unistyle

MENU

更新情報2019/01/07(月)内容を更新しました!

「つらい営業経験がマーケティング・商品企画に活きる」という日系食品・消費財メーカーの考え方

「つらい営業経験がマーケティング・商品企画に活きる」という日系食品・消費財メーカーの考え方

掲載開始日:2016年06月01日
最終更新日:2019年01月07日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

日系の食品メーカーや消費財メーカーにおける初期配属の多くは、メーカーではありますが地道な営業を伴う部署だったりします。華やかなマーケティングや商品企画といった志望動機を話す人が多い中で、営業に対する理解と適性を示せるだけで、高倍率のメーカーでも内定の確率が高まります。

今回は、多くの日系メーカーに存在する「つらい営業経験がマーケティングや商品企画に活きる」という考え方について紹介したいと思います。

メーカーの配属の多くは営業

前述の通り、メーカーを受ける人の多くはそのメーカーの仕事内容を理解しているわけではありません。そのため、志望動機も下記のような商品企画に関わるものがかなり多いといえます。

(食品メーカー文系総合職の志望動機)

健康的な食品開発に関わりたいと思い、御社を志望しています。
祖父がガンで亡くなった経験や両親が健康に人一倍気を使う家庭だったことから、健康的な食品を多くの人に届けたいと思っています。貴社では、おいしくかつ健康によい商品の開発に関わることで夢を叶えたいと思っています。

こうした志望動機は非常に多いのですが、実際には営業に配属されるケースも多いことから、「営業に配属されてもいいの?」「うちの仕事はイメージしてるような花形の企画の仕事ばかりじゃなくて、泥臭い営業の仕事もあるけど大丈夫?」といった質問をされるケースがあります。

また、会社によっては、面接のうちから「営業にとって大事なことはなにか?」といった質問をするケースがあります。

もちろん、会社によっては最初からマーケティング部署で採用、商品企画で採用など部署別採用を進めている会社もあるのですが、メーカーを支えているのは営業の仕事であり、メーカーの営業職につく人も多いのが現実です。

食品メーカー、消費財メーカーの営業では、担当する店舗の店長やエリアマネージャーの方などと話しながら、より目立つ商品配置や商品販売の企画を提案していくことで、自社の商品の売上を伸ばしていく仕事になります。かなり地道な提案と、売上ノルマに追われるという中々大変な仕事です。

こういった華やかな世界の裏側の地道な部分を理解しているかその部分に対する適性も示せるかは日系の食品・消費財メーカーを受ける際の一つのポイントとなるでしょう。

営業経験が商品企画やマーケティングに活きるという考え方

unistyleのロッテの企業別選考対策の記事では、下記のような営業経験が商品企画に直結すると語る社員の採用HPを紹介しています。

「1997年、キシリトールガムの登場によって、ガムを噛む新たなシーンが誕生しました。それと同じように、提案次第でユーザー層を拡大させることはいくらでも可能なはずです。試してみたい施策は山ほどあり、考えるだけで楽しくて仕方がありませんでした。(笑)」

これはまさに、戦略こそ彼の天職なのだろう。と、思いきや、意外なことに彼は「そんな自分があったのは、入社後8年間の営業経験があったからこそ」と言い切った。

「新人時代、思うように商談が進められなかったもどかしさ。ライバル商品になかなか売上で勝てなかった悔しさ。そうした思いが、戦略を立案するうえでも最大のモチベーションになります。営業現場で味わった苦労が“断トツで売れる商品を生み出したい”原動力になるのです。」

ただユニークなだけの、机上のアイデアでは勝負にならない。実体を伴った、地に足のついた戦略を構想できる人材がいる。この点こそロッテの、何よりの強みである。

キシリトールという大ヒット商品を生み出した原動力となったのが、ライバル商品になかなか勝てない悔しさだったとのことです。営業として辛酸を舐めた経験があったからこそ、大ヒット商品を生み出すことに繋がったとのことです。

営業として現場を数多く見てきた経験が、地に足の着いた戦略、商品企画、マーケティングに繋がると考える人は多く、営業からマーケティング、商品企画に転身する人も多いといえます。

完全職種別採用の外資系メーカー

一方で、P&Gやロレアルなどの外資系メーカーでは新卒から職種別採用を行っており、マーケティングで入社すれば一生マーケティング、営業で入社すれば一生営業といった採用手法をとっています。そのため職種によって難易度が異なり、社内のヒエラルキーも若干異なるといったことがあるようです。

前述の日系メーカーの考え方とは異なり、新卒から専門職として育成するのが多くの外資系メーカーがとっている手法の一つです。

現場の営業経験がマーケティング・商品企画に活きるという考え方も、外資系メーカーのように専門職として育成するという考え方もどちらが正しいということは現時点でははっきりとはいえないでしょう。

考え方の違いが起こる背景として、日系メーカーが終身雇用を前提とした育成を考えているのに対して、外資系メーカーが高い雇用の流動性を前提として即戦力となる人材を採用したいと考えていることがあると考えられます。

どちらの考え方を好ましく思うのかは、受ける就活生自身の好みに大きくよるでしょう。

最後に

日系の食品・消費財メーカーは知名度が高いものの、仕事内容や実際にどんな部署に配属されるかまで理解して志望している学生は少ないといえます。

最初は営業職に配属される可能性も理解した上で、それでも食品・消費財メーカーを志望するのか、もう一度企業選びの軸やキャリアについて立ち返った上で考えてほしいと思います。

 

photo by kleuske

unistyle
新規会員登録
unistyle
unistyle
24,027枚以上の企業ES・選考情報が見放題
unistyleに無料会員登録