第一生命保険関連のテクニック
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- 第一生命の志望動機対策|事業内容の理解なくしてES通過なし 23,101 views 第一生命の本選考ES一覧はこちら第一生命といえば保険会社の中でも5本の指に入るほどの規模を誇る大企業です。そして生保業界の中では珍しい株式会社の形態をとっている企業となっています。生保業界では日本生命・住友生命など、相互会社という保険会社が会社の所有者になるような仕組みをとっているところもあります。ですが、第一生命は2010年に相互会社から株式会社へと転換しました。株式会社化をはたすことによってよりM&A、株式市場からの資金調達が容易になり柔軟な経営戦略をとることができるようになります。また、株式会社化することによって経営のチェックを受けるためより透明性の高い経営ができるというメリットがあります。日本の高齢化、人口減少を背景にして今後衰退する可能性も指摘されている保険業界ですが、第一生命では現在海外に積極的に打って出ています。例えばアジアで言うとベトナム、インド、タイなどに進出しています。また、他にも保険料収入で得た資金を運用したり、会社に投資したりと株式会社のメリットを活かした活動を行っています。このように、グローバル志向を持っている方、投資に関心がある方にも向いているといえる第一生命ですが、どのような志望動機が適しているのでしょうか。見ていきましょう。また、unistyleにはほかにも第一生命に関する記事がありますので参考にしてみてください。参考:第一生命の求める人材や内定者ES・面接設問についてはunistyle上に記事がありますのでそちらも併せて御覧ください。第一生命のESと採用HPから考える第一生命の求める人材日本生命と第一生命の事業・社風・選考比較【unistyle業界研究】第一生命のビジネスモデル保険会社のビジネスモデルとしてまず挙げられるのは顧客に保険商品を販売し、その保険料収入を得ることでしょう。ただ、そのときには単純に商品を売り込むだけではありません。営業の方が顧客の抱えているニーズを把握し、どのような商品が最適なのかを相談に乗りながら販売するというのが一般的です。他にも投資やアセットマネジメントにより売上を挙げています。では、実際第一生命はどのようなことを行っているのでしょうか。見ていきましょう。アジア開発銀行が発行する初の「ヘルス・ボンド」へ投資~アジア太平洋地域における保健衛生支援~第一生命保険株式会社は、アジア開発銀行が発行する「ヘルス・ボンド」への投資を実施しました。本債券は、ADBが世界で初めて発行するもので、当社は、今般発行される本債券の全額購入しました。また、本債券はクレディ・アグリコルCIBによる組成・アレンジにより発行されるもので、概要は以下の通りです。「ヘルス・ボンド」についてヘルス・ボンドにより調達された資金は、アジア太平洋地域の保健衛生に関する課題に取り組むため、アジア開発銀行の保健衛生プロジェクトに使用されます。アジア太平洋地域は、ここ数十年著しい経済成長を遂げ現在もなお急速に発展しています。しかしながら、いまだに貧困地区が存在し、医療費の負担も高額で、社会インフラも脆弱なままです。このことが包括的かつ持続的な成長を阻害しており、特に医療に対するニーズは、保健衛生に関するインフラ及びシステムに対する投資の緊急性とともに大きくなってきています。一方で、保健衛生分野への投資には大きな資金が必要となります。高度に訓練された人材、利用が容易な医療機器、それらが一体となった医療体制整備等、莫大な社会インフラ及び保健衛生インフラが必要となります。また、保健衛生に対する投資は、国民皆医療保険制度の実現や、高度な医療サービスを適正な医療費で提供し続けるという意味で、持続可能なものでなくてはなりません。ヘルス・ボンドへの投資は、そのような取組みを資金面から支援するものです。参考:第一生命(ニュースリリース)これは第一生命がヘルスボンドという債権に投資を始めたという記事です。現在アジアが急速に発展していると言うのは知られたことだと思いますが、保険衛生に関するインフラは脆弱で投資が必要となっているようです。そこでこの投資を行うことによって医療インフラの整備を資金面からサポートすることができます。また、このニュースリリースにも書いてあるように、医療インフラの整備は包括的な国の発展には不可欠となっています。この投資を行うことで、今発展し続けている国々に貢献することが出来るので、発展途上国の発展に貢献したいという学生には向いている企業と言えるでしょう。海外洋上風力発電事業に対するプロジェクトファイナンス投資について第一生命保険株式会社は、海外プロジェクトファイナンスに投融資する信託スキームを活用し、貸付債権譲渡を受ける形でドイツにおける洋上風力発電設備建設プロジェクトに約35億円の投資を行うことを決定しました。風力発電事業を対象とするプロジェクトファイナンスへの投資については、当社初の取組みとなります。風力発電については、代表的な再生可能エネルギーの一つとして世界的に導入・普及が進んでおります。近年では従来の陸上風力発電のみならず、海上に風車を設置する洋上風力発電についても急成長が見られており、本案件が所在する欧州においても毎年建設・稼動が見込まれている状況です。一方、日本においては、現時点で商業稼動する洋上風力発電は無いものの、今後、2020年までに約2万kWの実証事業が運転を開始する予定であるほか、計画中の案件が約120万存在するなど、急速な拡大が見込まれています。こうした中、当社としては、海外案件への投資を通じて、将来の国内インフラ投資への貢献を見据えたノウハウ蓄積を進めていきます。当社は、2013年度よりインフラ投資の一環として国内外のプロジェクトファイナンス等、新たな資金需要に対して継続的・積極的に取り組んでおり、本件を含む新たな投資分野への今年度投資額は既に1,000億円を大きく超過するなど、ノウハウの蓄積も進んできています。今後も多様な投資案件への取組みなどによる運用手法の高度化・多角化、ならびに機関投資家としての金融仲介機能の発揮により、資産運用収益を確保し、企業価値向上を目指していきます。参考:第一生命(ニュースリリース)環境に配慮した発電が求められている現代ですが、第一生命はドイツの海外洋上風力発電に対して投資を行ったようです。この記事からも分かるように日本では商業稼働していないそうですが、将来的に稼働することが見込まれています。実際実証実験も予定されていますし、計画中の案件もあるのでこの投資により日本での発電の投資ノウハウの蓄積ができ、将来的に日本での投資機会の拡大が見込まれています。このように新規の事業に投資の面で貢献できるというのも第一生命の良さとしてあげられるかもしれません。以上を踏まえると、・途上国の発展に貢献したい・相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたい・新たに事業や仕組みを生みだす仕事がしたいといった志望動機が適切だといえるでしょう。では、実際の内定者はどのような志望動機を挙げているのでしょうか。見ていきましょう。