【就職活動でも聞き上手がモテる】聞く力はなぜ重要なのか?

20,169 views

最終更新日:2023年10月31日

【就職活動でも聞き上手がモテる】聞く力はなぜ重要なのか?

こんにちは、16卒で総合商社から内々定を頂いた中堅私大の学生です。

就職活動で最も大事なのは「面接」です。いくらESやWebテストの評価が高くても面接を成功させられなければ失敗します。ここで求められているのは「自分の想いや考えをどれだけ熱く面接官に伝えられるか」に尽きると思いますし、ここが弱いとどんなに学歴が高かろうが、どんなに凄い実績を持っていても落ちます。

こう話すと「うまく話せれば面接は通過するんじゃないか。」という声が聞こえそうですね。しかし、私が就職活動を通じて一番大事な能力だなと感じたことは「聞く力」です。

今回は就職活動で使える「聞く力」について書きたいと思います。

そもそも「聞く力」は何故大事なのか?

2012年にテレビタックル等に出演されている阿川佐和子さんが書かれた「聞く力 心をひらく35のヒント」という本がヒットしました。ご存知の方も多いと思います。

ヒットした要因は幾つもあると思いますが、それだけ世の中の人々が「聞く力」の重要さに気付いたことが一番の要因ではないかと私は考えています。

聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)

そもそも人間は、自分の考えや意見を誰かに話したいという欲を持った生き物です。よく、聞き上手はモテると言われますがその所以はここにあると思います。そしてこれは就職活動に置き換えても同じことが言えます。

就職活動で「聞く力」が求められる説明会とGD・面接について解説していきます。

本選考とインターンの締め切り情報

説明会でこそ聞く力が重要

説明会でこそ聞く力が最も効力を発揮されます。実際に説明会に参加してみると分かりますが、学生の90%以上は質問をしません。社員の方のプレゼンを聞いて帰るだけです。これは時間の無駄であり、ただ説明会に参加しただけで満足している典型的なダメ就活生です。

では、説明会で「聞く力」を活かすことで得られるメリットとは何なのでしょうか。

(1)会社の雰囲気や風土、その場にいる社員のキャリアプラン等を具体的に聞ける

人事の方が皆さんの前でしているプレゼンには、はっきり言って良い事しか書かれていません。また、その内容は非常に簡潔にまとめられています。それで理解した気になっている人が多いなという印象があります。その会社の雰囲気や風土は説明会にいる社員達から感じとる事も可能ですが、やはり実際に話を聞いてみることで自分が合うか合わないかの判断が初めてできると思います。

また、この会社に入ったらどんなキャリアを描けるのかは人それぞれなので、聞いてみる事でイメージもしやすくなります。

(2)OB訪問に繋げられる

必ず成功するとは言えませんが、私は周りにOBがいないけど興味のある会社の説明会に参加した際には必ず連絡先を教えて頂けるかを聞いていました。特に合同説明会での成功率はかなり高かったです。実際に私は、外資系コンサル、外資系メーカー、日系超大手のメーカーの方から名刺を頂く事ができ、後日お会いしてお話を伺うことができました。

説明会では、社員の方に自分が気になる事を恥ずかしがらずに素直に聞くことをおすすめします。それは、後にESを書く時や面接で必ず活かされます。

GD・面接でも聞く力が活かされる

GD

企業によって見ているポイントが異なるみたいなので一概には言えませんが、このGDでも「聞く力」は活かされると思います。まず、最初の数分間は皆で意見を出し合い、その後に意見をまとめる作業になるのですが、6人もいればあまり話さない人、自分の意見だけを主張する人等たくさんいます(笑)これは議論でありますが、チームで結論を導きだせたかも大きな評価ポイントになります。

ですので、まずはメンバーの意見を聞く、あまり話していな人に話を振るようにして議論が上手く進むようにします。その後、皆の意見を聞き出した上で自分の意見を上乗せして発言をすると納得を得られ易いです。自分の意見を強く主張するのではなく、メンバーの話を聞いた上で自分の意見を伝えましょう。

面接

面接では逆質問というものがあり、これが占めるウエイトは多い気がします。実際に大手メーカー、メガバンク、総合商社の面接では必ず逆質問がありました。ネット上で逆質問リストみたいなものもあり、参考にはなりますが、かなり多くの就活生と被ると思います。ここで鋭い質問をすることで印象に残せる可能性もあるので大事にしましょう。

私は有価証券報告書を読みその企業の強みや弱み、伸ばそうとしている事業を調べておきそれについて質問するようにしていました。IR情報を読んでそれを逆質問やES記載時に活かすだけでも大きな差別化になります。

「お、この学生はウチの会社のことを良く調べて来ているな。本当にウチに興味があるんだな」と逆質問で思ってもらえるとポイントは上がると思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「話す力」も大事ですが、「聞く力」を極めるだけでこれだけのメリットがあります。OB訪問や説明会での質問を繰り返し行うことができた後は「自分は何故この質問をしたのだろう」と考えてみて下さい。質問をする側の気持ち=面接官の気持ちです。

