アステラス製薬関連のテクニック
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- 【アステラス製薬のES対策】求める人材を理解して採用レベルの志望動機・ガクチカへ 23,341 views アステラス製薬の本選考ES一覧はこちら病気の治療や予防は景気などといった社会情勢の良し悪しに関係なく生きていくうえで不可欠なものです。その機会を提供している現代医療において、製薬が重要な役割を果たしていることは言うまでもありません。今回はそんな製薬業界からアステラス製薬について扱います。同業界は景気に左右されにくいという安定性だけでなく、高齢化という社会的背景や、人々の健康に直接的に携わることができるという社会貢献性から、薬学について全く学んだことのない文系学生でも魅力的に感じているという人は多いのではないでしょうか。今回は、」も参考にしつつ、アステラス製薬のESと採用HPから、アステラス製薬の求める人材について考察していきたいと思います。アステラス製薬の求める人材とはMRとして、病院や地域の薬局などを巡って情報をつなぐことを主な業務内容としていますが、やりがいと同時に難しさも日々実感しています。ドクターたちは、抱える悩みを自発的に伝えてくださるわけではありません。ニーズをいち早く引き出していくためには、強い信頼関係を築くこと、そして製品や疾患などに対する幅広い知識が求められます。引用:インタビュー(MR)合成技術研究所には有機合成化学、化学工学、環境工学、安全工学のバックグラウンドを持った研究員が所属し、異なる視点でのディスカッションから新しいアイデアが生まれることが多くあります。さらに原薬の分析法開発を行っている物性研究所、原薬の製造を担っているアステラスファーマテックが同じサイト内にあることで、垣根を越えたコミュニケーションも可能です。多様な視点や意見を受け入れて密なコンタクトをとりながら、くすりの安定供給という目標に向かって社員一丸となって取り組んでいます。引用:インタビュー(技術本部)MR職では、医療従事者を訪問し、医薬品の品質、有効性、安全性などに関する情報の提供、収集、伝達を通して、医師の悩みを解決していくことが主な業務となります。1つ目の社員の話で「ニーズをいち早く引き出していくためには、強い信頼関係を築くこと」とあることからもわかるように、あらゆる医療従事者との信頼関係の構築、及び自社製品や医療の知識を前提とした適切な働きかけにより、相手のニーズをこちら側から主体的に引き出す能力が要求されているようです。さらに、扱っている商材が、製薬という人の命に直接関わるものであることからも、よりいっそうの信頼関係の構築が重要ということが言えるのではないでしょうか。以上の点から、「」のうち、「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」人材が求められていると導くことができます。さらに、一つの製品を創り出すのに莫大な予算と期間をかける必要がある製薬業界では、多様なバックグラウンドをもった関係者が多く携わっており、それらの間できちんとした協調をとりながら仕事に取り組むことが重要となります。2つ目の社員の「垣根を越えたコミュニケーション」・「多様な視点や意見を受け入れて密なコンタクトをとりながら」といった記述からもこのことを読みとることができます。この点は、技術職だけでなくMR職でも共通する点が多いので、文系の方の働き方としても応用が可能な内容といえるでしょう。以上から、先ほどの5つの強みのうち、「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」資質をもった人材もアステラス製薬は同時に求めているといえるでしょう。アステラス製薬のES設問(1)あなたが『明日を変えた経験』について教えてください。それはどのような経験で、どのような目標を設定し、どのような成果を上げることができましたか。(400字以内)(2)(1)の目標達成のために具体的にどのような行動を起こしましたか。(400字以内)(3)上記の経験により、あなたの明日はどのように変わりましたか。(400字以内)(4)あなたは、どのようなMRになりたいですか?一言で表してください(50字以内)(5)その姿を実現させるフィールドが、アステラス製薬でなければならない理由は何ですか?(400字以内)設問(1)「あなたが『明日を変えた経験』について教えてください。それはどのような経験で、どのような目標を設定し、どのような成果を上げることができましたか。」について(1)〜(3)は一貫した質問となっており、全て学生時代頑張ったことについて尋ねられています。学生時代頑張ったことは、その経験から導かれる自身の強みと、志望企業の求める資質が合致しているかどうかが重要となります。今回は『明日を変えた経験』というテーマの指定がありますので、集団の中で自身の働きかけにより、その組織全体に何らの変革をもたらした経験について述べるのが適切なアプローチとなると考えられます。その経験の中で、異なる価値観の人との協力、及び信頼関係構築力についても触れることができると、求める人材と合致し評価されるESとなります。(1)ではその経験での「経験の内容」・「目標」・「成果」について尋ねられていますので、『』のうち、「①結論→②動機→③目標と困難→④取り組みと結果」まで言及するといいでしょう。以下の動画でも学生時代頑張ったことの書き方やフレームワークを解説しているので、参考にしてみてください。