朝日新聞社のインターンシップES(エントリーシート)回答ガイド
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最終更新日:2022年04月20日
「ともに考え、ともにつくるメディアへ」を企業理念に掲げる朝日新聞社。新聞社の中でも読売新聞と肩を並べる人気企業です。
一方、NewsPicksでは、この5年で朝日新聞の発行部数が2013年3月期の年平均約762万部から2018年3月期390万部と、実質半減したと報じられました。インターネットの普及により紙媒体の新聞は衰退していると言われています。
厳しい一面もありますが、朝日新聞デジタルの会員数は2017年時点で293万人と、紙媒体の減少と同時にインターネット媒体の新聞が増加していることから、消費者にとって情報を入手する大切な情報源であることには変わりがないと言えます。
朝日新聞社のビジネスコースインターンシップでは、「販売」「メディアビジネス(広告)」「企画事業」「管理・財務」の多彩な仕事を実務に沿ったグループワークを通して知り、アイディアの形にすることのおもしろさを体験できる内容とされています。
前述した紙媒体の市場の厳しさに対して考えや、新しいデジタルサービスの提供等新たな価値観を養うことができる内容のインターンシップです。新聞業界に全く興味がない人でも、それぞれビジネスの職種を学ぶにあたって理解を深められると言っても良いでしょう。
今回は、朝日新聞社のインターンシップESの解説をしていきたいと思います。
なお、ES設問は20卒向けインターンシップを始め、過去に出題された設問を用いています。
朝日新聞社 インターンシップES設問
◆志望動機(300字以内)
◆人生で辛かったこと、そこから何を学び得たか(300字以内)
◆最近のニュース新聞記事で興味をもったもの、その理由(300字以内)
設問1:自己PR
設問の意図
上記の設問では、あなたの強みについて問われています。自己PRとあるため、頻出設問の「学生時代に力を入れていた活動(学チカ)」とは違うと思いがちですが、結論は自分の強みであるだけで、学チカと紙一重と言えます。
意図を踏まえた回答方針
朝日新聞社では「好奇心旺盛で行動力がある人」「精神的にタフな人」を求める人材像として掲げているため、自分の強みと求める人材像がマッチするように記述すると通過率がぐっと上がるでしょう。
また、ES・面接で人気企業内定者が企業に伝えていた5つの強みとは?に沿って考えると、①個人として努力し、成果をあげることができる ②今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる が当てはまると思います。
自分の強み(一言)→その強みを身につけた経緯<課題→解決方法→結果>を述べられると理想的です。文字数が限られているため、何を一番伝えたいかを簡潔にまとめるよう心掛けましょう。
合格者の回答と方針
○○のビジコンに参加したが、テーマに縁遠い女子3人だっため、何から始めるかも分からず、幾度も議論が滞った。
そこで1ゴールまでの計画を立て、取るべき行動を明確にし、前に進める状態を作った。2議論が滞った時は、流れと論点を整理し認識を一致させ、議論を前進させた。3「勝つ」と目標を発信し続けメンバーの士気を上げた。結果59チーム中2位を獲得した。
参考:朝日新聞社 【合格】インターンエントリーシート(ビジネス部門)
上記のESは、「前に進める状態を作った」「議論が滞った時は、(中略)前進させた」等、前に進めるための行動力がある人物だと感じ取られます。また、「メンバーの士気を上げた」から、厳しい状況でも、目標に向けて前進し続けるタフな精神の持ち主だと分かります。インターンシップでも、他の参加者に影響を与えられそうなポテンシャルを感じられます。
設問2:志望動機
設問の意図
朝日新聞社のインターンシップに参加するにあたり、何の目的を持ち、何を達成したいのかが問われています。朝日新聞社がインターンシップを開催する目的と、参加学生の目的がマッチしているかが見られています。
意図を踏まえた回答方針
②アイディアを形にすることのおもしろさと難しさを知る
前述したように、朝日新聞社は学生に上記を体験してもらうことを目的に、インターンシップを開催しています。
よって、「朝日新聞社の企画事業について深く知りたい」や、「学部で専攻しているため財務の知識を増やしたい」といったESでは、視野の狭さが原因で通過しづらいと言えます。なぜ新聞業界、朝日新聞社なのかを組み込みつつ、自身がどんな目的を持ち、朝日新聞社のインターンシップが合っていると思うのかを記述してみましょう。
合格者の回答
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設問3:人生で辛かったこと、そこから何を学び得たか
設問の意図
あなたがどのように困難に対して立ち向かい、解決したのかを問われています。学チカにこの設問を含めるのがオーソドックスな出題方法ですが、わざわざ別の枠で設けていることから、あなたの「精神的なタフさ」のレベルが重視されています。
意図を踏まえた回答方針
人生で一番精神的に辛かった経験を記述しましょう。また、精神的にタフなだけでなく、しっかりとその困難な状況の中でも、どんな目標を設定し、アクションを起こしたのかを述べましょう。
もちろん結果がうまくいかなくとも、挑戦したことが大切ですので、その挑戦を通して何を学んだのかを念頭に記述すると充実した内容になると思います。より詳しく説明されている記事がありますので、是非一読してみてください。
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設問4:最近のニュース新聞記事で興味をもったもの、その理由
設問の意図
あなたが時事問題の中でもどの分野に興味を抱いており、その問題に対し自分でどのような意見を抱いているのかが問われています。
意図を踏まえた回答方針
当たり前ですが、朝日新聞社が取り上げている記事について記述しましょう。
その記事について興味を持った理由を述べた後、自分の意見を記述することで、あなたがその問題に対し十分な理解、関心、洞察力があるかが問われています。
記事についての率直な意見だけでなく、それに伴って調べたことも含みながら記述するよう心掛けましょう。また、全体的に文字数に制限があるため、記事の内容は出来る限り要約し、興味を持った理由にボリュームをもたせるようにしましょう。
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最後に
朝日新聞社は歴史が長く、堅い企業の印象が強いです。
しかし、幅広い好奇心を抱き行動を起こす人物像が求められていることから、情報に対してスピード感を持って行動する企業だと感じられましたでしょうか。インターンシップも4日間グループワークでの企画まで行い、達成感にあふれる経験ができるかと思いますので、是非挑戦してみて下さい。