大和総研関連のテクニック
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- 大和総研の志望動機対策|事業内容や強みを徹底解説 26,148 views 大和総研は1989年に、大和証券経済研究所、大和コンピューターサービス、大和システムサービスの3社が合併して出来た、SIerとして有名な企業です。ただ、システムインテグレーターとしての役割を果たしているだけではなく、経済分野でのコンサルティング業務も行っています。大和総研の特徴の1つとしてあげられるのは、大和証券グループ向けの事業を行っている大和総研と、大和証券以外に向けたサービスを提供している大和総研ビジネス・イノベーションの、2つの会社に分かれている点です。同じ総研系として知られている日本総研、三菱総研は明確にグループ会社として分けているわけではないので、そこが大和総研の特徴の1つでしょう。では、大和総研はどのような志望動機が適していると考えられるでしょうか。ビジネスモデルと実際の事業事例から考察していきましょう。大和総研のビジネスモデル大和総研は大きく分けて2つの事業領域を持っており、経済分野でのリサーチ、コンサルティング事業とシステム改良を行うSIerとしての役割を持っています。具体的には、経済動向の調査を行いその情報を提供する、経営計画業務改善のコンサルティング、金融分野でのシステム運用の効率化などの業務を行いクライアントから報酬を得ています。では、実際はどのような事業を行っているのでしょうか。見ていきましょう。株式会社大和総研は、大和証券株式会社向けの運用監視センターにおいて、NuanceCommunications,Inc.が提供するAI関連技術を採用し、仮想オペレータによるシステム運用サービス『>aios』(アイオス)を2017年4月から開始します。これにより、運用業務の自動化を推進し、運用品質の向上と共に、コストの削減を実現します。ニュアンスのテクノロジーがシステム運用の現場で採用されるのは世界初となります。今回、大和総研が構築した仮想オペレータは、自然言語理解エンジンを活用し、対話形式でフィールドエンジニアの発話内容を理解します。その意図に応じて、システム情報の提供や処理を実行するとともに、管理者へのエスカレーションも行います。また、パスワードに代わる高いセキュリティを確保する声紋認証エンジンと連携し、煩わしい本人認証の手続きと通話時間の大幅な削減を実現します。24時間365日体制を敷くシステム運用部門は、従来からの安定運用に向けた取組みに加えて、今後は高度なセキュリティ対応など新たな業務領域も担うことが求められています。大和総研による今回の取組みは、このように高度化する運用業務に人的資源を割り当て、既存のオペレーション業務の自動化を進めるものです。このことは、将来の自律運用型のデータセンターを実現するうえで重要な一歩となります。大和総研は、今後も、日本を代表する大和証券グループのシンクタンクとして、リサーチ、コンサルティング、システムの3つの分野において、相互に連携し、付加価値の高い情報サービスを提供してまいります。システム運用サービス『>aios』(アイオス)の特徴本システムは、世界最大規模の自動化ソリューションプロバイダーである、ニュアンスが提供する最先端のAI関連技術(音声認識、声紋認証、自然言語理解、音声合成など)を最大限に活用した次世代型運用支援システムです。内包する統合音声プラットフォーム(NuanceVoicePlatform)は、ニュアンスが北米市場で5万回線を越える規模で監視・運用する、金融業界グレードのクラウドサービス、ニュアンス・オンデマンドでも長年利用されており、高い信頼性とセキュリティを有します。参考:大和総研(ニュースリリース)大和総研が大和証券向けのシステム運用サービスを開発したという記事です。システム運用部門では、24時間365日の運用を行っているため安定的な運用が求められており、今回の事業支援によりオペレーションの効率化をはかりたいと考えている大和証券の課題を解決した、というかたちです。このように、相手が必要としている課題に対して、解決策を提案できるというのが大和総研の特徴として挙げられるでしょう。また、この事業は大和総研の得意分野であるシステム改善とNuanceCommunications社が得意としているAI分野で連携を行い実現した事業です。システム改善というのは自社で開発から実行まで行えることもありますが、このように他社との連携を行っていくこともあると思います。そのため能力、得意分野の異なった人々と協力して1つの問題解決という目標に取り組めるのも大和証券の魅力と言えるでしょう。大和証券グループはミャンマー連邦共和国の資本市場システムを対象としたブロックチェーン技術の実証実験を、2016年9月に完了したことをお知らせいたします。大和証券グループでは、2016年6月より傘下のシンクタンクである株式会社大和総研ホールディングスが主体となり、ミャンマーのヤンゴン証券取引所並びに現地証券会社を想定し、ブロックチェーン技術の適用を目指した実証実験を行ってきました。具体的には、ヤンゴン証券取引所のポスト・トレード業務や各種報告業務にて、顧客資産の管理方法にブロックチェーン技術の適用実験を行ったものです。その結果、本検証の対象範囲とした証券業務において、既存の決済機能と同等のサービスを実現するとともに、証券会社間の振替指示や残高の自動共有、株主名簿作成のリアルタイム化などの業務効率化が実現できることを実証しました。さらには、ブロックチェーン技術が新興国の脆弱なインフラにおいて多くの優位性を持つことが確認できました。一方で、実環境への適用に向けては多くの技術的な課題も明らかになっております。本検証結果はワーキングペーパーとしてまとめ、本日付で公表いたしております。大和証券グループでは、ブロックチェーン技術の今後の進展を踏まえつつ、ミャンマーなど新興国だけでなく、日本の金融システムへの適用についても引き続き検討いたします。参考;ニュースリリースこれは、大和総研ホールディングスが主体となってミャンマーの資本市場を対象にしたブロックチェーン技術の実証実験を行ったという記事です。ブロックチェーンは最近話題の技術でみなさんも一度は聞いたことがあると思います。この技術を活用していくことで業務効率化が実現できることが証明できた、また新興国の脆弱なインフラにおいても優位性がもてることがわかったので今後の新興国でのブロックチェーン技術を普及できると思います。このようにミャンマーでブロックチェーン技術の有用性が立証されたため今後も新興国での事業展開が予想されることから、途上国の発展に貢献していきたいという軸に合致していると思います。以上のことを踏まえ、大和総研の志望動機を考えると、・価値観やスキルの異なるメンバーと一つの目標を実現したい・途上国の発展に貢献したい・相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたいといった志望動機が適していると考えられます。では、実際どのような志望動機を内定者は挙げているのでしょうか。見ていきましょう。大和総研のES通過者の志望動機解説これは実際の内定者のESです。設問は『「大和総研グループ」への志望動機を教えて下さい。』(300字)でした。お客様の為に最適なシステムやサービスを提案するSI業界を志望しています。塾講師のアルバイトを通じて、ニーズを叶える為に努力する事、チームで課題解決する事にやりがいを覚えました。貴社は、リサーチ・コンサルティング・システムを兼ね備えており、幅広いお客様の要望に対して、的確に応えられる事が強みだと感じています。その環境の下、ITとビジネスの最先端技術を学びたいと思います。また、インターンや説明会で出会った社員の方々から「人を大切にする文化」を感じる事ができ、是非自分もその中で働き成長したいと考えています。自分の強みである分析力を活かし、社会の潜在的なニーズに応えられる貴社の一員になりたいです。参考:【内定】エントリーシート(システムコース)お客様のために、最適なシステムやサービスを提案するためにSI業界に入りたいと言っていることから、「相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたい」といった志望動機に近しいものがあると思います。その根拠付けである塾講師の経験も、字数制限がありながらも課題解決に対する想いが書かれている点から説得力があると思います。ただ、面接で深掘りされると思うので、対策はしておいたほうが良いと思います。ITという大きな可能性を秘めるツールを用いて、企業の業績向上や日本経済の活性化に貢献していきたいと思い御社を志望します。これまで、私は日本の経済活性化には政策しか手段がないと思い、大学院で公共政策を専攻してきました。しかし、公共政策を学ぶほど実際の企業活動と政策との距離を感じ、経済活性化には政策ばかりではなく個々の企業の業績向上も重要になるのではないかと考えるようになりました。また、御社のインターンシップなどに参加し、雰囲気の良さはもちろん企業が活動するうえでITが不可欠な存在となっているということを学びました。このような経験から、御社ではITを通して価値ある提案をしていきたいと考えています。参考:【内定】エントリーシート(IT部門)この方は、「ITという大きな可能性を秘めるツールを用いて、企業の業績向上や日本経済の活性化に貢献していきたい」という志望動機を挙げています。これは、直接的に先程あげた志望動機には当てはまってはいませんが、ITを通して価値ある提案を行えることを行っていきたい、ということを述べていることから、「相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたい」という志望動機に近いと思います。また、経験として挙げられている公共政策のことは、自分で主体的に考え勉強を行ったが企業活動と政策の距離を感じ、インターンシップでITの重要性を感じ志望するというのは説得力があると思います。ただ、雰囲気の良さを大和総研の良さとして挙げていましたが、ややあいまいな同業比較となっていますので、どうして大和総研かという明確な理由があると良いでしょう。最後にいかがでしたでしょうか。今回は、大和総研の事業内容からどのような志望動機が適しているのかを考えていきました。価値観やスキルの異なるメンバーと一つの目標を実現したい、途上国の発展に貢献したい、相手のニーズを把握し自らの提案で解決する仕事がしたい、といった志望動機が適していることがわかりました。総研系のSIerは同じような事業内容が行っているため差別化を行いづらいかもしれませんが、インターンシップ、OB訪問をするなどして、他の企業との明確な差別化を行えるようになると思います。また、先ほど挙げたグループ会社向けの会社と、それ以外の会社を対象にした事業を行う会社との2つに分かれているのも特徴としてあげられると思うので、参考にしていただければと思います。photobyMartinThomas志望動機完全攻略記事一覧企業が志望動機を聞く意図・就活生がアピールすべきポイントESにおける志望動機の書き方面接で志望動機を適切に伝える方法インターンでの志望動機の伝え方業界別の志望動機の書き方職種別の志望動機の書き方志望動機の例文一覧(インターン)志望動機の例文一覧(本選考)
- 大和総研のインターン選考対策|ES・GD対策まで 17,496 views 大和総研グループのインターンシップES一覧はこちら大和総研グループ(以下大和総研)は、1989年に設立された国内総合シンクタンクです。大和総研の一つの特徴としては、主に大和証券グループ向けにリサーチ・コンサルティング・システム事業を行っている「大和総研」と、主に大和証券以外に向けたシステムを提供している「大和総研ビジネス・イノベーション」の2つで構成されている点です。大和総研は、「3つの分野で相互に連携し、アクションまで踏み込む」「国内外問わず、多様な分野に貢献する」ことを強みとしており、その独自性を活かして幅広い社会・業界・企業に貢献しています。近年では、ヤンゴン証券取引所のシステム構築や健康保険組合の業務支援に取り組むなど、社外でも積極的にサービス提供を行っています。今回は、unistyleに掲載されている20卒を始めとしたインターンレポートをもとにして、21卒学生向けに大和総研のインターンシップ内容及びその選考を突破するための方法について考察していきたいと思います。本記事のコンテンツ・大和総研のインターンシップ内容・インターンシップ選考内容・インターンシップES設問(システムコース)┗設問(1)┗設問(2)┗設問(3)┗設問(4)┗設問(5)┗設問(6)・インターンシップGD対策・最後に大和総研のインターンシップ内容システムコース1.オリエンテーションインターンシップのスケジュールとゴールを説明します。ITビジネス体感の前に、まずはグループワークを通じて、IT業界について、理解を深めます。2.ITビジネス体感ワーク「ITで未来を描け!」あるグローバルミッションに、プロジェクトチームで取り組みます。チームメンバーと協力しながら、顧客のニーズを的確にとらえ、IT戦略を策定してください。なお、本ワークでは、現場社員が、現場のリアルな視点で、みなさんの提案活動をサポートします。3.インターンシップ振り返りと社員との座談会・交流会参考:大和総研グループインターンシップ昨年度(2020年卒向け)の冬のインターンシップでは、2日間に渡って開催されていました。以下が詳しい内容を記載したレポートです。初日午前:会社説明。その中で、グループワークもあり、チーム内の親睦を深める意図を感じた。初日午後:ワーク開始。班それぞれでタイムマネジメントし、ワークを進めていく。ところどころ、先輩社員から進捗状況を確認され、うまく進んでいない班はどうするべきかを考えさせられ、タイムマネジメントをするように注意される。残業は禁止で、ワークの資料を家に持ち帰ることも禁止されていた。そのため、時間内でどれだけ生産性の高い業務を行えるかが非常に大事。2日目:初日の続き。初めに進捗状況を報告し、締め切りまでのめどを立てる。攻めのソリューションに関しては、時間をかけようと思えばいくらでもかけられるので、いい塩梅で妥協することも大切だと言われた。参考:大和総研インターンレポート(2020年卒)リサーチコース1.オリエンテーション・インターンシップのスケジュールとゴールの説明・業務の進め方、調査業務のためのツール等のレクチャー2.調査業務・与えられたテーマについて、情報収集、データ分析・調査結果のまとめ3.プレゼンテーション・調査結果の発表・社員からのフィードバック参考:大和総研グループインターンシップ以下のレポートは、一昨々年度(2018年卒向け)の冬に開催された5日間開催のインターンシップ内容です。5日間開催。一回の期間で5人×2回。実際に調査部があるグラントウキョウノースタワーのオフィスで一人ひとつデスクが割り振られ、そこで5日間調査レポート(パワーポイント)を作成する。テーマは自由。合間を縫って社員の方との座談会や部署の説明会がもうけられ、昼食は社員の方と食べる。初日オフィスに入って、各部署一人ずつ配属が発表される。そこでデスクを与えられ、最終日のプレゼンに向けてレポートのテーマ探し、プレゼンの骨子を作成する、2~4日目各々、一人で作業を進める。合間を縫って社員の方との座談会や、部署の説明会に参加する。コンサルティング部門の説明では、コンサルティング部門のある冬木本社に移動して説明を受けた。進度はチューターに確認してもらいつつ、最終プレゼンのスライドを仕上げる。5日目部長陣の前で最終プレゼン。プレゼン後に社員から質問を受ける参考:大和総研インターンレポート(2018年卒)大和総研のインターンシップ選考内容システムコースエントリーシート↓グループディスカッション(約1時間)リサーチコースエントリーシート↓1次面接:8/5(月)~8/9(金)↓2次面接:8/21(水)~8/23(金)大和総研のインターンシップES設問(システムコース)(1)専攻分野もしくは力を入れた学業分野について教えて下さい。(150文字以下)(2)学業以外で力を入れて取組んだことについて教えて下さい。(150文字以下)(3)趣味や得意なスポーツ、あなたの特技を教えて下さい。(150文字以下)(4)「ITビジネス体感!」に応募した理由を記載して下さい。(400文字以下)(5)あなたが今までにチームの一員として取り組んだ事例を挙げてください。その経験からチームで1つのことをやり遂げるためにもっとも必要だと思う要素とその理由について述べてください。(400文字以下)(6)あなたの周りにあるITサービスを1つ挙げ、あなたなりの工夫を加え、さらに社会やユーザにとって便利で有用となる提案をしてください。(400文字以下)大和総研のインターンESは、他のインターンESと比較して分量が多いことが一つの特徴です。設問内容は、(1)(2)で「学生時代頑張ったこと」、(3)で「自己PR」、(4)で「志望動機」が問われており、これらに関しては他社でも聞かれるメジャーなものです。もっとも、大和総研のインターンESで肝となるのは、(5)と(6)の設問でしょう。(5)では、あなた自身の「チームワーク」について問われています。シンクタンクは、チームを組んで仕事に取り組む機会が比較的多いため、このような内容が問われているものと考えられます。(6)では、ITへの理解や興味関心が問われているため、日頃からITに関するニュース感度を高く持っておく必要がありそうです。設問(1)専攻分野もしくは力を入れた学業分野について教えて下さい。(150文字以下)学業に関する学生時代頑張ったことに関する質問です。ゼミや研究室での研究内容について記述する方が多いかと思います。もし、所属していないという方がいるのであれば、特に興味関心を持って取り組んだ学業分野について記述しましょう。この設問に関しては、「」のフレームワークに沿った書き方が求められるというよりも、あなたの研究内容についての詳細な記述が求められます。理系から人気の企業ということもあり、あなたが研究室で何を専攻し、具体的にどのような研究を行っているのかを知る意図があります。参考:合格者の回答私が力を入れた学業分野は、経済学その中でも計量経済学です。大学では、計量経済学で得た知識を駆使し名古屋市での減税の効果を分析しました。大学院では、それらの知識の公共政策への活用方法を模索する傍ら、経済学研究科の授業などに参加することで、高度な計量経済学やファイナンス工学を学んでいます。参考:大和総研インターンエントリーシート設問(2)学業以外で力を入れて取組んだことについて教えて下さい。(150文字以下)こちらがいわゆる、学生時代頑張ったことに関する質問です。ここで記述する内容に関しては、部活やサークル・留学・課外活動(アルバイト、ビジコン等)が主かと思います。他のESとの差別化を図るためにも、ここではオリジナリティのあるエピソードを伝えることができればより良いかと思います。もっとも、何に力を入れたかそのエピソード自体の独自性は二の次で、まずは相手に論理的に伝えることを意識しましょう。ESに書けるような経験がないという方でも焦る必要はありません。「」や「」をご参照して頂ければ分かるかと思いますが、「就活のためのネタ」を作り上げる必要はなく、日常生活の中からあなたらしさを伝えることは十分に可能です。また、ESの書き方のポイントやフレームワークに関しては、以下の記事で解説をしているので参考にしてみてください。参考:合格者の回答大学祭実行委員会の協賛担当として過去最高数の協賛獲得に取り組んだ。例年、過去の協賛リストを基に協賛活動を行っていたが、これを見直し、信頼関係が構築しやすい地元企業に重点を置いた。これにより、相手方との地道な関係構築や相手の立場に立った提案ができ、120社という過去最高数の協賛を獲得できた。参考:大和総研インターンエントリーシート設問(3)趣味や得意なスポーツ、あなたの特技を教えて下さい。(150文字以下)この設問は自己PRに分類されます。この設問の意図は、趣味によってあなたを評価するというものではなく、あなたが普段どのようなことに興味を持っているのか、あなた自身のパーソナリティを問うことにあると考えられます。そのため、あなたが日頃打ち込んでいる趣味やその理由について、相手に興味を持ってもらえるような書き方を意識しましょう。企業は、この設問で、「学チカ」や「自己PR」のような就活用に作り上げた答えを聞きたいのではなく、あなたの素の部分を知りたがっています。背伸びせずに、素の自分を伝えることが良いでしょう。趣味として、「音楽鑑賞」や「映画鑑賞」など言ってしまえばベタなものを挙げる方も多いかと思いますが、他の学生と被ることが考えられます。それらを趣味として書くことが悪いというものでは全くありませんが、そのような他の学生と被るであろう趣味を書く場合には、どのようなジャンルを聴くのか、年間何本観るのか等、差別化を図る必要があるでしょう。参考:合格者の回答私の得意なスポーツは水泳です。3歳の頃から小学5年生の頃まで続けており、当時は選手育成コースに所属していました。毎日過酷な練習を強いられていたので小学生の頃から心身ともに鍛えられてきた自負があります。趣味は猫カフェをめぐることで、とてもかわいい一面を持っています。参考:大和総研インターンエントリーシート設問(4)「ITビジネス体感!」に応募した理由を記載して下さい。(400文字以下)インターンへの志望動機に関する質問です。基本的には、「」を参考に書き進めて頂ければいいかと思います。最も、今回は本選考ではなくインターンの志望動機であるため、その点を意識をしておく必要があります。そのため、業界比較や取り組みたい仕事、同業比較について詳細に書くのではなく、なぜシンクタンクに興味を持ったのか、それを自身の経験に基いて論理的に記述することが求められます。また、その後の就職活動にインターンの経験をどう活かしていきたいのかについても書くように心掛けましょう。そもそも、インターンは企業が学生に自社や業界について知ってもらい興味をもってもらいたいとの目的から開催されるものです。そのインターンの位置づけを理解した上で、説得的な志望動機を作成して下さい。参考:合格者の回答私が「ITビジネス体感!」に応募した理由は大きく分けて2つあります。まず一つ目は、第四次産業革命に対応するためにはITを活用する能力が必要不可欠であると感じており、IT技術の実際の利用について学びたいと考えたからです。「ITビジネス体感!」では、情報収集から提案書作成までの実践的な体験ができます。今後の自身の就職活動を進めるにあたって、仕事のイメージも得たいと思っています。次に二つ目は、お客様の問題・課題を分析し解決して助けていくという仕事に興味があるからです。これは東進衛星予備校にて塾講師のアルバイトをしていて感じたもので、生徒の悩みを聞いて原因の分析、解決策の提案をして、成功したときの一緒に喜んだ時の嬉しさが忘れられないからです。貴社のインターンシップに参加し、たくさんの社員さんのお話を伺うことで、日々のお客様や仕事に対する思いや考え方を学ばせていただきたいと考えています。参考:大和総研インターンエントリーシート「お客様の問題・課題を分析し解決して助けていく」という大和総研の仕事に興味をもった理由として、「塾講師のアルバイト」という自身の経験を挙げているの点は評価を得やすいポイントでしょう。設問(5)あなたが今までにチームの一員として取り組んだ事例を挙げてください。その経験からチームで1つのことをやり遂げるためにもっとも必要だと思う要素とその理由について述べてください。(400文字以下)ここでは、集団・組織であなたがどういう役割を果たしているのか、そしてあなた自身が集団行動において何が重要だと考えているのかについて問われています。社会で働いていく上で必須である「チームワーク」ですが、シンクタンクである大和総研がこの点を重要視していることがこの設問から垣間見えます。この設問については、上記(1)(2)の学生時代頑張ったことで述べたことについて、より詳しく述べれば良いかと思います。もちろん、それ以外について書いても良いですが、(1)(2)の150字という文字制限では伝えきることができなかった点について、記述する方がより説得力のあるESになるかと思います。もっとも、上記(1)(2)で述べたことの重複にならないようにその点には注意して下さい。参考:合格者の回答大学祭実行委員会の協賛担当として過去最高数の協賛獲得に向け10人のチームを率いて活動した。チームを率いていく中で、問題となったのが仕事量の偏りだ。それぞれが学部やサークルが異なる中で、全員の仕事量を同じにすることは不可能だった。そこで、私は週に一回ミーティングを開きお互いの進捗状況や近況報告を行い、チーム内での意思疎通を図った。忙しくて協賛依頼に出向けないメンバーには自宅でできる事務作業を担当してもらう等、一人ひとりに何ができるかをチームとして共有するよう心がけた。その結果、各々が自分にできることを最大限取り組むようになった。それが結果的に過去最高数の120社の協賛獲得に繋がったと考えている。この経験から、メンバー間のコミュニケーションが最も重要だと感じた。お互いの価値観や意見を共有し、相手を理解することが、チームへの理解となりチームの一員として何ができるのかを考えることにつながるからだ。参考:大和総研インターンエントリーシート設問(2)で触れたエピソードについて、こちらの設問でさらに詳しく説明しています。「仕事量の偏り」という問題に対して、「週に一回ミーティング」をすることで「各々が自分にできることを最大限取り組む」ことができるようになり、「120社の協賛獲得」という結果を出すことに成功しています。また、チームの規模や成果に対して具体的な数字を用いているため、客観性も含まれており、読み手がイメージしやすい回答となっています。設問(6)あなたの周りにあるITサービスを1つ挙げ、あなたなりの工夫を加え、さらに社会やユーザにとって便利で有用となる提案をしてください。(400文字以下)ここでは、あなたのITに関する感度と日常的な問題意識が問われています。この設問の意図は、「ITに対する興味関心」と「現状サービスを活用し課題を解決する能力」の2つを見極める点にあります。ITに関して知識不足という方は、大和総研のHPは当然ながら、インターネットで最近話題となっているITサービスについて調べてみましょう。もっとも、大事なのはそのITサービスが何かというよりも、それをどう活用するかということです。つまり、企業はこの設問を通して、あなた自身の「課題解決力」や「アイデア力」、「社会への問題意識」を知りたいと考えています。そのため、ここでは論理性を意識しつつ、上記のような能力が伝わるような書き方を心掛けましょう。参考:合格者の回答爆発的に増加し続けているスマートフォン利用者数に注目し、スマートフォンを活用したキャッシュレス決済の実現ができればよいと考えます。現在、我が国におけるクレジットカード利用率は16.7%と言われており、他の先進国に比べると非常に低い数値です。その理由としては、「購入時には代金を支払わないため、金銭感覚が狂う」、「個人情報漏洩などのセキュリティ面が不安」といったものが挙げられます。まず、金銭感覚が狂うことについては、スマートフォンのアプリでクレジットカード利用履歴、銀行口座残高の確認等、家計簿のようなものを付けられるようにすれば対策できます。次に、セキュリティ面についてはブロックチェーンの技術を活用し情報の流出・改竄を防ぐことができます。以上のような技術を確立し、スマートフォン一つであらゆる買い物を可能にすることができれば、快適なキャッシュレスソリューションが実現すると考えます。参考:大和総研インターンエントリーシートこのESは、提案の内容自体は既存のサービスと同じかほぼ変わらないものとなっており案の独自性には欠けますが、データを引用したり生じるであろうリスクについて対策を講じたりすることで、論理的かつ説得的な内容となっています。提案の内容自体が他と同じであったとしてもそれ以外の部分で差をつけることは十分に可能です。また、「」の記事もご参照ください。この記事では、ポイントとして(1)自分の経験や得意分野に結びつけた提案であるか(2)会社の得意分野に結びつけた提案であるか(3)世の中の流れをうまく捉えた提案であるかの3つを挙げています。今回も同様にこの3点を意識して記述しましょう。設問に「あなたの身の周りのサービス」とあることから、(1)のあなた自身が不便に感じた点や改善の余地があると考えた点を交えながら書くことができれば良いかと思います。また、大和総研のESであるため、企業理解をアピールする意味からも(2)大和総研の事業に絡めた内容を選ぶのが望ましいでしょう。もっとも、上記インターン合格者ESのように大和総研の事業内容に直接結びつくものでないとしても、(3)世の中の流れを捉えたものであれば問題ないかと思います。大和総研のようなSIerの業務は、普段私達が生活していて接する機会がほとんど無いため、事業内容と結びつけることはなかなか難しいかと思います。大和総研のインターンシップGD対策社員一人、学生7人初め、志望動機と合わせて3分で自己紹介してくださいと言われたので、準備しておくべき。また、グループワークの様子を面接官があんまり見ている印象がなかったので、もしかしたら、初めの自己紹介などが見られているかもしれないと思った。参考:大和総研インターンレポート(2020年卒)大和総研のインターングループディスカッションでは、本議論の前に自己紹介が課されます。1人3分間の自己紹介についても、評価の対象となっている可能性が非常に高いです。もっとも、あくまで「自己紹介」であるため、面接での「3分間で自己PRして下さい。」等の質問とは違うということは、意識しておきましょう。他のメンバーの自己紹介も相槌を打つなどしっかりと聞いて、GDが良い雰囲気で行えるような場を皆で作り上げる意識が重要です。GDの内容自体は難しいものではありません。それだけに、案をどこまで詰めることができるかがチームとして1つのポイントとなりそうです。参考:→グループディスカッションで見られているところやポイントを提示します。最後に大和総研のインターンは、その選考難易度から他シンクタンクのインターンと比べ参加しやすいインターンであるといえます。大和総研を志望している方はもちろん、シンクタンク業界に興味がある方は参加すべきインターンといえるでしょう。シンクタンクと一括りにいっても、それぞれの業務内容や強みは大きく異なります。インターンを通して、本選考前に業界研究・企業研究を深めましょう。大和総研の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから【関連記事】・・・・・・