なお、「目標と困難」を設定するうえでは、それが単なるマイナスからゼロになっただけというレベルの低い内容だとなかなか評価されません。読み手にとっても共感してもらえるような困難であるか、それを乗り越えたことは企業でどう活かすことができるまで記述できると評価される内容となりますので、是非その点も意識してみてください。参考:→目標と困難の評価ポイントを抑えた内定者解答例を提示します。設問(2)「(1)の目標達成のために具体的にどのような行動を起こしましたか。」について(1)の内容を受けてその行動について具体的に尋ねられています。上記フレームワークでは④に該当します。(1)で書いた事項を補完する内容とするうえで、読み手側がその取り組みをより明確にイメージできるよう、人数や回数など具体的な数値について触れてみるのも有効的なテクニックの一つです。設問(3)「上記の経験により、あなたの明日はどのように変わりましたか。」について(1)(2)で述べた取り組みの成果について尋ねられている設問です。フレームワークに沿って、その結果を導いた経験をアステラス製薬でどう活かすことができるかにまで言及したいところです。その学びは、先述の通りアステラス製薬が異なるバックグランドをもった関係者と協力して成果をあげることができる人材を求めていることから、「結果を出すうえでは日々の積み重ねが重要である」といった個人としての学びではなく、組織としての学びである方が評価が高いということが考えられますので、回答した内容が組織で活かせる方法論であるかどうかも確認してみてください。参考:→「学び」を述べた具体的解答例とその評価基準について提示します。設問(4)「あなたは、どのようなMRになりたいですか?一言で表してください」についてここからは志望動機についての設問となります。志望動機は成し遂げたいことが志望企業と合致しているかどうか、その内容が自身の経験に裏付けされたものであるかが重要となります。今回は字数が50字と少なく指定されていますので、成し遂げたいことが一言で伝わるよう端的に述べることが必要となります。基本的な志望動機の書き方を確認したいという方は下記の動画も参考にしてもらえればと思います。志望動機の書き方のポイントが端的にまとめられているので、動画でサッと確認したいと思っている方にオススメです。設問(5)「その姿を実現させるフィールドが、アステラス製薬でなければならない理由は何ですか?」について志望動機についての設問の一つであり、「」では⑥同業比較に該当します。「同業の中でもなぜその会社か?」という質問は以下の記事の通り特別なポジション・社風や企業理念・働いている人の3つのアプローチから述べるのが有効です。参考:→他者との差別化を述べる際のアプローチ法を提示します。最後に今までに薬を一度も飲んだことがないという人はいないでしょう。しかし一方で、消費者目線ではなく、薬の提供者側として将来企業で活躍することについてなかなかイメージが湧かないという就活生も多いのではないでしょうか。是非、製薬業界のような文系学生にとって一見関係なさそうな業界についても、他のunistyleの記事も参考にしつつ積極的にチャレンジしてみてください。アステラス製薬の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
- アステラス製薬 インターンシップ|選考内容と解説付き合格者ES 22,946 views アステラス製薬のインターンES一覧はこちらアステラス製薬は2005年に山之内製薬と藤沢薬品工業が合併して誕生した医療用医薬品を中核事業とする製薬メーカーで、2015年度において医薬品売上高は武田薬品工業に次ぐ国内2位にランクインしており、世界では17位に位置しています。本日はそのようなアステラス製薬のMR職のインターンの概要から選考突破方法まで紹介したいと思います。【本記事のコンテンツ】・アステラス製薬のインターン内容について・アステラス製薬のインターン選考内容・アステラス製薬のインターンES対策└【参考】インターン合格者のES・アステラス製薬のグループディスカッション対策・最後にアステラス製薬のインターン内容についてアステラス製薬でのインターンはMR職の仕事を体感するプログラムで、一週間程度の長さだったようです。MR職とは簡単に言うと医薬品が正しく安全に使用されるよう、医師や薬剤師に医薬品に関する情報を正しく伝える仕事のことです。過去の参加者によれば、インターンではMR職に対する知見を深める講義やワークを行い、その後実際のMRの方に同行し仕事の現場に同席するなど臨場感のある体験ができたとのことです。最終日にはそれらを踏まえてMRとしての戦略立案を行うグループワークがあり、最後に懇親会が開催され締めくくられたようです。また、自己分析を行うワークや適性検査の結果のフィードバックなども行われるようで、就活生にとって非常に有意義なインターンなのではないかと思います。インターン参加者の一部は早期選考を受けられる可能性があるようです。参考記事でアステラス製薬のインターンレポートを掲載していますので、実際のインターンの雰囲気をよりイメージしたい方は是非参考にしてみてください。参考:「アステラス製薬インターンレポート(1)」参考:「アステラス製薬インターンレポート(2)」アステラス製薬のインターン選考内容アステラス製薬のインターンはエントリーシート、webテスト、グループディスカッションで行われ、面接は行われません。