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- 凸版印刷の志望動機対策|事業内容の理解なくしてES通過なし 24,367 views 凸版印刷は大日本印刷と並ぶ国内最大規模の印刷会社です。経済産業省の統計によると印刷業界は製品出荷額に関してはここ2002年から2014年でおよそ20%減少しており、市場としては縮小傾向にあります。今回はそんな凸版印刷について事業内容と照らし合わせながら志望動機を考えていきたいと思います。凸版印刷の人気ランキングや求める人材また大日本印刷との違いはunistyle内に他にも記事がありますのでこちらも御覧ください。参考:凸版印刷内定者の学歴と企業人気ランキング参考:大日本印刷・凸版印刷の事業・求める人材・社風解説【unistyle業界研究】参考:経済産業省「工業統計表産業編」凸版印刷のビジネスモデル印刷業界は大別するとネット等を活用し、個人もしくは団体のチラシ等をメインに扱う会社と、企業間の商業目的の印刷物をメインに扱う会社の2つに分けることができます。前者はネットの普及や安価さにより業績を伸ばしています。一方後者はネットのように紙媒体以外の媒体の選択肢が増えてきたことにより、需要が減少傾向にあります。また、印刷業界は今回紹介する凸版印刷と大日本印刷という大手2社が業界のシェアの約半分を占めているという状態にあります。このような業界で凸版印刷は創業当時から行ってきた紙媒体による印刷に拘泥すること無く、情報コミュニケーション分野、生活・産業分野、半導体などのエレクトロニクス分野とその事業領域を拡大していき、安定した収益を挙げてきました。また、多くのグループ企業を持ち他分野に渡る業務であっても効率的に滞りなく行っています。新たな分野に進出するには各分野に精通した人々との関係の構築が不可欠です。また、ヨーロッパ、アジア・オセアニア、アメリカと世界各地に拠点を持ち非常にグローバルな企業と言えます。凸版印刷株式会社の米国ジョージア州現地法人であるTOPPANUSA,INC.は、2016年4月7日(木)に透明バリアフィルムの新工場である、TOPPANUSAジョージア工場を竣工しました。本工場は、凸版印刷の透明バリアフィルム事業において、海外初の生産拠点となります。世界最高レベルのバリア性能により、食品・飲料、医療医薬、産業資材など様々なニーズに対応する透明バリアフィルムのトップブランド「GLFILM」を中心に生産を行っていきます。本工場の竣工により、透明バリアフィルムの供給能力が大幅に拡大。北米をはじめ、欧州や今後市場の成長が見込まれる中南米などに向けての提供を強化していきます。参考:凸版印刷ニュースリリース凸版印刷、海外初の透明バリアフィルムの生産拠点となる「TOPPANUSAジョージア工場」を竣工この記事は凸版印刷が米国に透明バリアフィルムの新工場を竣工したことに関する記事です。凸版印刷は1986年より透明バリアフィルムの生産を始めており、現在では全世界の透明バリアフィルム市場において、トップクラスのシェアを持っています。包装材市場では、環境保護の観点からビンや缶から軟包装材への置き換えが進みつつありニーズが高まることが予測されます。このようにトップのシェアを誇っているからと言って既存の取引先とだけ取引を続けるのではなく、様々な視点でもって新たなニーズを汲み取っていく姿勢が求められていることが分かります。凸版印刷の透明バリアフィルムの技術は世界的に評価を受けた日本の高度な技術で作られた製品の一つであり、それを北米など新たな市場にもを拡大し、多くの人に利用してもらえることは日本のプレゼンスを高めているといえます。以上のことを踏まえて凸版印刷の志望動機を考えると、・日本のプレゼンスを高める仕事がしたい・相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたい・新たに事業や仕組みを生みだす仕事がしたいといった志望動機が適当だと考えられるでしょう。凸版印刷のES通過者の志望動機解説以下では、実際に凸版印刷のエントリーシート選考を通過した人の志望動機について見ていきましょう。【既存のモノを打ち壊し顧客のニーズに合わせた最大級の提案による企業価値向上と人々の生活を豊さへの貢献】多くの企業と関わり、印刷技術を核とした幅広いソリューションを行うことができ、「BtoBtoC」という企業だけでなく消費者の生活を豊かにするビジネスモデルの総合印刷に魅力を感じました。その中でも貴社は印刷会社の中でも古い歴史を持ち、創業時から受け継いだ印刷技術を核に「空気電池」など今までにない技術を作り出すために情熱を注ぎ、常に挑戦と試行錯誤を繰り返すことで社会的ニーズに応えています。また、印刷博物館内の「現代日本のパッケージ2015」と「リテールテックジャパン2015」に伺って実際の貴社の製品・作品・技術を拝見しました。そこで、リテールテックジャパンでは流通小売の領域、パッケージ展では包装の領域からより先進的でより便利にするための貴社の技術力、ものづくりへのこだわりを知ることができ、自身も貴社のものづくりの一翼を担いたいと思い志望しました。一方で私は、学生時代にオープンキャンパス運営の責任者を務めました。その中で、アンケートや直接来校者と話すことで武蔵大学のオープンキャンパスで「何が見たいか」「どうあればいいか」などのニーズを汲み取り、業務の改善を行いました。その結果来校者数の増加やお褒めの言葉を頂き、これが私のやりがいに繋がったため上記の想いを抱きました。そこで、私は自身の強みである主体的な行動力を特にマーケティング部門などで活かしていきたいと考えています。マーケティングとして顧客の元へ足繁く通うことでニーズを汲み取り、会社の同僚・上司など会社全体を巻き込んで顧客に対して最大級のソリューションを提案し企業価値向上の一助となりたいです。また、「BtoBtoC」の特性を活かして企業価値向上だけでなく、それを通じて人々の生活や豊かさへ貢献できるような提案を作っていきたいです。参考:【内定】エントリーシート(総合職)このESでは「内定レベルの志望動機が10分で書けるフレームワーク」の②きっかけとなる経験を詳しく書けています。オープンキャンパスに関する記述での経験や感じたことから抱いたやりがいを会社に入ってやりたいことに上手く結びつけています。また、「私は自身の強みである主体的な行動力を特にマーケティング部門などで活かしていきたいと考えています」というは自己PRを書く上でまず重要になる「強み」が書けています。そして凸版印刷に於けるマーケティングはリアルな現場の課題解決のため商品開発や顧客ニーズの調査、販売物の効果検証等このESを書いた学生の言う「主体的な行動力」が求められており、そこに合致した効果的な自己PRだと言えるでしょう。参考:凸版印刷株式会社HPソリューション&サービスマーケティング・リサーチまた、「既存のモノを打ち壊し」「今までにない技術を作り出すために情熱を注ぎ、常に挑戦と試行錯誤を繰り返す」等の記述が上記の「新たに事業や仕組みを生みだす仕事がしたい」という軸にも合致した記述となっています。もう一つ、実際の志望動機について見てみましょう。私は貴社で【“クライアントと生活者を繋ぐ”をカタチにする社会のお医者さんになりたい】ため、マーケティング部の営業を志望する。なかでも貴社で叶えたい夢は、【世の中の買い物をオモシロくさせる】ことだ。幼い頃から、私は買い物が一番の趣味だった。ある時、買い物がもたらすわくわく感の原因は、商品の購買だけではなく、その過程にある、まちを歩いたり、店を見るときに、常に【新たな出会い】を提供する広告のお陰なのではないかと思うようになった。そこで、今度は自ら仕掛け人となり、人生をかけて世の中の買い物を豊かにしたいと思う。この夢を、貴社で【魅せ方ひとつで、人にじぶんごと化させる】ことで実現したい。大学時代、私は訪日観光客誘致を「若手CMコンテスト」に変換することで、日本のCMを集め、海外発信する活動をした。その時に、一見とっつきにくいコトでも、見せ方次第で人を動かせる広告のチカラを感じた。この考えを生かし、世の中に溢れた関心を持ちにくいモノ・コトでも、販促物など【魅せ方】を創り出すことで、人の【じぶんごと化】の幅を広げ、買い物の可能性をも広げられると考える。印刷会社でありながら、広範囲にマーケティング事業を展開する貴社で、クライアントのオーダーに全力で応える営業となり、“クライアントと生活者を繋ぐ”をカタチにすることで、世の中の買い物をオモシロくさせる夢を叶えたいと思う。参考:【内定】エントリーシートこのESでは「内定レベルの志望動機が10分で書けるフレームワーク」の①成し遂げたいこと②きっかけとなる経験がしっかりと書けています。「じぶんごと化」というキーワードを軸に語られており、ESに一貫性が見られます。きっかけとなる経験が志望する動機と直接的に結びついており説得力が増しています。また、広告の見せ方を変えてその広告の効果を活かす為には広告を見る人がどのようなことに魅力を感じ、また、どのような情報を広告から知りたいかという2つの視点でニーズを考える必要があります。そして、このESの体験のようにときには元の広告と大きく異なったものを作ることもあります。以上のことが「相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたい」と「新たに事業や仕組みを生みだす仕事がしたい」という軸に一致しているといえます。また、動画を通じて志望動機の書き方を確認したいという方は下記の動画も参考にしてもらえればと思います。志望動機の書き方のポイントが端的にまとめられているので、動画でサッと確認したいと思っている方にオススメです。最後にいかがでしたでしょうか。今回は印刷業界の2強の内の一社である凸版印刷について見てきました。縮小する印刷市場で紙の印刷にこだわること無く様々な分野に事業領域を広げ業績を挙げてきました。新たな分野に進出するときはベンチャー企業のような段階が存在し、大企業であってもチャレンジすることが多くあります。このような業界ではなにが必要とされているのかこの記事を読んで少しでも参考になれば幸いです。photobyMartinThomas印刷業界完全攻略記事一覧
- 凸版印刷の採用大学と人気企業ランキング【2015年卒】 44,208 views 大日本印刷と並んで国内印刷業界の2強である凸版印刷。商業印刷・出版印刷がメイン事業ではありますが、最近ではエレクトロニクス分野の事業についても拡大、テレビ・PC・スマートフォンなどのカラーフィルターでは世界トップクラスに位置しています。今回は、凸版印刷内定者の学歴と企業人気についてまとめています。男女・文理別採用実績最近は学卒・院卒合わせて200名程度の採用数となっているようです。なお、2014年の総合職・技術職の選考フローはそれぞれ下記内容で実施されています。①総合職:性格適性・Webテスト→ES提出→面接3回→筆記試験→内々定②技術職:性格適性・Webテスト→ES提出→筆記試験→面接2回→内々定大卒男大卒女文系理系文系理系201253152272013561430820146210305修士男修士女文系理系文系理系201228211720133651232014564320(2015年版就職四季報より抜粋)内定者の学歴下記は2011年の学卒者の内定実績のようです。総合商社などに比べると、幅広い学歴層から採用している様子が伺えます。凸版印刷に限らず、Webテストで高得点を取れれば、多少の学歴のハンデは問題にならないのではないかと思います。◆東早慶一工・旧帝大東大京大一橋東工大早稲田10211010慶應東北大大阪大神戸大7431◆その他国立大・上智理科大外語大首都大農工大電通2241大阪府立岡山上智理科大1131◆GMARCH・関関同立学習院明治中央法政1774関西関学同志社立命館6136◆その他私大東洋大専修大近畿大成蹊1114日本女子共立女子神戸女112(偏差値ランキング図書館より抜粋※2011年の実績です)就活生からの人気すべての企業を含んだランキングの中で、凸版印刷は57位と高い順位になっています。また、下記の表では素材業界と共に比較していますが、東レよりも人気という結果でした。順位企業名17大日本印刷42旭化成57凸版印刷88東レ151旭硝子185帝人(2015年度卒新卒就職人気企業ランキング|みんなの就職活動日記より抜粋)社会人からの人気こちらでは178位にランクイン。それでも、有名企業に偏りがちな学生からの人気に比べて幅広い企業が名を連ねる社会人からの人気ランキングでこの位置というのは、やはり人気が高いと言えるでしょう。順位企業名52東レ63大日本印刷88旭化成177三菱化学178凸版印刷191帝人231旭硝子273高砂香料(DODA転職人気ランキング2014より抜粋)最後に印刷業界は素材業界と並んで、文系でも企画からものづくりまで関われるということで志望する人が多い業界です。学生時代の様々な経験から「努力を形にすることにやりがいを感じた」といった志望動機を結びつけている内定者もいますので、志望者は過去のESなど参考にしてください。参考:出版・印刷業界研究→出版・印刷業界のESや選考レポートを提示します。印刷業界完全攻略記事一覧photobyRomanPavlyuk
