これからの時代は副業が当たり前!?副業とは一体何なのか…

5,989 views

最終更新日:2023年10月31日

これからの時代は副業が当たり前!?副業とは一体何なのか…

近年人材不足などの社会課題の解決を目的に、政府は副業・兼業を認める政策を投じました。そういった背景から、多くの企業は副業・兼業を容認するようになっています。

しかし「副業って聞いたことはあるけど、詳しくはわからない」そんな人も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、「将来副業をしたいと考えている」「副業に興味がある」そんな就活生に向け、副業について解説しつつ副業を認めている大手企業をまとめてみました。

本選考とインターンの締め切り情報

副業とは

副業とは何なのでしょうか。実は、法律では副業に関する明確な定義がありません。そのため様々な解釈がなされていますが、最も広い意味での定義は「本業とは別に副収益を得ること」とされています。

副業をする目的

副業をする目的として最も多いのは「報酬が得られる」という理由です。それに続いて「知見・視野が広がる」「本業の収入だけでは足りない」などといった理由が挙げられます。

収入アップを目的として副業する人が多い中で、スキルアップを求め副業する人も少なくはありません。

このような理由が多い背景としては2つの要因があると考えています。1つ目は"日本の平均年収が年々減少している"からです。

現在は徐々に回復していると言えますが、昔と比べると消費税や保険料が上がっていたりと、年収が増えたとしてもその分引かれてしまうお金も増えているということになるので、まだまだ本業の収入だけでは苦しいと感じる人も多いのだと言えます。

2つ目は"雇用制度が大きく変わろうとしている"からです。

今までは長く安定的に雇用関係を続けていきたいと考えている企業と個人の思惑が合致し、1つの企業に一生守ってもらうというような終身雇用制度でしたが、現在は定年まで社員を雇用するのが厳しいと考えている企業が増えているという傾向にあります。

また、年功序列ではなく成果主義制度を導入している企業も増えてきているため、若いうちから役職や給料を上げるために早くスキルアップしたいというニーズが高まっています。

このような雇用制度や平均年収の変化に伴い、収入アップやスキルアップのために副業する人が増えているというのが現状です。

続いて副業のメリット・デメリットについて紹介します。

副業のメリット・デメリット

副業のメリット・デメリットは以下になります。

メリット・デメリット

メリット

・給料が増える

・本業では得られないスキルや経験を得ることができる

・転職せずに、やってみたかったことに挑戦できる

・本業に役立つスキルや情報を得ることができる

・収入の柱を増やすことができる

 

デメリット

・体力的にも時間的にも楽ではない

・労働時間が長くなることから健康管理が難しい

・所得税の負担が増加する

・本業に支障をきたす可能性がある

などといった、様々なメリット・デメリットを持っている副業ですが、副業と一言で言っても多くの種類があります。続いては副業の種類について紹介します。

副業の種類

副業の種類は以下のようなものが例として挙げられます。

  • 投資
  • 在宅ワーク
  • ネットショップ
  • 紹介営業
  • 特殊

以下で種類別に紹介していきます。

投資

投資の副業と言っても大きく分けると以下の2つに分類することができます。

  • お金儲け
  • 資産運用

お金儲けとは、短期売買で2倍以上を狙う方法のことを指し、資産運用とは、貯蓄感覚で始めるもののことを指します。

これらをもっと細かく分類すると副業の種類として「株式・投信・FX・仮想通貨・不動産」の5つが挙げられます。

投資の副業の特徴としては、元手資金さえあれば、誰でも簡単に始めることができます。しかしどの副業をするにあたってもリスクがあることは忘れてはいけません。

そんな投資の副業のメリット、デメリットは以下になります。

投資のメリット・デメリットメリット

・少額の資金からでも投資を始めることができる

・株式投資を行うことで経済の動きを知ることができ、その知識を本業に活かすことができる

・余剰資金で行えば、安全性の高い投資ができる

 

デメリット

・損失のリスク(必ず儲かるとは限らない)

・災害によっても株価が変動する恐れがある

在宅ワーク

副業に興味はあるが、時間がないという人にオススメの副業が在宅ワークになります。自分の好きな時間に自由にできるという利点がある在宅ワークでは「ライター」と「DTPデザイナー」が特にオススメです。

ライターの特徴としては、ネットがあれば誰でも行えるため副業となっているため、初心者にぴったりの副業だと言えます。

DTPデザイナーは専用のDTPソフトを使いロゴや広告デザインなどを行い、印刷用のデータまでを作ります。ソフトなどを使用するため、初心者には少し難しい副業と言えるかもしれません。

そんな在宅ワーク副業のメリット、デメリットは以下になります。

在宅ワークのメリット・デメリットメリット

・自由に時間を使える

・家庭への影響が少ない

・人間関係が面倒くさくない

・好きな仕事を選べる

 

デメリット

・孤独

・時間をうまく使わなければいけない

・自分で仕事、場所を用意する

ネットショップ

ネットショップは実際に店舗を持っていなくても始めることができる副業となっています。しかし商品の仕入先や宣伝方法、何をいくらで売るなど、しっかりと準備を行うことが非常に大切となります。

ネットショップの例として「ハンドメイド販売」「ドロップシッピング」などがあります。

ハンドメイド販売とは、ネットショップで自作の商品を販売する仕事のことを指します。アクセサリーや家具など自作のものなら何でも構いません。特徴としては、専門の販売サイトがあり、そこに登録して出店すると集客が見込みやすいという点が挙げられます。

ドロップシッピングとは、在庫を抱えずに商品の販売ができるネットショップのことを指します。どの商品をプッシュするか一覧から選ぶだけで良いので、発送や仕入れの作業を行う必要がないという点が特徴として挙げられます。

そんなネットショップ副業のメリット、デメリットは以下になります。

ネットショップ副業のメリット・デメリット

メリット

・コストが安い

・販売したい商材を自由に選べる

・全国のお客様に商売ができる

・24時間365日営業することができる

・趣味や特技を活かせる

 

デメリット

・競合が多い

・集客が必要

・お客様と直接会えないので、反応が読めない

・他のショップとの差別化が難しい

・個人情報を管理するリスクが生じる

紹介営業

情報収集力や人脈に自信がある人にはオススメの副業となっています。企業が求めている条件の人や場所、商材を紹介するだけで報酬がもらえるような仕組みになっています。

紹介営業の例として「リファラル(紹介)営業」と「自動販売機ロケーション紹介」などがあります。

リファラル(紹介)営業は、特定の商材を紹介するだけの仕事となります。紹介に応じて報酬が発生するため、たくさん稼ぐためには、「どんな商材や人材を求めているのか」を見極めることが非常に大切です。

