石油資源開発(JAPEX)関連のテクニック
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- 石油資源開発(JAPEX)のES対策!求める人材を理解して採用レベルの志望動機・自己PRへ 17,008 views 石油資源開発の本選考ES一覧はこちらから石油資源開発(JAPEX)は資源開発の大手企業です。石油・天然ガスの採掘から販売まで一貫して行うE&P(Exploration&Production)事業が中心となっています。事業内容自体は総合商社のエネルギー部門と大きな違いはありませんが、総合商社とは異なり、エネルギー部署以外に配属される可能性もなく、エネルギーに関わる仕事が出来る点は興味がある人にとっては大きな魅力ではないでしょうか。今回は採用HPとESからJAPEXの求める人材について考えたいと思います。JAPEXの求める人材強い意志を持ち、変化へ積極的に取り組む姿勢社内外の情報に対し、常にアンテナを張る姿勢自分の役割を主体的に考え、実行へ移す姿勢自分からコミュニケーションをとり、周囲に働きかけていく姿勢互いの個性や専門性を尊重し、活かし合う姿勢参考:求める人材像インターナショナルな環境に順応し、心を許せる仲間が増えていくと、特有の刺激に溢れた日々が楽しくなってきます。仕事で関わっている調達先とも、相手の立場を考えながらじっくりと交渉を重ねていけば、いずれお互いに納得できるポイントを見つけ出すことができると考えています。最終的には、相手との間にwin-winの関係を築くことが理想です。また、昨年は100日ほどイラクの現場に足を運びました。自分が調達した資機材や契約した工事の進捗を直接確認するためです。しかし、それでも機会としては十分ではありません。そんな時は、足りない分を日本で培った知識と経験で補います。こうして振り返ると、新人からの数年間、国内で学んだことはとても大きかったのだと実感します。参考:挑む社員たち上記は採用HPに記載されているJAPEXの求める人物像と社員の声です。求める人材像はこのままではあまりに抽象的なので、事業内容等からもう少し落とし込んでみたいと思います。JAPEXの事業ではオペレーターと呼ばれるプロジェクトリーダーのような立場で石油開発を引っ張っていくことが多くなります。そのため開発に関わる沢山の利害企業者の中でリーダシップを発揮し、プロジェクトを成功に導いていくことが求められます。これを、「」に落とし込んで考えてみると「3.リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる」人材を導くことができます。求めている人材像の「自分の役割を主体的に考え、実行へ移す姿勢」、「強い意志を持ち、変化へ積極的に取り組む姿勢」というところからも同じことを読み取ることができます。また社員の声から「相手の立場を考えながら交渉を重ねることで、相手との間にwin-winの関係を築くことができる」と書いてあります。こちらの社員の声や海外プロジェクトに積極的に参画していることから同じように「」から「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」人材ということが求められていると考えることができます。こちらに関しても採用HPの求める人材の「自分からコミュニケーションをとり、周囲に働きかけていく姿勢」、「互いの個性や専門性を尊重し、活かし合う姿勢」からも読み取ることができます。JAPEXのES設問(1)積極的に取り組んだことなど、現在に至るまでのご自分を自由に説明してください(手書き10行)(2)志望動機(手書き10行)(3)どのような仕事をしたいか、抱負(手書き10行)参考:石油資源開発(JAPEX)のES・選考レポート一覧→石油資源開発(JAPEX)の本選考ES・レポート及びインターンES・レポートを掲載しています。設問(1)「積極的に取り組んだことなど、現在に至るまでのご自分を自由に説明してください」についてこれまでの経験を述べる設問のため学生時代頑張ったことと見ることもできますが、あなた自身について「」のように語ることから自己PRに分類される設問であると考えられます。