サントリーホールディングス関連のテクニック
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- サントリーのインターン選考対策|合格者ES、面接まで 37,475 views サントリーのインターンES一覧はこちら酒類、飲料、外食等の多くの事業会社を傘下に持ち、世界でも名高いサントリー。売り上げにおいて清涼飲料水類では「ボス」や「伊右衛門」、「ペプシ」などブランドを持つコカ・コーラグループに次いで2位、ビール類では「プレミアムモルツ」や「金麦」等の貢献により、アサヒ、キリンホールディングスに次いで3位というポジションについています。グループ総売上高は2兆2,508億円を誇り、世界第3位です。そのうちの40%は海外市場で占めています。昨年度実施されたサントリーのインターンは理系向けでした。文系向けのインターンは実施されていません。本選考では文系の方も募集できるので、文系の方は下記リンクの本選考ES・レポートをご参照ください。参考:サントリーの企業研究そのため本記事では、理系向けのインターンレポートを掲載しています。昨年度、サントリーでは「生産研究部門」と「基盤研究部門」のインターンを開催していました。そのうち今回取り上げるのは、「生産研究部門」です。前半では、サントリーの理念・価値観からサントリーが求める人物像を把握し、その後インターン参加者のレポートを掲載します。後半では19・20卒のESを元に、サントリーの求める素養を分析しES・面接回答方針を示していきます。本記事のコンテンツ・サントリー求める人物像・サントリー20卒者インターンレポート・サントリーインターンES設問19・20年度└設問1└設問2└設問3・サントリーインターンESまとめ・サントリー面接対策・最後にサントリー求める人物像上述の通り、サントリーの食品業界におけるポジションがわかりました。では次に、サントリーが求める人物像を考察していきます。本選考、インターンを問わずサントリーが掲げている理念、価値観を紹介します。企業理念・価値観からサントリーに合う性格、活躍する人物が浮き彫りになるはずです。・企業使命『人と自然と響きあう』:商品の源泉である自然の恵みに感謝し、その自然の生態系を守る。一方で、人々の生活文化をより豊かにする。自然保護と生活文化の発展に寄与することがお互いに矛盾なく幸福な相互関係を築くことを使命としています。・企業理念『GrowingforGood』:成長し続けることで、社会に貢献していこうという精神を持っています。成長するためには挑戦が必要であり、挑戦し続けることで、今よりもっと誠実で信頼される企業を目指しています。これは社員一人ひとりにも求められています。・価値観『やってみなはれ』:サントリーの創業者、鳥井信治郎の口癖で、サントリーの歴史を作ってきた言葉です。このチャレンジ精神は現社員にも生き続け、新しい市場創造や新たな価値観創出の原動力となっています。『利益三分主義』:サントリーの事業は取引先はもちろんこの社会全体のおかげで成り立っています。事業で得た利益は「事業への再投資」自社のためだけではなく「取引先へのサービス」、「社会貢献」に役立てていきます。これらから導き出されるサントリーの求める人物像は以下のとおりです。・常識を疑い、チャレンジしていく人・何かを成し遂げた結果、周りから信頼された人・自分だけではなく、周囲にも気を配れる人挑戦する積極性は『GrowingforGood』『やってみなはれ』に通じますし、周囲からの信頼を得る人は『GrowingforGood』、周囲の人に気配りできる人は『利益三分主義』に通ずるでしょう。どのような社員が活躍するのか活躍している社員のインタビュー記事から、どのような方が活躍できる可能性が高いのか考えてみます。企業は活躍してくれる人材を求めているので、活躍するための性格や人柄を調べるのは有益です。今回はサントリー公式HPから研究開発・営業職のエキスパートとして紹介されている2名のインタビュー内容から導き出される求める人材像を考察します。一人目:高橋賢蔵さん(研究開発)2018年4月26日現在サントリーグローバルイノベーションセンター(株)取締役会長、研究開発の達人と呼ばれているそうです。この対談から導き出されるサントリーで活躍している社員の共通点は大きく二つあります。一つ目は「常識を疑い続けること」。二つ目は「チャレンジ精神を有していること」です。上記2点を意識しながら、本インタビューをお読みください。以下、インタビュー記事の一部抜粋です。◆ターゲット層の好みをいかに深く掘り下げていくか高橋:作り手の側で仮想のターゲット集団を設定し、そういう人たちが何を好むだろうかと考えてゆく。するとだんだんと共通事項が出てくるんです。で、調査の段階で「何で好きなんですか?」とかやり取りしていくうちに、ターゲット層の人たちが核と思っている所に収束していく。結構難しいけどね。「なぜあなたはおいしいと思うのですか?」と聞いても、大抵の人はよく分からないし、うまくは言えない。そうなると両面からアプローチしなきゃいけない。岩崎:両面って何ですか?高橋:まず一つは、そもそもコーヒーって何?お茶って何?という本質的な面。いろんな飲みものがあったのに、なぜいつの間にかコーヒーとお茶ばかりがよく飲まれるようになったのか、という歴史的なことも含めてね。もう一つは、飲む側の心理状態や生理状態という面。例えば以前に宅配便やタクシーのドライバー、長距離トラックの運転手さんで、缶コーヒーを1日3本位飲む人を集めて話を聞いてみたんだけど、なるほどと思ったのが、缶コーヒーを飲まないと眠くなるし身体的に疲れているから、甘いものがないとキツイよねって。それにミルクのようなものである程度栄養補給しておかないと、ここ一番で元気が出ないとか。私はブラック派なんだけど、あまりストレスフルじゃないからこそ、ブラックで済んでいるのかも知れない。身体的ストレスを感じている人はミルクと砂糖が必須なんです。◆「皆がそう言ってるから」で済ませると良い仕事はできない高橋:BOSSの開発に携わった当時、缶コーヒーの問題点は何ですか?って聞いたら「甘過ぎる」という答えが流行り言葉でした。でも「おかしいな?その甘過ぎると言われているものが売れているのに、これをどう説明するんだ?」って思った。そもそも好き嫌いっていろいろあるからね。結局、皆がそう言ってるから「ハイ分かりました。そうします」みたいな仕事のやり方をすると、上手く行かないことが多い。お茶の開発でも同じ。「お茶は無糖だし、水代わりのもの」とか、「本当のお茶好きが飲むお茶と、ペットボトルのお茶は違う」なんてもっともらしく言う人は多いし、確かに見た目や味そのものは違うんだけど、根っ子は同じ。お茶を飲むとホッとする感じってあるでしょ。水代わりって言うなら水を飲めばいいのに、わざわざお茶を飲む理由は何か?って所を突き詰めないと、お客様の満足は得られないんです。だからといって、人の意見なんか聞かなくていいってわけじゃないよ。