自動販売機ロケーション紹介は、自動販売機の設置を考えている企業や個人を紹介する仕事です。リファラル営業とは異なり、紹介だけでなく契約成立という実績がなれけば報酬を受けることはできないので、しっかりとしたリサーチが必要となります。

紹介営業の副業のメリット、デメリットは以下になります。

紹介営業のメリット・デメリット

メリット

・成功率が高い

・営業活動に多くの時間を割く必要がない

 

デメリット

・紹介営業の成果は、顧客や知り合いの人数が大きく左右する

特殊(労働)

「楽しく働きたい」そんな人にオススメの副業になります。しかしどれも長時間の労働を要するので、本業との兼ね合いが重要です。特殊な副業の例としては、「代理出席」や「覆面調査員」などがあります。

代理出席は、結婚式や葬儀などの行事に家族、知人の代理で出席する仕事です。この仕事の難しい点は、ただ出席すれば良いというわけでなく、代理出席ということがバレないように演技をすることが求められます。

覆面調査員は、実際のお客様としてお店に行き決められたチェック項目について細かく評価をする仕事になります。実質的な労働はアンケートなどの回答となっており、各報告書によって所要時間は異なり、簡単なものでは10分以内、細かいものでは1時間以上となっています。

そんな特殊な副業のメリット、デメリットは以下になります。

特殊副業のメリット・デメリット

メリット

・飲食店などでポイントがつく

・イベント気分を味わうことができる

 

デメリット

・大きな収入は見込めない

・人気の案件は抽選になってしまう

・依頼が来るタイミングが不定期

ここまでは副業について詳しく解説してきました。続いてはそんな副業を実際に認めている大手企業を紹介していきます。

副業を認めている大手企業まとめ

以下に副業を認めている企業を一部抜粋してまとめてみました。自分の志望している企業はどうかチェックしてみてください。(2019年8月時点)

副業を認めている企業一覧

IT・メディア

●サイボウズ

●ソフトバンク

●ヤフー

●サイバーエージェント

●セプテーニ・ホールディングス

●ディー・エヌ・エー

●LINE

●メルカリ

 

電機・精密

●コニカミノルタ

●レノボ・ジャパン

 

メーカー
●アサヒグループホールディングス

●サントリーホールディングス

●花王

●ロート製薬

●ユニ・チャーム

●パナソニック

●カゴメ

 

サービス

●LITALICO

●リクルートホールディングス

●エイチ・アイ・エス

●アクセンチュア

 

商社

●丸紅

 

金融

●新生銀行

●カブドットコム証券

 

自動車・機械

●日産自動車

 

娯楽・レジャー

●セガサミーホールディングス

企業が副業を認める理由

現時点では副業を認めている企業はそう多くはありませんが、徐々に副業を容認している企業が増えつつあります。

なぜ副業を禁止していた企業が容認し始めているのでしょうか。理由としては以下が挙げられます。

  • 副業を認めることで従業員の満足度を高めたい
  • 本業に関わりのある副業をすることで、従業員のスキルアップにつなげたい
  • 会社のPRの効果
  • 優秀な人材の獲得

上記のような理由から企業は副業を容認していると言うことができます。

また今では政府も副業を推進しています。その理由としては、「日本が今抱えている問題は個人で何とかしなければいけない時代になりつつある」からです。

日本の20~40代は収入が伸びにくいという現状があり、十分なお金を持っていないという理由で結婚しないという人が増えています。しかしこのままでは将来の労働人口が減少してしまいます。

政府は将来の労働人口を増加させるためにも、収入を増やすために企業に賃金を上げるよう要求していますが、なかなか実現されていないのが実状です。

そのため政府は、労働人口減少問題の解決の糸口として副業を推進し始めました。副業ならば企業は賃金を上げなくて済みますし、また働き方改革、多様な働き方を取り入れている先進的な企業という良いイメージを持たせることができるという利点があるため、賛同し始めている企業が増えているということが言えます。

