【内定者が語るキーエンス】入社後の実情と選考の全容とは

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最終更新日:2024年01月18日

【内定者が語るキーエンス】入社後の実情と選考の全容とは

本記事では謎に包まれたキーエンスの選考や、選考を通じて感じた同社の雰囲気を明らかにしていきます。お読みいただければ、同社の事業内容、選考、また社風や雰囲気が理解できると思います。企業理解にお役立てください。

本選考とインターンの締め切り情報

キーエンスとは?

大阪に本社を置く精密機械メーカー。社員は2,121名(※2017年時点)。センサー等を扱うBtoBの企業であるため、世間一般からの認知度は決して高くありません。

筆者も就職活動に本格的に着手するまでは、その存在を知りませんでした。一般的なサラリーマン(平均年収)の2倍以上、年収は36歳で1861万(※2017年時点)という驚異の数字で、就活生からの人気も高いです。

「今が好調なだけで、そんな年収の会社いつ潰れるかわからないでしょ?」とツッコミを入れたくなる学生も多いかもしれませんが、キーエンスは超健全経営で無借金、営業利益が50%という驚異の数字を叩き出しています。

この数字がどれだけ凄いかというと、17年間企業の収入がゼロでも継続できるというレベルです。そして、「人件費は経費にあらず」というモットーのもと、その利益の多くを社員に還元しています。

キーエンスは、メーカーでありながら工場を持たない「ファブレス経営」、各社員が特定の地域を任され営業を行う「テリトリー制」、商品を決して値下げしない「コンサルティング営業」という独自のスタイルを持っていて、これによって付加価値の高い商品を世に送り出し、莫大な利益を上げています。

さらに詳しいキーエンスの説明は、企業サイトを参照してください。今回は企業紹介が本題ではないので割愛させていただきます。
 
今回は就活生目線で、人気企業キーエンスの選考や雰囲気について書いていきます。(営業職志望で選考を受けたので、技術職の選考については不明です)

キーエンスの選考の全容

1次面接:20秒自己PR

一般的な企業とは異なり、キーエンスの選考ではエントリーシートは課されず、面接を兼ねた説明会に参加することで選考がスタートします。そのため、4年制大学卒業見込みであれば、誰でも選考に参加できます。

説明会は会社ではなくホテルの大広間で行われ、1回の説明会で100人以上参加していた印象を受けました。その説明会が複数、東京・大阪で行われます。採用人数、説明会回数から考えて、この1回の説明会の中から1名が採用されるといったイメージです。

説明会終了後、性格検査、そして人事の前で20秒間自己PRが行われます。私は当時流行していたキャッチコピーをモジって、自己紹介。ほぼ流れ作業で、驚くほど速く終了。

しっかりと目を見て話せるかどうかなどをチェックしている気がしました。数日後、通過者には電話連絡がきます。

2次面接:説得面接

キーエンスは選考に進むごとに面接とは別日で、さらに詳しい説明会に参加しなければならなりません。そのため、二次面接前にその説明会に参加することになります。まだ学生は相当数残っていました。

面接ではキーエンス独特の「説得面接」が行われます。

学生3対面接官1で、その面接官に「私は○○のことが嫌いです。私が○○好きになるように説得してください」と一人一人問われます。私の時は、○○が「ミーティング」でした。論理性、臨機応変な対応力、瞬発力を見ている気がしました。翌日、通過者のみに電話連絡がきます。

 3次面接:カメラ面接

またも別日に説明会に参加しました。多少絞られてはいましたが、まだイメージより多くの学生が残っていました。そこでは性格・言語・非言語の筆記試験も行われます。内容としては他社に比べ簡単なので、そこまで心配する必要はないでしょう。

面接前には、軽いエントリーシートのようなものを書きます。

面接では学生1人に対して面接官2人で、その2人の間にビデオカメラが置かれています。面接の様子などはすべてこのカメラに撮影されます。面接自体は比較的オーソドックスなものですが、「あなたが経営者になったらどんな社訓をつくる?3つ言って」など変わった質問もありました。

2次面接同様、論理性、臨機応変な対応力、瞬発力などの「営業としてのセンス」を見られている気がしました。翌日、通過者のみに電話連絡。ここが鬼門で、多くの学生がここで連絡が途絶えるようです。

4次面接:人事面談

こちらが最終面接となります。人事と1対1での面接です。他社の選考状況と3次選考の際の性格について、そして「選社の軸」を深堀りされます。

選考自体が終盤の時期の場合は、その場で内定を出すこともあるそうです。数日後、内定者には人事から直接電話がかかってきます。

キーエンスの雰囲気・内情

なんとなく私はキーエンスに対して「拝金主義で社員は冷たく、仕事で疲れ果てている」という勝手なイメージを抱いていました。インターネット上や就活生の噂でも、あまりいい話を聞かなかったためでしょう。

しかし実際、説明会・選考等に参加すると、社員の方々は明るく人当りがよく、残っている学生も非常に優秀でした。他社を何社も受けましたが、キーエンスの社員の方々の雰囲気・印象の良さは群を抜いていました。やはり、営業力を企業の強みとしているだけあると感じました。

「激務で家に帰れないのではないか・・・」など心配する就活生も多いのかもしれませんが、社員は10時前には全員退勤しなければならず、帰宅できないといったことはないそうです。

土日は取引先も休みのため、出社することはないとのこと。さらに長期休暇も取得でき、その際に給料とは別途手当が出ます。

また、「分刻みの仕事で、社員は会社に監視される」との噂もありますが、営業に行く際の出社や帰社の時間を記録するだけで、監視されるわけではないそうです。

毎日サボることを考えている人には向かないかもしれませんが、効率的良く仕事がしたいタイプや向上心のある人にとっては良い環境であるかもしれません。

その点を考えると、外資系金融、商社、マスコミに比べ、激務とは言えず、給料も同水準です。

インターネットや就活生の間で評判が低いのは、高い年収に対する嫉妬や選考に落ちた事への憂さ晴らしから、ネガティブな情報が発信されるという側面もあるのかもしれません。

内定者から見たキーエンスの課題

ここまで読んで「キーエンス最高!」と思った学生もいるかもしれません。では、キーエンスの課題や問題点は何でしょうか?

私が受けた印象としては、人材の多様性、特に男女比率です。

大半が男性社員であり、女性は働きにくい状況のようです。この点は改善を試みているようですが、女子学生自体がキーエンスへの就職を避ける傾向があるため、なかなか改善は難しいようです。

しかし、この点は逆に「男性と同じく、バリバリ仕事をして、同じかそれ以上稼ぎたい」というキャリアウーマンを目指す女性にとっては、同性のライバルが少ないためチャンスであると思います。キーエンス側としても積極的に女性を採用したいとのことなので、選考を受けてみてはいかがでしょうか。

また、一部転職サイトの情報では、ポストが不足しており、ある程度昇進するとキャリアステップが止まってしまうという記述がありましたが、これは大手企業であればどこも抱えている問題であり、キーエンスに固有の問題とは言い切れないと思います。

キーエンスの扱う商材に興味が持てるか

就活を体験した学生の目線からすると、キーエンスの扱う「精密機械」やその領域に興味が持てるかどうかが、キーエンスに向いているかどうかを考える上で大きい要素だと感じました。

センサー等の精密機械は自動化が進められるこれからの時代に、多くの業界と関わるチャンスがあるかもしれません。

しかし、深く一つの特定の分野に関わることは難しいと思います。ビール会社では自動車は扱えないし、IT企業では石油は扱えないように、キーエンスでも扱えない領域が勿論あります。

つまり、これからやりたいことが鮮明な人(精密機械がそれに該当しない場合)には、キーエンスをおすすめできません。逆に、やりたいことが決まっておらず、就職活動を通してそれを決めていきたい人、20代で外車に乗りたい人にはおすすめです。

最後に

ここまで読んで皆さんのキーエンスのイメージはどのように変わりましたか?「百聞は一見にしかず」というように、世間のイメージなどで決めず、ぜひ実際の選考を受けてみてください。

キーエンスという企業では、高い営業力と専門的な商材を扱うことへの理解が必要なことは本記事から感じていただけたと思います。そのためにもユニークな選考が行われており、内定者や社員の皆さんは大変魅力的な方が多く、決して年収だけが魅力の企業ではありません。

また、キーエンスの営業は中途では入社できません。キーエンス流の質の高い営業スキルを若いうちに叩き込むためです。つまり、新卒のみにチャンスが与えられるのです。受けてみて損はないと思います。

また以下では、キーエンス内定者による本選考レポートを紹介いたします。

筆者とは別角度でキーエンスの選考をレポートしていますので、更にキーエンスの選考を知りたい方は続けてお読みください。

キーエンス内定者が体験した実際の選考フロー(営業職)

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キーエンス内定者が面接でされた質問(生産技術職)

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キーエンス内定者が、選考において重視されていたと感じた点(コンサルティングエンジニア職)

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こんにちは。むたかです。8月から個人アカウントとしてTwitterを運用しはじめたのですが、個人的にとても気になったことがあり、折角なので企画にしてみました。題して、就活・キャリア系アルファツイッタラーに「就活生に捧げる至極の1冊を教えてください」と聞いてみたらどんな本をご紹介頂けるのか日頃非常に勉強になるツイートをされている皆さんはどのようなところから情報を取り入れていて、今の価値観や物事の考え方の元となったものはどんなものなのか、とても気になったのです。就活生がすぐに行動に移せるものが良いと思い、比較的低コスト&時間を限定しない「書籍」に絞ってご紹介いただくことにしました。書籍の紹介文は、想いや鮮度をそのままお届けしたいと考え、皆様から頂いた原文をそのまま入れさせていただいております。じっくりご覧ください。|01|イシコさん総合商社で国内・海外勤務を経て現在ベンチャー商社へ転職されています。書籍の書評や働き方に関する提言を様々な角度からされており、就活中にはあまり考える機会のないことに対してのインサイトが得られます。僕もよく拝見させて頂いているお一人です。「TOEIC900点」と繰り返すのには理由がありますので、改めてまとめてみました。英語に興味があって900点以下の人向けの記事となってますので、どうぞ!商社マンの僕がTOEIC900点を目指すべきだと繰り返す理由とは?-イシコの呟きhttps://t.co/bPY5g6AuTB—イシコ(@newsalaryman_21)2018年10月6日至極の1冊とご紹介文書籍:知らないと損する給与明細「世の中には知らないばかりに損してる」という場面が多いように思われます。そして、その最もたるものが、「サラリーマンの給与明細」だと思うのです。給与明細の内容を総額と手取りしか見てない人ほど、必読。可処分所得を増やすには、給与を増やすか支出を減らすかと言われますが、その間に「給与明細を理解して利用する」という大事な観点が抜けているのでオススメです。イシコ|02|人事のお姉さん日系メーカーに勤務されており、就活持論、採用裏話、アドバイスを発信されている人事のお姉さん。独自の観点からされる本音のツイートがフォロワーから多くの支持を集めておられます。「何を信じればいいのか」ということに頭を悩ませる学生さんも多くいますが、フラットな視点から発言されているので情報の捉え方のお手本にもなるでしょう。ルールの是非は置いといて、3月1日までに①SPI対策②ESのテンプレ作成③12月〜2月に1dayインターンシップという名の説明会が大量開催されるので10社以上参加(エントリーシート出せるところは2月中に出しておく)これだけでかなり楽になると思いますよ。普通の人向けアドバイス。—人事のお姉さん(@shukatsu_nesan)2018年10月11日至極の1冊とご紹介文書籍:なぜ7割のエントリーシートは、読まずに捨てられるのか?ー人気企業の「手口」を知れば、就活の悩みは9割なくなる「企業が見ているのは、たったの2点だけ。自社の仕事がきちんとできるか。自社の仲間とうまくやれるか。」私が大きく頷いた一節です。企業はどのようなことを考えているのか、日本の就活の仕組みはどうなっているのか…大枠を掴むことができる一冊です。(実際エントリーシートの全てに目を通せないのは一握りの人気企業だけですが)中には不合理だと感じる部分もあると思います。不合理ゆえ、企業も公には言いません。そんな就活の嫌な面も知った上で、効率よく動くための作戦を考えてみてください。また、選考で注目されるポイント、逆に注目されないので「気にしなくてもいいポイント」を知ることで、悶々と悩んだり変な噂に惑わされることが無くなると思います。ぜひ就活の早い段階で読んでみてください。お薦めです。人事のお姉さん|03|篠原功治さん大学、行政機関でキャリアデザイン科目・就職支援・研修の講師活動を行なわれておられる篠原さん。選考での細かい伝え方、話す内容の詰め方など、非常に粒度の細かいアドバイスが印象的です。自分自身の面接の前にチェックするだけでも改善できる内容が多いでしょう。今年はやけに「軸」というものに過剰なほど固執している印象があります。選択肢を知る前から軸を決めてしまうから、その軸に縛られ選択肢を狭めてしまう。机上の空論で絞り出したものではなく、活動を通じ多くを知ったうえで純粋な興味の共通点が見えてきたらそれが本当の軸なのではないでしょうか?—篠原功治(@Koji_Sign)2018年10月7日至極の1冊とご紹介文書籍:「アルケミスト~夢を旅した少年~」こちらはエジプトのピラミッドを目指す羊飼いの少年の旅を通じた成長の物語ですが、自分自身が一歩踏み出すことの大切さ、夢を叶えるために行動することの大切さ、自分に何か嫌な出来事があってもそれを前進するための「兆し」と捉えることの大切さなどが示されています。就職活動に置き換えても、誰かが導いてくれるのではなく、それぞれの意志の差が顕著に成果に現れること。またビジネス社会の土俵に上がっての活動ゆえに様々な困難が突き付けられますが、それを何かの兆しだと捉えることで道は拓けることなど、就職活動のプロセスとしても精神的に何か後押しするお話になるのではないかと思っています。ちなみに私の事務所名の「サイン」もこの物語が謳う「兆し」から取ってきた名前になります。篠原功治|04|元リクパパさん-沖縄-さん大学中退→編入(保育)→ブラック中小→リクルートキャリア→沖縄超ホワイト企業という多彩な経歴をお持ちの元リクパパさん。就活生には見えにくい業界の実態や働く上での「課題解決」の捉え方などを語るほか、多くの社会人のツイートをリツイートされているので幅広いジャンルのインプットができます。【元リクさんがこっそり教える国内シェアNO.1企業】①TOSO株式会社カーテンレールの国内シェアNO.1企業。業界では「カーテンレールと言えばトーソー」と言われるほどに商品が強い。強い商品でルート営業。入社の給与も平均より少し高め。おススメ。〔企業HP〕https://t.co/miGUfOParQ—元リクパパさん/沖縄(@motorikuokinawa)2018年6月28日至極の1冊とご紹介文書籍:生命燃ゆ私は「ビジネス小説」をおススメしたいと思います。高杉良『生命燃ゆ』です。この本が何を与えてくれるのかというと「仕事へのロマンっていうのは確実にあるんだ」ということです。化学コンビナートの中核になった主人公が、自分の命を削って自分の仕事を果たす姿、そこには当然様々な問題や苦労が降りかかります。しかしそれを乗り越えるのはまさに「下町ロケット」のようです。就職してすぐには味わえるものではないですが、「仕事というのはどういうものか小説で読む」というのはOBの話や動画などで味わうものとはまた違った実感があります。この本からは他の本のような「ただ前に進め!」というメッセージではなく、「仕事のロマンってこういうものなのかもしれない」という想像やイメージや自己投影のような体験を就活生にはぜひ味わってほしいなと思っています。元リクパパさん-沖縄-|05|福本真士/GOuniteさんHRtech企業のCEOである福本さん。田端大学1期生のMVPを取られています。金髪に染めていらっしゃる理由はツイートをご覧いただければお分かりいただけると思います。役者→芸人→営業→プログラマ→起業と全く異なる畑から転身され、ビジネスで成功を収めていらっしゃることも特徴的です。「社会を変えたい」という思いを少しでも持っている方にはロールモデルになるはずです。ブログがとても面白いです。プレゼンの図解ブログを書きました!かなり長いので読破した人だけがわかる仕掛けつき!◎感情型プレゼンの3つの視点・感情線を意識したストーリー・キャラクターは英雄ではなく負け犬で・苦難の時間価値を高めて行動させる@sfkmt|note(ノート)https://t.co/fgUpFpsMG4—福本真士/GOunite(@sfkmt)2018年9月11日至極の1冊とご紹介文書籍:増補版なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?―――日本人が知らない本当の世界経済の授業僕は本を読む時、内容の裏側にある文脈を理解するよう努めます。一冊の本の文脈を追うことはもちろん、これまでに読んだ複数の本から得た文脈と今回の本の具体的なつながりを追うことが肝要です。目には見えない裏側でつながっている『ミッシングリンク』を知ることで、好奇心と同時に理解が深まります。理解が深まるステップ1.本に書かれた内容を知る2.なぜ著者がその本を書いたのか裏側の文脈を探る3.これまでに理解してきた文脈に今回の新たな文脈を加えるここまでを前提として踏まえ、一冊の本をご紹介します。世界がどのようにしてつながっているのか。『ミッシングリンク』を一冊で追うことに長けているのがこの本です。経済・金融・人口・宗教・テロ・アートの『現在』を、歴史の文脈にのせて展開されています。要所で著者の主張に賛否はありますが、この本の内容・文脈を把握しておくと新しい本を読む時の手助けとなるのでオススメです。福本真士|06|やめリクさん元リクナビの中の人であるやめリクさん。戦略的な就活のテクニックをアドバイスされています。ツイート内容がわかりやすく、タメになることが非常に多いと感じます。リクルート社に関するツイートも豊富になされているため、インターンや選考に参加しようと考えている方はチェックしてみてください。早期に就活を始めるメリットは選考優遇以上に「健全な迷子になれる」からです。3/1に始めると、大手企業のES締切が3月下旬~4月上旬なので進路に悩める期間が1か月しかありません。3年の夏に始めておけば自分の進路について考え、行動(インターン参加など)を続けて、志望先について試行錯誤できます。—やめリク(@yame2_recruit)2018年7月11日至極の1冊とご紹介文書籍:20代のリアル転職読本僕自身お世話になった元リクで転職BAR「とこなつ家」のオーナー"やっさん"の本です。「転職読本」とは書いてありますが、新卒就活生にとっても勉強になると思います。「求人サイトでこう書かれている企業は、危ない可能性が高い」「昇進スピードが早いってそもそもそれは…」など、具体的に説明してくれています。上記の『転職の思考法』と併せて読むと、よりご自身のキャリアについて考えられるようになると思います。やめリク|07|チカイケ秀夫さんCBO(最高ブランンディング責任者)として複数社にジョインされているチカイケさん。『すべての人にスタートアップを。』をミッションにジャンルを問わずに、ブランディングで支援をされています。学生の変化についてのツイートや社会人のツイートをシェアされています。採用側の視点の考察についても触れられていることが多いので、企業の中の人がどのような考え方をしているのかを知るのにも役立つでしょう。自社にコミットではなく、自分の人生にコミットしてほしい。そのために会社は、必要な人物金のリソースを使う場所です。ただ使うだけでないために、お互いにビジョンが近い事が前提なんです。ビジョンに向かって、社員の価値が上がる=企業がビジョンに近づいていくんです。—チカイケ秀夫@逗子アートフェスバル10/12~28開催(@chikagoo)2018年10月8日至極の1冊とご紹介文書籍:イシューからはじめよ自分のバイブル的な本で、手段やノウハウの情報量が多い中で、なぜを問い続ける事で『本質(イシュー)』を見極め、イシューを解決する事で、同じ手段でも圧倒的な価値を出す事ができ、限られたリソースで、最大限の成果を出すのは、スタートアップ、ブランディングや人生の本質にもつながるからです。チカイケ|08|三木芳夫さん渋谷のベンチャー企業で執行役員をされている三木さん。年間200冊以上の書籍を読んでいらっしゃる方ですので、今回の至極の1冊は僕自身とても楽しみにしていました。10年以上採用畑でやってこられている方であるため、就活生にとって学びは非常に多いと思われます。社会人としてすべきこと、仕事に役立つ情報などの発信が多く、視座を高く設定したい方におすすめです。学生やってるより300倍社会人の方が楽しいですね。新卒から13年1ミリもそこはブレてない。「仕事を心から楽しんでる人は、いない」と言った社会人に、グーパンチかましたい。【北野唯我】|就活サイト【ONECAREER】https://t.co/QSOvXTTDq0@onecareerjpより—三木芳夫(@Y_Tronc)2018年8月5日至極の1冊とご紹介文書籍:手紙屋就職活動を迎える前に読むと良い本。私自身はこの本を読んだ時にはすでに社会人になり採用に携わっていたので、自分のときの就活をそのときの取組みと選択について深く振り返るきっかけをもらいました。当時すごく感動して、たくさんの先輩同期後輩にオススメした1冊です。久しぶりに手に取ってみて思ったのは、人にはあらゆる可能性があって、人生ときちんと向き合っていくこと、そこには自由と自分の人生を生きる責任があるということ。つまり何かのルールやしがらみなんか必要なくて、生きたいように生きればいいということ。手紙と言う今の時代になかなか手にしないものが非日常間と日常を行ったり来たりさせるのにいいなーと。三木芳夫|09|motoさん31歳5社目、本業年収1,000万超のmotoさん。副業年収は2,000万、総年収は3,000万を超える日本でも数少ない高所得者と言えます。リクルートや楽天を経て今はベンチャーで事業開発と営業部長をされています。転職関連のツイートが比較的多いため一見新卒とは親和性が低く思うかもしれませんが、転職はこれから長くなる社会人生活のなかでほぼ必ず経験することと言えるため、今のうちに転職市場についてのインプットもしておきましょう。転職サイトの求人にある「幹部候補募集」はただの営業マン採用だし「即戦力募集」は研修とOJTないだけだし「第二創業メンバー募集」は離職率高い職場だし「ベテランが多い安心な職場」は若手が定着してないだけ。どれも聞こえは良いけど募集の背景は面接で確認した方がいいよ。結構違うこと多いから。—moto(@moto_recruit)2018年8月9日至極の1冊とご紹介文書籍:なぜハーバードビジネススクールでは営業を教えないのか「営業とは、ものを売ることではなく、自分を売り込むだと考えている。お客様は商品を買うのではなく、信頼できるあなたが売っているもの、つまりあなた自身を買うのだ。」ハーバードMBAで教育を受けた英国人のジャーナリストが、モロッコの絨毯商人、日本のトップ生保マン、イギリスのテレビ通販セールス、米国の美術商などを取材して、彼らの生い立ちから成功の秘訣をまとめています。僕自身が営業マンなので、営業のハウツー本は何冊か読んでいますが、ビジネスに関する学びは「多くの事例」を知ることが大切です。そういった点でこの本は多くの事例が載っているので、非常に参考になりました。営業でなくとも必読の一冊。moto|10|ソチ@19卒就活ブロガーさん早稲田大学4年生で大手メーカー就職予定の19卒ソチさん。就活ブログを運営されており、おすすめのメーカーの紹介と企業研究をされています。以下のツイートで一躍有名になられました。19卒ということで非常に新しくリアリティのある情報が多く、また、学生視点でまとめられているので特にメーカーに興味がある就活生はフォローしておくといいでしょう。優良企業のBtoBメーカーは見つけるのが大変なので…いいねの数だけ、ソチの知っている隠れ優良BtoBメーカーを発表する—ソチ@19卒就活ブロガー(@sochi015)2018年8月6日至極の1冊とご紹介文書籍:新卒採用基準面接官はここを見ている「新卒採用基準」という本がおすすめです。私が就活をしていた時、面接官は学生のどこを見ているのか、どのような学生が企業から好まれるのかという疑問を持っていました。そのような疑問を解決してくれたのが、この本です。この本では、人事責任者として最終面接を担当してきた著者が、採用活動における企業・面接官側の視点をわかりやすく解説してくれます。この本を読んだことで、面接官が「仕事ができそうか」を見極めるポイント、企業が求める「コミュニケーション能力」の中身など、学生がなかなか知ることができないような企業の採用基準を理解することができました。企業の採用基準を知ることは、就活の成否に大きく関わります。私はこの本と出会い、企業の採用基準を理解したうえで就活の準備ができたことが、納得のいく結果につながったと考えています。企業・面接官側の視点が知れる数少ない本です。自信を持っておすすめします。ソチ|11|就活生に知られたくないっ!さん国内No1就活系Twitterフォロワー数(9万以上)/アメブロ就活1位の影響力のあるアカウントです。就活をする上でチェックしておきたいテクニックの発信がメインになります。特徴はその質の高さです。就活生であれば業界や業種にとらわれず参考になる情報が集約されています。就活の面接官の質問あるあるがサイトにあるので一度見ると良いかも。就活一問一答本として推奨@shuwasystem_inf:不安を自信に変える!就活面接【正しい】答えかた|秀和システムhttps://t.co/UvbD5ipabRpic.twitter.com/APxrVkKBTZ—就活生に知られたくないっ!(@tinclehoi)2016年1月30日至極の1冊とご紹介文書籍:ストレングス・ファインダー2.0私はストレングス・ファインダー2.0を紹介します。理由は自分の強みの手掛かりを掴めるからです。就活では、初めて会う他人に、自分の強みを伝える必要があります。ESや履歴書に記載することもあるでしょう。ただ、その強みについて、深く考える機会は今まで少なかったと思います。そのため、自己理解が追いつかず、フンワリとした強みの表現から抜け出せません。その結果、面接でもアピールできる自信が持てず、面接評価も下がるという落とし穴にハマります。この書籍には、Web適性検査が付いており、自分の強みを簡単に深く分析することができます。この分析結果とあなたの過去の経験が紐付けば、面接でアピールできる強みも見つけやすくなるでしょう。是非、ご参考頂ければ幸いです。就活生に知られたくないっ!丸山|12|たなかけんじ@就活&子育てさん大企業での採用経験を活かしブログ執筆、無料で就職活動支援(自己分析、ES添削、面接演習)等就活生の支援を積極的にされているたなかけんじさん。就活に関する時事ネタへの感度が高く、多角的な意見を取り入れているので就活時事のNewsPicksのような特性があります。就活本番はまだまだこれから。つらい時、忙しい時に途方にくれて、「就活迷子」にならないための心構えを書いてみました。是非ご一読ください。久々の長文ですw#はてなブログあなたの就活の目的はなんですか?~就活迷子にならない為の心構…https://t.co/hPpX2h6lbg—たなかけんじ@就活&子育て(@tamaplasyukatsu)2018年3月21日至極の1冊とご紹介文書籍:自分の小さな「箱」から脱出する方法大学時代、人間関係に苦しんでいた際に大学の先輩に勧められた本であり、自分の考え方や生き方を変えるきっかけとなった本です。いろんなことがうまくいかない時、ついつい人のせい、環境のせいにしてしまい、余計にうまくいかなくなることがあると思います。その悪循環のきっかけは自分の気持ちに嘘をつくこと(=自分への裏切り)であり、そこから抜け出す為にはどうすればよいかが書かれている本です。真剣に就活に取り組めば、どこかのタイミングで必ず壁にぶつかります。そこで人のせい、環境のせいにしても何も解決しませんし、事態は悪化するでしょう。そうならないように、就活が本格化する前にぜひ読んでみてください。自分の気持ちに正直になることが苦手っていう方に特にオススメです。たなかけんじ|13|HRogさん国内・国外の人材業界の最新のニュースや気になることなどを毎日つぶやかれています。メディアということもあり、就活についてのみならず、採用側のトレンドや社会人についてのレポートなど、濃い情報を発信しています。社会人になってからも参考にできる情報が多数あります。就活ルール廃止に関する考察記事。人事にとっても、優秀層獲得のため中長期的は通年となる採用活動に対応する負担がある一方で、学生側も今後は中途採用者などこれまでと違った人材が競争相手となるために、学生時代の過ごし方などにより意識的になる必要がありそうだ。https://t.co/oPtjO1cJLd—HRog(@HRognet)2018年10月10日至極の1冊(52冊)とご紹介文書籍:キングダムいまビジネスマンに最も人気のある漫画「キングダム」舞台は紀元前、中国の春秋戦国時代。下僕から兵士になり大将軍を夢見る主人公「信(しん)」と後に始皇帝となる「政(せい)」が中華統一を目指す物語だ。イチ兵士から戦場で武功を上げ、仲間が増え、仲間とともに強敵を撃破していく姿は、大志を抱く新人ビジネスパーソンの姿と重なり、気持ちを熱くさせる。今でも週刊ヤングジャンプで連載中で、物語は進んでいるが、なかでも編集部のおススメは合従軍侵攻-蕞防衛編(31巻-33巻)だ。最大の敵・李牧が国都咸陽に向けて攻め入り、負ければ国が亡ぶ状況に追い込まれてしまう。国を守る最後の拠点「蕞」を防衛すべく、政は自ら出陣。国民を奮起させるスピーチは涙なしには読むことができない。HRog菊池|14|寺口浩大[KodaiTeraguchi]さんワンキャリアで経営企画室に所属され同社の採用を担当されている寺口さん。京都大学→SMBC→CA→Deloitteという幅広いバックグラウンドをお持ちです。近頃話題となっているパンテーンの「#就活をもっと自由に」のプロモーションの裏側を公開された方で、その熱い言葉に心を動かされているのは学生だけでなく他の社会人にも影響を与えられています。僕もそのうちの一人です。【ぶち書いた】今回のPANTENEのムーブメントの背景、全て晒します。広告に評論してても変わらん。行動で希望を見せましょうよ。#就活をもっと自由にP&G、Material、ONECAREER、それぞれの中の人のストーリーをぶっ晒す|KodaiTeraguchi@telinekd|note(ノート)https://t.co/DoPRi3bYZv—寺口浩大[KodaiTeraguchi](@telinekd)2018年10月1日至極の1冊とご紹介文書籍:GTO自分の中に信じたいものがある人へ。自分のポリシーやスタンスと、社会のルールとの折り合いをどうつけていくか。僕は、言ったことを必ずやりつづけるストーリー自体が、共感や信頼を得て、仲間が増えていくということを鬼塚先生から学びました。本田圭佑さんも仰っていましたが、「よそ者にしかできないことがある」というのは、人生で新しいチャレンジをする上で勇気をもたらしてくれます。古きを尊重しつつも、郷に入って、敢えて郷に従わない。自分のスタンスを押し付けずに構造と向き合うということはどういうことなのか、教えてくれるでしょう。また、ルールメーカーにならずとも、民主的にムーブメントを起こせる可能性があるということについても、この本を通して実感できると思います。価値があると信じたいものがある人に、是非読んでいただきたいです。寺口浩大|15|めいこ@就活サイトワンキャリアさん就活サイトONECAREER(ワンキャリア)編集部に所属されているめいこさん。東大→公務員→ベンチャーという異色な経歴をお持ちの方です。非常に学生に寄り添われたツイートが多く、コアなファンが多数おられる印象です。就活スケジュールや選考対策等、今から役に立つ情報を多く発信されています。質問にも積極的に回答されているので、この機会にいろいろな疑問を投げかけてみるのも良いでしょう。【20卒/10月から始める就活】まずは就活の「スケジュール」「費用」をつかむこと。逆算して備えましょう!①選考スケジュール10月〜「日系冬インターン」「外資ベンチャー本選考」https://t.co/aJvQBTN0lJ②就活費用関東圏なら20万円、地方なら50万円?https://t.co/VfzaHuASmnpic.twitter.com/Kq529xVF70—めいこ@就活サイトワンキャリア(@meiko_oc)2018年10月5日至極の1冊とご紹介文書籍:カモメになったペンギン自分たちが住むコロニーの危機に立ち上がった若き「変わり者」ペンギンが、いかに優れたチームを作り、困難を乗り越えたかを描くショートストーリー。組織変革とリーダーシップの権威、ジョン・P・コッター氏(ビジネス名著『企業変革力』で有名ですね)が手がけた寓話です。ストーリーを通じて、自然と優れたリーダーシップや組織づくりを学べます。ビジネス本を読む気が起きない時も、これなら物語にのめり込んでサクサク読めますよ。私は転職活動中に落ち込んだ時や、仕事で壁にぶつかって悩んだ時など、折に触れて読み返しています。ページを開くたびに新しい発見があり、「何かを変えたい、変わりたい」気持ちを奮い立たせてくれる一冊です。就活のモチベーションが下がりがちな秋にこそ読んでほしい、元気の出る本です。ぜひ読んでみてくださいね!めいこ|16|yuuuさん超大手有名広告会社に勤務されているyuuuさん。広告会社での仕事・キャリア・業務についてや、選考の裏情報をブログで発信されています。学生からの質問に対して多数回答されており、社会人の方もよくご覧になられているアカウントです。ストレートに学生と接している中で感じたことも発信されているので、「社会人はこうみている」という視点を持つのに最適だと思います。当社unistyleでインターンをされていた経歴もお持ちです。就活生によくするアドバイスは、「ワンキャリア、Unistyle、外資就活ドットコムのコラムを片っ端から読んでから、総合商社や外資トップティア内定者のES見て自分の経験と似ているものがあったらパクって書いてみろ」というもの。これでESのレベルが上がり面接で何をアピールすればいいか大体分かる。—yuuu(@ad_career28)2018年7月11日至極の1冊とご紹介文書籍:サンクチュアリ北斗の拳で知られる史村翔(武論尊)原作、池上遼一作画の超名作漫画。カンボジアでの戦乱から日本へ帰国した二人が、日本の腐敗した政治体制を表と裏の世界から変革するというストーリーなのだが、これが熱い。そして心に響くのだ。ミクシィ笠原会長をはじめ、数多くの経営者や著名人が「影響を受けた」としてこの名作を勧めている。一部であるが、ストーリー中の名言を紹介したい。『安定を求めるか、それとも何かを動かすか。。人の一生はそんなに長かねえぜ!!』『力の前に尾を振るのは簡単だ。振りたくなくても、振ってしまえば生きられる。だがな、それは生きているんじゃなねェ。生かされているんだよ!!』『力に翻弄され、てめえの意志とてめえの手足で動けなきゃ、屈辱と後悔しか残らねえ!!』私の生き方に今でも大きな影響を与えている漫画。就活を通じて自分がどうありたいか、どう生きたいのか悩んだ時に必ず読んで欲しい本。yuuu|17|シュシュさん19卒私立文系4年生の方です。自身の経験からインターン・面接など幅広いテーマについてブログでアウトプットされており、非常に実践的である印象があります。そのコンテンツ力に20卒のファンが既についています。就活生あるあるのようなリアルな息抜きツイートもあり、面白さでも評価されているようです。ブログ「シュシュッと就活!!」(https://t.co/MUxceZ9lU2)外資就活ドットコム連載中(https://t.co/ONgcMgzBdO)就活の教科書(https://t.co/rHZS40h4px)コンサル内定の教科書(https://t.co/gL0b9VSfDU)シュシュの道しるべ(https://t.co/PpqNduD0yQ)質問箱(https://t.co/thxMtbWdoE)pic.twitter.com/JFpbzrOTlE—シュシュ(@syusyukatsu00)2018年8月11日至極の1冊とご紹介文書籍:ネクスト・ソサエティ―歴史が見たことのない未来がはじまる全世界のビジネスマンの誰もが知る巨匠ドラッカー。その彼が余命いくばくもないことを悟り、未来を生きる人たちに向けて書いた本です。ドラッカーは21世紀の社会、経済、組織について網羅的に記した上で、どのように個々人として時代に対応すべきかを書いています。それと同時に随所にどの時代であっても求められる能力や生き方が書いてあり、ただのビジネス書ではなく、時代性と普遍性を兼ね備えた哲学書にもなっています。この本を読むことで読者にどこの業界や職種に行こうとも通ずる21世紀のキャリアについての道しるべを授けてくれること間違いなしです。シュシュ|18|ぶん太@元大手メーカー人事/ブロガーさん大手(人事)→ベンチャー(営業)という経歴を持つ方です。フォロワーを褒めるチャレンジの実施など、発言もポジティブなものが多くを占めています。自身の経験から学生に還元できるコンテンツを発信しており、人との接し方、採用関連の時事ネタへの考察など幅広い情報をインプットできます。辞めた僕が言うのもあれだけど、メーカーは良いと思う!ちなみに、メーカーに向いてると思う人は、この2つかな!■メーカーのビジョン(目指す社会)に共感■自分の介在価値ってより「お客様や社会を幸せにしたい」という価値観ただ、「自分の介在価値」を大事にしたい人は無形商材がオススメかな!https://t.co/pRVDy57X4d—ぶん太@元大手メーカー人事/ブロガー(@bunta_manabu)2018年9月12日至極の1冊とご紹介文書籍:諦める力僕は、キャリアを考えていく上で、「自分の適性を考え、勝てる土俵で勝負する」ということを非常に意識しています。そんな考え方を教えてくれたのがこの本でした。『諦める力』というタイトルから、ネガティブな内容を想像してしまいそうですが、真逆です。どうすれば、自分の本当の目的を果たすことができ、勝負に勝てるのかという点について言及されています。為末選手は「100m」で勝つことは、王道でカッコいいけれど、この種目で、「世界の頂点」を獲ることはできないと若くして悟りました。しかし、自分の特性を徹底的に考え、「400mハードル」なら勝てると踏み、見事、世界選手権のメダリストとなりました。誰もが羨む人気企業へ就職することは、確かに王道でカッコいいことです。しかし、為末選手のように、自分の適性を考え抜き、「勝てる土俵でトップを狙いに行く道」も、アリだと僕は考えています。ぶん太|19|暇銀ちゃんさん暇を愛する銀行員の暇銀ちゃんさん。「学生をノリで銀行に入れさせないのがミッション」と掲げています。素でストレートなツイート印象的です。リアルな金融業界のあるあるネタから、日常的なつぶやきまで幅広く発信されているので息抜きでチェックするのもおすすめです。スルガの問題は銀行業界全体の問題。一過性の話題で終わらせてはならない—暇銀ちゃん(@kotTirador)2018年9月8日至極の1冊とご紹介文書籍:失敗しない銀行員の転職就職する前から銀行員の転職をテーマにする本を読むのもいかがとは思いますが、本書の著者は銀行で人事の仕事をしていたこともあり、銀行員の人生がどんなものなのか。という部分がシンプルにまとまっています。例えば銀行員は全員順位付けされること、ポストがその人の価値という思考が非常に色濃いということ。それが今までの人生で"優等生"的な評価を受けてきた人達を頑張らせるのに極めて分かりやすい事などです。他にも銀行で身に付くスキルはどこで活かされやすいか。というのも具体例つきで説明されています。メガバンク総合職向けに書かれた色合いは強いですが、投資銀行、コンサル会社等を受ける人も銀行とはどう違うのか、イメージするにはいい本だとは思います。(個人のキャリアにプラスになるかは置いておいて就活生が銀行ってこんなカルチャーの世界というのを理解するにはわかりやすいと思います)暇銀|20|大手町のランダムウォーカーさん"#会計クイズ"をご自身で企画・運営され、幅広い層の方に財務やビジネス数字に興味をもってほしいという想いをお持ちの大手町のランダムウォーカーさん。就活をしていると「IRを読め!」といった声を聞くことが出てくると思いますが、なかなかとっつき難いと思います。そんなときはまず最初にご覧ください。【#会計クイズ説明書】企業の財務分析には興味があるけど、財務諸表の読み方を全くわからないという人へ。実際の企業の事例を交えて高校生でもわかるレベルまで噛み砕いて説明記事にしました(^^)初めての方は、よかったら一読下さいhttps://t.co/g24ZlwSlbdpic.twitter.com/iQ0Ehp44IE—大手町のランダムウォーカー(@OTE_WALK)2018年7月7日至極の1冊とご紹介文書籍:ビジネス・アカウンティング会計の知識はもちろん、企業のビジネスを理解する力を身につけるキッカケになるであろう本。実際の財務諸表が事例で使われるため、数字からどんな経営をしているのかをイメージさせるような構成になっています。会計をかじったことがある人はもちろん、企業のビジネスに興味がある人にオススメです(*^_^*)大手町のランダムウォーカー 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3ヶ月でTOEIC950点を取った人のお話 3ヶ月でTOEIC950点を取った人のお話 Unistyle株式会社の樋口です。3ヶ月の準備の末、先日受けたTOEICで950点を取ることができたので、具体的に使用した参考書や勉強時間の記録を共有しておきたいと思います。TOEIC900点あれば就活で絶対有利というわけではありませんが、少なくないプラス効果もあるので、ぜひ挑戦してみてください。本記事のコンテンツ・使用した参考書・必要な勉強時間とそれぞれの配分・単語力は重要・TOEIC公式問題集は3冊を2周ずつ・リスニングはディクテーションが地味だけど効果的・仕上げに文法3周・TOEIC900点は就活に有利か?・最後に使用した参考書使用したのはTOEIC公式問題集vol4〜6、単語帳1冊、文法問題集1冊だけです。具体的には以下の参考書を利用しました。参考書については向き不向きもあるので、TOEICブログやAmazonのレビューを読みながらある程度のあたりをつけた上で、書店で実際に手にとって選ぶことをおすすめします。【TOEIC公式問題集vol4~6】TOEICテスト新公式問題集〈Vol.4〉TOEICテスト新公式問題集〈Vol.5〉TOEICテスト新公式問題集<Vol.6>公式問題集で本番と同程度の問題に慣れようと思っていたので、公式問題集を利用しましたが公式問題集だと値段が高いって学生は下記のような600問入った問題集を代替として使っても問題ないと思います。TOEICテスト超リアル模試600問[MP3音声付]【金のフレーズ】新TOEICTEST出る単特急金のフレーズTOEICのブログなどを読んでいて最も多く言及されており評価も高かったこちらの単語帳を利用しました。例文が少ない、発音記号が記載されていないなどの点はデメリットですが、TOEIC頻出単語とフレーズだけを掲載しているため無駄なくTOEICに必要な単語が学べたと感じました。【新TOEICTEST英文法スピードマスター】新TOEICTEST英文法スピードマスター私自身が学生、社会人時代にこの文法問題集を使っていたので今回もこれを利用しましたが、大学受験文法の問題が多く、新規にこの本で文法を学ぶ必要はないかもなーと思いました。3ヶ月というといろいろ手が出せそうですが復習に力を入れるとなると意外にもできることは限られてきます。あれこれ様々な問題集に手を出すよりは復習に力を入れて1冊、1冊を吸収する方が身につくものが多いでしょう。必要な勉強時間とそれぞれの配分社会人で働きながら対策したため、1日に取れる時間は2時間~3時間ほどでした。1週間のうち6日は勉強して、3ヶ月続けたので、大体ですが2~3時間×6日×12週間の合計144時間~216時間は勉強したと思います。具体的には下記のような配分で勉強したと記憶しています。TOEIC公式問題集:2時間×6回×2周=24時間公式問題集Reading復習:1.5時間×6回=9時間公式問題集Listening復習:5.5時間×6回×2周=66時間単語帳:40分×週6日×12週=48時間市販の文法問題集:30分×10章×3周=15時間上記を合計すると162時間となっていますが、大体上記の勉強時間は確保していたと思います。週の初めにTOEIC公式問題集1回分を解いて、その後は毎日Lisningのディクテーションでの復習40~60分+Readingの復習or文法問題集30~40分+単語帳を通勤時間に40分という形でこなしていました。分量に幅がありますがその日の調子や問題の難しさによって前後するイメージですがノルマとしてこなすことはこなす感じで進めていました。上記の配分の通り、リーディング対策は捨てています。もともとリーディングが苦手ではなかったことと単語帳での勉強とListeningの対策でリーディングの対策はまかなえると思ったため、限られた時間の中で対策するのは有効ではないと考えてバッサリ切っています。それでは個別にどのように勉強したのか具体的にご紹介します。単語力は重要私自身は大学受験期には英単語は何となく単語帳を1周して、覚えられない単語は長文を読みながら覚える派でしたが、今回のTOEICの勉強で単語力の重要性に気付かされました。様々なTOEIC勉強法のブログなどを読むうちに、TOEICのように頻出単語が決まっている試験で短期間で点数をあげるのであればTOEIC用の単語帳を1冊完璧にしたほうがよいと考えて、上記で紹介した金のフレーズに取り組みましたが、公式問題集を解いても勉強した単語が出てきて成果を実感できました。具体的には通勤の行きの時間に新しい単語50〜100語をネット上でダウンロードした音源(http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=13545)をiPhone聞きながら、ザーッと1周し、帰りの時間に行きの時間に1周した単語をもう1周するという形で勉強していました。1周目で8割り程度覚えて、2周目で9割、3周目ではほとんど全ての単語を覚えて、よく間違える単語の目星がついたので直前期にはその単語を重点的に覚えていました。【金のフレーズ】新TOEICTEST出る単特急金のフレーズこれまではReadingpartでわからない単語があっても雰囲気で意味を類推して何となく解くということをしてしまいがちでしたが、単語帳を1周してからはだいぶ類推して解くということが少なくなったと思います。単語を学ぶことでPart5の問題も解けるようになったため点数の底上げがされたと感じました。TOEIC公式問題集は3冊を2周ずつTOEIC公式問題集はvol4〜6の3冊を書い、それぞれ2周ずつ解きました。上記の通り、勉強を始める初日に解いて1週間半〜2週間かけてListening、Readingを復習するというサイクルで試験本番までに6回分の試験を解きました。試験を解く際には特に意識せず本番と同じ時間で解くことだけ注意していました。試験自体が2時間とボリュームがあったので、試験を解いたらその日は勉強する時間が単語勉強以外は捻出できないという感じでした。リスニングはディクテーションが地味だけど効果的リスニングはTOEIC公式問題集の復習をひたすらディクテーションで行っていました。ディクテーションとはスクリプトをまったくみないまま、何度も英文を聞いて話している通りに書き写す勉強方法のことです。非常に地味で根気のいる勉強法ですが、リスニング力をあげるには非常に効果的であると感じました。慣れないうちは1文通して聞いた後に、1〜3単語ずつぐらいで音声を止めて書いて文章にするという形で進めます。Part1の短いA、B、C、Dの4文を書き写すにも結構な時間が最初はかかってしまいました。全て聞き取れなくてもある程度のところで見切りをつけてスクリプトみて答え合わせを行い、答え合わせをした後に再度スクリプトを見ないでディクテーションを行うといったサイクルで進めていました。最初のうちは全然できないのですが、だんだんと文章で頭に入るようになり、簡単な文章であれば一切止めずに書き写すことができるようになり、勉強効率もあがっていきます。非常に地道な勉強方法ですが、リスニングの勉強はややもすると、何となく聴いてしっかりと聞き取れていないにも関わらずスクリプトを読んでわかった気になって結局身についていないということがよくあるものだと思います。(過去の私がそうでした)今回の勉強で地道な勉強はやっぱり重要だということに気付かされました。仕上げに文法3周文法は仮定法や比較級などの感覚を取り戻すために、過去に解いたことのある文法問題集を3周しました。3周したといっても既に解いたことのある問題集だったため復習の要素が強く30分ぐらいでサクサクといて解説を読むような感じで進めていました。就活生であれば受験生時代に勉強した参考書かつ分量がそこまで多くないもので復習する感じがよいと思います。1周目は実際に紙に書いて説いていましたが、2周目以後は答えを隠しながらサクサク答え合わせを行うといった具合に単語帳を勉強するぐらいの気楽な感じで勉強していました。TOEIC900点は就活に有利か?TOEIC900点あることがいわゆる採用基準(参考:「スクリーニング基準」と「採用基準」の違い)に直結するわけではなく、TOEIC900点あることが決めてで内定をもらうことはないと思われます。一方で、東大、早慶レベルの学生でもTOEICの平均点は約800点(参考:上位校の平均点は789点!TOEICの点数アピールは人気企業では通用しないかもしれない)なので、TOEICで900点あればそれだけで個人として努力ができる人材だというのは伝わるでしょう。なお、入社前の内定者にもTOEICの勉強をして900点を取るのはおすすめです。特に駐在など海外勤務を希望している場合は、その本気度が伝わりますし、実際に入社めにTOEIC900点を取得することで海外系の部署に配属された内定者が複数名います。ちなみにソフトバンクであれば、TOEIC900点を取得すると100万円のボーナスがもらえる制度があるようです。参考:出産祝いに英語ボーナス、大盤ぶるまい……うらやましい「ソフトバンク」の人事制度最後にもちろん個々人のスタートのレベルに応じて勉強時間や必要な参考書は前後すると思いますが、地道に効果的な勉強を続けることがTOEICのスコアアップにつながります。英語勉強しないとなと思っている人の刺激に少しでもなれば幸いです。photobyMartinThomas 62,560 views
キーワードはWCMとヨミ会?なぜリクルート社員は成長するのか現役社員が語る! キーワードはWCMとヨミ会?なぜリクルート社員は成長するのか現役社員が語る! ※本記事は2016年8月に公開された記事になります。リクルート人材部門新卒1年目のものです。昨年の8月に内定を頂き、今年の4月から人材部門の営業担当としてファーストキャリアを歩み出しました。私自身、端的に言うと「自分自身が与えられる影響の範囲を広げたい」という思いでこの会社に入社しました。就職活動を行っていた時は、「若い頃からどんどん仕事を任せてもらえる大企業はリクルートくらいしかない!!」くらいのテンションで、ある意味イメージを先行させて志望していた記憶があります。もちろん、入社して4ヶ月にも関わらず、上場企業の人事担当者であるだとか、中小企業の社長と、ある意味人材のプロとして折衝するという意味では、非常に裁量権のある職場だとも改めて認識しています。しかしながら加えて、その環境をバックアップし、成長を加速させるための、制度と文化があることにも気付きました。そこで今回は、リクルート社員はなぜ成長するのか、というタイトルで、社内での取り組み二つをご紹介したいと思います。リクルートの取り組み1:WCM面談まず一つ目はWCM面談です。周期でいうと四半期に一回程度実施するものですが、こちらはリクルートグループを志望している方、もしくは受けている方は聞いたことがあるのではないでしょうか。WCMとは・will:自分自身が成し遂げたいこと・can:自分自身が今できること・must:自分自身がやらなければならないことの略であり、自分自身の成し遂げたい将来のために、この能力が必要、だから日々の仕事ではこう言ったことに注力していく、と言う風に将来と今の自分を接続していく意味合いがあります。具体的に説明するとwillは・自分自身が生涯を通して成し遂げたいこと→仕事を通して成し遂げたいこと→3年後に成し遂げたいこと→直近で成し遂げたいことという風に長期的な展望から落とし込んでいきます。その上で、自分自身のwillを叶えていくためには能力=canが必要となってきます。今自分自身にどんな得意なことがあるのか、逆にどんな克服するべき課題を抱えているのか、これをリクルートが大切にする「6つのスキルと4つのスタンス」に落とし込んで、得意なものは伸ばしていく、苦手なものは克服していく、という風に設計するのです。ただ、漠然と得意不得意を考えるのではなく、ある程度作られたフレームワークの中で、より具体的にイメージしていくことで、目的意識を明確にしているのです。will→canの接続が完了すれば、日々の業務でどのように自分のcanを伸ばしていくか、つまりmustは何か、という議論に移ります。具体的には、元々年間、四半期、月毎のノルマが設計されており、それをどのような行動プロセスでクリアしていくのか、ということを議論していくのです。ここで面白いのが、売り上げノルマとは別に多くのカンパニーでは自身のマーケット価値の向上もノルマとして課されています。イメージとしては売り上げのノルマ8割、成長目標2割というところでしょうか。先に議論したcanを伸ばし、克服するために、自分はどのようにアクションを取っていくのか、ということを行っているのです。まとめると、自分自身の将来のためにどのように今の業務に向き合っていくのか、そしてどんな力をつけていくのか、ということを場当たり議論的にはなく考える仕組みがあると言えるでしょう。リクルートの取り組み2:ヨミ会もう一つご紹介したいのが、こちらのヨミ会です。参考:【ノルマがなくても目標必達!リクルート“ヨミ会”の威力】リクルートを受けている方も、聞いたことある方はそこまで多くはないのでしょうか?イメージとしては所謂「営業戦略会議」のようなものと考えて頂いて構いません。流れとしては一人一人の営業が現状の資産で、今月はこのくらいの売り上げが「ヨメる」ということを共有していくものです。どうでしょうか、皆さんリクルートの営業戦略会議というと、どのようなものを想像しますか?恐らく、ノルマ未達の場合は鬼軍曹のような部長に、怒鳴られ罵倒され‥みたいなものを想像するように思います。もしくは、淡々と「何で達成できないの?」という風にクールに詰められる絵も想像できるかもしれません。私自身もそのようなイメージで参加しましたが、実態は全くそんなことなく、むしろ、一人一人の営業がなぜそれを「ヨム」ことができるのか、どういうプロセスを踏んでいるのか、というナレッジの共有と、逆に一人一人の顧客に対して、どのような提案をすれば「ヨメる」のかという戦略を立てていくものになります。ここでは1年目も先輩も関係ありません。実際私自身の取り組みを発表することで、他の先輩に影響を与えることもあれば、先輩の顧客にはこのような提案はいかがですか?と、一緒に考えることもあります。先にも述べたとおり、私達リクルートの営業はある意味一人一人に大きな裁量を与えられています。そういった意味でも、十人十色のスタイルがあり、逆に言うと猪突猛進になってしまうこともあるのです。それを第三者の視点から、顧客にどのような提案をするのか、と一人一人が考え、ナレッジを共有することで、成長のスピードが上がっていくのだと思います。最後にいかがでしょうか。私自身、リクルートは何人かの天才営業マンが圧倒的成果を出しているような会社、ある意味個人の才能に紐付いている会社なのでは、と内定者時代は考えていました。しかしながらそうではなく、基本的には誰もが成長をし、業績を一定以上あげられる仕組み作りがなされていることに気づきました。良くも悪くも「普通の会社」であるとも感じております。説明会等だけの上辺の話だけではなく、是非ともOB訪問等を通して、こういった一歩踏み込んだ話を聞いてみると良いかもしれません。それによって自分自身が本当に働くイメージがつき、夢物語ではないキャリアイメージが描けるのではないかと思います。【関連記事】 30,287 views
総合商社に内定した体育会系学生が就職活動で実践した三つの差別化方法 総合商社に内定した体育会系学生が就職活動で実践した三つの差別化方法 こんにちは。総合商社に内定した体育会学生です。体育会学生は短期間に内定をもらう人が多く、「就活に強い」というイメージを持たれますが、確かに就活前半ではメリットもありますが、決して簡単に内定がもらえるわけではありません。そして、そういったイメージを体育会学生本人が持ってしまった状態で就活に臨んでは大変です。今回は「体育会学生の就職活動」について紹介させていただきます。本記事のコンテンツ・「体育会学生の就活は最強」は本当なのか・短期集中の就職活動・体育会学生のメリット/デメリット・体育会学生として意識したこと・体育会学生で成功する人/失敗する人「体育会学生の就活は最強」は本当なのか体育会学生の就職活動と言えば、一流企業から内定続出といったイメージがあり、「体育会学生の就活は最強」などと言われているのをよく耳にします。たしかに一流企業から内定を獲得する体育会学生は多く、一般の学生にくらべれば就活に強いのは事実だと思います。特に総合商社、広告代理店などには一流大学の体育会学生が多いようです。しかしながら、必ずしも全ての体育会学生が成功しているわけではありません。部活動が忙しく就活の準備をする時間がなかったといった理由で、就職留年する体育会学生も少なくありません。このように、たとえ体育会学生でも就活に対してしっかり準備をすることができなった人は、就活で苦しんでいる人が多いように感じます。逆に、しっかりと準備をして就活に臨んだ体育会学生は、かなり高い割合で一流企業内定といった結果を出していると感じます。「しっかりと準備をして就活に臨む体育会学生は最強」なのだと思います。短期集中の就職活動また、体育会学生の就職活動を一言で表すと、「短期集中」というキーワードが挙げられると思います。四年間ほぼ毎日を部活動に費やす体育会学生は、部活動に命を懸けていると言っても過言ではなく、頭の中は部活動のことで一杯だと思います。そのためか、一般学生のように早期から就職活動について考え始めるという風土が体育会学生には全くありません。夏は長期合宿等が組まれている部が多く、複数日拘束されるインターンに参加することも不可能です。ほとんどの体育会学生は就活が解禁されて初めて、自分の進路について考え始めます。今思えば、考えるだけならいつでもできるはずですが、私も就職活動と向き合い始めたのは就活解禁の1ヶ月前頃でした。就活期間中も一日の約半分を部活動に費やす体育会学生は、とにかく時間がありません。非体育会の学生が一日に複数回の説明会やOB訪問をこなす中で、体育会学生の場合は一日一回が限界、合宿や遠征の期間中はそれすらできません。そんな中で短期間で内定を獲得し、4月中旬には多くの体育会学生が本格的に部活動に復帰します。参考:体育会学生のメリット/デメリットメリット1.面接官が持つプラスのイメージ体育会学生というと、「努力ができる」、「苦難を乗り越えられる」といったイメージを持たれることが多いと思います。多くの面接官にも前提としてこのようなプラスのイメージを持たれていたので、自信を持って面接に臨むことができました。また、上述の「努力ができる」といった長所を面接で改めてアピール必要がない、というのもメリットだと思います。中には「○○大学の体育会は素晴らしい」という理由で、特に質問されることもなく通過した面接もありました。2.理解しやすい自己PR「学生団体での活動」、「アルバイト先での仕組み作り」などをアピールする場合、複雑な背景や条件を説明するのに苦労する場合もあると思いますが、体育会学生の活動内容のほとんどはシンプルで理解しやすく、面接官にも納得してもらいやすい内容であると感じました。参考:3.OBの存在体育会のOBは様々な業界で活躍しているため、もちろんOB訪問の相手探しに困ることはありませんし、選考で優遇されることも少なくありませんでした。企業によっては「〇〇大学の〇〇部からは〜名」といった枠を設けているとも聞きますし、OBの力を最大限に活用して志望企業から内定を獲得する学生も多く存在します。参考:デメリット1.時間が足りない冒頭で体育会学生の就活は短期集中であると紹介しましたが、準備の量が結果に直結する就職活動において、準備に割く時間が少ないことは致命的な欠点だと思います。特に業界理解が不足している体育会学生が多いと感じました。高いポテンシャルを持ちながら、準備不足が原因で就活に失敗する体育会学生が多いのは非常にもったいないと感じています。このデメリットは意識次第で少しは解消できるはずなので、部活動が忙しいことを言い訳にせず全力で就活に取り組むべきだと思います。参考:→一般的な就活生のスケジュール解説の記事です。時間の取れない体育会学生は、ここにあるようなスケジュールよりも早め早めに動く必要があります。2.他の体育会学生との差別化が難しい体育会学生の自己PRはシンプルで相手に伝わりやすいというメリットを持つと紹介しましたが、シンプルなだけに、どの体育会学生も似たような自己PRをしていることが多く、その差別化は難しいと感じました。似たような自己PRとは「困難に直面したが、練習でそれを克服し、試合で結果を出した」といったものです。実際に私も「PDCAサイクル」という言葉を使って同様の内容をアピールしていました。多くの体育会学生は「体育会だからサークルや学生団体には負けない」といった考えを持っているかもしれませんが、企業側もある程度は体育会学生と一般学生の人数割合を考慮しているはずですから、体育会学生のライバルとなるのは他の体育会学生だと思います。そのため「他の体育会学生との差別化」は十分に考えておくべきポイントだと感じました。参考:体育会学生として意識したこと1.ライバルは他の体育会学生前述のように、自分のライバルは他の体育会学生であることを強く意識しました。そのため自己分析では、他の体育会学生にはないようなアピールポイントを自分は持っていないかを考えました。私の場合は部活動の他に、学生連盟での大会運営にも携わっていたので、最初はどちらもアピールできるように準備しておき、面接官が興味を示した方について詳しく説明しようと考えていましたが、最終的には多くの面接官が興味を示した学生連盟での活動に絞って自己PRをすることになりました。体育会学生として特別な実績を持っていなくても、そのような視点を変えたアピールは可能だと考えています。「努力で困難を乗り越えて試合で結果を出した」といった基本の自己PRを中心に話し、「後輩の面倒見」や「部の運営に関する工夫」といったレパートリーを持っておくだけでも、他の体育会学生との差別化に繋がるはずです。もちろん、部活動以外の勉強やアルバイトといった自己PRを持っておくと非常に役立つと思います。また、自己PRが優れていても業界理解が不足している体育会学生が多いです。業界分析に時間をかけるだけでも、他の体育会学生との差別化に繋がるかもしれません。2.面接官のイメージを利用多くの面接官は体育会学生に対してプラスのイメージを持っていると紹介しましたが、これらのイメージをうまく利用して面接に臨むことは非常に大切だと思います。私は以下のイメージを意識して面接に臨みました。●体育会学生は「努力家」体育会学生である時点で、「努力家」であるというイメージは強くもたれるはずですし、多くの体育会学生がこの点をアピールすると考えたので、私は「努力できること」を全面に押し出した自己PRはしませんでした。「努力できること」は学生の実績を見れば、ある程度想像できますので、あえて強くアピールする必要はないかもしれません。参考:→体育会学生に限らず就活生がよく陥るのが、実績を語るばかりの自己PRです。実績やその過程が企業の活動と全く同じということはありませんので、そこばかりをアピールしては、評価は上がりません。●体育会学生は「元気が良い」、「明るい」、「自分に自信を持っている」性格面のイメージですが、確実にこれらのイメージは持たれているはずです。面接官の立場になって考えると、体育会学生だから元気のよい学生が来ると思っていたのに、暗くて声の小さい学生が部屋に入ってきたとしたら、期待外れだと思います。部屋に入る時は他の学生よりも大きな声で挨拶し、面接中も胸を張って堂々と話す、常に笑顔、といった点を意識していました。また、大舞台に慣れている体育会学生らしく、ある程度ラフに振る舞うことを意識しました。緊張してガチガチになっていては印象が良くないはずです。なお髪型は短髪にし、ワックスで立てていました。ある企業の人事からは、「体育会学生らしく、明るく元気が良い。自分に自信を持っている。」といったフィードバックをいただいたこともあったので、このような多少の「演技」は取り入れても良いと感じました。この他にも、私の場合は、●チームスポーツなので協調性は○●学生連盟の委員長なのでリーダーシップがあるといったイメージは持たれているだろうと考え、それらを頭に入れて面接やES作成に取り組んでいました。3.全力で就職活動就活は人生を大きく左右すると自分に言い聞かせ、睡眠時間を削り、歯を食いしばって就活に取り組みました。面接で「部活動と就活の両立」について質問された際は、「両方とも100%で取り組んでいる」と話すと好感触でした。参考:→時間が足りない体育会学生には、余計な時間を使う暇はありません。こちらの記事では、効率よく就活情報が得られるコンテンツを紹介しています。体育会学生で成功する人/失敗する人体育会学生であっても、成功する人/失敗する人は一般学生と大きく変わらないと考えています。成功する人:慢心せず万全の準備をして就活に取り組む人失敗する人:体育会だからと慢心し準備を怠る人、忙しいからと無闇に業界を絞る人ぜひ、体育会だからと慢心せず全力で就職活動に取り組んでいただきたいと思います。以上、皆さんの就職活動に少しでも役立てば幸いです。unistyle上の総合商社関連のリンクはこちら​体育会系学生向けコンテンツはこちらで掲載中 128,802 views

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