デンソーのインターンES選考を攻略|合格者ES付
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最終更新日:2021年06月28日
トヨタグループの自動車部品メーカーとして名を馳せる企業であるデンソー。
乗用車1台が完成するまでには約30,000もの部品が必要なため、自動車部品メーカーは日本を代表する自動車産業において無くてはならない存在です。
しかし、近年EV・自動運転・カーシェアリングといった新技術の台頭により、業界を取り巻く環境は大きく変化しています。
例えば、今後EVが普及していけば、現在の乗用車で用いられている部品の半分以上は不要になるとも言われています。
今回は、20卒のインターンESを元に、21卒の学生向けにデンソーが求める素養を分析し21卒向けのES回答方針を示していきます。
デンソー インターンシップES設問
◆学生時代に取り組んだ大きなチャレンジ内容について教えてください。チャレンジ目標をお答えください。 (30文字以下)
◆その目標に取り組んだ理由をお答えください。 (200文字以下)
◆その目標を達成するためにどのように考え、行動しましたか? (300文字以下)
◆結果はどうでしたか?また、得たものはありましたか? (150文字以下)
学生時代に頑張ったことに対する設問が、4つにわかれて問われている点がデンソーのESの特徴です。
設問1:インターンシップ志望理由をお答えください(300字以下)
設問の意図
ここではシンプルに、インターンシップへの参加理由を問われています。文字数が300字と比較的少ない為、簡潔に答える必要があるでしょう。
そのため、企業研究や自身の強みよりも、「何故」デンソーのインターンに参加したいのか、そのように思ったきっかけを簡潔に伝えることで差をつけることができると思われます。
意図を踏まえた回答方針
デンソーは自動車部品を始めとし、環境分野や電子部品など様々な分野で新しい価値を提供している企業です。
その為、デンソーというプラットフォームを活用しどのようなプラットフォームを提供したいのか、そのように思ったきっかけを実体験ベースで伝える事を意識しましょう。
また、デンソーは「デンソースピリット」という独自の文化を大切にしている企業でもあります。デンソースピリットの3つの柱である「先進・信頼・総知、総力」に沿って志望理由を語ることで差をつける事が可能でしょう。
デンソースピリット―1949年の設立以来培ってきた価値観や信念を明文化し、世界中のデンソー社員と共有したものです。クルマ社会や人々のために貢献する原動力や競争力となる私たちの行動指針です。
参考:デンソー企業情報 デンソースピリット
合格者の回答
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設問2:学生時代に取り組んだ大きなチャレンジ内容について教えてください。チャレンジ目標をお答えください。( 30文字以下)
設問の意図
デンソーのインターンの設問では、学生時代に頑張ったことについて3つの設問に区切って聞かれます。
1つ目は、チャレンジの目標です。30字と短く設定されている為、「結論ファースト」で端的に自身のチャレンジ内容の概要を述べるべきでしょう。
意図を踏まえた回答方針
設問2でも設問1と同様オーソドックスな質問が続きます。いわゆる「ガクチカ」と考えて間違いないでしょう。
学生時代に頑張ったことではなく、「チャレンジしたこと」と設問が設定されている点にデンソーらしさを感じることができます。
デンソーは採用HPにて求める人物像を以下のように定義しています。
自ら学び、自ら考え、新たな価値の実現に向けて挑戦し続けていく人材
グローバル化やIT化の進展により、急速に変化し続ける社会。
その中でデンソーが世の中へ新たな価値を持続的に提供していくためには、
自ら社会の変化を敏感に察知し、将来求められるニーズを考え、
その実現に向け様々な壁を越えていける人材が不可欠だと考えています。
参考:デンソーHP 求める人物像
ここから、自身のチャレンジエピソードの中から、「型にはまらず、柔軟な思考と好奇心を持って取り組んだ経験」を選んで述べるといいでしょう。
合格者の回答
この回答例では端的に自身の取り組みについて述べることができています。一方で、漠然としたチャレンジ内容にも見て取れます。
ESはその学生のことを知らない面接官が読んでいます。そのため、読み手によって感じ方が違うESを書くことは避けるべきです。「〇〇ヶ月に渡る現地の人へのテロの聞き取り調査」など具体性をもたせることで、面接官は学生の取り組みに対してよりイメージを膨らますことができるようになります。
設問3:その目標に取り組んだ理由をお答えください。( 200文字以下)
設問の意図
この設問では、設問2で問われたチャレンジ目標に取り組んだ理由について問われています。
なぜその目標を設定するに至った流れを論理的に説明できるようになりましょう。
意図を踏まえた回答方針
先程示したように、デンソーは「自ら学び、自ら考え、新たな価値の実現に向けて挑戦し続けていく人材」を求めています。
そのため、「どのような点に疑問を持ってチャレンジをしたのか」、「課題解決のためにどのようにチャレンジをしていったのか」、先程のデンソースピリットに照らし合わせながら回答することを心掛けましょう。
合格者の回答
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設問4:その目標を達成するためにどのように考え、行動しましたか? (300文字以下)
設問の意図
設問4では、先程のチャレンジ目標に対し、実際にどのようなアクションを起こしたのかについて問われています。
意図を踏まえた回答の方針
取り組みの中で起きた困難や課題に対して、どのようなアプローチを取ったかを述べましょう。
また、ただ取り組みを述べるのではなく、「何故」その解決策をとったのか述べることによって、自身の取り組みに説得力をもたせることができます。
合格者の回答
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結果はどうでしたか?また、得たものはありましたか? (150文字以下)
設問の意図
最後の設問では、自ら設定した目標に対して、どの程度成果をあげられたのかについて問われています。
また、その結果から得た教訓についても問われています。
設問の意図を踏まえた回答方針
設問の中で最も大切な部分となります。
たとえ目標に達成していなかったとしても、なぜ達成できなかったのか、そこから何を得られたのかについて記述する必要があります。
合格者の回答
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最後に
デンソーのインターンESは「学チカ」を4問に分けて一つ一つを細かく聞いています。
聞かれていることはシンプルですが、一つ一つの過程をしっかりと論理的に書く必要があるでしょう。
デンソーに関する記事を合わせてご確認ください。
デンソー、アイシン精機、豊田自動織機はトヨタグループに属しており、その企業の大部分が愛知県に属しています。トヨタグループとは、またそれらが形成するトヨタ王国について本記事ではまとめています。
▶デンソーの特徴を解説|業績や社風から見る就活対策・企業研究
企業概要、過去のESの設問など基本情報を網羅している記事になります。