「鉄で〇〇したい」新卒入社5年目が抱く『夢』が熱い!-住友商事グローバルメタルズ株式会社社員インタビュー-

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最終更新日:2025年04月18日

「鉄で〇〇したい」新卒入社5年目が抱く『夢』が熱い!-住友商事グローバルメタルズ株式会社社員インタビュー-
本記事は住友商事グローバルメタルズ株式会社のPR記事です。

『夢』

青臭い印象を持たれることがあるこの言葉。とりわけ就活の場面で見聞きすることは少ないことでしょう。

しかし、就活の場でも、新卒入社の時でも、そして現在も、ひたすらに自分の『夢』を公言し続ける男がいる。

彼を突き動かす想いとは一体何なのか?・・・

今回は、新卒にしては大言壮語な夢を公言していた住友商事グローバルメタルズの社員に、その夢について熱い話を伺いました。

その夢を抱くに至った過去や、今現在の夢、そしてこれからについて紐解くと、彼の根底にある熱い想いが垣間見えてきました。

こんな就活生にオススメ

・住友商事グローバルメタルズ志望の就活生

・専門商社志望の就活生

・商社志望の就活生

取材した方のプロフィール

今井 魅人さん

2020年4月、新卒で住友商事グローバルメタルズ株式会社(以下SCGM)に入社。

就活時代の第一志望は教員であり、SCGMに内定したのは教育実習中のこと。教員というある程度将来を見通せる職業よりも、「その業界にいる自分」がイメージできない業界にこそ挑戦したい。そんな思いで就職活動を行い最終的には「本音で話してくれている、自分の内面を見てくれている」という実感があり、SCGMへの入社を決意。

入社後は、厚板建材事業部国内チームに配属され、鉄のトレード業務に従事し、大阪厚板・鉄構チームに異動し、現在に至る。

馬場 悠平さん

2013年4月、SCGMに新卒で入社。

入社後、営業や人事、海外でのトレイニーを経て現在は薄板アジア第一部東アジア第一チームにて薄板のトレード業務と投資先の事業管理に従事。

お二人の関係性

今回、取材を受けて頂いたのはSCGMの社員である、今井さん・馬場さんのお二人。

馬場さんが2020年新卒採用を担当していた当時、今井さんは就活生としてSCGMの選考を受けていたとのこと。つまり、新卒採用担当と就活生という関係性だったお二人です。

今井さんは就活生の時から新卒入社後も、何やらとある大きな夢を公言していたようです。

そこで今回は今井さんの『夢』について、今井さんご本人と当時をよく知る馬場さんのお二人に熱く語って頂きました。

高校時代の夢が「甲子園に行きたい!」ならば、社会人の夢は「社長になりたい!」

入社当時の夢「社長になりたい」

  入社当時に大きな『夢』を抱いていたと伺いましたが、どんな『夢』だったのでしょうか?

今井さん「社長になりたい」それが入社当時の夢でした。自社が経営している子会社や、海外事業会社といった本社の外の社長ではなく、「自分が入社する会社の社長になる」という夢です。

入社直後に、社長も参加する会議で新入社員が挨拶をする機会があったのですが、そこでの挨拶も「社長になる今井です!」と自己紹介をしました。後で指導員の先輩にめちゃくちゃ叱られましたが(笑)。

それでも当時は本気で「社長になりたい」と思っていたんですよね。

"甲子園探しの人生" 甲子園を目指したような、エネルギー感に溢れた経験をもう一度

  「社長になりたい」という夢を抱くに至ったのはどういった背景があったのでしょうか?

今井さん:一言で表すと、甲子園を探しているんです。僕の出身高校の野球部は弱小で、どちらかと言うと進学校だったので、部活よりも勉強優先という雰囲気でした。

そんな中、「甲子園を目指して本気で野球に取り組まないか?」と僕から部員に呼びかけたんです。何回か朝練習に付き合ってくれる部員はいたけど、本気で一緒に甲子園を目指してくれる部員はいませんでした。

それでも僕は甲子園に行きたかったんです。正直なところ、甲子園に行きたい明確な理由はなかったのですが、高校で野球をやる以上、その頂点である甲子園に行きたいと自然と思っていました。

だから、周りが付き合ってくれなくても、ずっと「甲子園を目指して本気で野球に取り組まないか?」って言い続けていました。

そうしたら、学年一つ上の先輩たちの野球に対する取り組み方が変わってくれて、次第に野球部全体が本気で甲子園を目指していくようになったんです。3年生の時には、かつて強豪とはいえない野球部が県大会決勝戦まで辿り着くことができました。結果は惜しくも敗れてしまい、残念ながら甲子園まであと一歩届きませんでした。

それでも、自分の想いを周りに共有し、組織を動かすことで結果が変わっていく。それを実感できたんです。

この経験があるからこそ、僕は甲子園を目指しエネルギー感に溢れたあの経験をもう一度味わいたいです!高校卒業後、大学ではそういった出来事に出会うことができなかったけど、社会人になったら出会えるのかもしれない。

明確な理由はないけど甲子園を目指していたように、社会人になった時にエネルギー感に溢れた経験ができるのは「社長になること」だと思っています。ただ単に「社長になりたい」というよりも、今の自分がエネルギー感を持って目標達成のために没頭できる、そんな目標が「社長になる」ことだったんです。

大きな目標を掲げてその目標のために没頭する。そうしないと僕の人生は高校3年の夏がピークになってしまう。そんな人生つまらないじゃないですか?だからこそ、社会人になった今でも、「甲子園探しの人生」を続けています

他の学生よりも特に印象に残っていた

  「甲子園探しの人生」かっこいいですね!ちなみに当時採用担当だった馬場さんは今井さんの『夢』についてどのように感じていますか?

馬場さん:当時はまだ就活生であったにもかかわらず、明確な目標を持っていたのは素晴らしいと思います。

当社に限らないとは思いますが、「私は〇〇に留学していたから(住んでいたから)、その地域の生活発展に貢献していきたい」といった志望理由を話す学生が多かったと感じています。それはそれで大事な理由だと思いますが、同じ話し方をする人が多い分、採用担当目線ではテンプレートに聞こえてしまうことも少なくありません。

そういった他の学生の中に混じり、今井君の「社長になりたい」という話は印象に残っていますね

学生時代には想像できていない、入社5年目の自分、そして現在の夢

「社会貢献」入社5年目で板についた住友の精神

  入社5年目の現在の『夢』は入社当時の「社長になりたい」という『夢』から変化されていますか?

今井さん:変化していますね。

馬場さん:次は会長かな?