- 【凸版印刷のES徹底解説】選考通過者のガクチカ分析 31,220 views 凸版印刷は、大日本印刷と並ぶ国内印刷業界の最大手企業です。印刷業界はデジタル化の波を受け縮小傾向にありますが、凸版印刷は印刷業に拘泥することなく、情報コミュニケーション分野、生活・産業分野、半導体などのエレクトロニクス分野など事業拡大し、安定した収益を上げてきました。参考:→凸版印刷の事業内容を踏まえた志望動機の作り方について解説した記事です。ESを執筆するまえに、是非ご一読ください。こちらの記事では、今年の凸版印刷の本選考ESの回答方針を解説します。参考:凸版印刷の企業研究こちらのページから凸版印刷の選考レポートやESをご覧になれます。ぜひ参考にしてください。本記事のコンテンツ・凸版印刷の本選考ES設問・設問1:学生時代、特に力を入れたことは何ですか?2点挙げて下さい。・設問2:あなたの長所・短所は何ですか?・設問3:あなたの生き方や価値観に影響を与えた出来事・事柄を教えてください。・最後に凸版印刷の本選考ES設問◆学生時代、特に力を入れたことは何ですか?2点挙げて下さい。(400文字以下)◆あなたの長所・短所は何ですか?(100文字以下)◆あなたの生き方や価値観に影響を与えた出来事・事柄を教えてください。(200文字以下)オーソドックスな設問が並んでいます。全体的に文字数が少ないので、端的に書くことを心がけた方がよいでしょう。ここからは、それぞれの設問について解説していきます。設問1:学生時代、特に力を入れたことは何ですか?2点挙げて下さい。◆学生時代、特に力を入れたことは何ですか?2点挙げて下さい。(400文字以下)設問の意図記載内容を通じて、学生の思考力・人柄を測る設問です。中でも本設問は、複数の経験を挙げさせることで多角的にあなたという人物を把握しようとする意図が見えます。印刷業界の仕事内容や、そこで活躍できる人材、凸版印刷が求めている素質などを意識した上で記述しましょう。参考:→印刷業界大手である凸版印刷と大日本印刷の、事業内容や社風を比較した記事です。印刷業界が求める人材像について言及しているので。ご参照ください。意図を踏まえた回答方針400字で2つの回答を記述しなければならないため、1つのエピソードを200字前後でまとめる必要があります。そのため、「」や下記の動画で説明している、①結論→②動機→③目標と困難→④取組みと結果→⑤人柄→⑥学びのフレームワークに沿って書くと簡潔に述べることができるでしょう。ただ文字数が少ないため、このフレームワークの中で書く内容を絞った方がまとまりのある内容になると思います。(それぞれの強みで述べる項目を変えて網羅するというアプローチも考えられます)参考:→学生時代頑張ったことに関する設問についての解説記事です。評価される内容の選び方や論理的な構成にするためのフレームワークなどの実践的なテクニックが載せてありますので、ESを書く際の参考にしてみて下さい。内定者の回答と解説【旅イベント集客300人増加に貢献】2000人集客の目標に対して、スタッフの知人を招待するだけでは足りないので、プレスアタックを提案して、スタッフ10人で200社の広報課にイベント情報の拡散依頼をしました。この中で、私はテレアポの成功確率を上げるために、200社の中で優先順位を付ける工夫をしました。情報拡散が承諾されにくい大きな企業からテレアポを行って要領を掴み、経験を積んでから成功しやすい小さな企業にテレアポを行うようにしました。【高校入試対策での新たな取り組み】塾講師のアルバイトで、主任講師を担当する機会がありました。部活動が原因で問題であった入試対策不足を解決するために、弱点整理ノートの作成を提案しました。定期テストごとに各科目の弱点を1冊のノートにまとめることにより、弱点を克服でき、対策不足を補うことができました。結果的に、担当した10人中8人の生徒が第一志望の高校に合格しました。出典:【内定】凸版印刷内定ES(2018年卒)こちらの内定者の回答では、先ほどのフレームワークの①結論と④取り組みと結果の2点におおよそ絞って、インパクトのある見出しとともに内容をまとめています。その分②動機・③目標と困難・⑥学びなどは面接で聞かれる可能性が高いと思われるので、きっちり答えられる準備が必要でしょう。この設問では1つのエピソードにかけられる文字数が少ないため内容が薄くなりがちになるので、面接で深掘りされそうなことまで考えて回答する必要があるでしょう。設問2:あなたの長所・短所は何ですか?◆あなたの長所・短所は何ですか?(100文字以下)設問の意図長所と短所のどちらも聞くことにより、先ほどの「学生時代に頑張ったこと」と合わせて、より深くあなたという人物を測ろうとしています。意図を踏まえた回答方針こちらの設問も合わせて100字と文字数が少ないため、簡潔に書くことが求められます。まず長所の回答方針についてです。「」でも述べられているように、・関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる・リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる・今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することが出来るという素養を念頭において、長所を表現しましょう。また、先ほどの「学生時代に頑張って」で述べられている内容と一貫性を持たせることで再現性を高めることができます。次に短所についての回答方針です。短所を問う設問に対しては、・素直に短所を答える・長所の裏返しを答えるという2つのアプローチがあります。この設問意図としてあなたを深く知ろうとしているので、後者のアプローチで答えるより、前者の新しい観点であなたを表現する方が意図に沿っていると思われます。参考:→就職活動において頻出の「あなたの短所はなんですか?」という質問に対する回答方法を解説します。有名企業内定者の回答も掲載しているので、参考としてご活用ください。内定者の回答と解説【長所】創造性です。新しい物事を提案して取り組むことによって、物事の問題点を解決させることが得意です。【短所】完璧主義です。一度自分の中で行うと決めたことは、責任を持って最後まで完璧に取り組みます。出典:【内定】凸版印刷内定ES(2018年卒)こちらの内定者の回答(先ほどの回答と同じ内定者)は、長所で求められている素養を表現できています、またさらに「学生時代に頑張ったこと」のエピソードとも一貫性があり、この長所の根拠とすることができています。また短所では、長所の裏返しに近い回答ではありますが、長所とは別の観点で自分を表現することができています。面接では短所に関しては、「その短所が現れた経験」や「短所を直すためにしていること」など聞かれる可能性が高いため、そうした設問に関しても対応できるようにしましょう。設問3:あなたの生き方や価値観に影響を与えた出来事・事柄を教えてください。◆あなたの生き方や価値観に影響を与えた出来事・事柄を教えてください。(200文字以下)設問の意図こちらもあなた自身について問うている設問です。ですが、「生き方」や「価値観」といった少し違った切り口で問われています。意図を踏まえた回答方針こちらの設問でも、面接で深掘りされることを意識して記述しましょう。