広告代理店志望者なら電通の脚本家が描く映画「ジャッジ」は必見!

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最終更新日:2023年10月26日

広告代理店志望者なら電通の脚本家が描く映画「ジャッジ」は必見!

就職活動において仕事を知る上では、OB訪問や会社説明会も有効ですが、映画や小説で気持ちを高めるということも同様に有効です。

今回は、電通の澤本嘉光氏が脚本を書いた広告代理店を題材にした映画「ジャッジ」についてご紹介したいと思います。ちなみに澤本氏はソフトバンクモバイルや東京ガスなどのCMをてがけている敏腕プランナーです。監督も現役のCMクリエイターで、サントリーのDAKARAやサントリーBOSSなどのCM演出をてがけてきた永井聡氏と、脚本・監督ともに広告代理店の中の人が描いている作品になります。

▼『ジャッジ!』予告編

ジャッジ!

 

本選考とインターンの締め切り情報

ジャッジのあらすじ

上記の予告編を見てもらえれば早いかと思いますが、一応のあらすじはこのようなものです。

大手広告代理店に入社して間もない太田喜一郎(妻夫木聡)は、審査員として参加予定の世界一のテレビCMを決定する広告祭に向かう。夜ごと開催されるパーティーには同伴者がいなければならないことから、同じ職場の大田ひかり(北川景子)も妻として一緒に行くことに。さまざまな国から集結したクリエイターたちが自分の会社のCMをグランプリにしようと奔走する中、太田もひかりと共に奮闘する。

出典:yahoo映画

 

広告代理店の新入社員を主人公にそのドタバタを描いたコメディ映画です。映画の評価も高く、知人の電通マンに聞いたところかなり面白く見れたそうです。

 

劇中CMなどジャッジの実在モデル

映画「ジャッジ」は現役の電通の脚本家が書いただけあって、劇中に登場する人物やCMなどに実在のモデルがあることが多いです。主人公である太田が勤める現通は電通、ライバル企業の白風堂は博報堂がモデルでしょう。豊川悦司演じるあくの強いトップクリエイター大滝 一郎にも実在のモデルがいるという噂です。

またトヨタ自動車やエースコックなどの企業は実名で登場しており、劇中でも流れるトヨタ自動車のCMは博報堂プロダクツが制作し、カンヌ国際広告祭のフィルム部門銀賞など複数の広告祭で賞を獲得しているようです。

Toyota: Humanity Directed by Ne-o

 

他にも映画に登場する架空の企業「ちくわ堂」の商品であるちくわを、実在する鈴廣かまぼこが特別協力で製造して実際に販売するなど随所に広告代理店の映画らしい仕掛けがなされています。

【映画「ジャッジ!」に登場!ちくわ堂のちくわ】2014年1月11日(土)より公開される映画「ジャッジ!」。この映画に登場する架空のちくわメーカー<ちくわ堂>の商品として松竹映画協力のためにつくった「ちくわ」です。鈴廣が作る、天然素材の...

Posted by 鈴廣かまぼこ on 2014年1月9日

 

最後に

実在のモデルが多数あるからといって、そこはフィクション映画なので全てを鵜呑みにすることはできないでしょう。しかしながらこういった映画を見て志望業界への想いを強めたり、働いている雰囲気を感じるのは自分の将来を考える上でマイナスにはならないでしょう。業界の中の人も多く見ていると評判のジャッジを見ておくと、意外な時に面接官と盛り上がるかもしれません。色々書きましたが、広告代理店志望でなくても笑って楽しく見ることができる映画「ジャッジ」は必見です。