今井さん:会長もいいですね、期待してください(笑)。

実は今の夢は入社当時から変わってきていて、仕事をしていく中で世の中に必要な変化を起こす中心になれるところが面白いなと感じています。

入社当時の夢と比較すると少し抽象的になっていますが、社会に必要な変化を支える存在、変化を後押しする存在、社会に変化を巻き起こす存在になっていく、そこに時間を使いたいと思っています。そして、その結果として社長になれたらいいなと思っています。

だから、今の夢は一言で表すと「社会貢献」になるのかなと思います。

入社当時は目線が自分だけに向いていたんですが、入社後に色々な経験を積み、次第に組織に、お客様に、社会に目線が向くようになりました。

とはいえ、「社長になりたい」という想いは捨てたわけではないですよ!その想いはずっとあります!

  自分のことしか見えていなかった入社当時の世界観から、実際に仕事をして社会に目が向き、視野が広がったんですね。

今井さん:そうですね。余談ですが、当社にはビジネスをする上で必ず大切にしている「住友の事業精神」があります。その一つに「他人の利益も尊重してビジネスをする」という方針があります。

入社当時の僕は自分にしか目を向けられていませんでしたが、最近はステークホルダー皆を笑顔にできる、そんなビジネスが一番ハッピーで楽しい仕事だということに気付きました。お客様も喜ぶし、社会も喜ぶ、そして自分も喜ぶことができる。

目線の向かう先が自分⇒社会になり考え方が大きく変わりました。今になって住友の事業精神がビタっと自分に当てはまった感じがしています

馬場さん:未来の社長を採用できてよかったよ。

今井さん:ありがとうございます(笑)。

学生のころから5年の時を経て、いい形で成長してくれた

  学生の頃の今井さんを知る身として、現在の今井さんの『夢』は馬場さんの目にはどのように映りますか?

馬場さん:大事な観点を身に付けられていて、入社して5年の時を経ていい形で成長してくれたなと思っています。仕事をしていればいい時もあれば悪い時も勿論ある。そんな中でも目標を徐々に具体的にしていって自分に落とし込めているというのはポジティブなことだと思います。

馬場さん:国内ビジネスの最前線に出てみてどう?

今井さん:なかなか大変な時も多いですね。

馬場さん:国内だとお客様との距離が近いので、良いことも悪いこともお客様から直接伝わってくるよね。ありがたい言葉をかけて頂けることもあるけど、厳しい言葉を頂くことも勿論ある。厳しい言葉を頂く瞬間ほど商社の価値を求められている訳だけど、特に今井君が担当しているビジネスは殊更お客様との距離が近いよね。そんな中でも、頑張れているのは評価されているということなんじゃないかな。

変わり続ける世界に対応するために自分自身を変化させていく

  今井さんが学生だった時に、馬場さんは今井さんがこのような成長を遂げると想像できていましたか?

馬場さん:いや、そんな想像は簡単ではなかったと思います。現在の今井君を作り上げてきたのは今井君本人が経験してきたこと、培ってきたことが大きいはずです。

今井君が学生だった当時の採用コンセプトが「想像を超えた存在となれ」だったかな?

単なる商社パーソンではなく、5年後・10年後にSCGMを背負っていく人材になって欲しい、いやそうなってもらわないと困る、という想いを込めこのコンセプトに決めたことを覚えています。

その意味では想像以上に成長してくれたと思っています。

  今井さんご自身は、学生当時に現在のような社会人になれていると想像できていましたか?

今井さん:まさかこんなに太るとは…そこは想像を超えていましたが、(笑)

どの部署に入っても同じ社内環境やサポートがあれば、自分が学生当時にあこがれた先輩と同じようなレベルにきっと辿り着けると思っていました。

ただし、「社会貢献」なんて口にしている自分は想像もつかなかったです。社会人として成長はできるだろうと思っていましたが、自分以外に目線を向けた『夢』を語るようになったことに関しては、自分の想像を大きく超えていますね。

  当時の採用コンセプトに合った人材だったんですね。

今井さん:でもまだ5年目です。今後、海外でも経験を積めたら今以上に想像を超えた存在になれると思っていますし、そうならなきゃいけないという使命感もあります。

変わり続けるこの世界で求められることは日々変わっていく。それに応じて自分自身の存在感もどんどん大きく変化させていかなきゃいけないと感じています。

  今年のSCGMの採用コンセプトは「変わる世界で、その手は、何をつかむのか」。変化し続ける世界に目を向け、自分自身を大きく変化させていく。そんな今井さんのような視座を持っている人材こそがSCGMで輝けるのかもしれません。

5年の時を経て、なぜ「社長になりたい」が「社会貢献」に変化したのか?

「社長になりたい」➡「社会貢献」その変化の背景にあるもの

  入社当時の「社長になりたい」という『夢』から、現在の「社会貢献」という『夢』に変化したのはどういった背景やきっかけがあったのでしょうか?

今井さん:背景やきっかけは大きく3つかなと思っています。

夢が変化した背景・きっかけ

①1年目に厚板の国内営業を経験できたこと

②2年目に事業開発チームにアサインされたこと

③挑戦を後押しする風土

この3つがあったからこそ、もともとは自分に向いていた目線を、お客様や産業、ひいては日本社会全体に向けることができて、段階的に視座を高めることができるようになりました。

"SCGMじゃなきゃ""僕じゃなきゃ"という付加価値を、目の前のお客様だけでなく、産業全体へ、日本社会全体へ

  背景・きっかけが3つあったんですね。それぞれ具体的にお話を頂いていいでしょうか?

今井さん:まずは【①1年目に厚板の国内営業を経験できたこと】こちらからお話ししますね。

やっぱり、国内を担当していると、お客様と本当に目の前で対峙することになるんです。目の前のお客様が目の前で本当に困っている。それが肌感覚で分かるんです。地域は大阪を担当していまして、特に大阪のお客様は気持ちをストレートに伝えてくれます。

だからこそ、目の前で困っているお客様のために、"SCGMは""僕は"何ができるのか?それをどんどん突き詰めて考えていって、"SCGMじゃなきゃ""僕じゃなきゃ"いけないという付加価値を作るという経験をずっとしてきました。

自分本位のビジネスではなく、困っている人を助けることの対価としてお金が入ってくる。そんな経験をしていくうちに、次第に目線が自分ではなくお客様に向き始めるようになりました。

  確かにお客様が目の前で困っていたら次第に目線が変わっていきそうですよね。その他の、夢が変わった背景・きっかけについても詳しく教えて下さい!