細かなフレームワークは必要ないですが、「どんな経験をしたか」「どう影響を受けたか」という2点を箇条書きにしてしてから、肉付けしていくとよいでしょう。特に「どんな経験をしたか」を詳しく書かなければ、簡潔に理解しづらくなってしまう可能性があるので、注意が必要です。また最終的に伝える内容が先ほどの求められる素養と関連があると、より魅力的な回答になるでしょう。内定者の回答と解説「自分原因論」という言葉との出会いです。これは2000人規模の旅イベントを企画した時に、スタッフ全員で共有していた考えです。取り組みが上手くいかない時に他人に責任転嫁せず、自分が原因を考えて責任を持ち、自発的な行動を促すことがこの言葉の意味です。私は、チーム内でプレスリーダーの役割を最後まで担いました。イベントにより自分の行動に責任を持ち、主体的に行動や提案をすることを心がけるようになりました。出典:凸版印刷内定ES(2018年卒)こちらの内定者の回答は、「どんな経験をしたか:旅イベントのプレスリーダーをした経験」「どんな影響を受けたか:自分の行動に責任を持ち、主体的に行動や提案をすることを心がけるようになった」というようにまとめることができます。受けた影響も求められる素養と関連性があり、理解が進みやすい内容になっています。最後に凸版印刷のESはオーソドックスな設問が並びますが、あなた自身についてかなり詳しく問われます。記述する前に自己理解・自己分析を深めることが必要です。また、その深さを問われる設問だからこそ、自分を作らずありのままの回答を心がけましょう。本記事が皆さんの就職活動の一助となれば幸いです。
- 凸版印刷インターン選考(ES/Webテスト/面接)対策 | 合格者ES付き 19,840 views 凸版印刷のインターン選考通過者ES一覧はこちら国内印刷業界の二大巨頭と呼ばれ、大日本印刷と並ぶ凸版印刷。本記事では、凸版印刷のインターン内容とインターン選考対策についてご紹介します。本記事の構成●印刷業界とは●凸版印刷とは●凸版印刷のインターン●凸版印刷の求める人物像●凸版印刷のインターン選考フロー●凸版印刷のインターン選考エントリーシート対策●凸版印刷のインターン選考Webテスト対策●凸版印刷のインターン選考面接対策●最後に印刷業界とは新聞やはがき、書籍、雑誌など日常生活の中で当たり前の存在である印刷物。そういった日常生活から切っても切り離せない印刷物を手がけているのが印刷業界です。印刷業務は印刷物の企画から編集、設計、製造まで多岐に渡ります。印刷の仕事大きく出版印刷と商業印刷の2つに分けられます。■出版印刷出版印刷とは、出版社や新聞社などが発行する出版印刷物、つまりコミックや単行本と言った書籍や雑誌、また地図、教科書、学習参考書などを扱う印刷です。出版社から発注を受け、紙の種類やサイズ、色使い、また製本方式などを要望に合わせ、印刷、加工、製本を行います。■商業印刷商業印刷は大きく宣伝用印刷と業務用印刷の2つに分かれます。専業印刷はチラシやパンフレットの様に販売促進のための印刷、業務用印刷では社内報や名簿など社内業務やコミュニケーションに用いられる印刷です。企画段階からチラシに関わり、デザインやマーケティング、ブランディングにまでその業務範囲は及びます。そして、印刷し発送の段階までサポートし、在庫管理まで行う場合もあり、総合的にサポートする役割も担っています。今回紹介する凸版印刷はこの商業印刷に属します。凸版印刷とは凸版印刷は1900年創業で、現在51,712名(2019年3月末現在)の社員を擁する、日本最大級の印刷会社です。印刷業界はデジタル化の波を受け、製品出荷額に関して見ると、2004年には7兆2127億円、2016年には5兆2752億円となり12年間で約1兆9千300億円も減少しており、市場としては縮小傾向にあります。参考:日本印刷産業連合会その中でも凸版印刷は、「印刷テクノロジー」をベースとし、「情報コミュニケーション事業分野」「生活・産業事業分野」「エレクトロニクス事業分野」と3分野に渡り事業を拡大し、安定した収益を上げています。印刷技術を応用した、高機能・高品質の製品を展開しており、テレビ・PC・スマートフォンなどのカラーフィルターでは世界トップクラスに位置しています。参考:凸版印刷企業概要HP凸版印刷のインターン内容凸版印刷のインターン内容は大きく5つに分かれています。なお、下記の内容は19卒対象のものになりますので、参考程度にしてください。以下採用HPからの引用です。1Dayワークショップ(営業・企画部門/技術部門)印刷という仕事の概念を壊す1日「ものつくり」と「ことつくり」でクライアントや消費者の課題を解決する凸版印刷。「行動力」「分析力」「ひらめき」「チームワーク」ビジネス体験を通じてあなたの力を発揮してください。■応募人数:30名程度※各日程とも■プログラム概要【営業・企画部門】・業界/仕事概要の説明・施設見学・ビジネス体験型グループワーク※実際の受注事例をもとに企画提案していただきます。終了後、社員からのフィードバックもあります。【技術部門】・業界/仕事概要の説明・施設見学・ビジネス体験型グループワーク※技術職に特化した内容です。終了後、社員からのフィードバックもあります。引用:1Dayワークショップ(営業・企画部門/技術部門)2Daysインターンシップin大阪新規ビジネスの企画提案凸版印刷は、高度な印刷技術に、長年培ってきたマーケティング・IT・クリエイティブ等のノウハウを融合させ、独自の「印刷テクノロジー」を築き上げました。そして時代の変化を先読みしながら、あらゆる業界に対し「印刷」の枠を越えたトータルソリューションを提供しています。本インターンシップでは、特定の企業へ提案することをイメージしながら、凸版印刷のソリューションリソースを活用した新規ビジネスを企画していただきます。■応募人数:50名程度(各日程)■選考方法:Webエントリーシートをもとに審査■服装:スーツ、または研修にふさわしい服装■内容【1日目】講義、ショールーム見学、ビジネス体験型グループワーク【2日目】ビジネス体験型グループワーク、社員との交流会■勤務時間【1日目】14:00~18:00【2日目】9:30~18:00■選考フロープレエントリー▶ES▶インターン参加引用:2Daysインターンシップin大阪実習型インターンシップin福岡新規ビジネスの企画提案凸版印刷は、高度な印刷技術に、長年培ってきたマーケティング・IT・クリエイティブ等のノウハウを融合させ、独自の「印刷テクノロジー」を築き上げました。そして時代の変化を先読みしながら、あらゆる業界に対し「印刷」の枠を越えたトータルソリューションを提供しています。本インターンシップでは、第一線で働く社員と共にクライアントとの商談、社内ミーティング、アイデア出しなど、ビジネスの最前線を体感します。凸版印刷の営業はソリューション提案型営業。自らの「想い」を乗せて、クライアントにとって最適なソリューションを企画・提案します。■募集人数:4人■出勤時間:各9:00~18:00■内容【1日目】講義、営業同行【2日目】営業同行【3日目】グループワーク、社員座談会、成果物発表■選考フロープレエントリー▶ES/適性検査▶面談▶インターン参加引用:実習型インターンシップin福岡実習型インターンシップin東京印刷という仕事の概念を壊す5日間凸版印刷は、多くの方がイメージするであろう「印刷」の会社ではありません。キーワードは「モノつくり」と「コトつくり」。常に生活者の視点を忘れず、クライアントの潜在的なニーズを掘り起こし、共に新しい価値を創り出していきます。■募集人数:営業30名程度、企画開発20名程度■勤務時間:9:00~18:00■通勤交通費:1日あたり1,000円支給■選考フロープレエントリー▶ES/適性検査▶面談▶インターン参加■プログラム詳細【共通実習】ビジネス理解1日目(半日)講義・施設見学を通じ「働くとは」、「凸版印刷のビジネス」について学びます。▼【系統別実習】職場実習2~4日目(3日間)部門別<営業・企画開発>に分かれ、それぞれの事業部門で職場体験実習を実施します。▼【共通実習】実習成果のシナジー5日目(1日)様々な部門、職種での実習内容、経験を振り返るとともに、グループで共有して、改めて「働く」ことについて学びの整理をします。■コース詳細【営業部門】第一線で働く社員と共にクライアントとの商談、社内ミーティング、アイディア出しなど、ビジネスの最前線を体感します。凸版印刷の営業はソリューション提案型営業。自らの「想い」を乗せて、クライアントにとって最適なソリューションを企画・提案します。【企画開発部門】凸版印刷の企画開発部門はマーケティング、ITソリューション、コンテンツ制作などそれぞれの分野のスペシャリスト集団です。他部門とプロジェクトチームを組んでソリューションを練り上げていきます。引用:実習型インターンシップin東京1Dayインターンシップin名古屋新規ビジネスの企画提案凸版印刷は、高度な印刷技術に、長年培ってきたマーケティング・IT・クリエイティブ等のノウハウを融合させ、独自の「印刷テクノロジー」を築き上げました。そして時代の変化を先読みしながら、あらゆる業界に対し「印刷」の枠を越えたトータルソリューションを提供しています。本インターンシップでは、特定の企業へ提案することをイメージしながら、凸版印刷のソリューションリソースを活用した新規ビジネスを企画していただきます。■募集人数:18名程度■勤務時間:10:00~17:00■内容:ビジネス体感型ワーク■選考フロープレエントリー▶ES▶インターン参加引用:1Dayインターンシップin名古屋凸版印刷が求める人物像凸版印刷の求める人物像について、明記されていませんが採用HPの社員インタビューでは下記の様に述べられています。みんなそれぞれ、得意なことが違ってて、それを認め合って持ち寄ることでうまく回っている部分は大きいよね。これから入社してくる人の個性は大事にしたいし、その人自身も自分の個性や考えをしっかり持って、曲げずに発信していって欲しいなと思います。引用:凸版印刷社員インタビュー最後に、4月にははじめての後輩が入社してきますが、何かメッセージはありますか?難しいんですが、凸版印刷で成長しようと思うと、素直になることが大事かなって思います。自分の状況や気持ちを隠さず素直に見せることですね。分からないことや嫌なことは、遠慮せず見せてほしいです。素直と言っても、イエスマンという意味じゃなくて、「はい」と聞き入れるだけじゃなくて、「こうしたほうがもっと良くないですか」と自分なりの意見を出せる素直さですね。僕は楽しみながら仕事してくれるといいなって思います。事業領域が広い凸版印刷では、馴染みのない商材を担当する可能性も小さくありませんが、もともと好きなものだけじゃなく、新しいものにも興味を持って、前向きに働いてほしいです。自分の意見やアクションを出すのがいいのかなと思います。技術の場合は様々な分野の人が意見や考えを出し合いつつ、ものを作り上げていくことが多いので、自分の意見を主張することが大切だと思います。引用:凸版印刷新入社員インタビュー上記から、凸版印刷は「コミュニケーション能力がある」「素直さがある」「自分の意見を発信できる」「自ら行動できる」の4点を重視していると読み取れます。印刷業界の仕事を行っていく上では、お客様とのコミュニケーションは欠かせません。配色やデザインなど、お客様が頭の中でイメージしているものを実際に目に見える形にするのが仕事です。お客様のイメージを理解するために、積極的にコミュニケーションを取り、信頼してもらうことがクオリティの高い成果物を出すために必要です。印刷の仕事では、1つの商品を作り上げるまでに様々な工程を踏みます。その過程でスムーズに連携をとり価値あるものを生み出すためには、自らで考え行動する、考えを発信する力はとても重要になります。また、働いていく中でわからないことを素直に聞く、上司や同期からのアドバイスを素直に聞くと言った素直さも重要視されているようです。これらをを参考に考えると、①価値観や立ち場の異なる人と協力して成果を上げることができる、②今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができるに当てはめられると考えられます。凸版印刷のインターン選考フロー選考フローについて、上述しましたが再度確認も含め載せておきます。■1Dayワークショップ(営業・企画部門/技術部門)■2Daysインターンシップin大阪■1Dayインターンシップin名古屋プレエントリー▶ES▶インターン参加■実習型インターンシップin福岡■実習型インターンシップin東京プレエントリー▶ES/適性検査▶面談▶インターン参加凸版印刷のインターン選考エントリーシート対策下記は20卒対象に課されたESの設問です。(1)学生時代、特に力を入れたことは何ですか?2点挙げて下さい。(2点で400字)(2)あなたの長所・短所は何ですか?(100文字以下)(3)あなたの生き方や価値観に影響を与えた出来事・事柄を教えてください。(200文字以下)求められる素養を踏まえたエントリーシート回答方針考察(1)学生時代、特に力を入れたことは何ですか?2点挙げて下さい。(2点で400字)企業はガクチカから、”経験自体のレベル・スペックの把握”と”自社に合う・マッチする人材かどうか”を知ろうとしています。凸版印刷の求める人材像を踏まえて書くよう意識しましょう。ガクチカを書く際は下記のフレームワークや記事・動画を参考にしてください。引用:(2)あなたの長所・短所は何ですか?(100文字以下)この設問でも上記同様、企業はスペックや企業にマッチする人材かを見ようとしています。100字と字数が非常に少ないため、「長所は◯◯。短所は◯◯。」といったように簡潔に述べましょう。引用:(3)あなたの生き方や価値観に影響を与えた出来事・事柄を教えてください。(200文字以下)この質問は価値観や人となりを見極めようとしています。上述した凸版印刷の求める人材像の中でも、特に「コミュニケーション能力」「自ら発信する力」があるかどうかを採用基準としていると考えられます。簡単にそれらを体現できたエピソードを書き、アピールすると良いでしょう。凸版印刷のインターン選考Webテスト対策詳細■実施場所:専用試験場■形式:SPI(能力検査・性格検査)凸版印刷のWebテストは一般的なSPIが使用されます。「能力」では言語と非言語の2種類が出題されます。言語では類義語や文章の穴埋めと言った一般的な国語の問題、非言語では四則演算や確率・割合と言った数学の問題が出題されます。これらについては、一般的なSPI対策用の書籍が書店に販売されているので、購入して勉強しておきましょう。こちらの対策記事も参考にしてみてください。参考:凸版印刷のインターン選考面接対策凸版印刷の面接時間は1時間ほどのようです。具体的な質問内容など、unistyleに情報がありませんでした。求める人物像やインターン内容から面談で聞かれそうな内容を推察すると、ESでも問われているような、企業にマッチする人材か、どんな能力を持っているかと言った内容が問われると考えられます。ESを見直すなどし、深ぼられてもスムーズに回答できるよう準備しておきましょう。最後に今回は、国内印刷業界の二大巨頭と呼ばれ、大日本印刷と並ぶ凸版印刷のインターン内容からインターン選考突破対策までをご紹介しました。インターン中には、様々な立場の社員との座談会も組まれており、どういう風に働いているかなど、より凸版印刷についての理解を深めることもできそうです。凸版印刷に興味のある方は、本記事を通して凸版印刷についての理解を深めていただき、インターン選考の対策をしっかりといた上でチャレンジしていただければと思います。関連記事・凸版印刷の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから・・・・大日本印刷の企業研究・共同印刷の企業研究印刷業界完全攻略記事一覧
- 【凸版印刷のインターン】ES選考攻略|合格者ES付 11,857 views 凸版印刷のインターンES一覧はこちら凸版印刷は、大日本印刷と並ぶ国内印刷業界の最大手企業です。印刷業界はデジタル化の波を受け、製品出荷額に関してはここ2002年から2014年でおよそ20%減少しており、市場としては縮小傾向にあります。そんな中、凸版印刷は印刷業のみに拘泥することなく、情報コミュニケーション分野、生活・産業分野、半導体などのエレクトロニクス分野などに事業拡大し、安定した収益を上げています。今回は、19卒で用いられたインターンシップESを元に凸版印刷のインターンのESで書くべき内容についてご紹介しています。凸版印刷インターンシップES設問◆なぜ当社の2dayワークショップに興味を持ち、応募しようと思ったのかご記入ください。(250文字以下)◆自己PRをご記入ください。(250文字以下)設問1:なぜ当社の2dayワークショップに興味を持ち、応募しようと思ったのかご記入ください◆なぜ当社の2dayワークショップに興味を持ち、応募しようと思ったのかご記入ください。(250文字以下)設問の意図この設問では、インターンシップへの「志望動機」が問われています。インターンは企業が学生に自社や業界について知ってもらいたいという目的から開催されるものです。そのため凸版印刷への志望度はさほど問われていない一方、印刷業界に興味を持った理由やきっかけ・インターンに参加する目的を問われています。意図を踏まえた回答方針上記の意図を踏まえるとA:印刷業界に興味を持ったきっかけB:凸版印刷のインターン参加の目的の2点について回答するとよいでしょう。Aの興味を持ったきっかけについては①成し遂げたいこと②きっかけとなる経験③企業選びのポイントというフレームワークにそってまとめ、「だから印刷業界なんです」というように結論付けられると伝わりやすいと思います。参考:→多くの学生を悩ませる志望動機の作り方について解説していきます。上記のフレームワークの活用方法についても、具体例を踏まえながら説明しているので参考にしてみてください。Bのインターン参加の目的では、①なぜ凸版印刷なのか②印刷のどんな業務に関心がある(知りたい)のかといった軸で整理するとよいと思います。もちろんインターン選考のため深い業界研究・企業研究は必要ないですが、印刷業の業務内容や凸版印刷の社風・強みなどは最低限おさえておくべきでしょう。参考:→印刷業界大手の大日本印刷・凸版印刷に焦点を当てて、両者の業績・社風の違いについて解説しています。業界研究・企業研究にご活用ください。合格者の回答私の就職観として、モノづくりを通して社会に新たな価値を提供し、豊かな社会を実現させたいという思いがあります。貴社は印刷技術をベースに5つの事業領域で、技術力を用いて幅広く企業・消費者の産業や生活を「縁の下の力持ち」として支えていると知りました。私は特に、商品のパッケージや建装材など、生活と密接に関わる生活環境系の事業分野に興味を持っています。貴社の提供する製品はBtoBとしてやり取りが行われる製品が多いが、その先にいる企業・消費者の生活をより豊かにするサポートができると考え、貴社を志望しました。参考:凸版印刷インターンシップ合格者ES上記のESは、Bの凸版印刷のインターン参加目的については詳細に記されています。フレームワークに当てはめると以下のようになります。①なぜ凸版印刷なのか:5つの事業領域で人々の生活を支えている②印刷のどんな業務に関心がある(知りたい)のか:商品パッケージなどの生活環境系事業このようにBの参加目的については詳しく述べられているため、インターン参加への熱意が伺えます。一方で、Aの印刷業界に興味を持ったきっかけについては少し抜けている部分が見受けられます。フレームワークに当てはめると以下のようになります。①成し遂げたいこと:モノづくりを通して社会に新たな価値を提供し、豊かな社会を実現させたい②きっかけとなる経験:なし③企業選びのポイント:なしこのように、Bの印刷業界に興味を持ったきっかけに関しては、①の成し遂げたい事しか書かれておらず、肝心のきっかけや企業選びのポイントが述べられていないので、改善の余地があるでしょう。なぜ「モノづくりを通して社会に価値提供をしたい」と考えたのか、なぜ「社会に新たな価値を提供し、豊かな社会を実現させ」るために、「モノづくり」というフィールドを選んだのか、そのように考えた経緯が読み手が知り得ないため、納得感に欠ける文章となっています。あなたの過去の経験や価値観を踏まえて書くことで、より説得性のある文章となるでしょう。設問2:自己PRをご記入ください◆自己PRをご記入ください。(250文字以下)設問の意図いわゆる自己PRです。自己PRでは、皆さんの強みを経験と絡めて企業側にアピールし、「皆さんが企業にとって”採用するべき人材”であること」を伝える必要があります。ここで注意すべきなのは、「学チカ」と「自己PR」の違いです。「学チカ」は1つのエピソードを詳しく説明することで強みをアピールするものであるのに対し、「自己PR」は複数のエピソードを絡めてあなたの強みをアピールするものです。自己PRと学チカの違いを理解しておらず、混同したESが散見されますが、上記のポイントを抑えておけば問題ないでしょう。意図を踏まえた回答方針こういった自分の素質をアピールするタイプの設問の場合、基本的には企業が求める人材に合わせて書く必要があります。凸版印刷では採用メッセージとして以下のように述べています。社会的な要請やお客様の課題に「誠意」をもって向き合い、「熱意」を込めて挑戦し、「創意」を凝らすことで解決策を生み出していく。その連鎖によって技術は進化し、私たちを取り巻く世界をも変えてきました。いまトッパンが求めている人財は、まさにビジネスにイノベーションをもたらすことのできる人財です。まだ誰も知らない、「新しい価値」をつくり出してほしい。そのためには、失敗を恐れることなく、常に新しいことに挑み続ける勇気を持つことが大切です。参考:凸版印刷採用ホームページ担当者メッセージ上記のメッセージから、凸版印刷が求める人材は”イノベーションをもたらすことのできる人材”である事が分かります。そのためには、新たな事に果敢に挑戦する力をアピールできると良いでしょう。上記を踏まえた上で、自己PRは以下のフレームワークに沿って書くと伝わりやすくなります。①あなたの強み②強みが形成されたきっかけ③強みを表す具体的エピソード(複数)④強みを発揮するために意識していること⑤強みを入社後にどう活かすかまた、以下の記事や動画で、自己PRの書き方のポイントを詳しく解説しているので、こちらも参考にしてみてください。参考:]→内定レベルの自己PRを簡単に完成させる方法について解説しています。上記のフレームワークの活用法についても、具体例を交えながら説明しています。合格者の回答【妥協しない】が私の信念である。これを貫き、念願の18日間アジアバックパッカーを実現した。経験者の話から、日本にはない価値観・人との出会いを経験したいと思ったことがきっかけである。しかし、両親の猛反対という大きな壁があった。なかなか解決しなかったが諦めると一生後悔すると思い、一方的に願望をぶつけるのを止め、何が心配なのか等親との話し合いを重ねた。その結果、入念な下調べと毎日の連絡という条件でバックパッカーを経験することができた。私はこの信念を仕事でも貫き、誰よりも質の高い仕事をすることができる。参考:凸版印刷インターンシップ合格ESこのESでは、”妥協しない”という強みをエピソード交えてアピールしています。これを自己PRのフレームワークに当てはめると以下のようになります。①あなたの強み:妥協しない性格②強みが形成されたきっかけ:なし③強みを表す具体的エピソード:18日間アジアバックパッカー④強みを発揮するために意識していること:うまくいかない時は話し合う⑤強みを入社後にどう活かすか:信念を貫き質の高い仕事をするこのエピソードからは、まだやったことのないバックパッカーを経験しようと果敢に挑戦し、目標に向かって妥協せずにやり遂げた事が伝わります。一方で、自己PRにも関わらず一つのエピソードしか書かれていない点は少し残念です。複数のエピソードから多角的にあなたの強みを示しましょう。最後に凸版印刷のインターンシップESの設問は、志望動機と自己PRの2問という比較的オーソドックスですが、どちらも250字以内と字数が限られているため、簡潔にまとめる必要があります。また、時代の波に揉まれながら常に新たな分野へ進出してきた同社は、”チャレンジ精神”のある人材を求めている事が分かります。いくつかのエピソードと共に”チャレンジ精神”をアピールできると良いでしょう。凸版印刷の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
- 凸版印刷のES対策!求める人材を理解して採用レベルの志望動機・自己PRへ 25,845 views 凸版印刷と言えば大日本印刷と並ぶ印刷業界の最大手企業です。印刷業界全体としてはインターネットの発展やスマートフォンの普及等も相まって市場規模は減退気味になっています。そんな中2017年5月24日の東京市場で1226円と年初来高値をつけ、2008年6月6日の1230円まであと4円に迫るなど好調な企業です。今回はそんな凸版印刷のESと採用HPから、凸版印刷の求める人材について考察していきます。凸版印刷に関してはunistyle内に他にも記事がありますのでこちらも参考にしてみて下さい。採用実績や人気度についてまとめていますのでとり凸版印刷について理解したい方は一読ください。参考:凸版印刷内定者の学歴と企業人気ランキング事業内容と採用HPから考える凸版印刷の求める人材学生時代にフリーペーパー制作やイベント運営をしていたこともあって、就職するなら企画職がいいなと漠然と思っていました。もともとすぐ色々なことに興味を持ってしまう性格なので、事業会社の中で特定業界・特定ジャンルの仕事をするよりは、広告のような受託型ビジネスで様々な仕事に携わるほうが自分に向いているのではと考えていたときに、トッパンに出会いました。正直、就活を始めるまでは印刷業界が何をやっているかはほとんど知らなくて、輪転機を回している印象しかなかったのですが、合同説明会でたまたま話を聞いたら、事業の幅に驚いて。コンビニで売られているお菓子のパッケージのような身近なものから、VRのような最新技術まで、「こんなこともやってるんだ」と興味を持ちました。実際、入社後に自分が関わったものだけを考えても、本当に多種多様です。クリエイティブ本部は、クライアントの業種もバラバラなら、つくるものもバラバラ。カタログやDMのような印刷会社らしいものもあれば、WEBサイトやコンテンツマーケティングの企画も行います。ツールそのものをつくるだけではなく、それらをどう組み合わせ、見た人・触れた人にどんなことを感じてもらうか、他部署と連携して話題性のあるテクノロジーを企画に組み込むということも可能です。私の部署は毎回新しいアイデアを盛り込む必要があるので、大変ながらもトッパンの可能性の広さをいつも実感しています。そんな環境の中での一番のやりがいは、1つ1つこだわった制作物を世の中に送り出せることだと思います。参考:社員紹介(情報コミュニケーション事業本部)情報コミュニケーション事業本部の社員の働き方を参照してみましょう。就職活動を通して広告業界を知り、その職の多様性に魅力を見出し、情報コミュニケーション事業本部として大切なことや、やりがいを述べています。この社員の業務内容は様々な分野をこなしています。その分様々な価値観や立場の人との交流が盛んになります。そして新しいアイディアを発案するにはどのようなものが求められているのか、また、利益をあげられるものとして製品化するには生産コスト等課題を引き出し解決する力も求められます。以上より「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」に照らし合わせると「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」という素質を持った学生を求めているということが導けます。進行や品質の管理というと、地味な印象ですよね。でも、一緒に仕事をするのは各分野のプロフェッショナルばかりで刺激的なことも多い仕事なんです。デザイナーやカメラマンを含む編集サイドの理想はもちろん高く、それに応えていくトッパン社内の制作陣もベテランの職人揃いです。私の担当誌は数ある女性誌の中でもトップクラスの品質を誇り、プリンティングディレクターと呼ばれる、印刷表現の知見に長けたプロと一緒にお客様の求める品質に応えていきます。具体的な指示もあれば、「ラグジュアリーな印象にしたい」というような抽象的な相談も受けます。その意図を汲み、製版(印刷用のデータを作る工程)の指揮を執り印刷表現として落とし込みます。印刷現場のメンバーは、数多くの仕事を抱えながらも、納期と品質の両方を全力で追求します。ここで言う品質とは美しさのことで、印刷は自動的に綺麗に上がるわけではありません。機械を操るには熟練した腕が必要で、センスも問われます。そしてどんなことがあっても限られた時間の中で一定の品質を守ってこそプロです。彼らの職人魂に触れるほど、私も生半可な気持ちで向き合える現場ではないと感じます。今でも忘れないのが、この業務を担当して2年目のころ、スケジュールが大幅に遅れるトラブルがありました。納期を守るには特急で製造の段取りを組み直す必要があるため、工場の人に頭を下げるしかありません。当時は印刷についての知識も経験値も浅く、何でもかんでも人に聞いてばかりでした。きっと頼りない営業だと思われているに違いない、ああ絶対に怒られるとビクビクしながら頼みに行ったのに、返って来たのは「任せろ、何とかするから大丈夫だ。お前はいつも真面目に頑張っているから。」という言葉でした。とても励まされ、こんなに頼もしい人たちに支えられていると心強くもなり、そこからは自信を持って業務に取り組めるようになりました。参考:社員紹介(営業)次に営業担当の社員の働き方を見てみましょう。この社員は営業職の中でも本の制作進行や品質管理が主な業務のようです。この社員は取引先の人とだけではなく、社内の様々な人との関わり合いの中で仕事をしています。編集サイドと社内の制作サイドはそれぞれにプロ意識を持ってより良いものを作ろうとしています。そんな中でそれらの人を有機的につなぎ、進行や品質の管理を行うこの社員のような人の役割はとても大きいといえます。以上のことより、先述の5つの強みに照らし合わせると「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」という素質を持った学生を求めているということが導けます。凸版印刷のES解説(1)あなたの長所・短所は何ですか(100文字以下)(2)凸版で活かせるあなたの強み(300文字以下)(3)凸版を志望する理由(800文字以下)参考:凸版印刷のES・選考レポート一覧設問(1)「あなたの長所・短所は何ですか」について1つめの設問は長所と短所に関するものです。この設問は字数が100字と少ない点が特徴です。以下に内定者の実際の回答を示しました。このように具体的な状況も盛り込んで書くことができると説得力も増してくるでしょう。強み:【代表を経験し培った自分ゴト責任感、弱み:一人で抱え込む】私はオープンキャンパスの様に「なんとかなる」と思わず責任感ある行動をしました。一方、ゼミの様に強い責任感で一人で抱え込む時もありました。参考:【内定】エントリーシート(総合職)設問(2)「凸版で活かせるあなたの強み」について2つめの設問は自分の強みに関するものです。この部分は「内定レベルの自己PRが簡単に書ける自己PRのフレームワーク」の前半部分を参考にすると良いでしょう。また、自己PRの書き方のポイントやフレームワークは以下の動画からもご参照いただけます。1つめの設問の「長所」とこの設問の「強み」はほぼ同義であると捉えられるのでそことの整合性は意識しなければならないポイントの1つです。この強みが前述した「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」の凸版印刷で必要とされている強みに合致するよう気をつけましょう。【決して他人事にしない自分ゴト責任感で、周りを巻き込みソリューションを提案する】自身が主体的に行動を起こすことで、顧客や会社全体に働きかけていく力は営業として重要な力であり、それが顧客に対する提案力にも繋がります。特に貴社は事業領域や顧客の業種の幅が広いため、開発から企画・営業まで部署の垣根を超えて働きかけることが出来るかが重要だと考えています。そこで、私がオープンキャンパス運営で発揮した積極的に他のスタッフに働きかけることのできる行動力で、顧客のニーズを汲む取ることに努め、更に顧客だけでなく会社の同僚・上司関係なく働きかけ会社一丸となってソリューションを提案できる営業マンになりたいです。参考:【内定】エントリーシート(総合職)このESでは上手く2つめの設問と関連付けられています。このように設問を越えて一貫性を示せているので非常に説得力があります。営業担当の社員の例に示した通り部門を越えて関係を気づくことが大切です。そのことを踏まえられており、さらにその力が自分にあることを実体験を通して示せています。設問(3)「凸版を志望する理由」について3つめの設問は志望理由に関するものです。志望理由以外に特に指定されているものはないので「内定レベルの志望動機が10分で書けるフレームワーク」に即して書き進めると良いでしょう。なぜ市場規模が縮小傾向にある印刷業界を志望したのか、そんな印刷業界の安価でなぜ凸版印刷を選んだのか他者の事業内容と比較できると良いでしょう。そのために業界研究、企業研究をしっかりとやりましょう。また、具体的な書き方やフレームワークは以下の動画を参考にしてみてください。最後にいかがでしたでしょうか。今回は凸版印刷の求める人材について考えてきました。印刷業だけにとどまらず、事業内容が幅広いので何を軸にして企業を理解すれば良いのか見失ってしまうかもしれません。しかし、企業の基幹産業からの派生なのでそれぞれの事業に共通していることは何か一貫して重視されている点は何かといった視点で考えてみると良いかもしれません。そのために沢山情報を集めて企業研究してみて下さい。photobyGuilhemVellut