聞いた上で「それは事実ですか?なぜ?」と突き詰めていき、自分たちでおいしさの基準を作りにいくこと。そして「この味は、ターゲット層のおいしさの基準に合致していると、かなりの確率で思われます」って所まで、到達できるかどうかが重要なんだよ。試作品をたくさん作って詳しく調べると、人によって「甘い」の基準が全然違うことが分かってくる。だからこそ、「どんな人」が甘過ぎると言っているのかを認識することが大事。そこに気付いた時はゴールに一歩近づいた気がしたね。甘いかどうかという議論について、ある種の決着がつけられるなと。「このターゲット層に適切と思われる甘さはこの辺だろう」みたいなことが大体読めるようになりました。◆世界でも通用するし、チャレンジしない方がおかしい今中:高橋さんの今後の目標って何ですか?高橋:会社の目標と一緒ですけど、サントリーの飲料を世界中に広げていきたいですね。日本のマーケットだけを開拓して、入社当時と比べて飲料事業はものすごく大きくなったんですけど、気がついてみると今はこういう国際化時代になった。我々は日本の市場だけを見て作ってきたし、商品作りでは言葉のやりとりがすごく重要だから他の国じゃ無理だよなぁ〜なんてビビってたんですけどね。でもよく考えたら、日本人だって皆同じじゃないし、その中でこうやって成功してきたんだから、培ってきた飲料作りのハウツーや考え方は海外でも十分通用すると今は思っています。文化の違いがあっても人間は共通だから、チャレンジしない方がおかしいというか、ぜひ広げていきたいですね。岩崎:やらないともったいないですしね。高橋:見も知らぬ海外の人が、自分たちの商品を飲んで「うまい」と喜んでる姿って、素朴な感動ですよね。そういう感動の輪を広げていくってのは、ぜひやり遂げたい仕事ではありますね。海外に出るというとつい英会話がどうとか言うけど、そうじゃなくて持っている価値の問題だと思うんですね。実際に海外市場で「この国のこういう人たちに向けて、こういう飲みものがあったらきっと受け入れられるよね」と企画していざ売り出してみたら、その通りに市場が反応しているって状況もある。これを繰り返していけば、いつかは世界中に広がっていけるということで、まさに今はサントリーグループの第二創業期なのかも知れません。引用:サントリー新卒メニューエキスパートへの道【研究開発】記事内ではお客様が喜ぶか喜ばないかの一点に尽きると語られ、ユーザーファーストの信念が研究開発部門でも考えられているようです。このインタビュー記事より、活躍する人材のポイントとしてキーワードは「チャレンジ精神」「お客様第一」です。つまり、求める人材像として、「研究開発の目的がお客様の喜びであり、取引先含めて他社貢献に重きを置ける」「チャレンジ精神を有す」人材が挙げられると思います。二人目:内貴八郎さん(営業)2018年4月26日現在、常務執行役員サントリーフーズ(株)代表取締役社長、営業の達人です。内貴さんのインタビューでは失敗しても何度も挑戦することが活躍の要因であるということが読み取れます。インタビュー記事を一部抜粋して以下に掲載しています。◆“内貴君だから買ってあげる”という風にしないと売れない内貴:僕が入社当時、サントリーといえばウイスキー。特に70~80年代前半にかけては「サントリーオールド」の全盛期で、一緒にお得意先を回ってくれた酒類の営業担当が「オールドを割り当てるからジュースを買ってやって」と口利きをしてくれたりね。正直No.1であるCC社の商品があれば事が足りる時代で、内心「情けないな」と思いながらも、早く市場で必要とされるメーカーになりたいと強く思っていました。戸田:その日暮らしとおっしゃっていましたが、長期的なビジョンというか、こうなりたい、こんな仕事がしたいという想いは持っておられましたか?内貴:正直、あまりなかったですね。なんとか今日を乗り切ろう、今週、今月を乗り切ろうというだけ。毎日が戦いやったから。お得意先様に商品をわざわざ扱っていただくには、お店の手伝いをしたり、倉庫整理をしたり…。そうこうしているうちに「飯でも食って帰れ」って家に上げてもらい、時には風呂まで入らせてもらって…。当時はサントリーの商品を買っていただくというより、「内貴君だから買ってやるよ」という風にしないと本当に売れなかった。だから1ケースを売る難しさを嫌と言うほど体感しました。◆人に好かれる。約束を守る。相手に儲けさせる寺田:ご自身も辞めようとは思わなかったのでしょうか?内貴:いや、何度か思いました。仲のいい同期が何人か辞めていくなか、もっと体力的に楽な仕事はないかなぁとか。でも良い商品が出て売れ始めると仕事が面白くなってきたね。売れない時に苦労したのも良い思い出ですけど、やっぱり売れ出したら面白い。二人はどう?しんどいことはない?寺田:お客様の元に商品の営業をかけた際、「置く場所ないよ」「要らないよ」って言われた時はすごくしんどかったです。「そこを何とか」ってお願いして、店舗に足を運ぶ頻度を上げるとか、やはり顔を見せることが大切だなと。戸田:他メーカーの営業が週2回足を運んでいる中、集合研修等の関係で週1回しか行けない時があり、代わりに先輩に行ってもらえても自分個人の人間関係はなかなか築けず、結構悩んだりします。内貴:誰だって嫌いな相手から物を買いたくないから、人間関係が大事。人に好かれる。約束を守る。相手に儲けさせる。この三つがないと絶対続かないと思います。飲料売場の担当者も売上責任を負ってる訳やから、サントリー商品を置くことでちゃんと利益が出せるようにするっていうのが、関係を続けさせるコツだと思います。◆誰だって逃げたい。でも、逃げたらあかん戸田:先輩方はどんなことで悩まれていましたか?いずれ同じような壁にぶつかるのなら、伺っておきたいなと。内貴:会社とお得意先との板挟みになって…みたいなことはよくありますよ。そんな時はネガティブに考えるよりポジティブにぶつかっていくべき。だからいつも「逃げたらあかん。あえて行け!」と言います。逃げてたら結局それが積もり積もって信用をなくしたり、約束が守れなくなったりする。やっぱり困難にぶつかっていく勇気が必要です。誰だって逃げたいけどね。寺田:お客様と会社の板挟みになる場面はどう切り抜ければいいのでしょう?内貴:ケースバイケースですが、営業の基本的な姿勢として、常に消費者の方を向くことが大切。往々にして目の前の流通や小売店さんの方を見てしまいがちですけど、消費者が欲しがっているものは何か、ということをブレずに見続けられたら大丈夫。会社も社員に優しいですよ、「やってみなはれ」の精神で失敗してももう一回チャンスをくれる。それはもう間違いないですね。風通しも良いし。戸田:内貴さんの今後の目標は何でしょうか?内貴:これまでもあまりガツガツしたつもりはないし、今後も普通にやるべきことをしっかり自分のスタンスでできればいいかなと思ってます。ただ、No.1飲料メーカーにはなりたいです。それが一番の目標。売上はもちろん、社員も含めて総合的な意味でのNo.1というか、社会人としてNo.1の強い集団になりたいと思っています。