一般有利、AO不利!?選考では大学への入試形態も見られるかも

41,176 views

最終更新日:2023年10月20日

一般有利、AO不利!?選考では大学への入試形態も見られるかも

自己分析

こんにちは。16卒の慶應生です。
就職活動中は様々な「フィルター」を感じました。
例えば大学限定のセミナー、体育会限定のセミナー、留学生限定のセミナー等、様々な「フィルター」を通して学生を選別しているように思えます。
その中でも、ある上場企業の面接官の方が「入試形態はある程度見ている。」という風におっしゃっていたことが印象に残っています。

参照:上場企業本部長が語るエリートの中で唯一英語もできない牛丼屋のアルバイトを採用した理由

確かに某総合商社、ゼネコン等では一般入試、内部進学、AO入試、指定校推薦とエントリーシートの欄にチェックを入れる項目があったように覚えています。
本日は、その方の話を元に入試形態によって学生がどのように評価される可能性があるのか、そしてどのように選考に臨めばいいのか、ということについて考えてみたいと思います。

本選考とインターンの締め切り情報

その方の中での序列

一般入試=指定校推薦>>AO入試
その方はこのような印象としてみているようです。
一つ付け加えると、面接のマニュアルの中にこのような文言があるわけでは決してないようです。この方の主観的な印象であることは承知ください。
理由を伺うと「コツコツ勉強出来ない社員が多いから」ということだそうです。
実際に社員の方にも多くいらっしゃるようですが、コミュニケーション等は非常にうまいけれども、コツコツと製品のことを勉強する、上司に教えを請うという姿勢は弱い人が多い、ということが印象だそうです。

面接官が抱くであろう入試形態による印象

その方の話を聞いていると、面接の前に渡されたES等を読み込むことで、その人の人物像を想像しているようです。それはESの内容からはもちろん、出身地、年齢、中高名、大学、資格等の基本情報から「次の学生はこういう学生なのかな?そうなるとこういうところは強いかもしれないけど、こういうところにはネックがあるかもしれないな。」という風な仮説を立てた上で、面接に臨まれているようです。
そういった視点で考えると入試形態はその人を想像する一助として扱っているように感じます。
具体的には下記のような想像を膨らませるでしょう。

一般入試
基本的な学力に問題はなく要領の良さ、地頭の良さはある程度担保されている。しかしながらそれは答えがある受験という一面だけなので、実際の面接で答えのない問題に対して自分なりに問題意識を持っているのか、乗り越えているのか、ということは検証する必要がある。

指定校推薦
定期テストでしっかりと成績をとるに加えて、学校から推薦されるということで真面目な人柄が伺える。しかしながら、真面目にコツコツやってきて挫折や困難を味わっていない場合があるので、そこは検証する必要がある。

AO入試
コミュニケーション能力、企画力等は非常に高い傾向がある。しかしながら、その能力を発揮する上での土台である基礎学力、並びに粘り強く学習する能力は担保されていないので、筆記試験や大学の成績等でその能力を測りたい。

AO入試の学生が不利になってしまう2つの理由

大きく分けて2つあるように思えます。

①採用権を持っている方々の時代になかった制度のため想像がつかない
面接官の方はAO入試が無かった時代の方が多いことは確かです。とは言っても、学力テストはほぼなしに面接やグループワーク、論文等で実施される入試形態という形式はインプットされているようですが、そこから「小手先のテクニックだけで入社したんじゃないか」という風に考えられてしまっているように感じます。

②就職活動において現状学力を測ることがむずかしい
企業の選考ではSPI等のテストが導入されていることが多いが、巷で出回る問題集や対策をすれば1ヶ月もあれば高得点を取ることができます。また現状では学歴フィルターという形である程度の線引きをしているが故に、企業側もテストをいくつも投入することはコスト増となり割に合わないように思えます。
AO入試で重視されているコミュニケーション能力、プレゼン能力等は企業の実際の選考で行われる、複数回の面接で、面接官自身の目で詳細に見ることができます。だからこそ、担保されていない粘り強く学習する姿勢や基礎学力に対して疑念を抱く面接官が多いのでしょう。

自分の客観的な印象を念頭に置いた就活を!