第一生命のES通過者の志望動機解説こちらが実際の内定者のESです。この業界を志望する理由は、不可欠な商品を提供することで多くの人々の一生を支えている点に魅力を感じたからだ。形の無い商品を取り扱うため、創意工夫次第で多様なニーズに応えることができ、人々の生活を支えられる生命保険業界は理想的だ。その中で貴社を1番に志望する理由は2点ある。1点目は、貴社の挑戦する社風に魅力を感じたからだ。現状に満足することなく株式会社化等の挑戦を経て成長を続けている点や、インターンなどを通して感じたように社員の方々が目的意識を持って活き活きと仕事に励んでいる点で、貴社には挑戦し成長できる土壌があると感じた。2点目は、貴社が海外事業に力を入れていて、世界中の人々の生活を支えることができるからだ。参考:【内定】エントリーシート(グローバルコース)この方は「社風に魅力を感じたから」「貴社が海外事業に力を入れていて、世界中の人々の生活を支えることができるから」ということを第一生命の志望動機として挙げられています。2点目の海外事業の件は具体的なことは挙げられていませんが、先進国の方々の生活だけではなく発展途上国の方々の生活をを支えたいという思いもあるとは思います。実際アメリカ、イギリスといった先進国だけでなく先程あげたようにベトナム、インド、タイなどの国にも進出しているのでこれらの国に貢献したいという思いもあることが推測されます。なので、さきほど挙げた途上国の発展に貢献したいという志望動機に近しいと考えられます。しかし、この方はあまり自身の経験に基づいてESを書いていません。インターンの経験はかかれていて、社員に魅力を持った点の説得力は持てましたが「不可欠な商品を提供することで多くの人々の一生を支えている」という点で経験を基に書かれていないためあまり説得力が持てていないところは評価されるとは言えないでしょう。「異なるスキルを持ったメンバーと切磋琢磨し、人の挑戦を支える」そんな仕事がしたいと思い御社を志望している。大学から始めた和太鼓部では皆が挑戦できる場を作りたいと思い、26大学巻き込み合同演奏会を新設した。様々な大学と共に挑戦を支える舞台を作れたことに大きな達成感を感じた。様々なメンバーと共通の目標を目指し、保険を通してお客様の挑戦を下支えする。そんな仕事に魅力を感じ生命保険業界を志望している。社員の話で引き付けられた「第一生命という1つのチームとしてお客様に安心を与える」という気概や社風を持った御社で、営業職員や様々な部門と信頼関係を築き、お客さまを一生涯支えられるような支社のリーダーになりたい。参考:【内定】エントリーシート(基幹職グローバル)「異なるスキルを持ったメンバーと切磋琢磨し、人の挑戦を支える」ということを第一生命の志望動機として挙げられています。この方は、「第一生命という1つのチームとしてお客様に安心を与える」と述べていることから先程あげた「相手のニーズを把握し、自らの提案で解決したい」という志望動機と近しいものがあると思います。また、この方は経験として演奏会の経験を挙げられています。なので、やりたいと考えている仕事に説得力が持てるのでその点は納得感があるでしょう。生保業界は、お客様の人生を決めるほど重要な仕事であると感じています。お客様は、会社を信頼して、人生を預けてくれているといっても過言ではなく、様々な保険の中でも、人生で最も困難な時期を支えられる「生命保険」に惹かれています。生命保険業界の中でも、貴社は「ご契約者第一主義」を掲げおり、貴社のインターンシップを通じて、その理念がしっかりと引き継がれていることを社員の方々から感じました。最もお客様に近くという意識が統一されている貴社で働くことで、お客様の様々なニーズにあわせ、人の暮らしの「安心」を支えられると考え、貴社を志望しております。参考:【内定】エントリーシート(総合職)この方は「お客様の様々なニーズにあわせ、人の暮らしの「安心」を支えられる」ということを志望動機としてあげられています。この方は先程挙げた「相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたい」という志望動機に近しいものがあると思います。ただ、この方はインターンシップの経験をもとにESを書いてはいますがその精度がやや低くあまり志望動機の説得力を高めるものとは言えないでしょう。最後にいかがでしたでしょうか。今回は第一生命の志望動機を事業内容から考えていきました。その結果、途上国の発展に貢献したい、相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたい、新たに事業や仕組みを生みだす仕事がしたいという志望動機が適していることがわかりました。また、今回とりあげたESではお客さまの課題解決を図りたいという志望動機が多かったように思えます。実際は対お客さまだけではなく、新規事業、発展途上国への貢献も出来る会社なのでそこを挙げてみても良いではないかなと思いました。第一生命は保険を販売するだけではなく投資、グローバルに関心がある方にも向いている企業です。同じく事業投資ができる、グローバルに活躍出来る商社との親和性の高い企業といえることから、商社志望の学生も志望してみても良い会社と言えるかもしれません。参考:第一生命の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらからphotobyMartinThomas
- 【第一生命の面接過去問20選】就職活動での頻出質問と選考意図とは 33,853 views 金融業界は文系就活生からの人気が高い業界になります。そんな金融業界の中でも生命保険業界は、比較的私達の生活に身近な存在と言えるでしょう。そんな生命保険業界に属する第一生命は、1902年に国内初の相互会社として発足しました。米国の生命保険会社の大型買収など、海外進出にも積極的な企業となります。16年10月には持株会社体制にも移行しました。例年の選考のフローは「ES提出→SPIのWEBテスト→面接(3回)」とオーソドックスな形となっています。第一生命に関してはunistyle内に他にも記事があるので併せてご覧ください。→様々な事業を手がけている第一生命ではありますが、どのような人材を求めているのでしょうか。事業内容とHPから考えていきます。→グローバル志向を持っている方、投資に関心がある方にも向いているといえる第一生命ですが、どのような志望動機が適しているのかを解説します。それでは、第一生命の面接で実際に問われた質問についてみていきましょう。参考:第一生命のエントリーシート・選考情報→第一生命の本選考ES・レポート、インターンES・レポートを掲載しています。志望動機に関する質問なぜ生命保険業界を志望するのですか。第一生命が第一志望なのですか。志望度はどれくらいですか。他社の選考、生保の選考状況はどうなってますか。また、どんな業界を見ていますか。どのような社会人になりたいですか。興味のある仕事はなんですか。興味のある分野はなんですか。保険業界の印象や第一生命でどんなキャリアビジョンを描いていますか。うちと日本生命との違いは何だと思いますか。「」に沿ったオーソドックスな事柄が問われているようです。