二人はどう?こんな仕事がしたいとか。引用:サントリー新卒メニューエキスパートへの道【営業】本インタビューや研究職の高橋さんのインタビューのエピソードからもやはり、上述で考察した人材像と同じであることがわかります。・常識を疑い、チャレンジしていく人・何かを成し遂げた結果、周りから信頼された人・自分だけではなく、周囲にも気を配れる人そのため、インターンの選考に望む際は、上記を意識してアピールできると選考突破をすることができるはずです。サントリー20卒者インターンレポートunistyleに寄せられたインターンレポートを掲載し、インターン内容についてご紹介していきます。インターンの内容はもちろん、インターンの雰囲気・社員との交流の頻度・本選考のフローへの影響など部門ごとに異なります。今回は20卒の生産研究部門/生産技術のインターンに参加した方のレポートを解説します。インターンの概要実施場所:山崎蒸留所(インターン生ごとに異なる)開催時期:8月参加者数:不明倍率:不明参加までのフロー:ES→面接(東京本社)インターンの内容(生産研究部門/生産技術)課題:蒸気システムのロス構造把握と改善方策提案初日:あいさつ回り.工場見学(一般の人では見学できないようなところまで見せてもらえる)2日目:工場見学,安全教育(工場内での細かなルールなどを教えてもらえる),課題概要説明3日目~7日目:蒸気システムの現状把握,現場の方からヒアリング,蒸気システムの改善方策提案8日目:報告資料作り9日目:報告資料手直し(まず先輩社員に見てもらい,次に技師長に見てもらい,直し,また見てもらうということの繰り返し)10日目:最終報告インターンの雰囲気インターンの雰囲気は,学生を変にお客様扱いもせず,かつ雑に扱うわけでもない,ちょうどよいものだった.仕事が忙しいにも関わらず嫌な顔1つせずインターンに対応してくれたので,こちらとしても非常に安心してインターンを経験することができた.メンター含む社員との交流1人の先輩社員がインターン生に対応してくれる.手厚いサポートがあるが,決して教えすぎることはせず,自分で考えさせてくれる.また,他の社員の方も困っているときに助けてくれる.3日に1回ぐらいは飲みに連れて行ってくれた.担当の先輩社員だけでなく,技師長や工場長もたまにきてくださった.社員としての苦労なども教えてくれた.内定は出るか、また終了後企業からの接触はあるかインターンに参加したことで直接内定につながるということはないが,内定にかなり有利になると伺った。実際生産技術職の内定者のうち半分以上はインターン参加者であると伺った.インターンを通じて成長した点インターンを通じて主に2つのことが得られた.1つ目は「論理的思考力」である.プレゼンの際には,論理的な内容でなかったら聞いてももらえないと言われた.先輩社員からの資料の添削を通じて,自分の論理的思考力が多少なりとも向上したと思う.2つ目は「現場の雰囲気」である.説明会だけでは知ることのできない,製造現場の雰囲気を感じ取ることができた.また現場では,自分が想像していた以上に安全に気を付けているということに気づくこともできた.志望度の変化非常に志望度があがった.インターン選考に向けた準備インターン選考のために準備したことは主に2つである.1つ目は「サントリーの求める人物像や企業理念を徹底的に調べる」というものである.これはESや面接で活かすことができる.2つ目は「自己分析を行う」というものである.自己分析をしないと,面接で深堀されたときに対応できないと思った.インターン参加を希望する後輩へアドバイスサントリーの生産技術職を希望するのなら,絶対に参加したほうがいいと思う.実際生産技術職の内定者のうち半分以上はインターン参加者であると伺った.unistyleではこの方以外のインターンレポートや、その他本選考ES・レポートを掲載しています。下記リンクより併せてご参考ください。参考:サントリーの企業研究サントリーインターンES設問改めて、サントリーが求める人物像を再確認しましょう。・常識を疑い、チャレンジしていく人・何かを成し遂げた結果、周りから信頼された人・自分だけではなく、周囲にも気を配れる人大きく分けると上記3つに分類できました。ESではこれらの素養を有していることをアピールできると望ましいです。以下では、設問ごとに3つの素養が合格者のESに盛り込まれているか設問の意図を含め解説しています。今回は生産研究部門/生産技術のインターンのESの解説を行いますが、その他のコースにおいても同様の設問が課されるため、生産研究部門/生産技術以外のインターンに興味を持っている方もご参考ください。各設問は以下のとおりです。◆サントリーの生産研究部門でインターンを体験してみたい理由(大体200~400字)◆サントリーのインターンで試してみたい知識、経験、学んできたこと(大体200~400字)◆動画テーマ:「あなたが研究において大事にしている言葉は何ですか?」(30~45秒)設問1◆サントリーの生産研究部門でインターンを体験してみたい理由(大体200~400字)設問の意図一般的な「志望動機」を聞かれています。以下のフレームワークに沿って書くと簡潔で分かりやすいものになると思います。今回は本選考ではなくインターンシップの選考なので①〜③を中心に述べると良いでしょう。①成し遂げたいこと②きっかけとなる経験③企業選びのポイント④他に受けている業界とその業界ではダメな理由⑤具体的に取り組みたい仕事⑥業界の中でもその企業の理由引用:→多くの学生を悩ませる志望動機の作り方について解説しています。上記のフレームワークの使い方の説明もしているのでぜひご活用ください。また、同社のインターンは部門別で行われるため、⑤の具体的に取り組みたい仕事についても記述することが望ましいでしょう。特に理系の場合は、自身の専攻分野が仕事にどう活きるか具体的に書くことができれば、より説得性も高まるでしょう。補足ですが、本選考でもビジネス部門、財経部門、デジタルテクノロジー部門、生産研究部門の4部門に分けて採用活動が行われるようです。インターンでそれぞれの部門の違いを明確にし、そこで何をやりたいか、仕事のイメージを膨らませておくことが重要です。意図を踏まえた回答方針サントリーグループの事業や活動の根底にある価値観に「やってみなはれ」という言葉があります。つまり、サントリーの採用方針としてもチャレンジ精神が重要視されていると考えられます。そのため、ここでは自身の「挑戦心」や「積極性」をアピールする必要があります。それらをアピールするためには、過去のエピソードや自身の価値観を踏まえて書くことが重要です。参考:サントリー新卒ホームページ採用コンセプト合格者の回答私が応募する理由は2つあります。1つ目は、「身近な飲料会社のものづくりを体験したいから」です。京都の木屋町で毎週のように飲み歩く経験から、お酒が人々のコミュニケーションの手段となることを感じてきました。先輩や知らない方と様々なお酒を飲む中で、身近なお酒がどのように製造されているか興味を持つようになりました。実務に携わることで、飲料のものづくりへの理解を深めたいと考えております。2つ目は、「貴社の『やってみなはれ』の精神に強く興味を抱いたから」です。私はサッカーサークル副キャプテンとして、十分な分析を経て新しい練習に取り組み、結果を出すことにやりがいを感じました。この経験から、私は貴社の挑戦を重んじる精神に興味を抱きました。課題解決型のインターンシップを通して、熱意ある取り組みに触れるとともに、エンジニアとして自分に不足している能力を見出したいと思っております。参考:サントリーインターンシップ合格者ESこのESのように、結論先行で簡潔に述べることができれば分かりやすくなります。上記の合格者の回答は志望動機を自分が挑戦したいこと、なぜサントリーの研究部門でなければいけないのか、そしてこのインターンシップで具体的に経験したいことを多角的に、なおかつ簡潔にわかりやすく述べられている点がよいです。上記のフレームワークにも大筋で沿って書かれており、抑えるべきポイントを抑えているESといえます。設問2◆サントリーのインターンで試してみたい知識、経験、学んできたこと(大体200~400字)設問の意図学生時代の経験と志望動機を組み合わせたような設問です。ここでの学生時代の経験に関しては、学業について書くことがマストでしょう。志望動機については、上記で問われているため、ここでは学生時代の知識経験をインターンでどう活かすか、更にもう一歩踏み込んで書くことができればよいでしょう。意図を踏まえた回答方針このような設問では知識、経験が何であるかといったエピソードそのものに意識が向いてしまいがちです。しかし、そこで見られているのは経験が何かだけではなく、その経験によって自分がどのように成長でき、どんなことを学ぶことができたのかです。自分の経験がインターンでどのように活かすことができるのかを明確に書きましょう。今回の生産研究部門では、主に基盤研究や、商品開発、技術開発等を手掛けているようです。研究開発に自身の専攻がどのように活きるのか深く踏み込んで書くことが望ましいでしょう。合格者の回答貴社のインターンシップで試してみたい知識・経験は2つあります。1つ目は、「専攻の化学工学」です。学部時には3人1組のチームで、化成品の製造プロセスの開発を行いました。反応工学や分離、熱力学など化学工学の知識を活用し、1つのプラントを設計した経験は、貴社のインターンシップでの課題解決でも直接役立つのではないかと考えております。2つ目は、「研究生活で身に着けた論理的思考力」です。研究では仮設を立て、実行し、結果の考察をして次の方針を決めるというサイクルを繰り返してきました。また、研究室のゼミでは、自分の考えていることをわかりやすく簡潔に伝える必要がありました。以上の経験から、大学入学時よりも論理的思考ができるようになったのではないかと考えているため、実際の業務の場でも、自分の論理的思考力が通用するかどうかを試してみたいと考えております。参考:サントリーインターンシップ合格者ESこの回答は自分がこのインターンシップでやりたいこと、そして自身の経験の具体的なエピソードを述べる事で合格者の人柄が採用担当者にも理解しやすく述べられています。また、研究室での「化学工学」の研究経験を活かし、インターンシップで活躍したいと述べられており、研究に熱心に取り組んできた積極性が伝わってきます。もっとも、上記のエントリーシートの研究内容の部分に加え、その経験からインターンシップで試したい理由と試す内容をさらに具体的に述べられればより良いでしょう。企業のインターンシップに自身の経験が役立つ結果どうなるのかを明示して、インターンシップで試したい理由に紐付けられると論理的にまとまります。設問3◆動画テーマ:「あなたが研究において大事にしている言葉は何ですか?」(30~45秒)設問の意図動画である意図はESだけではわからないその人の人柄を確認するためだと考えられます。企業側は最低限の身だしなみ、話し方、表情など、どのような人間なのかを見ています。「研究において大事にしている言葉」とあるように、自分を客観的に見て、自己分析し、自身で大事にしていることを言語化して、相手にわかり易く伝える能力が問われているでしょう。意図を踏まえた回答方針動画とESの決定的な違いは、容姿が見える点です。当たり前のことですが、容姿に関しては企業に好印象を与えられるほうが好ましいです。また、話す内容としては生産研究をする上で、研究結果を考えたり提案することが求められます。そこで、他のメンバーとディスカッションしたり、他部署に提案したりする際、コミュニケーション力が必要です。動画を通じて、コミュニケーションスキルがある程度あり、『やってみなはれ』という理念に通ずる積極的な姿勢をアピールできるといいと思われます。その上で、自身の大事にしてる価値観を伝えましょう。なぜ、その価値観を持ったのかきっかけを完結に説明します。大事にしている言葉を意識して研究に取り組んだ結果どのようになったのか、何を得たのか説明できるときれいに収まるでしょう。合格者の回答○○です、よろしくお願いします。私が研究において大事にしている言葉は「常に、自分が今なにをしているかを問いながら続けよ」というものです。これは研究室のゼミで言われた言葉なのですが、それ以来自分の中で大切にしているものです。常に目的を意識しながら取り組むことで、研究方針のブレが最小限に抑えられ、限られた時間の中で効果的な研究を進めていくことができると考えています。以上で終わります。この回答は、容姿についてはわからないので、コンテンツに関して解説します。はじめに、構成として、大事にしている言葉を紹介しています。その上で、大事になったきっかけ、大事にしている理由を明示しています。まず、構成はわかりやすいです。結論ベースで述べられています。ただ、時間制限があるので調整が必要ですが、大切にしていることでどのような成果がでたかを説明できると、大事にしている言葉の価値を伝えられるでしょう。サントリーインターン内定者:19卒の回答◆サントリーの生産研究部門でインターンを体験してみたい理由(大体440~480字)(2018)◆サントリーのインターンで試してみたい知識、経験、学んできたこと(大体440~480字)(2018)文字数は異なりますが、ESの質問が同じだった19卒の生産研究部門の合格者のESも掲載しておきます。見比べるなどして参考にしてみてください。◆サントリーの生産研究部門でインターンを体験してみたい理由(大体440~480字)(2018)一つ目は、自分の思いを叶えられる場所だと考えるからです。私は以前から、人々に影響を与え、人々の生活が豊かになる“モノ作り”をしたい、という思いを抱いています。生活が豊かになることに最も密着しているのは、食品だと考えます。この思いを叶えるために自分だからできることを考えました。その結果、自身の持つ専門知識を食品の生産に生かすこと、という結論に行きつきました。また、貴社の研究部門では、誰もやったことのないことに挑戦し、多くの発見や独自の技術を生み出しています。二つ目の理由は、そのような発見が生まれる現場を見、「やってみなはれ」の精神を肌で感じたいからです。三つ目は、他分野を専攻する学生と知り合えるからです。彼らと議論を交わすことで、自身の視野が広がり、柔軟な発想を培うことができると考えます。以上より、食品業界の中でも貴社の、生産研究部門のインターンシップへの参加を志望します。◆サントリーのインターンで試してみたい知識、経験、学んできたこと(大体440~480字)(2018)私は貴社のインターンシップで、学生生活で学んだ専門知識や、留学での経験を試したいと考えています。現在、所属している研究室では細胞機構そのものを純粋に追及していますが、研究を進めるにつれ、微生物の知見が人々の生活にどのようにつながるのかを知りたい、という思いが次第に強くなりました。さらに、普段扱っている知識がその際にどのように生きていくのかを実感したく思い、また、自分の力がどこまで通用するのか試したいと思っております。また、オーストラリア短期留学で、初対面の人々と協力して一つのプレゼンを作り上げるという経験をしました。様々な背景を持つ人をまとめるのは簡単ではありませんでした。しかし、持ち前の粘り強さを発揮し乗り越えた経験があります。この経験をグループワークで生かすことができるか挑みたいと思います。サントリーのインターンESの回答方針のまとめ受ける部門によって実施期間やインターンの雰囲気など異なりますが、ESの設問は共通しています。3問中2問が例年と同じであり、他の部門でも同様の質問が問われているため、他の部門のESも参考になります。『志望動機』と『サントリーで試してみたい知識・経験・学んでみたいこと』は今後の本選考でも問われる基本的な質問となる可能性が高いです。合格者のESから考察するに、以下の価値観と熱量を盛り込むといいと思われます。・常識を疑い、チャレンジしていく人・何かを成し遂げた結果、周りから信頼された人・自分だけではなく、周囲にも気を配れる人何度もお伝えしていますが、サントリーは自社の理念『やってみなはれ』への共感、つまりチャレンジ精神を大事にしているようです。物怖じせず積極的に物事に取り組むことができる学生を求めていると考えられます。また、食品メーカーひいてはサントリーという飲料メーカーのインターンを経験して、サントリーをもっと知りたい、他の業界、企業ではなくサントリーを志望したいという熱量を伝えられると好印象を受けます。インターンシップは実際に企業をみて、企業の雰囲気などを知れるとても貴重な機会です。エンリーシートの後は、1回の面接があります。ぜひ内容の濃いエントリーシートを作り、合格に結びつけましょう。サントリー面接対策実際にES通過者が面接で聞かれた質問を掲載します。その上で、回答方針を示していきます。面接について面接官年次の高い社員が複数名学生1名面接までの流れ待合室で社員や待機中の学生とフランクな感じで話した後面接となります。質問内容・自己PR・研究内容の説明・インターン志望動機・サントリーのインターンをなぜ選んだのか・逆質問など質問に対する回答方針今一度、サントリーが求める人物像を確認します。・常識を疑い、チャレンジしていく人・何かを成し遂げた結果、周りから信頼された人・自分だけではなく、周囲にも気を配れる人質問内容は本選考でも問われるような一般的な質問が多いようです。そのため、それぞれの質問において上記の人物であることをアピールすればいいでしょう。また、当たり前のことですが「論理的思考力」や「コミュニケーション能力」などの人柄も採用基準になっている可能性があることを選考体験者の声から予想されます。理由としては、商品開発は一人ではできず、お客様、他の社員、消費者など周囲から信頼を勝ち取り周囲との協力があって作り出せるものです。そのため、研究開発部門でも、論理的に説明する能力とコミュニケーション能力などの素養は必要になってきます。最後に今回はサントリーインターンシップの選考対策をES・面接に分けて解説しました。受け入れる学生数が多くない点から、サントリーが求める人材の分析から念入りに行う必要があるでしょう。それに加えて、自身の人物像を的確に紹介できればインターン合格はおろか内定まで取得できるかもしれません。人気企業なので倍率は低くないと思いますが、ぜひがんばってください。当記事があなたの助けになれば幸いです。関連記事:サントリーの選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから・・・・・・・食品メーカー完全攻略記事一覧
- 【サントリーのES対策】求める人材を理解して採用レベルの志望動機・ガクチカへ 46,604 views BOSSやザ・プレミアム・モルツなどの大ヒット飲料を、多数世に輩出してきたのがサントリーです。飲料部門ではコカ・コーラグループに次いで2位、酒類ではキリンホールディングスに次いで3位というポジションに立っています。今回はそんなサントリーの求める人材と本選考のESを解説します。本記事のコンテンツ・サントリーの求める人材・サントリー本選考ES設問└一つ目の設問└二つ目の設問・最後にサントリーの求める人材ここからは、経営理念として「やってみなはれ」を掲げるサントリーが求める人材を一緒に考えていきましょう。まずは営業担当の社員の方を取り上げてみます。言うまでもありませんが、この業界には強力な競合他社がひしめき合い、凌ぎを削っています。飲食店には複数のメーカーの商品を扱っているお店もあれば、1社が独占しているお店もあります。当社の商品の魅力・提案力をアピールし、存在感を示すことでいかにシェア拡大を図るかが私のミッションになります。当初は既存のお客様を維持するのに精一杯でしたが、ある新規開拓を契機に大きな成長を遂げることができました。そのお客様は都内で4店舗を展開する老舗の焼鳥チェーン店で、味の評判もよく繁盛店として知られていました。しかし、その店はある競合他社が樽生ビールを独占。しかも、その競合他社とは80年以上の取引関係があり、難攻不落のお店でした。そこをいかに切り崩すか。こうした競合他社の老舗盛業店を攻略すれば、周囲への波及効果も大きく、当社の存在感をアピールできると考えました。まずは経営者の方とのリレーションシップを築くために、足繁く通いながら、さまざまな情報収集に努めました。《中略》このお店の場合は料理の評判も良く、経営者も本格的な味にこだわる方でしたので、当社の看板ブランドであるプレミアムモルツやウィスキーの白州など、味には味で対抗しようと、当社の商品の品質をアピールする正攻法で臨みました。それが功を奏して、徐々に関心を寄せてくれるようになりました。大きなターニングポイントとなったのが、武蔵野ビール工場の見学。製造過程をしっかり見てもらい、味を実感していただき、信頼を勝ち得ることができました。そして何よりも、工場見学では一日を通して、経営者の方と話ができますので、より信頼関係が深まります。今年の5月、プレミアムモルツへの完全切り替えを達成。引用:サントリーホールディングス新卒採用「料飲店営業」この営業担当者は、競合メーカーのビールを独占的に取り扱うチェーン店における、サントリービールの取扱量を増やすために、チェーン店経営者との信頼関係構築を目標に掲げました。実際、味にとことんこだわるその経営者に、サントリー社製品を何度も勧めたり、ビール工場に招待し、同社ビールの質の高さを理解してもらったりすることで、信頼関係を築くことに成功。プレミアムモルツを取り扱ってもらうというゴールを達成するに至りました。以上の「味にこだわりを持つ経営者のニーズに応える施策を実行して信頼関係を構築し、サントリービール取扱店を新たに開拓した」という点を考慮し、「」に照らし合わせて考えると、「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行までを行える」や「5.今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる」といった素質のある人材が、サントリーには求められているように感じられます。次に、ウイスキーの商品開発に携わった社員の方の挑戦も紹介します。当時の私の役割は、ウイスキー部が考えた戦略を営業の現場に橋渡しをしていくことです。通常、商品開発では、全体を統括するブランド担当がいて、中味を考える担当者と、私のような決まった戦略を営業現場につなげる担当者というチーム編成です。今回の「ハイボール」復活は一朝一夕に成し遂げられたものではありません。先人たちのトライ&エラーの歴史の上に築かれたものです。私たち自身も、営業現場と連携しながら、地道にトライ&エラーを繰り返しながらの戦いでした。最初はジョッキで飲むことやレモンを入れることに、社内でも大きな反対意見や抵抗がありました。「角瓶」は70年以上もの歴史のあるウイスキーです。さまざまな意見が出るのは当然のことです。しかし、私たちにも何とかウイスキー市場を盛り上げたい、「角瓶」を飲んでもらいたいという強い思いがありました。たとえ、役員の方に反対されようとも、これでいけると確信したときは、最後までやり遂げようという思いは強かったですね。幸い、「やってみなはれ」精神で、思う存分、やらせてもらうことができました。引用:サントリーホールディングス新卒採用「ハイボール復活プロジェクト」このプロジェクトの中で、ウイスキーブランド部は、ウイスキーを気軽に飲んでもらうために、ジョッキで飲むことやレモンを入れることを提案しましたが、70年以上もの歴史を持つウイスキー「角瓶」のそうした気軽な飲み方に、社内からは強く反対の声が上がりました。しかし、「ウイスキー市場を盛り上げる」という強い意志の下、「売れない」「作り方が面倒くさい」といった居酒屋のニーズを営業部から吸い上げたり、コストの掛かるCM制作を宣伝部に依頼したりすることで、施策に反対する役員の理解も得て、ハイボール市場の復活を果たすことに成功しました。こうしたことを踏まえると、5つの強みのうち、「4.価値観や立場を異なる人と協力して成果をあげることができる」も求められていると考えられます。サントリー本選考ES設問ここではサントリーのESの設問を確認していきましょう。①サントリーで具体的にやってみたい仕事とその理由を書いてください。②今までの人生における『挑戦』または『創造』の経験について~サントリーは「やってみなはれ」精神で、様々なことに挑戦し、新しい価値を創造してきました。チャレンジ精神あふれる皆さんのエントリーシートを楽しみにしています~(A4一枚)引用:サントリーエントリーシート一つ目の設問サントリーで具体的にやってみたい仕事とその理由を書いてください。いわゆる志望動機に近い設問であるといえるでしょう。答え方次第では、志望度の高さをしっかりとアピールすることができるはずです。実際に社会に出て働いたことがない学生にとって、この設問に答えることは容易ではありませんが、そういった時は先人の知恵を借りましょう。unistyleに掲載されたESを見たり、実際にOB・OG訪問で社員の方の話を聞いたりすることは、この設問に回答する際、大変有用であると思われます。参考:→仕事を通して成し遂げたいことを述べるための思考方法を提示します。基本的な志望動機の書き方を確認したいという方は下記の動画も参考にしてもらえればと思います。志望動機の書き方のポイントが端的にまとめられているので、動画でサッと確認したいと思っている方にオススメです。内定者の回答ここでは実際のES回答例を参照してみましょう。家庭用営業をやってみたい。営業ならば、サントリー商品の良さを末端で伝えることができ、自身の仕事によってファンを増やしているというのが実感しやすいと考えたからである。これは、学生時代所属していたアメフト部での新入生勧誘を通じてチームのファンを増やす喜びを味わい、社会人においても自身の属する組織において、自社や自社製品への愛着を広める仕事がしたいと考えたことがきっかけである。自分の仕事結果が売り上げとなり、ファンを獲得し、直接会社に貢献できるというのも魅力的だが、取引先の店舗担当者ともチームを組み、お互いの利益となるようにお店の課題を見つけ、提案し、成果を出すことで共に喜びを分かち合えることにも非常に魅力に感じる。これらのために、自身の強みである組織のために周囲を巻き込みながらがむしゃらにやりきる私の強みが活かせると考える。やってみなはれの精神が根付いている貴社でこそ、がむしゃらにチャレンジさせてもらえる環境があると考えている。引用:サントリーエントリーシート上記ESでは、「家庭用営業をやってみたい」という目標を掲げていますが、学生時代アメフト部で学んだ「ファンを増やす喜び」を経験として織り交ぜることで、ストーリーに説得力を持たせています。特に「組織のために周囲を巻き込みながらがむしゃらにやりきる」という強みを記述することで、先ほど紹介した企業に伝えるべき強みのうち、「4.価値観や立場を異なる人と協力して成果をあげることができる」をしっかりとアピールできていると考えられます。二つ目の設問今までの人生における『挑戦』または『創造』の経験について~サントリーは「やってみなはれ」精神で、様々なことに挑戦し、新しい価値を創造してきました。チャレンジ精神あふれる皆さんのエントリーシートを楽しみにしています~(A4一枚)「やってみなはれやらなわからしまへんで」創業者である鳥井信治郎には、周囲から反対を受ける度に、この言葉を発して決して諦めなかった、というエピソードがあり、この設問では、まさにこの精神を体現した体験を述べることが求められています。A4一枚という分量が与えられており、字数には余裕がありますが、だからこそ見やすさには細心の注意を払いましょう。内定者の回答以下、実際のESを紹介します。「チームリーダーに必要なことは何かを考え、実行してきた」これこそが、私の人生における挑戦です。高校時代に全国大会に出場したこともあり、「ただテニスが上手いから」という理由で、私はサークルの主将に任命されました。しかし、当時の自分の課題として、「そもそも人前で話すことが苦手」「今までチームマネジメントをしたことが無かった」という現状がありました。そこで、この状況をピンチではなくむしろチャンスだと捉え、これを機に自分の課題を克服することを決意し、同時に学内団体戦においてチームを初優勝に導くことを目標に掲げ、以下の二点の取り組みを行いました。①「自分自身の改革」→まず、チームをマネジメントする上で自分の最大の弱点であった「人に言葉で伝えること」を克服する取り組みを行いました。具体的には、授業中に積極的に発言することや、ゼミ研究での発表を積極的に行うなどして、常日頃から「緊張しやすい場面で喋る」ことを心掛けることで、人前で喋ることに慣れました。また、満員電車や入浴中など、他に何もやることが無い時に、何かのテーマを決めて頭の中で説明する訓練」を行うことで、流暢かつ論理的に説明するスキルが身につきました。これらにより、人前で喋ることへの苦手意識を無くし、部員により分かりやすく指示を伝えられるようになりました。②「組織の改革」→優勝という目標に向け、これまでの敗因を分析した結果、「個々の実力不足」と「チームの一体感の欠如」が問題であると考え、これを解決する取り組みを行いました。まず、「個々の実力不足」については、これまで話し合いで決められていた代表選手の選出方式を、部内戦による実力主義に変更しました。これにより、部員同士を切磋琢磨させることで、ほぼ固定化されていたレギュラー陣に危機感を与え、個々の技術力と精神力の最大化を実現することが出来ました。次に「チームの一体感の欠如」については、目標の共有を徹底して行いました。具体的には、月に一度、全員で必ず練習する機会を設け、終わった後はミーティング、飲み会を行いました。そしてその都度、優勝するという目標を共有したところ、次第に一人ひとりが「絶対に優勝しよう」という言葉を口にするようになり、より一層練習に励むようになりました。また、試合当日は全員が応援に駆け付けるようになり、声援を送り続けたことで、チーム全体に勢い、一体感が生まれました。これらの取り組みを行った結果、効果的なチームマネジメントを実現することができ、目標通り、「創部40年来初の早稲田大学内のサークル対抗戦優勝」という成果を上げることができました。またこの経験から、「チームマネジメントの手法」、そして何より「何かの課題を解決するうえで、絶対に逃げないことの重要性」を学びました。引用:サントリーエントリーシートこの学生は、主将に任命されたテニス部での「自己改革」並びに「組織改革」の経験を取り上げています。特に、実力主義やミーティングを取り入れることで、チームの実力と一体感を強化し、優勝を勝ち得た、という経験から、「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行までを行える」や「5.今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる」といった能力を存分にアピールできているように思われます。また最後の一文で、「チームマネジメントの手法」や「絶対に逃げないことの重要性」を学んだという「方法論」を記述することで、入社後も活躍してくれそうな人材であるということをしっかりとアピールすることができています。また、ここでご紹介したのは文章でしたが、A4一枚を写真中心にしたり、絵やカラーを使って内容が伝わりやすくするといった工夫を凝らした書類通過者も多くいるようです。参考:参考:サントリーのES・選考レポート一覧最後に今回は日本を代表する飲料メーカー、サントリーが求める人材を紹介させていただきました。「やってみなはれ」という自由闊達な企業文化を体現するようなES内容に驚いてしまう方も多いかもしれませんが、しっかりと構成を組み立てながら書いていけば、奇抜さがなくても、「自分」という人間を伝えることができるでしょう。OB・OG訪問の機会を大切にしながら、ESをブラッシュアップしていきましょう。参考:サントリーのエントリーシート・選考情報→サントリーの本選考・インターンESおよびレポートを提示しています。
- サントリーホールディングスの採用大学・文理・男女別採用人数|合格者ES付き 39,782 views サントリーホールディングスの選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらからサントリーホールディングスは、洋酒、ビール、清涼飲料などを製造している日本を代表する飲料メーカーです。コーヒーの「BOSS」やアルコール飲料の「角ハイボール」「ストロングゼロ」など昔から人気のある商品から、最近話題の商品までコンスタントにヒット商品を生み出しています。飲料製造事業以外にも健康食品・化粧品事業や外食・中食事業も行っており、幅広いジャンルの事業に取り組んでいます。本記事では、サントリーホールディングスの内定者実績を採用大学・男女別・文理別の3つの観点でまとめていきます。本記事の構成サントリーホールディングスの採用大学内訳サントリーホールディングスの男女別の採用人数サントリーホールディングスの文理別の採用人数サントリーホールディングスの選考レポートサントリーホールディングスの本選考合格者ES最後にサントリーホールディングスの採用大学内訳サントリーホールディングスの採用大学は以下のようになっています。※採用実績校は人数上位の大学のみを抜粋しています。各大学からの詳細な人数は各大学のホームページをご参照ください。文系(大)慶應義塾大学、早稲田大学、東京大学、同志社大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、一橋大学、立教大学、立命館大学、関西学院大学、中央大学、上智大学、明治大学、法政大学、学習院大学、関西大学、北海道大学、お茶の水女子大学、国際基督教大学、近畿大学、東北大学、九州大学、名古屋大学、学習院女子大学、京都女子大学理系(院)東京大学、京都大学、神戸大学、九州大学、東北大学、早稲田大学、東京工業大学、名古屋大学、広島大学、慶應義塾大学(大)大阪府立大学、東京薬科大学他参考:就職四季報2020・2019・2018就職四季報には、採用大学内訳については記載がありませんでした。所属する大学の採用人数内訳が知りたい場合は、大学HPにて就職実績が記載されているケースが多いため、そちらを参考にしてみてください。サントリーホールディングスの男女別の採用人数サントリーホールディングスの過去3年分の男女別採用人数は以下の通りです。新卒採用の男女比は毎年6:4程度になっています。サントリーグループでは2025年に女性管理職20%達成を目指すなど、ダイバーシティを推進しており、女性の採用も増えてきています。サントリーホールディングスの文理別の採用人数サントリーホールディングスの過去3年分の文理別の採用人数は以下のようになっています。毎年、文系の採用は理系の3〜4倍になっています。新卒文系学生の半分以上は営業職に就き、新卒理系学生のほとんどは生産研究職の配属となります。サントリーホールディングスの選考レポート今回は、サントリーホールディングスの20卒の体験記を一部抜粋して紹介します。サントリーホールディングスの本選考レポート一覧はこちらから本選考のフローについて結果連絡も含めて教えてください。エントリーシート(3月下旬〆切、4月中旬通過連絡)⇨GAB(4月下旬〆切、5月上旬通過連絡)⇨1次面接(5月下旬、翌日通過連絡)⇨2次面接(5月下旬、即日通過連絡)⇨3次面接(5月下旬、翌日通過連絡)⇨最終面接(6月上旬、即日通過連絡)本選考のためにした準備についてお答えください。OB訪問を複数人行い、企業についての理解を深めておいた。パーソナリティについて聞かれることが多くなると聞いていたため、自己分析や、他己分析を入念におこない、自分自身と向き合う時間を増やした。友人に受けている人が複数人いたため、互いに面接形式で自己分析に取り組んだ。パーソナリティ(特に自身の強み、弱み)、志望動機については特に言いたいことをまとめ、言い忘れることのないように準備した。時間が短いと言うことを意識し、とにかく結論ファーストで答えられるよう練習した。それぞれの面接およびGDについて、社員の人数および役職、面接を受ける学生の人数、面接会場、面接時間、質問内容、面接の雰囲気、面接の感想についてご記入ください。面接がない場合は「なし」とお答えください。【1次面接】面接官1:学生210分とにかく時間が短い。パーソナリティについてのみ聞かれた。オーソドックスな質問をされ、会話のような感じ。穏やかな雰囲気【2次面接】面接官1:学生1面接15分パーソナリティについて深く聞かれ、志望動機ややりたい仕事も少し聞かれた。穏やかな雰囲気。【3次面接】面接官1:学生115分就活の状況や志望度、軸について聞かれた。その後にESに書いてあること以外で頑張ったことや、幼少期について聞かれた。【最終面接】面接官2:学生115分今までと違う部屋に通される。ほとんどがパーソナリティの話で、志望動機とやりたい仕事を少し聞かれる。自身の強みと、それがどうやりたい仕事に活かせるのかを聞かれた。本選考において評価されたと感じたポイントや選考において重視されていたと思う点についてお答えください。3次面接の前日に人事の方と面談させていただから機会があり、そこでは明るい人柄や、楽しそうに話をする姿、端的に話を伝える能力について評価されているとお聞きした。また、サントリーへの熱意が伝わったとも教えていただいた。面接において印象に残った・回答に困った質問をお答えください。小学校の頃の人柄はどうして形成された?サントリーホールディングスの本選考合格者ESここではサントリーホールディングスの合格者ESを抜粋して紹介します。内定者レベルのESを参考にすることで、どのような点が評価されているのかを分析しましょう。サントリーホールディングスの合格者ESはこちら書類選考通過者実際のES・サントリーの生産研究部門で具体的にやってみたい仕事とその理由私は貴社の生産技術の仕事に携わり、世界で活躍するエンジニアになりたいです。既存プロセスの改善により、プロセス全体を俯瞰的に見る視野を養った後に、将来は世界中の工場で新技術を導入するプロジェクトに携わりたいです。貴社の生産技術の仕事に携わりたい理由は三つあります。一つ目は、老若男女問わず愛される貴社の製品を、世界中のお客様にお届けすることで人々の豊かな生活に貢献したいと考えているからです。二つ目は、関わる人の多さです。様々な部署の方や工場内の方と関わることで、幅広い知識や考え方を吸収し成長できる点や、多くの人と協力して働くことができる点に魅力を感じています。最後の三つ目は、自身の“やってみなはれ精神”を存分に発揮できる仕事・環境があると考えたからです。インターンシップでの経験を通じて、エンジニアの仕事は責任感が大きい反面、自分の考えを持ってチャレンジできる、やりがいのある仕事だと感じました。そして、強いこだわりを持って働く社員の方を見て、私もその一員になりたいと思うようになりました。・今までの人生における「挑戦」または「創造」の経験について(A4一枚)ラクロス部における4年間の創造と挑戦「体力作りの練習改善に挑戦~恐れず、変化を起こす~」私は部で体力練習係のリーダーとして、従来のただがむしゃらに走り込み、筋力トレーニングをしていた練習の効率性に疑問を感じ、また、ボールを使った実践的な内容に比べて、部員のモチベーションや積極性が低くなっているという問題に向き合いたいと考え、改善することを決意しました。【問題点】ほかの部員とも話し合い、以下の2点が問題点であると分析しました。①効率の良い練習を行えていない②体力練習に対するモチベーションが低い【改善策】部員全員の体力向上と意識の改善を目標とし、以下の2点を改善策として実行しました。①体力練習を効率的でラクロスに適したものに改善する係のメンバーも巻き込み、トレーナーの元でラクロスに適した効率的な練習を勉強し、その知識をベースとして試行錯誤を重ねました。そして効率よく、ラクロスに必要な短距離を速く走る走力、長距離を走り続けるスタミナや体幹を強化することのできる多様な練習メニューを作り上げました。そして、いかに意義のあるものか熱く伝えることで、チームに浸透させました。②やりがい・楽しみのある練習も取り入れることでモチベーションを保つ体力練習を行うことは目に見える効果を得ることができる反面、辛さもあります。そこで、オフシーズンには、大学の近くにある砂浜や山で練習を行う日の導入を提案しました。砂浜や山では身体へ自然と負荷をかけることができるだけでなく、新鮮な気持ちで練習に取り組むことができると考えたからです。【結果】効率的な練習の導入により、部員の走力や体幹の強さは飛躍的に向上し、試合での勝率も上昇しました。そして、部内での体力練習に対する意識も大きく高まったように思えました。また、新しい体力練習や砂浜・山での練習は部内で認められ、引退してからも後輩達が受け継いでくれています。この経験を通じて問題解決に向け周囲と協同し、新しい事に果敢に挑戦する姿勢を身に着けることができたと考えています。最後に本記事ではサントリーホールディングスの採用実績をまとめました。unistyleでは何度もお伝えしていますが、採用実績はあくまでも参考程度に留めておきましょう。「」でも述べていますが、学歴は複数ある評価基準のうちの1つの基準でしかありません。自らが志望する企業であれば、採用実績の有無に関わらず選考にぜひ挑戦してみてください。サントリーホールディングスの選考対策記事は以下の関連記事からお読み頂けます。十分対策をした上で選考に臨みましょう。関連記事サントリーホールディングスの選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらからサントリーホールディングスの本選考対策記事