上記のような理由で面接官の中でもAO入試に対して疑念を抱く方がいらっしゃるようです。
先にも述べましたが、その入試形態の人にも一長一短があります。また面接官の方はさまざまな想像を膨らませた上で、学生と対話し、違和感、懸念材料を解消していくようです。
自分自身の基本情報等を変えることはできません。だからこそ、自分が面接官にどのような印象を持たれるのか、そしてその中でネックとなりそうな部分は何か、そのネックを面接でどのようなことを伝えて解消するのか、ということを考えて頂ければ、相手に納得感を持って選考してもらえるように思えます。

photo by Martin Thomas

おすすめコラム 4 件

直近2週間でバズった就活ツイートまとめたら共感の嵐が止まらない 直近2週間でバズった就活ツイートまとめたら共感の嵐が止まらない ホンネが溢れるTwitter。就活関連で最近話題になったツイートをまとめましたので息抜きがてらご一読ください。Twitterで共感を呼んだ「就活」についてのツイート—KI-SENRA(@senra_kise)2018年11月2日結局私が何のために就活してたかって「希望の会社で働くため」「夢を叶えるため」とかいう輝かしい理由ではなくて「就職しないとこの世は生きづらいから」「働かないと白い目で見られるから」「嫌でも収入はないと生きていけないから」「何でもいいから内定をもらって早く終わらせたいから」なんだよな—_(@vmustk)2018年11月1日これは就活が終わってから知ったんですけど「平服でお越しください」ってアナウンスなのに「そうは言ってもリクスーでしょww」ってスーツ以外の学生を落とす会社と「平服で、つってんのにスーツとかどんだけ話聞かないんだ」ってスーツの学生を落とす会社と両方確認したので皆さん諦めましょう—千歳(@chitose_mgmg)2018年10月31日不特定多数の顔の見える人間に「お前いらないよ」と言われ続けると人間は死ぬ、ということは良く知られていますが、不特定多数の顔の見える企業に「お前いらないよ」と言われ続けると人間は死ぬ、ということはあまり知られていませんね。就活。同級生たちが完全に参ってるよ。死ぬなよ、大学4年生。。—プロ奢ラレヤー(@taichinakaj)2018年10月29日アニメ『けいだんれん!』第1話「談合」第2話「汚職」第3話「報道規制」第4話「縁故採用」第5話「贈賄」第6話「収賄」第7話「三木谷」第8話「賃上げ拒否」第9話「過労死」第10話「就活ルール廃止」最終話「経団連会長、パソコンを導入します!」—かのたん(@kanon_ayuayu)2018年10月24日「なぜそんなにいつも日本をぶっ叩くのか」とよく聞かれるんだけど、新卒就活時は超就職氷河期に遭い、博士に進んで研究者になったら事業仕分けと若手支援削減にやられ、這々の体で企業勤めに転じたら今度は「中途は外様」とか言われて冷遇されれば、そりゃ日本社会の悪口の一つも言いたくなるわな—TJO(@TJO_datasci)2018年10月24日新卒で入った日系SIerで「社会不適合者」「雇ってくれる会社なんかない」などとボロクソに言われていたちょまどさんが、今や世界の最先端を突っ走っているわけで、こんな逸材が日系SIerで危うく潰されるところだったんだよなあ。日系SIerはちょっと真剣に考えたほうがいい。https://t.co/Y0n8Th6NlO—ぶる(@polyrhythmic_bw)2018年11月1日小学校「座りなさい。黙りなさい。きれいに並びなさい。黙りなさい。」中学校「この服着なさい。この髪型にしなさい。周りを見て考えなさい。」就活「自分らしさを出しましょう。他との差別化をはかりましょう。あなたならではの経験は?」(・Д・)「、、。」教育界全体の筋が通ってなさすぎる。—ポッター(@77BOM3cWD7wXdan)2018年11月1日同じ大学の教員として、このツイートに抗議します。教員が軽々しく「就活勝ち組」とかいう言葉を使わないで下さい。「勝ち組」がいるということは「負け組」がいるはずで、就活の成否で人生の勝ち負けが決まるがごとき価値観に加担しないで下さい。https://t.co/g9LFXNWU3K—ShotaroTSUDA(@brighthelmer)2018年11月2日う~ん、勤め先に対する忠誠心がないといわれてもなあ…新卒で正社員採用されて定年まで働くなんて人生は無かったのだし、簡単に首を切られるのが当たり前という感覚がある身としては「御恩と奉公はセットです」としか言いようが無いんだよねえ。御恩がなければ奉公があるわきゃない。—KGN(@KGN_works)2018年11月2日日本ほど再チャレンジできない国なんてそうそうないよな親ガチャ失敗→荒廃した小中学で不良化、一生フリーターへ↓高校受験失敗→一生フリーターへ↓大学受験失敗→一生フリーターへ↓新卒一括採用失敗→一生フリーターへ↓職場ガチャ失敗→過労死↓安心して死ぬまで働け—なる(@nalluse)2018年10月30日明らかにこれは「女子学生と男性社会人」のマッチングを狙ったサービスに思われるんだけど、女性が就活・就労の場面で多くのセクハラに苦しみ、時には命まで落としていることをどう考えているんだろう。電通のセクハラパワハラによる過労自殺事件はまだほんの2年前のことなのに。pic.twitter.com/yW40lp1UAW—小山晃弘(@wakari_te)2018年10月27日まとめここ二週間でTwitter上で「就活」「新卒」というキーワードで1000以上のいいねを得たツイートを集めました。いいねの数は議論を生んでいること、共感を得ていることを意味しています。SNSの普及によって、社会課題に対して個人が感じたことを発信しやすくなり、そこから議論が活発にされるようになりました。まずは目の前の就活について「こういうもの」ではなく「なぜ今の体制なのか」「就活ルール変更はなぜされるのか」と疑問を持ち、自分自身の意見を持てるようにしましょう。社会で起きていることを自分の言葉で考察・議論できることは選考でも、社会人になっても重要です。自分の眼で社会を捉え、行動していきましょう。 15,890 views
大学生の英語学習にオススメのサイト6選 大学生の英語学習にオススメのサイト6選 経済のグローバル化が進み、英語の重要性はますます高まっています。新卒採用においてもTOEICやTOEFLの点数を重視する企業が年々増えており、英語に対する意識は多くの学生の間で高まってきているのではないでしょうか。インターネットが発達するまでは海外留学や英会話学校に通うのに何十万円ものお金が必要でしたが、インターネットの発達により安価で質の高い学習が可能になりました。今回は、英語学習の「読む」、「書く」、「聞く」、「話す」のそれぞれに役立つ英語学習のサイトをご紹介します。就職活動だけでなく今後の英語学習に役立てていただければと思います。読む:JapanTimes(OPINIONページ)(http://www.japantimes.co.jp/opinion/)日本人は比較的、英文法やリーディングのスキルは高いと言われていますが、読むことは学習の中でも基本中の基本であり、自信のある人も毎日続けたい学習であると言えます。JapanTimesのOPINIONでは日本のニュースについてJapanTimesの記者が意見が述べられているため、英文が十分に理解できなくても背景知識による補完が可能です。またニュースの説明だけでなく英語での意見の述べ方、論理立てた説明の仕方を学ぶことができるため、ライティングやスピーキングにも活きる内容になっています。書く:Lang-8(http://lang-8.com/)ライティングを向上させる上で、最も手っ取り早い方法がネイティブスピーカーに添削を受けることです。但し、多くの人には、気軽に添削を頼めるネイティブスピーカーはいないでしょう。Lang-8は学習したい言語の文章を書くとネイティブスピーカーが添削してくれるサイトです。お返しに日本語で添削をしてあげるほど、自分の文章が添削されやすくなるシステムとなっています。基本料金は無料ですが、月額$7の有料会員登録することでも添削されやすくなるようです。現在、190カ国以上の国からアクセスがあり、90言語が学習可能となっています。聞く:TEDプレゼンテーション(https://www.ted.com/)リスニング力を向上させるには、スクリプト付きの動画や音声をたくさん聞くのが最も効果的です。TEDは学術、エンターテイメント、デザインなどのあらゆる分野のエキスパートがプレゼンテーションを行うTEDConferenceの講演内容をインターネット上で無料公開しています。講演内容の動画には、字幕をつけることもでき、英語字幕だけでなく日本語字幕も選択可能です。プレゼンテーションの内容も豊富なため、自分が興味のある分野の動画を見るようにすれば飽きずに学習を続けられるかもしれません。最初は字幕なしで見てみて、その後英語字幕で見て、最後に日本語字幕で理解し、もう一度字幕なしで見てみるというサイクルを回すことができると効果的な学習になるでしょう。話す:オンライン英会話(http://langrich.com/)スピーキング力を向上させるにはとにかく英語で話すことが大事ですが、日本ではなかなか英語を話す機会はありません。海外からの留学生に家庭教師をしてもらったとしても1時間2,000円程度が相場で予算的にも大学生には厳しくそもそも予定を合わせるのが大変です。オンライン英会話は月額6,000円で毎日25分のレッスンが受け放題のサービスです。人件費が割安なフィリピン人講師を用いているため、非常に低額でサービス提供が可能になっています。上記の紹介画像はラングリッチのものですが、大手では他にもレアジョブやDMM英会話がありますが、サービス内容に大きな違いはないと言えます。まずはどのサービスでも提供している無料レッスンを受けて決めてみるのがよいでしょう。番外編①:そもそもの英語学習方法(http://wisdomofcrowdsjp.wordpress.com/sitemap/english/)英語の勉強は闇雲にやってもなかなかすぐに効果が出るものではなく、効果が出ないと自分の勉強方法に疑心暗鬼になってしまって継続しないという経験は多くの人にあるのではないでしょうか。そんな人はそもそもの英語学習方法について知識を入れてみるのもいいかもしれません。こちらでご紹介しているサイトは、はるじぇー(@HAL_J)さんがまとめた英語学習方法です。帰国子女でもなく留学経験のないはるじぇー(@HAL_J)さんが自ら実践してきた英語学習方法についてまとめたものです。読み応えがあるとともに、TOEICのレベル別に勉強方法が提示されているので、自分のレベルに合わせて読むことも可能です。番外編②:海外語学留学(http://souspeak.com/)海外への語学留学というと、少し前までは1ヶ月〜2ヶ月程度でも、100万円弱のお金がかかるため非常にハードルが高い物でした。一方で上記で紹介したフィリピン人講師を用いたオンライン英会話のように、語学留学においても1ヶ月10万円程度で行くことができるフィリピン留学が近年、非常に盛んになっています。上記でご紹介しているのは番外編①でご紹介した英語勉強法の著者であるはるじぇー(@HAL_J)さんが設立したサウスピークという語学学校です。語学学校の中にはバカンス気分で大して勉強しない人もいるのですが、サウスピークは「3ヶ月でTOEICが200点あがる学校」、「生徒の一日の平均学習時間は10時間以上」と真剣に勉強したい人向けのカリキュラムになっています。語学留学については予算と自分の目的に合わせて学校を選ぶのがよいと思いますが、勉強を目的に行くのであればこうした学校に行くのがよいかもしれません。最後にたくさんのサイトを紹介しましたが、結局英語学習で最も大事なのは継続力だと言えます。1ヶ月努力した成果が見えるのは3ヶ月先だとも言われています。「物事を始めるのに遅すぎるということはない」ので、英語の勉強をしようかなと思っていた人はこのコラムが英語学習を始めるきっかけになればうれしいです。credit:KniBaronviaFindCC 92,544 views
Smart Mobilityの実現へ。事業を支えるNTTコミュニケーションズ社員の仕事・素顔とは|unistyleインタビュー Smart Mobilityの実現へ。事業を支えるNTTコミュニケーションズ社員の仕事・素顔とは|unistyleインタビュー 本記事はNTTコミュニケーションズのPR記事になります。本記事では、SmartMobilityに携わる3名の社員の具体的な業務内容や役割、「仕事で大切にしていること」など、NTTコミュニケーションズ社員の素顔に迫ります。『』の記事では、同社が現在注力しているSmartWorld、その7つの重点領域の中のSmartMobilityに迫っていますので、こちらも併せてご覧ください。本記事の構成成宮さんへのインタビュー:1年目に感じた苦労とやりがい、入社して感じた自社の魅力とは船引さんへのインタビュー:多くの仕事に携わってきた中、なぜSmartMobilityへの挑戦を決めたのか吉富さんへのインタビュー:仕事に対する想い、そして今後のビジョンと実現させたい未来終わりに※上記の写真:左から吉富さん、成宮さん、船引さん成宮さんへのインタビュー:1年目に感じた苦労とやりがい、入社して感じた自社の魅力とは成宮惇史さん2021年NTTコミュニケーションズに入社。スマートモビリティ推進室に所属。入社1年目からエンジニアとして、大手自動車メーカーとの研究開発や車・その他IoTデバイスのデータの収集・管理を行うサービスの提案活動に携わる。__就活生時代の話をお聞かせください。また大学時代はどのようなことをされていましたか?出身学部は経済学部ですが、IT系のゼミに入っていたため、アプリやWebサイトの制作などを行っていました。就活時は、IT系の業界や金融業界など幅広く見ていました。さまざまな業界や会社を見る中で、沢山の検討要素はありましたが、最後は自分が楽しいと思える仕事ができる会社に行きたいと思いました。その楽しいと思える仕事が、SmartWorldのプロジェクトに代表される、未来を作るようなプロジェクトです。このことが弊社への入社の決め手にもなりました。__文系出身ということですが、エンジニアになる際に特に苦労された点について教えてください。アプリやWebサイトの制作などの経験が少しあったとはいえ、ほぼゼロからのスタートでしたので、今まさに苦労しています。例えば、「監視ツールのインストール方法」を調べていると、調べた先でまた分からないことが出てきて、追加で調べる、というような形で次々と分からないことが出てきます。そのため、調べる時間に制限を設けることと、調べた結果を自分の言葉でまとめることを意識しています。時間内に調べて理解できた場合は理解したことを自分の言葉でまとめ、時間内に理解できなかった場合はチャットなどで先輩方に聞いています。聞く際は「ここまでは自分で理解できたが、この先が分からない」や「こうだと思うが正しいか」という聞き方をするように意識しています。このことにより、メリハリをつけて調べることができるのと、調べた内容の定着につながります。__現在の役割や業務内容について教えてください。現在は大きく分けて2つの業務を行っています。1つめは開発です。大手自動車メーカーと行っている研究開発に関わっています。具体的には、実証実験で利用するサーバーへのモニタリングツールの導入やサーバー構築の自動化開発に取り組んでいます。2つめは提案です。車やその他IoTデバイスのデータ収集や管理を行うサービスの提案を行っています。__仕事をするうえで意識していることや大切にしている点について教えてください。まずは自分で仮説を持っておくことを意識しています。分からないことがあった際に聞くのではなく、自分で一度考えるように心がけています。ただ今後、どういったことを大切にしたいかを働く中で探していきたいと思っています。__2021年に入社されたということで、就活生に最も近い立場だと思います。入社して感じる御社の魅力について教えてください。もちろんすべての希望が叶うわけではありませんが、自分のやりたいことができる環境があることだと思います。私はスマートモビリティ推進室で働きたいということを入社前に話していて、実際に配属もされました。また、配属された後は「どういった仕事をしたいか」を聞いてもらい、希望を伝えるとそれに合った仕事にアサインしてもらえました。__御社が推進しているSmartMobilityに対して、ご自身のビジョンと携わりたいことや実現したいことについて教えてください。入社の決め手にも関連しますが、時代を創るような新しいモノを作りたいと思っています。そのため、新しい取り組みや10年先に当たり前になっているようなモノを作ることに携わりたいと考えています。そして、それはこのスマートモビリティ推進室で行っていることでもあるので、自分ができることを増やしていき、新たなモビリティ社会の実現に寄与したいです。船引さんへのインタビュー:多くの仕事に携わってきた中、なぜSmartMobilityへの挑戦を決めたのか船引魁人さん2017年NTTコミュニケーションズに入社。関連企業にて、約3年半にわたってネットワークの運用から構築、ソフトウェアの内製開発などを行う。2020年7月よりスマートモビリティ推進室にてコネクティッドカーの協業を主に担当。__就活生時代のお話をお聞かせください。就活時は、出身が情報学研究科ということで通信系の会社や機械系メーカーを見ていました。情報学での学びを通じてネットワークの分野に技術的な興味を持ち、それを実際に自分の手で開発したり運用したりしてみたいという想いが強く、それを実現できると感じたのがNTTコミュニケーションズでした。__現在のスマートモビリティ推進室にて、1つめの部署での経験がどのように活かされているのかについて教えてください。ネットワークやサーバー、アプリケーションといった幅広い技術領域に触れた経験が活きていると感じています。協業の取り組みでは主にコネクティッドカーを支えるNW基盤の検討や検証を行っているのですが、関連する技術分野が多岐に渡るため、着任当初は取り組んでいる内容をキャッチアップすることに非常に苦労しました。しかし、前部署での経験があったこともあり、比較的スムーズに内容を理解し、社内外のエンジニアとの議論に参画することができたと思います。また、スマートモビリティ推進室では実証実験のための検証環境を独自で持っており、その環境の構築や運用についても前部署での経験を活かすことができています。__船引さんはジェネラリスト寄りだと思いますが、御社ではどのようなキャリアプランを歩まれる方が多いのかについて教えてください。おっしゃる通り、私のこれまでの経験からするとジェネラリスト的なキャリアに進み始めている印象を持たれるかなと思いますが、入社当初からジェネラリストを志望していたわけではありません。まずはとにかくさまざまな経験をしてみたい、とお伝えしたところ、人事に汲み取ってもらい現在に至る、というイメージです。社内のエンジニアの方々を見ていると本当にさまざまなキャリアプランがあるのだな、と感じます。これまで業務に関わらせていただいたある先輩社員の方は多岐にわたる技術領域について非常に豊富な知識を持っておられて驚かされました。他にも特定分野のスペシャリストとして社外的にも有名なエンジニアの方も社内にいます。当然キャリアプランは人によって異なると思いますが、それぞれの希望を叶えられる場所が弊社にはあると思っています。__仕事をするうえで大切にしている点について教えてください。コミュニケーションを大切にしています。一人でできることは当然限られていますし、会社で仕事をする上では必ずチームとして動かなくてはなりません。その根幹となるのがコミュニケーションだと思います。コロナ禍の影響もあり、弊社でもリモートワークの割合がかなり多くなっています。そういった新しい職場環境に合わせて、コミュニケーションの取り方も変化させていく必要があると強く感じています。その取り組みの一つとして、スマートモビリティ推進室では「Nework」を使ってリアルタイムに会話ができる仕組みを取り入れています。__やりがいを感じる時について教えてください。あるゴールに対して自分が分からないことやできないことを少しずつ理解し、できるようになっていく過程が楽しいですし、その結果としてゴールを達成できた時がエンジニアとしてすごくやりがいを感じます。もう少し広い範囲で言えば、チームとして連携し目標を達成し、お客さまに感謝される時にもやりがいを感じます。__御社が推進しているSmartMobilityに対して、ご自身のビジョンと携わりたいことや実現したいことについて教えてください。コネクティッドカー協業を推し進め、SmartMobilityの実現に貢献したいです。その中で、自身の強みである幅広い技術への理解といった点を活かしつつ、NTTコミュニケーションズでコネクティッドカーといえばこの人、と認知されるようなエンジニアになりたいです。また、ネットワークやサーバーといったインフラだけではなく、アプリケーション開発の面も対外的にアピールしてNTTコミュニケーションズの新たな一面を世間に発信し続けたいと思います。吉富さんへのインタビュー:仕事に対する想い、そして今後のビジョンと実現させたい未来吉富文香さん2009年NTTコミュニケーションズに入社。社内システムの開発管理を行う部署にて、申込処理の電子化に関するシステム開発に携わった後、法人向けのSI(システムインテグレーション)を行う部署に異動し、主に金融系の業務システム開発を行う。2021年4月より、スマートモビリティ推進室のコネクティッドカーチームにて、マネジメント業務などを中心に幅広く活動している。__就活生時代のお話をお聞かせください。当時、さまざまな社会課題を新しい技術で解決するという点で情報システム系の仕事に興味を持ち、SIer(SystemIntegrator)と呼ばれていた業界の企業を中心に就職活動をしていました。入社の決め手は、「レイヤーの幅広さ」と「社員の方の印象」の2つです。さまざまなSIerの方から説明会などで業務内容を聞いた中で、NTTコミュニケーションズが一番対応レイヤーが広いのではないかと感じました。具体的にはデータセンターや物理的な回線のレイヤーから業務アプリケーションのレイヤーまで、すべてを対応範囲としており、「さまざまなことが経験できそうだな」と思いました。また、先輩社員とお話する機会があったのですが、楽しそうに仕事の話をされているのと、学生の私にも分かるように丁寧に対応していただき、職場の雰囲気も良いのだろうなと感じたのも決め手になったと思います。__仕事をするうえで大切にしている点について教えてください。私の業務では、社内だけでなくNTTグループ内外の協力会社、お客さまなど、さまざまな方と一緒に仕事をさせていただいています。そのため、仕事をするうえでは「相手の立場になって考える」ということを大切にしています。あたり前のことですが、文化やミッションの異なる方と一緒に仕事をする上では非常に重要なことで、とても難しいことだと思っています。__やりがいを感じる時について教えてください。法人のお客さまの業務システムに携わらせていただくことが多かったので、一連の開発プロジェクトが完了し、サービスを開始できた時に一番やりがいを感じます。__一緒に働きたいと思う人物像について教えてください。主体性を持って考え、コミュニケーションを取ろうとしてくれる方と一緒に仕事をしたいと思います。SmartWorldのような新しいビジネスを考える上では、自分で考え、情報を発信し、さまざまな人とコミュニケーションをとり、人を巻き込んでいくことが大切です。考えの正確さや年齢などに関係なく、自分の考えをしっかり伝えようとしてくれる方は魅力的に感じます。また、リモートワークになり、対面でのコミュニケーションが難しくなったこともあり、自ら発信しコミュニケーションをとることが今までより重要になってきたと思います。__御社が推進しているSmartMobilityに対して、ご自身のビジョンと携わりたいことや実現したいことについて教えてください。SmartMobilityはこれから発展していく分野であり、提供する価値や市場性、提供のスピード感が重要になります。今までは法人の業務システムということで、QCD(品質・コスト・納期)を意識する業務が多かったですが、今後は新しい価値の創出やスピード感を持った市場提供へ意識を向け、現在取り組んでいるコネクティッドカーアーキテクチャの商用化を推進していきたいと思っています。また、SmartMobilityではMaaS(MobilityasaService)などの新しいサービスの検討も行っており、新しい価値や生活スタイルの提供など、さまざまなことに取り組んでいきたいと思います。終わりにいかがでしたでしょうか。今回のNTTコミュニケーションズの社員の方々へのインタビューを通じ、各社員の仕事内容や価値観などについて理解いただけたかと思います。以下の記事は、同社が注力しているSmartMobilityに関する記事となっていますので、こちらも是非ご覧ください。また、以下の記事は、NTTコミュニケーションズが注力している「SmartCity」のインタビュー記事となっています。本記事と併せてご覧ください。 5,889 views
逆質問あるあるで打線組んだけど「あるある」なだけで全然イケてない。 逆質問あるあるで打線組んだけど「あるある」なだけで全然イケてない。 【打線組んでみた】とは野球の打線の特徴に合わせて様々なものを並べる、というものです。SNS上で多くのテーマでシェアされています。そこで今回、Unistyleでも就活ネタで打線を組んでみたいと思います。/#ネトフリ人気作品で#打線組んでみた\1.テラスハウス2.13の理由3.バキ4.ストレンジャー・シングス5.クィア・アイ6.オレンジ・イズ・ニュー・ブラック7.ボス・ベイビー8.ブラック・ミラー9.宇宙を駆けるよだかあなたのネトフリ打線も募集中!リプライでツイートしてみようpic.twitter.com/RuinDndrVF—NetflixJapan(@NetflixJP)2018年10月17日【この記事のアウトライン】▶逆質問で打線組んでみた各打線の特徴「逆質問あるある」で打線組んでみた▶逆質問のポイント①その人にしかできない質問かどうか②その会社が自分の企業選びの軸に合っているか見極めるのに役立つ質問かどうか▶最後に逆質問で打線組んでみた各打線の特徴ここで使われている「打線」。野球を普段観ない方はピンとこないと思うので、各打線の特徴からまずは見ていきましょう。なんとなくの力関係を掴んでいただけたでしょうか。上位打線で出塁。中盤でランナーを回し得点。下位打線は中盤が得点し損ねた時のサポートといった役割があります。「逆質問あるある」で打線組んでみた今回はこの打線を「逆質問あるある」で組んでみました。採用側から見ても「よく学生からされる質問」をあげています。逆質問のネタに困っている方も参考にしてみてください。(あるあるなだけで全てが適切とは言えません)逆質問のポイント打線にあげた質問を実際に面接で聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。これらの質問はよく聞かれるいわゆる「あるある」の逆質問ですが、実は、全然イケてない質問も含まれています。本来、逆質問は、選考に参加している企業の面接官に志望度の高さをアピールする場というだけでなく、自分自身の企業選定軸にその企業があっているのかを見極める場でもあります。しかし、その本質を理解した逆質問ができている方はあまり多くありません。Unistyle読者の皆様には逆質問で有意義な情報を得て欲しい。ということで逆質問の際のポイントをまじめに解説します。【逆質問のポイント】①その人にしかできない質問かどうか②その会社が自分の企業選びの軸に合っているか見極めるのに役立つ質問かどうか①その人にしかできない質問かどうか一次、二次、最終とそれぞれ面接官になる年齢やポジションは全く異なります。例えば、一次面接で経営課題について質問しても有意義な回答は得られないでしょう。しかし、1番の入社の決め手や2番のような入社前後のギャップは年次の近い社員に聞くことで自分自身が体験する可能性のある身近な話が聞けるでしょう。このように、その質問を目の前の相手にすることが最善なのか、再考した上で質問すると良いでしょう。②その会社が自分の企業選びの軸に合っているか見極めるのに役立つ質問かどうか逆質問のNG例としてよく挙げられるYes/Noで回答が終わってしまうクローズドの質問ですが、オープンならば良いという認識もリスクが高いです。なぜなら、抽象度が高すぎる質問は、学生側が聞きたいことを引き出せない可能性が高いからです。例えば、成長事業に携わることを企業選定軸に設定しているAさんの面接例を見てみましょう。「最後に質問はありますか。」「御社の課題を教えてください(成長するにあたって企業が今抱えてる問題とか知りたいな~)」「うちは社員が多いから、異動希望出しても通る確立が低いことですかね。でも、正当な背景があればしっかり通してくれますよ。(最近の学生が敏感そうな働き方について触れておこう)」「あ、そうなんですね、、。(え、なんか見当はずれな回答されたんだけど!そんなこと聞いてないんだけど!)」この場合、面接官によって事業・働き方・社風などそれぞれが異なる視点で課題を考察しているため自分が引き出したい情報を引き出せない可能性が高いでしょう。これがオープン質問のリスクです。自分の求める情報を引き出すために、必要な情報を面接官にしっかり伝えることが必要です。今回の例の場合は、「私は成長事業に携わることを軸に就職活動をしていますが、現在抱えている事業の成長において、課題があれば教えてください。」と聞くことで面接官に意図が伝わりやすくなります。最後に今回は逆質問あるあるで打線を組み、解説をしました。逆質問については、以下の記事でも取り扱っています。併せて参考にしてみてください。【参考記事】 24,668 views

現在ES掲載数

77,622

すべて見れる

上に戻る

会員登録・ログインして全てのコンテンツを見る

無料会員登録