終身雇用ではない外資系、ベンチャー企業の評価報酬体系

25,606 views

最終更新日:2025年03月18日

終身雇用ではない外資系、ベンチャー企業の評価報酬体系

大企業でもリストラの話があがるように、終身雇用に対する幻想は学生の皆さんの間でもだいぶ薄れてきており、外資系企業や新興ベンチャー企業を志望する学生も増えているように感じています。

今回は終身雇用の大企業とベンチャー企業の大きな違いの一つである評価・報酬体系について説明できればと思っています。

評価・報酬制度は口には出さないものの、企業を決める際の大きな指標になっているのは事実でしょう。それぞれのいい部分、悪い部分を参考にしてほしいと思います。

終身雇用の報酬体系について

いわゆる日系の大企業の報酬体系というのは、ある程度の年次までは大きな差がなく段階的に給与があがります。入社1年目ならいくら、入社2年目ならいくらといった形でベース給与が決まっており、ベース給与に加えて業績連動のボーナスがもらえるという仕組みになっています。業績が好調な企業はボーナスが年収に占める割合が大きくなりがちで、近年好業績の総合商社などにおいては、年収の3〜4割程度がボーナスということも少なくないようです。

こういった組織の多くはある程度の年次までは段階的に昇進し、給与が上がっていきます。組織によっては競争も少なく、成果をあげておらずともある程度の役職にまではなれるのが一般的で、下記のような記事がありました。

住友商事は大胆ともいえる仕掛けを編み出した。大きくハードとソフトに分かれるが、ハード面ではまず一般社員層の賃金・処遇体系を抜本的に変革。入社後10年間はプロの商社人になるための準備・教育期間と位置づけ、昇格のスピードに差を設けず同じ処遇とした。つまり入社後の月給は毎年同期の社員と同じ金額ずつ上がり、10年目の32歳までは格差をつけないというものだ。

出典:検証!住友商事の革新的「OJT育成法」

 

このように多くの企業5〜10年目程度までは年次とともに給与があがり格差がそこまでつかないのが終身雇用の多くの企業がとっている報酬体系です。また「終身雇用」という名前の通り、一度入社してしまえばよほどのことがない限り、クビになることはないと言えます。もちろんシャープの事例を持ち出すまでもなく、経営危機にある場合はリストラのリスクはあります。

終身雇用でも、5〜10年の横並びの期間の後は厳しい競争にさらされることになり、成果を出せなかったり評価が芳しくない場合は課長にもなれないケースが多く、その場合の給与格差はかなり激しくなるようです。総合商社の場合、課長職につけるのは全体の3割程度といった感じで、銀行の場合は支店長になれるかどうかが一つの大きな節目だと言われています。役職が変われば給与も変わるため、同期同士で給料の話はタブーという40代の人も多くいました。

終身雇用とは言ってもドラマの半沢直樹を見た人にはわかる通り、出世競争に破れてしまった場合は転籍という形で別会社の社員として、給与も転籍した企業の給与水準に合わせた形で大幅ダウンして雇用されるケースもありますので、最後まで同じ企業で給与が上がり続けるわけではないという点は注意しておいた方がよいかもしれません。

まとめると、

【メリット】
◆5〜10年目程度までは横並びで差がつきにくく、安定して給与アップが見込める
◆成果をあげることができなくても無理矢理クビにされる心配はほとんどない(当然、経営危機の場合はクビになる)

【デメリット】
◆出世競争に勝てるかどうかで給与は大きく変わるため、競争がないわけではない

◆能力や成果があったとしても年次があがらない限り、給与・待遇が改善されない

◆出世競争にあぶれて子会社や取引先に転籍となった場合、給与は大幅ダウン

ということになります。外資系やベンチャーなどに比べると緩やかなものの、確実に競争というものが存在しているようです。

参考:半沢直樹で誤解して欲しくない! 「出向」の現実と総合商社における 出向の具体例

 

本選考とインターンの締め切り情報

外資系、ベンチャーの報酬体系

外資系やベンチャー系企業の報酬・評価体系はかなりシンプルで、たいてい以下の三つのレイヤーに分かれています。

◆現場担当者
 ・外資系コンサル(※1):年収400~800万円
 ・ベンチャー企業(※2):年収400~600万円

◆マネージャー
 ・外資系コンサル:年収800~1500万円
 ・ベンチャー企業:年収600~800万円

◆部長・執行役員
 ・外資系コンサル:年収1500〜2000万円
 ・ベンチャー企業:年収800~1200万円

◆上級役員・取締役
 ・外資系コンサル:2000万円〜
 ・ベンチャー企業:1200万円~

引用:
(※1)ワンキャリア 
(※2)飛級就職

もちろん企業によって異なりますが、大体上記のようなレンジで給与が決まります。但し、外資系投資銀行だけは別格で、新卒の現場担当者でも800~1500万円程度と破格の給与が得られるため就職人気が高いと言えます。

新卒で入社した場合は現場担当者として働くことになり、1〜3年程度で結果を残すことができ、評価されれば一つ上のレンジに上がり給与も大きく上がるという感じです。逆に結果を残すことができなければ、ずっと現場担当者で給与も上がらないのが辛いところです。また仕事ができない場合にはクビや退職勧告を受けることもあり、サイバーエージェントでも下記のような制度を導入しているようです。

ミスマッチ制度とは、
・下位5%をD評価とする。
・D評価1回でイエローカード、2回目でレッドカードとなり、2回目で部署異動または退職勧奨のいずれかを選択してもらいます。
・仕事のパフォーマンスだけでなく、価値観、文化の合わない人が対象となります。

出典:退職金とミスマッチ制度

 

このように仕事をして評価されないとリストラに合う可能性が終身雇用の大企業よりも遥かに高いのが外資系やベンチャー企業の特徴といえます。

一方で自分に自信があり、仕事を吸収して成果をあげるつもりがあれば、30代で1000万円以上の年収をもらうことも十分可能です。また転職の際には前職の給与や地位に基づき給与が決まることが多いため、一度マネージャークラスに昇進できれば、次の転職先でも同程度の待遇で転職することが可能です。そのため、報酬は変わらないままで、数年単位で働くフィールドや職場を自由に変えることができるのが、終身雇用の企業では得られない大きなメリットと言えます。知り合いでも、新卒で大手企業に入社し、転職してIT系ベンチャーに入社、2年でマネージャーになって、別のIT系ベンチャーに転職するなどしている人がいますが、自分のライフステージに合わせて働き方を選ぶことができるのはよいようです。

【メリット】
◆実力があり評価されれば若いうちから高い年収が望める
◆一度昇進すれば、その待遇で転職が可能なため、人生のライフステージに合わせて職場を柔軟に選ぶことができる

【デメリット】
◆仕事ができなければいつまでたっても年収300万円レベルから抜け出せない
◆仕事ができない場合、クビになるリスクがある

 

最後に

いかがでしたでしょうか、外資系やベンチャー企業はクビになるリスクもあるし怖いという学生も多いのですが、評価・報酬体系を見てみると、終身雇用の企業にも競争が存在し、リスクがあり、外資系やベンチャー企業は確かに厳しい部分はあるものの、ライフステージに合わせて働く場所や働き方を変更できるというメリットがあることがわかります。自分の力を信じることができれば、外資系やベンチャー系企業というのはかなり居心地よく、自分の人生を主体的に選ぶことができるという考え方もできるでしょう。終身雇用かベンチャー・外資の評価体系のどちらが自分の肌に合っているのかぜひ考えてみてください。

photo by Ttaaj

おすすめコラム 4 件

鉄道就職に強い!国内唯一の「運輸科」を持つ東京交通短期大学とは? 鉄道就職に強い!国内唯一の「運輸科」を持つ東京交通短期大学とは? 本記事は東京交通短期大学キャリア支援室の紹介記事になります。東京交通短期大学キャリア支援室の職員の方に就職支援の取り組み内容についてお話を伺いました。こんな方にオススメ・受験する大学を探している高校生や保護者の方・東京交通短期大学に通っていてキャリア支援室の取り組みを知りたい学生本記事の構成東京交通短期大学キャリア支援室とは学生の自律をサポートするキャリア支援室先輩の経験×企業の講演で就職活動をサポート!就職先は鉄道業界を代表する名門企業ぞろい!学生の夢を力強く後押し東京交通短期大学キャリア支援室の今後の予定「働くことを楽しむ」東京交通短期大学キャリア支援室から学生に一言入学=運転士への第一歩!東京交通短期大学で夢を叶えよう!取材後記東京交通短期大学キャリア支援室とは取材した方のプロフィール田邉さんキャリア支援室、室長。営業職や、他大学でのキャリア支援などの経歴を経て現在に至ります。東京交通短期大学では、就職支援に加え、キャリア支援科目の授業も担当されています。東京交通短期大学とはどんな大学?毎年多くの卒業生を鉄道業界に輩出している昭和鉄道高等学校や、進学実績が顕著な豊島学院高等学校と共に、学校法人豊昭学園の一員として1952年に設立されました。国内で唯一「運輸科」を有する昼夜間制の短期大学です。地域密着型の総合生活サービス業を目指し、鉄道企業を中心とした交通産業界で活躍できる中堅実務者を育成することが教育理念となっています。午後から始まる授業、学生にとってのメリットとは?__昼夜制について詳しく教えてください。田邉さん:本学は、13時10分から1限が始まり、19時40分に授業が終わるというスケジュールです。なお、留学生は法務省の在留資格「留学」要件に満たないため、日本国籍の学生のみが対象となっています。__1限が午後から始まるんですね!学生からしたらどんなメリットがありますか?田邉さん:例えば、午前中にアルバイトをして、午後から授業を受ける学生が多いです。本学は、鉄道好きの学生が多いため、午前7時から9時の間に通勤対策のアルバイトをしている学生もいますね。__なるほど!その時間帯しかできないアルバイトができるんですね!通勤対策アルバイトとは、どのような仕事ですか?田邉さん:駅員の代わりとして駅で働く仕事です。現在、駅員さんが減少しているため、学生たちは混雑する時間帯にお客様の安全を見守ったり、トラブルの対応をしたり、体調不良者の対応をしています。授業が午後から始まることで、こうしたアルバイトが可能となり、鉄道業界を学びながら実践的な経験を積むことができる点は、学生にとって大きなメリットだと思います。キャリア支援室とは?池袋本町の東京交通短期大学内に設置されています。キャリア支援室は、3名の教員(就職支援2名、進学1名)が進路支援を行っています。学生の自律をサポートするキャリア支援室鉄道会社の現業職の夢を叶える__キャリア支援室は、どんな目的で活動している部署ですか?田邉さん:本学では、鉄道会社で現場の仕事を担う運転士や車掌、駅務員、保線などを志望する学生がほとんどです。そのため、その実現に向けた支援を行っています。例えば、学校全体でクレペリン検査※や、NR検査※を実施しており、学生が鉄道会社の選考を受ける際に必要な検査として活用されています。実際、8割の学生が鉄道会社に就職していますが、バス会社や交通警備を行う警備会社に就職する学生もいます。※クレペリン検査:計算能力や集中力、注意力などを測るためのテストNR検査:基礎能力を判断するテスト。言語系と数図系の問題が測定される。__クレペリン検査やNR検査は、鉄道会社の選考で受ける検査なんですね。どんな評価が出ているかは学生に伝えて改善を促すんですね。田邉さん:そうです。評価結果を学生に伝えて、次に生かせるようにアドバイスしています。__キャリア支援を行う中で、学生に対してどんな想いで接していますか?田邉さん:本学の学生は、鉄道会社に入りたいけれど、高卒の時に落ちてしまったり、求人がなかったりした経験を持つ学生が多いです。そうした学生が、夢をかなえるために集まってきています。だからこそ、学生が自律し、自分で行動できるように支援し、夢の実現を手助けしたいという強い想いで接しています。先輩の経験×企業の講演で就職活動をサポート!特徴的な取り組みとおすすめの取り組み__特徴的な就職支援取り組みについて教えてください。田邉さん:JR東海や小田急電鉄の人事の方に来てもらって講演をしていただいています。学生たちは企業の方と直接接する貴重な機会を得られるんですよ。__直接来てくれるんですね。学生からしたらとてもありがたいですね。また、学生にこれだけは利用してほしいという取り組みがあれば教えてください。田邉さん:キャリア支援科目を設計しているので、ぜひ授業を活用してほしいですね。単位を取ることだけが目的ではなく、就職活動に向けて授業の内容をしっかり理解してもらえたらと思います。2月、3月、9月には別途就職活動セミナーも開催しますが、まずは授業を通して就職活動の流れをつかんだ上で、セミナーに参加してもらうのが理想的ですね。参加学生から特に評判の良い取り組み__学生から評判のいい取り組みについて教えてください。田邉さん:私も担当させていただいている「企業研究」という授業ですね。毎年50~60人ほどの1年生が後期に履修しています。エントリーシートを10回書いて、それぞれ添削を行う内容になっています。受講した先輩たちからは「受けておいてよかった」という声をよく聞きますし、受講しなかった学生からも「受けておけばよかった」と言ってもらえることがあり、ありがたいですね。__受けている学生はみな同じ企業のエントリーシートを書くんですか。田邉さん:鉄道業界を志望する学生が多いので、JR東日本、東海、小田急、東急など、規模の大きな企業から比較的小規模な企業まで、10社ほどをピックアップしています。企業によって設問や文字数の違いがあるため、そうした多様な形式に慣れることを目的としています。__書いたエントリーシートは添削して返していただけるんですね。田邉さん:はい。できるだけ早くフィードバックできるよう、1週間以内に返すようにしています。なかなか大変な作業ではありますが、学生の皆さんがエントリーシートをしっかり書けるようになればと思っています。エントリーシートの質が上がることで、面接でもより具体的な話ができるようになるのではないかと考えています。就職先は鉄道業界を代表する名門企業ぞろい!学生の夢を力強く後押し就職支援実績__就職率は97.3%ととても高いですね!鉄道業界就職が8割ということは2割の学生はバス会社や警備会社、その他の企業ということになるのでしょうか。田邉さん:そうですね、他の業界だと小売業が多いですね。鉄道業界は特に選考が集中する5月から6月にかけて一斉に行われるので、現業職などは人気が高く、競争が激しくなります。そのため、学生にはしっかりと準備をしてもらえるようにサポートしているつもりです。ただ、準備の進め方には個人差があるので、あまりプレッシャーを感じさせないように心がけています。有名企業ぞろいの主な就職先一覧JR東日本、JR東海、JR西日本、JR九州、JR四国、JR北海道、JR貨物、東京メトロ、東急電鉄、小田急電鉄、小田急エンジニアリング、東武ステーションサービス、東武エンジニアリング、京成電鉄、京急電鉄、横浜市交通局、東京都交通局、名鉄、近鉄、大阪メトロ、阪急、京阪、西日本鉄道、などキャリア支援室を利用した学生からの声・グループディスカッションが体験できてよかった。・模擬面接では、緊張してあまり話せなかったが、これが練習でよかった。・2年生とライン交換ができ、就活に向けて安心。東京交通短期大学キャリア支援室の今後の予定今後の予定__今後の予定を教えてください。田邉さん:来期から1年後期に、JR東日本、JR東海の就活対策講座「キャリア実践」を新設する予定です。内容としては交通産業の働き方を理解し、企業選びや面接対応を指導するものとなっています。企業の中長期計画を学び、面接の目的や評価ポイントを理解し実践的に対策し、自分らしさを発揮できるよう、個別面接やグループ面接を通じて準備を進めます。技術職にも興味を持ってほしい__現在、鉄道業界を目指す学生さんたちはどのような職種を希望することが多いですか?田邉さん:今は運輸職、つまり駅務員、車掌、運転士を希望する学生が多いですね。でも、鉄道を支えているのは運輸職だけではありません。線路の保守や点検を担う「保線」などの技術職にも、もっと興味を持ってもらいたいと考えています。__確かに、鉄道の安全を支える重要な仕事ですね。具体的にどのような取り組みをされているのでしょうか?田邉さん:そこで、特別教養講座に横浜市交通局、JR東海、東武鉄道の保線職の方々を講師として招き、直接現場の話を聞ける機会を設けています。また、2024年度からは「鉄道安全論」という新しい授業も開講し、鉄道業界全体の安全を支える仕事について深く学べるようにしています。鉄道業界を目指す皆さんには、運輸職だけでなく、鉄道の「安全」を守る技術職にもぜひ目を向けてほしいですね。鉄道は多くの人の力で成り立っています。自分に合った役割を見つけ、鉄道の未来を支えていってほしいと思います!「働くことを楽しむ」東京交通短期大学キャリア支援室から学生に一言最後に一言__東京交通短期大学の学生に向けて最後に一言お願いします。田邉さん:就職活動は皆さんが自分の未来を切り開く大切なステップです。短大が決めることではなく、自分自身で選び、行動するものです。鉄道会社を目指す学生が多いですが、バス会社や一般企業への就職ももちろん素晴らしい選択肢です。自分の人生をしっかりと考え、そのために行動してください。私たちは、そのサポートを全力で行います。そして「働くことを楽しむ」ために、しっかり学び、社会について深く知り、成長を続けてくださいね。あなたの未来を応援しています。入学=運転士への第一歩!東京交通短期大学で夢を叶えよう!専門学校でもなく、4年制大学でもない短期大学だからこそのメリット__高校生やその保護者に向けて、東京交通短期大学の魅力を教えてください。田邉さん:本学には、鉄道現業職(運転士、車掌、駅務員など)を希望する学生が多いですが、近年では四年制大学を退学して入学する学生も増えています。四年制大学の学生は総合職を目指す人が多い一方で、2年制や高卒の学生は現場で働く職を目指していることが特徴です。本学は、日本で唯一「運輸科」を持つ短期大学で、鉄道業界に特化した専門的な学びができる環境を提供しています。鉄道会社以外にも、交通警備として、新幹線の車内警備や新幹線の基地警備など鉄道に携わる仕事もできます。鉄道業界に興味がある学生にはとても魅力的な職業が多いです。また、制服を着る職業や職種が好きという学生が多いのも特徴です。__鉄道現業職への就職が有利という点が大きな魅力ですね!専門学校でもなく、4年制大学でもない短期大学としてのメリットを教えてください!田邉さん:本学の大きな強みとして、専門学校ではなく、短期大学という形で学びながら、さらに四年制大学への編入学が可能であることが挙げられます。専門学校との一番の違いは、この編入学のしやすさだと思っています。鉄道業界で働きたいけど、大学への編入も視野に入れたい高校生の方にとっては非常に魅力的な選択肢です。__鉄道業界の就職を目指せる上に、ほかの就職先への選択肢も残せるなんてとても魅力的ですね!キャリア支援室から一言__最後に一言お願いします!田邉さん:大学には四年制だけでなく、短期大学という選択肢もあります。大手鉄道会社の鉄道現業職に就くことで、安定したキャリアを築ける可能性もあります。興味があれば、ぜひオープンキャンパスやミニオープンキャンパスに足を運んでみてください。取材後記日本で唯一「運輸科」を有する東京交通短期大学。交通系の就職はもちろん、4年制大学への編入などの他の選択肢も残せるのが魅力です。交通系に就職したいけど、今から進路を確定させることに迷っている高校生の皆さんは是非、東京交通短期大学に入学してみてはいかがでしょうか。鉄道業界を学びながら実践的な経験を積み、将来についてゆっくり考えてみましょう。東京交通短期大学のキャリア支援室についての詳細は以下のリンクからご確認ください。東京交通短期大学キャリア支援室の詳細はこちら他大学の就職支援についての取材記事は以下のリンクからご確認ください。大学キャリアセンターインタビュー記事一覧 252 views
社会と触れ合う第一歩に!アットホームで熱い職員に聞く、北陸学院大学流就職支援 社会と触れ合う第一歩に!アットホームで熱い職員に聞く、北陸学院大学流就職支援 本記事は北陸学院大学教学・学生支援センター学生支援係の紹介記事になります。北陸学院大学教学・学生支援センター学生支援係の職員の方に就職支援の取り組み内容についてお話を伺いました。こんな方にオススメ・北陸学院大学に通っていて教学・学生支援センター学生支援係の実績や取り組みを知りたい学生・受験する大学を探している高校生本記事の構成北陸学院大学教学・学生支援センター学生支援係とは「とにかく、学生一人ひとりの力になりたい!」学生支援係の熱い想い万全な寄り添い体制で県内・県外就職を全力サポートニーズに合わせた就職支援の賜物|2023年度就職率100%低学年から社会に触れる機会を提供したい高校生に伝えたい。「圧倒的に近い距離からサポートします!」「食わず嫌いにならないで」学生に向けたメッセージ取材後記北陸学院大学教学・学生支援センター学生支援係とは取材した方のプロフィール山口さん教学・学生支援センター学生支援係課長。平岡さん教学・学生支援センター学生支援係主任。北陸学院大学とはどんな大学?石川県金沢市にキャンパスを構えています。1885年(明治18年)キリスト教信仰に基づく女子教育を目的に創設されました。2008年から大学が創設され、男女共学になりました。教育学部(幼児教育学科・初等中等教育学科)・健康科学部(栄養学科)・社会学部(社会学科)の3学部4学科で構成され、2025年に設立140年を迎える歴史の深い大学です。地域からは「ミッション」と呼ばれ親しまれています。教学・学生支援センター学生支援係とは?学生の進路、就職などのサポートに留まらず、学生生活全般を担当しており、学生の皆さんが充実した大学生活を送るために全力で応援するチームです。「とにかく、学生一人ひとりの力になりたい!」学生支援係の熱い想い学生支援係の目指す姿学生支援係はどのようなことを目的としている部署ですか。平岡さん:入学した学生たちに安心した学生生活を送ってもらえるようにサポートすること。また将来のキャリアプランを学生自身が考えられるようにサポートする部署だと思っています。就職した後もなりたい姿を思い描けるように実際に学生と接するときどのような想いで接していますか。平岡さん:この大学を選んでくれたという感謝の想いで、とにかく力になりたいと思いながら接しています。学生一人ひとりに「ちゃんと見てもらえているんだ」と、思ってもらえるようにこれからも接していきたいと思いますね。学生からしたらそのような想いをもって接していただけるのはありがたいですね。山口さん:まずは、安心して大学生活を満喫してほしいなって思っています。自分がそうであったように大学生活を楽しむことがすごく大切だと思いますね。「学び」も「遊び」も振り返った時に大学生活が一番充実していた!と思ってもらいたいです。その中で、我々は学生が思い描いたキャリアプランをしっかりと実現できるようにサポートしたいと思っています。就職して終わりではなく、就職した後を含めて、自身の将来のなりたい姿を思い描けるような学生に成長してほしいと思ってアドバイスを送っています。万全な寄り添い体制で県内・県外就職を全力サポートキャリア形成スケジュール(北陸学院大学HPより拝借)就職支援の特徴県内就職者数及び県内就職率の現状学生支援係ではどのような方向性で就職支援を行っているのでしょうか?山口さん:本学の特徴は、県内出身者の割合が全体で89%と非常に高い!ことです。しかも、73%くらいの学生が県内で就職しますので、地元志向が強い学生のニーズにこたえるために、石川県と協定を結んで、県内定着に向けて学生をサポートしています。高い県内定着率が特徴なんですね!山口さん:石川県と協定を結んでいるだけではなくて、お隣の福井県とも協定を結んでいたりするんですよ。県外での就職を目指す学生へのサポートもしっかりと整えていくことで、全ての学生のニーズにこたえるようにしています。就職全般に関するスキルや最新の就活情報をタイムリーに提供できる環境を整えることで、様々な業界・業種、大手企業から地元企業まで就職を希望する学生を応援していこうと思っています。様々な就職支援取り組み実際に北陸学院大学の特徴的な取り組みについて、いくつかお話していただいたので以下に紹介します。「石川で働く!」魅力を伝える交流会採用担当者と語る会地元管理栄養士「やりがい/魅力」発見講座キャンパス内のデジタルサイネージ「石川で働く!」魅力を伝える交流会・実施時期10月、11月・概要身近な社会人である卒業生が在学生に対して、自社の紹介や仕事のやりがい、県内で働く魅力を伝える。採用担当者と語る会・実施時期12月・概要石川県内に就職した卒業生や石川県内の企業の採用担当者を招き、業界ごとにどのような学生を求めているのかを伝える。地元管理栄養士「やりがい/魅力」発見講座・実施時期11月(毎週)・対象健康科学部(栄養学科)・概要栄養士として働く方を招いた授業。管理栄養士の業界研究や、様々な業界における管理栄養士がどのように働き、どのような役割を持っていて働いているかを伝える。キャンパス内のデジタルサイネージ・概要県内企業の情報や、県内企業就職情報の伝達を目的としてキャンパス内に設置。石川県内の企業のインターンシップや求人情報や、様々なセミナーの周知を行う。「絶対にこれだけは利用してほしい」学生支援係オススメな取り組み学生にこれまで評判の良かった取り組みは何でしょうか?平岡さん:昨年度12月に開催した就活準備講座ですね。参加した学生は早期に就職が決まったり、県外や県内有名企業への内定につながっていました。実施後のアンケートでは、学生のほぼ全員が大満足だと回答していました。学生の声・学生支援係をもっともっと頼っていこうと思った。・自分では良いと思っていた強みよりも、もっといいものを見つけれたし、もっといい言い方も知れたので生かしていきたいです。・自分での気付きが得られたことと、客観的に相手にみてもらい意見をもらうことで就活の一つのやる気になりました。・三大質問の構成やグループディスカッションの進め方など、初めて聞く内容ばかりで大変参考になった。1日の内容がぎっしりで、大変だったが参加してよかった。すごい!!一人ひとりに向き合った支援が、高い満足度につながっているんですね。就職支援全体の満足度はどうなのでしょう?山口さん:2023年度卒業生を対象にした学生生活調査の結果では、大学全体の就職指導満足度が70%を超えています。その中で、私たち学生支援係の利用満足度は、よく利用しているという学生で100%、ときどき利用しているという学生で93%が満足とこたえてくれえいます。これは我々にとってうれしい数字です。特に学生支援係を利用している人の満足度が非常に高いんですね!学生がまだ認知していなかったり、これを使わないともったいない!という取り組みはありますか?山口さん:たくさん取り組みはありますが、就活成功の一番の近道は、学生支援係を使い倒すことだと思っています。学生支援係に来て、就活相談、エントリーシート添削、面接練習…なんでもいいので迷ったら相談に来ることだと思っています。実は学生支援係って、就職活動だけではなくて学生生活全般を支援しているんです。小規模な大学ならではなんですけど、大学1年生の頃から学生支援係の職員が個別面談を行っていて、就活から学生生活まで何でも話す機会を設けています。それもあって、大体学生の顔と名前が一致しているんですよ。だからお互いいつでも気軽に声掛けができる、その距離の近さが一番の特徴だと思っています。我々は学生が窓口に来てくれるのをいつでも楽しみに待っています。ニーズに合わせた就職支援の賜物|2023年度就職率100%2023年度卒業生実績(北陸学院大学HPより拝借)就職支援実績就職支援実績についてお聞かせいただけますか。​​​​​​​山口さん:2023年度の就職率はなんと100%です。本学の特徴である一人ひとりのニーズにあわせた就職支援が、結果として高い就職率につなげられていると思います。低学年から社会に触れる機会を提供したい就活全般に役立つ基礎力をつける!|2daysの就職セミナー本年度内でどのような就職支援活動を予定しているのかを教えてください。平岡さん:本学では「キャリアデザイン」という授業を設置していますので、年間を通じて自身のキャリアを考える機会を設けています。併せて学生支援主催のイベントを開催しています。前期では自己分析やグループワークの講座を行い、就職活動が本格化する後期には全学科の3年生対象にキャリアガイダンス、OBOG交流会、就職準備講座や採用担当者と語る会、2daysの就職セミナーを開催します。このような講座を開催し、就職への意欲を高めていきます。2日間をかけてどのような就活セミナーを行うのかが気になります!平岡さん:前段で行う、就職準備講座では学生が最強のエントリーシート、履歴書を作成できるように講座を行います。それを受けて、2dayではグループディスカッション、面接マナー、実践的な面接練習に取り組み、目の前に迫った選考に向け、万全の準備が整う講座となります。中長期的にはどのような就職支援を行っていくのでしょうか?山口さん:一人ひとりにあったキャリア支援を推し進めていきます。あわせて学生自身が主体的に自分のキャリアを考えられるようにしたいですね。そのために低学年の早い時期から社会と触れ合う場面を作っていくと同時に、これまで以上に学生とのキャリアに関するコミュニケーション機会を増やしていきたいと考えています。引き続き地域社会や企業から「やっぱりミッションの学生いいネ!」と言われるような人材を一人でも多く輩出できるようチャレンジしていかなければとならないと思います。高校生に伝えたい。「圧倒的に近い距離からサポートします!」​​​​​​北陸学院大学の親身なキャリア支援高校生やその保護者向けに何か伝えたい内容はございますでしょうか?山口さん:何よりも教職員と学生の距離が近くて、なんでも相談できる環境があることが本学の魅力です。そして保護者の皆様との連携を含めて、一人ひとりに向き合ったサポートが出来ることが一番の強みです。これからの就職活動は、更に多様化、早期化など複雑になることが予想されます。我々は学生・保護者・教職員が一体となって、入学から卒業まで一貫した進路・就職支援を行っています。多彩な講座、密なコミュニケーションを通じて学生の「自分未来」実現を応援していきます。保護者に向けて行っている取り組みはあるのでしょうか?平岡さん:保護者向けとしては、年に1回保護者が集まる後援会を行っています。そこでは、大学の学び・就職状況・就活市場についてお伝えした上で、本学での就職支援について説明をしています。学生の就職活動が上手くいくよう、保護者とも連携してサポートする体制を整えています。高校生に向けて学習支援係から最後に一言高校生に向けて最後に一言お願いします!山口さん:何よりも教職員と学生の距離が近くて、なんでも相談できる環境があることが本学の魅力です。私たち学生支援係でも一人ひとりに寄り添う就職支援をモットーにきめ細やかな指導を行っています。学生の皆さんが納得できる進路を選択できるよう学生支援係を中心に教職員全員が全力でサポートします。一度オープンキャンパスにお越しいただくと、本学のアットホームさや教職員と学生のよい関係性が伝わると思いますので、ぜひ足を運んでいただけたらと思います。「食わず嫌いにならないで」学生に向けたメッセージ最後に学生に向けてメッセージをお願いします!​​山口さん:とにかく「学生支援係に来てみて!」ってことですね。学生から見たら固いイメージがあるかもしれないんですけど、実はフレンドリーで温かい人が多いし、親身になって相談に乗ってくれます。食わず嫌いはもったいない、難しく考えずに気軽に足を運んでほしいです。学生の中には社会人と話すことを躊躇する人もいるかもしれませんが、その第一歩を踏み出せるのが学生支援係なのかもしれません。社会を経験する最初の入り口が学生支援係だと捉えて利用してもらうのもいいかと思います。私たちは皆さんのこれからの挑戦のサポートをしたいと思っています。充実した学生生活、満足できる就職活動を一緒に実現するために、皆さんが学生支援係に来てくれることを心よりお待ちしています。取材後記山の中の静かな環境でノンチャイムの授業を行っている北陸学院大学。学校の規模が大きすぎないからこそ、職員と学生の距離が近く、アットホームな校風であることが分かりました。一人ひとりに寄り添った親身な就職支援を。こんな熱い想いを持った職員の方々は、きっと学生の悩みに寄り添ってくれるはずです。是非、学生支援係に気軽に足を運び、進路選択や選考対策における悩みの解決に役立てていただけたらと思います。北陸学院大学教学・学生支援センター学生支援係についての詳細は以下のリンクから確認ください。北陸学院大学教学・学生支援センター学生支援係の詳細はこちら他大学の就職支援についての取材記事は以下のリンクからご確認ください。 741 views
合同企業説明会で説明ブースに座ってはいけない3つの理由 合同企業説明会で説明ブースに座ってはいけない3つの理由 1.企業の説明ブースで話すことはパンフレットとHPで理解できる合同企業説明会というと、企業の説明ブースに座り、人事部のかっこいいorかわいい社員さんの話を聞くというのがおなじみの風景ですが、実際に話を聞きにいけばわかる通り、話している内容のほとんどはHPやパンフレットを読めば十分に理解できるものです。中には企業側に熱意を示そうとわざわざ一番前の席に座り、熱心にうなづき、メモを取る人もいますが、合同企業説明会では誰が参加しているのかデータとして残すことは少ないために、アピールにはあまり繋がっていないでしょう。内容はHPやパンフレットを見れば十分に理解できるものだし、熱意をアピールしようとしても届いていないケースが多いというのが企業の説明ブースに座ってはいけない理由の一つです。自分がしたい質問をするというのは合同企業説明会に参加する上で非常に重要なことではありますが、席にわざわざ座らなくても、席の後ろの方から立ったまま質問をすることも可能です。【参考】合同企業説明会を無駄な時間にしないための3つの方法2.説明ブースに座ってしまうと抜け出しづらい合同企業説明会に参加している企業の社員さんは自分の会社の説明を聞いてもらおうと企業ブースへの呼び込みを熱心にします。あまり興味がなくても社員さんが熱心に呼び込んでくれたからと一度座ってしまうと、説明の途中では中々抜け出しにくくなります。企業の説明ブースでの説明時間は短くても30分程度あることがあり、全然興味のない企業のブースに座ってしまった場合、30分丸々無駄にしてしまいますし、例え興味のある企業の説明ブースに座ったとしても上記1の通り、説明内容はHPやパンフレットを読めばわかるものです。【参考】無駄な業界研究は不要〜大事なのは自分なりの企業選びの軸〜3.合同企業説明会では社員とのコネクションを作るべしさてそれでは合同企業説明会がまったく意味のないものかというと決してそんなことはありません。合同企業説明会でするべきことは「社員とのコネクション作り」です。合同企業説明会ではそれこそ20社近い企業の社員さんが集まります。上記の通り、呼び込みの応援で来る社員さんもいらっしゃるため、かなりの数の社員さんと出会う機会があります。ここですべきことは、社員さんの名刺をもらい、その後OB訪問という形で話を聞きにいくということです。OB訪問であれば、企業説明会のブースでするような通り一遍の説明ではなく、その人個人の仕事について深く聞くことができますし、ESや面接の練習に付き合ってくれる心優しい方に出会えるかもしれません。応援でかけつけている社員さんは企業のブースが始まってしまえば暇なことが多いので、忙しくなさそうな社員さんに直接話しかけて名刺をもらうことができれば後日メールをして、OB訪問のアポ取りをお願いしてしまいましょう。特に自分の行きたい企業に身近な先輩がいない時に合同企業説明会で出会ってOB訪問するというのは有効な手段になります。一日に何人の社員さんとコネクションを作ることができるか目標を持って参加するとより効果的な合同企業説明会になるかもしれません。下記コラムは実際に合同企業説明会での名刺獲得に挑戦してくれた就活生による寄稿ですので参考にしてください。【参考】合同企業説明会で志望企業の方から名刺を貰えるか、実際に挑戦してみた最後にもちろん上記以外の参加方法もあります。合同企業説明会では敢えて、HPもパンフレットも読む気がしないような興味の持てない会社の説明ブースに参加して興味の幅を広げることで自分にぴったり合う企業を見つけた内定者もいました。大事なことは何事も「目的意識」を持って参加すること。社員さんの呼び込みに応じて説明ブースにぼーっと座って説明を聞く様なことがないようにしてもらえればと思います。「目的意識」を持った小さな行動の積み重ねが就職活動までの数ヶ月で大きな差になります。成果をあげたいと思ったら是非とも意識していただければと思います。また、2月から合同説明会「レクミーLIVE」が21卒対象で開催されます。以下のページからお申込みできるので、是非活用してみてください。▼お申し込みはこちらから【過去参画企業(抜粋)】三菱商事、三井物産、住友商事、伊藤忠商事、サントリー、三菱地所、野村総合研究所、アマゾンジャパン、トヨタ自動車、ベイン・アンド・カンパニー、ユニリーバ、P&Gジャパン、楽天などunistyleに掲載中のインターン・企業説明会情報はこちらからphotocredit:SebastiaanterBurgviaFindCC 131,265 views
エントリーシート(ES)郵送時の封筒の選び方・書き方-図解を用いて解説- エントリーシート(ES)郵送時の封筒の選び方・書き方-図解を用いて解説- 「エントリーシートの郵送に必要なものは?」「封筒は何色が適切なのか?」就活生の皆さんはこれらの疑問に正しく答えられるでしょうか。昨今はWebでのエントリーシート提出が主流になりつつありますが、エントリーシートの郵送を指定する企業も一定数存在します。志望企業からエントリーシートの郵送を求められた際、志望度の高さやマナーの有無を示すためにもエントリーシートの郵送方法について詳しく理解しておくことは重要です。そこで本記事では、エントリーシートを郵送する際の封筒の選び方や書き方、実際の郵送方法などを図解を用いて解説します。▼目次クリックで展開本記事の構成エントリーシート(ES)を郵送する際に準備するもの∟A4サイズで白色の封筒∟送付状∟油性のボールペン・マジックペン∟A4の書類が入るクリアファイルエントリーシート(ES)郵送時の封筒の書き方【表面】∟封筒の書き方【表面】の図解∟封筒の書き方【表面】(1)住所は正式名称で書く∟封筒の書き方【表面】(2)宛名を書く際は「敬称」に注意∟封筒の書き方【表面】(3)左下に赤字で「応募書類在中」の文言を書くエントリーシート(ES)郵送時の封筒の書き方【裏面】∟封筒の書き方【裏面】の図解∟封筒の書き方【裏面】(1)郵送した日付を書く∟封筒の書き方【裏面】(2)封筒の左側に自分の所属を書く∟封筒の書き方【裏面】(3)封をしたら「〆」を書く送付状の書き方∟送付状の書き方の図解∟右上に郵送した日付を書く∟敬称に注意し宛先を正式名称で書く∟自分の所属・連絡先を書く∟中央に件名を書く∟頭語・本文・結語を書く∟中央下部に記書き、右下に「以上」を書くエントリーシートの郵送方法∟エントリーシート郵送時の郵便料金はいくらかかる?∟エントリーシート郵送時の適切な切手の貼り方とは?∟エントリーシートの郵送は速達でも大丈夫?∟「消印有効」と「必着」の違いは?最後にエントリーシート(ES)を郵送する際に準備するものここではエントリーシートを郵送する際に必要となるものを紹介します。採用担当者は郵送されてくる書類から就活生のマナーもチェックしています。採用担当者に好印象を与えるためにも必要なものを把握し丁寧に郵送するようにしましょう。本記事ではエントリーシートを郵送する際の準備物として以下の4つを紹介します。A4サイズで白色の封筒送付状油性のボールペン・マジックペンA4の書類が入るクリアファイルA4サイズで白色の封筒まずは封筒です。封筒はA4サイズで白色の封筒を選ぶようにしましょう。理由としてビジネス上では「事務手続きは茶封筒」、「対外的な正式なやり取りは白封筒」というマナーがあるからです。封筒のサイズに関してはA4サイズの紙を折らずに余裕を持って封入することができる角二号をお勧めします。またエントリーシート(ES)や履歴書には個人情報が記載されているので、中身が透けないよう透過防止加工がされているものを選んだ方がよいでしょう。送付状次に送付状です。送付状は封筒に同封されている書類、内容物について記載した書類です。企業によっては「送付状は不要」と指定される場合もありますが、特に指定のない場合はエントリーシートと共に送付状も同封するようにしましょう。また、郵送する際には封筒の中身をすぐに確認できるよう、後述するクリアファイルに送付状がエントリーシートの上に来るように同封しましょう。送付状の図解については本記事の後半でも紹介していますので、参考の上作成してみてください。油性のボールペン・マジックペンエントリーシートを郵送する際に必要なもの3つ目は油性のボールペンとマジックペンです。ボールペンはエントリーシートを記入するため、マジックペンは封筒に必要な情報を記入するために必要です。字を消せるタイプのボールペンもありますが、書いた内容が消えてしまう恐れがあるため油性のボールペンを使用するようにしましょう。マジックペンの用意は必須ではないですが、ボールペンよりもはっきりと文字が書けるため封筒に書く際にはマジックペンやサインペンを用いると良いでしょう。「封筒に書く際もボールペンが良い」という方は、通常のボールペンよりも太くはっきりとした文字が書けるよう、1.6mmなど太めのボールペンを使用するようにしましょう。A4サイズの書類が入るクリアファイル最後に必要なものはクリアファイルです。クリアファイルは雨により郵送中にエントリーシートが濡れてしまうリスクを抑えることができるだけでなく、採用担当者に対して丁寧な印象を与えられるため、すべての書類をクリアファイルに入れた状態で郵送するようにしましょう。クリアファイルはA4サイズで無色透明のものを選ぶのがおすすめです。またクリアファイルは送付状と同様に企業によっては「不要」と指示がある場合があるので、確認しておくようにしましょう。エントリーシート(ES)郵送時の封筒の書き方【表面】ここからはエントリーシート郵送時に使用する「封筒の書き方」を解説します。本記事では図解を用いて解説しているため、是非参考にしてみてください。以下ではまず封筒の「表面」の書き方について解説します。封筒の書き方【表面】の図解まずは封筒の図解をご覧ください。なおこちらでは縦書きですが、中の書類が横書きであれば宛名も横書きに合わせるとよいでしょう。書く内容は変わりません。​【表】​​​​​​※赤線と番号は実際の封筒には記入しないください​ここからは上記の図解で記されている3つのポイントからエントリーシート郵送時の封筒の書き方(表面)について解説します。封筒(表面)を書く際のポイント(1)住所は正式名称で書く(2)宛名を書く際は「敬称」に注意(3)左下に赤字で「応募書類在中」の文言を書く封筒の書き方【表面】(1)住所は正式名称で書く封筒の表面を書く際のポイント1つ目は「住所を正式名称で書くこと」です。企業に指定された郵便番号は上部、住所は基本的に右側に記載します。その際都道府県名やビル名などを省略せず正式名称で記載するようにしましょう。ハイフンは用いず、「丁目」「番」「号」などを用いることも重要です。また企業名についても(株)と省略するのではなく、「株式会社」と記載するようにしましょう。封筒の書き方【表面】(2)宛名を書く際は「敬称」に注意宛名を書く際には敬称にも注意するようにしましょう。宛先が企業名なら「御中」、採用担当者個人の名前が分かっている時は「様」を用いるのがマナーです。「御中」と「様」を併用することはマナー違反となるため、「人事部採用担当課御中」「人事部採用担当課○○様」のように使い分けるようにしましょう。封筒の書き方【表面】(3)左下に赤字で「応募書類在中」の文言を書く封筒の表面を書く際のポイント3つ目は「左下に赤字で応募書類在中を書く」ことです。「応募書類在中」と書くことで封筒の中身がひと目で分かるようになります。採用担当者には応募書類以外にも多くの書類が届きます。もちろん黒字でもマナー違反ではありませんが、ほかの書類に紛れることなく採用担当者の手に届くよう、赤字で記載するのが望ましいでしょう。「応募書類在中」の文字には枠を付けても付けなくても問題ありませんが、枠を付ける際には定規を用いるようにしましょう。あらかじめ「応募書類在中」が印字されている封筒もあるため、そちらを使用しても良いでしょう。エントリーシート(ES)郵送時の封筒の書き方【裏面】次に封筒の「裏面」についての書き方を解説します。表面と同様に図解を用いて解説するためこちらも参考にしてみてください。封筒の書き方【裏面】の図解こちらが封筒裏面の書き方についての図解になります。表面同様、中の書類が横書きであれば裏面に関しても横書きに合わせると良いでしょう。【裏】​​​​※赤線と番号は実際の封筒には記入しないください​ここからは上記に示された3つのポイントに基づき封筒の書き方(裏面)について解説します。封筒(裏)を書く際のポイント(1)郵送した日付を書く(2)封筒の左側に自分の所属を書く(3)封をしたら「〆」を書く封筒の書き方【裏面】(1)郵送した日付を書く基本的に封筒裏面の左上には日付を書きます。記入した日ではなく郵送した日を書くようにしましょう。またエントリーシートにも日付を記載する欄がありますが、封筒とエントリーシートに記載する日付が一致している必要はありません。封筒の書き方【裏面】(2)封筒の左側に自分の所属を書く裏面左側の下寄りには自分の郵便番号、住所、大学名、学部、学科など所属を記載しましょう。封筒の中央線を挟む書き方もありますが、ここでは封筒の裏面左下への記載方法を紹介します。自分の住所を書く際は宛名を書く時と同様に正式名称で住所を記載しましょう。表面の宛名よりも小さい文字で自分の住所を記載することを意識してみてください。封筒の書き方【裏面】(3)封をしたら「〆」を書く最後に封をしたら綴じ目の中央に「〆」を書きます。「〆」は封をした後に宛名の人物以外に開封されていないことの証明になります。「〆」を記載することでより丁寧な印象を与えられるため忘れずに記載しましょう。また封をする際にはテープ類ではなく、液体のりやスティックのりを使用し封がはがれないようにしましょう。送付状の書き方ここまで封筒の書き方について解説してきましたが、ここからは封筒内に同封する「送付状」の書き方について図解を用いて解説します。送付状の書き方の図解送付状についても図解を用いて解説します。送付状は挨拶や書類の宛先、内容などを一目で伝える役割があります。採用担当者にとって見やすい送付状となるように注意を払いましょう。以下、送付状の図解になります。図解をもとに、送付状の書き方について下記6つのポイントを解説します。送付状を書く際のポイント(1)右上に郵送した日付を書く(2)敬称に注意し宛先を正式名称で書く(3)自分の所属・連絡先を書く(4)中央に件名を書く(5)頭語・本文・結語を書く(6)中央下部に記書き、右下に「以上」を書く書き方のポイント(1):右上に郵送した日付を書く送付状の右上には日付を記載します。記入した日付ではなく、郵送した日付を書くようにしましょう。エントリーシートを作成した日付ではないので注意が必要です。書き方のポイント(2)敬称に注意し宛先を正式名称で書く宛先は左上に記載します。封筒の書き方と同様に宛先が企業名の時は「御中」、個人名の場合は「様」をつけましょう。送付状に関しては採用担当者の住所を書く必要はありません。書き方のポイント(3)自分の所属・連絡先を書く宛名を改行した後は右側に自分の情報を書きます。住所や大学名はすべて正式名称で記載するようにしましょう。送付状には電話番号やメールアドレスなど、就活生自身の連絡先を記載する必要があります。企業からの連絡に迅速な対応ができるよう、連絡がつきやすいものを記載するようにしましょう。書き方のポイント(4)中央に件名を書く企業側がすぐに内容を把握できるように中央に件名を書きます。「応募書類の送付につきまして」「選考応募書類のご送付の件」など、エントリーシートの送付だと伝わる文言を用いるようにしましょう。送付状のバランスをとるため、他の項目よりも大きく記載することを意識すると良いでしょう。書き方のポイント(5)頭語・本文・結語を書く本文を書き始めるにあたり、冒頭と末尾には挨拶文を書くようにしましょう。冒頭の「こんにちは」にあたる言葉を「頭語」といい、一般的に「拝啓」を用います。末尾の「さようなら」にあたる言葉は「結語」といい、こちらは「敬具」を用いるのが一般的です。頭語、結語ともに書類送付の際のマナーとなりますので忘れずに記載しましょう。本文に関してはエントリーシート送付の旨を簡単に伝えられる文章にしましょう。書き方のポイント(6)中央下部に記書き、右下に「以上」を書く「記」と「以上」を用いて同封している書類を簡潔に伝えることも重要です。「記」は必ず中央に書き、「以上」は右下に書くようにしましょう。同封している書類を箇条書きで記載し、以上の下からは何も書かないようにしましょう。エントリーシートの郵送方法ここからは実際にエントリーシートを郵送する際の郵送方法について紹介します。郵便料金や切手の貼り方、速達は利用してもよいのかなど解説します。エントリーシート郵送時の郵便料金はいくらかかる?まずエントリーシートを郵送する際の郵便料金について解説します。郵便料金は封筒のサイズ、重さによって変わります。A4サイズが入る「角2号」の封筒は定形外郵便の規格内にあたり、50g以下の場合は120円、100g以下の場合は140円になります。切手を貼りポストに投函することも可能ですが、重さが分からず不安な場合は郵便局で測ってもらうことをお勧めします。【参照】日本郵政『料金を計算する』エントリーシート郵送時の適切な切手の貼り方とは?エントリーシートを郵送する際は切手の貼り方にも注意が必要です。基本的に切手は封筒の左上に貼ります。複数枚貼る場合は横並びに貼れば問題ありませんが、細かい金額の切手を何枚も貼るのはお勧めできません。見栄えが悪く、採用担当者に与える印象にも影響する可能性があるため、最小限の枚数にとどめましょう。また切手の柄もキャラクターものなどを避け、コンビニなどで購入できるベーシックなものにしましょう。エントリーシートの郵送は速達でも大丈夫?エントリーシートの郵送は基本的に普通郵便で郵送すれば問題ありません。しかし、エントリーシートの締め切りに間に合わなければ意味がないため、どうしても間に合わない場合には速達を利用し締切日までに確実に企業に届くようにするのが望ましいでしょう。なお、その場合は切手の横に「速達」と朱書きしましょう。また速達の場合は別途料金がかかるので注意が必要です。締め切りに余裕を持って間に合わせるためにもエントリーシートの郵送は余裕をもって準備することが望ましいでしょう。「消印有効」と「必着」の違いは?上記では、エントリーシートは締め切りに間に合うよう余裕をもって準備することが重要と述べましたが、締め切りには「消印有効」と「必着」の二種類があることをご存じでしょうか。簡単にはなりますが二つの違いを以下で解説します。「消印有効」と「必着」とは消印有効締切までに現物が郵送先に届いていなくても、配達受付の消印が期日内に押されてさえいれば大丈夫というのが「消印有効」です。必着締切までに現物が送り先に届いていなければならないのが「必着」です。そのため締切の2~3日前には郵送しなければなりません。「消印有効」ならば締め切り日当日に郵送しても問題ありませんが、「必着」の場合は締め切り日当日に企業にエントリーシートが到着していなければなりません。「消印有効」か「必着」かを必ず確認し、締め切りに遅れないよう余裕をもって準備しましょう。最後に-結局、郵送時のマナーは評価に影響するのか?-本記事ではエントリーシート郵送時の封筒の書き方や実際に郵送する際の注意点など解説してきましたが、最後に一連のマナーが合否に影響するのか解説します。結論から言うとエントリーシート郵送時のマナーは合否に直接影響するものではありません。もちろんエントリーシート郵送時に最低限のマナーを意識することは重要ですが、マナーは採用担当者からマイナス評価を受けないための作法に過ぎません。例えマナーがしっかりしていても、エントリーシートや面接の内容がいまいちでは選考を通過できる可能性は低くなるでしょう。しかし、マナーを守れないことによってマイナス評価を受ける可能性は否定できません。選考に落ちた際に「マナーを適当にやったからかもしれない」と変に後悔しないためにも、基本的なマナーを押さえつつ、エントリーシートの内容や面接の質を上げることに注力しましょう。unistyleではエントリーシートについてなど就職活動に関する記事を以下にも掲載しています。こちらも参考にし今後の就職活動にお役立てください。関連記事: 241,436 views

現在ES掲載数

82,909

すべて見れる

上に戻る

会員登録・ログインして全てのコンテンツを見る

無料会員登録