総合商社内定者が語るベンチャー企業のススメ

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最終更新日:2022年03月29日

総合商社内定者が語るベンチャー企業のススメ

こんにちは。16卒の総合商社内定者です。

私は幸いにも、入社する商社含め複数社の内定を頂くことができましたが、自分の就職活動の中で大きな転機となったのは社員数100名程のベンチャー企業の選考を受けたことでした。

ベンチャーの選考を通じて社長や内定者と話す機会があり、彼らのキャリアの考え方、得てきた経験に魅力を感じずにはいられませんでした。

上記のコラムでも説明している通り、ベンチャー企業の選考を受けることは非常に意味があると思います。

特に私はベンチャー企業の選考を通して様々なタイプの経営者と話すことができ、刺激を受けました。

またベンチャー企業の選考は通年で行っている会社が多いように感じます。良い人材がいればいつでも採用するという考えがあるためです。つまり今この記事を見ている就活生のみなさんは明日にでもベンチャー企業の選考に足を運ぶことができるということです。

自分のことを360°の方向から見てくれる

ベンチャー企業の選考は面接の回数が多く、最終的には経営者に会うことができるでしょう。また場合によってはインターンなどを行い、実際に働いている姿を見て採用するか判断する会社もあるでしょう。

ここで言っておきたいのは大企業に比べて間違いなく学生一人あたりにかける時間は長いということです。社員一人あたりが会社にもたらさないといけない利益の比重が大企業に比べ高いので、当然そう考えられますね。

そしてなによりも魅力なのは創業者である社長と会い、思いの丈をぶつけられることですね。就活をしていないと経営者と会う機会は少ないと思います。大企業であればなおさらです。

人を見る目が肥えている経営者と実際に会って面接をすることには大きな価値があり、実際のその立場からのフィードバックをもらえるのはその後の就職活動に良い影響を及ぼします。

私も内定を頂いた会社からは面接を通じてのフィードバックを冊子でもらい、社長からコメントも頂きました。この冊子はオリジナルなため、内定者一人一人にオーダーメイドで配布されます。

優秀な内定者と知り合える

私は内定を頂いたベンチャー企業の内定者合宿に参加しましたが、そのメンバーの意識の高さに驚かされました。

起業経験者や海外インターン経験者が多く、そういった学生と共にチームビルディングの課題に取り組むのは普段できない経験であったため非常に刺激を受けました。

またその後も内定者とは繋がっているため、就職活動を有利に進めるための情報網を構築することができました。

就職活動を通してベンチャー企業や外資系企業に対して凝り固まった先入観から選考を受けずに食わず嫌いになっている学生が多いように感じました。

外資系は英語が話せないと採用されないなどのイメージがあると思いますが、決してそんなことはありません。ベンチャー企業も規模が小さく、実際に働くイメージがつかないことからそもそも選考を受けようと思わない学生が多くいるように思えます。

どうやって受けるベンチャー企業を見つけてくるの?

ベンチャー企業の選考に乗るためには、unistyleやGoodfindや逆求人ナビなどのサービスを利用するのがいいと思います。

それぞれ選考への参加方法や選考スタイルが異なるので、自分の性格に応じてどの媒体を利用するかは考えたら良いでしょう。ちなみに私はGoodfindのヘビーユーザーでした(もちろんunistyleも使ってましたが笑)。

