就職活動での出会い、通称リクラブは本当にあるのか?!

24,410 views

最終更新日:2023年10月30日

就職活動での出会い、通称リクラブは本当にあるのか?!

みなさん、こんにちは。17卒の早大生です。
就職活動も本格化し、説明会に足を運び、ESの締め切りを日々消化している日々です。
普段着なれないスーツを着て、電車で各地に移動することは正直なところ想像以上につかれる日々だと感じています。
そんな中で本日は題名にある「リクラブ」について先輩から聞いた話を元に書ければと思います。
先輩たちに聞いても
「説明会ではイケメンの人事or可愛い人事を楽しみにしていた」
「グループワークで同じ班の子とごはんに行った」
等々と、異性との交流を楽しみにしている方々も多くいたようです。
私自身もグループワークに行った後、同じ班で数人で飲みに行ったりということもあったりします。

早慶女子が語る女子就活生が社員に仕掛ける「枕営業?」について

こう言った記事もunistyleではありますが、実際にリクラブは存在するのか、そしてどのようなメカニズムで起こっているのか、ということに迫っていきたいと思います。

本選考とインターンの締め切り情報

リクラブが起こりやすい環境

先輩方の話を聞いていると、数ある選考会の中でリクラブが起こりやすいもの、リクラブが起こりにくいものがあるようです。また時期によっても起こりやすい時期、起こりにくい時期があるようです。
具体的に言うと
・グループワークが取り入れられた説明会
・集団面接等の面接
等が挙げられるようです。
通常の説明会では、話しかけることは難しいでしょう。しかしながら上記のような説明会では距離が近く、取っ掛かりのコミュニケーションを取ることも難しくないので仲良くなるハードルがそこまで低くないようです。

また時期も少し関係があるようです。
就職活動が始まったばかりの今のような時期だと就職活動を頑張らなければ!というモチベーションになっているのでそこまで起こりにくいようです。
逆に、就職活動が煮詰まってきている時期だと、精神的な疲れも出ており、また選考が進んでいる人は余裕が、選考が進んでない人は焦りによっていろんな人に話を聞いてもらいたい、というような心理が起きているようで、所謂リクラブが起こりやすい状況になっているようです。

実際のケース~説明会編~

実際に私がOB訪問をした先輩の中には説明会で出会った女の子と付き合うことになったようです。
昨年の7月頃、某会社のグループワークにて出会った女の子ということでした。
選考自体は2時間程度で、アンケート記入時に同じ大学であることが発覚し意気投合したとのことです。
その先輩は解禁前に第一志望群の内定を保持しており、逆にその女の子はあまり行きたくない会社のみで、煮詰まっていたとのことでした。
「就活の情報をシェアしようよー」というスタンスから連絡を取り出し、息抜き程度に夜に会うことを重ね、気付けば男女の仲になっていたようです。
しかしながら、所詮心の隙間を埋めるような関係であったということもあって、就活が終わって年越しもすることもなく、二人は別れたとのことでした。

実際のケース~集団面接編〜

集団面接で同じ面接の子と一夜限りの関係を結んだ先輩もいらっしゃいました。
その先輩は3年の夏頃から就職活動を始めており、内定を保持しており、面接慣れもしている方でした。集団面接終了後、「すごい面接慣れてるね!ちょっとアドバイスほしいから飲みに行こうよー」という感じで、2人でご飯に行き、そのまま夜の街へ消えて行ったとのことでした。

最後に

いかがでしたでしょうか?
本日は2人の先輩のパターンをご紹介しました。
実際、周りの話を聞いているとこういった事例は非常に多いように感じています。
就活をうまくやってきている男性が精神的に弱っている女性を食い物にしているとも言えますが、逆にうまくやってきている男性に少しでもあやかろうといい出会いを求めた女性がうまくやっているとも言えるかもしれません。
これを読んで「よしいいところに内定しよう!」と考える男性や、「将来性のある男を捕まえに行こう!」と考える女性はあまりいないとも思いますが、楽しんで頂けたら幸いです。
くれぐれも、就職活動の一番の目的は「自分のキャリアを最高の形で選択する」ということではあると思うので、現を抜かすことないようして頂ければと思います。

photo by Martin Thomas

おすすめコラム 4 件

不動産2トップ、三井不動産と三菱地所の牙城を崩したのはあの企業。その背景には綿密な経営戦略が!? 不動産2トップ、三井不動産と三菱地所の牙城を崩したのはあの企業。その背景には綿密な経営戦略が!? 1月の今日この頃、就活生は業界研究・企業研究に勤しんでいるかと思います。そこで、今回は就活生からの人気の高い不動産業界の大手企業6社を、各社が発表した2020年3月期第二四半期決算を基に分析してみました。IR情報・第二四半期決算などと聞くと、「IR情報で企業研究って難しそう」と思う就活生も多いかと思います。本記事では、IR情報の基本知識と各社のセグメント別の営業成績を、IR情報に馴染みのない就活生にもわかりやすく分析・解説しているので、業界研究・企業研究・他社比較に役立てていただけると幸いです。◆「IR情報」とはIR情報とは、英語でInvestorRelations、日本語では「投資家向け広報」と呼ばれるもので、企業が投資家向けに経営状況や財務状況、業績動向に関して発信している情報のことを指します。就活生がIR情報を分析するメリットとしては、定量的な数字で企業研究をすることができ、今後の注力する事業領域などを垣間見ることができます。◆年度の数え方IR情報での年度表記は、その年度の通期決算をする時期で表記します。例えば、「2020年3月期」という期間は2019年4月1日から2020年3月31日を指します。◆「第二四半期」とは一年間(12か月)を4つに分割した3か月の期間を四半期と呼びます。その年度の4月から6月末までが第一四半期、7月から9月末までが第二四半期、10月から12月末までが第三四半期、1月から3月末までが第四四半期となります。そのため、「2020年3月期第二四半期」という期間は2019年4月1日から2019年9月30日までを指します。第二四半期決算では、その年度の第二四半期(4月から9月末)までの決算報告となるため、上半期の経営状況の指標として用いられます。また、Quater(四半期)の頭文字「Q」を使って、2020年3月期第二四半期を2020/3-2Qと表記する場合もあります。◆「営業利益」とは売上高から、原価と営業活動に要した費用(販売原価や人件費)を差し引いた利益のことを指します。◆「営業利益率」とは売上高に占める営業利益額の割合です。営業利益率が高いほど効率的な営業活動をしていると言えます。本記事の構成過去4年間の営業利益の推移【2020年3月期第二四半期決算】不動産6社の営業利益比較【住友不動産】マンション供給の「量」×「質」で、第二四半期決算3年連続首位!【三井不動産】賃貸・分譲・マネジメントとバランスよく増益。海外事業のさらなる拡大を目指す。【三菱地所】キャピタルゲインの計上時期が下半期にずれ込むも、通期予想では順調。依然丸の内ビル事業が牽引。【東急不動産】投資家向け不動産販売が不調も、住宅事業は好調。広域渋谷圏構想による渋谷再開発も順調に進行中。【森ビル】投資家向け不動産販売を抑えたことで、分譲事業が前年同期比-82億円と大きく減益。虎ノ門・麻布台プロジェクトに着工。【野村不動産】住宅事業の第四四半期ずれ込みにより大幅減益も、主力の都市開発事業は順調に推移。デベロッパー業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介まとめ過去4年間の営業利益の推移昨年度(2019年3月期通期決算)も含めた過去4年間分の営業利益の推移を示すグラフは以下の通りです。【期間の見方】2016年3月期:2015年4月1日~2016年3月31日2017年3月期:2016年4月1日~2017年3月31日2018年3月期:2017年4月1日~2018年3月31日2019年3月期:2018年4月1日~2019年3月31日上記グラフを見ると、三井不動産・三菱地所・住友不動産の営業利益が過去4年間で順調に推移していることがわかります。不動産業界のトップランナーは変わらず三井不動産。2017年3月期通期決算から三菱地所が次いで二番手。その2社を追いかけるのが住友不動産という構図です。昨年度の不動産業界4位は、過去4年間を通して毎年度微増している東急不動産でした。それに対し、野村不動産・森ビルの営業利益は過去4年間でほぼ横ばいの状況です。【2020年3月期第二四半期決算】不動産6社の営業利益比較【2020年3月期第二四半期決算】は以下の通りです。また、過去4年間分を合わせたグラフを作成しています。【期間の見方】2017年3月期第二四半期:2016年4月1日~2016年9月30日2018年3月期第二四半期:2017年4月1日~2017年9月30日2019年3月期第二四半期:2018年4月1日~2018年9月30日2020年3月期第二四半期:2019年4月1日~2019年9月30日【2020年3月期第二四半期決算】を、前年同期比で対比させてみると以下のようになります。住友不動産:1,375億7300万円(前年同期比9.8%の増益)三井不動産:1,186億400万円(前年同期比5.8%の増益)三菱地所:922億7600万円(前年同期比13.7%の減益)東急不動産:316億8200万円(前年同期比1.5%の減益)森ビル:305億円(前年同期比15.0%の減益)野村不動産:216億8400万円(前年同期比16.7%の減益)このグラフから読み取れることとして、最も大きなポイントが、住友不動産が【2018年3月期第ニ四半期決算】から3年連続で首位に立っていることです。住友不動産・三井不動産が前年度同期比で増益、東急不動産が微増、三菱地所・野村不動産・森ビルが減益という結果になりました。また、不動産業界全体に影響を及ぼすようなトレンドは以下のようなものが挙げられます。「2019年上半期、首都圏の新築マンション供給戸数減少も、平均価格は上昇」首都圏における2019年上半期の新築マンションの新規供給戸数は、前年同期(2018年上半期)の1万5,504戸から2,068戸(13.3%)減少の1万3,436戸で、上期としては3年ぶりの減少となり、「1992年(1万959戸)以来の低水準」となった。2019年下半期の供給戸数は2万3,500戸を見込んでおり、2018年下半期と比べ8.7%増加すると見ている。2019年上半期の1戸当たりの平均価格は6,137万円(同2.9%上昇)で、上半期としては2013年以降7年連続で上昇した。㎡単価は平均90.7万円(同3.7%上昇)で、平均価格と同様、7年連続で上昇した。【引用】「首都圏マンション市場動向」(不動産経済研究所)「2020年東京オリンピック後の不動産マーケットはどうなる?」2020年の東京オリンピック開催が決定したのが、2013(平成26年)年9月ですが、確かに、その位の時期から不動産マーケットは上昇傾向となりました。その時期から地価公示価格の地価変動率推移が一都三県を中心として上昇に転じています。(中略)東京オリンピック後に、リーマンショック級の世界的な経済危機といった不可抗力な事態の発生を除けば、不動産マーケット全体が暴落に転ずることは考えにくく、緩やかな後退をするエリア・分野や、極地的な上昇をするエリア・分野、底堅く平行線をたどるエリア・分野など、かつてないほど多極化した不動産マーケットの状況を迎えるかもしれません。【引用】2020年東京オリンピック後の不動産マーケットはどうなる?(三井不動産リアルティ)ここからは、各社ごとの営業利益の増減要因や今年度の通期予想などについて、【2020年3月期第2四半期決算】を基に分析していきます。【住友不動産】マンション供給の「量」×「質」で、第二四半期決算3年連続首位!住友不動産の2020年3月期第二四半期決算は1376億円の営業利益となり、前年同期の1252億円から9.8%の増益となりました。この結果、第二四半期での営業利益額は三井不動産・三菱地所を抑え"3年連続首位"に立ちました。今期決算分析前年同期比9.8%増益、第二四半期決算では不動産業界首位に立った住友不動産。その要因として考えられるのは、"販売事業の上半期集中"と"賃貸事業の好調"です。住友不動産の過去4年間の第二四半期決算を見てみると、販売事業の通期予想に対する第二四半期までの進捗率に変化があることがわかります。【販売事業の対通期予想進捗率】2016年3月期第二四半期:49%2017年3月期第二四半期:67%2018年3月期第二四半期:77%2019年3月期第二四半期:95%2020年3月期第二四半期:99%このように、2017年度3月期第二四半期から通期予想に対する進捗が上半期に集中していることが分かります。これは、後述する中期経営計画の「量を追わず利益重視で販売ペースをコントロールしていく」「競争激化の用地取得環境が続く中、『好球必打』で着実に確保する方針は継続する」という方針が関わっていると思われます。不動産業界全体として賃貸・販売の需要が集中しやすい第四四半期を待たずに「好球必打」で確実な利益を確保する戦略のため、通期予想の進捗が上半期集中になっているものと思われます。その結果、マンション供給戸数では不動産業界5年連続首位に立っています。また、供給戸数という「量」で首位であることに加え、今後は量よりも利益重視の方針により甘い値付けや値引きをしないで「質」を追い求めていくようです。そのため、三井不動産(分譲事業:347億円)、三菱地所(住宅事業:47億円)に対して、住友不動産の販売事業は464億円の営業利益を第二四半期で記録し、業界首位に立っています。※分譲住宅マンションの販売を行っている事業が、三井不動産では分譲事業、三菱地所では住宅事業、住友不動産では販売事業にあたります。【参考】「住友不動産、事業主別供給戸数で5年連続の全国・首都圏第1位」(日本経済新聞)マンション販売事業が住友不動産の一つの強みではありますが、セグメント別営業利益を見てもわかる通り、住友不動産の主力事業はやはり賃貸事業です。住友不動産は、三井不動産や三菱地所などのように所有物件の売却を繰り返し数百億円の利益を得るようなビジネスをせず、物件を所有し続け賃貸事業や販売事業に回しています。第七次中期経営計画(2017年3月期~2019年3月期)での東京都心への賃貸ビル投資という方針で開発した既存ビルが、昨今の東京都心でのオフィスビルの需要・空室率の低下・賃料の上昇という好調な市場環境の下で功を奏したことが好調の要因です。そのために、賃貸事業では既存物件の賃貸収益だけで、前年同期比61億円の増益、新規物件を合わせて賃貸事業では前年同期比65億円の増益の837億円の営業利益、39%という高い営業利益率を叩き出しています。