日本生命のES対策!求める人材を理解して採用レベルの志望動機へ

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最終更新日:2024年08月06日

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金融業界は上位校の学生も取りあえず受ける業界として、昨今は有名です。

採用数も多く、金融業界で給与も高いことから多くの学生を引きつけているものと思われます。銀行、証券、生命保険、損害保険を金融とひとくくりにして受ける学生が多いのですが、仕事内容は「銀行・証券」と「生損保」では大きく異なります。

今回は働き方の違いにも焦点を当てながら、求められる人材についてESと採用HPから説明したいと思います。

日本生命の求める人材

大阪市を代表する繁華街心斎橋に拠点をもつ大阪都心南支社は中央区、天王寺区を中心としたマーケットを対象に、生命保険商品の販売戦略の策定からお客様へ保険商品を提案する際に活用する資料の作成まで、生命保険の販売にかかる一連の活動を運営・管理している。
本社が策定した販売戦略を参考に、所管するマーケットの特性や実際に販売活動を担う営業部の組織の特徴に沿って支社独自の販売戦略を策定し、具体的な販売戦術に落とし込んでいく。
実際に販売活動を担うのは9つある営業部の営業職員たちだが、顧客に多くの企業を持ち、企業での販売活動が中心となる営業部や、住宅地を担当しご家庭への訪問による販売活動が中心となる営業部など、営業部によって担当するマーケットの特性も違えば、販売活動を担う営業職員の能力も異なるため、それを考慮しながら営業活動をサポートするのが支社のミッションである。
(中略)
先進医療など公的な医療保険制度でカバーできない治療も多い。そういった現状を伝え、生命保険による保証を提供することが「使命」ではないか。

そう考えた田中は、地方のテレビ局が制作したがん患者のドキュメンタリー番組を300人近い営業職員に見てもらうイベントを企画した。

生命保険の基本的な仕事は、保険を販売する支店・支社において、保険販売員の人がより保険を売りやすくなる仕組みを整えて裏からサポートすることにあります。
いわゆる保険のおばちゃんの力を120%引き出して、支店・支社としての売上目標を達成することが求められます。上記の通り、販売のサポートには、「保険商品の販売戦略の策定」もあれば「保険商品を提案する際に活用する資料の作成」までと多岐にわたります。
販売員のサポートがメインになる生命保険会社に対して、銀行や証券会社の仕事は、自らが商品の販売員となり経営者や地元の富裕層に向けて金融商品の販売を行います。
上記のような仕事内容であるため、生命保険の仕事では下記のような人材が求められると言えます。
①保険営業員のメンバーと信頼関係を築き、チームで成果を達成することができる人材
②支社・支店の課題に気づき、自らの提案で解決まで導くことができる人材
③保険営業員という立場や考え方の違う人とも協力して成果を上げることができる人材
一方で、金融機関の中でも証券会社というのは、個人で営業成績が求められる傾向にあります。そういった会社においては、「個人として成果を追求し続けることができる人材」や「一対一で信頼関係を築き、売上に繋げることのできる人材」が強く求められていると言えます。
保険会社に近い働き方、つまりチームとしてパフォーマンスを最大化することを求められるのが、総合商社やコンサルティング業界と言えます。一方で個人で成果をあげることを強く求められるのが、銀行・証券や、楽天など一部ネット企業の営業や不動産営業、製薬会社のMRなどでしょう。
「金融」とひとくくりにしても働き方の違いにより求められる人材は大きく異なります。こういった違いをしっかりと理解した上でキャリアの選択を選ぶことが入社後の活躍に繋がると思っています。自分自身の適正を踏まえながら考えてみてください。

日本生命の設問

◆弊社で取り組んでみたい分野・仕事について入力ください(複数可)

◆自分の能力を活かして、特に取り組みたい分野・仕事について、具体的に入力ください

◆あなたが当社にアピールしておきたいことを入力ください

一つ目の設問

◆弊社で取り組んでみたい分野・仕事について入力ください(複数可) 
いわゆる志望動機の部分です。

どういった仕事に興味があるのか、自分自身の過去の経験と合わせて語ることができるとよいでしょう。

「人に安心を与える仕事に興味を持った」という綺麗事を語る場合でも、「身内が生命保険により救われた経験」がある人がそういったことを話すのと、まったく経験がなく綺麗事を語っている人では評価が大きく変わるでしょう。
もし「人に安心を与える」という部分を経験から説明できないのであれば、別方向のアプローチが必要になります。

例えば、生命保険の商品も銀行や証券が扱う金融商品同様に、商品そのものの差別化が難しいため、販売する人や販売する仕組みによって売上は大きく変わります。こういった商品特性に根ざして、志望動機を自分自身の経験から語るというアプローチはできるでしょう。
自分の考えを曲げて綺麗事を語るよりも、自分がどんな仕事に向いているのか、面白いと思えるのかを考えて志望動機を考えてみてください。
内定者の回答

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二つ目の設問

◆自分の能力を活かして、特に取り組みたい分野・仕事について、具体的に入力ください
自分の強みを仕事にどのように活かすのかというのは最も重要な質問であるにも関わらず、多くの学生が答えることができない質問であるように感じています。

生命保険の仕事であれば、上記で紹介した働き方のケースに基づくと例えば下記のような話し方ができるのではないでしょうか。
学生時代に全員が参加せずに停滞していたゼミについて、自ら問題を解決するために提案し、行動した経験
⇒組織の問題解決を行う上で大事なことは「〜〜」だと学んだ
⇒これらの経験から組織の問題を解決するために自ら提案し解決する仕事に向いていると思った
⇒保険業界のリーテイル部門において、支店・支社の問題解決を自らの提案で行いたい
といった流れなどで説明ができるでしょう。

「人の命を扱う生命保険で安心を提供したい」といった綺麗事の志望動機は多くの人が語るので、それに加えて仕事内容それ自身に興味であったり、仕事内容に適正があることを示すことができると綺麗事しか述べないよりも評価は高まるでしょう。
内定者の回答

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三つ目の設問

◆あなたが当社にアピールしておきたいことを入力ください

上記の通り、この設問においても、生命保険業界での働き方からどのような強みをアピールすべきか考えて書いた方が評価される可能性は高いでしょう。

一方で、上記の二つ目の設問で生命保険業界で活かせる強みを既にアピールし終えていると思うのであれば、銀行や証券で求められそうな個人として成果を求められても期待に応えることができると伝えるのもありでしょう。
結局、周囲と関係を築く上でも個人としてどれだけ努力ができるのかは重要です。

個人として努力ができない人や頑張ることの出来ない人、成果をあげることの出来ない人は組織の中でも信頼されずらいでしょう。そういった点も踏まえて総合的に自分のことを志望業界で求められる人材の資質があることを伝えるのが重要になってきます。
内定者の回答

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最後に


「金融」とひとくくりにしても、個人に成績が求められる「銀行・証券」と「生損保」では働き方は大きく異なります。

もちろん上記で少し説明した通り、差別化が難しい商品であり、売り方や担当者によって売上が大きく変わる商品であることは共通しています。
業界研究を行う上ではこのように、「金融は自分に向いているか」といった漠然とした考え方は無意味であり、一つの業界の働き方を見た上で他業界の仕事と比べることがキャリアや自分の適正を考える上では重要です。

多くの人がより適切に考え前向きなキャリア選択をしていただければ幸いです。
参考:参考:日本生命の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

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