ベンチャー業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介

ベンチャー志望学生向けオープンチャットの紹介

unistyleでは業界別の就活用LINEオープンチャットを運営しており、数多くの就活生が匿名で就活に関する情報交換をしています。

実際にベンチャー業界志望者向けのグループでも、各社の選考に関するトークが活発に交わされています。

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ンシップやジョブに参加することは、本命企業の内定獲得に向けて非常に重要なポイントとなっています。本記事を参考に各社のインターン締切日を管理し、「効率的なエントリー・就活スケジュール設計」に役立てていただければと思います。→unistyleオリジナルの「エントリー企業管理シート」になります。スプレッドシートをダウンロードするだけで使用できますので、ぜひご活用ください。また、unistyleでは23卒就活生向けにLINEオープンチャットグループを運営しています。匿名で様々な就活生と情報交換をすることができるという便利な機能になりますので、"最新の選考状況や選考結果連絡の有無等をリアルタイムで確認したい"という方は、ぜひご活用ください。→unistyleでは23卒就活生向けに就活用グループを運営しています。上記記事に各グループの参加用URLを掲載していますので、興味のある方は記事からご参加ください。さらにunistyleでは、今後も23卒就活生向けに「インターンシップ/本選考のエントリー締切情報」を公開していく予定です。unistyleでは、各社のインターンシップ/本選考情報を日々更新しています。最新の締切情報を見たい方はこちらからご確認ください。まだ会員登録を済ませていないという方は、以下から早めに会員登録をしていただき、本サイトを有効的に役立ててもらえればと思います。 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【ES買取1社最大1000円】unistyleにエントリーシート(ES)・選考レポートを売って稼ごう 【ES買取1社最大1000円】unistyleにエントリーシート(ES)・選考レポートを売って稼ごう 既に就活を終えた学生の皆さん、就活が終わり必要がなくなったエントリーシート(ES)を捨ててしまっていないでしょうか?就活生の皆さんが1社1社時間をかけて作成したエントリーシート(ES)はunistyleに「売る」ことができます。「就活が終わって遊びたいけどお金が足りない」「効率よく稼ぎたい」という就活生にとって必要のなくなったエントリーシート(ES)を売ることができるのは魅力的ではないでしょうか。エントリーシート(ES)や選考レポートを、コピペや簡単に書き替えるだけで、素早く効率的に稼げるというメリットがあります。そこで本記事ではunistyleのエントリーシート(ES)買取について紹介します。エントリーシート(ES)を売るための手順や高く売る方法も紹介するので、是非参考にしてunistyleにエントリーシート(ES)を売ってみてください。本記事の構成unistyleにエントリーシート(ES)・選考レポートを売るための3ステップパソコンでunistyleにエントリーシート(ES)・選考レポートを売る方法スマホでunistyleにエントリーシート(ES)・選考レポートを売る方法エントリーシート(ES)・選考レポートの買取額はいくら?エントリーシート(ES)を高く売る方法エントリーシート(ES)を売る時によくある疑問に回答終わりにunistyleにエントリーシート(ES)・選考レポートを売るための3ステップ早速unistyleにエントリーシート(ES)や選考レポートを売る手順を紹介します。選考レポートとはインターンシップや本選考の内容や選考ステップなどを詳細に記したものになります。こちらもエントリーシート(ES)と同様に売ることができますので以下の解説を参考にしてみてください。エントリーシート(ES)・選考レポートはパソコン、スマートフォン(以下スマホ)から売ることができます。以下の3ステップで売ることができます。unistyleにエントリーシート(ES)を売る方法(1)会員登録・ログインをするunistyleにエントリーシート(ES)を売る方法(2)マイページに入るunistyleにエントリーシート(ES)を売る方法(3)ES・選考レポート回答を選択するここからはパソコン、スマホそれぞれでunistyleにエントリーシート(ES)を売る方法を解説しますが、以下ではまずパソコンでunistyleにエントリーシート(ES)を売る方法を解説します。パソコンでunistyleにエントリーシート(ES)を売る方法ここからはパソコンでunistyleにエントリーシート(ES)を売る方法を紹介します。unistyleにエントリーシート(ES)を売る方法(1)会員登録・ログインをするunistyleにエントリーシート(ES)を売る方法(2)マイページに入るunistyleにエントリーシート(ES)を売る方法(3)ES・選考レポート回答を選択する以下ではパソコンでunistyleにエントリーシート(ES)を売る方法を画像付きで解説します。パソコンでunistyleにエントリーシート(ES)を売る方法(1)会員登録・ログインをするunistyleにエントリーシート(ES)を売るためにはまず会員登録、ログインをしましょう。まだ会員登録をしていないという就活生は以下のリンクからから会員登録ができます。・unistyleの会員登録が完了していない方はこちら・会員登録済みの方のログインはこちらパソコンでunistyleにエントリーシート(ES)を売る方法(2)マイページに入る次にパソコンでunistyleのマイページに入る方法を解説します。パソコンで閲覧している場合はunistyleにログインすると下記の画面が表示されます。右上の「マイページへ」の部分からマイページに入ってください。パソコンでunistyleにエントリーシート(ES)を売る方法(3)ES・選考レポート回答を選択するパソコンでunistyleのマイページに入ると下記の画面が表示されます。インターンシップの選考レポート、本選考レポート、エントリーシート(ES)から売りたいものに合わせて(1)(2)(3)を選んでください。以上がパソコンにおけるunistyleへのエントリーシート(ES)・選考レポートの売り方になります。3ステップのみで手軽に売ることができるため、積極的にエントリーシート(ES)を売ってみてはいかがでしょうか。エントリーシート(ES)・選考レポートを投稿するにはこちらからログインをお願いします。スマホでunistyleにエントリーシート(ES)を売る方法ここからはスマホでunistyleにエントリーシート(ES)を売る方法を画像付きで紹介します。上記で紹介したunistyleにエントリーシート(ES)を売るための3ステップをもとに解説するため参考にしてみてください。スマホでunistyleにエントリーシート(ES)を売る方法(1)会員登録・ログインをするunistyleにエントリーシート(ES)を売るためにはまず会員登録、ログインをしましょう。まだ会員登録をしていないという就活生は以下のリンクからから会員登録ができます。・unistyleの会員登録が完了していない方はこちら・会員登録済みの方のログインはこちら上記の画像はこちらから入ることができるunistyleのトップページになります。画像に記した(1)(2)(3)いずれかから会員登録をすることができます。(1)をクリックした場合は以下の画面が表示されるため、会員登録か既に会員登録が完了している場合はログインを選択してください。またスマホで閲覧している場合、ログインするためには(1)を押すと表示される上記の画面からログインする方法のみになるので注意してください。スマホでunistyleにエントリーシート(ES)を売る方法(2)マイページに入るunistyleにエントリーシート(ES)を売る際にはログインした後に「マイページ」に入る必要があります。マイページ内にはエントリーシート(ES)提出フォームの他にも、気に入ったエントリーシート(ES)を保存しておける機能などがあります。スマホでunistyleにログインすると下記の画面が表示されます。画像右上に記した部分をタップすると以下の画面に切り替わります。上記の画面が表示されたら「マイページへ」をタップするとマイページに入ることができます。スマホでunistyleにエントリーシート(ES)を売る方法(3)ES・選考レポート回答を選択するスマホでunistyleにログインし、マイページにも入ると下記の画面が表示されます。(1)(2)(3)で記したインターンシップレポート、本選考レポート、エントリーシート(ES)回答フォームの中から売りたいものを選択し回答してください。エントリーシート(ES)・選考レポートを投稿するにはこちらからログインをお願いします。エントリーシート(ES)・選考レポートの買取額はいくら?unistyleにエントリシート(ES)・選考レポートを売る方法を紹介しましたが実際の買取額はいくらになっているのでしょうか。ここではunistyleにエントリシート(ES)・選考レポートを売る際の買取額をそれぞれ紹介します。エントリーシート(ES)買取額:0~500円/1社あたりunistyleにエントリシート(ES)を売る際の買取額は1社あたり0~500円になります。買取可能なエントリーシート(ES)はエントリーシート(ES)選考を通過したもののみになります。業界や企業、就活生からの人気、unistyle内での需給、更にはどの選考フローまで進んだかなどにより買取額が変わります。また設問の項目不足や内容が不十分なものは買取不可、0円となってしまうので注意が必要です。unistyleへのエントリーシート(ES)の提出フォームはこちらからログインをお願いします。インターンシップレポート買取額:100~1000円/1社あたりunistyleにインターンシップレポートを売った際の買取額は0~1000円となっています。インターンシップレポートは実際にインターンシップに参加した企業のみ買取可能となっています。インターンシップレポートを売る際はインターンシップの開催時期や開催場所、詳細な内容などが必要になるため、エントリーシート(ES)のようにコピペで提出することはできません。しかしエントリーシート(ES)よりも高額で買い取られることが多いためインターンシップレポートを売ることもおすすめです。インターンシップレポートの詳しい内容や文量については提出フォームに例が載っているため参考にしてみてください。unistyleへのインターンシップレポートの提出フォームはこちらからログインをお願いします。本選考レポート買取額:100~1000円/1社あたりunistyleに本選考レポートを売る際の買取額はインターンシップレポートと同様に1社あたり100~1000円になります。本選考レポートはエントリーシート(ES)の内容や選考フロー、それぞれの選考における社員の人数や面接の詳細などをまとめたものになります。売ることができる選考レポートは「実際に内定した企業」「最終面接で落ちてしまった企業」のみとなっており、内容が不十分なものは買取不可となってしまうため注意が必要です。本選考レポートもインターンシップレポートと同様に、エントリーシート(ES)より買取額が高いため積極的にunistyleに本選考レポートを売ってみてはいかがでしょうか。unistyleへの本選考レポートの提出フォームはこちらからログインをお願いします。エントリーシート(ES)を高く売る方法ここからはエントリーシート(ES)を少しでも高く売る方法を紹介します。あくまでも高く買取される可能性を高める方法にはなりますが参考にしエントリーシート(ES)を売ってみてください。実際に投稿されているエントリーシート(ES)と同等のクオリティを目指すエントリーシート(ES)、選考レポートを高く売るためには「実際に投稿されているエントリーシート(ES)と同等かそれ以上のクオリティ」を目指しましょう。既にunistyleに投稿されているエントリーシート(ES)はunistyleに有料で買い取られたものになります。そのため実際に投稿されているエントリーシート(ES)や選考レポートを参考に、最低限同じような文量になるようにしましょう。とくに選考レポートについてはコピペでは売ることができないため、既存の選考レポートを参考に就活生自身の経験を余すことなく書いたものを提出しましょう。内定した企業のエントリーシート(ES)を投稿するunistyleにエントリーシート(ES)を高く売るためには「内定した企業のエントリーシート(ES)」を売ることも有効です。unistyleでは内定した企業のエントリーシート(ES)は通常の倍の額で買取しています。そのため内定まで至らなかったエントリーシート(ES)を売るよりも効率的に稼ぐことができます。エントリーシート(ES)を売ろうと考えている就活生の中で、内定した企業のエントリーシート(ES)が残っている場合はunistyleに売ることで効率的に稼いでみてください。エントリーシート(ES)を売る時によくある疑問に回答ここまでの解説でunistyleにエントリーシート(ES)や選考レポートを売る方法や実際の買取額を理解できたと思います。しかしまだエントリーシート(ES)を売るのに不安や疑問点が残っている就活生もいるのではないでしょうか。ここではエントリーシート(ES)を売る際のよくある疑問に回答します。エントリーシート(ES)を売ったお金はいつ振り込まれる?振込形態はどうなる?本記事の上部でも触れましたが、エントリーシート(ES)を売ったお金は1度に売る量にもよりますが、基本的に2週間程度で振り込まれます。振込形態に関してはAmazonギフト券をプレゼントする形となります。銀行にお金が振り込まれるわけではないので注意が必要ですが、欲しいものを買いたい就活生にはAmazonギフト券は魅力的ではないでしょうか。エントリーシート(ES)や選考レポートの買取は企業にばれる?内定取り消しになる?結論からお伝えすると、エントリーシート(ES)を売る際に企業にばれる可能性はゼロではありません。しかし実際に企業にばれることは、ほぼないと言えるでしょう。理由としてunistyleに投稿されたエントリーシート(ES)や選考レポートはすべて匿名で公開されるためです。そのため簡単にばれる可能性は低いですが、エントリーシート(ES)の内容から特定されてしまう可能性は否定できません。例えば企業の採用担当者が偶然unistyleに投稿されているエントリーシート(ES)を見た際に、「この文章は去年エントリーシート(ES)を提出していた○○さんのものではないか」といった具合に気づく可能性があるということです。可能性としては限りなく低いとは思いますが、企業にばれることが不安な就活生は「○○部での活動」や「○○人で活動した」など部分的に隠したエントリーシート(ES)を提出するとよいでしょう。終わりに本記事ではunistyleにエントリーシート(ES)や選考レポートを売る方法、売るメリットやエントリーシート(ES)を売る際の疑問点など解説しました。unistyleのエントリーシート(ES)買取はアルバイト以外の方法でも稼ぎたい、後輩に情報提供したいという就活生には非常に魅力的だと言えます。エントリーシート(ES)や選考の内容が残っている就活生の皆さんはぜひunistyleにエントリーシート(ES)、選考レポートを売ってみてはいかがでしょうか。 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書評:『新卒採用基準: 面接官はここを見ている』 書評:『新卒採用基準: 面接官はここを見ている』 今回紹介するこちらの書籍では、タイトルの通り、企業の新卒採用基準について解説しています。373ページというボリュームのある本であり、その分採用側の視点を詳細に知ることができます。本書の著者である廣瀬氏はリクルート→一部上場企業人事責任者→独立しリンクアンドモチベーションの講師として10,000名以上の社会人に教育研修を担当→就活コーチとして1,000人以上の学生の就活支援を行うというキャリアを歩んでおり、企業の採用活動と人材育成、就活生の就職活動支援の三方の経験を持っています。そんな著者が感じた「企業が求めるもの」と「学生が求められていると思っているもの」とのギャップについても触れており、多くの就活生にとって有用な情報だと感じました。『新卒採用基準』本書の内容本書では、企業が採用の際に注目する「5つの基準」についてそれぞれ説明しています。就活の早い時期はもちろん、志望企業の選定やES提出、テストや面接試験などのどのフェーズであっても有益な情報が書かれているものと思います。筆者が挙げる「5つの基準」は下記となります。①人間性本書では評価される人間性を「自己肯定感が高く、他者軽視感の低い【自尊型】の人材」として語っています。企業が求める人材の代表的なものとしてunistyleで挙げている「リーダーシップのある人材」は、筆者の言う自尊型の人材と近いものと思います。