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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