ES提出(ESについての合否はなく、ES提出の時点でウェブテストの連絡)→ウェブテスト受験(受験可能期間が約10日間、期間終了翌日に合否連絡)→グループディスカッション(参加から約3日で合否連絡)→インターンシップ参加参考:アステラス製薬インターンレポート(2)」アステラス製薬のインターンES対策以下では、アステラス製薬のインターンESで書くべき内容について考察していきます。設問は志望動機のみであり、非常にオーソドックスな内容になっています。設問アステラス製薬のインターンシップを志望する理由についてご記入ください。(400字まで)志望動機の書き方に関しては、以下のリンク先にある「内定レベルの志望動機が10分で書けるフレームワーク」を参照にすればスッキリ書けると思います。ただ、インターンの段階ということもあり、「なぜ製薬業界の中でもアステラス製薬なのか」という部分に関しては深く追及しなくてもよいでしょう。今回は「①自分が将来成し遂げたいこと、あるいは自分なりの企業選びの軸」「②その成し遂げたいことや企業選びの軸が形成されたきっかけとなる出来事」「③その成し遂げたいことや企業選びの軸が製薬業界、中でもMR職と合致しているか」を盛り込むように注意すればよいと考えられます。志望動機のフレームワークを含む志望動機の意図や書き方については、参考記事で非常にわかりやすく説明しています。内定者の回答例も同時に載せていますので是非参考にしてみてください。参考:なお、MR職は他の営業職と若干業務内容が異なることに注意しましょう。医療機関や薬局と価格交渉を行うのは、卸売業者のMS(MarketingSpecialist=医薬品卸売業の営業担当者)が担当することになっています。そうすることによってMRは本来の情報提供・収集・伝達活動に専念することができるような仕組みになっています。つまりMRは医薬品の納品・代金回収を行いません。引用:「アステラス製薬MR職の仕事」前述したように、MR職とは、医者や薬剤師などの医療関係者に対して、医薬品が安全かつ適正に使われるよう薬の品質や有効性、安全性を伝え、その薬が実際に患者に処方された後に報告される有効性や安全情報なども随時医療関係者に伝えてく仕事です。他の営業職とは違って価格交渉を行わず、医療関係者に対して薬の情報を伝えていくことに専念します。「自分は交渉力に自信があるからMR職」といったピントのはずれた内容を記述しないよう注意しましょう。【参考】インターン合格者のES理由は2点あり「魅力的な人間に近づく最も最善な手段が営業だと感じたこと」と「MRの業務内容に興味を抱いたこと」である。前者を感じた理由は営業マンが魅力的であること、自身の営業経験の2つからなる。私が今まで見てきた中で営業の人間が最も魅力的に見え、また自身が居酒屋の呼込みの営業を行っていた時も高いエネルギーをもって毎日を過ごせていた。これらのことから最善だと考えている。後者では私は元々病気になりやすく薬を使うことが多かったが、常に本当に効くのだろうかと疑うことが多かった。そのためこのMRの業務内容である薬を知る、という点において強く興味を持った。仕事一つ一つがやりがいに繋がることは将来働く上で非常に重要な点であると考えている。これら2点のことから私は貴社のインターンシップを希望する。アステラス製薬のグループディスカッション対策アステラス製薬のグループディスカッションは学生8~12名程度の大人数で行われるようです。大人数であるため、周囲の意見を尊重しつつも周りに流されず自らの意見をしっかり述べるようにしましょう。過去のインターン参加者は、グループディスカッションにおいて「自分の意見を積極的に発信しながら、柔軟に意見を変える」ことや「根拠を元に自身の論理の正当性をアピールできるかどうか」といったことが重要視されていたと語っているので、これらの点に留意するとよいでしょう。過去のグループディスカッションの内容についても以下の記事で紹介しています。グループディスカッション選考の雰囲気をつかみたい方は是非参考にしてみてください。参考:「アステラス製薬インターンレポート(1)」参考:「アステラス製薬インターンレポート(2)」また、グループディスカッションではハキハキと話す、周囲の意見をよく聞く、相槌を打つなどマナー面ももちろん重要ですが、何よりも「お題に対して自分一人で結論を導く力」が必要です。自分で結論に至るまでの考えや意見を持つことができないと周囲の人に頼り切るしかなくなり、評価されなくなってしまいます。それでは、「お題に対して自分一人で結論を導く力」をつけるにはどうすればよいのでしょうか。過去の記事でも触れていますが、コンサルで課されるケース問題とグループディスカッションのお題は似ているものが多いため、ケース問題対策をすることがグループディスカッション対策につながります。ケース問題対策として以下の本を使用すればよいでしょう。東大生が書いた問題を解く力を鍛えるケース問題ノート50の厳選フレームワークで、どんな難問もスッキリ「地図化」参考:最後にいかがだったでしょうか。アステラス製薬のインターンはMR職への理解を深めることはもちろん、自己分析にも非常に有効な内容であると思います。アステラス製薬のインターン選考は書類とGDのみであり、ESの設問も一題のみととっかかりやすく、インターン参加者は優遇される可能性もあるので、ぜひチャレンジしてみてください。アステラス製薬の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらからphotobyMartinThomas