【大学生向け】オススメ海外インターン情報まとめ|アメリカ・シンガポール・オーストラリア・フィリピン・中国

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最終更新日:2023年10月30日

【大学生向け】オススメ海外インターン情報まとめ|アメリカ・シンガポール・オーストラリア・フィリピン・中国

「将来海外で働きたい」「海外インターンって何?」海外に興味がある就活生でも実際海外のインターンについてよく知らない人も多いと思います。

そこで海外のインターンに参加するメリット・デメリットや、現在募集しているインターンを国ごとに紹介していきます。

本選考とインターンの締め切り情報

海外インターンとは

海外インターンとは、学生が実際に海外の企業で職業体験をすることを言い、海外の企業で研修生として働きます。

期間は短期から長期まで様々です。

海外のインターンに参加するにあたって必要なことは、目的を持つことです。海外インターンに参加していると、様々な壁にぶつかることが多々あります。

実際に、壁にぶつかって諦めてしまうインターン生も少なくないそうです。

そのため、海外インターンに参加する前にしっかりと目的を定めておくことが重要になります。

海外インターンに行くメリット・デメリット

海外のインターンに参加するメリットは以下が挙げられます。

メリット
●語学力が身につく
●海外の文化に触れることができる
●海外の働き方を理解できる
●実務経験を積むことができる(ノウハウを学べる)
●ストレス耐性が身につく
●主体性が身につく
●様々な人と出会える

「わざわざインターンじゃなくても留学でいいじゃん」と思っている就活生も中にはいると思います。確かに留学でも語学力を身につけることはできると思いますが、ビジネス英語と日常会話での英語には違いがあります。

留学では、ビジネス英語を身につけることは難しいため、ビジネス英語を身につけたいと思っている学生は海外インターンの方が効果的だと思います。

また実務経験を積むことで、就活で企業を選ぶ際に具体的なイメージを持つことができるため、就活をスムーズに進めることができるでしょう。

続いてデメリットについては以下が挙げられます。

デメリット
●海外に行くので学校に通うことができない
●日本語が通じない
●海外の環境に馴染めない可能性がある
●まとまった時間を要する
●英語を学ぶための時間が少ない
●費用がかかる

短期間のものもありますが、それでもだいたい最低1ヶ月は必要になってくるため、長期休みでない限り大学との並行は難しいと言えます。

また、実務を通してビジネス英語は身につきますが、英語を教わる時間はないため、最初の頃は思うように会話ができず苦労することも多いでしょう。

当然ながら海外のインターンに参加するためには費用がかかります。行く国にもよりますが、インターンで人気の国1位のアメリカでは1ヶ月30~50万、1年で150万~300万程かかるそうです。

海外インターンに行くことで就活に活かせること

海外インターンに参加したという経験は就活で高評価を得やすいです。なぜなら、実際に海外で実務経験を積んでいる学生はそう多くないからです。

現在では海外進出をしている企業も多くなってきているため、既にビジネス英語で会話ができるというだけで、即戦力になることができます。

また企業側からすると、大学生の間に実務を経験していることから、入社後の姿が想像しやすくなります。

このような点から就活において海外インターンに参加することは有利になると考えられます。就活で海外インターン参加をアピールする際は、「語学力」「実務経験」について具体的に話せるようにしましょう。

それでは以下で国別にインターンシップ情報を紹介します。

海外のインターン(アメリカ)

【OPT求人】シリコンバレーのIT企業でスタッフ募集!

●期間
12ヶ月
●報酬
$3,500/月程度
●参加条件
・エンジニアの経験もしくは興味(経験がない方でも教えます)

・1年以上の職務経験があれば尚良

・車の運転ができること

・ビジネスレベルの英語力

●内容
✓日⇔英翻訳業務
✓ミーティングなどでの通訳
✓エンジニアへのサポート業務

気になる方はこちらから

ロサンゼルスの貿易会社で、マーケティング・営業募集中!

●期間
18ヶ月
●報酬
$1,920~/月
●参加条件
Internetなどの基本的なPC能力

●内容
日本とアメリカでのマーケティング/営業

気になる方はこちらから

アメリカにて日本文化をプロモーションする企業でのインターンシップ

●期間
3ヶ月以上歓迎
●報酬
無し(自社のレストランでの食事は全て無料)
●参加条件
✓文章作成ソフト、表計算ソフトができればOK
✓映像・デザインプロジェクトでのインターン希望のみ、イラストレーターやフォトショップの経験が必須

●内容
✓撮影・デザイン
✓イベント
✓クラス
✓日本企業の米国展開

申し込みはこちらから

 NYの広告代理店で、プロダクションアシスタント募集中♪     

 ●期間
18ヶ月 
●報酬
面接後に決定
●参加条件
フォトショップ・イラストレーター・インデザイン経験
 
●内容
✓広告代理店制作部にてデザイナー・プロダクションアシスタントフォトショップ
✓イラストレーター、インデザインを使用し印刷広告制作のアシスタント業務

気になる方はこちらから

海外のインターン(シンガポール)

世界4か国にネットワーク拠点を持つメディアグループでのインターンシップ

●期間
1ヶ月~半年
●報酬
交通費支給・インセンティブ制度有り
●参加条件
基本的なPCスキル、日常会話以上の英語力

●内容
✓企業のフリーマガジンの企画・制作、広告営業
✓顧客への取材、編集アシスタント
✓イベントプロモーション、及び新規プロジェクトのサポート

申し込みはこちらから

 シンガポールで人材育成と組織開発のサポートに携わるインターンシップ

●期間
1ヶ月以上
●報酬
成果報酬型
●参加条件
必要最低限度のPCスキル

●内容
✓情報リサーチ、現地調査
✓営業マーケティング
✓トレーニングの運営支援
✓新規企画提案

申し込みはこちらから

シンガポールで新規事業開発に挑戦する社長直下のインターンシップ

●期間
1ヶ月以上
●報酬

・SGD500/月を支給

・VISAの費用は会社負担

・出張中のホテル代、食費等滞在費は会社負担

・携帯電話(スマホ)は期間中貸与(SIM代など通信費は自己負担)

●参加条件
英語力必須、中国語が話せるとなお良い

●内容
✓開発中のアプリの現地人向け営業
✓日本映画週間のプロジェクトサポートスタッフ

申し込みはこちらから

社長直下!シンガポール日本文化の商社で事業開発・営業のインターンシップ

●期間
3ヶ月以上
●報酬
要相談
●参加条件
特に無し

●内容
✓販路拡大の為の営業
✓通販サイト運用基盤の構築

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海外のインターン(オーストラリア)

メディア業界での営業インターン

●期間
6ヶ月
●報酬
有り
●参加条件
中級レベルの英語力
●内容
営業

気になる方はこちらから
お問い合わせはこちらから

クリエイティブコンテンツのマーケティング・販売・制作に関する実践的なインターンシップ

●期間
2ヶ月以上
●報酬
能力により報酬有り
●参加条件
初中級英語力(意思疎通が可能なレベル)

●内容:
✓Web制作
✓グラフィック制作
✓動画クラフィック制作
✓動画撮影

気になる方はこちらから
お問い合わせはこちらから

オーストラリアの経済情報を日本語で発信するメディアの営業・編集インターンシップ

●期間
最低1ヶ月~3ヶ月
●報酬
交通費、昼食一部支給
●参加条件
日本語(ネイティブレベル)、英語力(大学卒業レベル以上)特に読解力を重視、初級レベルのPCスキル(エクセル・ワード、パワーポイント)

●内容
✓営業アシスタント
営業部のアシスタントとして、書類作成や事務作業アシスト、イベント取材同行など

✓編集アシスタント
新聞記事の翻訳サポートや、グラフ作成、取材同行など

申し込みはこちらから

海外のインターン(フィリピン)

フィリピン政府が公式認定する語学学校の運営インターンシップ

●期間
最低24週間~
●報酬
P5000/月
●参加条件
オフィスのワード・エクセル・パワポの基本的動作ができる

●内容
①フィリピン人講師管理及び、学校運営関連
②キッチン内で1日3食の仕込み
③弊社WEBサイトの制作
※上記3つの中から選択することができます

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フィリピン進出・移住を支援する企業の人事・メデイア運営インターンシップ 

●期間
3ヶ月~6ヶ月
●報酬
正社員雇用可
●応募条件
英語でのコミュニケーション(会話・メール)

●内容
✓フィリピン現地の生活が伝わるブログの発信
✓その他フィリピン永住権取得業務や不動産視察ツアーへの同行
✓社内がより円滑になるよう、仕組み考案、補助

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 フィリピン一安全な経済特区で、「知識力」より「実践力」をつけるインターンシップ!