住友不動産は、第二四半期決算発表後の通期予想営業利益を2,340億円と見込んでおり、これは三菱地所の通期予想の2,300億円を追い抜き、2,800億円を見込んでいる三井不動産に次ぐ業界二位に躍り出る可能性があります。下半期の住友不動産と三菱地所の動向により、不動産業界の情勢に変化が起こる年になりそうです。【参考】【住友不動産】2020年3月期第二四半期:決算説明会資料経営計画住友不動産は2019年5月に第八期中期経営計画(2020年3月期~2022年3月期)を発表し、今年度はその初年度にあたります。経営計画の概要は以下の通りです。第八次中期経営計画(2020年3月期~2022年3月期)✔業績目標→中計最高営業成績連続更新、営業利益三か年累計7,400億円の達成(第七次中計+1,268億円、+21%)✔賃貸設備投資計画→収益基盤強化のため、東京都心における賃貸ビル投資を継続推進✔部門別業績目標→東京のオフィスビル賃貸を成長の柱に<事業戦略>①不動産賃貸→好調な市場環境に支えられた七次を上回る利益成長を目指す②不動産販売→七次で実現した高水準の利益規模を維持する③完成工事→リフォーム(新築そっくりさん)は、六次までの停滞から脱した七次の成長路線を継続する④不動産流通→グループの連携を一層強化し、九次以降の成長基盤を構築する住友不動産は、第八次中期経営計画において賃貸事業を継続的に成長させ、三か年累計の目標営業利益は第七次比+1,145億円の5,300億円としています。第七次中期経営計画(2017年3月期~2019年3月期)で投資した東京都心のビルが2020年3月期第二四半期では既存ビルとして大きな収益源となったことを踏襲し、継続的に東京都心の賃貸ビルへの投資を行うことでさらに収益力を強化させることで実現させる計画です。また、販売事業においては用地取得が激化している環境を踏まえ、量を追わず利益重視で販売ペースをコントロールし、「好球必打」で着実に確保する方針は継続することで、七次の利益規模を維持する方針です。【参考】【住友不動産】第八次中期経営計画(2020年3月期~2022年3月期)【三井不動産】賃貸・分譲・マネジメントとバランスよく増益。海外事業のさらなる拡大を目指す。三井不動産の2020年3月期第二四半期決算は1186億円の営業利益となり、前年同期の1121億円から5.8%の増益となりました。全社消去とは→各セグメントのどこにも分類できない営業利益・営業経費を加算したもの。今期決算分析前年同期比5.8%の増益の要因としては、賃貸事業・マネジメント事業の好調が挙げられます。賃貸事業では、日本橋・八重洲を中心としたオフィスビル、LaLaportやMITSUIOUTLETPARKなどの商業施設といった事業が、賃料改定と空室率の低下により、増益しました。(当期:782億円・前年同期比9.2%の増益/前年同期:716億円)三井のリパークやマンション管理などを手掛けるマネジメント事業も好調で、受託物件の増加により安定した収益に成長しました。(当期:288億円・全同期比19.5%の増益/前年同期:236億円)三井不動産は第二四半期決算発表後に、2020年3月期通期決算での営業利益予想を当初の予想よりも130億円上乗せの2800億円に上方修正しました。機関投資家向けの収益不動産の開発・売却を行う投資家向け分譲事業の営業状況が順調で、通期での分譲事業での営業利益を1240億円と見込んでいることが、通期予想の上方修正の要因となっています。住友不動産は第二四半期決算発表後に通期予想2340億円と見込んでいるのに対し、三井不動産は2800億円を見込んでいることから、三井不動産は通期での首位奪還を見込んでいます。【参考】【三井不動産】2020年3月期第二四半期:決算説明会資料経営計画三井不動産が2018年5月に策定した中期経営計画「VISION2025」では以下の3点を重視して取り組んでいくと明言しています。主要な取り組み方針✔街づくりの一層の進化✔リアルエステートテック活用によるビジネスモデルの革新✔海外事業の飛躍的成長リアルエステートテック(不動産テック)とは→IoT機器やAIなどのテクノロジーを、不動産販売・賃貸・管理の仕組みに取り組むこと。上記の3点の取り組みの中から、三井不動産の強みである海外事業について取り上げます。2019年3月期通期決算での海外事業営業利益は554億円で他社と比較しても高く(三菱地所海外事業:269億円/2019年3月期)、三井不動産の2019年度連結営業利益のうち19.8%を占めています。2019年3月期における、ハドソンヤード(ニューヨーク)・テレビジョンセンター(ロンドン)の賃貸事業(オフィスビル)や、三井アウトレットパーク台中港(台湾台中市)などの賃貸事業(商業施設)などの竣工が海外事業の成長の一因と考えられます。三井不動産はVISION2025の中で、2025年までに連結営業利益に占める海外事業の営業利益を30%程度まで成長させる目標を打ち立てていることから、賃貸を中心とした海外事業がますます展開されていくと思われます。【参考】【三井不動産】VISION2025【三菱地所】キャピタルゲインの計上時期が下半期にずれ込むも、通期予想では順調。依然丸の内ビル事業が牽引。三菱地所の2020年3月期第二四半期決算は923億円の営業利益となり、前年同期の1069億円から13.7%の減益となりました。今期決算分析前年同期比13.7%の減益の要因は、キャピタルゲインの計上時期・国内分譲マンションの引渡時期の差異が考えられています。【キャピタルゲインとは】保有している資産を売却することで得られる売買差益のこと。キャピタルゲインに対し、資産を保有することで得られる収益(利息や配当)をインカムゲインといいます。三菱地所が保有していた不動産を売却したにも関わらず、その収益を第二四半期決算に計上できなかったために、前年同期よりも減益したと考えられています。キャピタルゲインを下半期に計上した際の取引状況は順調のようです。また国内分譲マンションの営業利益計上も下半期に偏重していることも減益の要因となっています。キャピタルゲインの上半期計上額は前年同期から90億円減益の120億円にとどまりましたが、下半期での計上にずれ込んだことで、下半期は前年同期から120億円増益の390億円、通期では前年度から30億円増益の510億円を予想しています。第二四半期決算だけを見ると三菱地所は不調かと思うかもしれませんが、しっかりと通期予想と併せてIR情報を分析しなければいけないことがわかります。セグメント別に見ていくと、三菱地所の主力事業はビル事業であることは一目瞭然です。連結営業利益の65.9%をビル事業が担っています。昨今の強いオフィス需要による追い風により、丸の内を中心としたビル事業では昨年度から53億円増益の1530億円の営業利益という通期予想になっています。その要因の一つである既存ビルの賃料の改定により、賃料収益の増益が2020年3月期第二四半期で22億円、通期予想で38億円に到達する見込みで、過去5年間で200億円超の増益を実現しました。丸の内のみならず、2019年8月には新宿駅直結ビルリンクスクエア新宿が竣工し、竣工時満室にて稼働しており、ビル事業は順調なようです。また、主力のビル事業のみならず生活産業不動産事業では、御殿場など6サイトのアウトレットで上半期収益で過去最高を更新し、前年同期から24億円の増益となりました。海外事業も好調で、アメリカのビルをリニューアルし2019年12月に全体竣工、リーシング内定率は95%となっています。イギリスでも保有物件を売却し、新規物件の建築工事にも着手しています。【リーシングとは】商業用不動産の賃貸を支援する業務のことで、物件に対するテナント付けや物件の収益性を高めるための一連の業務も含まれます。海外事業においても賃貸収益・キャピタルゲインの増加に伴い、前年同期より100億円増益の370億円という通期予想となっています。前述した通り、アウトレットを手掛ける生活産業不動産事業や海外事業が成長していることは間違いありませんが、連結営業利益の65.9%を占めるビル事業が依然として三菱地所の屋台骨を支えています。三菱地所は第二四半期決算発表後に通期予想2,300億円の営業利益を見込んでいます。これは、通期予想2,800億円を見込んでいる三井不動産、2,340億円を見込んでいる住友不動産に次ぐ三番手となっています。今年度の三菱地所は昨年度の2位から一つ後退し、住友不動産に抜かれる可能性があります。【参考】【三菱地所】2020年3月期第二四半期:決算説明会資料経営計画2020年3月期は三菱地所の中期経営計画の最終年度に該当し、第二四半期決算発表ではその目標に対する予想営業利益も提示しています。今回の中期経営計画は以下の通りです。三菱地所グループ中期経営計画(2018年3月期~2020年3月期)✔丸の内エリアを中心とする大型プロジェクトの竣工・稼働寄与→開発・運営ノウハウ、ブランド力を最大限に発揮し、確実な収益を獲得✔海外事業の拡大・進化→三菱地所グループの競争力を発揮できる事業スタイルに注力し、利益成長を実現✔「回転型投資」のバリューチェーン活性化→優良物件の供給を通じ、売却益を獲得するとともに、多様なフィービジネスを展開三菱地所の中期経営計画(2018年3月期~2020年3月期の3年間)に対して、各指標が無事に着地する見通しであると決算発表会で述べています。生活産業不動産事業で目標比-20億円、投資マネジメント事業で目標比-40億円と当初の目標に到達しないと予想しています。しかし、中期経営計画において注力すると明言していたビル事業では目標比+150億円、海外事業では+80億円、キャピタルゲインは目標比+130億円と予想しています。そのため、連結営業利益では目標比+100億円の2,300億円に到達すると予想しており、今回の中期経営計画は無事目標に到達する見込みです。【参考】【三菱地所】三菱地所グループ中期経営計画(2018年3月期~2020年3月期)【東急不動産】投資家向け不動産販売が不調も、住宅事業は好調。広域渋谷圏構想による渋谷再開発も順調に進行中。東急不動産の2020年3月期第二四半期決算は316億円の営業利益となり、前年同期の322億円から1.5%の減益となりました。今期決算分析前年同期比1.5%の減益となりました。この要因の一つとされているのが、前年同期比-24億円となってしまった都市事業の不調です。投資家向けビル等売却収益が減益したため、都市事業の減益に影響したようです。この都市事業では、東急電鉄沿線エリア、特に渋谷を中心に都市開発を進めてきました。今期は渋谷ソラスタ、渋谷フクラスが竣工、渋谷駅桜丘口地区再開発も10月に着工し、開発ペースは順調の様子です、減益した都市事業とは違い、住宅事業では前年同期比+24億円と好調で、さらに分譲マンションの引渡時期や物件売却が第四四半期に集中する傾向にあるため、第二四半期時点では通期の計画に対して順調に進捗しているそうです。