最後に

本記事では「将来副業をやってみたい」「副業に少し興味がある」という就活生に向けて、副業についてまとめてみました。

副業に興味がある就活生は企業選びの参考にして頂ければと思います。

おすすめコラム 4 件

「データ分析が好き」と語る2人がファーストキャリアに「ジール」を選んだわけ 「データ分析が好き」と語る2人がファーストキャリアに「ジール」を選んだわけ 本記事はジールのPR記事になります。近年盛り上がりを見せているDX産業。このDXに必要不可欠な「データ分析」の仕事に興味をもっている学生も少なくないと思われるが、「興味はあるものの、データ分析という高度な知識を扱うのは、自分ではついていけなさそうだ」と不安に感じている学生も多いのではないだろうか。「株式会社ジール(以下・ジール)」には、そうした「データ分析が好きだが、知識面で不安がある」という同じ気持ちを抱きながらも、2年間でプロフェッショナルとして大きく成長した二人の新卒社員がいる。二人は、その2年間でデータ分析のプロフェッショナルとしてなぜ大きく成長できたのか。その謎を解くべく、unistyle編集部はジールに取材を行った。こんな就活生にオススメ・データ分析の仕事に興味があるが、知識面で不安がある就活生・IT業界やSIer業界に興味のある就活生目次今回取材をした2名の社員のプロフィール決め手はジールに「引き寄せられた」-その力の正体は「柔軟性」と「個人として大切にしてくれること」だったコロナ禍でも二人が大きく成長できた秘密は先輩の温かさ└2年目には独り立ちー二人が振り返る大きな成長点とは└新卒二人が感じるまっすぐなジールの魅力と「向いている人」とは└モチベーションの源泉は「チームの温かさ」二人が伝えたい就活生へのメッセージ-自己分析が何より重要-└二人が見つめるそれぞれの未来└今、IT業界を目指す人へのリアルなアドバイス取材後記今回取材をした2名の社員のプロフィール鈴木美羽(スズキミウ)さん青山学院大学理工学部経営システム工学科卒業後、2021年に株式会社ジールに入社。新卒入社後、ビジネスアナリティクスプラットフォーム(BAP)ユニットにSEとして配属。大手企業を中心にデータ活用支援のプロジェクトに参画。山本一貴(ヤマモトカズキ)さん大阪電気通信大学情報通信工学部情報工学科卒業後、2021年に株式会社ジールに入社。マルチクラウドデータプラットフォームユニット第三部(MCDP_第三部)に配属され、1年目は大手自動車会社の車載器データのETL開発などを行った後、2年目には大手通信事業のビックデータ分析支援を行っている。決め手はジールに「引き寄せられた」-その力の正体は「柔軟性」と「個人として大切にしてくれること」だった__まず、お二人が就活されていた時期の企業選びの軸に関してお伺いできますか?山本さん:私は大学に入った時から情報活用に注目していました。「データによる意思決定」という言葉を耳にして、「勘」を数値化するという点に魅力を感じていました。当初はものづくりをできればいいなと思っていましたが、学習するにつれて、統計解析やデータ分析分野にも興味をもち始め、それを仕事にしたいということが軸になっていました。ただ、その分野に対しての知識の習熟度に不足を感じていたため、企業選びの軸としては、学習環境がしっかり整っているところ、さらに私の好奇心旺盛な性格に合わせ、変化に柔軟でいろいろな事業をしている会社ということもポイントでした。鈴木さん:私は大学が理系でデータ分析に関わるような研究室だったため、なんとなく「IT系がいいかな」と思っていました。ただ、やりたいことはたくさんあったため、最初は逆に「やりたくないこと」や「向いてないこと」を省く形で、軸を定めていきました。例えば「アルバイトで接客業をやったので、もう社会人としてはやらなくてもいいかな」といった形です。しかし大学の研究を通して、やっぱり分析をすることが好きで、細かいことも得意だと気づき、それを仕事にしたいと思いました。加えて直感で会社の雰囲気がいいところで決めました。ジールの説明会などでは、人事の方が本心から楽しい会社だと思っていることが伝わってきました。加えて、ジールは人事の方が自分に興味をもってくれていて、人柄を見ようとしてくれる姿勢があり、入った後でも馴染むことができそうだと思いました。コロナ禍で面接がオンラインだったのですが、他の会社だと面接官が横を見たりして面接をしていて、視線すら合わないこともありました。ジールにはそれがなく、人の温かさを感じました。データ分析と、社風の良さを軸にしたとき、それが合致したジールに引き込まれていきました。__他に内定を獲得されていた企業はありましたか?その企業と比較して、ジールは何が魅力だったのでしょうか。鈴木さん:当時コロナ禍で全然選考が進みませんでした。受けていた企業の多くは、1次選考が通っても、2次選考の予定は未定です、ということがよくありました。その中でジールだけはスムーズに選考が進みました。これが決め手の一つでした。連絡が早いところからも、自分を個人として大切にしてくれていることを感じ、嬉しかったです。山本さん:数社から内定を獲得していましたが、鈴木さんと同じく、ジールは他社と比較してレスポンスが非常に早く、メールの文面も感情のこもった文章だったことに好感をもちました。また、最終面接で、取締役と話せる機会がありましたが、そこでお話しする中で、ジールは30年以上前からデータ活用事業のリーディングカンパニーでありながら、時代の変化を柔軟に取り入れている会社だと知り、その姿勢が魅力的でした。コロナ禍でも二人が大きく成長できた秘密は先輩の温かさ2年目には独り立ちー二人が振り返る大きな成長点とは__入社後から現在までの業務内容について、具体的にはどんなお仕事をされていますか?山本さん:1年目は大手自動車会社のETL開発を行っていました。お客様が収集しただけのデータ(生のデータ)を、データ分析しやすいように加工する、という仕事になります。ETLとは、データを抽出・変換し、データベース等に書き出すといった一連の処理のこと。【参考】ETLとは?3つの機能とツールの必要性も解説!これを行うことで、データを分析しやすくなるだけでなく、お客さまの新しい施策や改善、意思決定のお手伝いができるようになります。2年目はSASという製品を扱ったデータ分析や、ダッシュボードの開発を行っています。お客様が提供しているサービスの情報を可視化するもので「売り上げが年々これだけ伸びた」などを可視化するものを開発しています。【参考】SASViya|製品-株式会社ジール鈴木さん:私も基本的にデータの収集と加工、そして見える化を行っています。入社当時は研修を行い、これから使用していくツールの基礎知識を得たうえで配属をされました。1年目の配属当初は、頻繁に使用するツールについての自習や資格勉強をメインに取り組んでいました。案件に参画後は、先輩から指示を受けてから作業に取り組み、終わったらレビューをいただいたうえで修正し、問題なければ先輩がお客様に提出するといった流れで進めていました。しかし2件目となる案件では、1年目で学んだ技術的な知識と、先輩から学んだお客様とのコミュニケーションの取り方を活かし、先輩から細かくレビューをもらわなくても仕事ができるようになりました。__仕事におけるやりがいは何ですか?山本さん:成長をすぐに実感できることです。