今井さん:それでは、次に【②2年目に事業開発チームにアサインされたこと③社内の雰囲気】この二つをまとめてお話ししますね。

1年目は厚板の国内営業だったんですが、2年目の途中に半年間だけ事業開発チームにアサインされました。当時の僕の業務は「日本の造船業のボトルネックを探して事業化すること」でした。

造船業と一言で言っても沢山のお客様がいます。大きな船であれば重油を動力にすることから、CO2の排出や環境への影響などが昨今の懸念となっていたりします。そのほか産業としても大小様々な課題があり、困っているお客様と面と向かってお話しさせていただくこともありました。

最初は目の前のお客様に向けて何をやっていくべきかを考えていましたが、造船という産業を仕組化したり、新しい事業を開発することによって、造船業に関わるみんなを笑顔にすることができる。造船業という産業全体、ひいては日本社会に貢献することに繋がると気づきました。

この事業開発チームでの経験が僕の視座を上げてくれたんです。

加えて、この事業開発チームにアサインされた背景に、【③挑戦を後押しする風土】が非常に大きく影響しています。当時まだ2年目の僕が「事業開発をやりたい」と熱量込めて話したら、当時のチームリーダーが僕の熱量を評価してくれて、事業開発チームにアサインしていただけました。

「どうしてもこの仕事をやりたい」という強い意志があれば、それを認めてくれて、実現できる。自由と表現すると少し語弊がありますが、責任は伴うけれど本人がやりたいと思う仕事に対して非常に寛容な風土がSCGMにはあります。そのおかげで僕はやりたかった事業開発チームの仕事もできましたし、結果的に視座を高めることができたと思っています。

ひとまずは、大阪の産業を"僕"が盛り上げる、デカくしていく

  今までのご経験の中で次第に視座が高くなっていたんですね。視座が高まって様々な目線で世界を見ることができるようになっていると思いますが、今一番注視しているのは何ですか?

今井さん:ひとまずは自分が担当している大阪の産業をもっと盛り上げたいなと、デカくしてきたいなと思っています

大阪でお客様と仕事で触れ合うようになって初めて、大阪という地域に愛着を持てるようになりました。国内ビジネスの中でも特段お客様との距離が近く、そのお客様のために僕が行動を起こせば必ず反応してくれる。それが嬉しいんです。

だからこそ、「もっと大阪のお客様のために、大阪の産業のために何かをしていきたい」という気持ちが強くなっています。そう感じているので、大阪の産業をもっと盛り上げたいなと思っています。

  素晴らしいお考えですね。入社当時には目線が自分に向いていた雰囲気が今は一切見られないですね。

今井さん:そんなことはないですよ。自分を曲げてまで社会貢献をするつもりはないですし、主語が自分ではなくなったら、それは他の誰がやってもいいと思います。

折角仕事をするなら世の中に自分の足跡を残したい。但し、世の中のためになることに対して「僕が」モチベーションを発揮する。自分が起点になりたいという意味では甲子園を目指していた高校時代から何も変わっていないですね。本質は何も変わっていなくてちょっと年を重ねただけかもしれません (笑)。

自分のお客様・商材・業界としっかりと向き合う、そうすれば仕事が楽しくなっていく

  入社当時より視座が高くなり様々な目線で世界を見つめている今井さんの姿は、馬場さんの目にはどのように映りますか?

馬場さん:今井君だけでなくどの社員にも共通しているのですが、「自分が担当するお客様・商材・業界とひたむきに向き合うこと」これが大事だと思います。

興味を持って、しっかりとお客様・商材・業界に向き合って、それで仕事が楽しくなっていく。今井君は大事なことに気付けているんじゃないかなと思いますね。

馬場さん:ちなみに、今は厚板をやってるけど、いきなり自動車鋼板を担当してと言われたらどうなの?

今井さん:今は厚板しか見えてないですね。

馬場さん:そうだよね。ひとつの分野を突き詰められているからこそ、良い気付きを得られていると思うよ。

でも、異なる分野を経験することでまた新たな気付きを得られるとも思う。変化が激しい時代だからこそ、一旦は"鉄"という考えを捨ててフラットな考えをしてみるのも大事かもしれないね。色んな分野や組織に行って経験を積んでみると更に成長できるかもしれないね。

  ちなみに、今井さんが現在興味のある分野は何ですか?

今井さん:先ほど馬場さんから有難いお話がありましたが、一旦今のところは厚板のことしか見えていないですね(笑)。

現在の厚板ビジネスは変革のタイミングで、「洋上風力」などがキーワードになっています。そういった変革の時期に、SCGMも変わることができなければ社会に貢献できないし、企業としても生き残れなくなる

その環境での仕事に非常にやりがいを感じているので、今のところは厚板にゾッコンですね。でも、厚板以外の選択肢を制約しているわけではないので、僕のこれまで経験してきたことと、今後可能性があることを鑑みて会社からどこか行ってほしいと言われればどこでも行きますけどね。グローバルメタルズなので心も思考も働く場所も制約はないです(笑)

変わる世界で、その手は、何をつかむのか -Enrichment by Steel-

知ること、信頼されること、それが「社会貢献」のファーストステップ

  「社会貢献」という現在の『夢』を実現するために、今後どのようなことが必要なのでしょうか?

今井さん:少し短期的なお話になってしまいますが、社内外の方とのコミュニケーションを頑張らないといけないと考えています。

社内外の方とのコミュニケーション

①社内のパートナーからの信頼

②お客様からの信頼・僕のファンになってもらう

今の『夢』として「社会貢献」と言っていますが、実は学生時代は「社会貢献」とか言っている人のことは苦手だったんですよ(笑)。

というのも、社会が何に困っていて、何を求めているか、誰がどんな変化を起こしてほしいのか、現状を把握しないままで社会貢献って叫ぶのはエゴだと思っているからです。

だからこそ、僕は社会貢献の前に、社内外の人がどんなことに困っていて、どんな変化を期待しているのかを知るところからしっかりやろうと思っています

-Enrichment by Steel- 鉄を使って日本を、世界を豊かにする

  改めて現在の『夢』とその『夢』の実現に向けた意気込みをお願いします!

今井さん:前述した通り「社会貢献」であるんですが、特に鉄を使った社会貢献、つまり「Enrichment by Steel」です。

鉄を使ってまずは大阪を豊かにする。そして次第に日本社会全体、世界全体を、鉄を使って豊かにしてきたい、というが現在の『夢』です。

せっかく「グローバルメタルズ」っていう社名なので最終的には鉄を使って世界全体を豊かにしたいですね。今の自分は大阪限定の「ドメスティックメタルズ」になっちゃってるんで(笑)。

極端な話、例えば今後、もしかしたら「by Steel」ではなく、「by Car」とか他の手段が夢になる可能性だってあるかもしれませんが、今は「by Steel」ということに没入しています。

手段は何であれ、社会を豊かにする「Enrichment」という『夢』は変わらないと思っています。今の僕は「by Steel」ですが、「by ○○」という他の手段でも社会を豊かにする仲間が増えたら嬉しいです。

熱い夢・想いを持つ仲間を増やしていって欲しい

  今回の取材では今井さんの『夢』をテーマにお話をお伺いしました。当時学生だった頃の今井さんを知る立場として、馬場さんから今井さんにメッセージをお願いします。

馬場さん今日の取材を通じて感じたことは「彼がSCGMに入社してくれてよかったな」ということですね。

採用担当をしている中で一番怖かったことは、結果がすぐに出るわけではないこと。採用は先の見えない投資で、その投資がいつ花開くか、何年かかるのか分かりません。

ですが、今日の取材の中でも、彼が順調に成長してくれていることを実感できて、彼の成長自体も嬉しいですし、当時の判断が間違っていなかったと一安心できました。

また、夢というものはその時々の環境によって変わっていくものです。学生当時の今井君は「社長になりたい」という夢を持っていましたが、色々なことを吸収して、現在の夢に変化していったのかなと思います。

是非この取材で話した夢を胸に頑張って欲しいですし、それだけでなく同じように熱い夢・想いを持つ仲間を作って、輪を広げていって欲しいです。

仲間ができたら、輪ができて、それが組織になって、会社全体も変わるかもしれない。そうなったら結果的には、「社長になりたい」という当初の夢の実現の日も来ると思っています。

  馬場さんからのメッセージを受けて、今井さんはどのようにお感じでしょうか?

今井さん:率直に嬉しいです。それに「仲間を増やす」という観点にハッとさせられました。1人で突っ走ってもできることって限界があるので、その仲間を増やしていくことは大事だと思いますね。

学生時代に「甲子園を目指そう!」と言って皆がついて来てくれた時より、今はもっと様々な関係者の中にいて、会社の人間関係や社会の利害関係者含めて皆が同じ方向を向くのは難しいだろうなと思います。

とは言っても自分がやってなければ誰もついてこないので、まずは自分が動いて、それをどのように周りに波及させるか、それを次のステップとして頑張っていきたいなと思います。

就活生へのメッセージ【今井さん・馬場さんより】

商社パーソンとは、夢・使命感を持っている人のこと

  『夢』というテーマでお話頂きありがとうございます!それでは最後に、記事をご覧になった就活生の方にメッセージをお願いします。

今井さんせっかく商社パーソンになるなら、でっかい夢、想いが詰まった夢を掲げて、この業界に飛び込んで来てほしいです。夢の規模の大小よりも、自分の中で本当に想いが詰まった夢を持つことが大事です。

よく、商社はモノを作っていないから人で勝負します、という話を耳にすると思います。

これは話が面白いとか頭が切れるといった意味ではなく、それ以上に使命感を持っているとか、想いが詰まった夢を持っている、そういう人のことを言うんだと思っています。

これから何も知らないビジネスの世界に飛び込む中で、今持っている夢や使命感をどんどん膨らませたままにして欲しいなと思います。

記事をご覧になった方々がSCGMに来てくれることが一番嬉しいですが、ビジネスの世界のどこかでお会いできたら、その方と一緒に日本や世界全体をより良くするためのお仕事をできたらと思っています。

会社への貢献だけでなく、社会や環境の変化に柔軟に対応できる人材が求められている

  熱いメッセージをありがとうございます!是非馬場さんからも就活生にメッセージをお願いします!

馬場さん:社会の変化が激しくなる中で、これから社会人になった時に求められることも変わっていくと考えます。SCGMの採用コンセプトでもそれを意識してきました。

  • 「Create  Future」
  • 「想像を超えた存在となれ」
  • 「変わる世界で、その手は、何をつかむのか」

一つ目は私が採用を担当し始めた時、二つ目が今井君が学生だった時、そして三つ目が今年の採用コンセプトです。

一つ目のコンセプトは「鉄で世界を作り上げよう」「鉄に携わりたい人に来て欲しい」という趣旨でした。それまでは"鉄"にフォーカスすることに専念していたことが分かると思います。

ですが、"鉄"に専念するだけでは変化する社会への対応が難しくなっていきました。その中で、新卒社員には想像を超えた存在になり、会社を背負える存在になってもらいたい、そんな願いを込めて二つ目のコンセプトに変えていきました。

そして三つ目が今の採用コンセプトです。やっぱりビジネスの環境って刻一刻と変化していくものです。そういった環境の変化に柔軟に適応してチャンスを掴む人間が求められている、というメッセージが表現されていると思います。

勿論、記事をご覧になる就活生の皆さんには一緒にSCGMを成長させてほしいという想いがあります。ただ、自分や会社のためだけでなく、社会や環境の変化に柔軟な対応ができるような方々がSCGMに興味を持って頂けたらより嬉しいなと思います

そのうえで、学生さんにはそれぞれの夢を抱えたままでいて欲しいです。そして、「その夢に対して鉄がどのようなアプローチができるのか?」という視点で就職活動をして頂けたら、きっといいご縁があるんじゃないかと思います。

SCGMの環境が成長を促してくれる

  就活生へのメッセージを頂きましてありがとうございます!ちなみに、社内の雰囲気について記事をご覧になる就活生向けに教えて下さい!

