TOEIC 500点から始める米国有名大学へのTOEFLの道

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最終更新日:2025年06月19日

TOEIC 500点から始める米国有名大学へのTOEFLの道

 

こんにちは。私は学部時代に米国へ9ヶ月の留学を経験し、現在は大学院に籍を置く文系院生です。今回は私の経験を下に、「いかにして米国有名大留学に必要なTOEFLのスコアを取るか」をテーマに書きます。
はじめに私自身のスタート地点を明らかにしておくと、留学対策を始める前、TOEICスコアは約500点相当でした。TOEFLでは56点です。それが半年の対策後にはTOEFLで87点、TOEIC換算で780点相当まで伸びました。
ここではまず、TOEFLは何かを簡単に説明し、その後留学準備スケジュール内でのテストの位置づけ、その後スコアアップの為にやるべきことを紹介します。
 

TOEFLとは何か

TOEFLとはTest of English as a Foreign Languageの略称で、米国ETS社が実施している英語のテストです。これは特に英米圏の大学で問題なくやっていく能力があるかを測るテストであり、出てくる問題も授業や大学での日常生活が題材となっています。
 
皆さんが今後受けるのはTOEFL-iBTというテストになります。これは、4つのセクションで構成されています。読む力のリーディング、聞く力のリスニング、話す力のスピーキング、書く力のライティングです。4つのセクションは各30点満点で、テストは120点満点になります。実際に留学を目指すのであれば、学部レベルで低くとも60点〜70点程度、有名大学ですと80〜90点、中には100点以上を最低基準として掲げている所もあります。例えば、ハーバード大ですと、学部で(明示されてませんが)100点以上、MBAで109点以上は必要です。
 

TOEFLをいつ受けるのか〜留学までのスケジュールの一例〜

ここでは大学からの派遣留学(交換留学)制度を利用して留学すると仮定します。すると、留学までのスケジュールはざっと以下のようになります(注:時期等は地域、国、サマースクールの有無等で前後します)。
 
10月初旬 学内で留学を申請(スコア提出の余裕ある期限)
11月初旬 学内選考
   中旬 選考通過連絡
12月    希望大学への申請準備開始(推薦状など準備)
2月中旬  受け入れ先大学への申請締め切り(スコア提出最終期限)
3月末〜  受け入れ先より決定の通知、以後チケットやビザ取得など渡航準備
・・・・
7月〜9月 留学開始
 
理想的には留学を希望する前年の9月中までに、希望大学が要求する最低限のスコアを取っていたいところです。仮に学内申請までに取れなかった場合でも、あちらの本申請の期日までに十分なスコアを提示できれば留学が許可されることもあります。
そうすると、夏頃までには数回はTOEFLを受験しておきたいところです。ギリギリまで粘るとしても、1月中旬の受験が期限となります。また、スコアが低い場合は、留学が始まる前に高額なサマースクールへの出席が義務付けられたり、履修できる授業に制限が加えられることがあります。
 
 

スコアアップためにやるべき4つのこと

では実際にスコアを上げる勉強法です。私が行った勉強は、①参考書の繰り返し(公式参考書+CD付の参考書)、②多読、③多聴、④各テンプレートのブラッシュアップです。以下それぞれ詳しく説明します。
 
①参考書の繰り返し
私が初めて買ったTOEFLの参考書は、辞書で有名なロングマンが出している『Longman Preparation Course for the TOEFL Test: iBT Student Book with CD-ROM and Answer Key 』です。この本に付属するPC用の演習ソフトがかなり使えます。豊富な演習問題が収録され、繰り返し解くことで実際の形式にも慣れますし、自分の弱点もすぐ分かります。本番に比べ若干問題は簡単ですが、テストに対して免疫をつける意味でも演習は非常に役立ちました。
 
次に重宝したのが、ETSが出している『Official Guide to the TOEFL Test With CD-ROM』という本です。こちらにはロングマンのようなソフトは付いてなく、問題数では劣ります。しかし、TOEFLの実施機関が出している本だけあって、試験のコツや問題の質は圧巻です。極端な話、この本をひたすら繰り返せばスコアは間違いなく上がります。
 
他にも単語力をつけるため、トフルゼミナールの高木義人さんの『TOEFL TEST対策iBT英単語—100点獲得のためのRole Playing』を使いました。この本は分野ごとに単語を学べたり、接頭語、接尾語の知識を着け未知の単語を推測する力が着きます。ただ何分、分厚い本なので、全部やり切るにはかなりの根気が必要です。TOEFLに限って言えば、文法よりも単語の方がはるかに大切かもしれません。
 
②多読
次に時間をかけたのが多読です。図書館や本屋に置いてあるような薄い洋書を何冊も読みました。例えば、Oxford、Cambridge、Penguinといった出版社が出しているGraded Readerというシリーズを読めば、必ずや速読力・語彙力を養えます。辞書なしで読み進められるものを選ぶのがポイントです。ある程度数をこなした上でリーディング問題に向かえば、あら不思議、内容が自然と頭に入ってくるようになります。
 
また、TOEFL対策だからといって、興味のないものばかり読むと気がめいります。その意味で好きな小説を選んで読むのはいい気分転換です。英文に慣れてきたら、ネットを使ってThe EconomistやNew York Timesなどに目を通せば、質のいい英語に触れられ、更にライティングに使える表現を学べ、一石二鳥でしょう。 
 