配属されてからすぐに大手自動車会社の案件を担当したり、2年目でまた新しいことにチャレンジさせていただいていることに成長を感じています。また、技術的な成長はもちろんですが、人間的な成長も大きいと感じています。情報収集の仕方や、自分の中での業務理解のスピードといった点です。分からないことがあったとき、そのまま「分からない」と聞くのではなく、60%ほど理解したことを伝えた上で、残り40%を教えていただくようお願いするような聞き方が身につきました。__成長実感がすぐ感じられるのはやりがいになりますよね。その成長を業務の中で感じた、具体的な瞬間はありますか?山本さん:お客様対応を一人で対応したことです。当時は1年目だったため、分からないことが多かったです。しかし、希望すれば上司が面談を定期的に行ってくださり、そこで様々な悩みを聞いてくださいました。コミュニケーションの取り方からタスク管理の方法に至るまで、「こういう考え方をしてみれば?」といったように、ヒントもくださいました。上手くいかないときでも前向きに取り組み続けられたのは、それが大きかったと思います。常駐を経験したことで、自律的に働けるようになりました。2年目で案件が変わり、途中参加ですが、チーム内で小グループのリーダーとして働いています。リーダーとしてタスクを分配することも経験して自分の成長を感じています。鈴木さん:1年目は言われたことをこなすだけでしたが、2年目になって、打ち合わせ等でお客様とコミュニケーションをとる機会が増え、仕事において自分が考えた部分が反映されたり、裁量権をもてるようになりました。1年目に話し方や作業の進め方は先輩を見てインプットしたのですが、そのアウトプットの機会として部署で行われるOJTがあったことは、裁量権をもって仕事ができるようになるくらい成長できたポイントだったと思います。OJTでは部長やマネージャー陣に対して自分の成果などを発表する場面があり、かなり緊張しましたが、いい経験になりました。実際のお客様の前では議事録をとり、先輩の姿を見て学びつつ、部内のOJTで練習を繰り返すことで成長し、2年目にこうして裁量権がもてるようになったと思います。__先輩がすぐ相談に乗ってくれるサポート体制があって成長でき、それを業務に反映できているのですね。入社後からずっとフルリモートなのでしょうか?輩に相談しづらい雰囲気があるというデメリットもあるかと思うのですが、そこはいかがでしたか?鈴木さん:入社後、研修は対面で行っていて、その後は部署ごとに出社日を決めて出社していました。今は2週間に1回ほど出社しています。山本さん:相談しづらいような雰囲気はありませんでした。私は1年目の途中からお客様先に常駐していたのですが、私の先輩はすぐ通話などに対応してくれるような先輩だったので、分からないことがあれば先輩に聞いていました。不安は常に解消されていたため、一人だけ取り残されているような状況や、孤独感はほとんどありませんでした。新卒二人が感じるジールの魅力と「向いている人」とは__これまで働いていらっしゃった中で印象に残っているジールらしいエピソードはありますか?山本さん:「新規事業アイデアコンテスト」という新規事業でやりたいことを直接発表でき、最終選考では社長に直接事業計画書を作って、採用された場合は会社からお金を投資してもらえ、そのプロジェクトに集中できる環境があります。この選考に残る人の名前を見ると、1年目や2年目の社員が多くなっていて、風通しのよさを感じます。鈴木さん:「チャレンジする」ということを大切にしていると思う場面が多くあります。触ったことのないツールも積極的に使っていく機会があり、それに対しての勉強会が頻繁に開催されています。さらに、キャリアビジョンが定まっていない人でもチャレンジできるというところがジールのいいところだと思います。「将来的にこうなりたい」と具体的に目標を定めている人ももちろん多くいますが、入社時は特に具体的な目標が定まっていなかった人も、新規事業アイデアコンテストに応募したり、資格取得を目指したりして、自分の視野をどんどん広げていく方が多いのは、ジールらしいエピソードの一つです。加えて、「こんな人と仕事したくないな」と思うような嫌な人に今まで会ったことがなく、そういった人の良さも魅力だと思います。__やはり風通しの良さや人の良さに起因したエピソードが多いのですね。そうしたジールの雰囲気を受けて、お二人はどんな性格の学生がジールに向いていると思いますか?山本さん:やりたいことを上司に伝えられる人だと思います。ジールでは、自分がやりたいことを上司に伝えれば、可能性が与えられます。例えば今私が担当している業務も、自分が1年目で上司に伝えたから異動させてもらえたという背景があります。ジールは自分がやりたいことを極められるのが魅力です。キャリアビジョンが明確な方ほど、それに近づきやすい会社なのではないかと思います。鈴木さん:コツコツ地道な努力ができる人だと思います。職種上、何度直してもエラーが出たり、それを解消するための地道な作業があるので、そういったことに興味をもって前向きに取り組める人が向いていると思います。__お二人は大学時代にデータ分析に興味をもっていて、その流れでジールに入社したかと思いますが、実際に周囲にはデータ分析を専門的に勉強したことのある学生が多いのか、反対にデータに関する知識が浅い人も入ってきているのか、いかがでしょうか?鈴木さん:理系でないとこの会社に入れないかと言われれば、まったくそんなことはありません。私の同期も入社当初は知識が浅い状態でしたが、サポートがあるので大丈夫だったと言っていました。言ってしまえば手ぶらで来ても勉強できるので、知識面に関しては問題ないと思います。山本さん:私もデータの高度な知識はいらないと考えています。私がジールを選んだ理由の一つでもありますが、社内教育の環境が整っているうえ、入社後の3か月間の研修で、配属後も問題なく業務に取り組めるようなプログラムがあるためです。サポート体制が整っていて、リモート勤務でも孤独感を感じず、常に気にかけてくれる誰かがいると感じますし、部署全体でそうした面倒見の良い雰囲気があるため、そこがジールの良いところです。モチベーションの源泉は「チームの温かさ」__コツコツやること、そしてチャレンジを常に考えることがジールで働くうえで重要になってくるのですね。その仕事のモチベーションの源泉は何になるのでしょうか。鈴木さん:PJメンバーだけに関わらず、「みんなで頑張っていこう」という協力的な雰囲気がモチベーションにつながっています。特に私は1年目、エラーを起こしてばかりだったのですが、「自分で起こしたエラーは自分で解決してください」ではなく、それに対して先輩がフォローしてくれ、一緒に解決してくれました。そうした温かい経験が嬉しく、自分もいずれ同じように後輩のミスや悩みをカバーできるよう頑張らないとと思い、努力のモチベーションの源泉となっています。山本さん:コミュニケーションが頻繁に取れ、みんなで同じ方向に向かって頑張っていることを感じられるのはモチベーションになっています。私はもともとみんなで向き合って仕事をして……というスタイルが好きだったので、フルリモートでコミュニケーションが減ってしまうという状況下で、認識の齟齬などが発生するのが怖いと感じていました。しかし、リモートの状況下でも自分から積極的にコミュニケーションをとろうとし、またそれを受け入れてくださる環境があるため、コミュニケーションが十分取れ、チーム一丸となっているのを感じられるのはチャレンジへのモチベーションになっています。二人が伝えたい就活生へのメッセージ-自己分析が何より重要-二人が見つめるそれぞれの未来__大きな成長を感じる2年間を踏まえて、今後ジールでどのようなキャリアプランを描いていらっしゃいますか?山本さん:医療統計の分野に進んでいきたいと考えています。いずれ医療統計に関する資格を取って、上司に伝えるつもりです。資格取得に関する制度が社内で整備されているのは資格取得のモチベーションになっています。医療統計の分野は今盛り上がっている分野ではあるのですが、そこに自分が勢いをつけるという形で、将来的に自分がその分野を引っ張っていきたいと思っています。鈴木さん:セミナー講師などでアウトプットする機会をいただくようになってきましたが、私はまだまだ技術的にも、お客様とのコミュニケーション面でも「できないことがたくさんある」と感じている時期です。できない部分を今後、地道にコツコツ伸ばしていきたいと思っています。今、IT業界を目指す人へのリアルなアドバイス__IT業界を志望している就活生向けに、実際に就職したお二方から意識した方がいいことや、メッセージがあればお伺いできますか。山本さん:業界分析はもちろんなのですが、一番やってほしいのは自己分析だと思っています。自分が何をやりたいからデータを分析したいのか、ということももちろんですが、自分が例えば10年後どうなりたいかを大まかに決めたうえで、そこから段階を踏んで、自分がまず何をすべきなのかというのをしっかり考えてほしいと常に思っていますし、そこに合致する会社を選ぶべきだと思います。鈴木さん:私も自分をよく分析することが大事だと考えています。電車に乗っているときなど、日常の中で自分が好きなことや興味のあることを考え、思いついたときに携帯にメモしていました。たくさん思いついたものの中で、自分に一番太く結びつくものが絶対出てくると思うので、それを見つけていくことが大切だと思います。取材後記DX業界にチャレンジする際に感じがちな「興味はあるものの、データ分析という高度な知識を扱うのは、自分ではついていけなさそうだ」という不安も、制度の面、そして人間関係の面からも、サポート体制が充実しているジールであれば、感じる必要がないことが分かったのではないでしょうか。今回はジールに入社2年目にして活躍する鈴木さん、山本さんにお話を伺いました。そんなジールは現在24卒向けのエントリー募集を開始しています。本記事を通じて同社に興味を持った就活生は、下記の応募フォームから是非エントリーしてみてください。選考への応募はこちらから 4,083 views
エントリーシート(ES)郵送時の封筒の選び方・書き方-図解を用いて解説- エントリーシート(ES)郵送時の封筒の選び方・書き方-図解を用いて解説- 「エントリーシートの郵送に必要なものは?」「封筒は何色が適切なのか?」就活生の皆さんはこれらの疑問に正しく答えられるでしょうか。昨今はWebでのエントリーシート提出が主流になりつつありますが、エントリーシートの郵送を指定する企業も一定数存在します。志望企業からエントリーシートの郵送を求められた際、志望度の高さやマナーの有無を示すためにもエントリーシートの郵送方法について詳しく理解しておくことは重要です。そこで本記事では、エントリーシートを郵送する際の封筒の選び方や書き方、実際の郵送方法などを図解を用いて解説します。本記事の構成エントリーシート(ES)を郵送する際に準備するもの∟A4サイズで白色の封筒∟送付状∟油性のボールペン・マジックペン∟A4の書類が入るクリアファイルエントリーシート(ES)郵送時の封筒の書き方【表面】∟封筒の書き方【表面】の図解∟封筒の書き方【表面】(1)住所は正式名称で書く∟封筒の書き方【表面】(2)宛名を書く際は「敬称」に注意∟封筒の書き方【表面】(3)左下に赤字で「応募書類在中」の文言を書くエントリーシート(ES)郵送時の封筒の書き方【裏面】∟封筒の書き方【裏面】の図解∟封筒の書き方【裏面】(1)郵送した日付を書く∟封筒の書き方【裏面】(2)封筒の左側に自分の所属を書く∟封筒の書き方【裏面】(3)封をしたら「〆」を書く送付状の書き方∟送付状の書き方の図解∟右上に郵送した日付を書く∟敬称に注意し宛先を正式名称で書く∟自分の所属・連絡先を書く∟中央に件名を書く∟頭語・本文・結語を書く∟中央下部に記書き、右下に「以上」を書くエントリーシートの郵送方法∟エントリーシート郵送時の郵便料金はいくらかかる?∟エントリーシート郵送時の適切な切手の貼り方とは?∟エントリーシートの郵送は速達でも大丈夫?∟「消印有効」と「必着」の違いは?最後にエントリーシート(ES)を郵送する際に準備するものここではエントリーシートを郵送する際に必要となるものを紹介します。採用担当者は郵送されてくる書類から就活生のマナーもチェックしています。採用担当者に好印象を与えるためにも必要なものを把握し丁寧に郵送するようにしましょう。本記事ではエントリーシートを郵送する際の準備物として以下の4つを紹介します。A4サイズで白色の封筒送付状油性のボールペン・マジックペンA4の書類が入るクリアファイルA4サイズで白色の封筒まずは封筒です。封筒はA4サイズで白色の封筒を選ぶようにしましょう。理由としてビジネス上では「事務手続きは茶封筒」、「対外的な正式なやり取りは白封筒」というマナーがあるからです。封筒のサイズに関してはA4サイズの紙を折らずに余裕を持って封入することができる角二号をお勧めします。またエントリーシート(ES)や履歴書には個人情報が記載されているので、中身が透けないよう透過防止加工がされているものを選んだ方がよいでしょう。送付状次に送付状です。送付状は封筒に同封されている書類、内容物について記載した書類です。企業によっては「送付状は不要」と指定される場合もありますが、特に指定のない場合はエントリーシートと共に送付状も同封するようにしましょう。また、郵送する際には封筒の中身をすぐに確認できるよう、後述するクリアファイルに送付状がエントリーシートの上に来るように同封しましょう。送付状の図解については本記事の後半でも紹介していますので、参考の上作成してみてください。油性のボールペン・マジックペンエントリーシートを郵送する際に必要なもの3つ目は油性のボールペンとマジックペンです。ボールペンはエントリーシートを記入するため、マジックペンは封筒に必要な情報を記入するために必要です。字を消せるタイプのボールペンもありますが、書いた内容が消えてしまう恐れがあるため油性のボールペンを使用するようにしましょう。マジックペンの用意は必須ではないですが、ボールペンよりもはっきりと文字が書けるため封筒に書く際にはマジックペンやサインペンを用いると良いでしょう。「封筒に書く際もボールペンが良い」という方は、通常のボールペンよりも太くはっきりとした文字が書けるよう、1.6mmなど太めのボールペンを使用するようにしましょう。A4サイズの書類が入るクリアファイル最後に必要なものはクリアファイルです。クリアファイルは雨により郵送中にエントリーシートが濡れてしまうリスクを抑えることができるだけでなく、採用担当者に対して丁寧な印象を与えられるため、すべての書類をクリアファイルに入れた状態で郵送するようにしましょう。クリアファイルはA4サイズで無色透明のものを選ぶのがおすすめです。またクリアファイルは送付状と同様に企業によっては「不要」と指示がある場合があるので、確認しておくようにしましょう。エントリーシート(ES)郵送時の封筒の書き方【表面】ここからはエントリーシート郵送時に使用する「封筒の書き方」を解説します。本記事では図解を用いて解説しているため、是非参考にしてみてください。以下ではまず封筒の「表面」の書き方について解説します。封筒の書き方【表面】の図解まずは封筒の図解をご覧ください。なおこちらでは縦書きですが、中の書類が横書きであれば宛名も横書きに合わせるとよいでしょう。書く内容は変わりません。​【表】​​​​​​※赤線と番号は実際の封筒には記入しないください​ここからは上記の図解で記されている3つのポイントからエントリーシート郵送時の封筒の書き方(表面)について解説します。封筒(表面)を書く際のポイント(1)住所は正式名称で書く(2)宛名を書く際は「敬称」に注意(3)左下に赤字で「応募書類在中」の文言を書く封筒の書き方【表面】(1)住所は正式名称で書く封筒の表面を書く際のポイント1つ目は「住所を正式名称で書くこと」です。企業に指定された郵便番号は上部、住所は基本的に右側に記載します。その際都道府県名やビル名などを省略せず正式名称で記載するようにしましょう。ハイフンは用いず、「丁目」「番」「号」などを用いることも重要です。また企業名についても(株)と省略するのではなく、「株式会社」と記載するようにしましょう。封筒の書き方【表面】(2)宛名を書く際は「敬称」に注意宛名を書く際には敬称にも注意するようにしましょう。宛先が企業名なら「御中」、採用担当者個人の名前が分かっている時は「様」を用いるのがマナーです。「御中」と「様」を併用することはマナー違反となるため、「人事部採用担当課御中」「人事部採用担当課○○様」のように使い分けるようにしましょう。封筒の書き方【表面】(3)左下に赤字で「応募書類在中」の文言を書く封筒の表面を書く際のポイント3つ目は「左下に赤字で応募書類在中を書く」ことです。「応募書類在中」と書くことで封筒の中身がひと目で分かるようになります。採用担当者には応募書類以外にも多くの書類が届きます。もちろん黒字でもマナー違反ではありませんが、ほかの書類に紛れることなく採用担当者の手に届くよう、赤字で記載するのが望ましいでしょう。「応募書類在中」の文字には枠を付けても付けなくても問題ありませんが、枠を付ける際には定規を用いるようにしましょう。あらかじめ「応募書類在中」が印字されている封筒もあるため、そちらを使用しても良いでしょう。エントリーシート(ES)郵送時の封筒の書き方【裏面】次に封筒の「裏面」についての書き方を解説します。表面と同様に図解を用いて解説するためこちらも参考にしてみてください。封筒の書き方【裏面】の図解こちらが封筒裏面の書き方についての図解になります。表面同様、中の書類が横書きであれば裏面に関しても横書きに合わせると良いでしょう。【裏】​​​​※赤線と番号は実際の封筒には記入しないください​ここからは上記に示された3つのポイントに基づき封筒の書き方(裏面)について解説します。封筒(裏)を書く際のポイント(1)郵送した日付を書く(2)封筒の左側に自分の所属を書く(3)封をしたら「〆」を書く封筒の書き方【裏面】(1)郵送した日付を書く基本的に封筒裏面の左上には日付を書きます。記入した日ではなく郵送した日を書くようにしましょう。またエントリーシートにも日付を記載する欄がありますが、封筒とエントリーシートに記載する日付が一致している必要はありません。封筒の書き方【裏面】(2)封筒の左側に自分の所属を書く裏面左側の下寄りには自分の郵便番号、住所、大学名、学部、学科など所属を記載しましょう。封筒の中央線を挟む書き方もありますが、ここでは封筒の裏面左下への記載方法を紹介します。自分の住所を書く際は宛名を書く時と同様に正式名称で住所を記載しましょう。表面の宛名よりも小さい文字で自分の住所を記載することを意識してみてください。封筒の書き方【裏面】(3)封をしたら「〆」を書く最後に封をしたら綴じ目の中央に「〆」を書きます。「〆」は封をした後に宛名の人物以外に開封されていないことの証明になります。「〆」を記載することでより丁寧な印象を与えられるため忘れずに記載しましょう。また封をする際にはテープ類ではなく、液体のりやスティックのりを使用し封がはがれないようにしましょう。送付状の書き方ここまで封筒の書き方について解説してきましたが、ここからは封筒内に同封する「送付状」の書き方について図解を用いて解説します。送付状の書き方の図解送付状についても図解を用いて解説します。送付状は挨拶や書類の宛先、内容などを一目で伝える役割があります。採用担当者にとって見やすい送付状となるように注意を払いましょう。以下、送付状の図解になります。図解をもとに、送付状の書き方について下記6つのポイントを解説します。送付状を書く際のポイント(1)右上に郵送した日付を書く(2)敬称に注意し宛先を正式名称で書く(3)自分の所属・連絡先を書く(4)中央に件名を書く(5)頭語・本文・結語を書く(6)中央下部に記書き、右下に「以上」を書く書き方のポイント(1):右上に郵送した日付を書く送付状の右上には日付を記載します。記入した日付ではなく、郵送した日付を書くようにしましょう。エントリーシートを作成した日付ではないので注意が必要です。書き方のポイント(2)敬称に注意し宛先を正式名称で書く宛先は左上に記載します。封筒の書き方と同様に宛先が企業名の時は「御中」、個人名の場合は「様」をつけましょう。送付状に関しては採用担当者の住所を書く必要はありません。書き方のポイント(3)自分の所属・連絡先を書く宛名を改行した後は右側に自分の情報を書きます。住所や大学名はすべて正式名称で記載するようにしましょう。送付状には電話番号やメールアドレスなど、就活生自身の連絡先を記載する必要があります。企業からの連絡に迅速な対応ができるよう、連絡がつきやすいものを記載するようにしましょう。書き方のポイント(4)中央に件名を書く企業側がすぐに内容を把握できるように中央に件名を書きます。「応募書類の送付につきまして」「選考応募書類のご送付の件」など、エントリーシートの送付だと伝わる文言を用いるようにしましょう。送付状のバランスをとるため、他の項目よりも大きく記載することを意識すると良いでしょう。書き方のポイント(5)頭語・本文・結語を書く本文を書き始めるにあたり、冒頭と末尾には挨拶文を書くようにしましょう。冒頭の「こんにちは」にあたる言葉を「頭語」といい、一般的に「拝啓」を用います。末尾の「さようなら」にあたる言葉は「結語」といい、こちらは「敬具」を用いるのが一般的です。頭語、結語ともに書類送付の際のマナーとなりますので忘れずに記載しましょう。本文に関してはエントリーシート送付の旨を簡単に伝えられる文章にしましょう。書き方のポイント(6)中央下部に記書き、右下に「以上」を書く「記」と「以上」を用いて同封している書類を簡潔に伝えることも重要です。「記」は必ず中央に書き、「以上」は右下に書くようにしましょう。同封している書類を箇条書きで記載し、以上の下からは何も書かないようにしましょう。