第二四半期決算発表後の通期予想は、当初の予想よりも100億円上乗せの820億円を見込んでいます。通期予想800億円を見込む野村不動産や、620億円を見込む森ビルなどと比べると、東急不動産が一歩抜きんでるかもしれません。【参考】【東急不動産】2020年3月期第二四半期:決算説明会資料経営計画今年度は東急不動産の中期経営計画「ValueFrontier」(2017年3月期~2020年3月期)の最終年度に当たり、近年の東急不動産の経営計画がどのように決算に影響していたか考察していきます。ValueFrontier✔関与アセット拡大✔新たな需要創出3つの成長戦略(1)ライフスタイル提案型の街づくり→【広域渋谷圏構想】(2)循環型投資事業の領域拡大→インフラ・インダストリー・ホテル・リゾート・学生レジデンス(3)ストックの活用強化東急不動産が強みとしている渋谷において【広域渋谷圏構想】を打ち出し、東急グループ全体での渋谷再開発を進め、個別プロジェクトの開発からエリアマネジメントや管理・運営までを含めたグループの独自性を打ち出す街づくりを進め、関与アセットの価値を高めます。また、太陽光発電事業、風力発電事業などの再生可能エネルギーへの投資も積極的に行っています。この中期経営計画では、2021年度3月期通期決算までに950億円の連結営業利益を目標としていますが、今期の通期予想が820億円に留まっているため、目標達成に向けてさらなる追い上げが必要になりそうです。【参考】【東急不動産】ValueFrontier2020【森ビル】投資家向け不動産販売を抑えたことで、分譲事業が前年同期比-82億円と大きく減益。虎ノ門・麻布台プロジェクトに着工。森ビルの2020年3月期第二四半期決算は305億円の営業利益となり、前年同期の359億円から15%の減益となりました。今期決算分析今期決算全体では、前年同期比-54億円・15.0%減益の305億円となりました。この大きな要因が分譲事業での前年同期比-82億円の大きな減益が挙げられます。その中でも特に、投資家向け不動産販売事業が前年同期比-181億円の減益となっています。森ビルは通期予想でも分譲事業で前年度比-66億円と見込んでいます。森ビルは2019年8月に虎ノ門・麻布台プロジェクトに着工しました。他にもグローバルビジネスセンターの形成を予定しています。ここから、森ビルが所有している物件を新規プロジェクトに回すために、投資家向け不動産販売事業を抑えたことが要因かと推測できます。他の不動産が用地を取得してから再開発するのに対して、森ビルは六本木ヒルズや虎ノ門、麻布など高稼働・高単価の物件を港区に多数所有しており、その土地を再開発しているために用地取得コストがかからず事業効率が良くなっています。実際に、主力事業の賃貸事業では高単価の賃料と99%のオフィス稼働率(2019年3月期)があいまって、前年同期比+12億円の194億円の営業利益を出しています。この賃貸事業での営業利益利益率は25.2%と高いです。【参考】【森ビル】2020年3月期第二四半期:決算説明会資料主要プロジェクト:「虎ノ門・麻布台プロジェクト」「ヒルズの未来形」「総事業費は六本木ヒルズの2倍の5800億円」メインタワー付近には、約700人の生徒が学べるインターナショナルスクールを誘致した。「ヒト・モノ・カネを呼び込むには、外国人が働き、住み、学べることが重要だ」(森ビルの辻慎吾社長)。虎ノ門や六本木エリアには外資系企業が集積し、今回のヒルズのオフィステナントも半数が外資系企業になる予定だという。働くだけでなく、子どもも育てられる機能を付加することで、海外の企業や外国人が集まる拠点にしていきたい構えだ。【引用】森ビル、虎ノ門「第2ヒルズ」に勝算はあるか(東洋経済ONLINE)森ビルが構想から30年を経て着手した虎ノ門・麻布台プロジェクト。その総事業費用は六本木ヒルズの2倍である5,800億円を投じる計画です。東京をさらなるグローバルな都市にするために、虎ノ門を「ヒト・モノ・カネ」が集まる街とすることが目的のようです。オフィス面積・居住可能人数ともに六本木ヒルズよりも規模の大きい開発を予定しているため、竣工予定の2023年以降にさらなる賃貸事業・分譲事業で増益が見込めますが、このプロジェクトの成否によって大きく左右されると思われます。【参考】【森ビル】虎ノ門・麻布台プロジェクト【野村不動産】住宅事業の第四四半期ずれ込みにより大幅減益も、主力の都市開発事業は順調に推移。野村不動産の2020年3月期第二四半期決算は217億円の営業利益となり、前年同期の260億円から16.7%の減益となりました。CREとは→CorporateRealEstateの略で、日本語では「企業不動産」という。企業が事業のために保有している事務所、店舗、工場、福利厚生施設などのすべての不動産を指す。今期決算分析前年同期比16.7%の減益となり、今回取り上げている6社の中で最も大きい減益率となりました。その大きな要因となっているのが、野村プラウドなどのブランドが有名な住宅事業での減益です。マンションと一戸建てを併せた今年度の予定計上戸数が5,100戸であるのに対して第二四半期までには997戸で、一見すると低調な進捗に思われます。しかし、今年度計上予定物件の多くが第四四半期に完成予定であり、通期の計上予定物件に対する第二四半期までの契約進捗率は81.8%と順調です。つまり、契約は取れているが、その物件の引き渡し時期が第四四半期に集中するため、第二四半期では大きく減益してしまったと読み取ることができます。野村不動産の主力事業は、オフィスビル賃貸や商業施設賃貸を行う都市開発事業です。2020年3月期の通期予想での連結営業利益に対する都市開発事業の営業利益は48.1%と野村不動産の利益の約半分を担っています。その都市開発事業の今期の営業利益は188億円・前年同期比+11.4%と好調に推移しました。これは、主に物件売却収入の増加が要因になっています。しかし、都市開発事業のオフィスビルや商業施設での第二四半期空室率は4.3%(前年同期比+0.4%)となっています。空室率の上昇は、オフィスビルや商業施設で空きテナントの割合が増加してしまい、その分の賃料収益が減少することを意味しています。ちなみに、三井不動産賃貸事業のオフィスビルや商業施設での第二四半期空室率は2.0%ですので、野村不動産のほうが2倍高いことが分かります。野村不動産は空室率の改善が今後の課題となりそうです。【参考】【野村不動産】2020年3月期第二四半期:決算説明会資料経営計画野村不動産は2020年3月期~2028年3月期までの9年間にわたる中長期経営改革「NewValue,RealValue」を策定し、今年度はその初年度にあたります。経営計画の概要は以下の通りです。NewValue,RealValue✔連結営業利益:850億円(2022年3月期)(都市開発事業:330億円/住宅事業:330億円)✔分譲・売却事業国内・海外を問わず、分譲住宅事業及び収益不動産開発事業を積極的に展開し、開発利益の拡大を実現。✔保有・賃貸事業優良な賃貸資産の開発と戦略的な物件入替により、競争力の高い賃貸資産ポートフォリオを構築し、安定した賃貸利益を実現。✔海外事業国内で培ったノウハウを活かして事業を展開し、フェーズ3(2026年3月期~20228年3月期)における海外事業の利益比率を15~20%まで拡大。第二四半期で収益用不動産の売却収入が好調だったことで、都市開発事業での営業利益が全同期比+19億円の188億円となっています。今後も国内外を問わずに収益用不動産開発事業を拡大させることで、営業利益を330億円までに成長させる計画です。また、中長期経営計画では、海外事業の展開を示唆しています。すでに進出しているタイ・ベトナム・フィリピンなどの東南アジアでさらに事業を拡大させていくだけでなく、新たな国にも拡大し、2028年3月期までに連結営業利益に占める海外事業の割合を15~20%までに成長させていく姿勢です。【参考】【野村不動産】NewValue,RealValue(2020年3月期~2028年3月期)デベロッパー業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介unistyleでは業界別のLINEオープンチャットを運営しており、数多くの就活生が匿名で就活に関する情報交換をしています。実際にデベロッパー業界志望者向けのグループでも、各社の選考に関するトークが活発に交わされています。下記の画像をクリックすることで参加用ページに飛び、ニックネームとプロフィール画像を登録するだけで参加することができますので、興味のある方はぜひご参加ください。デベロッパー業界志望者向けグループに参加したい方はこちらをクリックまとめ今回は、不動産6社のIR情報を第二四半期決算を基にまとめました。第二四半期では、過去3年間住友不動産が首位となっていますが、その理由を紐解いていくと、住友不動産の中期経営計画に基づく賃貸事業での営業方針が要因の一つとして考えられます。このように各社の経営状況をIR情報を基に分析してみることで、企業ごとの経営方針や各事業部での好不調が見えてきます。さらに中期経営計画と併せて分析してみると、各社が今後注力していきたい事業領域も明白になってきます。第二四半期決算は短期的な実績に過ぎないため、あくまで現時点での各社の経営状況ということに留意した上で、企業研究・業界研究・他社比較に本記事を役立ててもらえればと思います。不動産業界研究科関連記事はこちらから不動産の業界研究記事一覧決算・IR情報に関する記事はこちら不動産6社に関する記事はこちら◆住友不動産◆三井不動産◆三菱地所◆東急不動産◆森ビル◆野村不動産下記の動画では不動産業界の全体像を紹介していますので、参考にしてみてください。 45,884 views