聞き手側の考えを理解するのも面接攻略の1つだと思うので是非試してみて下さい。

おすすめコラム 4 件

就活生が話しがちな志望動機「グローバルに働きたい」の3つの分類 就活生が話しがちな志望動機「グローバルに働きたい」の3つの分類 自分自身の海外生活経験や留学経験などから「グローバルに働きたい」という企業選びの軸を持つ学生は少なくありません。一方で、「グローバルに働く」ということについて、しっかりと定義まで考えている学生は少なく、何となくグローバルという言葉はかっこいいぐらいに使っているのではないかと思うことも多くあります。今回は実際の企業の仕事内容から、「グローバルな働き方」の3つの分類についてご紹介します。働き方その1:駐在がメインのグローバルな働き方総合商社は特に海外駐在が多いのですが、その他金融機関やメーカーにおいても海外駐在員としてグローバルに働くというのはイメージしやすいかもしれません。数年単位で、現地に駐在し、親会社の現地法人で働くというのが一般的なケースです。非常にグローバルな印象を受けますが、総合商社の人に話を聞くと、現地法人で経理の仕事などやっていると結局、日本人同士で仕事をすることが多く、働いている場所はグローバルだけど実際の働き方は果たして本当の意味でグローバルなんだろうかと思っている人もいるようです。また駐在の場合はどの国・地域に駐在するかで大きくライフスタイルが変わります。ロンドン・ニューヨークの英語圏大都市での駐在ならいいけど、ブラジルの奥地で投資先のメーカー工場に駐在するケースや、アフリカでシラミが大量に出るベッドで暮らさざるを得ない場所に駐在するケースなども存在します。総合商社であれば赴任する地域は配属によって選べない部分もあるので、運命に身を任さざるを得ないことも少なくないでしょう。働き方その2:頻繁な海外出張によるグローバルな働き方拠点は日本に置きながらも頻繁に海外出張を行ったり、時には数週間滞在して取引先と交渉を行うという出張をベースにした働き方もグローバルな働き方の一つです。総合商社や海外から資材を調達しているメーカー、販売先が海外のメーカーである素材メーカーなどはこういった頻繁な海外出張によるグローバルな働き方をしているように思います。あくまで拠点が日本であるため、生活基盤は安定させながらグローバルに各国の人々と関わることのできる働き方で、赴任先により生活スタイルが大きく変わる「駐在」よりはリスクが少ない働き方と言えます。一方で部署によっては、取引先が韓国だけだから、中国だけだからと一つの国に頻繁に出張するというスタイルもありえます。その場合は「世界を股にかけて」というイメージとは少し遠くなるかもしれません。働き方その3:チームメンバーが多国籍なグローバルな働き方最後に外資系企業に多い働き方の一つで、チームメンバーが多国籍であるという働き方があります。日系企業の多くは日本人とだけ働くことが多く、日本語で仕事をすることが多いのですが、チームメンバーが多国籍の場合は共通言語として英語を使うことが多くなります。この多国籍なチームで働くというのをイメージして総合商社に入社したけど意外と日本人だけで日本語で仕事している時間も多いと感じる人は少なくありません。一方で、チームメンバーが多国籍な企業の場合は英語でしか仕事をしないということもあり、選考の段階から高い英語力を求めることも少なくありません。例えば、世界的なタバコメーカーのフィリップモリスジャパンの選考は全て英語で行われます。参考:フィリップモリスジャパンの採用直結インターン「INKOMPASS」を徹底解説また元マッキンゼーの採用担当である伊賀泰代氏はその著書「採用基準」において、英語力が重要な採用基準の一つであると話をしています。採用基準もちろんP&Gのように入社時にはそこまで英語力は問わないものの、グローバルなチームで働くメンバーとしてふさわしいように、内定後からみっちりと英語のトレーニングがある企業もあります。このあたりは企業説明会などで質問しながら自分が受ける企業が採用時点から英語力を求めるのか、入社後に伸びればいいのか、聞いてみるのが良いかもしれません。最後に「グローバルに働きたい」といっても、駐在なのか、出張なのか、チームが多国籍なのかで3つに分けることができ、更に先進国なのか途上国なのかなどどこで働きたいのかという地域で区切ることで、その働き方は様々だということがわかります。「グローバルに働きたい」というのが就職活動生の間でマジックワードになっているからこそ、自分なりに定義して、その定義がどのように志望している企業に当てはまるのか理路整然と話すことができると評価されるでしょう。photobyLukePrice 36,321 views
【例文6選】ガクチカでアルバイト経験をアピールする際のポイントを独自調査の結果と共に解説 【例文6選】ガクチカでアルバイト経験をアピールする際のポイントを独自調査の結果と共に解説 本記事では、大学生の多くが行っているアルバイトの中からガクチカに活かせるエピソードを紹介していきます。また、アルバイト別にアピールできる強みも紹介しておりますので、実際の選考通過者のESと合わせて、参考にしていただけたらと思います。以下のグラフはガクチカのエピソードの割合をグラフとしたものです。対象期間:22卒・23卒のES対象のES:unistyle上にある本選考ES(200人)のガクチカ欄対象業界:全業界(公務員を除く)分類方法:学業、サークル、留学、長期インターン、部活、アルバイト、学園祭実行委員、その他で分類上記のグラフから、ガクチカのエピソードとしてアルバイトの割合が一番高いことが分かるかと思います。選考官としてもアルバイトをエピソードにしたガクチカを見る機会が多いため、アルバイト経験をもとにガクチカを書く際には差別化を図る必要があります。本記事では大手企業に内定したアルバイトガクチカの例文を紹介していますので、是非参考にしてみてください。本記事の構成【アルバイト別】ガクチカでアピールできる強み・ES例文:120ESをunistyleが独自調査カフェアルバイトでアピールできる強み・ESガクチカ例文塾講師アルバイトでアピールできる強み・ESガクチカ例文飲食店アルバイトでアピールできる強み・ESガクチカ例文カラオケアルバイトでアピールできる強み・ESガクチカ例文スーパーアルバイトでアピールできる強み・ESガクチカ例文アパレルアルバイトでアピールできる強み・ESガクチカ例文企業がエントリーシート(ES)・面接でガクチカを聞く意図・評価基準アルバイト経験を伝える基本的なガクチカの書き方ガクチカでアルバイト経験を書くポイントアルバイト経験から選ぶガクチカエピソードまとめ【アルバイト別】ガクチカでアピールできる強み・ES例文:120ESをunistyleが独自調査アルバイトといっても様々なものがあり、その種類によってアピールできる強みも異なってきます。そこで、unistyle編集部では、人気アルバイト(カフェ、塾講師、飲食店、カラオケ、スーパー、アパレル)のガクチカを記載した合計120人の選考通過者ESを集計し、「ガクチカでどのような強みをアピールしているのか」について、アルバイト別で調査を行いました。今回の調査の内容は以下の通りになります。対象期間:2020年~2024年の5年分対象のES:unistyleにある本選考ES、インターンESのガクチカ欄対象のアルバイト:カフェ、塾講師、飲食店、カラオケ、スーパー、アパレル調査ES数:アルバイトごとに20ES計120ESアルバイトごとに人気の強みをアピールしたES例文も掲載しています。ぜひ、ガクチカを作成する際の参考にしていただけたらと思います。カフェアルバイトでアピールできる強み・ESガクチカ例文ガクチカES調査結果:カフェアルバイトコミュニケーション能力、チャレンジ精神などがその他に含まれており、カフェアルバイトでアピールできる強みは様々であると言えます。初期のアルバイトで接客の研修がありマナーが身につくことや、アルバイト中にドリンクが無料もしくは割安で飲めるという理由から大学生の多くが行っているカフェアルバイト。調査結果以外でも、カフェの仕事からガクチカに活かせる内容は様々あり、まとめると下記のようになります。カフェアルバイトからガクチカに活かせる内容(1)主体性・勝ちにこだわる姿勢(2)企画・提案力(3)問題解決力アルバイト別ESガクチカ例文:カフェ×主体性今までの人生で、周りの人を巻き込み達成した経験を教えてください。関わった人数規模や、その中でのご自身の役割などがわかるよう具体的にお書きください。(400文字以内)カフェの新人育成係のリーダーとして退職者数の減少に尽力した。退職の原因は新人と育成係の相性不一致だった。そこで私は新人の要望を把握し話題や指導スタイルが合うような育成係とマッチングを行うため個別面談を実施した。個別面談を行う上で困難が二つあった。一つ目は15人以上いる新人との面談を行う時間の確保だ。他の育成係との信頼関係を活かして協力を仰ぎ分担して面談を行う事でこれを解決した。二つ目は短い面談の中で新人の本音を引き出す事だ。このために日頃から新人との会話時間を創出する事に加え、会話の際は目線を揃え共通の話題を持つ事を意識した。その結果新人の多くが心を開き本音を話してくれた。そして個別面談で得た情報をもとに新人それぞれにあった育成係を提案した。結果相性不一致が改善され退職者数は6人から1人に減少した。私の主体的に取り組む姿勢、人を巻き込む人間性、一人一人と向き合う誠実さが現れたエピソードだ。選考通過者本選考ES:23卒ADKホールディングス(ADK)(総合職)ADKホールディングス(ADK)のインターン・本選考ES一覧を確認したい方はこちらより詳細な「ガクチカでカフェのアルバイト経験をアピールする書き方・その他例文」を確認したい方は、以下の記事をご覧ください。上記の記事を参考にアルバイト経験に磨きをかけアルバイト経験のガクチカを仕上げましょう。塾講師アルバイトでアピールできる強み・ESガクチカ例文ガクチカES調査結果:塾講師アルバイト現状の課題に向き合い、それを解決するための主体性や分析力、粘り強さをアピールしたESが多いことが分かります。比較的時給が高いことや、様々なスキルが身につくことから、多くの大学生に人気の塾講師アルバイト。調査結果以外でも、塾講師のアルバイトからガクチカに活かせる内容は様々あり、まとめると下記のようになります。塾講師のアルバイトからガクチカに活かせる内容(1)目標に向けチームをまとめるためには相手の立場にたって考えることができる(2)アルバイトスタッフ全員が主体的に動く職場の雰囲気作り(3)全員主体のチームは結束力、団結力が強い(4)生徒にやる気を出すためのアプローチ方法アルバイト別ESガクチカ例文:塾講師×問題解決能力あなたが大学入学後、最も力を入れて取り組んだことについて教えてください。特に「取り組んだ理由」「難しかった点とその原因」「自分なりに創意工夫した点」を重点的に教えてください。私は「目の前の人を幸せにしたい」という想いから個別指導塾の講師を務め、担当している生徒の成績向上に貢献した。高校受験生全員合格を目標にしていたが、ある一人の生徒の成績が伸び悩んでいた。私はその生徒の現状分析を行い、勉強に対する苦手意識が強いことを認識した。苦手意識の原因は①自信がないこと、②苦手分野が多いことの2点だと考え、従来行っていた厳しい指導法から生徒のペースに合わせる指導法に変えた。復習を多く取り入れ、簡単な小テストを実施することで自信をつけさせ、その子の苦手分野を集約したオーダーメイドテキストを作成することで、苦手分野の克服を図った。すると、苦手意識の払拭により上昇志向が芽生え、どんどん成績を伸ばし最終的に志望校に合格させ、高校受験生全員合格という目標を達成することができた。課題を明確にし、想いを行動に移すことで解決へと導く私の強みが活かされた経験である。選考通過者ES:23卒野村総合研究所(NRI)(総合職(AE))野村総合研究所(NRI)のインターン・本選考ES一覧を確認したい方はこちらより詳細な「ガクチカで塾講師のアルバイト経験をアピールする書き方・その他例文」を確認したい方は、以下の記事をご覧ください。上記の記事を参考にアルバイト経験に磨きをかけアルバイト経験のガクチカを仕上げましょう。飲食店アルバイトでアピールできる強み・ESガクチカ例文ガクチカES調査結果:飲食店アルバイト飲食店アルバイトでは、行動力や問題解決能力といった強みをアピールしたESが多いことが分かります。比較的遅い時間まで開店しているため、大学やサークルの時間と被らずシフトを入れることができる飲食店アルバイト。夜勤手当がついたり、アルバイト後にまかないが出ることもあり学生からは人気のアルバイトです。調査結果以外でも、飲食店のアルバイトからガクチカに活かせる内容は様々あり、まとめると下記のようになります。飲食店でのアルバイトからガクチカに活かせる内容(1)異なる考えを持つ人に対しても主体的に働きかける(2)問題意識を持ち、現状の改善に向けて自ら行動することができる(3)業務の改善と効率化アルバイト別ESガクチカ例文:飲食店×行動力周囲と協力して、困難な状況に立ち向かった経験について、教えてください。その過程であなた自身の意志・決断で行動した点も含め、具体的に記してください。(400)→私の勤める飲食店で英語接客をマニュアル化したことである。私の店はモール内の人気店ゆえに外国人客も多かった。しかし従業員の9割が英語が苦手だったため残りの1割が常に対応を任されており、業務量の不公平さを感じていた。そこで、私はどの従業員も外国人客の対応ができるように、英語水準の底上げを社員に訴えた。私は社員と共にメニュー説明や注文時の英会話表を作成し、発話練習を朝礼に取り入れた。しかし初めは、新たに挑戦する気恥ずかしさからか消極的な者もおり、思うように導入が進まなかった。そこで私たちは「褒めて伸ばす」を基本として、個別の発音練習や一緒に接客し適宜アドバイスすることで、その人に自信をつけてもらえるよう努めた。すると次第に表情の硬かった従業員も自ら笑顔で外国人応対をするようになり、業務量の偏りを減らすことができた。この経験から私は、現状に満足せず、常に進化を求める行動力がさらに培われたと感じた。選考通過者ES:20卒三菱商事(総合職)三菱商事のインターン・本選考ES一覧を確認したい方はこちらより詳細な「ガクチカで飲食店のアルバイト経験をアピールする書き方・その他例文」を確認したい方は、以下の記事をご覧ください。上記の記事を参考にアルバイト経験に磨きをかけアルバイト経験のガクチカを仕上げましょう。カラオケアルバイトでアピールできる強み・ESガクチカ例文ガクチカES調査結果:カラオケアルバイト飲食店同様、時給の高さやシフトの自由度、また割引が利くなどカラオケ好きにはたまらないアルバイトの一つです。調査結果以外でも、カラオケのアルバイトからガクチカに活かせる内容は様々あり、まとめると下記のようになります。カラオケでのアルバイトからガクチカに活かせる内容(1)課題発見・課題解決力(2)お客さんに寄り添って対応する力(3)企画・実行力アルバイト別ESガクチカ例文:カラオケ×粘り強さ学生時代の取り組みの中で、あなたが自信を持ってやり遂げたと言えるエピソードは何ですか?その背景と、あなた自身が取った行動、その結果をできるだけ具体的に記述してください。(400文字以上600文字以内)アルバイト先のカラオケ店において売上向上に尽力し、主体的に挑戦し続けることで売上増加に導いた。店舗が売上の減少に直面する中で、普段からお世話になっていた店長に恩返しがしたいという思いから自ら手を挙げ挑戦した。当初、アルバイトのメンバーの協力を得て考案した案(SNSによる宣伝、ドリンク割引)では結果が出ず、チームは諦めムードになっていた。その状況を打開すべく、私は失敗の原因が本質を捉えず闇雲に案出しを行ったことにあると考え、自店の強みと現状を明確にした。具体的には、大学周辺に位置するという強みを持つ一方、店舗の存在感の無さと長時間利用者向けの料金体系を設けていないことが原因で隣駅の競合店に学生層が流れていた。その問題点をメンバーに共有することで諦めようとするメンバーに再度考えるきっかけを与え、かつ、本質を捉えた戦略的な案出しを促すことができた。そして私達は1.ビル前に自作した看板を設置する。2.ビル前にスピーカーを設置し、営業時間にカラオケ定番曲を流す。3.学生に需要のあるフリータイムプランを取り入れることで競合店の料金体系に対抗しながら自店のアクセスの良さを活かす。という案を考案した。それらの案を実行した結果、学生の来客数が増加し売上を月15万円アップさせることができた。この経験からチームで成果を挙げることの喜びを知り、また、困難な状況においても粘り強く挑戦し続ける力が身についた。選考通過者ES:21卒富士通(FUJITSU)(ソリューション&サービスエンジニア)富士通(FUJITSU)のインターン・本選考ES一覧を確認したい方はこちらより詳細な「ガクチカでカラオケアルバイトをアピールする書き方・その他例文」を確認したい方は、以下の記事をご覧ください。上記の記事を参考にアルバイト経験に磨きをかけアルバイト経験のガクチカを仕上げましょう。スーパーアルバイトでアピールできる強み・ESガクチカ例文ガクチカES調査結果:スーパーアルバイト※スーパーアルバイトの調査ES本数:20本スーパーのアルバイトでは品出しやレジ打ち、販売など比較的覚えやすい業務を行うことが多く、学生にも人気のアルバイトです。調査結果以外でも、スーパーのアルバイトからガクチカに活かせる内容は様々あり、まとめると下記のようになります。スーパーでのアルバイトからガクチカに活かせる内容(1)課題発見・課題解決力(2)異なる考えを持つ人に対しても主体的に働きかける(3)継続力アルバイト別ESガクチカ例文:スーパー×コミュニケーション能力学⽣時代最も⼒を入れたことは何ですか。また、そこから学んだことは何ですか。(200文字以内)人と積極的にコミュニケーションをとることです。スーパーのレジミスは、全体で多い時で月10回出ている問題がありました。そこで、コミュニケーションを常日頃からとることに決め、実行しました。この取り組みの結果、周囲の人との信頼関係が生まれ、月10回のレジミスをゼロにし、半年間その結果を出し続けられました。ここから、コミュニケーションを積極的にとることで信頼関係を高め、結果を出せることを学びました。選考通過者ES:23卒アイリスオーヤマ(営業)アイリスオーヤマのインターン・本選考ES一覧を確認したい方はこちらより詳細な「ガクチカでスーパーのアルバイト経験をアピールする書き方・その他例文」を確認したい方は、以下の記事をご覧ください。上記の記事を参考にアルバイト経験に磨きをかけアルバイト経験のガクチカを仕上げましょう。アパレルアルバイトでアピールできる強み・ESガクチカ例文ガクチカES調査結果:アパレルアルバイトアパレルショップでのアルバイトは華やかなイメージがあり、また場所によっては社割もあることから、憧れを抱く学生も多く人気のアルバイトの一つです。調査結果以外でも、アパレルのアルバイトからガクチカに活かせる内容は様々あり、まとめると下記のようになります。アパレルでのアルバイトからガクチカに活かせる内容(1)課題発見力・主体性(2)継続力・計画力・チャレンジ精神(3)ホスピタリティアルバイト別ESガクチカ例文:アパレル×相手の立場で考える力学生時代力をいれて取り組んだこと。私が最も力をいれたことはアパレルのアルバイトです。アウトレットにある私の店舗では1日約500名のお客様が購入し、そのお客様に対してレジに並んでいる際に携帯の会員登録を販促する業務があります。私は最初、会員登録をすると5%割引になるという特典を、マニュアル通りに淡々と説明していました。入ってくださる方がいる一方、携帯操作が苦手・面倒といった理由で断る方が多数いました。私は普段、お客様がサービスや価格に満足し笑顔になっている様子を見ると、仕事のやりがいや喜びを感じます。そこで接客方法の改善をしてこの販促業務においてもお客様を満足させたいと考えました。①携帯操作が苦手なお客様には登録の際親身なサポートを行う②割引率ではなく具体的な割引額を提示することでお得感を高める、この2点を行うことで登録者数が増え、感謝の言葉を多く頂けるようになりました。この経験からお客様に寄り添い接客する力が身に付きました。選考通過者ES:21卒三井住友海上火災保険(総合職(エリア))三井住友海上火災保険のインターン・本選考ES一覧を確認したい方はこちらより詳細な「ガクチカでアパレルのアルバイト経験をアピールする書き方・その他例文」を確認したい方は、以下の記事をご覧ください。上記の記事を参考にアルバイト経験に磨きをかけアルバイト経験のガクチカを仕上げましょう。企業がエントリーシート(ES)・面接でガクチカを聞く意図・評価基準ガクチカという就活用語が作られるほど、「学生時代頑張ったこと・学生時代力を入れたこと」は頻出質問になりますが、"なぜES・面接では必ずといっていいほどガクチカを聞かれるのか?"と疑問を抱く就活生も多いのではないでしょうか。当然ですがその背景には明確な理由が存在します。企業がエントリーシート(ES)・面接でガクチカを聞く意図は以下の3つに大別されます。企業がエントリーシート(ES)・面接でガクチカを聞く意図(1)どんなことに挑戦し、どのような結果を出せたのかを把握するため企業がエントリーシート(ES)・面接でガクチカを聞く意図(2)思考力・モチベーションの源泉・自社に合う人柄かどうか知るため企業がエントリーシート(ES)・面接でガクチカを聞く意図(3)企業で活かせる学びを得ているか知るためまた、ガクチカを作る際には、企業がどのような評価基準を持って選考を行うのかについて理解しておく必要があります。ガクチカの評価基準は大きく分けて以下の3点となります。エピソードに再現性があるか記載内容から「思考力・モチベーションの源泉・人柄」を示すことができているか企業で活かせる学びを得ているかエントリーシート(ES)・面接でガクチカを聞く意図や企業の評価基準については以下の記事で詳しく解説していますのでそちらをご覧ください。【参考】上記の記事を参考にアルバイト経験に磨きをかけアルバイト経験のガクチカを仕上げましょう。アルバイト経験を伝える基本的なガクチカの書き方続いては「ガクチカの書き方」を解説していきます。ガクチカは基本的に以下のフレームワークに沿って書くと論理的な文章になると言われています。※下記のフレームワークの6つの要素に関しては、「全ての要素を必ず盛り込まなければならない」というわけではありません。ESの設問形式や指定文字数を考慮しながら、構成を調整していただければと思います。上記のフレームワークを見てもらえば分かるように、(1)結論→(2)動機→(3)目標と困難→(4)取組みと結果→(5)人柄→(6)学びといった構成でガクチカを論理展開していくと良いと考えています。この順番に沿うことで、面接官にわかりやすく論理性を保った伝え方ができるほか、面接を想定して自分の頭の中で整理された内容に仕上げることができます。例として、フレームワークに沿ってガクチカを整理した内定者のESを見ていきます。それぞれの項目でどのようなことを述べるのか大枠を掴んでいただければと思います。下記は野村総合研究所(NRI)内定者のESです。フレームワークに沿ってかなりレベルの高い内容にまとめ上げられています。(1)結論学生時代、スポーツ科学とトレーニングに関するWebサイトを立ち上げに力を注いできた。⇩(2)動機地方出身の私は信頼性の高いスポーツ科学情報が少ない事に疑問を感じていた。⇩(3)目標・困難そこで「スポーツをする人に正しい知識を知ってもらい、成功体験に繋げてもらいたい」という想いで信頼性の高い情報配信サイトを作る活動を始めた。活動の中での一番の挫折経験は、団体が解散してしまった事だ。設立当初数名で活動していたが、プログラマが抜ける致命傷を受けてしまった。そこから次第に団体のガバナンスが取れなくなり、結果解散するに至った。⇩(4)取組み・工夫とその結果しかし、ここで諦めたら諦め癖がつくと思い、サイト作成に再挑戦する決意をした。プログラミング独学によるサイト構築、周囲と協力しコンテンツ作成する事の二点が難点であったが、持ち前の勤勉さとビジョンに共感してもらう説得力で成し遂げてきた。サイトを公開と同時にSNSを通じて宣伝した結果、月に千人近くの方に利用して頂く所まで辿り着く事が出来た。⇩(5)人柄社交的な人柄が、団体立ち上げの際に活かされた。また基本的に真面目なため、最後までやりきろうとする姿勢が周りにも伝わり、最終的なWebサイトの立ち上げに繋げることができた。⇩(6)学び団体解散という挫折経験から窮地の時こそ冷静に対処する判断力と粘り強さ、そして何より周りを巻き込むには「絶対に成し遂げる」という情熱が大切である事を学ぶ事が出来た。上記の野村総合研究所(NRI)内定者のESは「こちら」からご覧いただけます。フレームワークに当てはめて内容を考えると、上記の内定者の方のようにレベルの高い伝え方をすることができます。フレームワークの各項目の具体的なポイントは、以下に記載した記事からご覧ください。【参考】→フレームワーク含め、「ガクチカの書き方」について網羅的に解説している記事になります。「ガクチカをうまく書けない」と悩んでいる就活生にとっては必読の記事になります。上記の記事を参考にアルバイト経験に磨きをかけアルバイト経験のガクチカを仕上げましょう。ガクチカでアルバイト経験を書くポイントここからはガクチカでアルバイト経験を書く際のポイントについて解説していきます。ガクチカでアルバイト経験を書く際のポイントは以下の4つです。ガクチカでアルバイト経験を書くポイント(1)会社や店舗名は書かない方が無難ガクチカでアルバイト経験を書くポイント(2)具体的かつ客観的な表現を用いるガクチカでアルバイト経験を書くポイント(3)略称を使わないガクチカでアルバイト経験を書くポイント(4)業種によっては良い印象を与えないことに注意ガクチカでアルバイト経験を書くポイント(1)会社や店舗名は書かない方が無難例えばアルバイト経験を書く際「コンビニエンスストア」と書くべきか店名を述べるべきか悩む方がいるかもしれません。そういう場合は会社や店舗名は書かない方が無難です。書かなければならないという決まりも書いてはいけないという決まりもありませんが、マイナスに働く可能性があることを加味すると書かない方が良いと言えます。アルバイト先に挙げた会社が競合相手である可能性や、守秘義務がなっていないという印象を与える可能性があるためアルバイト先の会社や店舗名を書くのはやめておきましょう。ガクチカでアルバイト経験を書くポイント(2)具体的かつ客観的な表現を用いるこれはアルバイト経験に限った話ではありません。エントリーシート(ES)を書くにあたり、「考え・行動」の説明だけではなく「なぜ・どのように」という観点を持つことでより具体的な文章にすることができます。更に、一目で「活動内容・結果」を理解されるために定量的な表現を用いることが有効です。「現状・課題・結果」などを書く際には出来る限り定量的な表現を用いて書きましょう。アルバイトに関する数値には人数、件数、金額などが挙げられます。「多くのお客様に満足してもらえるように心掛けた」という風に抽象的に表すのではなく、数値を含めることを意識しましょう。ガクチカでアルバイト経験を書くポイント(3)略称を使わないこれもアルバイト経験に限ったことではありませんが普段略称を使うことが多い内容なので特に気を付けましょう。例えば「バイト」や「ファミレス」などという言葉が挙げられます。エントリーシート(ES)では書く際に見直すことができても、面接では普段通りの言葉を使ってしまう可能性があります。それを防ぐために普段の生活から略称を使わないよう意識することも有効です。関連記事:上記の記事を参考にアルバイト経験に磨きをかけアルバイト経験のガクチカを仕上げましょう。ガクチカでアルバイト経験を書くポイント(4)業種によっては良い印象を与えないことに注意エントリーシート(ES)で嘘をつくべきではもちろんありませんが、アルバイトの全ての業種が良い印象を与えられるかと言われればそうではありません。例えば、法に抵触するようなものや水商売関連のものは書くのを避けた方が良いでしょう。アルバイトを掛け持ちしていた場合は、何をアピールしたいかによってアルバイト先を書き分けたり、経験の多さをアピールしたりとそれぞれの場面に合わせ工夫することが有効です。アルバイト経験から選ぶガクチカエピソードまたどのアルバイトからでも言えるものとして次の様なものもあります。アルバイト経験から選ぶガクチカエピソード(1)1つのアルバイトを長く続けた経験→継続力・コツコツと努力をし続ける力アルバイト経験から選ぶガクチカエピソード(2)リーダーをしていた経験→チームワーク・コミュニケーション能力・リーダーシップ力アルバイト経験から選ぶガクチカエピソード(3)接客をしていた場合→コミュニケーション能力・上昇志向・ホスピタリティ精神アルバイト経験から選ぶガクチカエピソード(1)1つのアルバイトを長く続けた経験1つのアルバイトを長く続けた経験がある人は、「継続力・コツコツと努力し続ける力」を書くことが出来ます。辞めなかった正直な理由が”アルバイトを変えるのがめんどくさかったから”かも知れません。しかし仕事内容や働く条件に少しでも不満があれば続けられなかったはずです。続けられたのには何かしらの理由があると考えられます。その理由が就活ではとても大切になります。なぜならそれが、自身が働いていく上で仕事に求めるモノだからです。企業としてはすぐに辞められては困ります。この会社で長く働いてくれる意思がある人かどうかというのは就活生を判断する基準の1つになります。大手企業の場合は特にこの傾向があると考えられます。アルバイト経験を通して、長年働いたからこそ見える問題点・それを解決したエピソードなどを書けるととても良いでしょう。長く続けられた理由の例・お客様に喜んでもらえることにやりがいを感じたから・努力した成果が目に見えて分かる仕組みが自分に合っていたから・風通しの良い環境でのびのびと仕事ができる環境だったからアルバイト経験から選ぶガクチカエピソード(2)リーダーをしていた経験リーダーをした経験がある人であれば、「自分がリーダーに選ばれた理由・リーダーとしてどう仕事にあたったのか」を具体的にまとめましょう。人をまとめたり指導する力は就職後も求められる能力の1つです。特に出世したい、自分のプロジェクトを動かすような働き方がしたい人にとっては必須と言えます。アルバイトリーダーとして、他のアルバイトメンバーのやる気を高め、よりよい職場づくりに貢献したエピソードとして下記のようなエピソードを書くことができるのではないでしょうか。リーダーを経験したことを書く際の例・アルバイトを休む子が多かったため、シフト管理の見直しを行い改善した・働きやすい環境づくりのために、個々の能力に合った仕事の割り振りを行ったアルバイト経験から選ぶガクチカエピソード(3)接客をしていた場合接客の経験がある場合は「コミュニケーション能力・上昇思考・ホスピタリティ精神」を書くことが出来ます。ここで得た学びは営業やマーケティングを行う際に活かすことが出来ます。商品を提供する際に、自分が売りたい商品を紹介しても意味はありません。きちんとお客様とコミュニケーションを取り、ニーズを引き出し、そのニーズに合った商品を提供できる力が求められます。また、ニーズに合う商品を提供するだけでなく、どうしたらよりよいサービスを提供できるだろうかと考える力や、お客様とより信頼関係を気づけるような人懐っこさや懐に入り込む力も評価されるポイントになり得ます。接客経験がある場合のエピソード例・お客様のことを第一に考え、丁寧な接客を心がけた結果、お客様アンケートで店員好感度一位を獲得した・寄り添い自分なりの提案を続けた結果、「あなたに担当してもらえてよかった」と言ってもらうことが出来て、やりがいに繋がった・ニーズを引き出すために、◯◯や◯◯といった施策を行ったまとめガクチカはエントリーシート(ES)でも面接でもよく聞かれる質問です。普通の大学生活しかしてこなかった、誇れることがないなどと悲観的にならず、これまでの自分の経験を信じて、どんなことを学んだのか探してみてください。どんなにすごいエピソードでも、学んだことがなければ人事の印象に残るガクチカを書くことはできません。重要なのはどんなエピソードかではなく、何を学んだかです。本記事を参考に、アルバイト経験から自分なりのガクチカを作成してみてください。ガクチカ完全攻略記事一覧1.そもそもガクチカって何?2.ガクチカがない人の対処法3.ガクチカの書き方を徹底解説4.ガクチカの例文を紹介(1)ガクチカでゼミ活動をアピールするには(2)ガクチカでサークル活動をアピールするには(3)ガクチカで留学経験をアピールするには(4)ガクチカで長期インターンシップをアピールするには(5)ガクチカでボランティアをアピールするには(6)ガクチカで研究(研究室)をアピールするには【理系学生向け】(7)ガクチカで体育会系部活動をアピールするには(8)ガクチカで資格・TOEICをアピールするには(9)ガクチカで趣味をアピールするには(10)ガクチカでアルバイトをアピールするには→ガクチカでカフェアルバイトをアピールするには→ガクチカで塾講師アルバイトをアピールするには→ガクチカで飲食店アルバイト(居酒屋・焼き肉・レストラン)をアピールするには→ガクチカでカラオケアルバイトをアピールするには5.面接でのガクチカ対策と頻出質問10選 355,057 views
「売上2倍」系GDの背後に見える、表面的ディスカッション力の横行 「売上2倍」系GDの背後に見える、表面的ディスカッション力の横行 現役コンサルタントが、コンサル業界についてぶっちゃけます今回から全4回にわたって、日系コンサルティングファームである株式会社コーポレイトディレクション(CDI)の現役コンサルタントの方からご寄稿をいただきます。学生が持ってしまいがちなコンサルティング業界のイメージを丁寧にぶった切ってくれていますので、クールでスマートな「コンサルタント」という響きに憧れている方などには特に読んでいただきたいと思います。◆CDIのホームページはこちら学生のみなさんにとって、戦略コンサルタントとはどのような仕事に見えるでしょうか?フレームワークを使いこなす頭脳集団でしょうか?働く時間は長いけれど、やりがいもお給料も高い仕事でしょうか?守秘義務が厳しい業界なので情報がなかなか出てこないのは当然とはいえ、良いことも悪いことも言われ、しかもひとつひとつが抽象的なので、結局のところどういう仕事なのかよくわからない、という印象の方が多いのではないかと感じています。本連載では、わかりにくい業界だからこそ、外側から見た「イメージ」(良い物も悪い物も)を払拭した現役コンサルタントから見える姿を、多少なりともお伝えできればと思っています。最初に少しだけ自己紹介をしますと、私はコーポレイトディレクション(CDI)の佐藤沙弥と申します。2011年に京都大学経済学部を卒業し、新卒で入社しています。経営戦略を学んでいたことで戦略コンサルに興味を持つきっかけにはなったものの、当時は勉強よりもサークル活動に打ち込んでいましたし、就活生としてもいわゆる「意識が高い」タイプではありませんでした。今回の連載は学生の方向けではありますが、私自身は就活生当時にこういった内容に思い至ることなど全くありませんでした(笑)。ですが、「コンサルって結局のところ何が一番の価値なのだろう」「コンサルに限らず、仕事や会社ってどう選べばいいのだろう」といった、根本的な疑問は持っていたように記憶しています。こういった疑問にお答えできるように、「自分が学生のときにこんなことを言ってくれる人がいたらよかったな」、という思いで、書かせていただきたいと思っています。「解答例が模範解答である」という誤解さて、第一回のテーマは、コンサルで特徴的な選考のひとつであるグループディスカッション(以下、GD)についてです。コンサルのGDを受けられたことのある方の中には、何を評価しているのか/何が理由で受かったのか・落ちたのか、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。戦略コンサルの他社さんが同じことを考えているかはわかりませんが、少なくともCDIはGDを通してどういう人を採用したいと思っているかについて、お伝えしたいと思います。最近では、本やネットでGDの問題や解答例が広く出回るようになってきていますし、学生さん同士の練習会なども開催されています。しかし残念ながら、現役コンサルタントの目から見ると、見当はずれな議論の道筋が示されていることも多い印象です。一例として、食品などの身近な商品について、「売上を2倍にするには」といったお題でフェルミ推定(注1)のやり方やフレームワークを当てはめた議論の進め方の解説がよく出回っていると思いますが、これは現役コンサルタントからすると非常に不思議な状況です。なぜなら、これではコンサルタントが求めるディスカッション力を測るには不充分だからです。まずフェルミ推定ですが、コンサルタントとしては当然必要な能力です。しかし、これはディスカッションの前提として定量感を把握する力であり、ディスカッション力そのものではありません。個々人がぱっとできれば良いだけのことです。ディスカッション能力に付随してフェルミ推定の能力を見るという話ならわかりますが、フェルミ推定ができること自体はディスカッションの前提にすぎません。また、フレームワークもそれ自身が悪いということでは全くありませんが、学生さんで使いこなせることははっきり言って稀です。切り分けて整理して終わりになってしまうことが多い。整理することは起点に過ぎず、そこから先のディスカッションは全く別の能力です。GDの面接をしていて学生さんがSWOT(注2)やファイブフォース(注3)などと言い出したら、それ自体が悪いことでは全くありませんが、結果的に極めて微妙な結果に終わることが多いので、私達も身構えてしまいます。フレームワークは使いどころがわかって初めて効果が出る、あくまで道具のひとつです。私達がフレームワークを使うときは、漏れている要素が無いかのチェックや、クライアントにプレゼンテーションするときにわかりやすい形で見せるときの表現手法として使うことがあります。しかし、ディスカッションの起点として機械的にフレームワークを使うことはしません。そもそも「売上2倍」系のお題自体が「いけていない」かもしれない少し話は逸れますが、上述のような「食品の売上2倍にしましょう問題」においてよくある解答例として、SWOT系のフレームワークで自社の強みを定義した上で、その強みを訴求しやすい顧客セグメントを特定していくというものがあります。顧客のセグメンテーションの方法は、年齢×性別といったものが多いでしょう。しかし、このように顧客のセグメンテーションありきでそれぞれの顧客層に対する個別戦略を考えましょう、という流れでは、顧客セグメンテーション以前の話が漏れてしまうという大きな欠陥が出てきてしまいます。例えば、広告費を集中投下しましょうとか、小売店にたくさん置いてもらうための営業を強化しましょうとか、中学生でも思いつきそうなことが出てこない(ちなみに、セグメントの特定がターゲティングの話、ここで挙げたのはマーケティングの話です)。さらに、こういった打ち手が出てきた後の評価は、当然コストと効果の見合いで行わなければなりませんが、「売上2倍」が命題である限り、コストの議論はしなくて良いことになってしまいます。ここまで考えると、お題自体がいけていないという話になってきます。解決までの道筋が確立されている課題は存在しない話を戻すと、こういった「お題」設定そのもの、そして出回っている解答例の背後には、「確立されたメソッドを勉強しそれを適用して話し合いを進めることがディスカッション力である」、という大きな誤解があるように思います。少なくともCDIが見たいと思っているのは、本で勉強して何とかなる力というよりも、問題を前にしてその場で考え議論する力です(コンサルタントにとってこの能力がいかに大切かについては、今後の連載で詳しく触れたいと思います)。その場で考え議論するための力というのは、表面的なメソッドではなく、もっと根源的な素養です。このような思想に照らし合わせると、「お題」も、一見すると考える取っ掛かりが見つけにくいものや、ノウハウ本で見たことが無いようなものを出す方が理にかなっているということになります。ここだけの話でぶっちゃけてしまうと、CDIでは単純な「売上2倍」系を出すことはありません。ネット上で「ここだけの話」と言うことの意味は無いですが(笑)。それでは実際に何をどう評価しているのか、次回はより具体的なお話をしていきたいと思います。シリーズ一覧▶︎▶︎▶︎▶︎▶︎▶︎▶︎▶︎▶︎▶︎▶︎▶︎【筆者紹介】佐藤沙弥(さとうさや)京都大学経済学部卒業後、株式会社コーポレイトディレクション(CDI)に入社。IT事業会社の新規事業開発支援、食品会社のマーケティング戦略立案、サービス事業会社の店舗網再構築のアドバイザリーなど、消費者向けサービス提供会社のプロジェクトを中心に経験。CDIの新卒採用活動にも携わる。◆CDIのホームページはこちら(注1)フェルミ推定:実際に調査するのが難しいような数量を、いくつかの手掛かりを元に論理的に推論し、短時間で概算すること。例:「日本国内にあるサッカーボールの個数は?」など(注2)SWOT:ビジネスなどの意思決定において、外部環境や内部環境を強み(Strengths)、弱み(Weaknesses)、機会(Opportunities)、脅威(Threats)の4つのカテゴリーで要因分析し、事業環境変化に対応した経営資源の最適活用を図る経営戦略策定方法の一つ。(注3)ファイブフォース:業界の収益性を決定する5つの競争要因から、業界の構造分析を行う手法。「供給企業の交渉力」「買い手の交渉力」「競争企業間の敵対関係」という3つの内的要因と、「新規参入業者の脅威」「代替品の脅威」の2つの外的要因、計5つの要因から業界全体の魅力度を測る。 53,381 views
「就活は団体戦」という言葉をとあるシチュエーションで解説してみた 「就活は団体戦」という言葉をとあるシチュエーションで解説してみた "就活は団体戦"就活生の皆さんはこの言葉を聞いたことがあるでしょうか。事実、「就活は団体戦」という考えは間違ってはいないと考えられます。と言っても「団体戦って具体的にどういうこと?」、「別に個人戦でもうまくいく人はいるでしょ」と思う方もいると思います。unistyleとしては、「就活は団体戦」という言葉を"就活は、周りの方と協力して進めることで自分だけでは知りえない情報・新たな発見を得ることができ、効率的な行動に繋がる"と定義づけることができると考えています。そこで本記事では「就活は団体戦」という言葉をより分かりやすく解説するために、とあるシチュエーションに基づいて紹介していきます。また、併せて「就活は団体戦という言葉の注意点」も紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。就活は団体戦をとあるシチュエーションに例えてみると※下記に記載している物語はフィクションであり、unistyleが独自に作成したものになります。文中に出てくる登場人物・企業名なども全て仮名ですので、参考程度にご覧ください。ちなみに、この物語の主人公である「ユニ男」のプロフィールは以下の通りです。都内の有名私立大学に通っている文系学生総合商社への内定を目指しているまた、物語の登場人物である「よっぴ・あんちゃん・なっちゃん」のプロフィールは以下の通りです。よっぴエントリーシート(以下、ESと明記)が得意インターンからの特別選考ルートで大手広告代理店B社に内定あんちゃんGDが得意早期選考でメガベンチャーC社に内定なっちゃん面接が得意学校推薦で大手メーカーD社に内定各登場人物のプロフィールを紹介したところで、いよいよ物語に入っていきましょう。この物語は、「ユニ男が就活を意識し始めた大学3年生の夏」から始まります。大学3年生の夏周りの友達が少しずつ就活のことを意識し始めた大学3年生の夏、ユニ男も周りの友達と一緒にインターンに参加し始めました。この時期はまだ志望業界・企業などは特になく、且つ選考対策もほとんどしていなかったため、"先着・抽選制の1dayインターン"だけに申し込みをしました。その結果、見事全てのインターンに合格・参加することができました。そしてどのインターンでも比較的楽しく活動することができ、「就活ってこんなものか。世間一般では有名な大学に通っているし、このままいけば順調に内定を貰えそうだな。(ユニ男の心の声)」とこの頃は思っていました。大学3年生の冬充実した夏休みが終わり、その後秋学期が始まり、いよいよ冬がやって来ました。そしてこの辺りの時期から、多くの企業で「冬季インターンの申し込み」が開始します。「夏季インターンがうまくいった」と感じていたユニ男は、夏季インターン参加後は全く就活対策を行っていませんでした。また、この頃から「高い給与が欲しい・海外で働きたい」という軸を持ち始めたユニ男は、志望業界を"総合商社・専門商社"に絞ることに決めました。そしてユニ男は、志望している企業の冬季インターンに片っ端から申し込みました。⇩ただその結果はというと…"申し込んだ企業、全落ち…。"それもそのはず、申し込んだ冬季インターンでは全ての企業で何かしらの選考フローがあり、これまで全く選考対策をしてこなったユニ男にとっては"歯が立たなかった"のです。そうこうしているうちに冬が終わり、3/1の「就活解禁日」が訪れました。冬季インターンに全落ちし、すっかり自信をなくしてしまったユニ男は、その後もほとんど選考対策をせずに過ごしてきました。しかし3月の某日、ふとしたきっかけで友達の「よっぴ・あんちゃん・なっちゃん」と4人で集まる機会がありました。そしてこの日が、ユニ男の就活における"ターニングポイント"となったのです。3月某日のとあるカフェにてユニ男「3人ともすごいよな~。3月のこの時期に志望企業から内定を貰って就活が終了してるんだもんな~。オレなんか冬季インターンの選考に全滅しちゃって、全然経験が積めてないんだよ。今からの本選考が不安でしょうがないよ…。」よっぴ「ユニ男それやばくない?インターンに全落ちしたやつが何も対策しなければ、本選考で内定を取るのはかなり難しいよ!」あんちゃん「確かにそれはかなりやばいね。ちなみにユニ男はどの選考フェーズで落ちることが多かったの?」ユニ男「そうだな~、企業によってバラバラだな。一次選考で落ちるとこもあれば、最終選考で落ちるところもあったわ。だからこそ自分の何が悪いのか良くわからないんだよ…。」なっちゃん「なるほどね。じゃあせっかく今日はES・GD・面接のスペシャリストが集まっているし、ユニ男の就活対策をすることにしましょ!」ユニ男「マジで!?それはマジ助かる!どうしても総合商社に行きたいんだ!オレに協力してくれ!」ES編よっぴ「じゃあまずはESのスペシャリストであるオレがユニ男のESを見てやるよ。普段使っているガクチカとかってあるか?」ユニ男「普段使っているのはこれかな~。指定文字数400文字のガクチカだな。」私は、フィリピンにある人材紹介会社で在越日系法人向け営業に取り組んでいた。しかし当初は初めて体験することが重なり非常に苦労した。具体的には、フルタイムで社員の方と同条件での仕事、発展途上国での過酷な生活、外国人とのコミュニケーションなどである。しかし、私はそこで諦めなかった。発展途上国特有の人との距離の近さを活用し、自ら勉強する機会を創り続けることを意識した。現地で働いている方、時には取引先の方にもお願いし、営業のコツをご指導頂いた。そういった姿勢が周囲に伝わり、社外の方からお客様を紹介して頂くなど、徐々に私の仕事へ周囲の方を巻き込むことができるようになった。その結果、グループの中でインターン生の最高営業成績を樹立することができた。辛いことも多々あったが、この経験を乗り越えたことで大きく成長することができた。(359/400文字)ユニ男「よっぴ、このESはどうだ?」よっぴ「正直に言ってもいいか…?ユニ男、このESじゃ中々通過しないと思うわ…。」ユニ男「…!!??(がーーーん…。)」よっぴ「どの箇所に問題があるかを説明してやるから、まずはを読んでみろ。」ユニ男「この記事にガクチカのフレームワークが書かれているが、オレのガクチカには書かれていない内容がたくさん書かれているな…。」よっぴ「そうだ、その箇所だ!ユニ男のESでいうと、"行動に至るまでの背景が書かれていない・結果(実績)の具体性が薄い"という問題があるっていうわけだ。」ユニ男「なるほどな。だからオレのESは内容が抽象的だって良く言われるのか。」よっぴ「そういうことだ!だから先ほどのフレームワークに沿ってESを添削すると以下のような文章になる!」私は、約半年間に渡りフィリピンにある人材紹介会社で、在越日系法人向け営業に取り組んでいた。しかし来越当初は初めて体験することが重なり非常に苦労した。フルタイムで社員の方と同条件での仕事。発展途上国での過酷な生活。外国人とのコミュニケーション。それも現地に知人が一切いない状況からのスタートだった。しかし、まずは自分の姿勢を改めフィリピンに無いものを考えることを辞めた。発展途上国特有の、人との距離の近さを活用し、自ら勉強する機会を創り続けることを意識した。現地で働いている方、時には取引先の方にもお願いし、営業のコツをご指導頂いた。そういった姿勢が周囲に伝わり、社外の方からお客様を紹介して頂くなど、徐々に私の仕事へ周囲の方を巻き込むことができるようになった。その結果、約100万円を売り上げグループ11カ国26拠点のインターン生の最高営業成績を樹立することができた。(384/400文字)あんちゃん・なっちゃん「すごい…エピソードは同じでも内容のわかりやすさが段違いだね…。」ユニ男「よっぴ、マジでありがとう!これを元にさらにESをブラッシュアップしていくよ!」よっぴ「おう!ちなみに"志望動機・自己PRのフレームワーク"に関する記事も以下に抜粋しておくから、ぜひ参考にしてくれ!」GD編あんちゃん「じゃあ続いてはGDのスペシャリストである私がGDの選考突破の秘訣を教えてあげるね。ところでユニ男、GDにはテーマはいくつかに分類することができることは知っている?」ユニ男「え…いや…知らないわ…。」あんちゃん「まぁそうだと思ったわ。GDのテーマは主に以下の5つに分類されているよ。」①課題解決型:与えられた課題に対する解決策を考える②売上アップ型:企業の売り上げを増加させる方法を考える③新規事業立案型:企業が取り組むべき新規事業を提案する④抽象テーマ型:抽象的なテーマに対する解決策を考える⑤意思決定型:与えられた選択肢の中から当事者が取るべき選択を決定するユニ男「なるほど~。各テーマの型によって手順も変わるっていうことか。」あんちゃん「そういうこと。各テーマの進め方に関する記事は以下に記載しておくから、家に帰ってからゆっくり確認してね。」【参考記事】なっちゃん「ちなみにユニ男、あなたってGDでいつもどの役割を担っているかとかってある?」ユニ男「そうだな、基本的にはファシリテーター(司会者)を担当することが多いかな。」なっちゃん「なるほどね。ちなみにそれは何か理由がある?」ユニ男「えっ?だって統率力を発揮してグループを引っ張った方が良いんじゃないのか?あと、ファシリテーターをすれば受かるとも聞いたことがあるし…。」あんちゃん「はぁ~、やっぱり勘違いしていたわね。ユニ男、GDの評価基準は何もリーダーシップだけではないわよ。GDの評価基準は主に以下の4つに分類されると言われているわ。」議論に臨む基本姿勢議論のテーマや流れへの理解力自身の意見の主張力議論を統率するリーダーシップあんちゃん「確かに、リーダーシップは一つの評価基準ではあるわ。しかし、それだけでは高い評価を得ることはできない。あらゆる評価基準を総合して評価されるというわけなのね。評価基準の詳細は以下に記載しておくから、帰りの電車の中とかで確認しておいてね。」【参考記事】ユニ男「なるほど、そういうことだったのか。ちなみに一点質問なんだけど、ファシリテーターをすれば受かるというのは本当なのか?」あんちゃん「そうね、別にファシリテーターをしたから受かる確率が高くなるということはまずないわね。大切なことは"どんな役割を担うにしろ、グループでの議論を良い方向(結論)に導こうとする姿勢。そして議論を進めることに貢献する"ということよ。」ユニ男「なるほどな…。別にファシリテーターに固執する必要はなかったのか…。」あんちゃん「そういうこと。ただ、自分がファシリテーターが得意なのであれば担当すれば良いと思う。重要なことは、自身の役割に固執しすぎず、より良い結論を導き出そうと努力することってわけよ。」ユニ男「あんちゃん、ありがとう!これからGDに臨む際は教えてくれたポイントを意識して取り組むよ!」面接編なっちゃん「じゃあ最後に面接のスペシャリストである私が面接の極意を教えてあげるね。じゃあ早速質問だけど、ユニ男は面接に臨む前に何か準備していることはある?」ユニ男「そうだな…。面接は提出したESを元に質問されるって聞くし、ESの内容を見直すくらいかな。」なっちゃん「なるほどね、確かにESを元に質問されるってのは正しいわ。ただ、ESの内容を見直しただけでは選考突破することは難しいと思うよ。ユニ男「えっ?そうなのか?」なっちゃん「ESを元に質問されるってことは、別にESの内容を改めて質問されるという意味ではないわ。正しくは"ESの内容を元に、さらに深堀りされる"ということなよ。」ユニ男「なるほど、だからオレは突っ込んだ質問に答えることができず、あいまいな回答しかできずに落ちてしまったというわけか…。ちなみに具体的にはどのような質問がされるんだ?」なっちゃん「いい質問ね。以下に記載したのが志望動機に関する具体例になるわ。」志望動機を教えて下さい。将来の夢、成し遂げたいこと、キャリアビジョンについて教えて下さい。5年後・10年後のビジョンについて教えて下さい。企業選びの軸について教えて下さい。他にはどのような業界を受けていますか。他業界ではなくこの業界を志望する理由について教えて下さい。具体的に取り組みたい仕事について教えて下さい。業界内でも当社の理由について教えて下さい。当社の改善点について意見を下さい。あなたにとって就職するとはどういうことですか?希望の配属先・部署にいけない場合はどうしますか?当社に落ちた場合、どうしますか?他社の選考状況について教えて下さい。内定を出した場合、すぐに就職活動を辞めますか?ユニ男「かなり細かく深堀りされるんだな。確かにこれまでの面接で聞かれたことのある質問がいくつもあるわ…。」なっちゃん「そう、つまりこのくらい深堀りされてもすぐに答えることができるくらいの準備は必要というわけよ。ちなみに具体例の詳細は以下に記事を記載しておくから、授業とアルバイトの空き時間にでも確認しておいてね。」【参考記事】なっちゃん「ちなみにユニ男にもう一点質問だけど、面接では一次・二次・最終とそれぞれ見られているポイントが異なることは知っている?」ユニ男「えっ?そうなのか?面接官が変わるのは知っているけど、見られているポイントまで変わるのは知らなかった。具体的にどう変わるんだ?」なっちゃん「やはりそうだったわね。下記に記載したものはあくまでも一例にはなるけど、基本的には以下のように言われているわ。」各面接フェーズで見られているポイント【一次面接】◆担当社員→若手社員◆見られているポイント→一般的なビジネスマナー・対人スキル・事業や会社についての基本的な理解◆詳細→一次面接では、最低限のマナーや会社への理解、対人スキルを見極められています。自己紹介、学生時代頑張ったことや自分の強みなど、面接で必ず聞かれる項目についてはよどみなく話すことができる準備をしておきましょう。【二次面接】◆担当社員→中堅社員(現場責任者)◆見られているポイント→自己理解の深さ・業務内容とのマッチング◆詳細→一次面接以上に思考の深さを見極められているため、抽象度の高い質問も増えてきます。具体的なエピソードから、「なぜその行動をとったのか」「どんな価値観に基づいていたのか」というように自分自身の核に迫った深掘りをしておくとよいでしょう。【最終面接】◆担当社員→役員・社長◆見られているポイント→入社意欲・将来のビジョン◆詳細→最終面接まで進むと、能力や適性などは一定の評価を得ていることがわかります。そのため、最終面接では「会社の方向性と応募者の描く未来が合致しているかどうか」「内定を出した時に入社するのか」といった志望度が見極められています。ユニ男「なるほど、だから質問内容とかもフェーズによって変わるというわけか。」なっちゃん「そういうこと。ちなみに以下に面接に関するまとめ記事を記載しておくから、面接に臨む前に必ず確認しておいてね!」【参考記事】ユニ男「3人ともありがとう!本当に助かった!今日の学びを活かして志望企業からの内定を貰えるようにこれから頑張るわ!」よっちゃん・あんちゃん・なっちゃん「ファイト!」6月某日ユニ男「お~い!みんなのおかげで総合商社A社からの内定をもらえたよ!」よっちゃん・あんちゃん・なっちゃん「マジ!?おめでとう!」ユニ男「よっぴから添削してもらったESは、本選考では見事全通過だったよ。やはり他人から添削してもらうのは大事なんだな。」よっぴ「そういうことだ。ユニ男のESを評価する面接官は第三者であるし、誰かに添削してもらうことで第三者からの見られ方を確認することは重要ってわけだ。」ユニ男「確かにな。あんちゃんとなっちゃんにアドバイスを貰ったGDと面接に関しても、事前に入念な対策ができたおかげで本番は緊張せずに臨むことができたよ!」あんちゃんとなっちゃん「ユアウェルカム!」ユニ男「あの時3人に相談に乗ってもらって本当に良かったよ。やっぱり就活は団体戦だね!」「就活は団体戦」とは今回はとあるシチュエーションを例に出して紹介しましたが、「就活は団体戦」という言葉の意味を少しでも理解することができたでしょうか。改めてまとめさせていただくと、「就活は団体戦」という言葉は、"就活は、周りの方と協力して進めることで自分だけでは知りえない情報・新たな発見を得ることができ、効率的な行動に繋がる"と定義づけることができると考えています。そのため、勘違いしていただきたくないのは、「就活は団体戦」という言葉は別に"とにかく周りの友達や知り合いの社会人を頼りながら就活を進めなさい"という意味ではないということです。そのため、「就活は団体戦」という意味を文字通りに受け取り、「とにかく周りの人の言う通りにだけ行動しよう」という考えは良くありません。また、注意点として以下の2点が挙げられます。友達・先輩・知り合いの社会人からの意見・アドバイスを鵜呑みにしすぎない。得た情報を自分なりに取捨選択し、本当に必要な部分だけを活かす。もちろん、「友達・先輩・知り合いの社会人からの意見・アドバイス」は参考になるものも非常に多くあります。ただ、先輩がこの方法でうまくいったからといって自分に当てはまるわけではありませんし、そもそも境遇・スキルが異なるのであれば別の方法が必要になります。意見・アドバイスを貰うことは重要ではありますが、その情報を自分なりに"取捨選択"し、本当に必要な部分だけを活かすことを意識していただければと思います。また、得た情報に関しても"全ての情報を100%正しいと思わない"ということも重要です。どの情報が正しく、どの情報が正しくないのかを見極めるのは難しいのですが、そういった情報はあくまでも参考程度にとどめ、判断資料の一つとして活用するのが望ましいかと思います。最後に"ES・GD・面接の対策に役立つunistyleの記事"を掲載しておきますので、こちらも併せてご覧ください。ESの対策に役立つunistyleの記事はこちらGDの対策に役立つunistyleの記事はこちら面接の対策に役立つunistyleの記事はこちら 8,638 views

現在ES掲載数

77,622

すべて見れる

上に戻る

会員登録・ログインして全てのコンテンツを見る

無料会員登録