今井さん:楽しい会社だなと思いますよ。それはたまたま僕の部署が楽しいだけかもしれないし、僕の見てる世界だけの話かもしれないですが。

ただ間違いなく言えることとしては、僕が使命感を持ってお客様のための行動ができるまでに成長できたのはこの会社の環境のおかげです

充実感のある働き方ができていて凄く楽しいですし、現在の仕事を面白いと感じることができています。お客様のためになる仕事で充実感や面白さを感じることが一緒にできる、そんな仲間を増やせたら嬉しいです。

取材後記

「社長になりたい」

これは一見すると粗削りな夢に思えるかもしれない。

ただそれは、社会のこと、ビジネスのこと、SCGMのことを分かりきれてはいないながらも、大きな夢を掲げて何かを成し遂げたいという熱量を最大限に表現した言葉。

現在、入社5年目。

お客様と対峙する中で直接伝えられる感謝やお叱りの言葉を受けて、次第に視座が高まり、産業全体・日本社会全体という今までに見えなかった世界が見えてきた。

「社長になりたい」という夢から「-Enrichment by Steel-鉄で世界を豊かにする」という社会貢献の夢に変化したものの、どちらの夢の根底にはも熱い想いが共通している。そんな熱い夢を持ってビジネスの世界で勝負をする商社パーソンがSCGMにはいました。

本記事を通じて同社に興味を持った就活生は、是非以下のリンクからエントリーしてみてください。

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5大商社の内定者研修からみる人材育成の違い 5大商社の内定者研修からみる人材育成の違い こんにちは。16卒の総合商社内定者です。この時期の16卒の学生は最後のモラトリアムを満喫している人、意識高くボランティアやインターンなどに励む人、入社してから同期に負けないように勉強する人など色々なタイプに分かれます。さて、今回は5大商社が入社までに内定者に課している課題及び研修内容を紹介し、それぞれの会社が今後どのような人材をに育てていきたいかを考えたいと思います。総合商社を志望している学生はぜひ参考にして下さい。16卒の場合は8月初旬に内々定を出し、ほとんどの会社が8月中にTOEICのIPテストを受けさせていました。その点数をもとにして、10月1日の内定式では研修内容が振り分けられます。各社の研修内容以上のようにどこの総合商社も英語の目安としてTOEICを課しているようです。これは前述のように基本的に内定式前の時期にIPテストで行います。求めている基準点はどこも700点以上で、内定者にヒアリングしたところ、内定者全体の平均点は700点を超えているので約半数はすでにクリアしているようです。また三菱商事と伊藤忠商事は他商社に比べて非常にたくさんの課題を課しているようです。特にCITIC/CPとの提携を経て中国とのビジネスチャンスが増える伊藤忠商事は中国語人材を増やすことに注力しているようです。先日、下記のような記事が出ていました。参考:伊藤忠、中国語を話せる人材を3倍の1000人にさらにもう一つの特徴的な課題としては簿記が挙げられます。総合商社のビジネスモデルを考えるとどこの部署に配属されようが、財務諸表を読むことで仕事を円滑に進めることができるので、簿記3級を課しているようです。また簿記3級取得者には2級の取得が推奨されています。それ以上はあまり求められていないようです。ただ内定者には稀に公認会計士の資格を取得済みの人もいます。丸紅はあまり内定者の時期には多くの課題を課さず、簿記も入社後に取得を目安としています。それぞれの人材育成方針三菱商事人材育成・活躍促進三菱商事グループの事業は、多様化・グローバル化が急速に進んでおり、それに対応した連結・グローバルベースでの人材の確保・育成・適材適所が求められています。当社グループ全体で人材マネジメントを強化しており、「グローバル競争力強化」「価値観共有」に取り組んでいます。三菱商事では、計画的なOJTを人材育成の基本とし、若手のうちから、海外勤務や当社グループ企業への出向を経験させるほか、部門やグループを超えた人材交流も積極的に進めています。海外拠点や当社グループ企業の人材についても、出向を含め、国を超えた当社グループ全体での適材適所を積極的に進めています。引用:三菱商事「人材育成、活躍促進」三菱商事は人材育成において対象の年齢層を新入社員、スタッフ層、ミドルマネジメント層、シニアマネジメント層の4つに分けています。会計やファイナンスのような「知識・スキル」に関してはどの年代においても変わらず学習していくことをいっています。新入社員、スタッフ層を対象とした「基礎プログラム」はグローバル研修生制度などを含みます。ミドルマネジメント層以降では「組織運営力強化」によってリーダとしての資質を鍛えます。内定者時期には「知識・スキル」にあたる簿記、英語、パソコンスキルを課していることから、入社してから定年を迎えるまで常に「知識・スキル」を育むことを意識して欲しいという意味合いが含まれているということがわかります。三井物産人材育成の考え方三井物産には「人が仕事をつくり、仕事が人を磨く」という言葉があり、仕事をつくりつつ人を育てていくことが当社最大の使命であり、それが当社の存在意義であると言っても過言ではありません。こういった考え方から、人材育成の根幹を担うのはOntheJobTraining(OJT:職場での実務を通じた育成)が基本になっています。一方、こうしたOJTを通じた人材育成を支援・補完するために、さまざまな研修などのOfftheJobTraining(OFF-JT:職場以外での育成)も充実させています。引用:三井物産「人材についての取り組み」「人の三井」という言葉が有名な三井物産ではやはり人材育成に力を入れています。社員を年次別に担当職1,2級,SF,M3バンド,M2バンド,M1バンドの6つに分け、それぞれの節目に行う節目研修をはじめとして、その他にも選択式の研修が豊富にあります。その人材育成の仕組みは総合商社の中でも群を抜いており、日本の企業の中でもトップクラスです。一方で内定者には最低限の英語と簿記のみを課しており、他の商社とそう相違はありません。今年の内々定後の動きを見ていても三菱商事や伊藤忠商事のようないわゆる囲い込みは行っておらず、自由闊達な風土が表れていると感じました。内定者時期の課題が少ないのもこのような風土が表れているといえるでしょう。伊藤忠商事人材育成の基本方針伊藤忠グループの成長を支えるのは人材です。グループ全体で、個々の適性・キャリアを踏まえ、個々の分野で活躍できる業界のプロ人材を育成します。具体的には、OJT(業務経験付与)を中心として、「評価とフィードバックによる成長意欲醸成」と「研修による知識・スキル習得」で補強することにより、将来のグローバルマネジメント人材を育成します。引用:伊藤忠商事「人材育成」伊藤忠商事は8年目までを一つの育成期間と定めているようで、若手からどんどん仕事を任せる風土がここに表れています。ホームページには9年目以降の具体的な研修内容は記載されておらず、三菱商事と三井物産との違いが大きくあります。また内定者研修を見てみても、他の商社と比べて最も豊富な課題量を課しています。第二外国語として中国語を指定して研修を課しているのは特徴的です。最後に総合商社は今や就職人気ランキングの上位を独占します。自社で製品を持たない業界だからこそ、どの商社も「人が財産である」と語ります。しかし、その中でも各企業ごとにカラーがあり、それがマネジメント層への研修、新入社員への研修、そして内定者研修に表れてきます。各社とも最終的に会社を担う存在をどのように育てたいかを考えた上でこのように考えているのであると感じます。総合商社を志望する学生はぜひこのポイントに留意しながら志望する会社を決めてみて下さい。以下では総合商社に関するUnistyle内にある記事をまとめましたので、業界研究にお役立てください。総合商社業界完全攻略記事一覧1.【業界研究】今更聞けない総合商社とは?仕事・歴史・年収をわかりやすく解説2.【業界研究】総合商社の年収の全てが一目で丸わかり!3.【業界研究】理解している?総合商社と専門商社の違い4.【業界研究】五大総合商社比較5.【業界研究】就活に役立つ総合商社の歴史を解説6.【業界研究】総合商社とは?歴史・仕事内容・年収などを徹底比較|選考対策付き7.【業界研究】総合商社の最新動向まとめ総合商社業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介unistyleでは業界別の就活用LINEオープンチャットを運営しており、数多くの就活生が匿名で就活に関する情報交換をしています。実際に総合商社志望者向けのグループでも、各社の選考に関するトークが活発に交わされています。下記の画像をクリックすることで参加用ページに飛び、ニックネームとプロフィール画像を登録するだけで参加することができますので、興味のある方はぜひご参加ください。 56,414 views
【20卒体験談】憧れの航空会社から内定を勝ち取った”志望度の高さ”をアピールする方法とは 【20卒体験談】憧れの航空会社から内定を勝ち取った”志望度の高さ”をアピールする方法とは 航空業界完全攻略記事一覧1.航空業界の仕組みや職種、最新動向まで一挙大公開2.【業界研究】志望者必見!航空業界の職種と仕事内容3.【企業研究】航空業界の大手企業一覧4.【業界研究】航空業界の最新ニュースや動向分析〜2020年に向けて〜5.【業界研究】航空業界に有利な資格まとめ6.【業界研究】航空業界のおすすめ本まとめこんにちは、私は国立大学に通う20卒です。初めは長いように感じた就職活動も終わってみればあっと言う間で、あの頃は毎日がエネルギー全開の日々を送っていたなあと振り返っています。結果としては、第一志望であった大手航空会社から内定を頂き、その会社に来年から勤める予定です。この記事では主に、高校時代から航空会社で働くことが夢であった私が、「なぜ航空会社を目指したのか」、「航空会社から内定をもらうために何をしたのか」について、お話したいと思います。特に、航空会社への就職に興味がある方、よかったら参考にしてみてください。なぜ航空会社を志望することになったのかそもそも、なぜ私が航空会社で働きたいと考えたかについてお話したいと思います。率直にいうと、子供の頃から旅行や帰省などで飛行機に乗るときに感じる、何ともいえない非日常のワクワク感が好きでした。はじめは、こうした単なる思いに過ぎませんでしたが、あることをきっかけに、航空会社で働きたいという強い想いに変わりました。もともと、私は世界各地の自然や文化を紹介するようなテレビ番組が好きな少年でした。そのため、海外の自然や文化に対して強い興味を持っていました。変化のきっかけとなったのは、中学生の時に学校のプログラムでオーストラリアに一ヶ月の間ホームステイしたことです。初めての海外体験となったオーストラリアで、実際に外国の文化や自然に触れるなど、日本では出来ない様々な経験を通して、自身の成長を実感するとともに未知の場所に訪れることの素晴らしさを知りました。「もっと多くの人に海外を訪れてほしい」ホームステイの経験を通して持った、この想いを実現することが出来るのは、国際線を運航している航空会社しかないという発想になり、航空会社で働きたいと思うようになりました。航空会社を中心にした就職活動航空会社といえば、文系の就職人気企業ランキングの中で、日本航空(JAL)や全日本空輸(ANA)といった大手2社が、毎年のように上位にランクインしているのを見たことがあるかと思います。実際、私が就職活動している中でも、説明会の参加者などが他の業界と比べてかなり多かったです。私の就職活動は、そうした航空業界を第一志望に設定し、鉄道や海運などの航空以外のインフラ、航空機部品を製造している重工メーカーなどを併願企業としていました。しかし、幼いころからの憧れであった航空会社にどうしても行きたかった私は、まさに航空会社から内定をもらうことに全力を尽くした就職活動をしていました。先述したように、航空会社が就活市場において人気であることは重々承知していたので、高い倍率の中で内定をもらうために、就活生としてどうしたら差別化が出来るかということを常に考えて行動していました。具体的には、「志望度の高さ」で差別化しようとしました。志望度の高さをアピールするために私が「志望度の高さ」で差別化を図った理由。それは、就活において航空会社を選択肢の一つと考える人がたくさんいる中で、航空会社が第一志望であるということを上手く伝えることが内定を得るための近道だと考えたからです。志望度の高さを示すために、重要だと考えたのが“業界研究”と“自分なりのビジョンを語れるようになること”です。具体的に取り組んだことを以下で紹介します。インターンを通して業界研究:2社の違いを知る私は航空業界に関して専門知識や最新の情報まで得るために、就活本やインターネットの就活サイトを見るだけはで終わらせないということを心がけていました。そうしたこともあり、冬には大手航空会社2社のインターンシップに応募。無事に選考を通過し、参加することが出来ました。冬インターンは本選考よりも倍率が高いとよく言われますが、冬インターンの選考は本選考よりも準備という部分に関して言えば差がつくと思います。私自身、3年生の秋までに航空業界の専門書やビジネス雑誌、航空業界に関する最新のニュース記事などを参考にしながら詳しい所まで業界研究を行っていたこと、コンサルティングなど選考の早い業界を実際に受けていたことが、選考に挑む上での自信に繋がったと思っています。2社のインターンを通して感じた率直な感想としては、大手航空会社2社は事業内容こそ似ているものの、会社としてのカラーは大きく違っており、世の中の多くが持っているイメージとも多少異なっている。ということでした。例えば、JALにはお堅い会社のイメージがあり、ANAは体育会系の人が多いイメージがあるといわれることがあると思います。しかしながら、私が見てきた限りでは、若い社員の間にそうしたイメージを感じることはありませんでした。(むしろ逆の印象を持つことも時にありました。)こうした会社のカラーに関しては、是非、就活生の皆さんの自分の目で確かめてほしいと思います。インターンの内容に関しては、ここでは書くことはできませんが、どちらのインターンも航空業界について深く知ることが出来る、とても充実した数日間でした。冬インターンに参加した最大の意義としては、実際の選考の際に、なぜ、A社ではなくB社で働きたいのかという問いに対して、自分なりに説得力ある説明が出来るようになったことです。やはり当然のことですが、メディアで得た情報よりも、自分で見て確かめた情報の方がより説得力があると思います。OBOG訪問でビジョンを明確化自分なりのビジョンを語れるようにするという部分に関しては、OBOG訪問に力を入れたことが非常に役立ちました。航空会社を目指す就活において、OBOG訪問は必ずしも当たり前ではないと思います。しかし、少しでも航空会社の仕事のイメージを明確にしたかった私は、大手2社それぞれ5人ずつのOBOGの方のお話を聞きました。自分が通う大学OBOGの方が地方や海外で勤務されていることも少なくなかったため、他大学出身の方を紹介してもらうこともありました。今思い返すと、空港を案内してくださった機会などもあり、毎回お話を聞きに行くのを楽しみにしていたのを覚えています。私がOBOG訪問をする中で、特に意識していたことがあります。それは、社員の方が一人一人どのような想いを持っていらっしゃって、どういうキャリアパスをイメージしているかについて詳しく聞くことでした。航空会社の仕事というのは、数年単位でのジョブローテーションが基本であり、オペレーション、ビジネス、コーポレートの部門をまたがって、様々な部署で経験を積むことになります。数百通りものキャリアパスがある中で、「将来的に何を実現したいのか」、「そのためにどういう経験をしたいのか」ということを自分なりに明確化するために、まずはどういう道があるのかということを直接聞くことが重要だと考えていました。そうして、ある程度、自分なりのキャリアパスのイメージがついたら、それを一度言語化して、再度OBOG訪問した際に添削してもらい、自分なりのビジョンをブラッシュアップしていきました。こうしてOBOG訪問で完成させた自分なりのキャリアパスが、ESや面接での回答にそのまま繋がりました。実際に、航空会社の選考では将来のビジョンを聞かれることが多かったです。そういう意味では、私にとってOBOG訪問は欠かせないものでした。情報収集は日常的にインターンにも参加し、OBOG訪問もこなしていたとはいえ、私自身、そうした就活対策をするだけではいつも不安だらけだったので、常に何か出来ないかと考えていました。その一環として、日常生活や旅行の中でも、常に航空に関するイベントや場所について、アンテナを張りめぐらせていました。空港はもちろんのこと、意外に調べてみると航空関係の見学施設やイベントがあったりします。そうしたイベントや場所に訪れることも、仕事のイメージを膨らませるうえで役立つかと思います。それに関して、私自身もっとも印象的だった出来事は、他の目的で海外を訪れていた際に、世界中から航空会社の関係者が集まるビジネス見本市を見学する機会があったことです。海外航空会社の社員の方の講演を実際に聞くことが出来て、世界には数多くの航空会社があって顧客獲得のために工夫をこらしながら競争しているということを肌で実感する貴重な機会となりました。最後に改めて、志望度の高さで差別化するために私がやったことをまとめると下記のようになります。志望度の高さをアピールする方法・業界研究の一環として、インターンに参加することで、企業ごとの違いを知る・OBOG訪問を通して、キャリアビジョンを明確にする・航空業界に関する専門的かつ最新の情報を日常的に収集する航空会社には、総合職と運航乗務職(パイロット)と客室乗務職(キャビンアテンダント職)があり、大手2社どちらも複数の職種を併願することが出来ます。私自身も総合職と運航乗務職を併願していました。残念ながら運航乗務職のほうは身体検査落ちとなってしまいましたが、選考を通してパイロットとしてご活躍されている方々のお話を聞く機会が何度かあり、飛行機を安全に飛ばすためのチームワークを勉強させていただくことが出来ました。私のように、どうしても飛行機に携わる仕事をしたいという方は是非、複数の職種にチャレンジすることをおすすめします。最後になりますが、この記事を読んでいただいた方と航空会社で一緒に働けることを楽しみにしています。最後まで読んでいただきありがとうございました。【関連記事】・・・・・・航空業界完全攻略記事一覧1.航空業界の仕組みや職種、最新動向まで一挙大公開2.【業界研究】志望者必見!航空業界の職種と仕事内容3.【企業研究】航空業界の大手企業一覧4.【業界研究】航空業界の最新ニュースや動向分析〜2020年に向けて〜5.【業界研究】航空業界に有利な資格まとめ6.【業界研究】航空業界のおすすめ本まとめ 18,783 views
unistyle監修者 横山慶一さん unistyle監修者 横山慶一さん このページではunistyle記事の監修者のプロフィールをお一人ずつ掲載しております。unistyleの記事は、人事採用やキャリアコンサルティングなど、就活関連の幅広い経験を持つ方々に監修をしていただいております。監修記事や監修者からのメッセージを、ぜひ就職活動の参考にしてみてください。横山慶一さん・名前:横山慶一さん・資格:1級キャリアコンサルティング技能士・所属:インテグラルキャリア研究所・SNS/HP:└HP:https://ici.otofuku.com/・プロフィール大手企業での人材育成、大学のキャリアセンターでキャリア形成支援を行なってきました。現在は最新の成長理論を踏まえ、対人支援者の育成やキャリア形成のためのコンサルティングを行なっています。・就活生のみなさんへ一言VUCA(変動性/不確実性/複雑性/曖昧性)時代といわれている今日、先輩などいわゆるお手本(ロールモデル)を見つけることが非常に難しくなっています。自ら正確な情報を入手し、主体性を持って臨機応変に行動できる力を身につけることが就職活動だけでなく社会人として日々成長していく原動力となります。是非頑張ってよい経験をしてください。横山慶一さんが監修した記事一覧他のunistyle監修者は以下から確認できます。 471 views
インターン8社参加の早慶生が考えるインターン申込戦略とメリット インターン8社参加の早慶生が考えるインターン申込戦略とメリット 16卒の早慶生です。この時期になると17卒向けの冬インターンが佳境となり、リクルートスーツを着ている後輩と大学で会う機会も増えてきました。振り返れば筆者が就職活動を始めたのも今の時期でした。本選考では9社から内定を頂いたからか、後輩から就職活動の相談を受ける事が多く、その中で多くの後輩が陥っていた「ある傾向」に気づきました。完全な主観ですが、「自分の興味のある業界・企業しか受けていない」ケースです。ある後輩は「多くの企業がインターンを実施していて、大学の授業もあるし自分の行きたい企業しか出すつもりはありません」と言っていました。合理的な回答に聞こえましたが、個人的には非常にもったいないと思います。今回は、筆者が実践したインターンエントリー戦略とそのメリットを紹介していきたいと思います。自分がどのような仕事に向いているのか、企業選びの軸がわからないという方は、是非以下の記事を参考にしてください。参考:「自分にはどんな仕事が向いているのか」「企業選びの軸について」筆者の背景筆者の場合は3年生のサマーインターンの時期を留学で逃していました。2015年1月下旬に留学を終えて帰国予定だったので、就活を決意した12月上旬から業界問わずに帰国後選考フローに参加できる企業のインターンシップESを書き殴りました。結果、提出できた企業は11社であり、そのうち8社のインターンに参加できました。業界としては電機メーカー・損害保険会社・銀行・生命保険・教育・証券・シンクタンクのインターンに参加しました。それでは次に、筆者が実際に実践していたエントリー戦略を紹介したいと思います。戦略①:業界を問わずにエントリーしてみる決して闇雲にエントリーすることを進めているわけではないのですが、インターンの今だからこそ様々な業界を見るべきなのではないかと思います。興味の有無を判断するのは、実際にインターンに参加してみてからでも遅くはないのではないかと思います。このように筆者が提言すると、後輩から「興味がない業界・企業の志望動機は書けない」「そもそもエントリーシートを書く時間がない」という声が聞こえてきそうです。私なりの対処法を以下に書いておきたいと思います。<志望動機が書けない>「特別な経験なし!志望動機が書けないと悩む人のためのすぐに使える志望動機テンプレート5選」には、どのような仕事をしたいかによって【当てはまる業界】と【当てはまる学生時代の経験の具体例】、【当てはまる内定者のエントリーシート例】、【解説】を紹介しています。この記事を参考にすると、自分自身の学生時代の経験から業界を逆引きすることができます。以下の参考に挙げたインターンESで書くべき内容に言及した記事を参照して頂くと、結局「学生時代の経験」と「業界への興味」を結びつければ十分評価されることを念頭に置けば幾分か書きやすくなるのではないでしょうか。個人的な所感としては、「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」を志望動機に盛り込むことで、通過率を高めることができたと自負しています。参考:「野村総合研究所(NRI)の17卒インターンESで書くべき内容とインターン概要」「三井住友海上のインターンESで書くべき内容とインターン概要」<エントリーシートを書く時間がない>私は「2か月遅れでスタートして複数内定を勝ち取った就活生の他人と差別化する3つの戦略」内の「エピソードを字数ごとにストックしてコピペしていく」戦略を実践することで、ストックの少ない最初こそ厳しく感じるものの、提出の場数を踏むことで地道に増やしていきました。11社のうち最後に出した数社では、10分足らずでエントリーシートを提出する荒業を行っていましたので、トータルで見るとエントリーシートの書く時間は友人よりも短かったと思います。今の時期にエントリーシートを書くコツを身につけることで、筆者は本選考時におよそ70社のエントリーシートを提出することができました。本選考時はインターン応募時期よりも忙しい場合が多いので、この時期にエントリーシート量産技術を身につけておくと後々良いのではないかと思います。戦略②:日程のブッキングを気にせず応募する冬インターンに参加できる時間としては、正味2ヶ月ないほどなので、出し過ぎるとインターンがブッキングしてしまうのではないかと危惧する読者の方もいるのではないでしょうか。これに関しては筆者も危惧していた一人です。しかしよく考えてみれば、ESが100%通る保証もなく、場合によっては優秀な学生が集まることから本選考よりも倍率の高いインターンで応募数を減らすのは得策ではないように感じます。とりあえず出せるだけ出してみて、インターンへの参加が決まる毎に、日程が重なってしまった企業に丁重にお断りを入れれば良いのではないかと思います。筆者の場合、インターンシップを断った・落ちた企業でも本選考時に内定を取ることができたので、過度に心配する必要はないのではないかと思います。ここまでは筆者のインターンエントリー戦略について書きましたが、次にこの戦略やインターン参加を通して得られたメリットを書いていきたいと思います。メリット①:業界研究や企業研究の最高の材料になるインターンの面接段階では業界研究や企業研究の深さはそれほど問われませんでしたが、その分参加したインターンではそれらをみっちり叩きこまれました。インターンに参加したという経験やそこで得た知識は、本選考時にも大いに役立ったと感じます。「なぜこの業界なのか?」「なぜウチなのか?」といった本選考時の質問にも、インターン参加経験を語ることによって面接官の納得を得やすかったと感じます。以下の記事も参考にしてください。また、私の場合インターンで出会った同期とは本選考時に受ける企業が似通っていたので、選考情報や面接で聞かれたことを共有できたりとメリットが多かったです。参考:「内定する志望動機は業界比較をしっかりしている」「無駄な業界研究は不要〜大事なのは自分なりの企業選びの軸〜」「「同業の中でもなぜうちの会社か?」という質問に驚くほど簡単に答える三つのアプローチ」メリット②:エントリーシート・面接の練習になる本選考時に希望の会社の内定を取るためにも、インターンではエントリーシートや面接の場数を踏み、「評価される」という成功体験を積んでおきたいところです。「〇〇のインターンに参加した」というのは多かれ少なかれ就職活動をする上での自信になると感じます。インターンの選考で落ちたとしても、落ちた理由を分析して本選考に臨んだとすれば、インターン選考を受けていない学生よりも企業に対する理解が一歩先に進んでいるのではないでしょうか。私の場合、参加したい本命のインターンがあったのですが、その前にいくつかの企業のインターンの選考を経ることで、面接での質問をある程度予測して答えることができるようになっていました。「第一志望にぶっつけ本番」ということは危険だと感じます。メリット③:特別フローに乗ることができるunistyleのテクニック欄にある「〇〇のインターンのESで書くべき内容と実施概要」を見ると、多くの会社がインターン参加学生に対し「参加者限定イベント」を実施していることがわかります。16卒の場合、インターン参加学生に対しては選考が本格化する8月1日前から内々定を出すという企業もありました。私の場合特別フローを利用して早期に内定を獲得し、本選考で受ける企業を「内定を獲得した会社より行きたい企業」に絞り込むことで就職活動を効率化できたと感じています。参考:「三菱電機のインターンのESで書くべき内容と実施概要」参考:「野村総合研究所(NRI)の17卒インターンESで書くべき内容とインターン概要」最後に16卒・17卒にとっては3月1日の企業情報解禁日から就職活動は始まっているとよく耳にしますが、しっかり準備をしてインターン選考から就職活動を始めている学生にとっては、希望の会社の内定を得やすくなっているのではないかと個人的に感じます。unistyleの締め切り情報を利用して、興味のある企業にはどんどんエントリーしてほしいと思います。本選考でのエントリー戦略については下記の記事にもまとめておりますので、参考にして頂けると幸いです。参考:「unistyle締切情報」参考:「エントリー戦略の実践」photobyMartinThomas 30,334 views

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