日本郵船関連のテクニック
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- 日本郵船の採用大学・文理・男女別採用人数|合格者ES付き 115,445 views 本記事では、日本郵船の内定者実績を採用大学・男女別・文理別の3つの観点でまとめていきます。日本郵船の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから本記事の構成日本郵船の採用大学内訳日本郵船の男女別採用人数日本郵船の文理別の採用人数日本郵船の選考レポート日本郵船の本選考合格者ES最後に日本郵船の採用大学内訳日本郵船の採用大学は次のようになっています。※採用実績校は人数上位の大学のみを抜粋しています。各大学からの詳細な人数は各大学のホームページをご参照ください。採用大学一覧【大学院】名古屋大学大学院、大阪大学大学院、東京大学大学院、北海道大学大学院、京都大学大学院、東北大学大学院、慶應義塾大学大学院、早稲田大学大学院、東京工業大学大学院ほか【大学】慶應義塾大学、早稲田大学、一橋大学、東京外国語大学、東京大学、京都大学、東北大学、国際教養大学、北海道大学、首都大学東京、名古屋大学、大阪大学、同志社大学、立命館大学、上智大学、津田塾大学、九州大学ほか参考:就職四季報2020・2019・2018なお、海運業界からの内定を獲得したいという就活生には就職エージェントneoの利用もオススメです。エージェントを利用することでアドバイザーから、就活全般のノウハウや受けるべき企業など客観的にアドバイスがもらえます。少しでも興味があるという方は、下記の画像をクリックしてサービスを利用してみてください。日本郵船の男女別採用人数日本郵船の過去3年分の男女別採用人数は次のようになっています。参考:就職四季報2020日本郵船の文理別の採用人数日本郵船の過去3年分の文理別採用人数(※大卒および修士のみ)は次のようになっています。参考:就職四季報2020日本郵船の選考レポートここでは、日本郵船の陸上職事務系に内定した17卒の体験記を一部抜粋して紹介します。日本郵船の選考レポート一覧はこちらから本選考のフローについて結果連絡を含めてお答えくださいエントリーシート提出4月下旬筆記試験受験(会場)5月中旬書類通過の結果通知筆記試験後1週間以内一次面接6月1週目結果は即日電話二次面接一次面接の翌日結果は即日電話三次面接二次面接と同日の夕方結果は2翌日電話四次面接三次面接の2日後結果は即日電話本選考のためにした準備についてお答えくださいOB訪問はできるだけ行うようにしていました。海運大手3社は全て受験していたので、差別化をはかるためにも詳しい会社の雰囲気や、ジョブローテションの話を聞くようにしました。その他にも、企業のHPでニュースリリースや新聞記事を読み込んで、最新の情報を仕入れていました。面接では、自分の経験を迷いなく話せるようにノートに書きだして整理していました。それぞれの面接およびGDについて、社員の人数および役職、面接を受ける学生の人数、面接会場、面接時間、質問内容、面接の雰囲気、面接の感想についてご記入ください。面接がない場合は「なし」とお答えください【一次面接】場所:本社ビル(東京)時間:30分程度形式:社員2名学生3名非常に和やかな面接です。軽く自己紹介をした後、両名の社員から学生時代の活動について質問があります。特にESから深堀するわけではなく、私はESに書いてあること以外の話を披露しました。時間が限られているので簡潔に話した方が好感を得られると感じました。【二次面接】場所:本社ビル(東京)時間:30分程度形式:社員2名学生2名一次面接同様、雰囲気は和やかです。面接官のうち、1名は人事採用グループのチーム長の方でした。学生が1名減るため質問の一つ一つが深いものになります。その場で考えさせるような質問もあり、学生の反応を見ているのだと思います。一次面接、二次面接共に志望動機は聞かれませんでした。【三次面接】場所:本社ビル(東京)時間:30分程度形式:社員3名学生1名決して圧迫というわけではありませんが、今までの面接と異なる緊張感がありました。ピリッと張り詰めた感じでした。初めての個人面接となり、ここまで来て初めて志望動機や他企業との志望順位を明確に話す必要がありました。また、学業についての質問が多かったことも印象的です。今までの面接の記録から面接官が気になったことを質問される形式でした。【四次面接】場所:本社ビル(東京)時間:20分程度と言われていましたが、実際は10分程度でした。形式:社員(副社長)1名学生1名非常に和やかです。面接というよりはほとんど会話に近い感じです。初めに自己紹介と志望動機を簡単に述べ、その後は逆質問です。非常に有意義な時間でもっとお話ししていたい位でした。面接終了後、人事に他企業の選考状況を別室で聞かれます。本選考において評価されたと感じたポイントや選考において重視されていたと思う点についてお答えください日本郵船はよく言われるように人柄重視の選考であることを身をもって体感しました。四次選考までESに書いたことはほとんど突っ込まれず、面接官との対話になります。なので、志望動機云々よりは、いかに自分の経験を相手に共感させるかがポイントだと思います。また内定後にフィードバックで「しっかりしていそう」と評価されたのですが、それは面接での話し方からそう思って頂けたのかなと思っています。姿勢や声のトーンなども気をつけるようにしていました。面接において印象に残った・回答に困った質問をお答えください大体がオーソドックスな学生時代に関する質問でしたが、二次面接ではその場で考えさせるような質問がありました。・日本郵船が新しい価値を生むために何を輸送すべきか?という質問は困りました。面接・GDなど各選考フローにおいて心がけていたことをお答えください二次面接までは集団面接なので、なるべくわかりやすく簡潔に自分のことを話すようにしていました。また、辛かった経験を話す際には、なるべく感情を込めて話すように心がけていました。OB訪問や説明会で出会った社員の方々は皆「落ち着いているけどしっかりしていそう」という印象があったので、なるべく自分もそれに近づけるように、面接での話し方を工夫していました。日本郵船の本選考合格者ESここでは、日本郵船の合格者ESを3つ紹介します。2020年卒(陸上職事務系)2020年卒(陸上職事務系)2019年卒(陸上職技術系)闇雲に内定者のESを真似するのではなく、どのような書き方であれば評価され、反対にどのような書き方は評価されないのかを自身でよく考えることが重要です。参考:その企業に合格したエントリーシートを読むことで、単純に書き方を学ぶだけでなく、その企業がどのような人物を求めているのか、設問からどのようなことを聞きたいのかを学ぶことができます。日本郵船の合格者ESはこちらから2020年卒(陸上職事務系)この合格者のESはこちらから学業で力を入れたこと私はマーケティングをゼミで専攻しています。このゼミを選んだ理由は、事業の考案を行うという話を聞き新しいものを創造することに興味を持ったこと、学部で一番人気のゼミでそのようなゼミに集まる人たちと活動ができること、に惹かれたからです。ゼミでは5人のチームで、市と提携し地元住民の方の話を伺うなど調査を進め、死別者をターゲットとしたマッチング事業を考案しました。当初順調だった活動は、モチベーションの差から次第に難航したものの「お互いの価値観への理解」「各自の役割の明確化」に取り組むことで、メンバーの意識を変えていきました。各自が最善を尽くし活動したことで、コンテストでは40チームの中から決勝進出に至りました。学業以外で力を入れたこと大学生の学童ボランティアの定着率100%を目指したことです。大学1年次より学童でのボランティアを始め、運営やイベントの企画など幅広い業務に携わりました。そこでボランティアの増加を目指して私は新規参入者の増加ではなく、50%程であった定着率を上昇させることに着目しました。辞めてしまった人から理由を聞きだして自分にはなかった制度の不満点を知り、改善策として新制度を提案しました。「定着率100%」を目標に掲げて周りを巻き込み皆で運営を行うことで制度が定着して、始めたばかりでも気軽に学童に通える雰囲気が生まれました。結果、去年は新しく入った31人のうち25人が定着して、現在は62人が在籍しています。志望動機主に2点あります。1点目は人々の生活を根底から支えている社会貢献性の高さとやりがいの大きさに魅力を感じたからです。大学のうちに10カ国ほどに訪れたことで日本が好きで日本に貢献する仕事がしたいという思いに気づき、長年根底から日本の発展を支えている御社で働き共に貢献することに魅力を感じています。2点目は海上輸送に囚われない多角的な事業を行っている点です。なかでも海洋事業の意義の大きさを魅力に感じていて、いずれ海洋事業に携わり、自身の柔軟性を活かして様々な人と共に新たな価値の創造に貢献したいと考えています。2020年卒(陸上職事務系)この合格者のESはこちらから大学の専攻を選んだ理由と、専攻の中で特に力を入れたことについて「物事を突き詰めて考え、答えを導き出す力」を養いたい。そう考え、私は元々興味を持っていた有機化学を専攻し、「医薬品の候補になりうる成分を人工的につくる研究」に専念した。この研究に着手した当初は、ただ試行錯誤を繰り返すばかりで大きな成果が出なかった。そこで「自分の仮説を持つこと」と「その仮説を周囲の人と議論すること」を重視することにした。まず仮説を立てるために、論文や分析結果などを用いて幅広い観点から深く考察した。そして自分なりの仮説を持った上で周囲と意見を交換することで、新たな視点に気づくことができ、より質の高い研究ができるようになった。これを繰り返す過程で「論理的かつ多面的な思考力」を磨くことができた。2年間研究を続けた結果、私の研究テーマは概ね完了し、現在は論文提出に向けて準備を進めている。学生時代に学業以外で最も力を入れたことについて私は塾講師として、生徒の学習意欲を引き出すことに力を注いだ。ある中学受験志望の小学5年生を担当した際、すぐに効率的な勉強法を伝授したが、勉強そのものをしないため、成績は向上しなかった。私はこの生徒を通じて、塾講師には勉強法の伝授以上に学習意欲を引き出す技術が必要だと痛感した。その生徒は褒められた経験が少ないことを面談にて知り、学習意欲の低迷は、自身の能力が認められず自信を喪失したことに起因すると考えた。そこで保護者に定期的に塾での学習状況を電話で伝え、成長した点を積極的に褒めるよう促した。このように周りの環境を改善しながら指導に取り組んだ結果、その生徒は進んで自習をするまで学習意欲が向上した。最終的にその生徒の成績は大きく向上し、合格が絶望的だった志望校に合格できた。2019年卒(陸上職技術系)この合格者のESはこちらから長所(200文字以内)「困難な状況でも前を向いて取り組むことができること」。小、中学校で部活動をしていた際に「エラーしても下を向くな」と教わり、それを実践し続けてきたことによって培われたと考えています。高校生の頃、入学試験の順位が320人中280番であったにも関わらず、諦めることなく日々3時間の家庭学習に取り組んだ結果2位の成績をとることができた。短所(200文字以内)「責任を背負い込みすぎること」部活の部長を務めた際に、グラウンド手配や会計業務なども兼任で行いました。しかし周りに頼らないことによって、メンバーに不信感を与えてしまいました。そのため、リーダシップを取る際には、メンバーそれぞれに自分も貢献できていると思ってもらえるように気を配っています。特技(150文字以内)一度会った人の顔と名前、その特徴を覚えること。個人経営の小さな中華料理屋でホールを全て担当した経験や新入生への物件紹介のアルバイトにおいて数多くのお客さんと契約を行った経験から、この特技が培われたと考えている。大学ではこの特技を生かし、多くのコースの先輩方と交流を深めることができました。学生時代に最も力を入れたことを教えて下さい(学業と学業以外)(400文字以内)学業では「液化ガス海中ハイブリッドタンク成立性の検討」の研究に尽力しました。FPSOに代わる効率的な貯槽の方法として、鋼材とウレタン材から成るタンクを海中に設置することを考えました。前例のないテーマに対して、問題点を洗い出し、定量的な検証方法を新しく考え出すことによって成立性を証明しました。学業以外では硬式ソフトボール部の立て直しに尽力しました。当時のチームは一体感に欠けており、前年度の成績が全敗でした。私は部長として、「七大戦優勝」という目標を掲げ、自らが率先して厳しい練習メニューに取り組むことでチームを引っ張りました。また、個別の練習メニューを多く取り入れ、部員それぞれの個性を磨くことで少数精鋭のチームを築き上げました。大会での優勝は出来なかったものの、優勝チームと延長戦まで競る試合ができました。あなたが持つ陸上技術系のイメージを教えて下さい。(400文字以内)私は陸上技術系の仕事は船による物流の幅を広げること、効率を良くすることの両面から船の付加価値の創造に向けて挑戦する仕事であると考えています。特に貴社は、海洋事業に幅広く参入しており、IoTやビッグデータなどの先進技術の活用に努め、「運ぶ技術」を徹底追求していることから、先頭に立って付加価値の創造に挑戦していると感じています。私は卒業研究において前例のないテーマに挑戦し、考え抜くことで新たな価値を生み出すことに強い達成感を味わいました。日々発展を遂げる運航の立場から船に携わり、国内外を問わず多くの関係者と働くことのできる多様な環境の下で船の新たな可能性に挑戦し、船の付加価値を高めることで人々の暮らしを今以上に豊かで安定的なものにしたいと考えております。最後に日本郵船の採用実績を採用大学別など複数の切り口でまとめました。unistyleでは何度もお伝えしていますが、採用実績はあくまでも参考程度に留めておきましょう。「」でも述べていますが、学歴は複数ある評価基準のうちの1つの基準でしかありません。自らが志望する企業であれば、採用実績の有無に関わらず選考にぜひ挑戦してみてください。日本郵船の選考対策記事は以下の関連記事からお読み頂けます。十分の対策をして選考に臨みましょう。日本郵船の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから【関連記事】・・・・
- 日本郵船のES徹底解説!選考通過者のガクチカ分析 17,984 views 日本郵船の本選考ES一覧はこちらから日本郵船は海運業界の全体シェア39.8%を占める大手企業です。世界のあらゆる国々と取引をするため、国際的でスケールの大きい仕事をしたい学生に人気があります。同社は、陸海空運全ての輸送形態で製品・資源を輸送することによって、世界中の生産者と消費者を繋いでいます。顧客が手塩にかけて造り上げた製品を預かり、それを必要としている消費者のもとに滞り無く届ける事が使命なので、責任感が非常に求められています。今回の記事では、そんな日本郵船のES説問を、書類通過者の回答と併せて解説していきます。なお、エントリーシートや面接といった選考に不安があるという就活生には就活エージェントneoがおすすめです。アドバイザーからは、自分の就活の軸に合った企業選びを手伝ってもらえるだけでなく、その企業のエントリーシート・面接といった選考対策のサポートを受けることができます。少しでも興味のあるという方は、下記の画像をクリックしてサービスを利用してみてください。本記事のコンテンツ・日本郵船の本選考ES設問・設問1:大学の専攻を選んだ理由と、専攻の中で特に力を入れたことについて教えてください。・設問2:学生時代に学業以外で最も力を入れたことを教えてください。・最後に日本郵船の本選考ES設問◆大学の専攻を選んだ理由と、専攻の中で特に力を入れたことについて教えてください。(400字)◆学生時代に学業以外で最も力を入れたことを教えてください。(400字)(※全て手書き)学業で力を入れた事と学業以外で力を入れた事のシンプルな2つの設問で構成されており、本設問内で海運業界で必要とされる素質を織り交ぜる必要があると思います。海運会社の主な仕事は運航管理と呼ばれる仕事です。運航管理は、多岐に渡る関係者と調整を行いながら顧客の要望するスケジュール通りに荷物を届けることが仕事になります。しかし、運ぶ過程には海賊・天候・荒波による商品の破損など様々なトラブルが起こり得るため、オペレーターは最後まで責任を持って運航をやり遂げる事が必要になってきます。そんな海運の仕事においては以下のような人材が求められていると考えられます。①顧客の課題や現在起こっている問題に対して主体的に考え、提案・行動し、問題を解決することのできる人材②顧客となる企業(荷物を積む企業も受け取る企業も)、自社の船の船長、倉庫会社の社員など立場や考え方の異なる人と協力して成果をあげることのできる人材③顧客企業、自社の船の船長、倉庫会社など様々な立場の人をリーダーシップをもってまとめ、成果をあげることのできる人材設問1:大学の専攻を選んだ理由と、専攻の中で特に力を入れたことについて教えてください。◆大学の専攻を選んだ理由と、専攻の中で特に力を入れたことについて教えてください。設問の意図実際の仕事と大学での勉強・研究内容が直結しないという理由で学業で力を入れた事を伝える事を苦手としている学生が多いように感じます。しかし、研究の内容自体が必ずしも選考で重要になるわけではありません。なぜなら面接官が見ているのは、研究内容そのものではなく、みなさんが学業を通して培った強みが自社で活躍する素質と合致するかどうかだからです。企業はこの設問から、学生が入社後に活躍できるかどうかを見極めようとしていると考えられます。意図を踏まえた回答方針学業に関しては「なぜその分野に興味をもったのか」「どんな目標をたてたのか」「どう達成したのか」などを上記の3つの求められる人物像に合わせてアピールしましょう。論理的に伝わるESを書くべためには、以下の順序で箇条書きにしてからまとめるとよいでしょう。①結論→②動機→③目標と困難→④取組みと結果→⑤人柄→⑥学び以下の記事・動画で、ガクチカの書き方を解説しているので、参考にしてください。参考:→面接では必ずと言って良いほど聞かれる、学生時代に頑張った経験。この記事では、「ガクチカで何を伝えたら良いのか分からない」「学生時代に頑張った経験がない」といった学生に向けて、ガクチカの書き方を解説していきます。合格者の回答と解説私が大学3回生次から所属した刑事法学ゼミでの活動です。法曹志望者の多い、レベルの高い集団の中で勉強したいと思い、評価が厳しいことで有名なゼミを選択しました。議論の中心になることでゼミに貢献したいと考えていましたが、圧倒的な知識量を誇る先輩や教授の議論についていけず議論の中心になるのはもってのほか、という状態でした。そこで、自分がゼミにどのように貢献していくのかについて考えなおすことにしました。まず、議論の現状を分析したところ、「議論の多くが特定のゼミ生と教授の討論である」こと、「互いの主張を言い合う時間が長く議論が散りがちである」こと、の二点が問題として挙げられました。私は、議題を明確化しそれをメンバー全員で共有することができればこれらの問題を解決することができると考えました。そこで、論点を逐一整理し、それを発表しながら議論を進めるという役割を担うことで、議論の活性化を促しゼミに貢献することにしました。その結果、多くのゼミ生が議論に参加できるようになり、議論の活性化を果たしゼミに貢献することができました。参考:日本郵船エントリーシート上記のESをフレームワーク(①結論→②動機→③目標と困難→④取組みと結果→⑤人柄→⑥学び)に当てはめると以下のようになります。①結論刑事法学ゼミの活動において、議論の活性化に貢献することができた②動機特定のゼミ生しか議論に参加できていない、お互いの主張を言い合うばかりで議論にはなっていない状態だった③目標議論の場を提供することで自分自身が中心となり、ゼミに貢献したい困難圧倒的な知識量を誇る先輩や教授の議論についていけなかった④取り組み議論の現状を分析することで、議題を明確化しそれをメンバー全員で共有するようにする結果多くのゼミ生が議論に参加できるようになり、議論の活性化を果たしゼミに貢献することができた⑤人柄高い目標に向かってリーダーシップと調整力を発揮し周りを巻き込みながら成果を上げることのできる人物⑥学び最初は自分が中心になってゼミに貢献しようとしていたが上手くいかず、自分が「どのように」貢献するかが大事であると学んだこのESは、①から④までの流れが分かりやすく書かれているため、読み手にとって理解しやすいものになっています。それに加えて、このESを読むことで、直接は書かれていない⑤・⑥についても容易に察することができるため、簡潔かつ言いたいことがしっかりと伝わる回答だと思います。設問2:学生時代に学業以外で最も力を入れたことを教えてください。◆学生時代に学業以外で最も力を入れたことを教えてください。設問の意図設問(2)ではいわゆる学生時代頑張った事が問われています。学業よりも経験の種類・深さに幅をもたせることが可能なので、自分の強みや人柄をより明確にアピールする事ができるでしょう。企業は以下3点を中心に見て、学生の強みが企業の求める資質に合致するか見極めていると考えられます。(1)経験自体のインパクト(2)記載内容から測れる思考の深さや人柄(3)日本郵船の仕事に通じる学びの有無海運の仕事はどのようなものか、そこで活躍できる人材はどのような考え方・能力を持っていそうか、これらを考えながら書いていきましょう。意図を踏まえた回答方針「経験のインパクト」は必ずしも唯一無二の特別な経験を指すわけではなく、いかに自分なりの方法でチームに貢献できたかが大事になります。そうした経験を述べながら「思考の深さや人柄」「日本郵船での仕事に通じる学び」をアピールできると良いでしょう。海運会社の主な仕事は、物資を届けたい企業と受け取りたい企業の仲介役となり、物資を届けるオペレーションを担当することです。モノを預かって届ける過程には多岐にわたる人々の協力が不可欠であるため、多くの関係者との関わりの中で初めて成立する仕事であると言えます。そのため、組織やグループ全体の方向性を理解しながら、自分がその枝葉として活躍していくという気概を持っている人材が求められていると考えられます。例えばアメフトなどのチームスポーツの場合、リーダーだけが評価されるわけではなく、各ポジションや主務などの複数の関係者がいる中でいかに自分なりの貢献方法を考え、周りと協力して成果を出せるか、という事の方が重視されていると言えます。上記のような、多くの利害関係者が存在する中で自分なりの貢献方法で皆と協力して成果をあげる経験は、体育会に限らずサークル活動やアルバイトでもできると思います。自身の経験の中でそうしたものがないか、今一度考えてみてください。参考:→学生時代頑張ったことに関する設問についての解説記事です。評価される内容の選び方や論理的な構成にするためのフレームワークなどの実践的なテクニックが載せてありますので、ESを書く際の参考にしてみて下さい。合格者の回答と解説予備校アルバイトにおける「生徒募集」に力を入れた。私は高校生の時、予備校の先輩に励まされて努力できた経験より、「夢を持つ高校生の役に立ちたい」と感じていた。そのため、広報や営業を通じて、魅力を伝えようと決意した。当初は、生徒入学数の伸び悩みに苦労した。原因は「周囲を巻き込めていないこと」だと考え、大きく2つの行動に着手した。1つは、生徒募集への想いをスタッフに共有したことだ。想いが伝わったことで、チラシ配布において協力を得られた。2つ目は、生徒が友人を連れて来るような仕組みを作ったことだ。具体的には、高校別の努力ランキングを作成し、高校間の競争意識を持たせた。2つの取り組みを通じ、1年間で地域校舎トップの「入学者数8%増」を果たした。この経験より、人を巻き込む難しさと、その効果について学ぶことができた。参考:日本郵船エントリーシート(陸上事務系)上記のESをフレームワーク(①結論→②動機→③目標と困難→④取組みと結果→⑤人柄→⑥学び)に当てはめると以下のようになります。①結論1年間で地域校舎トップの「入学者数8%増」を果たした②動機高校生の時予備校の先輩に励まされて努力できた経験より「夢を持つ高校生の役に立ちたい」と感じていたから③目標広報や営業により魅力を伝え、生徒数を増やすこと困難当初は周囲を巻き込めず、生徒入学数が伸び悩む④取り組み生徒募集への想いをスタッフに共有・生徒が友人を連れて来るような仕組み作り結果入学者数を8%増やす⑤人柄独自の問題意識を持ちリーダーシップを発揮して周りを巻き込みながら成果を上げる事ができる⑥学び人を巻き込む難しさと、その効果について学ぶことができたこのESは、①②③④⑥について筋道を立てて書かれているので、流れが分かりやすいです。目標設定→困難→結果の流れから、主体的に目標に向かって行動し、周りを巻き込みながら成果を上げることができる人だということが分かります。最後に日本郵船のエントリーシートはシンプルなため、どのような内容を書くのか悩ましいところです。同業他社である商船三井が明確に求める人材を定義しているので、参考にしてみてはいかがでしょうか。海運会社においては、主体的に問題について当事者意識を持ち、関係者と協力しながら問題を解決していける人材が求められていると言えます。自分自身の過去の経験からそういった人材であることを伝えられるように意識してエントリーシートを書くようにしましょう。参考:日本郵船の企業研究こちらのページから日本郵船のESや選考レポートを見ることが出来ます。ぜひ参考にして下さい。以下、同じ海運会社である商船三井の記事を参考にしてみて下さい。参考:→商船三井の事業内容から、求める人材像について考察を行なっています。→商船三井のESの回答方法を解説した記事です。かなり文量の多いエントリーシートであり、企業選びの軸・興味のある事業・入社後にやってみたいことなどが問われています。ここまで志望動機を固めることができれば面接でも困ることはないのではないでしょうか。
- 日本郵船|求める人材と解説付き内定者ES 33,086 views 日本郵船の本選考ES一覧はこちらから日本郵船は商船三井と並ぶ船会社の雄と言われる企業です。海運業界はグローバルな仕事内容であることから、総合商社やトヨタなどのグローバルメーカーと併願する学生が多い業界です。今回も日本郵船の採用HPおよびエントリーシートの設問から日本郵船が求めている人材について考えてみたいと思います。本記事のコンテンツ・日本郵船の働き方・日本郵船の設問・最後に日本郵船の働き方海外から国内へ石炭を運ぶ本船、入出港の手続きをする港の船舶代理店、お客様(電力会社)と連絡を取り合って、安全で遅延のない運航をコントロールしていくオペレーターは、「お客様と船の懸け橋」かつ「現場から見た運航の責任者」です。重責ではあるものの、早くからやりがいのある業務に携われていることは、働く上での醍醐味の一つとなっています。立場上、トラブルや状況の変化があったときは、迅速かつ的確に判断を下さなければなりませんし、運航コストを最小限に抑えるための工夫も重要です。私たちの判断一つで、船の収支に何百万円単位の差が出ることも珍しくありませんので、運航スケジュールの連絡などは、常にダブルチェック、トリプルチェックを心掛けています。(日本郵船採用HPから一部引用)船会社のメインの仕事の一つが、上記のような運航管理とよばれる仕事です。運航管理においては、①顧客である商社やメーカー、②自社の船の船長および船員、③倉庫街車の担当者、④荷積み、荷下ろしを担う現場担当者、⑤各港の関係者など多岐に渡る関係者と調整を行い、顧客の要望するスケジュール通りに荷物を届けるのが仕事になります。上記の通り、オペレーターは顧客と船の架け橋かつ、船長や船員から見た時は運航の責任者として振る舞うことが求められます。海運の仕事においてはトラブルがつきもので、マラッカ海峡の海賊は近年でも多数の被害が報告されています。海賊以外にも、天候や荒波による商品の破損など様々なトラブルがつきものなのが船会社の仕事です。その場合は上記のように迅速に船会社の社員として迅速に決断・対応することが求められます。①顧客の課題や現在起こっている問題に対して主体的に考え、提案・行動し、問題を解決することのできる人材②顧客となる企業(荷物を積む企業も受け取る企業も)、自社の船の船長、倉庫会社の社員など立場や考え方の異なる人と協力して成果をあげることのできる人材③顧客企業、自社の船の船長、倉庫会社など様々な立場の人をリーダーシップをもってまとめ、成果をあげることのできる人材日本郵船の設問日本郵船の設問は非常にシンプルです。学業と学業以外に力を入れたことの二問が例年問われています。学生時代に力を入れたこと(学業)大学では~研究会に所属し日本外交を学んでいます。私は大学1,2年次の海外一人旅や国際ボランティアへの参加を契機に、自分が世界や日本に対して非常に無知であることを痛感し、それを克服する為に日本外交を専攻しました。私は当ゼミで共同論文執筆リーダーの活動に特に注力しました。韓国での政治討論会で発表するにあたり従来以上に質を高める必要から2つの施策を採りました。1つ目に、全員が高い意欲で取り組むテーマを設定する為に討論の時間を設けること、2つ目に専門教授や留学生に働きかけ定期的に討論会を設けることです。これらが功を奏し、完成した論文は教授をはじめ海外大学から高い評価を頂くことができました。参考:日本郵船内定エントリーシート学業部分については、自分自身がなぜその学問を選択したのか、その学問の面白さを専門ではない人にもわかりやすく伝えられるとよいでしょう。もちろんフィールドワークや共同論文などに取り組んだ人は上記の求める人材をイメージして学業について書いてもよいでしょう。下記のネスレ内定者は共同論文の執筆をメインに自己PRを展開しています。ネスレの内定者の本選考インタビューです。業界は違いますが参考になるところは多くあるでしょう。参考:ネスレ内定者インタビュー学生時代に力を入れたこと(学業以外)大学2、3年次に参加したケニアとミャンマーでの国際教育ボランティアです。私は、大学1年次の海外一人旅で感じた、人や文化とより深い関わりを得たい、助けてもらった喜びを還元したいという強い思いからこの活動に参加しました。活動では中高生の海外への興味理解を促進し、同時に自国を再認識してもらうことを目的にホームステイや授業を行いました。この経験を通じて全く異なる文化に深く触れ、また、日本人がいない環境で、語学などの壁を越えて深く相手を知りたい、自分を知って欲しいという思いから様々な面で積極的に行動し、生徒や他国からの参加者と「人」としての深い関わりを得ました。さらに、誰よりもこの活動に熱心に取り組み、授業方法の変更などを実施したことによりボランティアの質が高まり、学校や団体から深い感謝を得ることができました。この経験で学んだ「多様性を受容し、常に他者に学ぶ姿勢で関わる」強みを貴社でも発揮し活躍します。参考:日本郵船内定エントリーシート学業以外に力を入れたことについては、上記の船会社で求められる人材を把握した上で、上記の①〜③の人材であることを伝えられると評価される可能性が高いでしょう。以下の動画でも、学生時代に力をいれたことの書き方のポイントやフレームワークを説明しているので、参考にしてみてください。ちなみに商船三井のエントリーシートでは、いわゆる学生時代頑張ったことについては、「商船三井の求める人材像は『自律自責型の人材』です。すなわち、「難題に直面しても、常に当事者意識を持ち、解決策を見出し、関係者と協調しつつ、自らその解決策を実践できる人材」です。あなたの学生時代(大学入学以降)を振り返って、あなたが『自律自責型』を実践することができた経験について具体的に述べて下さい。」のように聞いています。日本郵船のエントリーシートを書く際にも参考にしてみてください。最後に日本郵船のエントリーシートはシンプルなため、どのような内容を書くのか悩ましいところですが、同業他社である商船三井が明確に求める人材を定義しており、参考になります。船会社においては、主体的に問題について当事者意識を持ち、関係者と協力しながら問題を解決していける人材が求められていると言えます。自分自身の過去の経験からそういった人材であることを伝えられるように意識してエントリーシートを書くようにしましょう。参考までに大手海運会社の求める人材を採用HPからそれぞれ導いていきます。同業他社のため参考になるところは多くあると感じています。これらも併せて、この記事が一助となれば何よりです。参考:運輸業界研究参考:参考:参考:日本郵船の企業研究こちらのページから日本郵船のESや選考レポートを見ることが出来ます。ぜひ参考にして下さい。photobynicwn
- 日本郵船のインターン体験記とES選考攻略|合格者ES付 14,183 views 日本郵船のインターンシップ一覧はこちらから日本郵船は海運のみでなく陸運・空運まで事業傘下に収め総合物流事業を世界展開しており、国内首位の売り上げを誇り、そのビジネスモデル上グローバル志向の強い就活生から人気が高い企業です。そんな日本郵船ですが2日間(1日だけの場合もあり)のインターンシップを開催しており、陸上事務職・陸上技術職・海上職でコースが分かれています。今回は陸上事務職のインターン選考突破のため、20卒のESをもとに21卒のインターンシップに向けて解説を進めていきます。【本記事の構成】▶︎日本郵船とは▶︎日本郵船インターンシップ体験記▶︎日本郵船インターンシップ選考フロー▶︎ES解説日本郵船とは日本郵船は、連結売上高1位、世界でも最大手の海運会社です。源流は古く、日本初の株式会社であると同時に、三菱重工とならんで三菱グループの源流にあたります。海運と聞くと物流だけのイメージになってしまいますが、日本郵船は経営の多角化と新規事業の投資に力を入れており、海運を軸とした総合物流企業へと変わっていくと思われます。日本郵船は総合物流企業と謳い、陸・海・空にまたがる物流網を提供しており、グローバル企業の課題解決を目指して様々な分野に投資を行っています。本社は丸の内の郵船ビルにオフィスを構えています。参考:日本郵船インターンシップ体験記ここからは日本郵船のインターンシップに参加した20卒の学生の体験記を抜粋して掲載します。参加学生の在籍大学および雰囲気についてお答えください東大、京大、その他旧帝大、早慶、地方国立大などの学生が多い。ただ全体としての学歴は高かったと思う。インターンシップの雰囲気は緩め。選好されている感はほとんどない。学生の専攻は海洋系は少数派であり、様々なバックグラウンドを持った学生が集まっていた。インターンの内容について詳細をお答えください一日目は会社説明の後、実際に港に行き大型外航船の見学をさせていただいた。会社説明では、エンジニアの仕事内容、働き方、一日のスケジュールなどをお話していただいた。午後の見学会では、船内のデッキやエンジンルームの見学をさせていただくなかで、実際に船上で働くイメージを掴むことが出来た。二日目は、午前中はゲーム形式の運行シミュレーションを行った。運要素が強く、特に前提知識は必要なかった。ボードゲーム形式で船会社のビジネスモデルを勉強する。午後は、未来の船について考えるというテーマでグループワークを行った。実現可能性や技術的な側面はあまり求められず、学生目線の斬新なアイデアが求められた。インターン中の社員との交流についてお答えください昼食休憩中や、未来の船についてのグループワーク中など、社員さんと触れ合う機会は多い。インターン後のかかわりは特にない。インターンを通じて得たこと、成長した点についてお答えください日本郵船がどんな仕事を手掛け、どのようなビジネスモデルを持っているのかについて勉強することが出来た。また乗船の経験を通じて、エンジニアとして働くイメージを強く持つことが出来た。前知識がほとんどなかった船業界への知見を、たった2日間のインターンで広く身に付けることが出来るというのは非常に良かったといえる。自分は結果的に第一志望にはならなかったが、それも本インターンシップに参加したうえで判断することが出来たので、参加の価値は大いにあった。インターン参加を希望する後輩にアドバイスをお願いします船業界等への前知識は全く必要ないため、業界の知識をこれから身に付けたと考えている学生にはぜひ参加してほしいです。プログラム自体も、コンテナ船の見学会やボードゲーム型の運行シミュレーションなど、楽しみながら勉強できるスタイルであるため、2日間過ごしてつまらないと感じることはないと思います。エントリーシートのみの提出で参加の合否が決まるため、そこだけは自身の気持ちをしっかりとぶつける必要があると思います。日本郵船インターンシップ選考フロー日本郵船のインターンシップの選考フローは次のようになっています。・ES→結果連絡日本郵船のインターンシップでは面接が実施されません。そのため、より完成度の高いESを作ることが求められます。日本郵船の陸上事務職インターン選考ES設問◆日本郵船キャリアスクールに参加された場合、日本郵船に何を期待しますか。「○○という学びを得たい」「○○な経験をしたい」など、皆さんの想いを自由に記述下さい。(300文字以下)日本郵船のESの設問は1つだけです。ここでは20卒の合格者のESをもとに解説を進めていきます。設問:日本郵船キャリアスクールに参加された場合、日本郵船に何を期待しますか。「○○という学びを得たい」「○○な経験をしたい」など、皆さんの想いを自由に記述下さい。◆日本郵船キャリアスクールに参加された場合、日本郵船に何を期待しますか。「○○という学びを得たい」「○○な経験をしたい」など、皆さんの想いを自由に記述下さい。(300文字以下)設問の意図志望動機に答える設問と考えればいいでしょう。ただし、インターンの志望動機であるためこの段階では「当社への理解度はどの程度であるか」ではなく「過去に行ってきた経験から日本郵船での業務に興味を感じているのか」を重点的に答えるべきでしょう。意図を踏まえた回答方針志望動機を問う設問に分類されるため、下記のフレームに沿うことで、300文字で分かりやすい答案を作ることができるでしょう。具体的には、①成し遂げたいこと②きっかけとなる経験③企業選びのポイント④他に受けている業界とその業界ではダメな理由⑤具体的に取り組みたい仕事⑥業界の中でもその企業の理由参考:があります。今回はその中でも①②⑤の部分を重点的に説明することが今回は求められています。また、同社の20卒の本選考において求められる人物像は、・①顧客の課題や現在起こっている問題に対して主体的に考え、提案・行動し、問題を解決することのできる人材・②顧客となる企業(荷物を積む企業も受け取る企業も)、自社の船の船長、倉庫会社の社員など立場や考え方の異なる人と協力して成果をあげることのできる人材・③顧客企業、自社の船の船長、倉庫会社など様々な立場の人をリーダーシップをもってまとめ、成果をあげることのできる人材となっています。21卒のインターン選考においても求められる人物像は大きく相違ないものと思われますので、以上3点の行動を②のきっかけとなる経験でアピールし、⑤で具体的に体験してみたいことや学んでみたいことを述べると良いでしょう。日本郵船の求める人材について詳細に知りたい方は以下の記事を参考にしてみて下さい。参考:→日本郵船の本選考ESの回答方法についてまとめた記事です。本選考向けの記事ですが、日本郵船の事業内容・求める人材像についても言及しているので参考にご活用ください。合格者の回答私が貴社のキャリアスクールに期待することは2つあります。1つ目は、海運業について理解を深めることです。普段接点がない海運業が、縁の下の力持ちとなって私たちの生活を大きく支えていることを実感するとともに、そのスケールの大きさを体感したいと考えています。また、邦船3社の事業統合や海運業の今後の課題である経営の迅速化について考える機会にしたいと考えます。2つ目は、貴社の社風に触れることです。貴社の社員の方々と座談会を通じて、他社にはない貴社の強みや社風を肌で感じたいです。また、貴社の社員の方々の海運業に対する熱意や誇りを伺うことで、海運業に携わることへの具体的なイメージを持ちたいと考えます。参考:日本郵船合格者ESこのESでは、学びたいことについてはしっかりと書くことができています。反面、なぜ海運業に興味を持つようになったのかが不明確です。インターンシップのESの回答として、結論だけが先走ってしまう回答をよく見かけます。「なぜ〇〇を学びたいのか?」「なぜ〇〇を志望するようになったのか」理由をつけて解答することでより完成度の高いESを書くことができるでしょう。最後にこのインターンで内定が出るなど本選考に有利に働くといったことはないようですが、実際に船舶に乗り込み実物を見れるなど様々な経験ができ、非常に満足度が高いという声が上がっています。ES1本としっかり要点を押さえれば通過可能な選考のため、今後の業界研究において自身の視野を広げるためにも、海運業界に興味がない学生も是非参加してみてはいかがでしょうか。日本郵船の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから・・・海運業界完全版1.2.3.4.5.6.
- 【日本郵船の特徴を解説】業績や社風から見る就活対策・企業研究 22,002 views 日本郵船の本選考ES一覧はこちらから「」で触れたように、海運業界はその歴史や伝統、グローバル性から、商社などを志望するグローバル志向の学生から人気の業界となっています。今回はその海運業界の中でも業界1位の日本郵船の事業や社風、選考などについて紹介していきたいと思います。日本郵船のセグメント別収益と事業内容日本郵船のセグメント別の収益下の表を見ると、定期船事業は前年と比較して大きく損失を計上している事がわかります。これは海運市況の影響(原油価格の低下と需要低迷)が大きいです。具体的にはシェールガスの登場による原油価格の下落に伴う運賃の低下や、中国の資源需要の低下、EU域内の景気低迷等の事情によります。逆に、航空運送と物流事業の収益が増加しています。これは、顧客の期待に応えると同時に海運指数の低迷が続く現在の状況を打破するために、市況の影響を受けにくい分野に進出したことが功を奏しはじめてきた結果です。不定期船は大きな利益を上げているものの、前年度と比較しても低下していることが窺えます。完成自動車船に関しては、北米市場の堅実な需要と効率的な配船によって利益を微増させることができていますが、バルク船は船の供給過剰状態となってしまい、船を処分しなければ保有するだけで損失を出すという状況になってしまっています。◆セグメント別収益2014年度2015年度一般貨物輸送定期船98▲3航空運送615物流107118(合計)213131不定期専用船事業不定期専用船600465合計1024726◆船舶数2014年度2015年度定期船事業コンテナ船10499不定期専用船事業バルカー(合計)408377チップ船4847自動車船123119油槽船6868LNG船6968客船31合計823779参考:NYKレポート決算説明会資料定期船定期船事業は主にコンテナ船事業のことを言います。決まった場所で荷物を積み、決まった場所で下ろす路線バスをイメージしていただけるとわかりやすいです。不定期船不定期船は主にバルク船、LNG船など、顧客間の契約に基づき、一定の区間で運航する船種です。大企業の社長などがタクシーと個人契約して送り迎えしてもらう様子をイメージしていただけると分かりやすいです。バルク船はリーマン・ショック以降低調が続いていましたが、一時期需要が増え始めた瞬間、そこで供給数を少し増やした途端に、再び市況が悪化して完成した船は運行するだけで損失を計上し徒労に終わりました。現在は船の運航休止、売却などによって損失の最小化を図っているという状況です。ビッグデータの活用も進めてさらなる効率化を図ります。これは、どの船種にでも当てはまりますが、整備のタイミングなどをビッグデータの活用によって調整してムダな出費を削減しています。不定期船の中でも、それとは逆に長期で契約するタンカーなどは環境対応について考えられる世の中の影響もあってか、LNG船の運航が堅調でした。安定収益が続き、今後もしばらく利益を出せるこの分野は就活生からの人気も高く、面接の場でもLNG船について話す学生は多いようです。海洋事業原油価格低下の影響から海洋事業への影響もあるかと思われましたが、基本的に長期契約で収入を獲得しているので損失は出ていないようです。特に、今後も海外の企業と協力してビッグプロジェクトに取り組む足がかりとしても、北海でのプロジェクトに社員を送り込んでいます。参考:海洋事業への挑戦物流事業陸海空の一貫した輸送サービスで顧客の満足度を掴みとるために、北米・アジア・欧州などでバランスよく事業を展開しています。具体的に東南アジアなどの港湾では、運び込んだ貨物を内陸輸送によって顧客の元に直接届けるというサービスを行っています。これに加えて、IT技術の活用によってさらに効率化を図っています。客船事業一般の人が日本郵船を知るきっかけにもなる、世界有数の豪華客船飛鳥Ⅱはこの客船事業で取り扱われています。しかし、海運業界の業績が低迷し始め、徐々に規模が小さくなり始めているという状況です。事業内容から考える日本郵船が求める人材日本郵船は、陸海空運にわたる全ての輸送形態で製品・資源を輸送することによって、世界中の生産者と消費者の生活を繋ぎ、支える仕事です。つまり、顧客が手塩にかけて造り上げた製品を預かり、それを必要としている消費者のもとに滞り無く責任を持って届けるということが主な仕事です。日本郵船は、NYKグループバリューとして誠意・創意・熱意という言葉を掲げています。日本郵船はこのグループバリューを社員がビジネスの場で実践してきたからこそ、業界大手ののリーディングカンパニーとして世界を舞台に活躍しているのかもしれません。自分に置き換えて考えてみても、届けたい大切な品物は信頼に足る人物・企業に預けたいと誰しもが思うことでしょう。この誠意・創意・熱意を持つ人材とはどのような人材であるか考えてみようと思います。unistyleの記事で紹介した「」であれば、特に「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行までを行える」(熱意・誠意)「3.リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる」(熱意・創意)「4.価値観や立場を異なる人と協力して成果をあげることができる」(創意)ことが求められると言えるでしょう。関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行までを行えるリーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる価値観や立場を異なる人と協力して成果をあげることができる以上のような要素を日本郵船の社員インタビューでの言葉に照らし合わせて考えてみましょう。入社3年目までグループ会社NYKバルク・プロジェクト貨物輸送株式会社(当時はNYKグローバルバルク株式会社)に出向し、ばら積み船の中でも小型に分類されるハンディサイズの船の運航業務を担当していました。最終的には営業業務にも携わることができ、働くということや船会社の仕事の基礎を勉強した時期だったととらえています。扱う船の大きさは変わりましたが、当時の運航業務が現部署での配船業務にも役立っていることは明らかです。その他、スキルと呼べるものではありませんが、「組織で働くために大事なこと」を学んだ気がします。仕事を成し遂げるということは、自分一人の力では不可能です。周りの方々の協力を得るために自分に何ができるのかを意識して動くようになりました。まだまだ十分なことができているとはとても言えませんが、今後どんな仕事をする時でも忘れないようにしたいと思っています。それから3年目以降の話になりますが、2つ目の部署である北米での自動車船業務の経験も大きな財産になっています。働き方も文化も異なる外国の地で3年にわたり「現地スタッフと働く」ということを肌で感じることができたことは、現在の仕事で各拠点の現地スタッフと接する際の自信につながっています。また国、拠点によって大きく異なるとは思いますが、駐在員の立場として本社とやりとりができたことも貴重な経験でした。今は本社の立場から各拠点と共に業務にあたっていますが、できるだけ現地の状況をイメージするように努め、一方通行のコミュニケーションにならないよう気をつけています。引用:社員紹介採用HPで紹介されている社員はジョブローテーションで船種や仕事が変わることがあっても、以前の部署で学んだことが必ず他の部署で活きると解説しています。会社側としても目の前の仕事に対して真剣に(熱意)、自分の力で(創意)、考え抜くこと(創意)によって1人のビジネスマンとして顧客から信用を得られる人間を醸成することを意図しているのかもしれません。つまり、採用の場ではその潜在能力がある学生を採用しようとしているとも言えます。実際に面接の場では、1つの物事に熱中して取り組み、自分なりの工夫をしていい結果に繋がったエピソードなどを話せると良いかもしれません。日本郵船の社風会社の理念として、日本郵船ではBringingValuetoLifeというフレーズが掲げられています。以下はこのフレーズが持つ意味を説明した文章です。日本郵船グループは、お客さまから信頼されるパートナーとして、安全かつ高品質なサービスを追求し続けてきました。「海・陸・空」に広がる国際輸送網を駆使し、総合物流企業ならではの輸送サービスを提供しています。グローバル経済の拡大に伴い、お客さまの輸送ニーズは更に複雑化し、それに見合う多様な物流サービスが求められています。日本郵船グループはより多くのお客さまにご満足いただけるように、総合物流企業グループとしての変革を続け、さらなる成長を遂げていきます。引用:企業理念日本郵船は創業以来、顧客の目線に立つとともに日本社会・地球社会がより便利な環境となるように、海運業という側面から支えてきました。創業時に、欧州に完全に独占されていた海運市場に切り込むことによって日本の国際的な地位を向上させることに始まり、シアトル航路の開拓と共に当時無名だった同都市を随一の港町として発展させていく礎を築いたという歴史もあります。現代になっても顧客の希望・要望に応えるために陸海空の一貫した輸送サービスに乗り出すことで、日本一の総合物流企業となった経緯もあります。参考:日本郵船の歴史日本郵船の書類選考通過者ESを解説ここまで日本郵船の事業・歴史・社風などについて見てきましたが、実際に志望する学生のESを照らしあわせて考えてみたいと思います。日本郵船のESの質問事項は主に2項しかありません。具体的には、以下の2項です。1.学業で最も力を入れたこと2.学業以外で最も力を入れたこと参考:日本郵船エントリーシート注意しなければならないことは日本郵船のESは全て手書きで記入するということです。特にこれは基本ですが、誤字をしてしまった場合は修正液は使わずに何度も納得がいくまで書き直すことをお勧めします。人事の方は「字が綺麗か」というより、「字に想いが乗っているか」というところを見極めようとするので、丁寧に書くことは非常に大事です。さて、設問1では、課外活動だけでなく勉強も同様にしているのかということを見ています。そしてその勉強に関しても、「なぜその分野に興味をもったのか」「自分の成し遂げたこと」などがアピールできると良いでしょう。設問2ではいわゆる学生時代頑張ったことが聞かれています。主にサークルや部活動のことを記入する人が多いでしょう。それらのエピソードから導き出される自分の強みが企業が就活生に求める資質に合致していることが重要です。日本郵船において重要視される資質は前述したように「誠意・創意・熱意」で、「」に照らし合わせると①関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行までを行える②リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる③価値観や立場を異なる人と協力して成果をあげることができるような資質が求められます。これを踏まえ、書類通過者のESを解説していきたいと思います。まず、設問1について見ていきましょう。私が大学3回生次から所属した刑事法学ゼミでの活動です。法曹志望者の多い、レベルの高い集団の中で勉強したいと思い、評価が厳しいことで有名なゼミを選択しました。議論の中心になることでゼミに貢献したいと考えていましたが、圧倒的な知識量を誇る先輩や教授の議論についていけず議論の中心になるのはもってのほか、という状態でした。そこで、自分がゼミにどのように貢献していくのかについて考えなおすことにしました。まず、議論の現状を分析したところ、「議論の多くが特定のゼミ生と教授の討論である」こと、「互いの主張を言い合う時間が長く議論が散りがちである」こと、の二点が問題として挙げられました。私は、議題を明確化しそれをメンバー全員で共有することができればこれらの問題を解決することができると考えました。そこで、論点を逐一整理し、それを発表しながら議論を進めるという役割を担うことで、議論の活性化を促しゼミに貢献することにしました。その結果、多くのゼミ生が議論に参加できるようになり、議論の活性化を果たしゼミに貢献することができました。参考:日本郵船エントリーシート解説この通過者はゼミでの活動において、自分がゼミに貢献できることは何かを積極的に模索し、ゼミ内における課題を発見しそれを解決したエピソードを述べています。レベルの高い集団の中に飛び込みたいという動機から現在のゼミを選択しており、向上心の高さがうかがえます。また、ゼミの現状を分析し、その中の課題を見つけそれを自ら解決していくことでゼミに貢献することができており、集団の中で自分の成し遂げたことが明示されていて評価できると思います。次に、設問2について見てみましょう。インドの日本語学校でインド人の日本語会話能力向上や日本の文化の伝達に励んだ。初めにアンケートをとって生徒の現状を分析。結果日本人の価値観や文化を知ること、ビジネス上での実践的な会話力をつけることが重要だと判断した。前者については日本人の価値観を示した書物や、生活様式についてプレゼンを行った。後者についてはビジネス用語を集めた会話集を自ら作製した。結果多くの生徒に役に立ったと喜んでもらえ、私自身も生徒の日本への関心を高めたこと、彼らが勉強する基盤を整えたことにやりがいを感じた。今でもスカイプで会話練習をするなど交流を続けている。この経験から人と信頼関係を結ぶには相手の状態を把握し、自分に何が出来るかを考え行動することが大切であると実感した。参考:日本郵船エントリーシート解説この通過者は、インド人の日本語会話能力向上や日本の文化の伝達にあたって、インド人にとって必要なことを分析し、それに対して自ら施策を講じています。そして、相手と信頼関係を構築するには相手のニーズを把握し、それに対して自分に何が出来るかを考えることが重要であると学ぶことが出来ています。このことから、この通過者は「①関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行までを行える」能力があると考えられ、日本郵船が学生に求める資質が備わっていると判断され、評価出来るでしょう。日本郵船の選考について続いて、日本郵船の選考プロセスについて見たいと思います。※下記の選考フローは2016年卒の情報になります。◆選考プロセス(総合職)ES&オリジナルテスト→一次面接&テストセンター(集団)→二次面接(集団)→三次面接(個人)→四次面接(個人)参考:本選考情報日本郵船は陸上職・海上職・技術職で別々に採用活動をしており、そのうち陸上職の採用は30人〜40人と言われています。同社の採用面接の特徴としては、ESに記載されていることは最初に少し聞かれる程度で、学生の考え方を知ろうとする質問が多いです。準備していることを答えるというより、自分のありのままを出すことが良い評価に繋がるはずです。一次面接と二次面接の場では、自分の今までの経験を聞かれたり、突発的な質問を出すことによってその人がどのような考え方をするのか探ろうとする場面が多いと過去の内定者は語っていました。その場で準備してきたことをそのまま喋ってしまうと、面接官としては「質問の意図と回答が違う」と感じるきっかけになってしまうので要注意です。以下を参考にしてみるといいかもしれません。参考:最後に今回は、就活生の間で人気を誇る海運業界の中でも日本郵船を紹介させて頂きました。特に、業績の推移などから現在は海運業にとってはあまり芳しくない世界市況であることも感じ取っていただけたかと思います。そのような状況下でも、堅実に利益を出していくために大事にされる企業理念やグループバリューに惹かれ、学生も志望企業のうちの1つとして名前をあげるのかもしれません。参考:日本郵船の企業研究こちらのページから日本郵船のESや選考レポートを見ることが出来ます。ぜひ参考にして下さい。