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博報堂社員が語る!!電博の社員から見る働き方の違い

photo by Iwan Gabovitch

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「スクリーニング基準」と「採用基準」の違い 「スクリーニング基準」と「採用基準」の違い 先日、元マッキンゼーの採用担当の方が書いた「採用基準」を読み直しましたが、色々と示唆に富んだ内容でした。その中でも今回は、「スクリーニング基準」と「採用基準」の違いについて、多くの学生から質問が寄せられることもあり書いておきます。採用基準就職活動において、多くの学生が「学歴・学部による有利不利」、「TOEICの点数による有利不利」などの「スクリーニング基準」にばかり目を向ける一方で、どのような人材が求められているかという「採用基準」については無頓着な傾向にあるように感じています。「スクリーニング基準」と「採用基準」の違い一般的な採用基準に関して理解すべきは、「スクリーニングの基準と採用の基準は異なる」ということです。どの企業も、最初に応募者を面接可能人数まで絞り、その次に面接で採用可否を判断します。人気が高い企業では最初のプロセスの倍率が極端に高くなるため、システム上での振り分けに適した要素が、スクリーニング基準として使われます。しかしそこで使われた基準が、採用基準として重要であるとは限りません。(採用基準P81より)上記、引用の通り、「スクリーニング基準」とは面接にくる前の段階で絞り込むために使う基準のことです。「学歴フィルター」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、現在の日本においては、「学歴」が最もスクリーニングとして使いやすいために多くの企業が導入しています。学生にとっても大学受験における偏差値並みにわかりやすい指標であるために、注目されがちです。一方で、「スクリーニング基準」を突破した後は、学歴などのスクリーニング基準ではなく、各企業ごとの「採用基準」で評価されます。スクリーニング基準と採用基準が異なるために、企業も様々な出身大学の学生が存在しており、必ずしも東京大学や京都大学など、偏差値の高い大学でも採用されない人が多数いる結果となります。学歴はそこまで高くないにも関わらず、多くの偏差値の高い大学の学生を押しのけて人気企業に採用される学生が存在するのも、スクリーニング基準と採用基準の違いによるものです。「採用基準」についてはなかなかわかりにくい基準ですが、各社のエントリーシートを見るとどんな人材を採用したいかが見えてくる傾向にあります。最近の企業が求める人材としてあげることの多いのが、「物事を最後までやり遂げ成果をあげられる」、「組織の中でリーダーシップを発揮して、目標を達成することができる」、「多様な価値観の人と協力して成果をあげることができる」、「チャレンジ精神を持ち、既存の枠組みにとらわれず成果を生み出すことができる」といった人材が求められているようです。各企業、業界においてどのような人材が求められているかは、下記のページにて詳しく解説していますのでご参照ください。参考:企業別選考対策掲載企業:P&G、資生堂、マッキンゼー、博報堂、東京海上、日清食品など。随時追加予定。スクリーニング基準を調べることに時間を使わない不安を解消したい気持ちはわからなくもないのですが、上記の通り、スクリーニング基準についていくら心配したところで、最後の内定には直結していません。そのためスクリーニング基準については学歴についてさっと調べて終わりにするのがよいと思っており、調べ方も①OB名簿にてどういった企業への就職が多いか調べる、②就職四季報で採用実績校を調べるの二つ程度でよいのではないでしょうか。残念ながらスクリーニング基準を満たしていなかったと感じた場合も、あきらめるのか、難しいのは承知で受けるのかは個人が考えて判断を下すべきことだと思っています。私が知る限りでもちょっと厳しそうな大学から総合商社や金融機関に内定する例は結構あるので、大学名では負けても学生時代の経験内容やリーダーシップなどの採用基準では負けないという場合は積極的に受けてみてもよいでしょう。就職四季報2016年版スクリーニングでは、学歴と同時にWebテストや筆記テストの点数は見ています。もし学歴や学部など変更するのが難しいスクリーニング基準に不安を感じるのであれば、出来るだけテストで高い点数をとっておきたいところです。SPIなどのテストについては勉強すれば8割取るのは難しくないでしょうから、苦手意識のある人は早めに勉強しておきましょう。[主要3方式(テストセンター・ペーパー・WEBテスティング)対応]これが本当のSPI3だ!【2016年度版】最後に内定者やOB訪問をする際には、せっかく働く人の生の声を聞けるのですから、スクリーニング基準ではなく、どういった人が働いているのか、どんな人が周りにいるのかといった採用基準に繋がることを聞いた方が効率的でしょう。その上で自分が当てはまっているのかどうか、どう改善すればいいのかを聞いてみると、「どんな学歴の人が多いのか」、「英語は出来ないと入れないのか」といったしょうもない質問するよりもはるかに効果的なOB訪問が出来るでしょう。今後は、スクリーニング基準と採用基準の違いについてはぜひ意識して就職活動の情報に触れてもらえればと思います。photobyHonestReporting 47,171 views
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