●期間
1から半年まで、自分のスケジュールに合わせた日数を選択できます
●報酬
無し(勤務部署によって食費が支給される場合もあります)
●応募条件
無し(英語レベルによって部署配属が決まります)

●業種
政府機関、アトラクション、ホテル・コンドミニアム・レストラン、ショッピングモール、会計事務所、製造業、ロジスティクス、大学、NGO

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ホテル・民泊開発に関わるインターンシップ 

●期間
1ヶ月~
●報酬
住居支給、食事補助、渡航費(半年以上の場合のみ、片道航空券代を支給)

●応募条件
パソコンスキル、英語(日常会話レベル)

●内容
✓ホテル・民泊開発
✓コールセンター立ち上げ・運営

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 フィリピン・セブで一番長い歴史を誇る情報メディア会社でのインターンシップ

●期間
6ヶ月以上が望ましい
●報酬
VISA発行手数料、保険(現地向け)、住居(光熱費込み)、お小遣い

●応募条件

基礎英語、環境に順応できる能力(南国・途上国)、チームワーク

●内容
✓撮影・取材・製作(マガジン・WEB)
✓Webサイトの情報分析・まとめ
✓イベントの企画・実行
✓営業
✓各種お客様対応(ツアー予約・求人サイト)

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 フィリピン観光省認定の旅行会社でのインターンシップ

●期間
6ヶ月以上
●報酬

・wifiインターネット環境、全額無料

・セブに渡航頂く際の空港までのお迎え無料

・住居支給(シングル(1人部屋)、シャワー、トイレ付き)

・水道、高熱費無料

・セブ島の有名観光スポットへ行ける!

・弊社で支援をしているダンプサイト(ゴミ山)、児童養護施設の子供達へのプロジェクトに参加

・有給(インターシップ開始日から2ヶ月目以降15,000peso~25,000peso/月支給

・目標達成者にはインセンティブあり

・有給インターンシップ後の、社員雇用制度有り

●応募条件

6ヶ月~セブに滞在できる方、基礎パソコンスキル

●内容
✓お客様対応
✓SNS運用
✓新規企画立案
✓新ツアー企画のアシスタント
✓その他関連タスクなど

申し込みはこちらから

 フィリピンにて複数事業の営業・メディア運用に関わるインターンシップ

●期間
2ヶ月~1年
●報酬

住居補助、食事補助(1日2食)VISA・渡航費弊社負担、給料1万ペソ(2万円程度)支給、英語レッスンサポート
●応募条件
英語力

●内容
✓コールセンター
✓営業(金融業・不動産業)
✓メディア

申し込みはこちらから

 フィリピンの近未来都市にある語学スクールでのインターンシップ

●期間
3ヶ月以上
●報酬
宿舎の無料滞在(1人部屋または2人部屋)、平日の朝食、マンツーマン英語レッスン(1日2コマまで)、滞在に係るビザ費用ならびに手続き代行、期間終了後の就職支援(希望者のみ)、月額2万円

●応募条件
PCスキル、英語力(目安TOEIC500点以上)

●内容
✓コーポレート業務

✓顧客対応
✓マーケティング

✓商品・サービス開発

申し込みはこちらから

留学+インターンシッププログラム in CEBU ENGLISH ACADEMY

●期間
4週間以上
●報酬
無し
●応募条件
無し
●業種
ホテル、留学代理店、ゲストハウス、コンサルティング会社、貿易会社、オンライン英会話、語学学校

申し込みはこちらから

 フィリピンで雑誌のローカル向け営業に挑むインターンシップ

●期間
3ヶ月以上
●報酬

住居支給(マカティ内にあるコンドミニアム、築浅ワンルーム、家具つき)、滞在7ヶ月目以降から成果報酬制度あり
●応募条件
基本的なPC操作、英語力(日常会話レベル)

●内容
✓セールス
✓企画・マーケティング

申し込みはこちらから

 フィリピン留学最大手エージェントの運営、営業、マネジメントのインターンシップ

●期間
6ヶ月以上
●報酬
社宅完備
●応募条件

パソコンスキル(ワード・エクセルの簡単な操作)、コミュニケーション能力がある方、何事にもプラス思考に捉えられる人

●内容

✓学生のサポート

✓各種イベントの手配及び司会

✓コールセンターのオペレーション業務(日本語)

✓メールカウンセリング業務(日本語)

✓入力業務(日本語・英語)

✓翻訳業務(英語⇒日本語 日本語⇒英語)

✓日本人学生のピックアップ

✓ブログ運営などの情報発信

✓学校の情報更新や連絡(資料作成、HP更新など)

✓学生ピックアップ

申し込みはこちらから

海外のインターン(中国)

【研究開発型WEBコンサルティング】という形で、クライアントのサイト改善に携わるインターン

●期間
1ヶ月以上
●報酬
1ヶ月目以内は無し、2ヶ月以上の場合は個別検討
●応募条件
特に無し

●内容
クライアントのWEBサイトの売上を上げる、コンサルティングプランの策定

気になる方はこちらから
お問い合わせはこちらから

 深セン未来合宿!世界最速で成長する中国最新ITサービスの解体新書

●期間
4日間
●報酬
無し
●応募条件
特に無し(中国語と英語が話せるとなお良い)

●内容
“人類史上世界最速で急成長した都市”、“超スマートシティ・未来都市”、"中国のシリコンバレー"、"巨大ベンチャー都市"など、様々な超級言葉で語られる中国深センについて出来るだけ短期間で多くのことを体験・吸収するプログラム 