③多聴
よく英語が自然と聞こえる瞬間は突然くる、と言いますがあれは本当です。その為にお勧めなのが、Podcastで取れる各コンテンツです。CNNやBBCなどの有名海外メディアのコンテンツ、若しくは英語学習者向けのコンテンツが無料でダウンロードできます。また、ただ聞き流すだけでなく、英語が流れてる中で自分も同じように喋る、シャドウィングという方法が効率的です。はじめのうちは、ニュース英語は早いのでよりゆっくり喋ってくれるコンテンツを探し、ひたすら繰り返します。慣れてきたらニュース系のものに移ります。
 
更に擬似留学体験がしたい!ということであれば、iTunes Uという、大学の講義を録音したものがいいでしょう。大学の講義というだけあって、本当に多様なトピックを選んで聞くことが出来ます。あちらの講義を先取りでき、尚且つ色々な英語への免疫がつきます。かなりお勧めしたいコンテンツです。勿論、シャドウィングは必須です。
 
④各テンプレートのブラッシュアップ
最後に少しテクニック的なことですが、スピーキング、ライティング対策としてテンプレートを作り、それを絶えず改善しました。両セクションに出てくる問題はある程度決まっています。なので、問題への答え方をテンプレート化し、それを少しずつ直すことで、点数を上げました。参考になるのが、ETSの参考書に載っているエッセイや回答例です。これらを元に、自分の好きな言い回しや表現を盛り込んだテンプレートを準備すれば、本番も焦らずに答えることが出来ます。また、スピーキングについては、恥を忍んで自分の喋りを録音し、変なところを改善していくこともスコアアップにつながります。
 

まとめ

さて、ここまでTOEFLとは何か、留学までのスケジュール内でいつまでに受けるか、どうやってスコアアップするかについて書いてきました。繰り返しになりますが、TOEFLは英米圏の大学で問題なくやっていく能力があるかを測るテストです。そして、テストは対策さえ出来ていれば怖いものではありません。これまで英語を日常的に話してこなかったり、書いてこなかった人でも、対策さえすれば必ず点数は上がります。後はいかに根気強く勉強を続けられるかです。
 
個人的なことを言えば私自身、様々な参考書に手を出し、勉強が嫌になったことが多々ありました。しかし、その中で今回紹介した本に取り組み、英語を多読・多聴していく中で少しずつスコアは上がりました。帰国子女でも無く、特段英語が得意でない私が出来たのです。皆さんに出来ないはずが無い。そして、TOEFLさえ出来ないようならば、海外に行って勉強できるはずがありません。60点あれば留学が出来るかもしれません。しかし、その位じゃあちらに行っても、現地の人が何を言っているのか全く分かりません。私はそうでした。しかし、この勉強が役に立たないわけじゃない。現地でエッセイを書いたり、課題をこなす上でTOEFL対策で培ったものは必ずや力になります。
 
だからこそ、TOEFLの勉強なぞ集中して一気に終わらせ、さっさと目標スコアを獲得しましょう。やることはシンプルです。参考書の繰り返し、多読、多聴、テンプレートの改善、これだけやれば十分です。
 
一人の留学経験者として、皆さんのTOEFLのスコアが少しでも伸び、実り多い留学生活になる事を心より祈っています。
 

photo by sean hobson

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さい。取材後記日本で唯一「運輸科」を有する東京交通短期大学。交通系の就職はもちろん、4年制大学への編入などの他の選択肢も残せるのが魅力です。交通系に就職したいけど、今から進路を確定させることに迷っている高校生の皆さんは是非、東京交通短期大学に入学してみてはいかがでしょうか。鉄道業界を学びながら実践的な経験を積み、将来についてゆっくり考えてみましょう。東京交通短期大学のキャリア支援室についての詳細は以下のリンクからご確認ください。東京交通短期大学キャリア支援室の詳細はこちら他大学の就職支援についての取材記事は以下のリンクからご確認ください。大学キャリアセンターインタビュー記事一覧 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unistyle監修者 平岡美香さん unistyle監修者 平岡美香さん このページではunistyle記事の監修者のプロフィールをお一人ずつ掲載しております。unistyleの記事は、人事採用やキャリアコンサルティングなど、就活関連の幅広い経験を持つ方々に監修をしていただいております。監修記事や監修者からのメッセージを、ぜひ就職活動の参考にしてみてください。平岡美香さん・名前:平岡美香さん・資格:国家資格キャリアコンサルタントメンタル心理カウンセラー高知県登録働き方改革コンサルタント・SNS/HP:└note:https://note.com/fukuya_wlb/└Linkedin:https://linkedin.com/in/美香-平岡-3163561a7└HP:https://hiraokamika.wixsite.com/website・プロフィール新卒でソニー株式会社に入社。その後、出身地のアナウンサーに転身。アナウンサーとして培ってきた「傾聴力」「伝える力」「コミュニケーション力」を通し、学生への気づきや自己肯定感を高め、効果的な自己PRや面接対策などを行います。また、企業人事を担当しているため企業が求める人材や採用傾向の把握、エントリー前の書類作成から採用試験対策、そして内定から入社前後のフォローなど全面的に就職へのサポートが可能です。・就活生のみなさんへ一言就職活動では、うまくいかないことや不安になることがあるかもしれませんが、さまざまな出会いや経験を積んで成長できる絶好のチャンスでもあります。皆さんには多くの能力や魅力、可能性が必ずあります。自己理解を深めてそのことに気づき、失敗を恐れず自信を持って目標に向かって挑戦していきましょう。就活に役立つポイントやテクニックなどをお伝えすることで皆さんの目標達成のお役に立てると嬉しいです。応援しています!平岡美香さんが監修した記事一覧他のunistyle監修者は以下から確認できます。 652 views
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