今回の設問では「積極的に」という指定があることから、高い志のもと自ら行動した経験について知りたいという意図も考えられます。プロジェクトリーダーとしてメンバーをまとめていくうえでも、このような積極性は重要になってくるでしょう。設問(2)「志望動機」についてこの設問では志望動機に関して問われています。「」を参考にしてください。しばしば比較される企業としてINPEXがありますが、なぜJAPEXなのか特徴を捉えた上で述べられると良いでしょう。次の設問にはフレームワークの⑤具体的に取り組みたい仕事について書く必要があるため、こちらの設問で書く成し遂げたいことや企業選びの軸から導かれた内容になるよう意識しておく必要があるでしょう。参考:→石油開発業界はそこまで学生の認知度は高くないものの、グローバルに働くことのできる会社であり、また資源の乏しい日本になくてはならない業界といえます。参考記事では、石油資源開発(JAPEX)の事業内容、ビジネスモデル含めてご紹介します。設問(3)「どのような仕事をしたいか、抱負。」についてこちらの設問でも志望動機に関して問われています。実際の業務に沿って具体的に書かなければなりません。また、何を将来成し遂げたいかを踏まえた上で具体的に記述できると良いでしょう。こちらの「」の記事も参考にしてみてください。最後にJAPEXは海外にも進出しており、世界を股にかけて活躍したい方にはピッタリの企業ではないでしょうか。商社とも似た部分は多くあり、商社志望の方も是非一度しらべてみるといいと思います。エントリーシートを書く際は以下の記事も参考にすることをおすすめします。石油資源開発の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから【参考記事】photobyMinesCERSE
- 石油資源開発(JAPEX )の採用大学・文理・男女別採用人数|合格者ES付き 15,810 views 石油資源開発(JAPEX)の合格者の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから。石油資源開発(JAPEX)は、石油、天然ガスなどのエネルギー資源の探鉱、開発、生産、販売を行う企業です。近年では新規事業として太陽光発電や地熱発電などの再生可能エネルギーにも取り組んでおります。始まりは北海道や秋田、新潟などの国内でガス田を操業していましたが、近年ではカナダやイラクなどの海外開発も行っています。本記事では石油資源開発(JAPEX)の内定者を採用大学、男女別、文理別の3つの観点から就活四季報を基にまとめました。目次石油資源開発(JAPEX)の採用大学内訳石油資源開発(JAPEX)の男女別採用人数石油資源開発(JAPEX)の文理別採用人数石油資源開発(JAPEX)の選考レポート石油資源開発(JAPEX)の本選考合格者ES最後に石油資源開発(JAPEX)の採用大学内訳石油資源開発(JAPEX)の過去3年間の採用大学は以下のようになっています。参考:東洋経済新報社「就活四季報」2018〜2020年版石油資源開発(JAPEX)の男女別採用人数石油資源開発(JAPEX)の過去3年間の男女別採用人数は以下のようになりました。参考:東洋経済新報社「就活四季報」2018〜2020年版石油資源開発(JAPEX)の文理別採用人数石油資源開発(JAPEX)の過去3年間の文理別採用人数は以下のようになっています。参考:東洋経済新報社「就活四季報」2018〜2020年版石油資源開発(JAPEX)の選考レポート今回は事務系総合職に合格した20卒体験記を一部抜粋してご紹介します。石油資源開発の選考レポートはこちらから。選考時期をお答えください。3月中旬から5月中旬本選考のためにした準備についてお答えください。(200文字以上)学校で行われた説明会や企業が主催した説明会には積極的に参加してした。また、日本経済新聞やホームページをくまなく読み、関連する知識の蓄積を図っていった。特に注意していたのは、エネルギーの中流・下流ではなくて、なぜ上流のエネルギー開発の企業がいいのかという説明とそのなかでなぜ石油資源開発株式会社を志望しているのかという説明は、かなり練っていた。そして、よく練ったものをエントリーシートに記入して、一貫したものを面接においてもしゃべっていた。ご自身の考える長所と短所を教えてください。(400文字以内)本選考のフローについて結果連絡を含めてお答えください。エントリーシート&ウェブテスト(約1週間後)⇒一次面接(翌日メールにて)⇒二次面接(当日電話にて)⇒三次面接(当日電話にて)エントリーシートの設問項目についてお答えください。エントリーシートがない場合は「なし」とご記入ください。1.学生時代にあなたが最も力を入れたこと・取り組んだことについて困難な場面をどのように克服してきたか、結果を出すためにどのような工夫をしてきたかを含めて、具体的に教えてください。(600文字以内)2.ご自身の考える長所と短所を教えてください。(400文字以内)3.当社を志望する理由を教えてください。(400文字以内)4.当社に入社し、どのような仕事に携わりたいですか。抱負を自由に述べてください。(400文字以内)筆記試験の形式、難易度、試験時間についてお答えください。筆記試験がない場合は「なし」とご記入ください。自宅のパソコンで受けるタイプのウェブテスト。初めて受ける形式だった。難易度は普通。それぞれの面接およびGDについて、社員の人数および役職、面接を受ける学生の人数、面接会場、面接時間、質問内容、面接の雰囲気、面接の感想についてご記入ください。面接がない場合は「なし」とお答えください。「一次面接」@東京本社学生1:人事部ではない社員230分くらいESに沿って気になったところを社員が交代交代で質問してくる。社員によってその深堀は厳しいか、優しいかは変わってくると思う。「二次面接」@東京本社学生1:人事部社員230分くらいESに沿って気になったところを社員が交代交代で質問してくる。深堀は一次よりさらに厳しかった。業務理解やエネルギー業界に関する知識を問う問題も聞かれた。「三次面接」@東京本社学生1:役員級530分くらいESに沿って気になったところを社員が交代交代で質問してくる。入社後のキャリパスや志望度を確認される。非常に厳かな雰囲気で行われた。本選考において評価されたと感じたポイントや選考において重視されていたと思う点についてお答えください。(100文字以上)エネルギーの中流・下流ではなくて、なぜ上流のエネルギー開発の企業がいいのかという説明とそのなかでなぜ石油資源開発株式会社を志望しているのかという説明が簡潔に論理的に自分の言葉で説明できた点が評価されたと思う。面接において印象に残った・回答に困った質問をお答えください。・20年後のJAPEXどうなってると思う?・20年後どのようにJAPEXに貢献したい?面接・GDなど各選考フローにおいて心がけていたことをお答えください。(100文字以上)面接官に聞かれたこと以上のことはしゃべりすぎないように気を付けていた。2次面接・3次面接はかなり機転を利かせなければいけない質問が矢継ぎ早に飛んでくるので、内心アップアップしていたが、平静を装っていた。石油資源開発(JAPEX)の本選考合格者ES石油資源開発(JAPEX)の19卒合格者のESを紹介します。石油資源開発(JAPEX)合格者のESはこちらから。19卒(技術系総合職(開発系))この合格者のESはこちらから。・これまでに取り組んできたゼミ・研究の内容又は重点的に学んだ分野※研究内容についてまとめました。・関心のある業界や会社、訪問した会社などを記入してください。私は、暮らしの「あたりまえ」を根底から支える仕事をしたいと考えております。そのため、エネルギー業界には以前から関心がありました。しかし、化学メーカでの4週間のインターンシップを経験し、化学業界にも関心を抱くようになりました。私はこれまでに***株式会社、¥¥¥株式会社、$$$$株式会社、####株式会社へ訪問しました。・学生時代にあなたが最も力を入れたこと・取り組んだことについて困難な場面をどのように克服してきたか、結果を出すためにどのような工夫をしてきたかを含めて、具体的に教えてください。私は本科の5年間、学生寮で生活していました。そこで「周囲を巻き込む重要性」を学びました。4,5年生で住んでいた棟は25人いましたが、過去の卒寮生が放置した粗大ごみや上級生となり掃除が雑な事が原因で、寮内で一番汚い棟でした。先生方からも指摘されており、5年生へ進級する際、新たに美化委員を置く事になりました。棟内の状況を改善したいと思っていた私は、美化委員に立候補しました。そして、主に2つのことへ取り組みました。まず、粗大ごみの片付けです。1人で行うことは難しいため、周囲に協力を呼びかけました。しかし、長年粗大ごみが放置されているため、「現状でも気にしない派」が多数でした。そこで、棟内の写真を集め、改善箇所と片付けによるメリットについてスライドを交えて説明しました。合計で3回説明を行ったのですが、毎回出てきた意見を反映させブラッシュアップしました。粘り強く説明を続けると賛同者が増え、最終的に8割以上の寮生で大掃除を行いました。力を合わせて棟内を綺麗にしたことで、汚れが溜まりにくくなっただけではなく、普段の掃除への意識改革にも繋がりました。また、より多くの意見での棟内美化を目指し、目安箱を設置しました。その中で、新しい傘立てが欲しいという意見がありました。寮生支援室へ相談したところ、大掃除の件が認められ、すぐに購入して頂きました。傘立てにより、各自の部屋の前に置くことがなくなりました。これは廊下へ傘を持ち込まなくなり、床掃除の手間が減ることにも繋がりました。私1人の力では不可能でしたが、周囲を巻き込んだことで、棟内の状況を改善できました。本科の卒業と同時に寮を出ましたが、私の卒寮後も当時の状況を維持しているそうなので、とても嬉しく思います。貴社の使命である「エネルギーの安定供給」は1人の力では決して行えません。暮らしの「あたりまえ」を届けるために、多くの専門家と協力してこれを目指します。その中で私は将来的に第一種電気主任技術者を目指し、電気の専門家としエネルギーの安定供給の一翼を担います。・ご自身の考える長所と短所を教えてください。私の長所はものごとを前向きに捉える所です。5年生の卒業研究で、発表の3週間前にパラメータの誤りを発見したことがありました。直前で焦りましたが、「発表前に気づけて良かった」と思い直しました。その後、新たな視点から研究に取り組み、現在も継続したテーマで研究を行っています。今年の3月には応用物理学会にも参加しました。この気持ちの切り替えは貴社への志望理由にも通じています。当初は発電事業を主体で志望していました。しかし、現在はまずE&P事業に携わることで、1つの視点にとらわれない技術者になれると考えています。短所は目の前の課題に集中し過ぎてその他の事が疎かになる所です。特にテスト勉強では関心のある科目を中心に行ってしまい、苦手な科目を後回しにすることがよくありました。現在は毎日ToDoリストを作成し、定期的に確認することでその日にやるべき事を意識するようにしています。・当社を志望する理由を教えてください。E&P事業で業界を牽引しつつ、新たな事業へも積極的に取り組む貴社で、日本の発展を根底から支えたいと思い、志望しました。私は中学2年生で東日本大震災を経験しました。この経験から暮らしの「あたりまえ」を支える仕事、特にエネルギーの分野から社会へ貢献したいと思い、電気工学を専攻しました。就職活動の中で、石油・天然ガス開発からパイプライン等による供給までを一貫して行っている貴社でなら、より上流からエネルギーの安定供給に携われることへ強い魅力を感じました。そして、国内外に基盤を持ちつつ、発電事業等の新規事業へ積極的に挑み続ける貴社は、技術者として成長するのには最高な環境だと思います。どんなに条件の良い油田があっても、生産を支える設備がなければ安定供給はできません。貴社では少ない電気系出身の強みを生かし、生産に不可欠なプラントを支える施設技術者として活躍したいと考えています。・当社に入社し、どのような仕事に携わりたいですか。抱負を自由に述べてください。まず、最初の5年間は国内の事業所で電気系の技術者として、知識と経験をしっかり積みたいと考えております。また、普段の業務と並行して資格試験に挑戦し、入社5年以内に第二種電気主任技術者になります。その後の10年間は国内外を問わず、戦力として貴社とエネルギーの安定供給に貢献できる技術者としてプロジェクトに携わりたいと思います。その間にも資格試験に挑戦し、入社10年以内に第一種電気主任技術者になります。そして、40歳の時に相馬プロジェクトへ携わりたいと思います。私が40歳の時、震災から25年になりますが、原子力発電所の問題を抱える福島県は、まだまだ復興の途中であることが予想されます。その中で国内外の現場経験が豊富な私がプロジェクトに携わることで、発電所だけでなく、従業員へも良い影響を与えられると考えています。新たなプロジェクトにも積極的に携わることで、総合エネルギー企業への転換を共に目指します。最後に本記事では、石油資源開発(JAPEX)の採用実績を採用大学別などの切り口でまとめました。そもそも採用人数が少なく、年度によっても文理、採用大学などにばらつきがあるように見えます。今回切り口とした採用実績校や男女別、文理別は複数ある評価基準のうちの1つの基準でしかありません。自らが志望する企業であれば、採用実績の有無に関わらず選考にぜひ挑戦してみることをおすすめします。以下の記事も参考にして、石油資源開発(JAPEX)の対策を十分に行ってください。参考記事:エネルギー業界完全攻略記事一覧エネルギー業界完全攻略記事まとめエネルギー業界の大手企業一覧まとめエネルギー業界の仕組みと動向エネルギー業界の事業内容と魅力エネルギー業界の職種一覧と働き方エネルギー業界で年収の高い企業ランキングエネルギー業界の志望動機の書き方(内定者ES付き)エネルギー業界の自己PRの書き方(内定者ES付き)エネルギー業界で役立つ資格エネルギー業界の業界研究にオススメの本
- 石油資源開発(JAPEX)のES徹底解説!選考通過者の志望動機・ガクチカ分析 13,068 views 石油資源開発の本選考ES一覧はこちらから石油資源開発の2019卒・事務系総合職選考のES(エントリーシート)が公表されています。石油資源開発は、国際石油開発帝石(INPEX)と並び石油、天然ガスの開発を手がける企業です。E&P事業と呼ばれる石油・天然ガスの探鉱、開発・生産、輸送、販売までを行う事業を中心に行っており、エネルギーの流れ全般に携わることができる企業となっています。エネルギーのバリューチェーンにおける上・中流の過程に当たり、エネルギー業界を志望する学生からの人気が高い企業です。石油資源開発のESはマイページからExcelファイルをダウンロードして、書いたものをPDFかExcelで提出する形式となっており、手書きとパソコンで打ち込んだもの、どちらを提出しても良いそうですが、ここでは手書きの前提で話を進めたいと思います。本記事では、石油資源開発の2019卒選考ESの回答プランをレクチャーします。本記事のコンテンツ・石油資源開発の本選考ESの設問┗設問1┗設問2┗設問3┗設問4・最後に石油資源開発の本選考ESの設問◆学生時代にあなたが最も力を入れたこと・取り組んだことについて困難な場面をどのように克服してきたか、結果を出すためにどのような工夫をしてきたかを含めて、具体的に教えてください。(手書き13行)◆ご自身の考える長所と短所を教えてください。(手書き6行)◆当社を志望する理由を教えてください。(手書き6行)◆当社に入社し、どのような仕事に携わりたいですか。抱負を自由に述べてください。(手書き6行)その他、「これまでに取り組んできたゼミ・研究の内容又は重点的に学んだ分野」、「関心のある業界や会社、訪問した会社などを記入してください。」も設問としてはありますが、前者は素直にゼミで学んだこと、後者は自分の就活の軸と一致するような企業を書けば問題ないと考えられるので、今回の記事では上に挙げた4つの設問について、順に解説していきたいと思います。設問1◆学生時代にあなたが最も力を入れたこと・取り組んだことについて困難な場面をどのように克服してきたか、結果を出すためにどのような工夫をしてきたかを含めて、具体的に教えてください。(手書き13行)学生時代に力を入れたことを答えるオーソドックスな設問ですが、回答するスペースが他の設問と比べて大きいため、石油資源開発が最も重視している設問と考えることができます。設問の意図この設問では学生のパーソナリティを把握しつつ、直面した困難に対しても言及させることで、困難に対する姿勢やマインドセット、やり抜く力を見極めようとする意図があると考えられます。また、石油資源開発が求める人材像と学生が重なるかどうか、取り組みの過程を見ることでで確認する意図もあると思います。意図を踏まえた回答方針まずは「困難な場面とそれに対してどのように対処したのか」「結果を出すためにどのような工夫をしたのか」といった設問の指示には必ず従い、これらを回答に含むようにしましょう。企業が知りたいのは成し遂げた事の規模もあるでしょうが、困難にぶつかった時にその学生がどのような行動を取るのか、その学生はどのような役割を担ったのかという過程の部分であると考えられます。なぜなら、何も考えずそのことに取り組み、困難に直面しても偶然乗り越えられたようでは、入社後同じような困難に直面した時に対処できるか分からないからです。また、「具体的に」という指示も忘れてはいけません。数字で表現できる部分は数字を用いることで、読む側からすると分かりやすいと感じるようになります。例えば、「部活で個々人に合わせた練習を設定することで、大会での部の成績向上に貢献した」というエピソードも「アメリカンフットボール部で、総勢50名の部員一人一人に対して個々人に必要な練習を考案することで、それまで全国ベスト8までしか結果を残せていなかった部を、全国大会準優勝にまで導いた」と書くことで、具体的になり読む側も鮮明にイメージできます。(あくまでこれは一例です)加えて、石油資源開発が求める人物像に挙げている姿勢を持ち合わせていることをアピールできるようにエピソードを選択したり、切り口を変えることも重要です。石油資源開発が公表している求める人材像は次のようになっています。①強い意思を持ち、変化へ積極的に取り組む姿勢②社内外の情報に対し、常にアンテナを張る姿勢③自分の役割を主体的に考え、実行に移す姿勢④自分からコミュニケーションを取り、周囲に働きかけていく姿勢⑤お互いの個性や専門性を尊重し、活かし合う姿勢参考:石油資源開発採用HP挑戦の結果だけでなく過程を具体的に記述すること、石油資源開発が求める人材像であることをアピールできるようにエピソードや書く時の切り口を変えることを意識できれば、選考を通過する確率が高い回答になると思います。また、本設問に対する回答では「学生時代頑張ったこと」のフレームワークが大きな力を発揮するはずです。以下記事を参考にすることで、より完成度の高い回答になるでしょう。参考:→学生時代頑張ったことに関する設問についての解説記事です。評価される内容の選び方や論理的な構成にするためのフレームワークなどの実践的なテクニックが載せてありますので、ESを書く際の参考にしてみて下さい。内定者の回答私は本科の5年間、学生寮で生活していました。そこで「周囲を巻き込む重要性」を学びました。4,5年生で住んでいた棟は25人いましたが、過去の卒寮生が放置した粗大ごみや上級生となり掃除が雑な事が原因で、寮内で一番汚い棟でした。先生方からも指摘されており、5年生へ進級する際、新たに美化委員を置く事になりました。棟内の状況を改善したいと思っていた私は、美化委員に立候補しました。そして、主に2つのことへ取り組みました。まず、粗大ごみの片付けです。1人で行うことは難しいため、周囲に協力を呼びかけました。しかし、長年粗大ごみが放置されているため、「現状でも気にしない派」が多数でした。そこで、棟内の写真を集め、改善箇所と片付けによるメリットについてスライドを交えて説明しました。合計で3回説明を行ったのですが、毎回出てきた意見を反映させブラッシュアップしました。粘り強く説明を続けると賛同者が増え、最終的に8割以上の寮生で大掃除を行いました。力を合わせて棟内を綺麗にしたことで、汚れが溜まりにくくなっただけではなく、普段の掃除への意識改革にも繋がりました。また、より多くの意見での棟内美化を目指し、目安箱を設置しました。その中で、新しい傘立てが欲しいという意見がありました。寮生支援室へ相談したところ、大掃除の件が認められ、すぐに購入して頂きました。傘立てにより、各自の部屋の前に置くことがなくなりました。これは廊下へ傘を持ち込まなくなり、床掃除の手間が減ることにも繋がりました。私1人の力では不可能でしたが、周囲を巻き込んだことで、棟内の状況を改善できました。本科の卒業と同時に寮を出ましたが、私の卒寮後も当時の状況を維持しているそうなので、とても嬉しく思います。貴社の使命である「エネルギーの安定供給」は1人の力では決して行えません。暮らしの「あたりまえ」を届けるために、多くの専門家と協力してこれを目指します。その中で私は将来的に第一種電気主任技術者を目指し、電気の専門家としエネルギーの安定供給の一翼を担います。石油資源開発(JAPEX)エントリーシート設問2◆ご自身の考える長所と短所を教えてください。(手書き6行)こちらも、長所と短所を答えるというオーソドックスな設問です。自己分析をしてきた学生なら、最も回答し易い設問かもしれません。設問の意図学生のパーソナリティを知ることが意図としては一番だと考えられます。学生が自身のことを理解できているか、石油資源開発に入社後活躍できる人材であるか、短所を改善するために日頃から行動できているか等を確認するための設問です。意図を踏まえた回答方針石油資源開発に入社後活かせる自分の長所を回答し、今までその長所がどのように活きてきたのか、入社後どのように活かせるのかを回答するように心がけましょう。一方、短所の方を回答するのが難しいと感じる学生も多いと思います。短所の書き方については、次のunistyleの記事が回答の参考になると思います。悩んでいる人は是非参考にしてみてください。参考:→就職活動において頻出の「あなたの短所はなんですか?」という質問に対する回答方法を解説します。有名企業内定者の実際の回答も掲載しているので、参考にしてみてください。内定者の回答私の長所はものごとを前向きに捉える所です。5年生の卒業研究で、発表の3週間前にパラメータの誤りを発見したことがありました。直前で焦りましたが、「発表前に気づけて良かった」と思い直しました。その後、新たな視点から研究に取り組み、現在も継続したテーマで研究を行っています。今年の3月には応用物理学会にも参加しました。この気持ちの切り替えは貴社への志望理由にも通じています。当初は発電事業を主体で志望していました。しかし、現在はまずE&P事業に携わることで、1つの視点にとらわれない技術者になれると考えています。短所は目の前の課題に集中し過ぎてその他の事が疎かになる所です。特にテスト勉強では関心のある科目を中心に行ってしまい、苦手な科目を後回しにすることがよくありました。現在は毎日ToDoリストを作成し、定期的に確認することでその日にやるべき事を意識するようにしています。石油資源開発(JAPEX)エントリーシート設問3◆当社を志望する理由を教えてください。(手書き6行)志望動機を回答するという非常にオーソドックスな設問です。設問の意図志望動機を通じて、学生が以下を要素を満たしているかを確認する意図があると思われます。・石油資源開発の業務内容を理解できているか・石油資源開発への志望度は高いか・説得力のあるロジックを組み立てられているか(論理的思考力)意図を踏まえた回答方針志望動機は、以下のような回答構成を取るべきであると言えます。①なぜエネルギー業界なのか②なぜその中でもなぜ開発事業に関心があるのか②なぜその中でも石油資源開発を志望するのかきっちりこの順に回答する必要は勿論ありませんが、面接官が抱くこの3つの疑問に答えられている回答は高く評価されると考えられます。内定者の回答E&P事業で業界を牽引しつつ、新たな事業へも積極的に取り組む貴社で、日本の発展を根底から支えたいと思い、志望しました。私は中学2年生で東日本大震災を経験しました。この経験から暮らしの「あたりまえ」を支える仕事、特にエネルギーの分野から社会へ貢献したいと思い、電気工学を専攻しました。就職活動の中で、石油・天然ガス開発からパイプライン等による供給までを一貫して行っている貴社でなら、より上流からエネルギーの安定供給に携われることへ強い魅力を感じました。そして、国内外に基盤を持ちつつ、発電事業等の新規事業へ積極的に挑み続ける貴社は、技術者として成長するのには最高な環境だと思います。どんなに条件の良い油田があっても、生産を支える設備がなければ安定供給はできません。貴社では少ない電気系出身の強みを生かし、生産に不可欠なプラントを支える施設技術者として活躍したいと考えています。石油資源開発(JAPEX)エントリーシート設問4◆当社に入社し、どのような仕事に携わりたいですか。抱負を自由に述べてください。(手書き6行)設問3と似ていますが、こちらは携わりたい仕事を答えるという点で、より深い企業理解が求められる設問となっています。設問の意図この設問では、石油資源開発が行っている事業をどれだけ理解できており入社後のミスマッチは起きないか、また学生の志望度はどれほどのもので、本当に高いのかを確認する意図があると考えれます。また、抱負を述べよと書かれているため、入社後どのような人になりたいのかまで問われていると考えます。意図を踏まえた回答方針この設問では、率直に入社後携わりたい仕事や職種を答えるのが一番であると言えます。ここで意識すべきことは2点あり、①その仕事は本当にその業界、その企業でしかできないのか、②やりたい仕事や職種はその企業の志望動機の延長線上にあるか、であると考えます。①その仕事は本当にその業界その企業しかできないのかについては、他業界や他社よりも志望度が高いことの裏付けになります。エネルギー業界では各社が事業拡大を測った結果複数の企業で事業領域が重なっていることが多くありますが、力を入れている事業領域はそれぞれ異なっているのでこのあたりについて言及できればよいでしょう。②やりたい仕事や職種はその企業の志望動機の延長線上にあるかについては、志望動機の説得力を高めるために必要だと考えます。例えば「石油や天然ガスの開発・生産に携わることで、日本へのエネルギーの安定供給に携わりたい」という理由で石油資源開発を志望した学生が、日本の石油元売り会社やガス会社に生産した資源を売りに行く営業を志望していたら、面接官は矛盾を感じてしまうでしょう。一貫性を持ったPRを行うことが重要になります。また、自身の強みとリンクさせて答えることも大切です。企業としては会社に利益をもたらす人間を採用したいと考えるため、強みを活かして働けるからというのは企業側からすれば十分な理由になります。内定者の回答まず、最初の5年間は国内の事業所で電気系の技術者として、知識と経験をしっかり積みたいと考えております。また、普段の業務と並行して資格試験に挑戦し、入社5年以内に第二種電気主任技術者になります。その後の10年間は国内外を問わず、戦力として貴社とエネルギーの安定供給に貢献できる技術者としてプロジェクトに携わりたいと思います。その間にも資格試験に挑戦し、入社10年以内に第一種電気主任技術者になります。そして、40歳の時に相馬プロジェクトへ携わりたいと思います。私が40歳の時、震災から25年になりますが、原子力発電所の問題を抱える福島県は、まだまだ復興の途中であることが予想されます。その中で国内外の現場経験が豊富な私がプロジェクトに携わることで、発電所だけでなく、従業員へも良い影響を与えられると考えています。新たなプロジェクトにも積極的に携わることで、総合エネルギー企業への転換を共に目指します。石油資源開発(JAPEX)エントリーシート最後に最後に石油資源開発のESを魅力的に仕上げるためには、以下の二点が重要になります。①求められる情報を過不足なくシンプルにまとめる設問毎にどんな情報を書くべきか(≒どんな情報は不必要か)を確実に見極め、わかりやすくシンプルに記述する。②就活の基本となる「3つの論点」をブラッシュアップする学生時代頑張ったこと・自己PR・志望動機の3つのポイントについて、精度の高い回答をつくりあげる。これらを意識したESを作成できれば、選考の突破率が大きく上がると考えられます。ESを軽視しがちな就活生も多いですが、就職活動におけるメインパートの面接は提出したESを基に行われることから、ESは最も力を入れて取り組む過程だと言えます。魅力的なESを書くことはその後の面接を有利に進めることにも繋がるため、企業研究や自己分析を入念にした上で取り組むと、内定獲得に近づくと思います。参考:こちらの記事では、同業他社の国際石油開発帝石(INPEX)の内定者のESを解説しています。同じ業界であるため、志望動機の書き方や、自己PRは参考になるはずです。石油資源開発の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから