【大日本印刷のインターン】ES選考攻略|合格者ES付

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最終更新日:2022年03月29日

大日本印刷のインターンES一覧はこちら

凸版印刷と並び、印刷業界でトップクラスの売上を誇る大日本印刷。

創業以来、出版印刷事業を行っていましたが、現在は出版印刷に限らず様々な事業を展開しています。

印刷技術を応用したパッケージングだけでなく、電子製品や産業資材などの技術開発、マーケティングなど幅広く事業を展開しています。

一例として、2018年5月には透明スクリーンの開発を発表し、公共施設、店舗、企業のショールーム、イベント会場、などに提供し、年間7億円の売上を目指しています。

今回の記事では、19卒の学生を対象に行われたインターンシップで出題されたエントリーシートの解説をしていきたいと思います。

大日本印刷 インターンシップES設問

◆あなたが日常生活で『もっとこうなればより良い社会になるのに』と感じる製品・サービス・仕組みはなんですか?またその理由も教えてください。(全角400文字以内) 

設問の意図

2019年卒向けインターンでのESの設問は上記の1問だけでした。

本選考や他社インターンのESとは少し異なり、志望動機や学生時代の経験に関することを聞く設問ではありませんでした。

設問の内容は日常生活の改善できる点について考えさせるものであり、学生のクリエイティブな発想力を見ているものと考えられます。

また、当社の採用ページ上では求める人物像として、”高い志を持ってビジョンを描き、「未来のあたりまえ」を体現できる人”と掲げており、この理念を実現する素質があるかどうかを見ようとしていることも伺えます。

DNPが求めているのは、
“高い志を持ってビジョンを描き、
「未来のあたりまえ」を体現できる人”。

「未来のあたりまえ」とは、
社会の課題を解決する製品やサービスを生み出し、
それらが私たちの身近に、
なくてはならない存在になることです。 
そのためには、社員一人ひとりが
今まで以上に社会の変化に敏感になり、
生活者と社会に目を向けながら、
それらのニーズを的確に見出し、
DNPの総合力を活かして
ビジネスにしていくことが求められます。

「どんな未来にしたいか」というビジョンを描き、
あらゆるパートナーとともに「あたりまえ」に変えていける、
そんな新しい仲間を、私たちは待っています。

参考:大日本印刷採用ホームページ

意図を踏まえた回答方針

構成としては、最初に何がどうあるべきかという結論を始めに述べ、その上で理由を述べていきましょう。

結論から述べることによって読み手が読みやすくすることができます。

また理由を述べる際は以下の点を抑えて書くと論理的に筋の通った文章が書けるかと思います。

・現状の課題点
・どのような改善が必要か
・改善のためにどのような解決策を考えたか
・その解決策が一番適切であると考える理由

下に載せている合格者のESでは上記を上手く抑えた内容になっているかと思います。

また現状の課題点に対して自分がどう思ったかを書けている点も良いかと思います。

顕在的に課題として認知されているものをトピックとして選ぶよりも、他の人があまり気付いていないようなことを選ぶ方が、他の人と被らず自分だけの考えを語ることができるため、印象に残りやすいかと思います。

合格者の回答

旅行アプリが、もっと旅行者と現地の交流を促すものであれば、旅行者の旅を豊かにし、現地の活性化にも繋がるのではないかと思う。

長崎県対馬にボランティアで行った際、私は地元での交流にこの上なく感動した。

元々都会育ちの私は、近所づきあいや、人の温かみを身近にあまり感じる機会が無かった。

しかし対馬ではフェリーから降りるなり、見ず知らずのおばあちゃんが笑顔で挨拶してくれ、わざわざ我々ボランティアのために毎晩夕食まで作ってくれた。

この経験は現地でしか味わえない、新鮮そのものだった。

限界集落と言われていたその地域は、私にとって都会にも負けない、温かみという魅力を持った地域だと思った。これは現在のアプリが提案する旅行では味わえないだろう。

ボランティアという取り組みの中、交流の機会があったからだ。

だから私は、単純に観光地の紹介だけではなく、現地との交流機会も担ってくれるような旅行アプリがあればと思う。

参考:大日本印刷 インターンES

上記のESは、先に示した要点を抑えられており、納得感のある内容となっています。

「行き先案内表示を電子ペーパーに」するという着眼点、発想も面白く、日頃からアンテナを張り問題意識を持っている人物だということが分かります。

また、問題の原因にも言及してた上で、解決策を示すことができており、論理性のある文章となっています。

更に、提示した解決策を実行すると、どのような波及効果があるかについても記述されていることから、実現可能性についても示すことができています。

最後に

大日本印刷は、印刷業だけでなく様々な分野に進出することで人々の生活に貢献してきている会社と言えます。

今回解説したESの設問は日常生活の課題改善に関するものであり、大日本印刷での仕事をする上でも考えるような内容であったかと思います。

そのため、今回のESを考えることは大日本印刷での仕事をイメージすることにも繋がると思います。

今年のインターンのESで同じ内容が問われるかはわかりませんが、大日本印刷を志望している方にとっては今回のESについて考えることは無駄にならないと思いますので是非一度回答を作ってみてください。

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