エントリーシートの郵送方法ここからは実際にエントリーシートを郵送する際の郵送方法について紹介します。郵便料金や切手の貼り方、速達は利用してもよいのかなど解説します。エントリーシート郵送時の郵便料金はいくらかかる?まずエントリーシートを郵送する際の郵便料金について解説します。郵便料金は封筒のサイズ、重さによって変わります。A4サイズが入る「角2号」の封筒は定形外郵便の規格内にあたり、50g以下の場合は120円、100g以下の場合は140円になります。切手を貼りポストに投函することも可能ですが、重さが分からず不安な場合は郵便局で測ってもらうことをお勧めします。【参照】日本郵政『料金を計算する』エントリーシート郵送時の適切な切手の貼り方とは?エントリーシートを郵送する際は切手の貼り方にも注意が必要です。基本的に切手は封筒の左上に貼ります。複数枚貼る場合は横並びに貼れば問題ありませんが、細かい金額の切手を何枚も貼るのはお勧めできません。見栄えが悪く、採用担当者に与える印象にも影響する可能性があるため、最小限の枚数にとどめましょう。また切手の柄もキャラクターものなどを避け、コンビニなどで購入できるベーシックなものにしましょう。エントリーシートの郵送は速達でも大丈夫?エントリーシートの郵送は基本的に普通郵便で郵送すれば問題ありません。しかし、エントリーシートの締め切りに間に合わなければ意味がないため、どうしても間に合わない場合には速達を利用し締切日までに確実に企業に届くようにするのが望ましいでしょう。なお、その場合は切手の横に「速達」と朱書きしましょう。また速達の場合は別途料金がかかるので注意が必要です。締め切りに余裕を持って間に合わせるためにもエントリーシートの郵送は余裕をもって準備することが望ましいでしょう。「消印有効」と「必着」の違いは?上記では、エントリーシートは締め切りに間に合うよう余裕をもって準備することが重要と述べましたが、締め切りには「消印有効」と「必着」の二種類があることをご存じでしょうか。簡単にはなりますが二つの違いを以下で解説します。「消印有効」と「必着」とは消印有効締切までに現物が郵送先に届いていなくても、配達受付の消印が期日内に押されてさえいれば大丈夫というのが「消印有効」です。必着締切までに現物が送り先に届いていなければならないのが「必着」です。そのため締切の2~3日前には郵送しなければなりません。「消印有効」ならば締め切り日当日に郵送しても問題ありませんが、「必着」の場合は締め切り日当日に企業にエントリーシートが到着していなければなりません。「消印有効」か「必着」かを必ず確認し、締め切りに遅れないよう余裕をもって準備しましょう。最後に-結局、郵送時のマナーは評価に影響するのか?-本記事ではエントリーシート郵送時の封筒の書き方や実際に郵送する際の注意点など解説してきましたが、最後に一連のマナーが合否に影響するのか解説します。結論から言うとエントリーシート郵送時のマナーは合否に直接影響するものではありません。もちろんエントリーシート郵送時に最低限のマナーを意識することは重要ですが、マナーは採用担当者からマイナス評価を受けないための作法に過ぎません。例えマナーがしっかりしていても、エントリーシートや面接の内容がいまいちでは選考を通過できる可能性は低くなるでしょう。しかし、マナーを守れないことによってマイナス評価を受ける可能性は否定できません。選考に落ちた際に「マナーを適当にやったからかもしれない」と変に後悔しないためにも、基本的なマナーを押さえつつ、エントリーシートの内容や面接の質を上げることに注力しましょう。unistyleではエントリーシートについてなど就職活動に関する記事を以下にも掲載しています。こちらも参考にし今後の就職活動にお役立てください。関連記事: 232,055 views
【9社内定を取った早慶学生が語る】その自己分析方法とメガバンクに入社した理由 【9社内定を取った早慶学生が語る】その自己分析方法とメガバンクに入社した理由 こんにちは、16卒のメガバンク内定者です。就職活動の結果、最終的に金融やメーカー、航空など様々な業界から最終的に9社から内定を頂きました。4月からメガバンクに就職しますが、筆者の就職活動体験談を友人に話すと「なんでそこなの??」と疑問に思われることも多々あります。筆者としては自分の頭で必死に考え抜き、周りの人の意見も聞きながらこの決断を下しました。今回の記事では、9社内定を取り、入社先を迷いに迷った挙句到達した価値観と、その判断に寄与した自己分析方法を紹介したいと思います。【参考:筆者内定先】銀行×2損保×1日系メーカー×2通信×2航空×1外資系メーカー×1自分の行きたい会社が自分を満足させてくれる会社とは限らない私の大学のOBに、就職活動時代ずっと総合商社に行きたくて、5大商社しか受けなかったという強者が2人います。1人は見事そのうちの1つに内定し、もう一人は選考において全滅しました。後者のOBは、5大商社が全滅した後になって初めて他の業界も見始めて、最終的にメーカーに就職していました。社会人として働き始めて数年が経った彼らにお会いしたのは内定先をメガバンクに決めた少し後だったのですが、話を聞いてわかったことが「自分の行きたい会社が自分を満足させてくれる会社とは限らない」ということです。5大商社に見事受かった先輩は第3希望の部門に配属され、あまり興味のないことについて日々交渉を行っていると言います。唯一気が休まる休日さえも、顧客との慣れないゴルフ接待で満足に休めず、せっかくのボーナスが高いゴルフセットに吹っ飛んだと笑っていました。一方でメーカーに就職した先輩は、初期配属で関西の工場で1年間の研修を受け、2年目からは東京本社に異動し、現在は将来の幹部候補となるためにMBA取得を目標に日々邁進しているとおっしゃっておりました。筆者にとって会社に入って数年が経った彼らのどちらが幸せそうかと言えば、メーカーに就職した先輩だと答えてしまいます。このように、自分の憧れの会社が必ずしも自分を満足させてくれるとは限らず、入社先を決める上では自らの適性をしっかり見極めて選ぶべきだと再認識しました。筆者の自己分析についてこれだけ内定が取れてしまったので、贅沢な悩みではありますが、どこに行けばいいか当初は全くわかりませんでした。筆者としては前提として、務める会社には一生務め上げ、いけるところまで挑戦したいと考えておりました。就職活動時は「自分の強みや弱みをどのように面接官に納得させるか」という自己PRのための視点でしか自己分析をしていなかったので、改めて「自らの入社先を決めるための自己分析」を人材コンサルに務める先輩OBに手伝ってもらいながら以下のように「大学生時代の経験」と「幼少期の生い立ち」から分析しました。【特筆すべき筆者の大学生時代の経験と自己分析】(1)皆が行かないような、とあるASEAN加盟国への留学とそこでの活動→挑戦・競争し続けられる環境に身を置くべき。(2)学生を指導する塾のチューターとしての3年以上にわたる経験→自身の継続性が活かされる職業であるべき。一方で、自分はモノ覚えが悪いが一度覚えてしまえば人一倍仕事を早くこなせるため、長期スパンで育ててくれる会社が良い。(3)大学時代の学業(どちらかというと最高評価じゃなきゃ嫌だと考える学生)→勤勉である一方、完璧主義で、決断や行動が遅くなってしまうことがある。目標があればそれに対して頑張れる。【これまでの生い立ちから考える自己分析】(1)1人の弟を持つ長男で、父親は単身赴任→遠く離れる父や弟にとって理想の子供・兄であり続けたいと思う強い責任感がある(2)幼少期に転勤を繰り返し、時に学校でいじめに遭うこともあった→嫌われるのが嫌ということから他人を否定できず八方美人な一方、多くの人と公平な目線で接することができる【参考】メガバンクにした理由と、今思うこと上記の自己分析から、勉強することにあまり抵抗がないこと・競争社会であるものの長期スパンで育成してくれそうな会社であることを勘案して、筆者の強みが最大限活かされ、かつ弱みをカバーできそうなメガバンクを入社先として選択しました。メガバンクは入行後も資格勉強に勤しんだり、研修の期間が1年以上にわたる、ノルマの厳しい競争社会といった要素がこの決断の根幹を支えています。メガバンクに向いている学生像については、以下の記事でも解説されているので参考になれば幸いです。採用人数が多いからか、早慶学生はメガバンクに就職することを負け組だと考えがちな傾向があるので、筆者の「9社の中からメガバンク」という決断は友人に理解されないことが多く辛いです。しかし、これだけの中からメガバンクを選んだということで腹がくくれ、メガバンクでいけるところまで出世してやるという想いは人一倍強くなったと考えています。【参考】最後に筆者は自他共に認めるミーハーな就活生であったために、ろくに自己分析せずに憧れの業界を受け、結果として一度自らの首を締めることになってしまいました。余計に説明会に足を運んだりと、卒論などでも忙しい大学4年生の期間を無駄にしてしまった部分もあると反省しています。この記事が「自己分析はやらなきゃいけないけど時間がなくて後回しになっていた就活生」や「とりあえず大手にいきたいミーハーな学生」にとって警報を鳴らす内容であることを願っています。【関連記事】 292,721 views
慶應の内部生が総合商社を目指すことになったきっかけ 慶應の内部生が総合商社を目指すことになったきっかけ こんにちは。16卒の総合商社内定者で、慶應の内部生です。内部生というのは大学から慶應に入学した人ではなく、どこかしらの付属校からエスカレーター式で内部進学をした学生のことをいいます。私は幼稚園と小学校を海外で過ごし、中学から慶應の付属校に入学しました。両親も慶應のOBであったこともあり慶應に入る以外の選択肢は許されなかったようです。気付いたら受験対策の塾に通い、慶應の付属中学校に入学していました。私は幼少期を海外で過ごしましたが、そこでは日本人として見られることが非常に多くありました。最初こそは言葉が通じなかったものの、日本人の代表であるかのように扱われることに慣れた私は次第に日本人として誇りに持てることはなにかと考えるようになりました。その最たる例が日本の素晴らしい技術力であり、食事の美味しさでした。トヨタ、ホンダ、日産などの国産車に乗っている外国人が日本製の車は故障しにくく、乗り心地も良いと言うたびに嬉しい気分になりました。任天堂のゲームをやっている友人に「これって日本製なんだ。」と言って驚かれるのも快感でした。しかし、そのように高い技術力から生み出された日本の精密な製品が2000年頃から競争力を落とし、IT業界では完敗していることは非常に悔しく思っていました。さらに世界三大料理は中華料理、フランス料理、トルコ料理といわれますが、ここに和食が入っていないことを悔しく思います。特にグルメ都市東京では非常に安価で美味しいご飯を食べることができますが、これにまだ気付いていない人が世界中にはたくさんいます。ただしい形で和食を輸出していきたいという想いがあります。今回は幼少期からそんなことを考えていた私が総合商社を目指すことになったきっかけについて書きたいと思います。中学生時代・将来は裕福な暮らしがしたかった両親が慶應のOBであったことから世帯収入は通常より多く、苦労の少ない少年時代を過ごしたように感じます。しかし、慶應のような組織に入ると幼稚舎出身のバケモノがいます。彼らの田園調布や広尾の家へ遊びに行くと衝撃を受けます。そんな環境で教育を受けながら育っていきました。中学3年生の時に下記のような記事を読みました。資産が5兆円を超えるのはどのような気持ちなんだろうと疑問に思っていました。またそのような人々は慈善活動に惜しみなくお金を投じていて、単純にそういう生き方はかっこいいとさえ思っていました。世界長者番付・億万長者ランキング[フォーブス2007年]高校生時代・現実を見始める先に述べたような大富豪は周囲にはいなく、自分の友人の親を見てみると総合商社や外資系投資銀行に勤務している人が多くいました。そして子供を慶應に何人も通わせるのも実はかなり大変だということに気付きました。つまり自分の親の偉大さを感じたわけです。ましてや幼い頃から音楽や美術的なセンスがなくて、クリエイティブとは程遠かった自分には起業家の素質はないと思っていたので、上場企業に就職するのが自分の道筋だと考えました。そんな時に一人の経営者をテレビで見ました。現在サントリーホールディングスの代表取締役社長を務めている新浪剛史氏です。当時はローソンの社長で、三菱商事を辞めて数年というところでした。新浪氏の考え方やローソンに転職した経緯などを知っていく中で総合商社が世の中に対して果たしている役割を少しずつ理解していきました。特に三菱商事を筆頭に総合商社は就職人気ランキングのトップで入るのも難しいと考え、総合商社を一つのキャリアの選択肢として考え始めました。大学時代・体育会に打ち込む中学からとあるスポーツをずっと続けていたのですが、高校でも結果が出ず、大学でもそのスポーツを第一線でやることを決意しました。そして伝統のある慶應義塾の体育会の門を叩きました。辛いこともたくさんありましたが、競技を極めていくだけでなく心・技・体の全てを求められ、またスポーツだけでなく学問にもエネルギーを割く文武両道を掲げる体育会からは多くを学びました。おかげで大学3年生ぐらいまでは就活に関して考える暇がありませんでした。就活色々考えた末に総合商社を第一志望として受けました。自分のやりたい日本の良さを世界中の人にわかってもらうこと、海外での生活、高収益の全てが揃っていた総合商社には強い魅力を感じました。また先輩方にOB訪問をしていく中で、各商社ごとにカラーはあるものの、商社マンは魅力的な人が多く、一緒に食事をしていて楽しませてくれる人が多くいました。そういった経緯から何がなんでも総合商社に入ってやるんだという気持ちで就活を行っていました。最後に慶應の内部生は親が総合商社に務めていることが多く、家族もろとも海外に転勤することも多くあります。海外で生活したことがある人はわかると思いますが、まずは日本人としての、そしてその後に自分のアイデンティティを出していく必要があります。その後に慶應の付属校に入学し、似たような環境で育ってきた人と学生生活を送ることになります。またそういった境遇に置かれている為、早い時期から自分のキャリアを現実的に考える人が多いように感じます。総合商社を目指すという人はぜひ大学1年、2年のうちから興味を持ち、その準備に励んでもらえたらと思います。photobyMartinThomas 27,574 views

現在ES掲載数

77,622

すべて見れる

上に戻る

会員登録・ログインして全てのコンテンツを見る

無料会員登録