申し込みはこちらから

まとめ

本記事では海外のインターンについて紹介しました。

海外のインターンに参加するためには、目安としてTOEIC700点以上、英検準1級レベルが必要です。

企業によっては英語力の条件がなく、英語が話せない人でも参加できるインターンもあるみたいです。

とはいえ、そういった企業でも英語が話せる人と話せない人では任される仕事も異なります。海外のインターンに参加したいと思っている就活生は、日常会話レベルの英語はできるようにしてから臨むと良いと思います。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【20卒1浪1留慶應生失敗談】就活失敗から学んだ「絶対に就活で失敗しない方法」 【20卒1浪1留慶應生失敗談】就活失敗から学んだ「絶対に就活で失敗しない方法」 東京大学出身で、帰国子女で、体育会で、社会貢献のボランティア活動やってて、就活してみたら商社に内定しました、みたいな華々しい体験談を語っている就活支援サイトが多いこと、多いこと。確かにそういったサイトでの体験談も参考になることがたくさんあるかと思います。しかし、そうした方々のハイスペックぶりや戦略的な就活を真似できるかと言えば、それはだいぶ難しいと思います。恐らく、早慶上智GMARCHクラスの学歴で、帰国子女でもなく、テニスサークルに所属してウェイウェイしてて、3年生夏ぐらいから少しだけ意識して、冬ぐらいから本格的に就活を始める、みたいな就活生が多いかと思います。今回この記事を書いた私は、慶應という学歴だけで大して準備も対策もせずに大手企業の内定を取れると思い、大失敗の就活を経験しました。だからこそ、皆さんにとって本記事でお話させていただく私の失敗談は、ハイスペック戦略的就活ガチ勢の体験談よりも身近に感じることができるかもしれません。私の失敗談をぜひ読んでいただいて、反面教師にしてください。本記事の構成筆者のプロフィール失敗その①:「インターンとかめんどい!」(大学3年生・夏)失敗その②:「慶應生なら就活楽勝っしょ!」(大学3年生・冬)失敗その③:「とりあえず電通じゃね?自己分析とか意味わからん!」(大学3年生・冬)失敗その④:「業界研究とか、就活サイトと公式HP見れば一発っしょ!OBOG訪問とかめんどくね?」(大学4年生・春)失敗その⑤:「グルディスとか地頭でいけるべ!時計係とかマジウケるw」(大学4年生・春)失敗その⑥:「面接とかその場のノリでしょ!」(大学4年生・春)結果:失敗・NNT。なぜ就活で失敗したのか?「何も」考えていない。「二度目の」就活で「何を」考え・「どのように」行動したのか失敗から学んだ「就活で失敗しないために必要なこと」最後に筆者のプロフィール筆者のプロフィールは以下の通りです。◆性別:男性◆大学:慶應義塾大学法学部◆所属ゼミ:なしGPA:1.0未満(ほとんどC評価かD評価)◆サークル:学園祭の実行委員会(3・4年生で役職についていた)◆アルバイト:喫茶店・コールセンター◆性格:慢心・自信過剰・面倒くさがり・計画性皆無・その場しのぎが得意・テストは毎回一夜漬け◆志望業界19卒:広告・金融・不動産という謎の組み合わせ20卒:人材・ネット広告・IT系◆現在総合人材会社に2020年4月入社◆特徴浪人(半年仮面浪人・半年予備校浪人)・留年・フェニックス(慶應義塾大学法学部の復活制度で半期進級)・就職浪人かと思ったらシンプルに留年してた、という大学生が陥る失敗をすべて凝縮したような最強の反面教師。自分でも思うけど、マジでやばい経歴です。大学2年生まではアルバイトとサークル活動に専念しておりました。その活動の中での失敗はゼミ試験に落ちたことぐらいです。でも触れている小林良彰ゼミを受験しましたが、落ちました。このゼミを受験した理由は、「小林ゼミの就活実績がすごい」という話をよく聞いていたからです。ゼミ選びで少しだけ就活を意識してはいましたが、それ以外には行動に移したことなどは特別ありませんでした。自分の中では「大学1・2年生から就活してる人=意識高い系」という認識でした。(今思うとリスペクトです。)唯一の救いはサークル活動に専念していたので、結果的にガクチカとして話せる経験をたくさんできたことです。失敗その①:「インターンとかめんどい!」(大学3年生・夏)大学3年生になると就活を始めるらしい、そして夏休みに行われるインターンという儀式に参加すると後々イイコトがあるらしい、という噂は聞いていました。だったら、自分も一応インターンに行ってみようかなあと思い、なんとなくかっこいいからという理由で電通と、慶應だと有利らしいという理由で東京海上日動火災保険の2社のサマーインターンにエントリーしました。この2社を選んだ明確な理由なんて全くなかった、真剣に考えていなかったというのが本音です。電通の一次課題がアイデアで課題解決する系で、一次課題は通過しましたが調子に乗って自分の考えだけで挑んでしまい、当然のごとく二次課題で落ちました。普通ならインターン課題の対策や回答方針などは就活支援サイトを見たり、電通の内定者の先輩などからアドバイスを頂いて参考にするべきでした。もう一つの東京海上日動火災保険に関しては、ESの書き方を知らないくせに自分なりにタラタラとESを書いていましたし、面接に関しても「とりあえずサークルで役職についてること言えば通るっしょ!」っていう安易な考えだったために、面接であえなく撃沈しました。今になって思うと、サークルでの役職とかは全く選考に関係なくて、「何を」「どのように」考えたのか、という点で面接対策をするべきでした。また、業界や企業によって異なりますが、やはりインターン参加者の本選考での優遇というものは大いに存在していると考えています。慶應生の中では有名な話ですが、東京海上日動火災保険のサマーインターンに参加した慶應生にはインターン後の秋頃~冬頃にかなりの頻度で人事部から電話がかかってくるようです。インターン後にも、そうした人事部との関わりを持っておくことで本選考でかなり優位に進められる、という話をよく耳にします。二度の就活を終った後に感じたことは、「大学3年生のサマーインターンの重要性」でした。就活の早期化によって大企業が優秀な就活生を青田買いしている昨今の状況で、サマーインターンから囲い込みがあるのは当然かもしれません。さらに、早くから就活というものに慣れておき、就活の情報を収集しておくことで、スタートを早く切ることができたはずでした。私は結局、大学3年生のサマーインターンに参加できないことで、就活のスタートが遅れ、インターンからの人事による囲い込みもされませんでした。ただ、この時の私はサマーインターンはただ単に企業研究の一環ぐらいにしか考えていませんでしたし、「自分ならインターンなんて行かなくても本選考で余裕っしょ!」という慢心もありました。冷静に考えれば、本選考におけるインターン参加者の枠がある企業であれば、本選考からエントリーする就活生にとってはどんどん枠が狭くなり倍率が高くなってしまうのも分かるはずでしたが、その時の私はそうしたことを「何も」考えていませんでした。この大学3年生という大事な時期に、サマーインターンの重要性を認識し、ある程度業界を絞ったうえで戦略的な対策をしていれいば、という後悔は今でもあります。後述するさまざまな失敗がありますが、この失敗が私の就活の成否の分岐点だったと思います。失敗その②:「慶應生なら就活楽勝っしょ!」(大学3年生・冬)大学3年生の冬になると流石に就活を意識せざるを得ない状況になりました。前述したように大学3年生のサマーインターンに参加せずに就活のスタートが遅れていたにも関わらず、就活に対してなぜか焦りはありませんでした。その時の私の心中は、割としゃべりは得意だと自負していたし、自分のサークルでの経験話せばガクチカなんていくらでもあるし、なにより慶應だし就活なんて楽勝でしょ!っていう誰がどこからみても「慢心」していました。それだけでなく、元来根拠のない自信家のため、「なんなら就活無双できるんじゃね?」っていう慢心の境地にまで達していました。たしかに、慶應という学歴であれば学歴フィルターで日系企業で落とされることはまずないでしょう。しかし、慶應という学歴の使い道は学歴フィルター対策以外にはありませんでした。就活生の中に、私ほど慢心し、就活をなめ腐っている人はいないかもしれませんが、あえて言わせてもらうと、「慶應生≒就活強者」ではあるが、「慶應生=就活強者」ではない。学歴だけで就活の成否が決まるのならば大手企業は東京大学出身者だけ採用してればいいわけで、そういう企業が少ないということは、あくまで学歴はただの学歴であって、それ以外の基準もあるということです。一度目の就活時の私は、そういう自分に都合の悪いことには目を向けずに、自分の都合の良いように解釈していました。当たり前のことですが、慢心せずに、一つ一つの対策をしっかりと戦略的に計画的にすることがなによりも大事です。【参考】失敗その③:「とりあえず電通じゃね?自己分析とか意味わからん!」(大学3年生・冬)大学3年生の冬になると、本選考の志望業界や志望企業を決めるタイミングになりましたが、本当に「何も考えていなかった」というのが率直な本音です。一般的に言うと、最初は「この業界に興味あるなー、この企業に興味あるなー」っていう程度であっても、後からなぜ自分がこの業界・企業に興味があるのかを、「自己分析の結果と絡めて言語化していく」というのが、志望動機の作り方です。