KADOKAWAのインターン内容とES突破方法
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最終更新日:2021年06月29日
「君の名は。」や数々の名作の出版社として知られるKADOKAWA。本記事ではインターン内容とインターンを受けるための選考突破の対策を紹介します。
KADOKAWAとは
昭和29年4月2日に設立されたKADOKAWAはドワンゴと経営統合し、カドカワ株式会社となり、現在はインターネット分野から出版・映像分野まで事業内容が幅広いことが特徴の会社となっています。
KADOKAWAの強みは、コンテンツ力という強みを活かしながら成長分野への多角的な事業展開をしていることです。具体的には同業他社にはない映像部門や映画部門のコンテンツ力という強みを活かしつつ、時代の変化に合わせたインターネット主流のコンテンツへの早期参入や海外展開などが挙げられます。
例えば、「君の名は。」などを代表とした有名なコンテンツを生み出しているのはもちろんのこと、書籍の電子媒体事業への参入や海外展開として現地の作家の開発・育成を行ったり、インバウンド事業の一環で、訪日外国人向けSIMカード「JWalkerSIM」の販売等をしています。
KADOKAWAのインターン内容について
20卒向けに実施されたインターンは以下の6コースです。
実写映像1dayインターンシップ
②【コミック】
コミック編集者1dayインターンシップ
③【コラボ】
SHOCHIKU×KADOKAWA合同コース1day
④【アニメ】
1dayインターンシップ@KADOKAWAアニメ
⑤【ライトノベル】
エンターテイメントノベル編集者1dayインターンシップ
⑥【文芸】
文芸模擬編集者1dayインターンシップ
【引用】KADOKAWA採用HP
コミック、文芸、アニメ、ライトノベル、コラボ(松竹様)、実写映像の6分野にて開催されており、参加人数は各回30~40名程度だったそうです。
内容としては、編集者や映像(アニメ、実写)プロデューサーの仕事を実体験し、実際に担当する社員からフィードバックや、生の声を聞くことができる機会となっています。
KADOKAWAが求める人材像
求める人材像をKADOKAWAの新卒採用HPから抜粋すると下記のように書いてあります。
上記人材像の求める人物像からES・面接で人気企業内定者が企業に伝えていた5つの強みとは?であげられている、5つの強みに当てはめると、特に下記2つが当てはまると推察します。
②価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる
①に関しては信頼関係を構築し、関係者の課題や問題を引き出し、解決のために行動できるということが出版業界の仕事においては重要な求められる素養のうちの一つです。
なぜなら、編集者として企画・構想段階から作家と打ち合わせを重ね、執筆段階では様々な観点から情報提供・アイデアを出し、作家の創作活動のパートナー、ブレーンとして動くためです。
また、②に関しては価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげるということも出版業界の仕事をする上では非常に重要です。
KADOKAWAのビジネスモデルを紐解くと、仕事内容として価値観や立場が異なる社内外のパートナー(イベント運営会社、デザイン会社など)と協力し、関係者の利害を一致させながら、イベント成功を目指します。そのため、②の素養が不可欠であると言えるでしょう。
KADOKAWAのインターン選考内容と対策
インターン選考の内容は書類選考のみとなっています。設問内容は例年コースごとに異なっています。
▶本インターンシップを通して何を学びたいか
▶あなたを表す漢字一文字
▶好きな本を5冊あげて、その本をべた褒めしてください(180字×5冊)
▶話題になったけど嫌いだった本とその理由(300文字)
それでは、どのように回答をすればいいのか。基本的には上述した下記の求める人材像に沿って回答をするべきでしょう。
次に、ESの設問ごとにESの回答方針を考察します。
この設問は志望動機を見極める設問です。特に選考通過者の声として、「なぜKADOKAWAでなければいけないのか」が重要視されているそうです。志望度が高いことを伝えれるように書きましょう。
具体的な志望動機の書き方はこちらの記事を参考にしてください。
■好きな本を5冊あげて、その本をべた褒めしてください
■話題になったけど嫌いだった本とその理由
この3つの設問に関しては、価値観や人となりを見極めようとしています。
特に上述したKADOKAWAの求める人材像の中でも、「価値創造者としての力と覚悟のある人」「創り出せる人」かどうかを採用基準としていると考えられます。
つまり、自己PRの設問となるため、エピソードを述べる際には、この2つをアピールできるように書くと良いでしょう。
最後に
今回はKADOKAWAのインターン内容とインターン選考対策について紹介しました。
KADOKAWAは業界売上ランキングで上位に位置しながらも、インターンの受け入れ人数が少ないため、倍率が高いことが予想されます。そのため、選考を受けるにあたってはぜひ本記事を参考にしてみてください。