また、一言にリーダーと言っても、先頭に立って高いカリスマ性でチームを引っ張るタイプのリーダーもいれば、各メンバーを十分にケアし信頼を得ていくタイプのリーダーもいます。大きな方向性としては自尊型の人間性を持った上で、その中でもそれぞれの人柄・キャラクターが垣間見えた時に面接官は共感を覚えてくれるのかもしれません。参考:「リーダーシップ」を挙げた自己PRパターン②仕事力新卒採用は基本的には長期雇用が前提であり、1人採用すれば未来に渡って数億円の金額を支払うことになります。そのため、企業が欲しいのはその数億円に見合うだけの「自社に利益をもたらせる人材=仕事ができる人材」だと言えます。本書の中でも、仕事の目的や目標について詳しく語られています。学生時代の経験から「仕事ができそう」だと思われるには、仕事においても活かせる学び・方法論を採用側に伝えることが重要です。「頑張ったから結果が出ました」ではなく、「結果を出す上ではメンバーの士気を高めることが重要→士気を高める上で大切なことは◯◯」といった方法論まで語れると評価されると言えます。参考:あなたの自己PRが嘘っぽく見えないために「方法論」は語るべき③表現力筆者は、いわゆるコミュニケーション能力に加えて、声や姿勢、表情などの要素を含めて「表現力」と定義しています。相手の自分に対する印象をコントロールする力とも言えると思います。仕事においても、相手から見た自分の印象をコントロールすることは常に求められます。本書では「ビジュアル」「ボイス」「バーバル」という3つの表現要素について細かく説明しており、「話す内容」に加えて「話し方」の重要性を伝えています。話す内容も練りつつ、相手に良い印象を与える話し方を習得することは面接通過率を高める上で有効だと感じます。しかしながら、話し方などの技術を覚えた際に、実際の面接でそれらを活かせるかどうかは「慣れ」による部分も大きいと感じています。実際、最終的にトップ企業に内定するような学生でも面接慣れしていないうちは多くの企業でバンバン落ちます。社会人から評価されながら話すのは、友人とのおしゃべりとはまったく異なりますので是非色々な機会を活用して、面接慣れして欲しいと思います。参考:ぶっつけ本番で本命企業面接を受けるというリスク、インターン選考・スカウト系イベント活用のすすめ④就活スキル業界選定や、エントリーシート・面接・グループディスカッションなど各選考段階を通過するためのスキルであり、unistyleで主に伝えている事柄です。本書の中でも自己分析から役員面接まで幅広い選考段階で評価されるための技術を説明しています。unistyleでも「内定数=①エントリー数×②筆記試験通過率×③グループディスカッション通過率×④エントリーシート・面接通過率」と定義しており、就活に向けた準備をしている際にもこの式のどの変数を高めているのかを常に意識して欲しいと思います。また、闇雲に自己分析をするのではなく、まずは一人でも多くの社会人の話を聞いて、多くの業界の働き方を知るべきだと感じます。なお、話を聞く際には自己PRなどの添削もどんどん受けて欲しいと思っています。unistyleの企業選考対策では、各業界の働き方に基づいた求められる人材を考察しているので是非ご一読ください。⑤+α(プラスアルファ)上記の4つの基準に加えて、学歴などのスペックや、ニュースや書籍に触れている頻度がこの+αとなります。スペックについては高いに越したことはないので高める努力も必要ですが、学歴などのどうしようもない部分についてはある程度割り切って考えて欲しいと思っています。また、偏差値上位校であっても「自社で成果を上げられる人材」でなければ採用はされないため油断は禁物だと筆者は述べていますが、まさにその通りだと言えます。学歴などはあくまで「スクリーニング基準」であり、内定の有無を左右するのはその企業ごとの「採用基準」を満たしているかどうかだということをしっかり認識して欲しいと思います。参考:「スクリーニング基準」と「採用基準」の違い「企業が求める能力」と「学生が”企業から求められていると思っている"能力」は異なる企業が注目する「5つの基準」を語る上で、そもそも企業が学生に求めるものについて、多くの就活生が思い違いをしていると著者は述べています。企業は学生に対し、「主体性」「粘り強さ」「コミュニケーション力」といった能力が不足していると感じているのがわかります。(中略)一方、学生は、自分自身について「語学力」「業界に関する専門知識」「簿記」といった、「知識」が不足していると考えています。※『新卒採用基準』より抜粋企業が求めるのは仕事で成果を上げる「能力」である一方で、学生が自身に足りないと感じているのは「知識」という傾向があるようです。このギャップに気付かないままいると、企業の売上や利益に関する知識収集や、資格取得ばかりに躍起になる就活マニア・資格マニアになってしまい、しかも企業からはあまり評価されないという不幸な事態に陥ってしまうため注意が必要です。unistyleでも、業界研究で重要なのはOB訪問などを通して現場社員の「働き方」を知り、自身の経験や価値観と照らして適性の有無を考えることだと伝えています。売上・利益・投資基準などの表面的な企業情報の収集に終始してしまう学生が多いのは非常にもったいないと感じます。参考:こんな志望動機は嫌われる!評価されない志望動機の実例最後に:他者の話を鵜呑みにしてはいけない本書の中でも語られていますが、就活本の情報でも先輩の話でも、結局他者の考えをそのまま鵜呑みにするのは危険だと言えます。先輩やOB・OGに面接について聞いても、「就活では、根ほり葉ほり聞かれたけど、学生生活を充実させていれば大丈夫だよ」程度のことしか語ってくれない人が多いといいます。(中略)たとえ人がうらやむような人気企業に受かった先輩でも、自分がなぜ受かったのか、きちんと把握している人はほとんどいません。※『新卒採用基準』より抜粋就職活動は多くの人にとって一度きりの経験であり、その成功失敗も再現性のある考え方に基づいたものかはわかりません。何が良くて何が悪いのかは、自身で判断して情報の取捨選択を行う必要があります。この考え方の範囲を広げると、例えば企業説明会での「若手にどんどん仕事を任せる会社」といった情報も、裏を返せば、若手に仕事を押し付けてオーバーワークさせがちな会社である可能性もあります。さらに言うとunistyleに掲載している情報や考え方についても最終的にどう判断するかは皆さん次第ですし、今回紹介した『新卒採用基準』の中でも、読み手それぞれにとって重要度の高い情報とそうでない情報とが混在していると思っています。色々な考え方の裏にある「なぜ?」を意識し、情報を適宜取捨選択しながら今後の就職活動を進めていって欲しいと思います。『新卒採用基準』photobyRobertCouse-Baker 27,064 views
準備不足を恐れずに早期に内定を取りに行くことのメリット4選 準備不足を恐れずに早期に内定を取りに行くことのメリット4選 はじめまして。17卒就活生外資系コンサル内定者です。就職活動が解禁する前に外資系コンサルから内定を貰うことができました。私は総合商社が第一志望なので就職活動自体はまだ続けるのですが、そこで、できるだけ早くどこかの企業から内定をもらうことのメリットを述べさせていただきたいと思います。(1)自信がつく(2)今後受ける会社の数を絞れる(3)自分の足りない部分が明確になる(4)自己分析、企業研究など、一般にやるべきだとみなされていることの重要性を身をもって体感できる(1)自信がつくやはり早期に内定をもらうことによって自信がつくことは大きなメリットでしょう。就職活動が終盤を迎えるにあたって持ち駒が少なくなり、精神状態が悪化してしまう…といったことは先輩などからよく聞く話だと思います。しかし、どこかの企業から内定をもらっておけばそのようなことはなくなり、自信をもって堂々と第一志望の企業の面接に臨むことができます。(2)今後受ける会社の数を絞れる早期に内定をもらった企業より志望度が低い企業をバッサリ切ることができるようになることも、メリットとして挙げられるでしょう。内定がない状態だと「あれも受けなきゃ、これも受けなきゃ」と、エントリーする企業に歯止めをかけ辛くなってしまうと思います。しかし、一社から内定をもらっておけば、その企業と比較して志望度が低い企業は受けなくて済むので、今後に受ける企業の数を絞ることができます。その結果、第一志望の企業の選考に向けての準備が効率よく進むのではないかと思います。私の場合ですと、現在内定をもらっている企業より志望度が高いのは総合商社と海運なので、そこに狙いを定めて準備をしていけばよく、効率的な就職活動ができるのではないかと感じています。ただ、6月までずっと面接を経ずにいきなり商社や海運の面接に特攻するのはあまりにもリスキーなので、比較的選考が早いメーカーの選考も受けていこうと考えています。【参考】(3)自分の足りない部分が明確になる内定をもらおうと努力する過程で得られるものはたくさんあります。私は内定をもらったとはいえ、今まで数多くの選考で落ちる経験をしてきました。ある外資系投資銀行の面接官には「ちょっと何を言っているのかよくわかりませんが、次に進みましょう」と言われ、泣きそうになりながら選考会場を後にした経験もあります。しかし、この惨めな経験から「自分の話がわかりにくい」ことが当時の自分の弱点だと把握でき、それを改善するために日常の会話でも論理的に話すことを意識するようになりました。また、ある損保の集団面接では面接官から「緊張しすぎで印象が良くないよ」と言われ、「面接で緊張してしまう」ことが自分の弱点であることを痛感しました。そこで、面接の場数を踏むことや、事前に周到な準備をして自信をつけることを通じて「面接で緊張してしまう」という弱点を克服する努力をするようになりました。このように、選考に落ちる経験を通じて自分の弱みを強く認識することができます。【参考】(4)自己分析、企業研究など、一般にやるべきだとみなされていることの重要性を身をもって体感できるよく「自己分析」や「企業研究」は重要だという話は聞くと思います。そして、その重要性を口で説かれることも多いと思いますが、「ふーん、重要なんだ。早くやらなきゃなあ」ぐらいの認識でとどまって結局何もやらない…といった事態が起こりがちだと思われます。しかし、選考を経験するにつれて「あの質問に答えるにはやはり自己分析が必要だった」と思い知らされ、その重要性を身をもって痛感することができます。私が内定をもらった企業の最終面接では、一例ですが、「あなたはある集団におけるリーダーです。あなたは以下に示す二つのリーダーのうちどちらのリーダーがよいと思いますか。①自分でほとんどの仕事を片付けてしまうリーダー②皆にそれぞれ指示を与えて皆に役割を持たせるリーダー」といった質問が飛んできました。この質問に対して私は結論として②のほうが良いと答えました。その根拠として私が高校時代に部活の部長を務め、大学ではゼミ代表を務めていた経験を提示しました。高校時代私は自分でなんでもかんでも仕事を片付けてしまい、他の幹部に仕事を割り振るといったことをしないタイプの部長でした(つまり①のタイプのリーダー)。そのため私のせいで仕事がなくなってしまった他の幹部は次第に部活に対するコミット感を失っていき、私は少し孤立気味になり、うまく部活をまとめきれなかった経験があります。一方、大学ではゼミ代表として、ゼミ員全員で執筆する共同論文の作成の主導をしたのですが、その際はゼミ員一人一人に指示を与えて役割を持たせることで各人に責任感を促し、皆の論文執筆に対するコミット感を維持させるようにしました(つまり②のタイプのリーダー)。その結果円滑に論文執筆が上手くいきました。このような私の二つの個人的な経験を根拠に①より②のほうがよいと答えられたのですが、このように受け答えができたのは自己分析を通じて過去の体験をしっかり整理していたからだと考えています。もし自己分析をしていなかったらしどろもどろな回答をせざるをえなかったように思います。自己分析や企業研究の重要性を人から言われるより自ら身をもって体感した方が努力するモチベーションはたかまるのではないでしょうか。選考を受けることで、身をもってそれらの重要性を体感できる機会を得ることができます。【参考】さいごに自己分析や企業研究がまだ詰め切れてないという理由で選考を受けるのをためらってしまう人は多くいるでしょう。準備不足の状態のまま選考に特攻すると、GDでは自分の意見が言えないただのイエスマンになったり、面接官にいじめられたりして辛い思いをすると思います。そのことを恐れる気持ちはとてもわかります。しかし、実際に選考をたくさん受けることで「自分にとって」必要な要素がはっきりと浮かび上がります。あとはその部分に対して重点的にテコ入れをしていけばよいので、無駄な努力を省くことにもつながると思います。皆さんもぜひ、失敗を恐れずに選考を積極的に受け、内定を確保してください。 29,845 views

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