私の、「何となくかっこいいから、聞いたことあるから」という理由で電通に決めた後に、その言語化という作業を怠った、というのが失敗でした。もちろん、ESや面接で答えるために用意した志望動機はありましたが、それは上っ面だけの志望動機でした。面接で自己分析と絡めて志望動機を深掘りされたときに、回答に詰まることが多々ありました。「自分が何をしたくて、この業界なのか」、「他社と比較したときに、なぜこの企業なのか」。こうした質問に対して、しっかりとした志望動機を用意していたわけではないで、答えられるわけがありませんでした。悲しいことに就活というのは、「なぜ」という自問自答を繰り返す作業の繰り返しであり、特に自分の志望動機に「なぜ」と自問自答することが重要です。さらに、志望動機の根幹にある自己分析も大してしていませんでした。「自己分析」という作業をしなければいけないという話を勿論聞いてはいましたが、「自分のことだし分析なんてしなくても自分でわかっているでしょ!」という持ち前の自信過剰と面倒くさがりの性格が表れてしまいました。一般的に、「業界研究&自己分析→自分が将来どうなりたいのか?何をしたいのか?」をある程度明確にしたうえで、「→志望業界、志望企業を決める&志望動機も付随してくる。」っていうのが定石な流れです。しかし、自己分析も大してしていなかったために、自分が今後何をしたいのか明確ではありませんでした。自己分析を怠ったことで、自分が今まで何に対して「どう考えていたのか」、「将来何をしたいのか」というモノが、不透明なまま面接をうけていました。そのため、面接でよく聞かれる「この会社で何をしたいのか」「将来のキャリアプランについてどう考えているのか」、という質問に答えられないままでした。自己分析を怠ったせいで志望動機が不明確な上に、面接での「今後のキャリアプランはどう考えていますか?」といった質問には、いつもその場しのぎの回答しかできなかったです。自己分析と志望動機に対してひたすら「なぜ?」と自問自答する作業を怠ったために、自分のことが分からず、なぜこの企業を志望しているのかもわからないまま面接を受けることになりました。そんな就活生の話すことなんて論理立てされもせず、首尾一貫してもいない話で、そりゃあ初めて私に会う面接官からすれば、「なんだこの就活生は?何も考えてねーじゃん!(怒)」ってなるのも当然のことかもしれません。【関連記事】失敗その④:「業界研究とか、就活サイトと公式HP見れば一発っしょ!OBOG訪問とかめんどくね?」(大学4年生・春)3/1の情報解禁日を迎え、エントリーする業界・企業もなんとなく決めてから、説明会などに何度か参加してみました。説明会では、その業界の話やその企業が実際にやっている事業などの簡単に説明を聞いていくうちに何となーくの基本中の基本みたいな知識だけは得ることができて、業界研究・企業研究をしている気分になっていました。そういった説明会だけでなく、自らで業界研究・企業研究をしなければ面接で見抜かれるぞ!という話も聞いていましたので、とりあえずやってみるようとしましたが、業界研究・企業研究のやり方を全く知らなかったです。当時の私がやっていた業界研究・企業研究は以下の通りです。企業の採用ページを見て、その企業の事業領域・直近の売上高をノートにまとめる。その業界の全容や売上高ランキングとか、各社の特徴を適当に調べてノートにまとめる。就活支援サイトを見て、選考で聞かれる質問とその回答をノートにまとめる。この3ステップだけの企業研究で、一社を研究するのに1時間程で終わっていました。ビジネス全体でのニュースから、業界全体のビジネスモデル、企業ごとの特徴、得意な事業分野や中長期経営計画、求める人物像などやIR情報など、業界研究・企業研究のために必要な情報が圧倒的に不足していました。面接官からしたら、「なんでうちが何をやっているのか分かりもしないのに、うちに来たいと思えるんだろう?」って不思議に思うでしょう。実際にこの当時の私は、企業研究という作業を怠り、そこから自分自ら考えて、将来的にその業界で自分がどんな仕事をしたいのかという、ところまで考えが至らなかった。業界研究をするにあたっての一般的な流れは、「様々な業界の研究を網羅してから→興味のある業界を絞る&志望動機」だと後から学びました。つまり、業界研究もしていないのに、志望動機なんて書けるわけがない。さらに、業界研究の進捗具合が志望動機の完成度にも影響しています。ESでは字数制限の関係で志望動機の完成度に差異は生まれにくいかもしれませんが、実際に面と向かった面接ではそれが如実に表れます。だからこそ、業界研究をおろそかにしてはいけないのです。OBOG訪問業界研究・企業研究をするためにOBOG訪問という方法もありましたが、率直に言うと「面倒そうだからやんなくていいやー」って思っていました。わざわざ社員にアポとって、質問を考えて、粗相のないように受け答えして、訪問後に感謝のメールを送るというのは大変「面倒そう」。正直にいうと、二度の就活を通じて自発的なOBOG訪問は一度もやっていません。20卒での二回目の就活時には、リクルーターが社員との面談を複数回セッティングしてくれたので話をする機会を作ってもらっていました。自発的にOBOG訪問をするのは面倒そうだと思っていましたが、やはり19卒での就活時にはOBOG訪問をやっておけばなーと感じました。その理由としては以下の4点があります。①OBOG訪問が選考に影響する企業も少なからずある②企業研究・他社比較ができる③ES添削・面接対策・先輩社員の経験談を聞くことができる。④自分がその企業で働くイメージを膨らませる①OBOG訪問が選考に影響する企業も少なからずある定かではありませんが、OBOG訪問で来訪した就活生を採点する企業があるという噂をよく聞きます(東京海上日動とか)。ですが、とある慶應生で東京海上日動のOBOG50人に訪問した就活生が、選考で落とされたという話を聞いたことがあるので、訪問回数だけが選考結果に直結するわけでもなさそうです(そこまでやる必要があるのかは謎だが)。②企業研究・他社比較ができるOBOG訪問の最大の目的はこれでしょう。外部からの情報だけでなく、その企業で実際に働く社員からの情報はとても有益でしょう。企業の社員が内部から見た会社事情であったり、競合についての情報であったり、ネット上の就活支援サイトには転がっていない情報ばかりです。そうした自分から取りに行く情報を持っているかどうかが、自分の志望動機や今後のキャリアプランの完成度に影響を及ぼすことは間違いありませんし、面接官からみた就活生の志望度の高さを図る指標になっているのかもしれません。③ES添削・面接対策・先輩社員の経験談を聞くことができる。先輩社員たちは、その企業の選考を潜り抜けた経験者ですから、彼らの対策方法やESは、自分の独学のものより随分と価値があるはずです。ぶっちゃけ、OBOG訪問でES添削してもらえるっていうのは都市伝説だと思っていました。初めましての社会人に「僕のESを添削してください!!」っていうのは結構ハードルが高く感じます(人見知りなもので)。しかし、ESを添削をしてもらい、磨きをかけている就活生がいるというのも事実なわけです。そういう人に対し、添削してもらっていない自分のESが、どんどん差を付けられていくのは当然のことでしょう。添削が必ず必要だとは私は思いませんが、その企業の選考を突破した人にお墨付きをもらえるという意味では自信を付けられるのかもしれません。④自分がその企業で働くイメージを膨らませる私個人としては、これが大事なんじゃないかと考えます(まあ、やったことないんですけどね!)。「この企業で働きたい!」と夢見るだけでなく、その企業のリアルな声を聞いて現実を把握することが大事かと思います。就活の目的が内定を獲得するだけでなくその企業で働くことも目的であるのならば、入社後のギャップを少なくすることが必要になるはずです。社員の方に、内定を得るために必要な情報だけを聞くのではく、入社してみて実際にその会社はどうなのか?ということも知っておくべきでしょう。【関連記事】失敗その⑤:「グルディスとか地頭でいけるべ!時計係とかマジウケるw」(大学4年生・春)グループディスカッション(以下、GD)の対策方法・準備なんてなくね?というのが当時の私の率直な持論でしたが、そんなことはないことにだいぶ後になって気づかされました。持論ですが、GDを進めるにあたっての準備できることとしては以下のようなことがあります。①役割分担の確認②課題分析の方法論③お題として考えられるいくつのかパターンを予習④業界によってはある程度の知識を予習しておく「GDとか地頭勝負でしょ?俺なら余裕だべ!」というのが私の心持でして、実際にGDで落ちたことはほとんどないのですが、一度だけGDで落とされました。それが三菱地所の本選考でした。もうなんというか就活ガチ勢ofガチ勢みたいな、自分が自分があああ!!みたいな就活生ばかりで、眩暈がしました。GDの内容もだいぶ不動産がらみのお題で、はじめましてのワードと問題で絶句しました。GDの間は、適当にオウム返しして議論に参加しているようなふりをして、実際にはチームになんのプラスも与えられていない状況でした。ちょっとは悔しかったですけど、悔しがっていいほど努力もしていなかったので、悔しがってはいけないなと自戒しました。GDで落ちたのはこの三菱地所だけだったんですが、やはり感じたことは、「地頭だけでGDに勝負するのはだいぶ危険」、ということです。大手企業なら、慶應生のライバルになってくるのは東大・京大クラスです。