1月にエントリー締切を迎えるインターン・本選考まとめ|業界別&締切順 1月にエントリー締切を迎えるインターン・本選考まとめ|業界別&締切順 2019年も今月で終わりを迎え、就活生は本格的に就活を意識し始める頃ではないでしょうか。21卒就活市場ではすでに本選考を開始している企業もあれば、まだまだインターンを行っている企業もあります。そこで本記事では「1月に本選考・インターンのエントリー締切を迎える企業」をまとめました。早期内定が欲しいと思っている就活生や、本選考の前にインターンに参加したいと思っている就活生はぜひ参考にしてみてください。【1月に本選考のエントリー締切を迎える企業】シティグループシグマクシスアマゾン(amazon)アビームコンサルティング毎日新聞社TBS日本経済新聞社【1月にインターンのエントリー締切を迎える企業】コンサル・シンクタンク∟野村総合研究所∟PwCコンサルティング合同会社・PwCアドバイザリー合同会社総合商社∟伊藤忠商事食品・製薬メーカー∟大正製薬∟ヤクルト本社∟日清製粉電機メーカー∟ソニー∟三菱電機自動車メーカー∟トヨタ自動車∟ホンダ(本田技研工業)∟三菱自動車工業化学メーカー∟三菱ケミカル∟住友化学∟旭化成銀行∟三菱UFJ信託銀行∟三菱UFJ銀行損保・生保∟三井住友海上∟あいおいニッセイ同和損害保険∟明治安田生命∟損害保険ジャパン日本興亜証券∟三菱UFJモルガン・スタンレー証券∟野村證券∟SMBC日興証券不動産∟住友不動産∟オリエンタルランド鉄道∟東京地下鉄(東京メトロ)通信∟NTTコミュニケーションズ印刷∟凸版印刷∟大日本印刷新聞・出版∟読売新聞社∟毎日新聞社∟集英社∟朝日新聞社教育∟ベネッセコーポレーション(Benesse)エネルギー∟電源開発(J-POWER)1月に本選考のエントリー締切を迎える企業ここでは、1月中にエントリー締切を迎える本選考情報を紹介します。シティグループシグマクシスアマゾン(amazon)アビームコンサルティング毎日新聞社TBS日本経済新聞社シティグループ■締切2020年1月5日(日)23:59■募集部門・オペレーション&テクノロジー・ファイナンス本選考へのエントリーはこちらシティグループの企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちらシグマクシス■締切2020年1月8日(水)9:00本選考へのエントリーはこちらシグマクシスの企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら【シグマクシスに関する記事】アマゾン(amazon)■締切2020年1月10日(金)■募集コース・Businessコース(コンシューマー総合職、AWS営業職、オペレーション総合職、カスタマーサービスマネージャー)・Specialistコース(ファイナンシャルアナリスト、サプライチェーンスペシャリスト、オペレーションエンジニア)・Techコース(SoftwareDevelopmentEngineer、AWSソリューションアーキテクト、AWSクラウドサポートエンジニア、AWSプロフェッショナルサービスコンサルタント、AWS技術トレーナー)本選考へのエントリーはこちらアマゾン(amazon)の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら【アマゾン(amazon)に関する記事】アビームコンサルティング■締切2020年1月14日(火)■募集職種コンサルタント職本選考へのエントリーはこちらアビームコンサルティングの企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら【アビームコンサルティングに関する記事】毎日新聞社■締切2020年1月15日(水)■募集職種●一般記者●写真・映像記者●校閲記者●デザイナー(グラフィック、ウェブ)●販売戦略●ビジネス部門(デジタル営業、営業・企画、文化スポーツ事業、経理、人事・総務)●ITエンジニア(ウェブシステム・コンテンツ・アプリ開発、データ分析、新聞系システム開発・運用、ネットワーク・インフラ技術)本選考へのエントリーはこちら毎日新聞社の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら【毎日新聞社に関する記事】TBS■締切2020年1月17日(金)18:00■募集職種デザイン職本選考へのエントリーはこちらTBSの企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら【TBSに関する記事】日本経済新聞社【記者】■締切ES:2020年1月20日(月)9:00SPI:2020年1月22日(水)23:59【デジタル】■締切ES:2020年1月31日(金)9:00SPI:2020年2月5日(水)12:00本選考へのエントリーはこちら日本経済新聞社の企業研究ページ(選考対策記事・本選考レポート・本選考通過者ESなど)はこちら【日本経済新聞社に関する記事】1月にインターンのエントリー締切を迎える企業ここからは1月にインターンのエントリー締切を迎える企業を紹介していきます。全35社のインターン締切情報を掲載していますので、自身の興味のある企業を選択して情報を確認していただければと思います。コンサル・シンクタンク野村総合研究所PwCコンサルティング合同会社・PwCアドバイザリー合同会社野村総合研究所経営コンサルティングコース(3days)■締切2020年1月6日(月)正午■日程第1クール:2020年2月12日(水)~2月14日(金)第2クール:2020年2月18日(火)~2月20日(木)エントリーはこちら野村総合研究所のインターンレポートはこちら野村総合研究所のインターン選考対策はこちらPwCコンサルティング合同会社・PwCアドバイザリー合同会社【テクノロジーコンサル】AnalyticsHackathon■締切2020年1月10日(金)■日程2020年1月25日(土)エントリーはこちらPwCコンサルティング合同会社・PwCアドバイザリー合同会社のインターンレポートはこちらPwCコンサルティング合同会社・PwCアドバイザリー合同会社のインターン選考対策はこちら総合商社伊藤忠商事1DayCareerWorkshop~事業構築の醍醐味を学ぶ1日完結型Workshop~■締切2020年1月10日(金)正午■日程2020年2月6日(木)エントリーはこちら伊藤忠商事のインターンレポートはこちら伊藤忠商事のインターン選考対策はこちら食品・製薬メーカー大正製薬ヤクルト本社日清製粉大正製薬冬のインターンシップ【ビジネス総合職(営業・マーケティング)】■締切2020年1月5日(日)■日程A日程:2020年2月6日(木)~2月7日(金)◎会場:東京・大阪・広島B日程:2020年2月13日(木)~2月14日(金)◎会場:東京・札幌・名古屋・大阪C日程:2020年2月19日(水)~2月20日(木)◎会場:東京・仙台・福岡エントリーはこちら大正製薬のインターンレポートはこちらヤクルト本社【営業・管理部門】1Dayインターンシップ■締切2020年1月14日(火)■日程・2020年2月14日(金)・2020年2月18日(火)エントリーはこちらヤクルト本社のインターンレポートはこちら日清製粉オリエンタル酵母工業【工学系】インターンシップ■締切2020年1月15日(水)■日程・2020年2月12日(水)~2月13日(木)・2020年2月25日(火)~2月26日(水)エントリーはこちら日清製粉のインターンレポートはこちら電機メーカーソニー三菱電機ソニーBusinessMasterProgramOneday※3期募集■締切2020年1月7日(火)10:00■日程・市場創造型マーケティング戦略コース▶2020年2月5日(水)・グローバルマーケティング(コンスーマーエレクトロニクス)▶2020年2月1日(土)・グローバルマーケティング(BtoBビジネス)▶2020年2月8日(土)・事業戦略と経営管理▶2020年2月1日(土)技術系オープンハウス※3期募集■締切2020年1月7日(火)10:00■日程【コンスーマーカメラ】・2020年1月27日(月)・2020年1月29日(水)・2020年2月25日(火)・2020年2月27日(木)【業務用/医療機器・映像ソリューション】・2020年1月28日(火)・2020年1月30日(木)・2020年1月31日(金)・2020年2月26日(水)・2020年2月28日(金)【ライフサイエンス機器(フローサイトメーター/ライブセルイメージング)】・2020年2月12日(水)・2020年2月19日(水)【セキュリティ品質技術】・2020年2月6日(木)エントリーはこちらソニーのインターンレポートはこちら三菱電機<技術系>工場見学型ワークショップ■締切2020年1月19日(日)■日程2020年2月3日(月)~2月28日(金)※上記の日程のうち1日エントリーはこちら三菱電機のインターンレポートはこちら自動車メーカートヨタ自動車ホンダ(本田技研工業)三菱自動車工業トヨタ自動車【技術系】TechnicalWorkShop(グループワーク&座談会)■締切2020年1月5日(日)■日程大阪:2020年1月25日(土)エントリーはこちらトヨタ自動車のインターンレポートはこちらホンダ(本田技研工業)【事務系】5daysインターンシップ■締切2020年1月7日(火)■日程2020年2月10日(月)~2月14日(金)エントリーはこちらホンダ(本田技研工業)のインターンレポートはこちらホンダ(本田技研工業)のインターン選考対策はこちら三菱自動車工業【事務系】冬季インターンシップ■締切2020年1月17日(金)■日程2020年2月12日(水)/2月13日(木)エントリーはこちら三菱自動車工業のインターンレポートはこちら化学メーカー三菱ケミカル住友化学旭化成三菱ケミカル"化かせ"1dayWorkshop■締切2020年1月5日(日)■日程・2020年1月27日(月)・2020年2月5日(水)・2020年2月6日(木)エントリーはこちら三菱ケミカルのインターンレポートはこちら三菱ケミカルのインターン選考対策はこちら住友化学【事務系職種対象/住友化学】1dayワークショップ■締切2020年1月6日(月)■日程東京:2020年1月16日(木)、1月17日(金)大阪:2020年1月24日(金)エントリーはこちら住友化学のインターンレポートはこちら旭化成事務職■締切2020年1月18日(土)■日程【東京】・2020年1月16日(木)・2020年2月4日(火)・2020年2月7日(金)【大阪】・2020年2月12日(水)・2020年2月18日(火)エントリーはこちら旭化成のインターンレポートはこちら旭化成のインターン選考対策はこちら銀行三菱UFJ信託銀行三菱UFJ銀行三菱UFJ信託銀行1day業務体感プログラム【東京】■締切2020年1月5日(日)23:59■日程2020年1月14日(火)【大阪】■締切2020年1月12日(日)23:59■日程2020年1月22日(水)エントリーはこちら三菱UFJ信託銀行のインターンレポートはこちら三菱UFJ銀行CareerdesignInternship【東京開催】■締切2020年1月7日(火)■日程2020年2月5日(水)~2月6日(木)CareerdesignInternship【名古屋開催】■締切2020年1月9日(木)■日程2020年2月12日(水)~2月13日(木)CareerdesignInternship【大阪開催】■締切2020年1月14日(火)■日程2020年2月17日(月)~2月18日(火)エントリーはこちら三菱UFJ銀行のインターンレポートはこちら三菱UFJ銀行のインターン選考対策はこちら損保・生保三井住友海上あいおいニッセイ同和損害保険明治安田生命損害保険ジャパン日本興亜三井住友海上アクチュアリーインターンシップ■ES締切2020年1月6日(月)17:00※WEB適正検査締切:1月6日(月)19:00■日程2020年2月1日(日)、3日(月)~5日(水)MS部支店インターンシップ(職場受入型)【東北エリア】■締切2020年1月6日(月)■日程2020年2月5日(水)~7日(金)【静岡エリア】■締切2020年1月6日(月)■日程2020年2月20日(木)~2月21日(金)【関西エリア】■締切2020年1月10日(金)■日程2020年2月24日(月)~2月27日(木)【四国エリア】■締切2020年1月10日(金)■日程2020年2月25日(火)~2月27日(木)【東北エリア】■締切2020年1月13日(月)■日程・岩手:2020年2月17日(月)~2月19日(水)・福島:2020年2月12日(水)~2月14日(金)【中国エリア】■締切・岡山:2020年2月7日(金)、2月10日(月)・島根:2020年2月6日(木)~2月7日(金)・山口:2020年2月12日(水)~2月13日(木)【北陸エリア】■締切2020年1月20日(月)■日程2020年2月12日(水)~14日(金)【九州エリア】■締切2020年1月31日(金)■日程・長崎:2020年2月18日(火)~2月19日(水)・熊本:2020年2月17日(月)・宮崎:2020年2月13日(水)・沖縄:2020年2月12日(水)~2月14日(金)MSインターンシップ(4DAYS・5DAYS)【東京】■締切エントリー締切:2020年1月6日(月)ES締切:2020年1月6日(月)17:00WEB適正締切:2020年1月6日(月)19:00■日程・2020年1月28日(火)~1月31日(金)・2020年2月1日(土)、2月3日(月)~2月5日(水)・2020年2月10日(日)、2月12日(水)~2月14日(金)【広島】■締切エントリー締切:2020年1月6日(月)ES締切:2020年1月6日(月)17:00WEB適正締切:2020年1月6日(月)19:00■日程2020年2月12日(水)~2月14日(金)【札幌】■締切エントリー締切:2020年1月7日(火)ES締切:2020年1月7日(火)17:00WEB適正:2020年1月7日(火)19:00■日程2020年2月11日(火)~2月14日(金)【福岡】■締切エントリー締切:2020年1月10日(金)ES締切:2020年1月10日(金)17:00WEB適正締切:2020年1月10日(金)19:00■日程2020年2月10日(月)~2月12日(火)【名古屋】■締切エントリー締切:2020年1月14日(火)ES締切:2020年1月14日(火)17:00WEB適正:2020年1月14日(火)19:00■日程2020年1月31日(金)~2月4日(火)エントリーはこちら三井住友海上のインターンレポートはこちらあいおいニッセイ同和損害保険冬季インターンシップ=アクチュアリー体験コース=■締切2020年1月19日(日)23:59■日程・2020年2月9日(日)◎会場:東京・2020年2月10日(月)◎会場:東京・2020年2月1日(土)◎会場:大阪エントリーはこちらあいおいニッセイ同和損害保険のインターンレポートはこちら明治安田生命職場体験型インターンシップ(アクチュアリーコース)■締切2020年1月27日(月)13:00■日程2020年2月12日(水)~2月13日(木)職場体験型インターンシップ(総合コース)■締切2020年1月27日(月)13:00■日程・2020年2月12日(水)~2月14日(金)・2020年2月16日(日)~2月18日(火)・2020年2月25日(火)~2月27日(木)職場体験型インターンシップ(システムコース)■締切2020年1月31日(金)13:00■日程・2020年2月14日(金)・2020年2月21日(金)・2020年2月25日(火)エントリーはこちら明治安田生命のインターンレポートはこちら損害保険ジャパン日本興亜SOMPOインターンシップ総合コース■締切2020年1月31日(金)15:00■日程2020年2月19日(水)エントリーはこちら証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券野村證券SMBC日興証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券【営業部門】Spring2daysinternship■締切2020年1月9日(木)■日程2020年2月4日(火)~2月5日(水)投資銀行部門インターンシップ■締切2020年1月9日(木)■日程2020年2月18日(火)~2月21日(金)エントリーはこちら三菱UFJモルガン・スタンレー証券のインターンレポートはこちら野村證券営業部門冬インターンシップ■締切2020年1月17日(金)■日程・2020年2月11日(火)~2月14日(金)・2020年2月18日(火)~2月21日(金)ホールセール部門リサーチアナリストコース■締切2020年1月17日(金)■日程2020年2月28日(金)エントリーはこちら野村證券のインターンレポートはこちら野村證券のインターン選考対策はこちらSMBC日興証券SpringJob(リテールコース)■締切2020年1月17日(金)■日程【東京】・2020年2月6日(木)・2020年2月7日(金)・2020年2月14日(金)・2020年2月18日(火)・2020年2月21日(金)【大阪】・2020年2月4日(火)・2020年2月10日(月)WinterJob2019(システム/クオンツコース)■締切2020年1月17日(金)■日程【クオンツ】・2020年2月13日(木)~2月14日(金)・2020年2月25日(火)~2月26日(水)【システム】・2020年3月17日(火)・2020年3月24日(火)1DayJob(インベストメントバンキングコース)■締切2020年1月27日(月)■日程京都:2020年2月27日(木)東京:2020年3月2日(月)エントリーはこちらSMBC日興証券のインターンレポートはこちらSMBC日興証券のインターン選考対策はこちら不動産住友不動産オリエンタルランド住友不動産【総合デベロッパー住友不動産】WinterInternship■締切2020年1月5日(日)■日程2020年2月5日(水)~2月6日(木)エントリーはこちら住友不動産のインターンレポートはこちらオリエンタルランドテーマパークにおける提供価値を考え抜く!1DAYインターンシップ【テーマパークマネジメント職スーパーバイザー向け】■締切2020年1月6日(月)■日程・2020年2月22日(土):運営本部・2020年2月23日(日):コスチューミング部・2020年2月24日(月):商品本部・2020年2月25日(火):運営本部・2020年2月26日(水):商品本部・2020年2月27日(木):フード本部・2020年2月28日(金):商品本部エントリーはこちらオリエンタルランドのインターンレポートはこちらオリエンタルランドのインターン選考対策はこちら鉄道東京地下鉄(東京メトロ)総合職事務系冬の1dayインターンシップ■締切2020年1月10日(金)正午■日程・2020年2月3日(月)・2020年2月4日(火)・2020年2月5日(水)・2020年2月6日(木)エントリーはこちら東京地下鉄(東京メトロ)のインターンレポートはこちら東京地下鉄(東京メトロ)のインターン選考対策はこちら通信NTTコミュニケーションズ職場体験型インターンシップ■締切2020年1月6日(月)■日程2020年2月12日(水)~2月21日(金)※平日計8日間「ソリューションビジネス体験1dayインターシップ」■締切2020年1月25日(土)■日程・2020年1月24日(金)・2020年1月25日(土)・2020年1月26日(日)エントリーはこちらNTTコミュニケーションズのインターンレポートはこちら印刷凸版印刷大日本印刷凸版印刷【福岡】3days職場実習インターンシップin福岡■締切2020年1月5日■日程・2020年2月5日(水)~2月7日(金)・2020年2月12日(水)~2月14日(金)エントリーはこちら凸版印刷のインターンレポートはこちら凸版印刷のインターン選考対策はこちら大日本印刷ビジネスコース冬期インターンシップ■締切2020年1月14日(火)正午■日程2020年1月下旬以降エントリーはこちら大日本印刷のインターンレポートはこちら大日本印刷のインターン選考対策はこちら新聞・出版読売新聞社毎日新聞社集英社朝日新聞社読売新聞社読売College記者コース■締切2020年1月7日(火)23:59■日程・2020年1月30日(木)~1月31日(金)◎会場:東京本社・西部本社・2020年2月4日(火)~2月5日(水)◎会場:東京本社・大阪本社・西部本社・2020年2月12日(水)~2月13日(木)◎会場:東京本社・西部本社・2020年2月13日(木)~2月14日(金)◎会場:大阪本社・2020年2月18日(火)~2月19日(水)◎会場:大阪本社エントリーはこちら読売新聞社のインターン選考対策はこちら毎日新聞社1dayprogram「N検定に挑戦しよう!」■締切2020年1月10日(金)■日程2020年2月17日(月)エントリーはこちら毎日新聞社のインターンレポートはこちら集英社1dayインターンシップ■締切2020年1月14日(火)■日程・2020年1月28日(火)・2020年1月29日(水)・2020年1月30日(木)・2020年2月4日(火)・2020年2月5日(水)エントリーはこちら集英社のインターンレポートはこちら朝日新聞社メディアテクノロジーコース(1DAY)【東京本社】■締切2020年1月24日(金)12:00■日程2020年2月8日(土)【大阪本社】■締切2020年1月31日(金)■日程2020年2月15日(土)エントリーはこちら朝日新聞社のインターンレポートはこちら朝日新聞社のインターン選考対策はこちら教育ベネッセコーポレーション(Benesse)BenesseBusinessPlanSeminar■締切2020年1月14日(火)■日程・2020年2月12日(水)・2020年2月18日(火)BenesseDigitalPlanSeminar■締切2020年1月14日(火)■日程2020年2月14日(金)エントリーはこちらベネッセコーポレーションのインターンレポートはこちらベネッセコーポレーションのインターン選考対策はこちらエネルギー電源開発(J-POWER)冬期インターシップ技術系・事務系■締切2020年1月6日(月)■日程A日程:2020年1月20日(月)~1月21日(火)B日程:2020年1月22日(水)~2月23日(木)C日程:2020年1月29日(水)~1月30日(木)エントリーはこちら電源開発(J-POWER)のインターンレポートはこちら電源開発(J-POWER)のインターン選考対策はこちら最後に本記事では"1月にエントリー締切を迎えるインターン・本選考情報"を業界別&締切順にまとめてみました。冬季インターンは本選考の優遇に関わる場合も多くあり、また本選考前の実践的な練習にもなると思いますので、積極的にエントリーしてみてはいかがでしょうか。本記事を有効活用し、しっかりとスケジュールを管理した上で効率の良い就活をしてみてください。【インターン・本選考対策に関する記事】エントリーシート(ES)作成に関する記事はこちらWEBテスト・筆記試験に関する記事はこちらグループディスカッション(GD)に関する記事はこちら面接に関する記事はこちら 20,545 views
就活とは学生と企業の化かし合い?自己PRはどこまで盛っていいのか? 就活とは学生と企業の化かし合い?自己PRはどこまで盛っていいのか? 「就活とは企業と学生の化かし合いである」という言葉を耳にしたことのある方はいらっしゃるでしょうか?インターンと採用活動の関係性を否定しながらも、選考解禁前から水面下での採用活動を実施する企業。「御社が第一志望です」と最終面接で伝えておきながら、内定獲得後も就職活動を続ける学生。こうした現実を踏まえると、「化かし合い」とは実に言い得て妙な表現だなと思えます。もしかすると、読者の中にも自己PRで"話を盛った"経験のある方がいらっしゃるかもしれません。正直になところ、面接官は学生の「盛った話」にどこまで気がついているのでしょうか?そもそも、自己PRで話を盛る行為はどこまで許されるのでしょうか?この記事では、自己PRの場で話を盛ることの是非について考察していきます。【本記事のアウトライン】▶就職活動で嘘をつく学生たち▶"自己PRを盛る"3つの方法▶企業は学生の嘘に気づかないのか?▶結局、自己PRは盛って良いのか?▶それでも自分に自信が持てない学生へ▶最後に:企業だって"自己PRを盛っている"就職活動で嘘をつく学生たち自己PRに限らず、就職活動において話を盛ったり、嘘をついたりする学生は意外と少なくないようです。少し情報が古いですが、就活支援サイト「キャリタス」を運営するディスコが2017卒の学生を対象としたモニター調査によると、就職活動で「嘘」をついた経験のある学生は回答者全体の74.1%を占めています。最も多かった嘘は「第一志望ではないのに『第一志望です』と言ったこと」であり、全体の7割を超える学生が経験があると答えていました。自己PRなどの学生時代のエピソードに嘘を混ぜたことのある学生も、全体の3割ほど存在していました。参考:【2017年度就活生モニター調査】2016年10月調査学生が自己PRに嘘を混ぜる背景には、多くの学生の話を聞くことになる面接官に自分がどれだけ優秀な人材であるかをアピールするために、少しでも優れた実績を語りたいという思いがあると考えられます。第一志望ではない企業の面接で『第一志望です』と偽ることは、少しでも選考通過率を上げるため、受けてない企業・落ちた企業の選考状況を偽るのも面接で優遇される可能性があるためです。とにかく学生は必死です。その気持は非常に理解できます。"自己PRを盛る"3つの方法自己PRにおける学生の話の盛り方は、大きく以下の3つの方法に分けられます。【1】「数字」を盛る【2】「役職・肩書き」を盛る【3】「経験」を盛る【1】「数字」を盛る1つ目は具体的な「数字」を持ることで、自分の実績を現実以上に大きく見せる方法です。その中には、企画したイベントの参加者数といった「人数」を盛る方法や、アルバイトに取り組んだ期間といった「期間」を盛る方法、部活動での実績といった「成果」を盛る方法などがあります。【自己PRの例】・「大学では100名規模の学生団体を運営していました」(会員数は100名だが、実際に活動に参加している会員は10名しかいなかった)・「1年生の秋から長期インターンシップに取り組みました」(実際に長期インターンシップを始めたのは大学3年生の秋からだった)・「アメフト部ではキャプテンとしてチームをリーグ優勝に導きました」(リーグ優勝は先輩が運営代の実績であり、当時はキャプテンではなかった)【2】「役職・肩書き」を盛る2つ目の方法は、自分が所属している組織内における「役職・肩書き」を盛る方法です。特に「就活の時期になるとサークルの幹事長、副幹事長が大量発生する」と言われるくらい、リーダーシップ経験をアピールするために役職を盛る学生は多いです。もっとも、リーダーシップを伝える上で大切なものは肩書きではなく、集団においてどのように考え、どのように行動したかといった経験の中身であると思われます。【自己PRの例】・「ゼミでは副幹事長として、幹事長とメンバーの架け橋を務めていました」(実際のゼミには副幹事長の役職は存在していなかった)・「サークルで企画係として、メンバーが打ち解けやすい環境作りに努めていました」(実際にはサークル内の飲み会で幹事を担当することが多かっただけだった)【3】「経験」を盛る3つ目の方法は、自らの「経験」を盛る方法です。実際に経験を盛る方法は、経験の中に新たなストーリーを付け加える方法から、学生時代に経験した出来事そのものを作り上げる方法まで様々です。【自己PRの例】・「サークルの改革に取り組んだ当初は、他のメンバーからの強い反対を受けました」(実際には他のメンバーからの反対は無く、改革はスムーズに進んだ)・「留学中ではインターンとして現地のNGOで働いていました」(1日だけ見学に行っただけであり、実際には働いていなかった)企業は学生の嘘に気づかないのか?実際に企業は学生のこうした嘘に気が付かないものなのでしょうか?巷では全く嘘の自己PRで大手企業から内定を勝ち取ったという学生の武勇伝を聞くこともありますが、結論から言うと、面接官は就活生の自己PRの嘘に気づくことも多いようです。企業側が学生の嘘を見抜く際には、大きく以下の3つの手段を用います。【1】経験に対する深掘り【2】仕草や表情の確認【3】適正検査の結果とのギャップ【1】経験に対する深掘り企業が学生の嘘を見抜く最も一般的な手段は、質問による深掘りです。一般的な自己PRでは学生時代に頑張った経験を伝えると、「なんでそれをやったの?」「その中でどんな工夫をしたの?」といった風に、面接官から学生の人間性を図るための質問が様々な角度から飛んできます。【深掘り質問の例】学生の回答:「大学では野球サークルのキャプテンとして学生の意識改革に取り組みました。その結果、チームをリーグ3位に導くことができました。」面接官の質問例:「普段の練習はどんな場所で行ってるの?」「練習は週に何回くらい行ってるの?」「リーグにはどのくらいのチームが所属しているの?」「学生の間にはどんな意識の差があったの?「その差はどうして生まれてしまったと思う?」「意識改革では具体的にどんなことに取り組んだの?」「意識改革をする中で、何か困難なことはあった?」「そもそもなぜ野球サークルに入ろうと思ったの?」「キャプテンになったきっかけは?」「リーダーに必要なものって何だと思う?」「野球サークルの活動を通じてどんなことを学んだの?「それはうちの仕事でどんな風に活かせる?」深掘り質問は面接で普段から行われているものですが、嘘をついている学生は頭の中で考えながら回答しなければなりません。一つ嘘をついたら、それを誤魔化すために更に嘘を重ねなければなりません。そのため、たとえどんなに聞かれそうな詳細な事実を徹底的に練り上げていたとしても、話の中に矛盾が生じてしまう場合が多いようです。【2】仕草や表情の確認普段とは違う学生の仕草や表情から、学生の嘘がバレることもあります。嘘を隠すことが苦手な学生の中には、以下のような仕草や表情を無意識で見せてしまい、面接官から怪しまれてしまう者も多いようです。【嘘をつく仕草の例】・瞬きが多い・視線が泳いでいる・目や鼻をよく触る・不自然なほど強調する・声が普段より小さいなど他にも多数。【3】適正検査の結果とのギャップ場合によっては、WEBテストにおける性格検査の結果と自己PRの内容のギャップから学生の嘘がバレることもあるようです。例えば、性格検査によって内向的と診断された学生が「サークルの代表として周囲に積極的に働きかけた」といった趣旨のエピソードを話したとします。その場合、適正検査から分かる学生の性格と自己PRから推し量れる学生の性格の間のギャップが大きすぎるために、面接官に疑われる可能性が高いです。このような矛盾を生じさせずに企業を騙し通すためには、性格検査の段階から性格を一貫させなければなりません。結局、自己PRは盛って良いのか?以上のような方法で企業は学生の自己PRの嘘を見抜こうとしています。それでは結局、学生が自己PRを盛ることは許されるのでしょうか?unistyleでは主に以下の3つの理由から、自己PRを盛ることを基本的にはおすすめしていません。【1】嘘をつき続けるには相応の覚悟が必要【2】自己PRを盛るメリットはあまりない【3】内定獲得後に苦労するかもしれない【1】嘘をつき続けるには相応の覚悟が必要事前にエピソードを徹底的に練り上げていても面接官を誤魔化せない方から、何も準備せずとも上手に嘘を話して面接を問題なく通過できる方まで様々だとは思いますが、嘘を突き通すにはそれなりの覚悟と準備が求められます。性格検査から面接の段階まで一貫性のある回答ができるように、自分自身のエピソードの詳細を作り込む必要があります。また、面接官から想定外の質問が飛んできた場合にも、矛盾を生じさせないように臨機応変に対応しなければなりません。また、面接官に嘘がバレてしまった場合には、素直さや誠実さに欠ける人物と思われ、選考に不利に働くかもしれないリスクも考えなければなりません。(ひょっとしたら、企業によっては自信を持って嘘を話す度胸が認められることもあるかもしれませんが可能性としては皆無に等しいでしょう。)【2】実は自己PRを盛るメリットはあまりない実は学生が思っているほど自己PRを盛るメリットはありません。多くの学生は、面接の場で自分がどれだけ優秀であるかを伝えることが合否につながると考え、少しでも輝かしい実績をアピールしようとしています。就活支援サイト「リクナビ」を運営するリクルートが発行した「就活白書2018」によると、企業は「人柄」「企業への熱意」「今後の可能性」を採用の際に重視しているようです。参考:就職白書2018-採用活動・就職活動編-面接の場面で「人柄」や「熱意」を伝える際には、実績の大きさがあまり重要ではありません。自分自身の人間性を面接官に伝えるためには、何をやったかよりも、なぜ取り組んだのかを説明する方が大切だと思われます。以下の記事は、どちらもアルバイト経験のみで大手企業からの内定を獲得した学生のコラムです。これらの記事を読んでいただけば、特別な実績がなくても人気企業からの内定獲得が十分可能であることがお分かりいただけると思います。参考:【3】内定獲得後に苦労するかもしれないもしも嘘の自己PRで志望企業から内定を獲得することができたとしても、その企業へ入社した後に苦労するかもしれません。エントリーシートなどの採用活動の際に利用された資料は入社後も企業に保管され、配属や異動を決める際の参考資料に用いられます。例えば、あなたが面接で「フランスへ留学していました。フランス語の日常会話も余裕です」と嘘をついて内定を獲得した場合には、入社早々にフランスへの出張を命じられて困ることになるかもしれません。また、社員間の距離が近い企業の場合はあなたが面接で話した内容が社員間で既に共有されている可能性もあります。例えば、あなたが運動が苦手なのに身体的なタフさをアピールするために「学生時代にテニス部で部長をやっていました」といった嘘をついて内定を獲得した場合には、会社のテニス部への勧誘をしつこく受けることになってしまうかもしれません。そもそも本人の性格と会社のカルチャーがフィットしていない可能性も考えられます。例えば、部活動の経験からチームで働くことが好きな学生が、個人の成果が重視される企業で働いたとしても居心地の悪さを感じて、社内でも活躍できない可能性があると思われます。参考:それでも自分に自信が持てない学生へここまでの記事を読んで、自己PRを盛ることがあまり得策ではないことがお分かりいただけたでしょうか?とはいえ、企業が学生時代に取り組んだ経験の「結果」もある程度は評価に組み込んでおり、結果が伴った学生の方が人気企業の内定を勝ち取る可能性が高いことも事実ではあります。ここでは「面接は、ありのままを話した方が良いことは分かったけど、今の自分のエピソードに自信が持てない」といった学生に向けて、今からでもできることを紹介しておきます。(もっとも一握りの特別な学生を除いた残りの多くは横並びの状態なので、それほど気にする必要はないと思います。)【1】今からでも「経験」を作りに行こう【2】「経験」自体は盛らずに、少しだけ「数字」を盛ろう【1】今からでも「経験」を作りに行こう一番のおすすめは、自己PRとして胸を張って語ることのできる経験をこれから作りに行くことです。自己PRというと、サークル・ゼミ・アルバイトなどでの長期間・継続的に取り組んだ経験をアピールする学生が多いですし、そうでなければならないと思っている学生が多いように思います。しかし、就職活動では何も「すごい」経験ばかりで固める必要はありません。それよりも、一つの物事に対してどれだけ本気で向かい合ったかのかを伝えることの方が大切です。短期インターン・短期留学・ボランティア・イベント企画など、アピールする内容自体はなんでもいいので、今からでも何かに本気で取り組んだ経験を作りに行きましょう。参考:【2】「経験」自体は盛らずに、少しだけ「数字」を盛ろう面接まで時間が残されておらず、今から新しいエピソードを作ることが難しい方は仕方がありません。少しだけ結果の「数字」を盛りましょう。運営する団体の会員数・大会での成績といった数字を少し盛るだけであれば、経験の内容自体が大きく変化する訳ではないので、ごまかしが効きやすいと思います。ただし、これは学生に自己PRの内容に対する自信を持たせるため行為であって、面接官の評価はあまり変わらないであろうことには注意してください。先述の通り、企業は学生の「生み出した成果」よりも「物事に対する取り組み方」を重視しています。エピソードに新しいストーリー付け加える・エピソード自体をでっちあげるといった「経験」を盛ることだけは絶対にやめましょう。これは、企業が学生を評価する際に重要視している「物事に対する取り組み方」をでっち上げることになります。上手く語れず、嘘がバレる可能性が高い上に、もしも内定を獲得できたとしても入社後に苦労するでしょう。最後に:企業だって"自己PRを盛っている"繰り返しになりますが、面接は「自分がいかに優秀な人物であるか」を伝える場ではなく「学生と企業の相性を確かめる場」です。どれほど輝かしい実績を持っていたとしても、どれほど面接の受け答えに自信があったとしても、落ちるときは落ちます。綺麗事のようでもありますが、学生の皆さんには実績の大きさばかりに気を取られないで欲しいと思っています。また余談にはなりますが、企業も学生と同様に自己PRを盛っていることに注意する必要があります。企業説明会では、会社の本当に悪い部分を聞けることはまずない上、座談会に参加する社員は選ばれた一部のエースだけです。こちらの最近の傾向としては、とにかくグローバルを強調をする企業が多いように感じられます。企業選びの際には会社の説明を真に受けるのではなく、OB訪問などの自分なりの情報収集を踏まえた上で判断するようにしていただければと思います。自己PR完全攻略記事一覧1.自己PRの基本知識(意味・強みの種類・自己紹介やガクチカとの違い)2.自己PRが見つからない人の対処法3.自己PRの書き方・書く際のポイントを解説4.自己PRの書き方を文字数別に解説5.自己PRの書き出しを解説6.自己PRの締めを解説7.自己PRのES例文集(強み別)8.自己PRのES例文集(業界別)9.面接での自己PRの伝え方10.面接での自己PRにまつわる頻出質問集 24,514 views
半沢直樹にみる銀行と総合商社の2つの違い 半沢直樹にみる銀行と総合商社の2つの違い 半沢直樹を毎週楽しみにしているUnistyle株式会社代表の樋口です。原作者の池井戸潤さんが、三菱銀行出身ということもあり、かなりリアルに描かれているドラマで、僕の周囲の銀行員も毎週楽しみにしていると絶賛の声が多いです。本日は自分の総合商社にいた経験と、総合商社にいながら銀行系の関連会社に出向した経験、及び半沢直樹のドラマを見て、銀行と総合商社の違いについて思うところを書きたいと思います。本記事のコンテンツ・1.成果が個人に紐づくか、組織に紐づくか・2.人事部の立ち位置・3.銀行に就職するのがいいのか、商社に就職するのがいいのか・4.最後に1.成果が個人に紐づくか、組織に紐づくか半沢直樹を見ていて、総合商社とは大きく違うなと感じるのが、成果に対する考え方です。西大阪スチールに対する5億円の焦げ付きの際も、担当者である半沢直樹が回収から、回収できなかった際の責任まで取らされそうになるなど、個人の責任がかなり重いように感じます。現役銀行員の方に書いていただいたこちらの記事にもある通り、銀行員の評価は、個人がどれだけ「数字」を上げられるかにかかっています。これは課長だろうと、新入社員だろうと、融資残高や投資商品の手数料収入など、同じ評価基準で評価されるがゆえに、個人の貢献度が非常にわかりやすいために起こるものであると考えられます。一方で、総合商社では、個人に数字が紐つきにくくなっています。トレード一つをとっても、営業する人、営業をサポートする人、船積みの手配をする人、受け渡しをする人など多くの人が関わりながら、仕事をしています。また近年ではトレードの利益以上に、総合商社では投資先からの配当や持分法投資損益が大きな利益を占めており、主な業務は投資先の価値向上につながる施策の立案と実行と、短期的に成果の出にくいものとなっています。銀行においては「数字」という非常にわかりやすい指標で評価してもらえるというメリットの一方で、個人成績と評価がダイレクトに結びつくため、成績が出ない場合、非常に大きなストレスを感じることになります。総合商社では、多くの場合チームで行動するために、個人の成績で顕著に差がつくということはありません。一方で、個人としての成果がわかりにくいため、上司の好き嫌いなど、評価に不透明な要素が入り込む余地が大きいと言えます。2.人事部の立ち位置もう一つの大きな違いは、人事部の立ち位置です。半沢直樹においては、西大阪支店の浅野支店長が人事部上がりのエースとして、失脚前は大きな力を握っており、また机バンバンで、ネット上で人気の小木曽次長にも、支店の裁量臨店にも同席するなど、銀行内において、人事部の力は非常に大きいようです。日本の多くの企業が中央集権的なシステムを取っており、そのため、社員の行く末を握る人事部にはエリートを集めて、将来の幹部候補として育てるというケースが、多々あるようです。銀行だけではなく、メーカーなどにおいても人事部はエリートコースとして認識されているケースが多いように感じます。総合商社の場合、人事部は必ずしも出世コースではなく、人事部出身の社長はいません。総合商社においては、カンパニー制など、各事業部ごとの組織が独立採算で成り立っているケースが多く、事業部内の人事権については、その組織長が持っているため、人事部が個別に、誰を駐在させるといった組織内の人事に関わることはありません。総合商社における人事部の仕事は、新卒・中途・海外での採用計画や、給与体系・全体としての人事制度の策定など、全社的な案件が多く、営業部が人事権を持つ外資系企業に近い形となっているように思います。3.銀行に就職するのがいいのか、商社に就職するのがいいのか最近では総合商社の好調な業績も相まって、特に高学歴な学生の間では総合商社の人気が高まっているようですが、ほんの少し前までは、銀行が総合商社よりも人気だった時代があり、その人気は時代とともに移り変わっています。重要なことは、上記であげたような違いやそれぞれの会社でのやりがい、辛いことなどの働き方に関する情報を、文字情報だけでなく、OB訪問や社会人と接することでリアルに触れながら、自分はどちらの環境で働きたいのかを考えることでしょう。内定者の中には外資系コンサルやメーカーの内定を断って、銀行に就職する人もいます。自分なりの判断基準を確立するためにも、大学生活の早い段階から、OB訪問を行い、リアルな情報に接して欲しいと思います。半沢直樹を機に、就職活動を控えた三年生だけでなく、一、二年生も働くとはどういうことか、自分の将来をどうしたいのか意識してもらえればうれしいです。【半沢直樹の原作】最後にphotobypetercastleton 55,736 views

現在ES掲載数

77,622

すべて見れる

上に戻る

会員登録・ログインして全てのコンテンツを見る

無料会員登録