江崎グリコのインターンES対策|インターン徹底攻略
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最終更新日:2022年03月29日
江崎グリコ株式会社は、大阪府大阪市西淀川区歌島四丁目に本社を置く日本有数の製菓会社です。
2015年10月1日に完全子会社だったグリコ乳業株式会社と経営統合し、菓子・食品・乳製品・健康食品などを製造・販売する総合食品メーカーとなり、食品業界での存在感が一層高まっています。
今回は江崎グリコのインターン選考を突破するための攻略法についてご紹介します。
unistyleに無料会員登録することでES、インターン選考情報を含む江崎グリコの情報をご覧いただけます。江崎グリコのコンテンツは下記リンクをご覧ください。
参考:江崎グリコの企業研究
→江崎グリコの本選考ES・レポート、インターンES・レポートなど掲載しています。
江崎グリコのインターン内容について
インターンでは、「新商品ブランドの企画・マーケティングプランの立案」の課題に5日間に渡って取り組む、ワークショップ型のマーケティング実践プログラムのようです。
初日に講義を行いインプットをした上で、その後の日程でグループごとにコンシューマーインサイトの発見、コンセプトメイク、マーケティングプラン立案などワークショップが開かれ、最終日にはフィードバックの他、採点、表彰が予定され、アウトプットに対して本格的に評価されるようです。
江崎グリコのインターン選考内容
マーケティング職のインターンについては、アンケート課題 + 応募者過多の場合適正試験実施 という流れになっています。
このアンケートがESとなっており、字数も多いためしっかりと準備する必要があります。
1. アンケート課題提出
(2. 適性検査)
参考:江崎グリコ インターン情報
→江崎グリコのインターンの詳細について紹介しています。
江崎グリコのアンケート課題対策
アンケート課題の設問では、志望動機・これまでにない取り組みをリーダーシップを発揮した経験・周囲の人の心を強く揺さぶった経験と取り組み方の3つが主な設問です。
ユニークな設問とも捉えられますが、ある程度型にはめた回答ができる設問なのではないでしょうか。
各設問ごとに詳しく解説していきます。
また、本選考でも似たような設問が問われているため、Unistyleにある過去のESも是非参考にして下さい。
江崎グリコインターンシップES設問
1.グリコのインターンシップへ応募した動機や理由を記入してください。(200文字以内)
4.チームや集団において常識や慣習に疑いを持ち、自ら周囲を巻き込んで先頭に立ち取り組んだ活動経験を記入してください。 (500文字程度)
5.大学時代に周りをあっと驚かせたこと、感動させたことを記入してください。あなたの関わり方や役割が分かるように具体的に記入してください。(500文字以内)
参考::江崎グリコ インターン情報
設問1:グリコのインターンシップへ応募した動機や理由を記入してください。(200文字以内)
この設問では志望動機が問われています。
グリコのインターンに参加する理由、またマーケティング職として何が成し遂げたいかなども触れておきましょう。
基本的な志望動機の書き方については下記の動画を参考にしてください。志望動機の書き方のポイントが端的にまとめられているので、動画でサッと確認したいと思っている方にオススメです。
設問4:チームや集団において常識や慣習に疑いを持ち、自ら周囲を巻き込んで先頭に立ち取り組んだ活動経験を記入してください。 (500文字程度)
この設問では、団体における「見直しや改善」を「リーダッシップをとった」経験について問われています。
これは、「ES・面接で人気企業内定者が企業に伝えていた5つの強みとは?」にある、「5.今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することが出来る」、「3.リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる」能力が組み合わされたものだと考えることが出来ます。
部活動における練習の改善提案をして、主体的にリードした経験などがこれに該当するでしょう。
リーダーシップというと「部長」や「代表」といった肩書きの有無を気にしがちですが、肩書きがなくても組織やチームのために主体的に行動した経験を語れば問題ありません。
それでは、過去のグリコ内定者のエントリーシートを見てみましょう。
チームや集団において常識や慣習に疑いを持ち、自ら周囲を巻き込んで先頭に立ち取り組んだ活動経験を記入してください。
製造業に特化した営業支援をしている企業での3年間のインターン経験を挙げたい。
私は電話営業チームのリーダーとして営業成績の向上に取り組んだ。当初は自分と他のメンバーとのモチベーションが乖離し、個人と組織の仕事の違いを痛感した。
しかし、自分に任された責務は必ず全うしたい。何よりも自身が高校の部活において、団体戦で一丸となって勝利することで得た高揚感を皆で味わいたい。
その思いからもう一度自身を奮い立たし、今までの営業活動で意識してきた「ライバル(目標)を設定する方法」を活かした。
具体的には、営業成績の良いチームに追加の報酬を与えることで競争原理を活かすチーム対抗制度の導入を社長に提案した。
予算を伴う提案ということで中々聞いて貰えなかったが、定量的・定性的な面から説得にかかり、60万の予算を獲得した。
導入後、営業成績の向上とともに大型案件が7個決まり、1000万以上の売上に貢献。この経験から、成果を出す為には精神論だけではなく、組織の仕組みそのものに着目し、それを変革していく重要性を学んだ。
このESでは、メンバー間のモチベーションの差が大きい問題について、競争原理を活かすチーム対抗制度の導入をすることで解決に導いた経験について記述しています。
社長を説得する際にどのようなこと意識したのか、導入後メンバーにはどのような変化が現れたか、についても触れるとさらに良いESになったのではないでしょうか。
設問5:大学時代に周りをあっと驚かせたこと、感動させたことを記入してください。あなたの関わり方や役割が分かるように具体的に記入してください。(500文字以内)
設問5については、感動や驚きを与えるために、どんな工夫をしたのか、何を意識したのか、について重点的に書くと良いでしょう。
ESの自己アピール全般に言えることですが、話のスケールを大きくすること以上に、自分自身の役割や関わり方について、その場限りでなく今後もそのような価値を発揮できる根拠として「強みの方法論」を伝えることが有効です。
グリコのような消費者と直接関わる企業では、そうした感動を今後も引き起こせる人材かどうか、が評価のポイントだと考えられるからです。
参考:あなたの自己PRが嘘っぽく見えないために「方法論」を語るべき
→自己PRに説得力を持たせる「強みの方法論」の作り方について解説した記事です。
江崎グリコの適性検査対策
グリコの過去の本選考では、SPIと、発想力+時事を問う問題 、性格検査の筆記試験の3つが出題されたようです。
発想力を問う問題は言語と絵の両方のテストがあり、かなり時間に余裕がある分量の少なさで特に対策の必要はないようです。
参考:江崎グリコ 本選考情報
→江崎グリコの本選考を受けた学生のレポートです。企業独自の「発想力を問う問題」の詳細について説明してあります。
最後に
いかがだったでしょうか。
グリコのインターン選考は、アンケート課題の字数が多く、問われたことに適切に答えているか、また他学生との差別化が出来ているかが鍵になると言えそうです。
アンケート課題の第5問の解説でも述べましたが、学生時代の体験を記載する際に自身の強みの方法論にまで踏み込んで書けている学生は少ないと思われるため、この点を意識すると数ある応募書類の中でも光るのではないでしょうか。
photo by PROQuinn Dombrowski