地頭勝負に持ち込んでも相手も相当頭がいいのは分かりきっていることです。なら事前に準備できることは準備して最大限に自分の地頭力を引き出せるようにしておくことが得策かと思います。【関連記事】失敗その⑥:「面接とかその場のノリでしょ!」(大学4年生・春)就活において一番の難関ポイントである面接ですが、面倒くさがりの私がしていた面接対策は以下の通りです。①とりあえず就活支援サイトを見る。②そこに書いてある面接の質問内容を見る。③自分なりにその質問に対する回答を用意しておく。④それをただ暗記する。はい、今思うと、本当になめ腐った面接対策ですね。ていうか、「対策」というのが恥ずかしいくらいです。ではなぜ、こんな対策をしていたかというと、一言で言えば「慢心」です。自信過剰な性格が大いに出てしまいました。私は、サークルでの活動で数百人の前で自分の意見を述べたり、大学職員や消防などの外部の公的な大人と関わる場でのトークスキルを磨いてきたと勝手に思い込んでいました。そもそも、面接はトークスキルを競う場ではないのだから、そんな能力を誇示してもしょうがないのに、トークスキルだけで電通くらい簡単っしょ!っていう慢心の境地に達していました。こんな対策をして挑んだ面接は、なかなか悲惨な結果になりました。まあ、業界分析・企業分析・他社比較を怠ってきた筆者は、面接で様々なポイントでつまづくことになります。①「君がやりたいことってこの業界なの?」←志望動機が薄かった。②「実際にうちに入社してどの事業部でどんなことしたいの?」←企業研究が薄い、「これをしたい」というものが不透明③「入社から10年後までのキャリアプランってどう考えてるの?」←自己分析が甘い④「競合他社と比較してなんでうちなの?」←業界分析・他社比較が甘い。こうした質問に対して、その場しのぎの回答をして選考を通過できると考えていたのがあまりにも甘すぎました。さらに、大手損害保険会社である東京海上日動では、自己分析の深いところまで掘り下げる質問にも、その場で考える、ということが多かったです。⑤「〇〇くんの小学生時代ってどんな少年だったの?」⑥「〇〇くんのご両親ってどういう人なの?どういう教育方針で、それが今の自分にどのように影響しているのかな?」ぶっちゃけ、このような質問に意味があると思えなかった私ですが、今までの経歴や自分の考え方・人格が首尾一貫していないといけないという就活のやり方をとっている企業を受けている以上、そうした対策をしていなければ当然内定をとれるはずがありませんでした。【関連記事】結果:失敗・NNT。なぜ就活で失敗したのか?「何も」考えていない。結果的は大失敗・NNT(無い内定)です。大失敗・大惨敗です。ではなぜ就活で失敗したのか。ここまで読んでいただいた方はこう感じているのではないでしょうか。「いや、お前なんの準備もしてないのに随分自信過剰だな!」と。まさしくその通りです。それだけでなく様々な失敗をしてきたので、その失敗を分類してみたいと思います。①圧倒的慢心・自信過剰・自分への過大評価②圧倒的準備不足③圧倒的情報不足④圧倒的経験不足①圧倒的慢心・自信過剰・自分への過大評価私の性格の問題なのか、慶應というある程度の学歴のせいなのか、結果的にはその両方が原因で圧倒的慢心を引き起こしてしました。その慢心にも分類してみることにします。A「慶應なら就活余裕でしょ!」B「結構でかいサークルで役職ついてたし、ガクチカ余裕でしょ!」C「俺のトークスキルでいけるっしょ!」A「慶應なら就活余裕でしょ!」学歴だけである程度の企業は内定取れると思っていた(本気で)。上には東大・京大もいるのにも関わらず、私大でトップっていうだけで、慶應に入学した1年生のころから井の中の蛙を4年間やってきて、調子に乗り倒していたました。B「結構でかいサークルで役職ついてたし、ガクチカ余裕でしょ!」役職についていればガクチカはなんでも言えると思っていた。確かにガクチカとして話せることなんていくらでもありました。それは、こんな慢心男の唯一の救いでした。でも、サークルでの役職なんて就活において、社会人になるにあたって何の意味もなかったです。役職で就活の成否が決まるわけでなく、その組織の中で自分が「何を」「どのように」考えて行動したのかのほうが大事でした。そう考えてみても、私のサークルでの活動の中で、自分自ら問題意識を持って行動し周りを巻き込んで結果を出した経験なんて腐るほどあったのにもかかわらず、私は役職をアピールすることに注力していました。的外れもいいとことでした。C「おれのトークスキルでいけるっしょ!」面接はトークスキルを競う場ではなかった。「何をどのように考えるのか、そしてなぜそう考えたのか」というのが大事であって、それを「どのように伝えるか」は一部の能力だった。確かに、トークスキルを自分の特筆した能力としてアピールしてもいいかもしれませんが、それはゴリゴリの営業!みたいな企業でアピールするべきで、要点を外した自己アピールになっていました。②圧倒的準備不足私の元来の性格である、面倒くさがりが発揮された準備不足が如実に表れました。その準備不足についても3つに分類してみます。A:自己分析・志望動機B:業界研究・企業研究・他社比較C:GD・面接対策A:自己分析・志望動機「今後の将来で何をしたいのか」が定まっていなかった。就活生のほとんどが、「将来何をしたいか、なんて明確じゃないよおおお!」ってもがいているかと思います。私もその一人でした。ですが、就活において「君は将来何をしたいの?」という質問は絶対にされます。確かに、人の行動というものは何かしらのゴールを設定し、現在地からそのゴールまでに必要な過程を一つずつクリアしていくことが求められます。具体的な指標を定めたゴールでなくても、抽象的にでも「なりたい自分」を決める必要がありました。ゴールが決まっていないのに、その通過点である就活の目標が定まるわけもないし、自分の中で就活というものをどう捉えているのかが定まっていませんでした。【将来自分がどうなりたいのか】も決まっていないし、【過去の自分がどのように考えていたのか】も深く考えてこなかったです。今の私は、【過去の自分がなにをどのように考えてきたのか】を深掘りしてから、【今の自分が何をどのように考えているのか】を過去の要素から説明し、だから【将来の自分がこう考えるはず】というのが、自己分析だと考えています。過去の自分を深掘りする自己分析、現在の自分が何を考えているのかという志望動機、将来の自分が何をしたいのかというキャリアプランがすべて不明瞭だったために、「いったい俺は今後何をしたくて就活しているんだろう」ともやもやしたまま、面接官にもやもやとした回答しか言えませんでした。B:業界研究・企業研究・他社比較何をしている業界なのか、何を強みにしている企業なのかを知らない状況で、その業界・企業を志望するって冷静に意味分からないですよね。でもそんなことを平気でやっていたのが私自身で、そういう就活生も少なからずいるんじゃないかと思います。それがどれだけ危険なことか一度立ち止まってみればすぐに分かります。例えるなら、その人の性格をよく知らないけどめっちゃかわいい女性にアタックするようなもので、実際に付き合ってからその人と相性があうかどうかも分かっていない、という状況。私がしてきた面接では「私のどこが好きで告白してきたの?」と聞かれて、「うーん、ぶっちゃけ顔だけ!!性格も生い立ちも知らない!!」って答えるような回答しか言えなかったです。「当社への志望動機を教えてください」という質問に対し、「強みも知らんし、どういうマインドの人たちが働いているのかも知らんし、、、、でもめっちゃ有名企業やん!」っていう感じの答え方でした。実際には、建前上の志望動機を用意していましたが、すぐに業界研究・企業研究の粗さが露呈してしまいました。C:グルディス・面接対策今までやったことないGDとか面接に対して、対策をしなければ爆死するのは至極当然なこと。前述したように、GDに対して事前に準備できることはたくさんありますし、面接に対しても準備できることがたくさんあります。一番王道な面接対策としては、面接頻出質問に対して業界ごと・企業ごとの「求める人物像」に照らした回答を用意し、それと自己分析との関連性を認識しておく、ということがあります。その企業がどういう人物を求めているのか知らない状況で、面接に挑んでも的外れもいいとこです。私:「私の強みはリーダーシップうんたらかんたら」面接官:「へえ~そうなんだ~(別にリーダーシップとか新卒に求めてねええからああ!!)」っていう事故った面接を何度も経験してきました。「求める人物像」は往々にして採用ページに記載されている場合が多く、さらに人事の方に求める人物像をかみ砕いて説明してもらえる機会なんて死ぬほどあります。そういった、「求める人物像≒募集要項」の確認を起怠ったことが面接での失敗につながっています。③圧倒的情報不足「就活は情報戦」と言われているが、私としては「へえー、そうなんだー」ぐらいにしか認識がありませんでした。私がどれくらい就活情報に疎かったのかというと、「経団連ってなに?」「3月の情報解禁ってなに?6月はなにすんの?」「フェルミ?ケース?なにそれ?」「選考直結のインターンとかあったの、先に言ってくれよおお!」というのが、大学3年生~4年生の春まで実際に思っていたことです。「就活は情報戦」という言葉を全肯定するつもりはありませんが、「情報を持っていないと100%不利」というのは実際に実感したことです。特に、選考直結のインターンなどは、締切後に知ったとしても後の祭り、どうしようもないです。情報強者が就活において有利かどうかは分かりませんが、「情報弱者は絶対に就活で失敗します」。④圧倒的経験不足上記したようにGDや面接への対策が薄かったのは勿論のこと、その経験値が少なかったことも間違いないです。もし、戦略的な就活を進めるのなら、志望業界のみならず、練習のための企業もいくつか受けておくべきだったと感じています。分かりやすくいうと、「大学受験で東京大学が第一志望!だから私大を受ける必要なくね?」っていう尖りまくった受験生の状態です。(実際に私がそうでした。)何事も、練習せずにうまくいくわけがありません。なので、前もって何個か練習のための企業を受けてみることを私はおすすめします。「二度目の」就活で「何を」考え・「どのように」行動したのか?「二度目の」就活を迎えるにあたってやることは単純明快で、「一度目の就活の失敗の反省・改善点の抽出、二度目の就活でしっかりと内定を得ること」、これ以外にありませんでした。では、そのために実際に「何を」考え、「どのように」行動したのかを細分化しながら説明していきます。「時すでに遅し」なコト留年生・就職浪人のディスアドバンテージ圧倒的慢心を捨てる圧倒的準備不足・自己分析・志望動機・論理の穴を作らない業界研究・企業研究・他社比較・情報不足圧倒的経験不足を補う「時すでに遅し」なコト前述したように、大学3年生でのサマーインターンから本選考での優遇というのは間違いなく存在します。それを二度目の就活を迎えるにあたって、だいぶ後悔しました。しかし、悲観しても状況は改善しないので、しっかりと「二度目の」就活の準備をしようと考えました。これからサマーインターンを控える22卒の就活生は、「絶対に複数企業のインターンにエントリーすること」をお勧めします。自分が興味を持っている企業にエントリーするのもいいですが、低倍率で参加しやすい企業にエントリーすることをお勧めします。なぜなら、高倍率の企業しかエントリーしていない場合に、どこも参加できるインターンがなければ意味がないからです。人気企業のインターンでなくても、インターン参加企業0社と1社ではだいぶ違っていきます。それは、サマーインターンに参加できない場合に「就活をしっかりと意識し始めるタイミングが遅くなる」からです。就活は先手必勝、スタートが早ければそれに越したことはありません。大学3年生の夏というのが一般的なスタートという風潮になっているのならば、このタイミングでインターンに行けないということは、すでにスタートする前から差を付けられているということです。本記事を読んでいる22卒の就活生は、今すぐにでもエントリーしましょう。先述したように私の就活の成否の分岐点はここでした。大学3年生のサマーインターンに行くかどうかが、失敗するか、失敗しないか、の分かれ道です。留年・就職浪人のディスアドバンテージ【留年・就職浪人≒ディスアドバンテージ】【留年生・就職浪人≠アドバンテージ】留年や就職浪人が間違いなく不利になるか、と聞かれたらそれは分かりません。ですが、アドバンテージになることは絶っっっっ対にないです(筆者の持論)。私としては、留年・就職浪人ということをディスアドバンテージとして認識していたので、それをいかにカバーするか考えて行動しました。その①:「なんで留年・就職浪人したの?」という質問に対して、回答を用意する。これは、もう挨拶がてら聞かれる感じでした。というか絶対聞かれるのでアイスブレイクの自己紹介で自分から誘導していました。ここで、しっかりと返せないと面接の最初から躓いてしまうことになるので、ちゃんと用意した回答で対応していました。その②:「とにかく早く行動すること」いち早く行動することでしか「留年・就職浪人」をカバーする方法はありませんでした。留年・就職浪人云々の前に就活においては、すべてこれに尽きます。12月に自己分析・志望動機を終わらせ、志望業界を絞り、エントリーする企業のリストアップは年内に終わらせようとしていました。1月・2月に早期選考がある企業を調べ、とにかく早く内定を確保する、ということを目標に掲げていました。結果的には、現在勤めてい企業から2月中に内々定を頂き、早めに就活を終えることができました。確かに、留年・就職浪人が決まってから海外留学に行って海外経験とガクチカを強化する、などでカバーする方法もありましたが、私の場合4年生時のサークル活動があまりに忙しすぎてそれは叶いませんでした。だからこそ、「とにかく早く行動」し、「あらかじめ留年・就職浪人に関する質問に備えておく」、ということを徹底しました。圧倒的慢心を捨てる一度目の就活の大失敗の最大の要因がこの慢心でした。だから、この慢心を捨てるというのが最初のミッションでした。ここで1つ、ネックになったのが、「他の20卒と比べて、俺は19卒で一度本選考を経験しているんだ」というさらなる慢心が生まれかけたことです。しかし、この慢心は割とすぐに消え去りました。だって19卒で成功していなんですもの。失敗しかしていない就活の経験なんてなんの役にも立つわけもありません。例えば、50人の女性に告白して全員にフラれたのに、「俺は50人に告った経験あるから、次にあの美女を落とせる!」とか思い上がっている男性と同じです。それになんの根拠があんの?っていう話です。一度就活を失敗したことで、「夢見てんじゃねーよ!」って自分を客観的に見つめ直すことができました。圧倒的準備不足(自己分析・業界研究・企業研究・他社比較・志望動機)とにかく就活というものは、実際の面接時間30分に対して準備時間が何十時間もかかるものです。その何十時間もの準備をしっかりやってきたいるかどうかを、30分で効率よく見抜くために制度化されたものが面接だと私は考えました。だからこそ、「自己分析→業界研究→志望動機」という事前準備が何より大切なんだと気づかされました。A:自己分析・志望動機就活で一番大事だと実感したのが「自分の経験やいまの考え方、将来どうしたいから、今後どうしたいのか?」ということに対して、論理的に首尾一貫した自分というものをしっかりと確立することだと考えています。一度目の就活の時には、何となく「こんな感じ?」みたいな自分を決めて、それの裏付けとなる経験を何となく「これでいけんじゃね?」っていうものを肉付けしていました。しかし、それだと失敗するというのは身に染みて分かったいることなので、「何となく、、、」というのは一切やめようと思いました。自分に対して客観的に、批判的に厳しい目で見て、常に「なぜ?」と問い詰めることが必要だと考え、行動しました。私が実際に行っていた、自己分析は以下のようなものでした。自分史・モチベーショングラフを作成し、その中で「なぜ」過去の自分はそのように行動したのか、感じたのか、自問自答を繰り返す。例えば、私は小学生のときにサッカーを、中学で剣道を、高校でラグビーをやってきました。フェーズごとに、スポーツを転々としてきた理由を今までの人生であまり深く考えてこなかったです。しいて言うなら、その時々で「なんとなく面白そうだから」という理由しかなかったです。「なぜ過去の自分はそのような行動をしたのか?」自問してみると、「ぶっちゃけ今やっているスポーツにも飽きてきて、新しいことに挑戦したかった」という感情があったことを思い出し、そこから新たなことに挑戦したいタイプの人間性を持っていることにも気付けました。とくに、自己分析で役立ったのが、「なぜ私は学園祭の実行委員会をずっとやってきたのか?」という自問自答です。私は、中学・高校・大学と10年間ずっと学園祭の実行委員会をやり続けてきました。「なぜ?」を繰り返し自問自答する中で、結果的に「他者貢献を通じて、自分の存在価値を見出したい」という私の人間性に気づきました。ぶっちゃけると、ずっと続けてきた理由は「楽しかったから」というのが本音なのだが、その背景には、今までの自分が気づけなかった人間性を見つけることができました。その自分の人間性を認識したうえで志望業界を考えたときに、今現在私が身を置く人材業界に興味を持つようになりました。【関連記事】B:業界研究・企業研究もちろん各企業の公式HPを見るのは業界研究になるとは思います。しかし、ただ眺めるだけの公式HPにはなんの意味がないことに気づきました。それは、公式HPに書いてあることを暗記したところで意味はなく、その知識から自分がどのように考えるのか、そしてその企業でどうしたいのか、というところまで思考がめぐっていなかったからです。だから、業界研究・企業研究で知識をインプットし、自分の意見として言えるレベルにまで到達しようと考えました。実際に私が行った業界研究・企業研究は以下のようなものがあります。就活支援サイトで業界の大枠を調べ、かつ各企業の情報を収集する。各企業のIR情報を眺めて現在注力している事業領域や、中期経営計画を眺めて今後注力していきたい事業領域を調べる。それをノートにまとめ、自己分析の結果と照らし、自分の人間性がどのようにその企業で発揮できるか、という将来像をノートに書きだす。ほかにも業界研究・企業研究の方法OBOG訪問などたくさんあるかと思います。もちろん、unistyleを使うことで業界研究・企業研究をすることもできます。unistyleの最大の特徴は膨大なESを見ることができる点なのですが、私は個人的に戦略的な就活をするためのテクニック記事や業界研究記事がとても役立つと感じました。なぜなら、unistyleでは定量的な数値を用いて記事を書いており、どこかの企業に傾倒したような文調ではないため、「自分でしっかりと考える」ということができるからです。22卒の就活生の方にも是非unistyleを利用することをおすすめします。【関連記事】業界・企業研究に関する就活ノウハウ圧倒的経験不足を補う(GD・面接対策)GDや面接対策のために練習企業をいくつかリストアップし、志望企業の前に経験を積もうと考えました。180度違う業界に対して志望動機を用意するのは時間の無駄なので、同じ業界でも興味がなかった企業などを受けてみることにしました。私の「二度目の」就活の場合、人材業界・ネット広告業界を中心に見ていたので、その業界の中でもあまり興味がなかった企業を受けてみることでGDや面接練習にあてました。また、そういった練習企業の説明会でも業界全体の話を聞くことができるので、業界研究にも役立てることができました。【関連記事】失敗から学んだ「絶対に就活で失敗しない方法」就活において「絶対に成功する方法・必勝法」というのは存在しているかは分かりませんが、「絶対に就活で失敗しない方法」は存在していると私は考えています。「絶対に就活で失敗しない方法」は以下の通りです。どれも当たり前のことですが、これができない人(私)が慶應クラスでもゴロゴロいるのが現状です。以下のことを貫徹すれば、就活で失敗することはまずないでしょう。【就活で失敗しないために必要なコト】①「留年するな」②「慢心するな」③「早く行動しろ」④「準備を怠るな」⑤「情報弱者になるな」①「留年するな」留年生として就活を経験した私が言えることとして、留年しないことが絶対に就活で失敗しないためのファーストステップです。留年することに全く得はありません。しっかりと単位を取りましょう。②「慢心するな」私の失敗は、慢心と面倒くさがりが引き起こしました。unistyleのユーザーには、私と同じ慶應生も多いことでしょう。たしかに皆さんの周りの先輩方は就活で成功しているかもしれませんが、それは慶應生だから成功したわけではなく、その人たちがしっかりと準備・対策して挑んだからです。どれだけ高学歴であっても私のように驕り慢心することなかれ、さもなくば絶対に失敗します。③「早く行動しろ」就活は早く始めるほど間違いなく有利になります。多くの大学生は3年生のサマーインターンあたりから、とくに意識するようになるかと思います。私の場合、そのタイミングで何も行動を起こさなかったために、間違いなくスタートが遅れましたし、就活に必要な知識・情報・経験というのも周りの就活生に差をつけられてしまいました。スタートダッシュを早くすること、スタートダッシュが遅れたのならそれを取り戻すためにそこからの行動を早くしましょう。④「準備を怠るな」就活でやることはたくさんあります。ここまでやったら内定が取れる、という指標もありません。だからこそ、「内定を得るために必要な準備を戦略的に過不足なく行うこと」が重要です。確かに、就活には面倒なこともたくさんありますが、もしかしたら一生そこに勤めるかもしれない企業を選び対策しているわけですから、今後の人生40年を考えれば、一瞬で過ぎ去る就活の間に面倒な準備をやることは非常に重要です。私の持論にはなりますが、人生を左右するフェーズとして、高校3年間みっちり勉強しなければいけない大学受験と比べて、半年間準備する就活のほうがコスパがいいと思います。面倒だからと準備を怠りたい気持ちも十分わかりますが、一度立ち止まって考えてみれば、就活に対してしっかりと準備して臨むことのほうが良い選択肢であることが分かるはずです。(一度目の就活時の私には分かりませんでした!!)⑤「情報弱者になるな」先述したように、「情報弱者は絶対に就活で失敗します」。だからこそ、情報弱者になるな!と皆さんに言いたいですし、unistyleをはじめとする就活生向けの情報サイトがたくさんあります。そういった就活支援サイトを存分に活用するだけでなく、先輩や友人から得られる情報、何より自分自らで得られる情報など、世の中にはたくさんの情報が溢れています。なんでこんなに情報!情報!って私が言うのかといえば、それは就活で不利になるだけでなく、「視野が狭いままになってしまうから」でもあります。「絶対にこの業界!この企業が第一志望!」って熱いパッションで就活をしていくのは別に悪いとは思いませんが、他の業界・企業のことを知らないくせによくもまあそこまで意固地になれるよね、って私は思ってしまいます。もしかしたら、知らないだけでもっと自分にあった理想の業界・企業があるかもしれないのに。もしちゃんと幅広く情報を持っていたら今まで以上に広い視野を持って物事を見つめることができるようになります。だからこそ、幅広く情報を網羅することで、今まで見えていなかった自分の視野を広げることが大事だと私は考えています。なお、就職エージェントneoを利用した情報収集もおすすめです。アドバイザーから業界の情報や就職活動の進め方、失敗しないためのノウハウなどを客観的にアドバイスがもらえます。少しでも興味があるという方は、下記の画像をクリックしてサービスを利用してみてください。最後に就活に対する不安はたくさんあるかと思います。その中でも、「就活で失敗してどこも行ける企業がない=NNT」という不安を大きく感じている就活生も多くいるかと思います。そういった就活生の不安を解消すべく、「絶対に就活で失敗しない方法」を解説してきました。かく言う私は、皆さんが不安に思う「どこにも行ける企業がない=NNT」という状況に陥った経験があります。逆にそういう経験があるからこそ、「絶対に就活で失敗する方法」と「絶対に就活で失敗しない方法」を知っています。だからこそ、皆さんが「どこにも行ける企業がない=NNT」という状況に陥ってほしくないので、今回の記事を書きました。ぜひこの記事を参考に、私を反面教師にして、「失敗しない就活」を進めてください。【関連記事】 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早慶の付属校出身者が就活に強いワケ 早慶の付属校出身者が就活に強いワケ こんにちは。16卒の早慶の付属校出身者です。就職活動を終えて友人の就活の状況を見てみると、多くの人が志望する業界・企業から内定をもらっていたように感じます。そしてその中でも私の出身の付属高校の友人は総合商社・外資系投資銀行・外資系コンサル・外資系メーカーなどの名だたる難関企業から内定をもらっていました。また先輩方の話を聞いていても、これは毎年のように続いている傾向のように感じます。今回はなぜ早慶の付属校出身者が就活において他の学生の一段上の結果を出すのか分析していきたいと思います。①生まれた境遇これは先天的なものですが、圧倒的に大きな要因です。早稲田の付属校であれば親が早稲田のOB、慶應の付属校であれば親が慶應のOBであることが多く、家族代々でその文化は受け継がれているようです。また親が一流企業の役員、部長クラスや経営者であることも多いです。親が会社の同僚や部下と休日も接する為、その子供は小さい頃からホームパーティーやイベントに参加することもあり、大人と話すことに抵抗を感じなくなります。さらには就職活動の際には親のコネや繋がりを利用してOB訪問をすることもできます。また重要ポストに就いている親は海外転勤をする可能性が多く、子供が小さいのであれば家族で転勤するでしょう。そこで小さい頃から異文化交流を図ることができ、語学も堪能になります。帰国後は帰国子女と呼ばれるようになり、その後に早慶の付属校へと入学していきます。②周りの意識の高さ生まれた境遇が非常に良い子供達が小学校、中学校、高校で一同に会するわけですから学力、ポテンシャル共に必然的に似たようなレベルでの競争が始まります。そして親の職業柄、家庭の食卓で交わされる会話のレベルも平均的に高いようです。また情報感度が高く、非常に早い時期から自分の就職に関して考えている印象を受けます。実際に繋がりの強いOBが説明会を開く機会も多く、自分達が受けた恩恵を再び後輩達にもしてあげるなど良い循環が繰り返されます。中学や高校の先輩の就職先を聞いたときに「あの先輩があの企業に入れるなら自分も入れる」と思えることは私にも多々ありました。③プライド小学校、中学校、高校からエスカレーター式で育ってきた学生は非常に愛校心が強くなります。私自身も付属校出身者としてのプライドと親に対する感謝の気持ちもあり、自分が志望する難関企業にはなにがなんでも入りたいという気持ちがありました。大学から慶應に入学した人を否定するわけではありませんが、慶應に入学したことで満足してしまい、華のキャンパスライフを楽しんでいる人が多いように感じます。④体育会の多さ2013年のデータを見てみると(早稲田と慶應の内部進学の割合)早稲田は内部進学者の割合がおよそ13%、慶應義塾大学が21%です。これはデータがあるわけではないのですが、私自身が体育会だったので、周りの部活の体育会部員の出身校を見た結果、付属校出身者が多かったように感じます。付属校であれば体育会への練習参加もしやすく中高生の頃から体育会の部活の雰囲気を感じ取ることができます。そういう意味でもミスマッチの少ない体育会に所属することを選択する学生は多いでしょう。また付属校出身者は大学受験に時間を割かなくて良い為、その分を中学高校を通して取り組んできたスポーツに割けるのは体育会に入部する一つの要因になると思います。参考:早稲田・慶應の大学附属校の比較(内部進学率・推薦枠など)第一回早稲田・慶應の大学附属校の比較(内部進学率・推薦枠など)第二回最後に早慶の学生の就職実績はもともと良く、以下の東洋経済の「本当に強い大学」総合ランキングにおいても上位に食い込んでいます。ただその中でも親が大企業に勤めており、中学、高校からレベルの高い環境でしのぎを削っていて、プライドもある付属校出身の学生の就職実績には目を見張るものがあります。早慶の学生は情報感度の高い付属校出身者と関わりを持ち、早い時期から就職活動について考えることを強くオススメします。参考:最新版「大学ランキング」トップ300photobyMartinThomas 35,970 views
寿命が縮む?総合商社内定者が持つ内定後の不安 寿命が縮む?総合商社内定者が持つ内定後の不安 こんにちは。16卒の総合商社内定者です。8月の初旬に内定を頂き、4ヶ月が経ちました。今は残りの学生生活をエンジョイしている毎日です。しかし、来年の4月から総合商社で働くことを考えると様々なことが不安になり、内定ブルーになることが多くあります。総合商社は今や就職人気ランキングの上位を独占するぐらいの業界なので、これが贅沢な悩みであることは重々承知していますが、憧れだけで総合商社を選択をしてしまう学生はなるべく減らしたいので今回は筆を執ることとなりました。総合商社へ就職するにあたっての懸念点1.配属リスク総合商社の扱う商材は「ラーメンからミサイル」までといわれています。つまり、エネルギー部門を志望して入社したとしてもバナナのトレードの部署に配属され、バナナ漬けの日々を送ることがあるということです。だんだんと配属発表が近づいてきている私は怖くて夜も寝れません。また総合商社のキャリアは背番号制が敷かれており、基本的に最初に配属された部門から違う部門へ異動することはありません。今までの人生から全く結びつかないような部門であったり、自分の興味のない部門に配属されることのリスクは総合商社においては特に多いといえるでしょう。参考:総合商社の配属リスクと総合商社におけるタテヨコ議論2.駐在リスク配属面談の際に駐在の可能性は世界中どこでもあり得ると言われました。たとえ情勢の悪い国であっても駐在する可能性は十二分にあります。私自身は20代の独身時代はどこへ駐在したとしても経験になると考えていますが、家族ができてからアフリカや中東への駐在となるとやはり戸惑ってしまう部分があります。様々な女性にヒアリングを行いましたが、駐在先としてはアメリカ、西ヨーロッパ、妥協してもオーストラリアを選ぶ傾向にあるようです。このような状況で妻と子供をアフリカや中東に連れて行けるのか不安で仕方がありません。3.激務総合商社は非常に激務な業界であると言われています。これは世界中と仕事をしているために時差の問題で交渉時間が日本のオフィスタイムのみではなく、気を抜けない瞬間が多いということから言えます。また営業のノルマおよび取引先との接待、上司との宴会など体を休める暇がありません。また場合によっては休日出勤もあり、プライベートな時間が相当削られることが考えられます。参考:商社マン「激務」の実情とキツい営業職ランキング4.お酒宴会が最も激しい業界の一つが総合商社です。とある商社では伝統的な宴会芸があり、結婚式の二次会は違う意味で一生忘れられなくなるという話を聞いたことがあります。また入寮する際の入寮式では一発芸を披露することが必須であったり、普段の宴会でも上司に「お前なんか面白いことできるか?」といわれることは多々あるという話は聞きます。さらに取引先の業界によってはお偉さんとお酒を飲むことで仕事を取ってくるような仕事のスタイルもあるようです。参考:学生よ、これが社畜の宴会芸だ!某総合商社にまつわる伝統芸能「お酒様」とは!?5.寿命日本人男性の平均寿命は約77歳、日本人女性の平均寿命は約83歳。世界最長寿です。「長いな~」と思って油断してはいけません。若いときから激務をこなしてきた証券マンや商社マンの平均寿命は67歳に過ぎません。引用:寿命管理にもある通り、商社マンの平均寿命は日本人男性の平均寿命を10歳ほど下回っています。私の周りにも親が商社マンで突然倒れて入院したなどの案件があります。これには上述の激務とお酒によるダブルパンチの影響でストレスが溜まることが原因としてあげられるでしょう。また入院は脳梗塞、くも膜下出血が多いようです。命にも関わるような大きな症状なので心配でなりません。最後にここで紹介したのは総合商社の一部でしかないと思います。また総合商社以外にも同じような悩みを持つような業界は多々あると思います。しかし憧れだけでファーストキャリアを選ぶことは非常にもったいないことなので、ぜひこのコラムを見ている読者のみなさんはどんな働き方をしたいのか考えてもらえればと思います。photobyDavideRestivo 34,427 views
合同企業説明会で説明ブースに座ってはいけない3つの理由 合同企業説明会で説明ブースに座ってはいけない3つの理由 1.企業の説明ブースで話すことはパンフレットとHPで理解できる合同企業説明会というと、企業の説明ブースに座り、人事部のかっこいいorかわいい社員さんの話を聞くというのがおなじみの風景ですが、実際に話を聞きにいけばわかる通り、話している内容のほとんどはHPやパンフレットを読めば十分に理解できるものです。中には企業側に熱意を示そうとわざわざ一番前の席に座り、熱心にうなづき、メモを取る人もいますが、合同企業説明会では誰が参加しているのかデータとして残すことは少ないために、アピールにはあまり繋がっていないでしょう。内容はHPやパンフレットを見れば十分に理解できるものだし、熱意をアピールしようとしても届いていないケースが多いというのが企業の説明ブースに座ってはいけない理由の一つです。自分がしたい質問をするというのは合同企業説明会に参加する上で非常に重要なことではありますが、席にわざわざ座らなくても、席の後ろの方から立ったまま質問をすることも可能です。【参考】合同企業説明会を無駄な時間にしないための3つの方法2.説明ブースに座ってしまうと抜け出しづらい合同企業説明会に参加している企業の社員さんは自分の会社の説明を聞いてもらおうと企業ブースへの呼び込みを熱心にします。あまり興味がなくても社員さんが熱心に呼び込んでくれたからと一度座ってしまうと、説明の途中では中々抜け出しにくくなります。企業の説明ブースでの説明時間は短くても30分程度あることがあり、全然興味のない企業のブースに座ってしまった場合、30分丸々無駄にしてしまいますし、例え興味のある企業の説明ブースに座ったとしても上記1の通り、説明内容はHPやパンフレットを読めばわかるものです。【参考】無駄な業界研究は不要〜大事なのは自分なりの企業選びの軸〜3.合同企業説明会では社員とのコネクションを作るべしさてそれでは合同企業説明会がまったく意味のないものかというと決してそんなことはありません。合同企業説明会でするべきことは「社員とのコネクション作り」です。合同企業説明会ではそれこそ20社近い企業の社員さんが集まります。上記の通り、呼び込みの応援で来る社員さんもいらっしゃるため、かなりの数の社員さんと出会う機会があります。ここですべきことは、社員さんの名刺をもらい、その後OB訪問という形で話を聞きにいくということです。OB訪問であれば、企業説明会のブースでするような通り一遍の説明ではなく、その人個人の仕事について深く聞くことができますし、ESや面接の練習に付き合ってくれる心優しい方に出会えるかもしれません。応援でかけつけている社員さんは企業のブースが始まってしまえば暇なことが多いので、忙しくなさそうな社員さんに直接話しかけて名刺をもらうことができれば後日メールをして、OB訪問のアポ取りをお願いしてしまいましょう。特に自分の行きたい企業に身近な先輩がいない時に合同企業説明会で出会ってOB訪問するというのは有効な手段になります。一日に何人の社員さんとコネクションを作ることができるか目標を持って参加するとより効果的な合同企業説明会になるかもしれません。下記コラムは実際に合同企業説明会での名刺獲得に挑戦してくれた就活生による寄稿ですので参考にしてください。【参考】合同企業説明会で志望企業の方から名刺を貰えるか、実際に挑戦してみた最後にもちろん上記以外の参加方法もあります。合同企業説明会では敢えて、HPもパンフレットも読む気がしないような興味の持てない会社の説明ブースに参加して興味の幅を広げることで自分にぴったり合う企業を見つけた内定者もいました。大事なことは何事も「目的意識」を持って参加すること。社員さんの呼び込みに応じて説明ブースにぼーっと座って説明を聞く様なことがないようにしてもらえればと思います。「目的意識」を持った小さな行動の積み重ねが就職活動までの数ヶ月で大きな差になります。成果をあげたいと思ったら是非とも意識していただければと思います。また、2月から合同説明会「レクミーLIVE」が21卒対象で開催されます。以下のページからお申込みできるので、是非活用してみてください。▼お申し込みはこちらから【過去参画企業(抜粋)】三菱商事、三井物産、住友商事、伊藤忠商事、サントリー、三菱地所、野村総合研究所、アマゾンジャパン、トヨタ自動車、ベイン・アンド・カンパニー、ユニリーバ、P&Gジャパン、楽天などunistyleに掲載中のインターン・企業説明会情報はこちらからphotocredit:SebastiaanterBurgviaFindCC 127,505 views

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