特に、(4)業界比較(6)同業比較について、が多く問われているようです。もちろん、第一生命を受けているということが前提にあるので、なぜこの企業を受けたのか、という軸を意識しながら答えることも大事になります。キャリアビジョンを設定するには、業界を知り、会社を知り、そして業務内容を知っていなければなりません。そのキャリアビジョンが聞かれているということは、選考の段階でしっかりと働き方を理解し、自分なりに働く姿をイメージしておくことが求められていることがわかります。漠然とした「営業がしたい」などという考え方では、高い評価をもらうことは難しいでしょう。最後の質問に関しては、業界のリーディングカンパニーであっても問われることのある質問なので、同業他社についても企業研究を重ねるべきでしょう。→志望企業の理由を語る上では、志望業界に対する憧れを羅列するだけでなく、「他業界ではダメな理由」も語れる必要があります。→面接でも聞かれる頻度の多い質問の一つのキャリアビジョンについての内定者回答を掲載します。学生時代の経験に関する質問学生時代に頑張ったことは何ですか。アルバイト経験について教えてください。学生時代の経験を活かしてチャレンジしたい業務は何ですか。辛かったことを教えてください。(乗り越えた経験ではなく、本当に辛かった経験)学生時代頑張ったことに関しては、「」の記事を参考にしてください。学生時代頑張ったことは、ESの設問としても様々な企業で問われることなので、まだ詳しく考えていない方はこの機会に一度考えてみてください。「学生時代の経験を活かしてチャレンジしたい業務」に関しては、自身の経験と結びつけた回答を持っていればキャリアビジョンもより明確になるかもしれません。参考:→面接で必ず聞かれる質問となぜその質問を聞いているのか、どのような意図があるのかについて丁寧に説明することで、少しでも面接に対する苦手意識をなくしていただければと思います。あなた自身に関する質問エントリーシートの内容についての深堀り。あなたを一言で表すと何ですか。また、それはなぜですか。最近怒られたことはありますか。長所・短所・アルバイトなどの就業経験を踏まえての自己紹介をしてください。エントリーシートに書いたキャッチフレーズについての追加質問。ESに関しては、しっかりと書いた内容を理解し、面接の前に一度整理しておけば良いでしょう。その他の自己PRに関する質問は、「」の記事を参考にしてみてください。自己PRは、ただ闇雲にすれば良いというものではありません。企業の求める人材や軸に合致しない内容をアピールしていては効果的とは言えません。しっかりと企業の意図を意識した自己PRができるように、企業研究の時に一緒に考えておくと良いでしょう。「」の記事によると、第一生命では「」の「1.個人として努力し、成果をあげることができる能力」と「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる能力」を持った人材が求められているようですので、その観点に合致したPRができるとなお良いでしょう。学業に関する質問学部の勉強内容について教えてください。学業に関する質問の中心的な意図は、その学生が何を学んできたのかを知ることではなく、専門的な内容を専攻が異なる相手にいかにうまく伝えられるか、という点にあります。日頃から真剣に学業に取り組んでいれば、そこまで難しい質問ではありませんが、そうでない学生にとっては答えるのが難しくなってしまうかもしれません。この質問1つで相手にうまく伝える能力と、その学生が真剣に学業に取り組んだかどうかをはかる意図がある、と考えられます。参考:→学業については、研究職の場合には特にESで問われやすいように感じますが、文系理系問わずESで問われなくとも面接においては頻出の質問の一つです。その他の質問身近な人に保険を売れますか。この質問は生命保険独特の質問です。実際は嫌に思う方もいるかもしれませんが、嫌と言えないような雰囲気になることもあると思います。そういった場面できちんと答えられると、良い印象を与えられるかもしれません。最後に第一生命の面接過去問を見てみると、どの企業でも聞かれるようなオーソドックスな質問から、生命保険業界独特の質問まで、幅広く問われていた印象があります。生命保険は形のない商品を販売するので人柄が重要になる業界です。その為、個人の価値観や、その価値観が形成された背景となる経験が聞かれていると思われます。また、業界比較も詳しく問われており、詳細な生命保険業界への理解も求められていました。第一生命を始めとする生命保険業界を志望する方は、このような観点で就職活動すると良いかもしれません。この記事が、そのような方々にとって少しでも参考になったら幸いです。【関連記事】こちらの動画では面接の全体像についてわかりやすく解説しています。ぜひご覧ください。保険業界完全攻略記事一覧
- 第一生命のES対策!求める人材を理解して採用レベルの志望動機・ガクチカへ 26,685 views 第一生命は国内五大生命保険の一角を担う大手生命保険企業です。保険会社では相互会社と呼ばれる保険加入者が会社の持ち主になる形態をとる会社がある一方、第一生命は株式会社の形態をとっています。株式会社の形態をとることで、M&Aの実施や株式市場から資金調達を行うことが可能になり業績を伸ばしてきました。また、高齢化を始めとした社会情勢の影響で国内では保険業界全体として今後衰退すると言われている昨今ですが、第一生命は今後成長の見込める海外に焦点をあてたビジネスの拡大を図っています。他にも保険料収入で資産運用を行っていることから、保険業界以外にも投資、グローバル分野に興味がある学生にも人気がある印象があります。では様々な事業を手がけている第一生命ではありますが、どのような人材を求めているのでしょうか。事業内容とHPから考えていきましょう。事業内容と採用HPから考える第一生命の求める人材まずは採用HPを見ていきましょう。新たな事業に関わるにあたっては、自発的に勉強することも大切です。さまざまなデータから疾病予測を行ったり、新たな加入診査のあり方を考えたりする中で医学知識は欠かせません。また、最新のテクノロジーやフィンテックなど日進月歩の動きも常にウォッチし、最新知識を取り入れておくことも必要です。そうした、日々の積み重ねを行いながら、新たな価値を生み出していくことを意識して仕事に取り組んでいます。こうした環境を若手にしっかり与えてくれるあたりが第一生命の魅力でもありますので、与えられたチャンスを活かして、ビジネスとともに成長していきたいと思っています。参考:社員の声(契約医務部)こちらは契約医務部という生命保険契約から生まれる医療データを統計・分析し、将来的に生命保険の可能性を広げる検討をしている部署の社員の声です。保険業界は現在急速にIT化が進んでおりInsTechとよばれる保険とITを組み合わせた取り組みが進んでいます。ですから、その日々めまぐるしく変わる状況に対応していくには個人としてのキャッチアップが必要になってきます。『新たな事業に関わるにあたっては、自発的に勉強することも大切です。さまざまなデータから疾病予測を行ったり、新たな加入診査のあり方を考えたりする中で医学知識は欠かせません。また、最新のテクノロジーやフィンテックなど日進月歩の動きも常にウォッチし、最新知識を取り入れておくことも必要です。』の部分からも、知識を入社後も習得されるよう常に自発的に学習していかなければならないことがわかります。営業の成果自体も個人の評価に紐づくことが生命保険業界のビジネスの一般になります。以上より、これを『人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み』に落とし込んで考えてみると「1.個人として努力し、成果をあげることができる能力」というのが重要になってくることがわかります。第一生命グループの国内生命保険事業は中核事業かつ巨大な規模であり、そのリーテイル販売事業の舵取りを行うことが業務部の役割です。私たちの役割は、お客さま接点の最前線で日々活動する生涯設計デザイナーが「お客さま第一主義」を実現しながら、生命保険販売を向上させていくという同時追求の戦略立案を担うわけですが、当然ながら、一個人や一部門での仕事ではなく、あらゆる部門を巻き込んでいく必要があります。営業職の制度、教育体系、コンサルティング手法や販促ツールの製作、商品開発、他営業チャネルとの連携など、すべてが有機的に結びつくようにコントロールすることがとても重要です。マーケットの変化、社内上の課題をいち早く把握し、それらの課題を解決しながら業績向上に向けた戦略を実行していく。難易度は高いですが、会社業績を背負うという責任感とリーテイル分野を同じベクトルに向かわせていく一体感が今の仕事の醍醐味です。参考:社員の声(業務部)こちらは第一生命の業務部で働く社員の声です。『私たちの役割は、お客さま接点の最前線で日々活動する生涯設計デザイナーが「お客さま第一主義」を実現しながら、生命保険販売を向上させていくという同時追求の戦略立案を担うわけですが、当然ながら、一個人や一部門での仕事ではなく、あらゆる部門を巻き込んでいく必要があります。』の部分からもわかるように、生命保険を販売するにあたって顧客のニーズやその機能を向上させるためには、他部門との協力を得ていかなければなりません。一つの部門だけではなく保険設計の部門、現場の声を聞く営業など様々な部門の協力を得て初めてよい保険商品を創り出すことができるのです。ただ、必ずしも現場の価値観と保険設計者の立場では一致するとは限りません。それらをうまく調整して目標に向けて協力していくことが重要であると言えるのではないでしょうか。ですから『人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み』に即して考えてみると「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」という能力が求められていることが分かるでしょう。ここまで事業内容とHPから「1.個人として努力し、成果をあげることができる」「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」という能力が求められている事がわかりました。ではESからはどのようなことが読み取れるでしょうか。みていきましょう。第一生命のES設問(1)これまでの取組みの中で、自分らしさを表したと思える取組みについて2つ挙げ、それぞれの概要を記載してください。(50文字以内)(2)上記2つの取組みの中で、最も自分らしさを表したと思える取組みを1つ選び、具体的な行動について記載してください。(300文字以内)(3)自分らしさを表すキャッチフレーズを記載してください。(20文字以内)(4)上記のキャッチフレーズである理由を記載してください。(50文字以内)(5)生保業界を選んだ理由と、その中で当社を選んだ理由を記載してください。(300文字以内)参考:第一生命の企業情報設問(1)「これまでの取組みの中で、自分らしさを表したと思える取組みについて2つ挙げ、それぞれの概要を記載してください。」について学生時代に頑張ったことを聞かれている設問です。『内定レベルの学生時代頑張ったことが10分で書ける学生時代頑張ったことのフレームワーク』の①結論を示すことになります。文字数が少ないため、取組みの内容にインパクトを残せるような一言が用意できると採用担当者の目に止まりやすいと考えます。設問(2)「上記2つの取組みの中で、最も自分らしさを表したと思える取組みを1つ選び、具体的な行動について記載してください。」について先ほどの設問の内容を詳しく説明していく形になります。以下の動画で、ガクチカの書き方のポイントやフレームワークを解説しているので、参考にしてみてください。今回は「自分らしさ」という言葉をどう捉えるかが焦点となります。「自分らしさ」を「あなたなりの解決策」として捉えると、フレームワークの④取組みと結果で自分らしさが発揮できているかどうかが重要となるでしょう。例えば、「サークルでメンバーの理解を深めるため飲み会を開催し対話に努めた」といったありきたりな内容では評価されないことが考えられます。また、「自分らしさ」を「人柄」であると考えると⑤人柄を重点的に問われているという見方もできるでしょう。いずれにせよ、ある程度オリジナリティのある内容を書くことが要求されていると推測できますので、あなたなりの「自分らしさ」について一度考えてみるべき設問であると言えるでしょう。以下の記事では、取組・工夫の評価項目や評価される実際の回答例などをわかりやすくまとめてありますので、是非回答作成前に一読ください。参考:取組・工夫→結果の評価ポイントと回答例設問(3)「自分らしさを表すキャッチフレーズを記載してください。」・設問(4)「上記のキャッチフレーズである理由を記載してください。」について「キャッチフレーズ」といいますとなにやらセンスのある一言を書かなければいけないと思い戸惑ってしまう方も多い印象がありますが、結局は「あなたがどのような性格や資質・強みを持った人物なのか」を述べる設問であると考えます。自己PRに分類される質問であると言えるでしょう。自身がそのキャッチフレーズが表す素質を持っていることが、第一生命にとってどのようなメリットがあるのか。先ほどの求める人材も意識しながら書いていけるといいでしょう。文字数が少ないですが、面接対策を含めて、それを裏付ける具体的なエピソードもセットで語れると説得力のある内容になります。エントリーシートや面接でよく出会う「あなたを象徴する漢字1文字/あなた自身を表すキーワードについて教えてください」という答えにくい質問に対する内定者の回答のコラムも参考にしていただければ良いと思います。参考:「あなたを象徴する漢字1文字/あなた自身を表すキーワードについて教えてください」という設問に対する内定者の回答事例集設問(5)「生保業界を選んだ理由と、その中で当社を選んだ理由を記載してください。」について志望動機についての設問です。や以下の動画で紹介しているフレームワークの内、④業界比較・⑥同業比較が直接問われています。業界比較については「なぜ金融か→なぜ保険か→なぜ生保か」というように段階ごとに複数の視点があると考えます。同時に「金融でも銀行・証券などではダメな理由」「保険でも損害保険ではダメな理由」が特に面接では問われることが想定されますので、前者では・後者ではといった記事を参考にしっかりと差別化しておくことが重要となります。同業比較については、生保業界では基本的にビジネスモデルに大きな違いはないため難しい点もあるかと思いますが、以下の記事も参考にしながら、にもあるように業界内の特別なポジションや強み・社風や企業理念・働く人の3つの観点から述べるのが有効であると考えます。unistyleでは同業他社を比較を紹介した記事もありますので、回答作成前に是非一読ください。参考:「日本生命と第一生命の事業・社風・選考比較【unistyle業界研究】最後に生保業界では前設問にもあるよう段階的に業界比較をする必要があり、「なんとなく金融だから」というあいまいな志望動機では評価されないことが考えられます。しかし、一方ではそういった考えで選考を受ける方は多いに存在しており、「他ではダメな理由」を的確に述べることができれば志望度の高さを効果的に伝えることができるでしょう。photobyPresidenciadelaRepúblicaMexicana
- 第一生命の採用大学・文理・男女別採用人数|合格者ES付き 12,955 views 第一生命の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちら第一生命は1902年に日本で最初の相互会社として創業しました。第一生命ホールディングスの完全子会社であり、四大生保のうちの1社に属されます。日本生命に次ぐ業界2位に位置付けられる大手生命保険会社であり、そのビジネスフィールドは「リーテイル分野、ホールセール分野、アンダーライティング分野、資産運用分野、海外事業分野、企画・管理分野、IT・システム分野、窓販・代理店分野」など多岐にわたります。本記事では、第一生命の内定者実績を採用大学・男女別・文理別の3つの観点でまとめています。本記事の構成第一生命の採用大学一覧第一生命の男女別の採用人数第一生命の文理別の採用人数第一生命の本選考合格者ES最後に第一生命の採用大学一覧2019年の第一生命の採用実績校は次のようになっています。各大学からの詳細な人数は各大学のホームページをご参照ください。早稲田大学、慶應義塾大学、同志社大学、明治大学、中央大学、関西学院大学、法政大学、神戸大学、学習院大学、立教大学、大阪大学、東京大学、上智大学、青山学院大学、東北大学、北海道大学、立命館大学、関西大学、京都大学、日本女子大学、名古屋大学、九州大学、長崎大学、東京工業大学、東京女子大学、東京理科大学、日本大学、明治学院大学、一橋大学、茨城大学、横浜国立大学、近畿大学、金沢大学、鳥取環境大学、工学院大学、広島大学、山口大学、滋賀大学、首都大学東京、小樽商科大学、昭和女子大学、神田外国語大学、成城大学、成蹊大学、西南学院大学、青森公立大学、千葉大学、大妻女子大学、大阪市立大学、大阪府立大学、東京外国語大学、東京薬科大学、東北芸術工科大学、函館大学、琉球大学、北海道武蔵女子短期大学参考:就職四季報2020第一生命の男女別の採用人数第一生命の過去3年分の男女別採用人数は次のようになっています。参考:就職四季報2020第一生命の文理別の採用人数第一生命の過去3年分の文理別採用人数は次のようになっています。参考:就職四季報2020第一生命の本選考合格者ESここでは、第一生命の合格者ESを紹介します。2020卒(総合職)2020卒(機関経営職)2020卒(アクチュアリー)その企業に合格したエントリーシートを読むことで、単純に書き方を学ぶだけでなく、その企業がどのような人物を求めているのか、設問からどのようなことを聞きたいのかを学ぶことができます。第一生命の合格者ES一覧はこちら2020卒(総合職)この合格者のESはこちらこれまでの取組みの中で、最も自分らしさを表したと思える取組みについて、概要を記入してください。50文字以下サークルの新歓活動で誰よりも働き、役職にとらわれないリーダーシップを発揮したこと上記の取組みの具体的な行動について記入してください。300文字以下新歓活動では同期の代表がリーダとなり、他のメンバーはできる限り新歓イベントに参加して運営を行います。しかし、代表の指示が行きわたらず同期のイベント参加率も低く不完全な運営体制でした。新歓初期から欠かさず参加していた私はこの状況にいち早く危機感を感じ対策を練りました。代表と密に連携を取りサポートを行い、新歓イベントにあまり参加してない同期に一人一人連絡を取り、イベントへの参加を促しました。最終的に特定の役割を持たない者の一人にすぎなかった私は、同期で唯一新歓イベント全てに参加し、新歓において中心的な役割を果たすことになりました。例年25人程度の新入生も32人が入会しました。上記の具体的な行動を踏まえ、自分らしさを表すキャッチフレーズを記入してください。20文字以下鷹の目を持った働きアリこれまでの取組みの中で、最も大きな挑戦だと思える取組みについて、概要を記入してください。50文字以下塾講師のアルバイトで、生徒に合った授業を展開するため規定のカリキュラムや授業時間をすべて変更したこと生命保険業界を選んだ理由と、その中で当社を選んだ理由を記入してください。300文字以下人に寄り添いお金などの面からサポートする生命保険業界でも、貴社は最も目指すべき姿が明確であると感じたからです。塾講師のアルバイトで一人一人の生徒の思いを引き受けながらサポートを行った経験から、次はお金などの面で多くの人々の生活を支える仕事がしたいと思い生命保険業界を志望しました。その中でも「最大たるより最良たれ」の言葉にあるように、貴社のお客様に重きを置く姿勢を強く感じました。そして、その実現に株式会社として効率的に資金調達を行うことができることから、貴社は最もお客様に寄り添ったサービスを提供することができると思い志望しました。上記のビジネスフィールドを選択した理由を記入してください。300文字以下ホールセール分野の法人営業の仕事に取り組みたいです。団体保険や企業年金などの福利厚生制度や企業経営についてなど様々なニーズに応えることは、その企業全体の人々に大きな影響を与えることができる仕事であると考えます。そのためには、担当者との信頼関係の構築や、ニーズに応える社内の部署と担当者を引き合わせる力など様々な力が求められると思います。サークルの新歓の成功のために誰よりも努力した経験を活かして、多くの人を巻き込みそのような力を身に着け、さらに伸ばしていきたいと思います。また会社全体を見る経験を積み重ねることで、将来的には経営企画に携わって「全体最適」な課題解決をしていきたいです。2020卒(機関経営職)この合格者のESはこちらあなたがこれまで経験した中で最も困難だったこと、その困難を自分でどのように関わり乗り越えたかを教えて下さい。(500文字以内)大学の体育会系サッカー部の活動です。そこで試合に出場するにはどのようにすればよいかを突き詰めて考え、毎日の自主練習で短所を克服し、長所を伸ばすことで乗り越えました。この経験で、耐え難い状況を打破するのは自分の行動次第であり、同時に最後まで粘り抜く大切さを学びました。試合に出場して貢献するという目標を立てましたが1、2年次はボール拾いやランニングといったサッカーができない日々が続き、挫折しました。しかしこのままではチームメイトとの差を埋められないと感じたため、自主練習を行いました。そこで自分の特徴でもあるフィジカルを強化し、苦手なパスを克服しようと決めました。毎朝グラウンドに来てパスの練習をし、週3日に筋力トレーニングをしました。しかし2年間続けてもトップチームで全く試合に出場することができず、やる気がなくなってしまう時期もありました。それでもこの自主練習を続けたことで、体重が8kg増えてパスのミスが減り、3年次になって試合に出場することができました。この経験で最後まで諦めずに目標に取り組む意味を実感できました。人を巻き込み何か達成した経験があれば、具体的に教えてください。(500文字以内)大学の体育会系サッカー部の活動で達成できました。80人の部員の中から11人しか出られず、多くの選手のモチベーションが低下している状況でした。私も1、2年次は試合に出場していませんでしたが、悔しいという思いが強かったため、モチベーションを維持できました。そこで自分の技術の向上とチームのモチベーションを上げるために同じカテゴリーの部員を集め、主体的に自主練習を行いました。しかしほとんどの部員がアルバイトや、面倒くさいを理由にすぐ帰ってしまいました。そこで自主練習に必ず参加させようと10人のアルバイトのシフトを集め、それに従って自主練習する曜日を決めました。さらにレギュラーとして出場している先輩部員も巻き込み、より質の高い自主練習をすることができました。その結果、チームメイトの意識と技術が上がり、私を含めた7人の部員がトップチームに昇格することができました。現在は先輩部員という立場で後輩のモチベーションを上げています。この強みを活かして、どんな仕事でも主体的に行動し周りをも巻き込み、貴社に貢献します。2020卒(アクチュアリー)この合格者のESはこちらこれまでの取り組みの中で、自分らしさを表したと思える取り組みについて2つ挙げ、それぞれの概要を記載してください(50文字以下)サイクルサッカー部で主将としてチームを支えてきたこと、個別指導の塾講師のアルバイトとして相手の立場になって考えることで生徒と信頼関係を築いてきた経験上記2つの取り組みの中で最も自分らしさを表したと思える取り組みを1つ選び、具体的な行動について記載してください(300文字以下)私は大学の部活動であるサイクルサッカーで主将として明るいチーム作りに取り組みました。以前は練習時の雰囲気が暗いという課題があり、そのため練習がしんどいことを理由に退部する部員もいました。私はその状況を打破するべく楽しい練習を取り入れようとしたところ、あまり賛同が得られませんでした。そこで上手いOBさんに練習方法を聞いたり海外で取り入れられている練習を真似したりすることで、その練習をすれば上達するという説得力が出てみんなが動いてくれました。その結果、1年間誰も辞めずに楽しく練習をすることができました。この経験から、何かを導入するときには説得力が増すと周りが動いてくれるということを実感しました。自分らしさを表すキャッチフレーズを記載してください(20文字以下)現状維持は退化なり生命保険業界を選んだ理由と、その中で当社を選んだ理由を記載してください(300文字以下)私は不幸な人を1人でも多く減らしたいという思いから生命保険業界を選びました。またアクチュアリーとして業界を選ぶ中で、生保は損保よりも商品の扱う期間が長いため計算する価値が高いということ、生保と年金どちらの業務もできることから生命保険業界のアクチュアリーに一番興味を持ちました。その中で私が貴社を志望する理由として、貴社のアクチュアリーが活躍できる部署は他社に比べて幅広いということ、新しいことを追い求める社員の方が多いということに魅力を感じ貴社で働きたいと考えました。アクチュアリーに興味を持ったきっかけおよびアクチュアリーとしてどのような仕事をしたいかについて記載してください(300文字以下)私は文系ですが数学を得意としており、大学では統計学系統の授業を中心に履修しています。アクチュアリーは数学のスペシャリストで確率論や統計学といった内容を扱うので興味を持ちました。そこで夏からインターンに参加して業務体験やアクチュアリーの方の話を聞くことで自分に向いていると思いアクチュアリーを目指すことに決めました。アクチュアリーとして仕事をしていく上で現時点では営業企画部に一番興味がありますが、様々な部門で働いていく上で一番適性の高い仕事を極めたいと思います。また加えて、私はゼミでデータ分析をしている経験を活かしてアクチュアリーにおけるデータサイエンス領域の発展に携わりたいと考えています。最後に本記事では第一生命の採用実績を採用大学別など複数の切り口でまとめました。unistyleでは何度もお伝えしていますが、採用実績はあくまでも参考程度に留めておきましょう。「」でも述べていますが、学歴は複数ある評価基準のうちの1つの基準でしかありません。自らが志望する企業であれば、採用実績の有無に関わらず選考にぜひ挑戦してみてください。第一生命の選考対策記事は以下の関連記事からお読み頂けます。十分な対策をした上で選考に臨みましょう。第一生命の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちら【関連記事】
- 第一生命の冬期インターン体験記とES選考攻略|合格者ES付 12,783 views 第一生命のインターンES一覧はこちらディズニーランドのビッグサンダーマウンテンやディズニーシーのセンターオブジアースのスポンサーで知られる第一生命。金融業界、生命保険業界を目指す学生から非常に人気のある同社ですが、インターンシップに関しては比較的参加しやすいといえそうです。本記事では第一生命のインターン内容やエントリーシートの回答方法などを解説していきます。本記事のコンテンツ・第一生命とは・第一生命インターン内容・第一生命の求める人物像・第一生命ES設問・最後に第一生命とは2018年に創業116年を迎えた第一生命は1902年に日本で最初の相互会社として創業しました。第一生命保険株式会社は第一生命ホールディングスの完全子会社であり、四大生保の1つに数えられる第一生命は、業界2位に位置付けられる大手生命保険会社です。そのビジネスフィールドはリーテイル分野、ホールセール分野、アンダーライティング分野、資産運用分野、海外事業分野、企画・管理分野、IT・システム分野、窓販・代理店分野等、多岐にわたります。同社は他社と比べ、海外生命保険が強みとなっています。2007年から海外保険事業を展開して以来、オーストラリアではシェア1位を誇っております。新卒採用では基幹職、機関経営職、ライフプロフェッショナルの三つの募集があります。参考:第一生命HP第一生命インターン内容ここでは第一生命のインターンの内容について紹介します。21卒向けに募集されているコースは、オープンコース、プロフェッショナルコース、アクチュアリーコース、クオンツアンドデータサイエンスコース、理系向けオープンコースの5つがあります。なお、他コースとの併願は出来ないようです。以下でそれぞれの内容についてご紹介します。♦︎オープンコースオープンコースでは幅広い分野のビジネスや会社の社風を知ることの出来る内容となっています。1日目オリエンテーション生命保険ビジネスや第一生命グループについて、まずは講義形式で学んでいただいたのちに、ゲーム感覚で取組め、思わず真剣になってしまうグループワーク等にチャレンジしていただきます。共に過ごす仲間と親交を深めながら第一生命の成長戦略や幅広いビジネスフィールドといった基礎を理解していただきます。2日目ー4日目就業体験複数部門の業務を体験していただきます。実際に各部門で活躍する若手社員による講義や社員さながらの課題解決や企画立案等をグループワーク形式でチャレンジしていきます。チームの仲間と切磋琢磨しながら取組むことで、幅広いビジネスフィールドはもちろん、第一生命の求める人財像である「プロフェッショナル&チームワーク」を「体感」いただきます。5日目プレゼンテーション&座談会・懇親会最終日は5日間の集大成。人事部からの課題に対しチーム一丸となってグループワークに取組み、全チームよりプレゼンテーションを行っていただきます。また、社員や内定者を交えた座談会・懇親会では、第一生命の人柄や社風をより感じ取っていただきます。あっという間の5日間。終わった頃には自身の成長も感じられるはず。♦︎プロフェッショナルコースこちらも全5日間で、オープンコースよりもより深くハイレベルな内容となっています。「安心の最高峰を、地域へ、世界へ」。グローバル生命保険会社を目指して変革に挑戦し続ける第一生命グループが見据える未来とは何か。本インターンシップでは、第一生命グループが成長戦略として掲げている3つの事業をテーマとした就業体験を行います。国内生命保険事業はもちろんのこと、機関投資家としての役割を果たす資産運用事業、そして積極的なグローバル展開による海外生命保険事業。これらをテーマにした5日間のプログラムを通じて、「プロフェッショナルとは何か」「生命保険ビジネスの醍醐味は何か」など、皆さんにたくさんの気づきや成長が待っているインターンシップです。全体的に難易度の高いプログラム構成となりますが、意欲ある皆さんの挑戦をお待ちしています。<これまでのカリキュラム>・連結総資産約55兆円を保有する機関投資家としての役割と資産運用事業・個人や企業の抱える様々なリスクに対し、課題解決にあたるコンサルティング・M&Aの検討やマーケット分析を通じた、グローバル戦略の企画・保険ビジネスとテクノロジーの融合(InsTech)で進化する生命保険の将来像引用:第一生命インターンシッププロフェッショナルコース♦︎アクチュアリーコース確率論、統計学などの数理的な知識を使った内容となっております。アクチュアリーの仕事内容は、確率論や統計学を用いて、死亡率や事故の発生率などを計算し、生命保険や年金の保険金の算定や、将来の支払いに備えるための準備金の適切な積み立てなどを行うことです。本インターンシップでは、そのような実際の数理モデルに基づく適切な保険料・責任準備金の算出、標準掛金率や退職給付債務などの計算・分析、予定脱退率の計算・分析等の演習等を行い、アクチュアリーの業務をご理解いただきます。<これまでのカリキュラム>【生命保険アクチュアリー】●保険料、責任準備金の計算、保険商品の収益性の検証等【年金アクチュアリー】●保険料計算および予定脱退率の計算、分析等●企業年金制度導入のコンサルティング等♦︎クオンツ&データサイエンスコースクオンツとは数理科学的手法を用い、リスク管理や金融に関する様々な問題や課題の解決に取り組むスペシャリストの事です。生命保険会社におけるリスクのマネジメント業務をはじめとして、資産運用手法の開発業務や金融派生商品の評価モデル構築業務など、当社でのクオンツの活躍フィールドは多岐に渡っています。また、近年第一生命グループは、最新のテクノロジーを活用した生命保険事業独自のイノベーションを創出する取り組み“InsTech”を積極的に推進していますが、その中においてデータ解析の技術は重要な役割を果たしています。機械学習を用いたビッグデータの解析など最新技術を積極的に取り入れて新商品の開発や保険査定基準の改定に取り組む等、データサイエンティストも活躍のフィールドを拡げています。本インターンシップでは、実践的な問題や課題に取り組んでもらう事により、業務の一部を体感していただきます。<これまでのカリキュラム>[クオンツ]●金融派生商品の理論時価評価●団体年金におけるALM運用手法について[データサイエンティスト]●機械学習に基づく金利変動予測モデルを利用した運用モデルの構築♦︎理系向けオープンコースこちらは3日間のプログラムとなっています。理系の知識で幅広い分野を学ぶことができるプログラムです。1日目オリエンテーション生命保険ビジネスや第一生命グループについて、一見結びつかない生命保険と理系の関わりについて、まずは講義形式で学んでいただいたのちに、関連会社も含め理系のスキルを活かせる生命保険のビジネスフィールドについて、理系社員の経験を交えた講義や分析力・論理性が求められるグループワーク等を通して理解していただきます。2日目就業体験理系出身の社員が活躍している部門の業務を複数体験していただきます。理系スキルの活かし方や、メリット等を通じて「体感」いただくとともに、それぞれのフィールドの魅力や奥深さなどを理解していただきます。3日目最終日は3日間の集大成。人事部からの課題に対しチーム一丸となってグループワークに取組み、全チームよりプレゼンテーションを行っていただきます。また、理系出身の社員や内定者を交えた座談会・懇親会では、第一生命の人柄や社風をより感じ取っていただきます。3日間とは思えないボリューム。終わった頃には生保=文系が払拭されているはず。引用:第一生命インターンシップ募集サイトなお、21卒向けのインターンの開催日程、人数についてはオープンコース東京開催第1回2019年8月26日(月)~8月30日(金)9:30~17:00第2回2019年10月7日(月)~10月11日(金)9:30~17:00の2日程、各100名程度の募集です。大阪開催第1回2019年9月2日(月)~9月6日(金)9:30~17:00第2回2019年10月28日(月)〜11月1日(金)9:30~17:00の2日程、各80名程度の募集です。プロフェッショナルコースこちらは東京開催のみ2019年9月9日(月)~9月13日(金)9:30~17:00100名程度の募集です。アクチュアリーコースこちらも東京開催のみです。2019年8月19日(月)~8月23日(金)9:30~17:0080名程度の募集です。クオンツ&データサイエンスコース東京開催2019年8月19日(月)~8月23日(金)9:30~17:0080名程度の募集です。理系向けオープンコース東京開催2019年9月17日(火)~9月19日(木)9:30~17:0080名程度の募集です。選考フローインターン参加への選考フローは以下の通りです。プレエントリー▼エントリーシート提出▼WEBテスト▼面接等▼合格通知▼インターン参加引用:第一生命インターンシップHP第一生命の求める人物像第一生命の求める人物像は以下の2点です。・プロフェッショナル自律心と向上心をもち、積極的に挑戦・変革し、継続的に価値想像し続けることができる人材・チームワーク多様な個性を違いに包摂・共感し、周囲を巻き込み、鼓舞しながら、共に成長することができる人材これらを解説していきます。・プロフェッショナル同社は事業分野が広く、それだけ活躍出来るフィールドも幅広く存在しています。そのため海外研修制度や留学制度、キャリアアップサポートなど自己のスキルを高めるための環境が多く用意されています。これは常に広がっていく事業分野でそれぞれが活躍していく必要があるためです。多くの事業分野があるため、業務には広い視野と専門性のどちらも必要になっていきます。また、同社では1〜2週間多部署を経験出来る社内トレーニー制度というものも用意されています。多部署での知見を広めることによって生産性を高めることが狙いです。従って、多くの事業が存在している環境の中で自ら目的意識を持ち、キャリアを歩んで行ける人材が求められています。・チームワーク同社は非常に多くの事業部があります。業界を取り巻くめまぐるしい変化に対応するためには固定概念にとらわれず新しいことにも挑戦していく必要があります。その中で、広い視野を持ち多部署も巻き込みながら積極的に働くことができる人材が求められます。引用:第一生命基幹職第一生命インターンES設問20卒のエントリーシートを参考に解説していきます。◆当社インターンシップを志望する理由と、そこで学びたいことを教えてください。(300字)◆これまでに力を入れて取り組んだことを2つあげ、それぞれの概要を教えてください。(100字)設問1◆当社インターンシップを志望する理由と、そこで学びたいことを教えてください。(300文字以内)設問の意図ここでは、インターンへの「志望動機」が問われています。注意すべきは、「学びたいこと」についても記述する必要があるという点です。インターンシップで何を学びたいか、それを今後どう活かしていきたいか、の2点はインターンシップESにおいて必須です。意図を踏まえた回答方針ここでは、を参考に記述しましょう。①成し遂げたいこと②きっかけとなる経験③企業選びのポイント④他に受けている業界とその業界ではダメな理由⑤具体的に取り組みたい仕事⑥業界の中でもその企業の理由基本的には上記フレームワークはインターンシップESにおいても利用できますが、インターンシップの選考段階では、それほど深い業界理解、企業理解は求められていないと考えられます。特に生命保険業界は各社細かな違いはあるものの、行っている事業に大きな違いがないためこの段階では各社の違いを明確にしておく必要はないでしょう。とはいえ、同社が近年どのような分野に注力しているのかについて大まかに理解しておくことは重要であるため、新聞やネットニュースで情報を日頃から収集しておきましょう。参考:→多くの学生を悩ませる志望動機の作り方について解説していきます。上記のフレームワークの活用法についても説明しているので、ぜひご参照ください。合格者の回答私は法学部の学生ということもあり、現在、社会保障法という授業を履修しています。その授業の中で、社会保障制度と生命保険が補完関係にあるのだと気づき、生命保険会社のより具体的な取り組みに興味を持ちました。その中でも、日本初の相互会社である御社の幅広い活動について、実際に体験してみたいと思い、インターンシップに応募させていただきました。御社のインターンシップでは、生命保険会社のリアルな現状を学ぶことはもちろん、機関投資家としての側面を持つ生命保険会社の活動や、そして私がホームページを拝見させていただいた際に特に興味を持った、アジア市場での海外生命保険事業について深く学びたいと思っています。参考:インターンシップ合格者のESこの合格者のESは、生命保険に興味を持ったきっかけ→その企業に興味を持った理由→魅力に感じた点→インターンで学びたいことという流れで書かれており、上記のフレームワークに沿っているとは言えませんが、非常に分かりやすくまとめられているといえます。インターンではそこまで深い企業理解や他社との差別化は求められていないため、このような書き方が端的かつ分かりやすいと思います。内容を見ていくと、この文章は「日本初の相互会社」、「機関投資家としての」、「アジア市場での海外生命保険事業について」などのワードがホームページから拾ってきて並べたような浅はかな印象を受けます。自身が生命保険に興味を持ったきっかけである、「社会保障と生命保険が補完関係にあること」に気づき、それについて面白いと思ったのならば、そのことについて、なぜおもしろいと思ったのか、そこから自分は社会にどのような価値を提供したいのかという点を掘り下げましょう。ここを掘り下げることで自分がインターンシップでの目的意識や何を学びにいきたいのかにも繋がっていくと思います。設問2◆これまでに力を入れて取り組んだことを2つあげ、それぞれの概要を教えてください。(100文字以内)設問の意図ここでは、100字の「学チカ」が2問出題されています。ここで考えるべきは、なぜ100字なのか、なぜ2問なのか、という2点です。おそらく企業側のこの設問の意図としては、あなた自身の行動を客観的に評価することにあると考えられます。そのため、エピソード自体のインパクトや独自性が、この設問においては重視されているといえそうです。意図を踏まえた回答方針100字と文字数が非常に限定されているため、端的に書く必要があります。エピソード自体を簡潔に書くことは勿論、できるだけ具体的に記述しましょう。学チカの概要→意識的に取り組んだこと→経験を通じて得た学びという流れでそれぞれを1文で端的に書くことが望ましいでしょう。合格者の回答サッカーコーチのアルバイトを通じて、自習形式で勉強する場を設け、自分で考えて勉強する習慣をつけることが目的の『自立塾』を設立したことです。その結果、勉強を理由に辞める選手がいなくなりました。参考:第一生命インターンシップ合格者のES体育同好会連盟所属のサッカーサークルで、週4回の練習と土日の試合を通じて、自分たちで課題を見つけ、解決のために必要なことを考え、行動したため、部活では得られない考える力や実行力を得ました。参考:第一生命インターンシップ合格者のESこの合格者のESは、アルバイトとサークルについて書かれています。それぞれ、上記で示した流れに沿って書かれており、非常に分かりやすいESとなっています。一つ目は、学チカの概要→意識的に取り組んだこと、という流れで書かれています。経験を通じて得た学びが書かれていませんが、文字数に限界があるため、今回は削っても問題ないでしょう。二つ目は、学チカの概要→意識的に取り組んだこと→経験を通じて得た学び、がコンパクトにまとめられています。非常に簡潔にまとめられていて分かりやすいESといえます。この設問に関しては、自身の取り組みをどれだけ具体的に伝えられるかが非常に重要といえます。一読して、その取組みが想像できるような明快さを心掛けましょう。最後に第一生命は、国内大手生保の中では比較的特徴ある企業です。他社との違いを明確にするためにも、インターンシップを通して、同社の掲げる「お客さま第一主義」の理念、その特徴的な事業方針について学びましょう。同社のインターンシップは、比較的参加しやすいといえるため、早期から動き出そうと考えている学生は、就職活動の第一歩として参加してみても良いかもしれません。第一生命の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから