アステラス製薬 インターンシップ|選考内容と解説付き合格者ES
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最終更新日:2019年05月29日
アステラス製薬は2005年に山之内製薬と藤沢薬品工業が合併して誕生した医療用医薬品を中核事業とする製薬メーカーで、2015年度において医薬品売上高は武田薬品工業に次ぐ国内2位にランクインしており、世界では17位に位置しています。
本日はそのようなアステラス製薬のMR職のインターンの概要から選考突破方法まで紹介したいと思います。
・アステラス製薬のインターン内容について
・アステラス製薬のインターン選考内容
・アステラス製薬のインターンES対策
└【参考】インターン合格者のES
・アステラス製薬のグループディスカッション対策
・最後に
アステラス製薬のインターン内容について
アステラス製薬でのインターンはMR職の仕事を体感するプログラムで、一週間程度の長さだったようです。
MR職とは簡単に言うと医薬品が正しく安全に使用されるよう、医師や薬剤師に医薬品に関する情報を正しく伝える仕事のことです。
過去の参加者によれば、インターンではMR職に対する知見を深める講義やワークを行い、その後実際のMRの方に同行し仕事の現場に同席するなど臨場感のある体験ができたとのことです。
最終日にはそれらを踏まえてMRとしての戦略立案を行うグループワークがあり、最後に懇親会が開催され締めくくられたようです。
また、自己分析を行うワークや適性検査の結果のフィードバックなども行われるようで、就活生にとって非常に有意義なインターンなのではないかと思います。
インターン参加者の一部は早期選考を受けられる可能性があるようです。
参考記事でアステラス製薬のインターンレポートを掲載していますので、実際のインターンの雰囲気をよりイメージしたい方は是非参考にしてみてください。
参考:「アステラス製薬 インターンレポート(1)」
参考:「アステラス製薬 インターンレポート(2)」
アステラス製薬のインターン選考内容
アステラス製薬のインターンはエントリーシート、webテスト、グループディスカッションで行われ、面接は行われません。
ES提出(ESについての合否はなく、ES提出の時点でウェブテストの連絡)→ウェブテスト受験(受験可能期間が約10日間、期間終了翌日に合否連絡)→グループディスカッション(参加から約3日で合否連絡)→インターンシップ参加
参考:アステラス製薬 インターンレポート(2)」
アステラス製薬のインターンES対策
以下では、アステラス製薬のインターンESで書くべき内容について考察していきます。
設問は志望動機のみであり、非常にオーソドックスな内容になっています。
設問
志望動機の書き方に関しては、以下のリンク先にある「内定レベルの志望動機が10分で書けるフレームワーク」を参照にすればスッキリ書けると思います。
ただ、インターンの段階ということもあり、「なぜ製薬業界の中でもアステラス製薬なのか」という部分に関しては深く追及しなくてもよいでしょう。
今回は「①自分が将来成し遂げたいこと、あるいは自分なりの企業選びの軸」「②その成し遂げたいことや企業選びの軸が形成されたきっかけとなる出来事」「③その成し遂げたいことや企業選びの軸が製薬業界、中でもMR職と合致しているか」を盛り込むように注意すればよいと考えられます。
参考:【例文6選】エントリーシート(ES)の志望動機の書き方!独自調査を基に人気業界ごとに解説
なお、MR職は他の営業職と若干業務内容が異なることに注意しましょう。
医療機関や薬局と価格交渉を行うのは、卸売業者のMS(Marketing Specialist=医薬品卸売業の営業担当者)が担当することになっています。
そうすることによってMRは本来の情報提供・収集・伝達活動に専念することができるような仕組みになっています。 つまりMRは医薬品の納品・代金回収を行いません。
引用:「アステラス製薬 MR職の仕事」
前述したように、MR職とは、医者や薬剤師などの医療関係者に対して、医薬品が安全かつ適正に使われるよう薬の品質や有効性、安全性を伝え、その薬が実際に患者に処方された後に報告される有効性や安全情報なども随時医療関係者に伝えてく仕事です。
他の営業職とは違って価格交渉を行わず、医療関係者に対して薬の情報を伝えていくことに専念します。
「自分は交渉力に自信があるからMR職」といったピントのはずれた内容を記述しないよう注意しましょう。
【参考】インターン合格者のES
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アステラス製薬のグループディスカッション対策
アステラス製薬のグループディスカッションは学生8~12名程度の大人数で行われるようです。大人数であるため、周囲の意見を尊重しつつも周りに流されず自らの意見をしっかり述べるようにしましょう。
過去のインターン参加者は、グループディスカッションにおいて「自分の意見を積極的に発信しながら、柔軟に意見を変える」ことや「根拠を元に自身の論理の正当性をアピールできるかどうか」といったことが重要視されていたと語っているので、これらの点に留意するとよいでしょう。
参考:「アステラス製薬 インターンレポート(1)」
参考:「アステラス製薬 インターンレポート(2)」
また、グループディスカッションではハキハキと話す、周囲の意見をよく聞く、相槌を打つなどマナー面ももちろん重要ですが、何よりも「お題に対して自分一人で結論を導く力」が必要です。
自分で結論に至るまでの考えや意見を持つことができないと周囲の人に頼り切るしかなくなり、評価されなくなってしまいます。
それでは、「お題に対して自分一人で結論を導く力」をつけるにはどうすればよいのでしょうか。
過去の記事でも触れていますが、コンサルで課されるケース問題とグループディスカッションのお題は似ているものが多いため、ケース問題対策をすることがグループディスカッション対策につながります。ケース問題対策として以下の本を使用すればよいでしょう。
東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート 50の厳選フレームワークで、どんな難問もスッキリ「地図化」
最後に
いかがだったでしょうか。
アステラス製薬のインターンはMR職への理解を深めることはもちろん、自己分析にも非常に有効な内容であると思います。
アステラス製薬のインターン選考は書類とGDのみであり、ESの設問も一題のみととっかかりやすく、インターン参加者は優遇される可能性もあるので、ぜひチャレンジしてみてください。
photo by Martin Thomas